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THE CASTELLS『BEST OF CASTELLS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2010年にリリースされた彼らのベストアルバムである。彼らは'60年代初頭に2曲のヒット曲(全米20位、21位を記録した。)を放ったことで知られる男性4人組のボーカル・グループである。しかし、それ以後はこれというヒット曲を生んでいないことで、'60'sポップスの創世記に活躍し、後に影響を与えたグループというポジションで知られるようになっている。本ベスト盤は、それほど多くない彼らのベスト盤の一つであるということで、実に貴重なものである。

収録曲は以下の全18曲である。『So This Is Love』『Sacred』『Little Sad Eyes』『I Get Dreamy』『Oh! What It Seemed To Be』『Dancing In The Dark』『Make Believe Wedding』『Some Enchanted Evening』『On The Street Of Tears』『Initials』『My Miracle』『Romeo』『Stand There Mountain』『Vision Of You』『Clown Prince』『Stiki De Boom Boom』『What Do Little Girls Dream Of』『I Do』。

彼らの代表曲の『Sacred』(1961年のヒット曲)と『So This Is Love』(1962年のヒット曲)を中心にしていて、それらを頭に持ってきているので、聴き始めると親しみやすい構成と言うことが出来る。

お薦め曲としては、代表曲の『Sacred』と『So This Is Love』、それ以外からは『I Get Dreamy』『My Miracle』『Romeo』『Vision Of You』『What Do Little Girls Dream Of』という所をピックアップしておく。(ずば抜けた曲は無いが、いずれもが小粒であるものの秀曲ばかりである。)

彼らはそれほど多くのヒット曲が無いだけに、ベスト盤としてリリースするのであれば、年代順に収録するというような「資料性」としての付加価値があるような構成にして貰いたかったと思う所であるが、ベスト盤自体も殆ど無く、'60'sポップスのオムニバス・アルバムに代表曲が収録されている程度であったことを考えると、実に貴重なリリースということになる。

'60'sポップスのコアなファンの方、及び、当時、リアルタイムで彼らのサウンドに接したことがあるという方は、是非ともお手元にというベスト盤である。

 

Best of Castells

Best of Castells

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: K-Tel
  • 発売日: 2010/03/02
  • メディア: CD


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「CITY BENEATH THE SEA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1971年のアメリカ映画「海底都市」である。日本での劇場公開は1971年8月であった。TVムービーとして製作されたSF作品である。21世紀中頃(製作当時としては約80年後の未来という設定である。)を舞台にしたスリルとサスペンスに満ちた作品である。

作品データを記しておくと、時間は92分、原案、製作、監督はアーウィン・アレン、脚本はジョン・メレディス・ルーカス、撮影はケネス・ピーチ、音楽はリチャード・ラサールである。そして出演は、スチュアート・ホイットマン、ロバート・ワグナー、ローズマリー・フォーサイス、ロバート・コルバート、バー・デベニング、スサナ・ミランダ、リチャード・ベースハート、ジェームズ・ダーレン、シュガー・レイ・ロビンソン、たちである。

2051年、人類は海底に都市を築いていた。海底都市・パシフィカの創設者であって、若くして司令官の地位を退いたマイケル・マシューズは、大統領の要請によって再び海底都市に赴くことになる。今度の任務は、合衆国の金の貯蔵地であるフォート・ノックスが頻繁に発生する地震で破壊の危機があるため、貯蔵されている強力エネルギー源H-128を海底都市に集め、その爆発防止用の金の貯蔵庫を建造するというものであった。彼は悩みがあったが、その任務を受けて海底都市に赴任した。しかし、海底都市の人々は、共同創設者のビル・ホームズの死をマシューズのせいと信じていて、彼を迎えたウッディ・パターソン司令官を筆頭に、科学者たち、ビルの未亡人・ライアたちの態度は冷たく、敵意も見せていた。ただ、アギラ博士、秘書のエレナ、弟のブレット・マシューズの3人だけは暖かく迎えてくれた。そして、仕事に取り組むマシューズに、ブレットは協力的に貯蔵庫の建造に当たる。しかし、ブレットはある計画を練っていた。それは、密かに移送されてくる金を強奪することだった。順調に建設は進むが、ある日、彼は大統領から秘密会議に出席せよとの通達が入り、秘密会議に出向いた。会議で語られたのは、地球の300 万倍の重力を持つ小惑星が地球に接近中であって、7時間後には地球に衝突する、ということだった。パシフィカに戻り避難命令を出すマシューズ。そんな所にビルの父・ホームズ教授がやってきて、ビルの死に関してマシューズが無関係である証拠を見つけたと伝えた。で、ライアもマシューズたちと共に海底都市に残ることを決めた。そんな中、何気なくライアが口にした言葉にヒントを得たマシューズは、小惑星のコースを変えるために都市防衛用ミサイル・バルカンを発射させることを考えた。一方、ブレットは、この騒ぎに紛れて貯蔵庫にある金とH-128を盗む計画を実行しようとする。また、小惑星の軌道を再計算すると、衝突時間が1時間早まったという結論が出る。で、マシューズは直ちにミサイルを発射した。その頃、アギラ博士は、ブレットが潜水艦に金を積んでいるのを発見した。マシューズに連絡し、マシューズは通風管から貯蔵庫に忍び込み、激しい格闘の末にブレットを倒して金の強奪を防いだ。一方、ミサイルは順調に目標に向かっていき、命中した。これによって小惑星は軌道を変え、地球に激突する危機は回避され、海底都市は救われた。

アイデア的には面白いのだが、本作は元々はTVムービーだったということもあって、限られた予算の中では何かと苦しい所が多く、それが何かと見えているのが残念なところである。また、物語の展開からすると、海底都市だけで無く、地球の危機を救っているのだから、物語の舞台を海底都市にする必要性もない。(そうすることで、他の所にお金を回すことが出来るようになって、SF作品としてのクオリティが上がったでしょう...)

まあ、'70'sのTVムービーという範疇では頑張っていて、TVシリーズのSF作品から引っ張ってきているものが色々と登場しているということで、そういう所を楽しむと言うことで宜しいかと...

 

↓DVDは輸入版(リージョンコード「1」)です。

City Beneath the Sea [DVD] [Import]

City Beneath the Sea [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD

海底都市 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS

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CAROL DOUGLAS『DOCTOR'S ORDERS: BEST OF CAROL DOUGLAS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1995年にリリースされた彼女のベスト・アルバムである。彼女は'70'sの世界的なディスコ・サウンドのブームの前にディスコ・サウンドを奏でたことで知られていて、'70'sディスコ・ブームの立役者の一人として知られているシンガーである。1974年に最初のヒット曲を生んでから、ディスコ・ブームがやってくるまでの'70's中盤から後半にいくつかのヒット曲を放ち、ディスコ・ブームに火が付いた1978年にはグラミー賞へのノミネートもされている。本アルバムはそんな彼女のヒット曲を中心に集めている。

収録曲は以下の全16曲である。『Midnight Love Affair』『In The Morning』『Lie To Me』『Fell In Love For The First Time Today』『Burnin'』『Night Fever』『Doctor's Orders』『Baby Don't Let This Good Love Die』『A Hurricane Is Coming Tonite』『Dancing Queen』『I Want To Stay With You』『Full Bloom』『Who, What, When, Where, Why』『I Got The Answer』『My Simple Heart』『You're Not So Hot』。

この中では、彼女の代表曲であって、最初のヒット曲である『Doctor's Orders』と、グラミー賞にノミネートされた曲の『Burnin'』が、他の曲よりも格が違うという所を感じさせている。また、『My Simple Heart』と『You're Not So Hot』はディスコ・ブームも終わった後の'80'sになってからの曲('81年と'82年の曲であるが、Billboardのクラブ・チャートにランクインしている所は、流石である。)も収録されている所がポイントでもある。

彼女は、ディスコ・ブームを呼び寄せてディスコ・ブームの礎を築いたのは事実であるが、ディスコ・サウンドの全盛期にはそのブームに乗ってのビッグ・ヒットが生まれていないこともあって、以外と知られていない所がある。が、だからといって彼女の功績が過小評価されている所は残念でならない。彼女のような存在のシンガーは他にもいるが、もう少し評価されてもと思うシンガーの一人である。

ベスト盤は収録曲数も多く、たっぷりと彼女の歌を聴いて、'70'sの雰囲気で身体を動かしてみるというのも時には宜しいかと...

 

Doctor's Orders: Best of

Doctor's Orders: Best of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hot Productions
  • 発売日: 1995/02/01
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛6話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第6話の「ステージママ・ダブルブッキング殺人事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、サブタイトルにある言葉から「ステージママ」について、「ダブルブッキング」について、3度目のダブル・ブッキングの場所だった「網走」について、「石垣島」について記します。尚、「ステージママ」と「ダブルブッキング」は「・6話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/2/9、12、14付(2/14付けは2つあります。)です。

ステージママ」:タレントのわが子につきあって、色々と世話を焼くマネージャー役を務める母親のことを言う。尚、ここで言うタレントは、主に子役として活動する者(一般的には義務教育課程にある中学生以下)を指すのだが、この物語のように、成人しているタレントの母親という場合もありである。(タレントの母親ということで条件は満たしている。)

英語の「Stage」と「Mama」という単語の組み合わせであるが、これは和製英語であって、英語では通じない。

どの国に於いても、我が子に対して大事に世話をするということは一般的であるのだが、芸能活動のマネージメントにのみ関わっている間ならともかく、仕事に関してまで口を出すようになると、何かと問題となることが多くなり、嫌われる存在にもなる。→要は、適度な範囲で接するのが一番であるが、我が子ということで、見えなくなっちゃうのでしょうね...

英語では「Stage-Mother」、ドイツ語では「Bühnenmutter」、フランス語では「Mère d'étape」、イタリア語では「Madre di Palcoscenico」、スペイン語では「Madre de la Fase」、ポルトガル語では「Fase-Mãe」、中国語では「舞台媽媽」と言う。

ダブルブッキング」:日本語に訳すと「過剰予約」ということになり、用意できる最大数を超えて予約を受け付けることを言う。例えば、指定座席やホテルの部屋などの予約を二重に受けることをいう。また、「Overbooking」と言うこともある。(この場合は予約を定員以上に受ける、という意味が強くなる。→例えば、定員100人のところを150人の予約を受け付けた、等。)

これが日常的に起こるのは、交通関係の座席予約であって、航空業界ではしばしばこれが起こって問題になる場合がある。(航空機の場合は定員以上に乗客を乗せることは出来ない。)が、座席数の上限数までの予約としていたら、何らかの理由で出発までに現れない乗客や出発直前にキャンセルする利用客がいるものであり、空席とするのなら、多少の過剰予約をしておいて客を乗せた方が利益が出る、ということになるので、キャンセルが無く、予約者が全員現れたら、過剰予約になると言うことが日常的になっている。(過剰分をどれだけに抑えるのかという所が重要で、1人や2人であれば、たいていは問題とならないですが...)

そこから転じて、この物語の様に、仕事のスケジュールとして、同じ時間帯に複数の仕事の予定を入れることも言うようになった。(これも、1つの仕事しか出来ない所に2つ以上の仕事の予約が入るので、「過剰予約」ということになる。)

いずれにしても、これはマネージメント能力がしっかりしていれば生じないことであるので、これが問題になる場合は、自己のマネージメント能力が無いということを表しているだけである。(マネージャーが一括管理していても、マネージャーの能力が無いことだけでなく、そういう無能マネージャーを使っていることから、本人の管理責任も問われることになる。)

また、この物語の元ネタのダブルブッキングは、和泉元彌である。2001年のNHK大河ドラマ「北条時宗」(この作品には、子役時代のお姉ちゃま(黒川芽以さん)も出演していました。)に主演して人気が出たことで、狂言公演の依頼が急増するようになった。この時、マネージメントに問題があったことから、ダブルブッキングが多発することになり、ドタキャンが相次ぐようになった。で、マスコミ(マスゴミとも言う)が騒いだ騒動であった。

英語では「Double-Booking」、ドイツ語では「Doppelte-Buchung」、フランス語では「Réservation de Double」、イタリア語では「Prenotazione di Sosia」、スペイン語では「Registro-Doble」、ポルトガル語では「Dobrar-Reservando」、中国語では「過剩預約」または「双預約」と言う。

網走」:北海道オホーツク総合振興局(2010年4月に網走支庁を改編して誕生した。)管内にある市であって、振興局所在地である。(同総合振興局内の人口は北見市の方が上である。)人口は約3万9000人である。(ピーク時から減少中である。)

オホーツク海沿岸の重要都市であって、オホーツク海漁業の拠点となっている。また、観光資源も豊かで、網走刑務所、小清水原生花園、流氷館、最寄貝塚、網走国定公園などは有名な観光スポットとなっている。

北海道でも東北部のオホーツク海沿岸の都市であるため、日本の中でもかなり東・北に位置している。(最北端は稚内市、最東端は根室市である。)近くの空港としては女満別空港、鉄道は石北本線と釧網本線の網走駅(複数の鉄道路線が乗り入れている乗り換え駅では日本最北の駅と言うことになる。ちなみに、どちらの線も終着駅である。)である。また、日本の鉄道駅をローマ字表記した場合、トップに来る駅である。(JRの駅を五十音順に並べると兵庫県の「相生(あいおい)駅」が先頭となる。)→何かと観光に繋がる要素の多い地方都市であって、観光産業も重要な産業の一つになっている。

石垣島」:沖縄県の南西部、八重山諸島にある島であって、沖縄県石垣市に属している島である。面積は約222平方キロで、沖縄県内では沖縄本島、西表島に次いで3番目に広い島である。(日本全体では21番目に大きい面積の島である。)

石垣市は八重山諸島の政治、経済、教育、交通など、全ての点で中心となる都市である。(以前は八重山支庁が設置されていた。)石垣島全部と尖閣諸島から成る。(但し、尖閣諸島は無人島であるため、実質的には「石垣島=石垣市」という状況である。)人口は約4万7000人である。また。珍しいのは、石垣市内に竹富町の町役場がある。(竹富町は石垣市と隣接する町であるが、石垣島は竹富町に属さず、異なる複数の島から成っている町である。)更に、日本では最西端、かつ最南端に位置する市である。(町、村まで含めると、最南端は東京都小笠原村、最西端は沖縄県八重山郡与那国町となる。)地理的な距離では、沖縄本島よりも台湾の方が近い。

サトウキビ、杯ナップ目の栽培が行われていて、それらの農産物、また、海洋レジャーを中心とした観光産業が盛んである。

それにしても、この物語でのダブルブッキングが、日本の東端/北端に近い網走市と、南端かつ西端の石垣市というのは、余りにも離れていますね。こんなに遠い場所であれば、日帰りと言うことはまずあり得ないでしょうから、マネージメント能力を疑われるだけで、他の目的があったとしても、二度とオファーが入ることは無いと思うのですが...

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

まっぷる知床・阿寒 網走・釧路湿原2012 (まっぷる国内版)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2011/05/20
  • メディア: ムック
るるぶ知床 阿寒 釧路湿原 網走 (国内シリーズ)

るるぶ知床 阿寒 釧路湿原 網走 (国内シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2012/05/09
  • メディア: ムック
道東の建築探訪―帯広・釧路・根室・北見・網走・浦河ほか

道東の建築探訪―帯広・釧路・根室・北見・網走・浦河ほか

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 北海道新聞社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 大型本
網走番外地 [DVD]

網走番外地 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
誰も知らなかった石垣島物語―自分探しの旅に出たい貴方に贈るスペシャルBOOK (NEKO MOOK 1340)

誰も知らなかった石垣島物語―自分探しの旅に出たい貴方に贈るスペシャルBOOK (NEKO MOOK 1340)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ネコ・パブリッシング
  • 発売日: 2009/07/01
  • メディア: ムック
るるぶ石垣 宮古 西表島’12~’13 (国内シリーズ)

るるぶ石垣 宮古 西表島’12~’13 (国内シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2012/01/25
  • メディア: ムック
石垣・西表・竹富・宮古ベストガイド 2011年版(SEIBIDO MOOK BEST GUIDE)

石垣・西表・竹富・宮古ベストガイド 2011年版(SEIBIDO MOOK BEST GUIDE)

  • 作者: 成美堂出版編集部
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: ムック
やえやまGUIDE BOOK 2011~2012

やえやまGUIDE BOOK 2011~2012

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: キョーハンブックス
  • 発売日: 2011/07/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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