SSブログ

庄野真代『ルフラン』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1978年に発表された彼女の4枚目のアルバムであり、彼女の最大のヒット曲である『飛んでイスタンブール』を収録したアルバムである。そのため、彼女のオリジナル・アルバムの中では名前の通っているアルバムであり、彼女の代表作の一つである。

収録曲は以下の全11曲である。『風の街角』『昨日に乾杯』『X』『飛んでイスタンブール』『あんず恋唄』『Don't let me down』『フォトグラファー』『渚のモニュメント』『はんもっく』『街に疲れて』『ルフラン』。

お薦め曲は、彼女の最大のヒット曲であって代表曲である『飛んでイスタンブール』と、アルバム・タイトル・ナンバーである『ルフラン』、そして『風の街角』『Don't let me down』『街に疲れて』という所をピックアップしておく。

'70'sには後に音楽紙片を支えていくことになる大物女性シンガーが次々と登場していて、彼女もそんな一人として期待されたが、まずはシンガーとしての実績を残すことになったのが本アルバムである。(ソングライターとしての彼女の活躍は本アルバムの次の次のアルバムからと言って良い。)

また、当時は久保田早紀の『異邦人』のヒットもあって、『飛んでイスタンブール』を含めてエキゾチックな雰囲気を持った曲がヒットして、海外旅行がより身近なものになったということになった。また、トルコとイスタンブールの知名度が上がったが、それだけに彼女には「トルコ」の広告塔というイメージが定着してしまったのが、シンガーとしてのイメージを狭めてしまったのが残念であった。

とは言っても、'70's終盤の時期は女性シンガーソングライターが次々と登場している時期であり、彼女はそういう音楽シーンの中でもヒット曲を放った重要な一人である。当時は「ニューミュージック」と呼ばれ、後に「J-POP」と呼ばれるようになった日本の音楽シーンの重要な時期を支える一人である彼女の代表作ということで、チェックしておきたいアルバムの一つである。

 

ルフラン

ルフラン

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2009/11/24
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

スターウォーズ・クローンウォーズ(2nd.)#6 [アニメ]

前回の続きで、惑星ジオノーシスのドロイド工場破壊作戦の本丸編。今回も派手なドンパチが見られたが、増援部隊として派遣されたジェダイのルミナーラとそのパダワンのバリスの登場が、アナキン・アソーカーという師弟コンビとの対比となって描かれていて、これが前回のように内容的には何も無いということを覆した良い物語でした。→やはり、アナキンとアソーカーの凸凹師弟というのは、ジェダイの間では有名と言うことでもあるのですね。しかも、前回負傷したオビ・ワンは前回のラストでジオノーシスを離れていたことで、オビ・アナ師弟コンビというのがでなかったことも、アナキンとアソーカーのコンビを際立たせることに繋がっている。

惑星ジオノーシスの制圧作戦は成功した。が、大公ポグル・ザ・レッサーはドロイド工場の再建と本格稼働を進めていた、で、ジェダイ評議会は、増援部隊としてマスター・ルミナーラ・アンドゥリィと彼女のパダワンのバリス・オフィーを派遣し、ドロイド工場の破壊作戦に出た。

アナキンとアソーカーは部隊に作戦を告げていたが、アソーカーが話をするのに割って入るアナキン。ということで、早速漫才コンビぶりを見せていた2人。そこにルミナーラたちが到着した。作戦は、地下の迷路から工場に侵入して、動力源である原子炉を破壊するというもので、迷路の全てが頭に入っているというバリスとアソーカーが潜入し、アナキンたちはそれを隠すために派手な正面突破攻撃の陽動作戦を行うことにした。で、バリスとアソーカーは地下に潜入開始した。

何だかんだで原子炉に辿り着いたアソーカーとバリスは、爆弾を仕掛けたが、敵に気づかれて大反撃を受けることになる。また、新型のスーパータンクを投入したことで、アナキンたちの方も窮地に追い込まれる。兎に角、共和国軍の武器が一切通じないというスーパータンクであった。

が、アナキンはとっさにある作戦を思いつき、ルミナーラもそれを察知した。スーパータンクを橋のでおびき出して、橋を破壊するという作戦で、アナキンとルミナーラが橋に爆弾を仕掛け、橋を破壊、スーパータンクは谷底に転落して全滅した。

しかし、アソーカーたちは、仕掛けた爆弾を全て外され、追いつめられていた。が、バリスがスーパータンクを奪い、アソーカーを助け、何とかしようとする。が、爆弾はすでに無いということで、自分たちも助からないが、タンクで原子炉を攻撃する道を選んだ。で、原子炉に砲撃し、原子炉は爆発、ドロイド工場は瓦礫の山に変貌した。

アソーカーと連絡が取れないことで、アナキンはアソーカーの捜索を始めていたが、ルミナーラは、パダワンとの別れの覚悟が出来ているという違いを見せていた。そんな中、瓦礫の下に閉じ込められたアソーカーは、無線機で何とか自分の居場所を連絡し、アナキンとルミナーラはフォースで瓦礫を除去し、アソーカーとバリスは無事に帰還した。で、何だかんだでアソーカーのことを信じていたアナキンと、アナキンは自分を探してくれていると信じていたアソーカーの強い信頼関係が生きていた。

アナキンとアソーカーの漫才師弟コンビという所を最初に強調していて、締めは互いに信頼していたということを描き、この師弟の絆が強いことをしっかりと描いていた良い物語でした。しかも、ルミナーラとバリスという師弟コンビは割り切りの師弟コンビでもあって、死別することも覚悟しているコンビということで、アナキン・アソーカーとは全くタイプの異なる師弟コンビであり、その対比を描いたことで、アナ・アソ師弟の絆がより強く表現できていました。

また、アソーカーとバリスとのコンビも、パダワン同士というものの、考え方がまるで違うということで、これもなかなか面白いコンビとなっていましたね。

ドロイド工場破壊作戦は、アナキンの派手な活躍の影で、熱い絆で結ばれているアソーカーの活躍、更にアナキンとはタイプの異なるジェダイのルミナーラとパダワンのバリスという対局に位置するキャラ活躍があったということで、単なる一つの作戦を描いただけではなく、奥深い物語となった。

2nd.になって今一つ低調だったが、今回は少しは挽回したということになった物語ということで、ようやくギアが入ったという所ですかね。

次回は、今回の物語で逃亡したポグル・ザ・レッサーを追っての物語ということで、この物語も三部作となるようです。が、2nd.になってから、最初の三部作もそうだったが、本当によく敵を逃がしてしまっているアナキンだということが分かります。とは言え、アナキンもまだまだ成長過程にあるわけだから、これはこれでいいのでしょうが...

 

↓1st.はこちら

↓今回のゲスト・キャラ

スターウォーズ クローン・ウォーズ ベーシックフィギュア ルミナーラ・アンドゥリ

スターウォーズ クローン・ウォーズ ベーシックフィギュア ルミナーラ・アンドゥリ

  • 出版社/メーカー: トミーダイレクト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

スター・ウォーズ クローン・ウォーズ マケット ルミナーラ・アンドゥリ&バリス・オフィー

スター・ウォーズ クローン・ウォーズ マケット ルミナーラ・アンドゥリ&バリス・オフィー

  • 出版社/メーカー: トミーダイレクト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

メジャー(6th.)#6 [アニメ]

今回の物語は、余りにも順当すぎる展開で、今一つ面白みに掛けた物語でした。(一応、新たな目標を探すという次のテーマが出てきているが、面白みということではねぇ~)

メジャー復帰のテスト登板となった吾郎。7回無失点無四球というのが再昇格の条件であり、先発して6回のでは順調にきたが、7回にピンチを迎えた。で、バッターはワールドカップで対戦したことのあるシルヴァであった。マイナーで調整中とはいうものの、シルヴァは吾郎に以前と違うものを感じていて、闘争心が無くなっていることに気づいていた。で、シルヴァはタイムリー二塁打を打ち、吾郎は失点を記録した。結果的に吾郎は7回1失点無四球ということで、メジャー再昇格のテストは不合格だった。→テストの7回を投げ終えると、あっさりと降板というのも、昔の吾郎らしくないところであるが、それだけメジャーに戻るというテストに失敗だったというショックもあったということですかね...(まあ、それだけ大人になったということなのでしょうが、面白みが無い...)

試合終了後、シルヴァが吾郎の元にやってきて、ワールドカップでの闘争心が無くなっていることを告げた。

その夜、コスプレ・オーナーのアリスから連絡が入り、吾郎のメジャー再昇格という連絡があったことを伝えた。あのノルマはイップス克服を確かめるために与えたプレッシャーだった。

翌朝、吾郎はホーネッツに戻る前に、カウンセラー・オリバーの元を訪ねた。で、闘争心を失っている自分に気づき、そのことを告げた。オリバーは、吾郎のイップスの原因の裏に、ギブソンの存在があることを口にした。そして「ギブソンに変わる新たな目標を探せ」と告げた。

ホーネッツに戻って来た吾郎は、サンダースに、何を目標にして野球をしていたのかを尋ねた。サンダースは「金と名声」を語ったが、吾郎には興味が持てなかった。

そしてメジャー復帰後の初先発となったタイタンズ戦。が、3回持たずにKOされての降板となり、メジャーに向いていないのでは?と感じるようになった吾郎だった。そんな吾郎はキーンに目標を尋ねた。これにキーンはその比の試合のことだけを考えていて、金と名声はそれに付いてくるものだと語った。吾郎はこれに共感した。

一方、その頃ギブソン・ジュニアは絶不調で大ブレーキになっていた。

これからも色々とあるが、余りにも簡単にメジャーへの復帰が決まってしまったのは面白みがないですね。しかも、バッツのあの姉ちゃん(アリス)もオーナーとしての役割しかしておらず、4th.で色々と見せたものが出ていないのは残念でした。

が、ギブソン・ジュニアの絶不調ということで、ルーキーには厳しいという次への伏線だけはしっかりと出ていたが、内容的には見所のない平凡すぎるもので、残念でした。

 

6th.はここからです。

MAJOR 66 (少年サンデーコミックス)

MAJOR 66 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/02/18
  • メディア: コミック

MAJOR 67 (少年サンデーコミックス)

MAJOR 67 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/05/16
  • メディア: コミック

MAJOR 68 (少年サンデーコミックス)

MAJOR 68 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/08/11
  • メディア: コミック

↓現在の最新巻

MAJOR(メジャー) 75 (少年サンデーコミックス)

MAJOR(メジャー) 75 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/03/18
  • メディア: コミック

↓まもなく発売となるのはこちら

MAJOR(メジャー) 76 (少年サンデーコミックス)

  • 作者: 満田 拓也
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/05/18
  • メディア: コミック


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

ケータイ刑事銭形泪25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]

銭形泪」の2nd.第12話(通算では第25話)「千里眼を持つ女 ~全てをお見通し殺人事件」の裏ネタ編・増補は今回が3回目(この物語では通算10回目)となるが、今回は綾小路波子が劇中で口にしていた言葉から、「無能者」について、「過去の遺物」について、「負け惜しみ」について、「陰謀」について記します。尚、「負け惜しみ」については「・35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、「陰謀」  については「・37話(2nd.24話・AS2話)[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2009/5/25、26、28、6/1、2、5、6日付けで記しています。)

無能者」:「無能」とは、能力のないこと、才能がないこと、役に立たないことである。「無能者」とはそういう「無能」な人のことである。

尚、法律では「無能力者」という言葉があるが、これは法律行為をなしえない人のことであって「無能者」とは全く別物である。(例えば、未成年者は選挙権がないので、選挙に於いては「無能力者」ということになる。)また、心神喪失状態になっている人や、痴呆症によって正常な判断能力を失っている高齢者なども、法律行為をなしえることは出来ないとして「無能力者」ということになる。無能力者は、例えばローンで買い物をすることが出来ないというような制限を受けることになるが、これは本人を保護する目的があるのは言うまでも無い。

この物語で波子は、警察のことをバカにする意味でこの言葉を使っているが、「無能」または「無能者」という言葉には、相手を蔑んでいるという意味がある。(「無能力者」という言葉には蔑んだ意味は無い。)

尚、英語では「Incapable」や「Incompetent」という単語があるが、人をバカにする場合には「No Good」という言い方もある。(「No Good」を頭に付けて、「No Good Person」(無能な人)という言い方が口語では使われる。また、「Person」の所を職業名にすると「無能な○○」という意味になる。)

過去の遺物」:「遺物」とは、前の時代から残された物、故人が死後に残した物、忘れ物(遺失物)のことという複数の意味がある。英語では「Relic」または「Remain」「Survival」などの言い方がある。また、遺跡や記念物であれば「Monument」と言う。

これらの中でも、前の時代から残された物には、動産的なものであって、人類の文化的な価値のある物と、本来の機能を失っている物という二種類の物があって、この内の前者を「文化財」と言い、後者を価値のない役立たずの物(ゴミ)として扱う。で、古くなって価値のないゴミにしかならない物のことを「過去の遺物」と言う。→要するに、古くなって役に立たない物、という意味である。(何らかの価値がある物はこのようには呼ばれない。)

科学技術の進歩によって、人間が発明した様々な物も性能的に劣ってしまい、次々と「過去の遺物」になっていくが、使い方を考えると、古い者でも「過去の遺物」とは呼べないものがある。→例えば飛行機の世界で、ジェット機の登場によってプロペラ機は過去の遺物になると思われていたが、用途によってはプロペラ機の生きる道が残っていて、プロペラ機は現在も使用されている。しかし、コンピューターの世界では、以前はデータ記録メディアとして広く使われていたフロッピーディスクは、現在では過去の遺物と代減るレベルになっている。(8"や5"のFDは完全に過去の遺物になっているが、3.5"FDももはやその領域に達している...)

尚、「過去の遺物」のことは、英語では「A Thing of the Past」と言うが、日本語と同様に「役に立たない物」というニュアンスがある。

負け惜しみ」:負けたことを悔しがって、ことさら強情を張って「負けていない」と言い張ったり、負けたことを何かのせいにしてくどくどと弁解することを言う。兎に角、これを言う人は「負け」を(一切)認めずに、何とか言い訳をして取り繕い、あくまでも自分は勝っていて、負けたのは何かのせいにする。また、勝負のおける「敗北」とでなくても、何らかの失敗をした場合に、「負け」と同様に何かと弁解したり、失敗したのは自分のせいではないとすることも「負け惜しみ」と言う。

英語では「Sour Grapes」と言う口語的な言い方がある。特に「それは負け惜しみだ」と言うことを「I think it's sour grapes.」という慣用語として使用される。この言葉には「葡萄」という単語が出てくるが、それがどうして「負け惜しみ」なのかと言うと、イソップ物語に出てくる一説の、キツネが木になっている美味しそうな葡萄を取ろうとして手を伸ばすが、手が届かずに取ることが出来なかった時、「あの葡萄はすっぱいからいいよ」という負け惜しみを言って葡萄を諦めたという物語に由来している。(文字通り「酸っぱい葡萄」という言葉になるが、「Sour」には「酸っぱい」という意味以外にもいくつかの意味がある。→言葉とは面白いという一面を知る慣用句でもある。

尚、「負け惜しみ」を言う場合、「不機嫌な」「気むずかしい」態度をとることがあるが、この「不機嫌な」「気むずかしい」という意味が「Sour」にあるところが面白いところでもある。)それ以外の英語としては「Bad Loser」「Obstinate」「One's Defeat」と言う言い方がある。

また、負けた相手に対して、勝者が勝ち誇った態度を見せる時に、わざと相手を挑発するように「負け惜しみ」を言っているようなたいどをすることがあるが、この物語の波子はこの典型的な例と言うことが出来る。

陰謀」:密かに企む謀(はかりごと)のことである。謀であるため、これは良からぬこと、または法的に違法な行いを企むものである。(悪事に関係することについての企みということになる。そのため、人助けなどの善行について、他人に知られないように進めている計画などは「陰謀」とは呼ばない。)但し、陰謀を企てている本人にすれば、それは「悪事」だという認識はなく、何らかの目的を達成するための手段という認識でいるのが普通である。そのため、本人にすると「作戦」「計画」「戦略」などという認識がされている。尚、これは1人で行うことも、複数の人数で行うこともある。

法律用語の世界では、一般論に少し制限が掛かっていて、2人以上の複数の人間が違法行為(犯罪行為)を謀議することを指している。よって、謀叛、暗殺計画、強盗計画などは、単独犯でなければ全て「陰謀」と言うことになる。(単独犯でこれらの犯罪行為に手を出そうとしている場合は、法律の世界では「陰謀」と呼ばない。→あくまでも現代の日本の法律が及ぶ範囲に於いてのことである。)

尚、「悪事」というのは、その時の権力者側を中心にした立場を基準にして、権力者の地位を脅かすような行為のことである。(権力者の反対派の人間や、政治的に対立している集団の行為は、権力者から見ると「悪事」と見なされることになる。)しかし、クーデターなどの場合は、これが成功した場合と失敗した場合で呼び方が変わることがある。(計画段階では、権力者から見ると「陰謀」であることに変わりはない。)つまり、権力者の暗殺計画が練られたする。(この段階では「陰謀」ということになる。)暗殺が失敗した場合は、権力者は無事であって暗殺実行犯やその仲間が捕らえられることになり、それに加担した者たちは「権力者を倒すという悪事」を働いたことになり、「陰謀」と呼ばれることになる。しかし、暗殺が成功して権力者が倒れた場合は、実行犯は英雄扱いとなり、実行者、若しくはその加担者が新たに権力を握ることになる。よって、新しい権力者から見ると、悪い(前の)権力者を倒したという「改革」(または「革命」)を成功させた英雄となり、暗殺計画は悪事ではなくなる。よって、「悪事」ではなくなるので「陰謀」とは呼ばれないことになる。→実行前段階では全く同じでも、その結果で180度違うことになってしまうというのも凄いところである。(失敗したら「極悪人」、成功したら「英雄」ですからね...→クーデターも成功すれば「革命」、失敗すれば「陰謀」ですからね...)

また、権力者の方も、政敵などを失脚させる目的で、(政敵が)良からぬことを企んでいるように見せかけて、それを暴き、「陰謀を企んでいた」とすることがある。この場合は権力者が無事であれば、例えそれが権力者によって100%仕組まれたことであっても、失脚した政敵は「陰謀」に加担していたとされてしまう。(失脚した人にしてみると、「権力者による陰謀」ということになるのだが...)逆に、これが権力者によるでっち上げと言うことがバレて、権力者の方が失脚した場合は、新たな権力者(この場合は失脚を逃れた者になることが多い。)が前の権力者の計画が悪事ということになり、(前の)権力者の陰謀を防いだ、ということになる。

このように、あくまでも「陰謀」というのは、それに加担している者にとっては、単に理想を求めるための「計画」でしかないのだが、結果によって「陰謀」となる場合があるのである。→「後の歴史が判断する」という言葉があるが、それも「陰謀」と同様に、英雄視されていた者が悪になったり、悪とされていた者が英雄になるというように、立場が変わってしまうことがある。

尚、英語では「Plot」と言うが、「Conspiracy」「Intrigue」と呼ばれることもある。(日本語の場合と同様に、失敗した場合であり、成功したら「革命(Revolution)」になる。)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓いくつか

無能の人・日の戯れ (新潮文庫)

無能の人・日の戯れ (新潮文庫)

  • 作者: つげ 義春
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 文庫

「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある

「上司が無能」で「部下がバカ」なのには理由がある

  • 作者: 可兒 鈴一郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2010/03/05
  • メディア: 単行本

無能力批評―労働と生存のエチカ

無能力批評―労働と生存のエチカ

  • 作者: 杉田 俊介
  • 出版社/メーカー: 大月書店
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本

だれが中国をつくったか 負け惜しみの歴史観 (PHP新書)

だれが中国をつくったか 負け惜しみの歴史観 (PHP新書)

  • 作者: 岡田 英弘
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/09/16
  • メディア: 新書

陰謀の世界史 (文春文庫)

陰謀の世界史 (文春文庫)

  • 作者: 海野 弘
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫

世界の陰謀論100―天使と悪魔のデスノート人類家畜化計画進行中。 (SAKURA・MOOK 62)

世界の陰謀論100―天使と悪魔のデスノート人類家畜化計画進行中。 (SAKURA・MOOK 62)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 笠倉出版社
  • 発売日: 2009/05
  • メディア: 単行本

「陰謀」大全 (宝島社文庫)

「陰謀」大全 (宝島社文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 文庫

世界陰謀史事典

世界陰謀史事典

  • 作者: ジョエル レヴィ
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

恐怖の世界大陰謀〈上〉

恐怖の世界大陰謀〈上〉

  • 作者: デーヴィッド アイク
  • 出版社/メーカー: 三交社
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本

恐怖の世界大陰謀〈下〉

恐怖の世界大陰謀〈下〉

  • 作者: デーヴィッド アイク
  • 出版社/メーカー: 三交社
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。