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ALWAYS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1989年のアメリカ映画「オールウェイズ」である。スピルバーグによるファンタジックな物語であるが、A.ヘプバーンの最後の映画出演作でもある。(「遺作」に違いないが、彼女が亡くなったのは本作出演の4年後であり、「遺作」と言ってもピンと来ませんが...)

作品データを記しておくと、時間は123分、原作はダルトン・トランボ、監督はスティーヴン・スピルバーグ、脚本はジェリー・ベルソン、撮影はミカエル・サロモン、特撮はILM、音楽はジョン・ウィリアムスである。そして出演は、リチャード・ドレイファス、ホリー・ハンター、ジョン・グッドマン、ブラッド・ジョンソン、オードリー・ヘプバーン、ロバーツ・ブロッサム、キース・デヴィッド、デイル・ダイ、マージ・ヘルゲンバーガー、たちである。

いつも無茶な飛行をすることで周囲をハラハラさせている森林火災の消火隊員ピート。彼の恋人・ドリンダの誕生日にドレスとハイヒールをプレゼントした夜、ドリンダからパイロット養成学校の教官になるように頼まれる。ドリンダの心を察した彼はそれを約束したが、非番の日に発生した山火事の消火に出動した彼は、エンジンに火のついた飛行機を鎮火させようとして、逆に爆死してしまった。天国でピーターはハップという天使と出会い、飛行機のパイロットに彼の霊感を与えるように言われ、そうする。で、養成学校の生徒・テッド・ベイカーにアドバイスを与えることになったピート。一方、恋人・ピートの死のショックで立ち直れないドリンダは、現実から逃げてはならないと言われて養成学校に連れてこられる。が、テッドがドリンダに一目惚れ、ドリンダもテッドに惹かれていく...

ロマンスに関しては正直に描きすぎている部分があるが、決して悪いものではない。が、スピルバーグ作品らしい特撮が派手であるだけに、割を食ってしまった所がある。が、何だかんだと言っても、A.ヘプバーンである。本作では天使を演じているが、これに尽きる。「永遠の銀幕の妖精」である彼女の最後の映画出演作で天使を演じたというのも運命を感じるところである。で、ストーリー的に「?」という所も、ヘプバーンを拝むことが出来たら消えてしまいます。

また、音楽の方もなかなかいい感じであり、流石はJ.ウィリアムスといった所である。ロマンティックな作品らしい雰囲気をしっかりと生み出していて、音楽を聴くとホッとすることが出来る。ということで、ヘプバーンを見るために映画を見て、音楽の方をじっくりと聴きましょう。

最後にサントラ盤の収録曲のタイトルを記しておく。収録曲は以下の全18曲である。『Smoke Gets In Your Eyes』『Boomerang Love』『Cowboy Man』『Give Me Your Heart』『Fool In Love』『Smoke Gets In Your Eyes』『Among The Clouds』『Follow Me』『Pete In Heaven』『Saying Goodbye』『Pete And Dorinda』『Return』『Rescue Operation』『Seeing Dorinda』『Intimate Conversation』『Promise To Hap』『Old Timer's Shack』『Dorinda Solo Flight』。

 

Always: Motion Picture Soundtrack Album

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  • アーティスト: John Williams
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1990/02/28
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オールウェイズ (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】

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オールウェイズ

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  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
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「LEATHERFACE: THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE III」 [映画(洋画)]

表題の作品は1989年のアメリカ映画「悪魔のいけにえ3 レザーフェイス逆襲」である。タイトル通り、シリーズ第3作であり、3年ぶりの新作ということになった。が、物語は2の続編ではなく、1のリメイクに近く、その第1の続編と言うことが出来るものである。(2は無視されている。)このような形の続編というのは、珍しいことではありません。

作品データを記しておくと、時間は、87分、監督はジェフ・バー、脚本はデヴィッド・スコウ、撮影はジェームズ・L・カーター、音楽はジム・マンジーとパット・レーガンの2人である。そして出演は、ケイト・ホッジ、ウィリアム・バトラー、ケン・フォリー、R・A・ミハイロフ、ヴィゴ・モーテンセン、ジョー・アンガー、たちである。

テキサス。真夜中のハイウェイをドライブしているライアンとミッシェルのカップル。近道をしようとして荒野に入る。順調に走っていたら、やがて目の前に人皮のマスクをかぶってチェーンソーを振り回すレザーフェイスとその一家が現れた。死んだはずのレザーフェイスは弟によって改造チューンアップされて甦ったのだった。で、ライアンはレザーフェイスのチェーンソーに切り刻まれて惨殺される。それを見たミッシェルは悲鳴をあげる。その悲鳴を耳にした近くにいたベニーがその声で駆けつける。そして、ベニーとミッシェルを襲うレザーフェイス一家とのバトルが始まった...

レザーフェイスの振り回すチェーンソーもパワーアップし、今まで以上に大暴れをする。第1作は低予算作品であったが、本作では製作費もアップしていて、恐怖も狂気も、いずれもがパワーアップしていて、たっぷりと味あわせてくれる。「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」というホラーシリーズと同様に、'80'sのホラー作品を語る上では見ておきたい作品である。が、心臓が弱いという方は避けた方がいいかもしれませんよ...

 

悪魔のいけにえ3 レザーフェイス逆襲

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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ケータイ刑事銭形舞13話[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

銭形舞[裏ネタ編]」は今回を持って終了ということになる。1話の「[裏ネタ編]」を記したのが5/29だったから、一応「足かけ3ヶ月」となるが、実際は34日の間に13話を記したということで、一ヶ月ちょっとという短期集中ということになりました。

物語の方は第13話「しりとり連続殺人事件」ということで、劇中に出てきた「インターポール」「11PM」について、そして五代さんの「ラグビー」ということから、「ドラマ『スクールウォーズ』」について記すことにする。

尚、約2年半前のBS-iでの再放送時の時に記したものは「ここをクリック」、2年弱前にMBSでの再放送の時に記した改訂版は「ここをクリック」してください。

インターポール」:INTERPOL、国際刑事警察機構(International Criminal Police Organization)の通称であり、「ICPO」と略される。国際犯罪防止のために、刑事事件の調査、情報収集と紹介サービス、資料交換、捜査協力、犯罪人引き渡し、等が主な業務である。

歴史は、1923年に国際刑事警察委員会として創設され、1956年に改組され、同時に現在の呼称である「国際刑事警察機構」に改称した。以前はパリに本部があったが、1989年に同じフランス内のリヨンに移った。

日本は1952年に加盟した。現在も186の国または地域が加盟している。(国連の加盟国は192であり、それより若干少ない。)また、1996年から2000年までは、日本人の兼元俊徳氏が総裁を務めた。(日本人総裁は現時点で彼一人である。)

尚、1998年にデビューしたアメリカのロックバンドに「INTERPOL」という名前のバンドがいるが、当然のことながらICPOとは関係ない。(こういう名前のバンドが存在するということぐらいは知っておいた方が...)

11PM」:日本のテレビ番組で、1965年11月から1990年3月までという24年半弱の間放送されていた深夜番組である。放送は平日夜ということで、月・水・金曜日が東京の日本テレビの製作、火・木曜日が大阪のよみうりテレビの製作である。また、名古屋の名古屋テレビ(後に中京テレビに移る)製作の土曜の放送が行われていた時期がある。内容は、土曜日も含めて、曜日毎に違っているが、バラエティ番組である。が、よみうりテレビ製作の火・木曜日の影響(お色気コーナーが多かった)もあって、「ポルノ番組」「ワースト番組」「俗悪番組」「エロブンPM」などと、PTAをはじめ、「良識派」と言われる(何処が「良識」なのかは別途議論が必要ですけど...)人たちからボロクソに批判された。その一方で「文化人」と言われる人たちからは、知恵があり、熱気があり、「最良の番組」と絶賛する声もあった。

この番組の司会者として、大橋巨泉、愛川欽也、藤本義一の3人は余りにも有名である。(特に、藤本義一は火・木曜日の大阪発の番組を最初から最後まで、ずっと務めた。←これは凄い)

尚、この番組がスタートした1965年当時は、夜11時(23時)というと既に「深夜」という感覚であったが、生活習慣が変わり、今では「深夜」というと、日付が変わっての時間を指すような感覚となっている。(そう言えば、「ケータイ刑事」もBS-iでは23時スタートですね。)

ドラマ『スクールウォーズ』」:1984年10月から1985年4月にTBS系で放送されたドラマであり、全27回である。(正月放送は「スペシャル総集編」ということで別扱いのため、全26話+1ということになる。)大映テレビの製作であり、当時、大映テレビ製作のドラマが人気を集めていたが、本作は'80'sの大映テレビ製作ドラマの代表的な作品の1つである。

原作は、京都・伏見工業高等学校ラグビー部監督で元日本代表フランカー・山口良治をモデルとした馬場信浩による小説「落ちこぼれ軍団の奇跡」で、これに大映テレビが得意とするフィクションを加えた物語である。校内暴力が吹き荒れる高校が一人の教師の赴任によって変わっていき、全くの無名だったラグビー部が全国大会で優勝するまでの軌跡を描いたドラマである。

物語の舞台は、神奈川県川浜市という架空の市であり、日本代表選手となった大八木淳史、平尾誠二たちがモデルとなったキャラクターも登場する。

出演は、主人公の教師・滝沢賢治が五代さんを演じた山下真司である。岡田奈々、松村雄基、宮田恭男、伊藤かずえ、鶴見辰吾といった大映テレビ作品ではお馴染みの顔ぶれが多数出演している。(それ以外では、梅宮辰夫、和田アキ子、子役時代の間下このみ、たちも出演している。)

1990年秋に、続編「スクールウォーズ2」が制作されたが、こちらは散々ということになった。この続編の原作は「野球」ということで、それを元にして滝沢賢治を主役にしたオリジナル・ストーリーが作られたが、かなり無理があった。で、視聴率低迷で、全16話で終了している。(この作品は「スクールウォーズ」の名前があるが、全く別物であり、覚えておく必要はないでしょう。)

※現時点までで記していない「裏ネタ編」は「」と「」ですが、次からはこのどちらかを書いていきます。尚、この2作品の「裏ネタ編」は、たっぷりとということで、「」全26話、「」全39話であるが、これが...(→そういう形で引っ張るのかい...)

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

↓参考まで

インターポール―国際刑事警察機構の歴史と活動 (文庫クセジュ)

インターポール―国際刑事警察機構の歴史と活動 (文庫クセジュ)

  • 作者: マルク ルブラン
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本

↓バンド・インターポールのアルバムをいくつか

アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー

アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー

  • アーティスト: インターポール
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/07/11
  • メディア: CD

ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ

ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ

  • アーティスト: インターポール
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2003/07/16
  • メディア: CD

↓「11PM」関係

11PMワールドフィッシング (1979年)

  • 作者: 横田 岳夫
  • 出版社/メーカー: 蝸牛社
  • 発売日: 1979/07
  • メディア: -

深夜の浮世史―Wide show 11PM (1984年)

  • 作者: 日本テレビ放送網株式会社
  • 出版社/メーカー: 日本テレビ放送網
  • 発売日: 1984/02
  • メディア: -

11PM秘湯の旅〈part 3〉心なごむ露天風呂と味、やすらぎの宿 (1985年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 1985/11
  • メディア: -

 

↓「スクールウォーズ」関係

スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡 (光文社文庫)

スクール・ウォーズ―落ちこぼれ軍団の奇跡 (光文社文庫)

  • 作者: 馬場 信浩
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1985/12
  • メディア: 文庫

スクールウォーズ〈上〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)

スクールウォーズ〈上〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)

  • 作者: 馬場 信浩
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫

スクールウォーズ〈中〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)

スクールウォーズ〈中〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)

  • 作者: 馬場 信浩
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫

スクールウォーズ〈下〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)

スクールウォーズ〈下〉―泣き虫先生の7年戦争 (竹書房文庫―TVシリーズClassics)

  • 作者: 馬場 信浩
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 文庫

泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ(1)

泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ(1)

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ(9)

泣き虫先生の7年戦争 スクール・ウォーズ(9)

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD


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