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「ANACONDA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1997年のアメリカ映画「アナコンダ」である。一時期、動物パニック映画が流行った時期があったが、'90'sも終盤になると、そういう映画がいくつか生まれているが、本作はそういう中の一つであり、秘境冒険ものと動物パニックを合わせたような内容の作品である。(ある意味では、怖さを感じる事が出来る作品である。)また、WOWOWが出資したということも話題になった作品である。('90'sはTV局も映画に出資するようになった時代でもありました。)

作品データを記しておくと、時間は89分、監督はルイス・ロッサ、脚本はハンス・バウアー、ジム・キャッシュ、ジャック・エップス・Jr.の3人、撮影はビル・バトラー、音楽はランディ・エデルマンである。そして出演は、ジェニファー・ロペス、アイス・キューブ、ジョン・ヴォイト、エリック・ストルツ、ジョナサン・ハイド、オーウェン・ウィルソン、カリ・ウーラー、ヴィンセント・カステラノス、ダニー・トレホ、たちである。

伝説のインディオ・シリシャマ族を求めてアマゾンの奥地にやってきた撮影隊の一行は船で川を上っていく。途中、蛇の密猟をしている男・サローンを助け、彼がガイドを買って出る。が、撮影隊の1人が毒蜂に刺されて重体になると、主導権がサローンのものになっていく。サローンは巨大なアナコンダを捕獲することが目的であり、サローンの策略で、一行の船はアナコンダのいる方へと進んでいく。やがて、彼らの前に巨大アナコンダが現れ、撮影隊の中に犠牲者がでていき...

冒険ものというスリルと、巨大動物という恐怖が味わえるということで、物語としたらなかなか面白いのだが、肝心の巨大アナコンダの出来が悪く、アニマトロニクスとCGによるアナコンダには恐怖を感じるどころか、その出来の悪さで一気に白けさせてしまうということで、肝心な所がズタボロなのが残念としか言いようがない。→CGの技術レベルも現在よりも低く、それでいてCGに頼りすぎている。

が、本作には後に大ブレイクする俳優が出演していて、現在では公開当時とは違った意味を持つようになった作品でもある。(何せ、今ではジェニファー・ロペスがこういう作品に出演するというのは考えられないでしょう。)当時の彼女は注目を集め始めた頃であり、一気にスターダムにのし上がろうとしていた時期であった。(本作と同じ年の別の作品で認められてトップスターの仲間入りを果たすことになる。)

そういうボロボロ状態を救ったのが、蛇の密猟者・サローンであり、アナコンダよりも彼の方に恐怖を感じることになり、かっさらって行きました。

娯楽性を考えると、それなりに楽しめるということと、J.ロペスが出演しているということなので、一度は見ておいてよろしいかと...

アナコンダ Hi-Bit Edition

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THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE(2003)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は2003年の映画「テキサス・チェーンソー」である。1974年に製作されたT.フーパー監督の監督デビュー作でもある「悪魔のいけにえ」のリメイク作品である。(シリーズとして全4作が制作されたが、第3作と第4作目は、部分的に第1作のリメイクと言っても差し障りがない内容ですけど...)21世紀の作品らしく、現代風にアレンジされている所もあるが、リメイク作品としたらなかなかの完成度になっている作品である。尚、本作が実話を元にした物語である、ということは説明するまでもなく、周知の事実である。

作品データを記しておくと、時間は97分、監督はマーカス・ニスペル、オリジナル脚本はキム・ヘンケルとトビー・フーパー(オリジナル版の脚本です。)、脚本はスコット・コーサー、撮影はダニエル・パール、音楽はスティーヴ・ジャブロンスキーである。また、ナレーションは、ジョン・ラロクエットが務めている。そして出演は、ジェシカ・ビール、エリック・バルフォー、ジョナサン・タッカー、エリカ・リーセン、マイク・ヴォーゲル、アンドリュー・ブリニアースキー、R・リー・アーメイ、デヴィッド・ドーフマン、ローレン・ジャーマン、ヘザー・カフカ、たちである。

1973年8月のある日、テキサスの田舎道をドライブしていた5人の若者たち(エリン、ケンパー、アンディ、モーガン、ペッパー)。そんな彼らは、途中であわや人を轢きそうになる。で、その娘を車に乗せた。しかし、彼女は錯乱し、銃で頭を撃って自殺してしまう。5人はパニックに陥り、すったもんだの挙げ句、警察に届けようとしてガソリンスタンドに立ち寄った。で、保安官の指示に従って娘の死体を近くの製粉所に運んだ。そして連絡をしようとして電話を借りに、ある一軒家に入る。が、人の皮のマスクを被ったレザーフェイスが現れ、電話を借りようとしたケンパーが殴り倒された。戻ってこないケンパーを捜すため、エリンとアンディはその一軒家に引き返すが、チェーンソーを持ったレザーフェイスに惨殺されてしまう。そうして、5人は一人、また一人と、レザーフェイスの犠牲となっていく。最後に残ったエリンは、この周辺の住民は全員レザーフェイスの家族だと知るが、彼女も捕らわれてしまった...

「リメイク」ということで、ストーリーは第1作に準じたものであるが、製作費はオリジナル版よりもかけられているということで、これはこれで悪くないが、その分だけ一般的なホラー映画というものになってしまって、オリジナル版が持っているカルト的な魅力が全くなくなっているのは残念である。スプラッター映画ということではオリジナル版をはるかに凌ぐ内容になっているが、様々な描写から伝わってくる恐怖感というものはスケールダウンしてしまっている。ということで、やはりリメイク作はオリジナルを越えることが出来ない、という平凡な作品である。(夏の暑いこれからの時期であれば、ホラー作品をたくさん見る中の1本として見ておくのもいいかと...)

ただ、音楽の方はオリジナル版よりも一段とホラー映画の音楽らしくなっている。特に、クラシックと融合させた音楽は、このジャンルのサントラということでは珍しいものではないが、雰囲気を盛り上げてくれる。(ベルリオーズの『幻想交響曲』がモチーフとなっている。→この曲、7/4(BS-hi)、7/6(BS-2)で放送の「名曲探偵アマデウス」が取り上げる曲です。)但し、映画音楽なので、クラシック音楽とは全く別物であることをお忘れないように。

最後にサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全18曲である。『Leatherface』『He's A Bad Man』『Erin And Kemper』『Hewitt House』『Driving With A Corpse』『Kemper Gets Whacked / Jedidiah』『Crawford Mill』『Interrogation』『Andy Loses A Leg』『You're So Dead』『Hook Me Up』『My Boy』『Morgan's Wild Ride / Van Attack』『Mercy Killing』『Prairie House』『Final Confrontation』『Can't Go Back』『Last Goodbye』。

 

The Texas Chainsaw Massacre [2003] [Original Motion Picture Soundtrack]

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  • アーティスト: Steve Jablonsky
  • 出版社/メーカー: La-La Land
  • 発売日: 2003/10/21
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テキサス・チェーンソー コレクターズ・エディション

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テキサス・チェーンソー

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ケータイ刑事銭形泪1話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

「ケータイ刑事[裏ネタ編]」に未着手だった「」と「」についてだが、いよいよ着手します。まずは「・1st.」をということで、ここから始めます。が、ちゃんは、今日の「ケー刑事」に関しての記事が長文化した一因でもあるだけに、「裏ネタ編」の方も黙っていることは無いはずです。→タイトルに「PART 1」と記してある間はそのためで、全13話の1st.シリーズが果たして何回になることやら...(←そういうことをして、ネタを引っ張るのか...)

尚、約2年半前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

第1話の物語は「涙を武器にする女 ~かるたクイーン殺人事件」というものであるが、この物語は「ケータイ刑事」の歴史において、とても大きな意味のある物語である。半年・2クールの「」の放送、半年のブランクがあって3ヶ月・1クール「」の放送があった本シリーズが、「」との間にブランクがなく、続いてシリーズ第3作に突入した「銭形泪」である。スタートの時から、前番組が「シリーズ」の前作というのも初めてのこと(第1作「」では不可能ですけど...)であり、何だかんだと新たな歴史を築いていくことになるが、いきなり「ケータイ刑事」の歴史に刻まれることをやってくれました。

銭形泪」は現在の「ケータイ刑事」のスタンダードになっているのが、こういう所にも、新たな歴史を築いていく作品になるということを匂わせてくれるスタートとなりました。

で、その「歴史的な意味」とは、ということを述べ始めるが、それは2つある。(1つでなく複数あるということが「銭形泪」の偉大な所でもある。)ということで、今回はそれについて述べることにする。(いきなり、物語のネタや劇中に登場したネタに触れることなく、「裏ネタ編」1回分となってしまいました。→だから「PART 1」なんです。)

1つ目は「クイーン」(宝積有香さん)が「ケータイ刑事」に初めて登場した物語である、ということである。今や、「1話=クイーン」は、太陽が東の空から昇るのと同じように、常識になっているが、この物語の本放送時にそうなると思ったのは誰もいなかったでしょうね。(当然、宝積さんが頑張ってきたということもあります。)

尚、「ケータイ刑事」における「クイーン」については、2008/6/15付けの「銭形海・11話[裏ネタ編]」で述べている。余りにも最近に記しているということで、それに追加するようなことも無いので、ここで再び記すことは省略します。(そちらをご覧下さい。「ここをクリックして下さい。」)

そして2つ目は、「ケータイ刑事」のお正月恒例となった銭形の晴れ着姿(和服姿)がシリーズに初めて登場した物語ということである。ちなみに、前作「」は10月から12月の放送ということで、放送期間中に「正月」はありませんでした。また、「」では正月放送(第14話「どすこい!フンドシ湯けむり殺人事件」)があったものの、正月ということで温泉旅行に行き、その旅先で起こった事件と言う物語であり、物語においては特に「正月」ということは意識していませんでした。で、「」の後の正月放送となった「・2nd.1話」「・1st.1話」「・3rd.1話」では、銭形が必ず晴れ着姿を見せてくれるようになった。(尚、7月スタートとなった「・2nd.1話」では、ちゃんは浴衣姿という別の着物姿を見せてくれたが、妹・ちゃんの7月スタートでは、受け継がれていませんでした。)→ちゃん、ちゃん、ちゃんの晴れ着姿は、いずれもが初詣である。しかしちゃんは初詣ではなく、かるた大会に出場ということで晴れ着を着ていたので、妹と従姉妹たちとは晴れ着の意味合いは少し違っている。が、シリーズに「晴れ着」を導入したという功績を考慮したら、ちゃんに花を持たせる、ということでよろしいかと...

ということで、「銭形泪」から始まってシリーズに定着した事柄というのは、「相棒が変わる」「夏服」「クイーン」「晴れ着姿」ということが挙げられる。こう考えたら、「銭形愛」はシリーズの原点であり、その功績は大きいが、「銭形泪」から生まれた功績も実に大きい。→プロ野球で1シーズンに「30勝したピッチャー」と、「打率4割、200打点、80本塁打で三冠王になった打者」のどちらがMVP?、と問うているのと同じである。それだけ「」と「」の残した功績は偉大なのである。

※今回が「PART 1」と言うことだったので、次回は「PART 2」ということで、劇中に登場したネタによる「裏ネタ編」をお送りする予定です。

 

↓物語はこれに収録されています。

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

振袖の常識―初めての晴れ着を美しく (新・きものに強くなる)

振袖の常識―初めての晴れ着を美しく (新・きものに強くなる)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

※今回は控えめにして、これだけにしておきます。


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