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MICHAEL JOHNSON『VERY BEST OF MICHAEL JOHNSON: BLUER THAN BLUE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1999年にリリースされた彼のベスト盤である。カントリー系のシンガーソングライターであり、ギタリストである彼であるが、サウンドの方はカントリーの範疇に留まらず、ポップな曲からロックンロールまでをこなす幅広いところを持っている。但し、ヒットを記録した曲が少ないということで、(日本では)殆ど知られていない存在である。が、音楽のジャンルが幅広いと言うこともあって、なかなか面白いミュージシャンでもある。

収録曲は以下の全17曲である。『Bluer Than Blue』『Almost Like Being In Love』『This Night Won't Last Forever』『The Very First Time』『You Can Call Me Blue』『I Love You By Heart』『Gotta Learn To Love Without You』『Give Me Wings』『The Moon Is Still Over Her Shoulder』『Ponies』『Crying Shame』『I Will Whisper Your Name』『That's That』『Roller Coaster Run (Up Too Slow, Down Too Fast)』『It Must Be You』『One Honest Tear』『Almost Free 』。

BillboardのHOT 100にチャートインを記録した曲の『Bluer Than Blue』(1978年、最高位12位)、『Almost Like Being In Love』(1978年、最高位32位)、『This Night Won't Last Forever』(1979年、最高位19位)、『You Can Call Me Blue』(1980年、最高位86位)や、カントリー・チャートで1位を記録した『Give Me Wings』(1986年)と『The Moon Is Still Over Her Shoulder』(1987年)という所は全て収録されている。また、SYLVIAとのデュエットの『I Love You By Heart』、JUICE NEWTONとのデュエットの『It Must Be You』という美味しいところも当然のことながら収録されている。

そしてポイントが高いのは、本アルバムの収録曲は発表順、つまり、古い方から順番に収録されていると言う所である。(1978年から1995年まで)

デビューは1973年であるが、ヒットを記録したのは1978年、1979年、1986年に発表したアルバムを中心に、底からのシングル曲ということで、ヒット曲は少ないのだが、ブルースを基調にして、カントリーという枠に捕らわれないカントリー、ロック、ポップスという曲が詰まっていて、なかなか面白い味を出している。

カントリー系のアルバムとなると、時間が短いとか、メリハリが少ないというように今一つアルバムとしての評判はよくないのだが、本アルバムのようなベスト盤とナルト、内容的には充実することになるだけに、こういうアルバムをチェックしてみるというのも面白い所である。

尚、本アルバムはカントリーの枠に収まっていないので、フォーク系のロックやブルースがお好きな方も耳を傾けてみることをお薦めする。

 

Very Best of Michael Johnson: Bluer Than Blue

Very Best of Michael Johnson: Bluer Than Blue

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Razor & Tie
  • 発売日: 1999/03/09
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零11話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形零・裏ネタ編」の増補作業は第11話の「殺意のステップ ~赤い情熱のタンゴ殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「殺意」について、「ステップ」について、「情熱」について、「タンゴ」について記します。尚、「タンゴ」については「・11話[裏ネタ編]」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/6日付です。)

殺意」:人を殺そうという気持ち、心、意思のことである。英語では「Murderous intent」、ドイツ語では「Mörderische Absicht」、フランス語では「Intention Meurtrière」、イタリア語では「Intenzione Criminale」、スペイン語では「Intento Asesino」、中国語では「殺機」と言う。

尚、この気持ちを持つことだけでは犯罪行為にはならないが、この気持ちを実行すると犯罪になるのは言うまでも無い。

ステップ」:いくつかの意味があるが、主な意味としては、歩幅などの歩みを意味する「一歩」という意味と、複数の段階がある事柄に於いて、その特定の「段階」のこと、階段状になったものの「段」のことという3種類に分けられる。(細かい意味は、更にそこから細分化される。)また、専門分野では、地理で、乾燥した平らな土地の草原のこと、気象学では乾いた乾燥地帯の気候のこと(ステップ気候)、数学で「ステップ関数」のこと、陸上競技の三段跳びに於いて、第二歩の跳躍のことをいう。但し、地理と気象学でのステップは英語では「Steppe」という単語となり、それ以外の言葉は英語では「Step」という単語が使われる。

この物語では踊りであるタンゴに関するステップのことを指しているため、歩みを意味する「一歩」に含まれる踊りの一歩のこと、または足の動きのことを指す。

英語では「Step」、ドイツ語では「Schritt」、フランス語では「Pas」、イタリア語では「passo」、スペイン語とポルトガル語では「Passo」と言う。

情熱」:激しく燃え立つ感情のこと、若しくは熱した感情のことを言う。

特にラテン系民族は情熱的であると言われていて、その中でもスペイン語圏の国々(スペインをはじめ、アルゼンチン、メキシコ、ペルー、コロンビア、チリなど)は特に情熱的と言われている。ということで、アルゼンチンもスペイン語圏(アルゼンチン国内では「カスティーシャ語」と呼ぶのが一般的である。)

英語では「Passion」と言うが「Ardor」や「Enthusiasm」と言う言葉が使われることもある。また、ドイツ語では「Leidenschaft」、フランス語では「Passion」、イタリア語では「Passione」、スペイン語では「Pasión」、中国語では「熱情」という。

タンゴ」:ポピュラー音楽の一つであり、ダンス用のタンゴと観賞用のタンゴがある。現在は世界に広まっているが、発祥はアルゼンチンのブエノスアイレスであって、19世紀半ばのことである。(比較的新しいものである。)

キューバのハバネロを起源とするミロンガ、移入されたチェコのボヘミア地方の民謡のポルカ、コクジン系住民のカンドンベ、等が影響しあって発展したとされている。当初は男が踊るための曲として生まれ、酒場で男同士が踊るということで始まったが、やがて男同士ではなく娼婦を相手に踊られるようになり、男女で踊る形が生まれた。それが上流社会で社交ダンスという形に発展し、ヨーロッパに紹介されると瞬く間に人気が出た。そして社交ダンスとして広く普及することになった。尚、ヨーロッパの単語は、アルゼンチンのタンゴから変化をしている。

一応、発祥の地であるアルゼンチンのタンゴを「アルゼンチン・タンゴ」、欧州のタンゴを「コンチネンタル・タンゴ」(「ヨーロッパ・タンゴ」とも言うこともある。)と呼んで区別されている。(「タンゴ」であってもやはり別物です。)

日本には昭和初期にアルゼンチンから入って来たのだが、広く知られるという所までは広がらなかった。戦後になって、ヨーロッパからムード音楽の一つとして入って来たが、戦前のアルゼンチン・タンゴと区別することもあって「コンチネンタル・タンゴ」と呼ばれ、これが社交ダンスとして知られるようになった。その後、1980年代になって、アメリカ経由でアルゼンチン・タンゴが再び入って来て、改めてアルゼンチン・タンゴが知られるようになった。

音楽的な特徴は、2拍子系のサウンドであって、テンポが良く、スタッカートが多用されていて、歯切れがよいということである。また、メロディの方はメランコリックなものが特徴でもある。ダンス音楽であるが、基本的には社交ダンスであるため、1人で踊るというものでは無く、2人でペアとなって踊るというのが基本である。

演奏の方は、バンドネオンと呼ばれる楽器を中心にした構成で行われ、バンドネオン、バイオリン、ピアノ、コントラバスという構成が標準的な編成である。また、これにギターが加わることもある。尚、バンドネオンはアコーディオンの一種であり、鍵盤ではなくてボタンが並んでいる蛇腹楽器であり、1840年頃ドイツで発明されたとされている。(アコーディオンは1820年頃発明され、その改良されたものと言うことが出来る。)尚、コンチネンタル・タンゴではバンドネオンではなくてアコーディオンが使用されることも多い。

日本では『ラ・クンパルシータ』(曲名は知らなくても、この曲のメロディは誰でも聞いたことがあるでしょうね。)やA・ピアソラの『リベルタンゴ』という曲が有名である。また、クラシック、ジャズ、シャンソンなどのジャンルの音楽と融合して独自の発展をしていることでも知られている。尚、歌詞は基本的にはスペイン語(カスティーシャ語)である。(但し、世界的にヒットを記録したタンゴの中には英語やフランス語のものもある。日本では、日本語の歌詞が付けられている曲も少ないが存在している。→菅原洋一や淡谷のり子、最近では冴木杏奈が日本語でタンゴを歌っていることが知られている。)また、歌詞の無い曲、所謂「インスト曲」も結構多い。

それ以外の曲としては、1969年のヒット曲で皆川おさむが歌った『黒ネコのタンゴ』が知られている。(原曲はイタリアの童謡コンテストの入賞曲である。)現在ではタンゴの定番曲の一つとなっているが、当時はタンゴと言うよりも歌謡曲の一つという位置づけであった。現在ではコンチネンタル・タンゴの曲としてカヴァーされたり、様々な曲調にアレンジされて知られている。

英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語など、殆どの言語で「Tango」と言うが、オランダ語では「Ballroomtango」、中国語では「探戈舞」と言う。尚、英語の「Tango」には、名詞としての「タンゴ」と言う意味と動詞としての「タンゴを踊る」という意味がある。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

新編 やさしいアルゼンチン・タンゴの踊り方

新編 やさしいアルゼンチン・タンゴの踊り方

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 1998/12/10
  • メディア: 単行本
成功への情熱―PASSION (PHP文庫)

成功への情熱―PASSION (PHP文庫)

  • 作者: 稲盛 和夫
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 文庫
情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!

情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!

  • 作者: 永守 重信
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/03/02
  • メディア: 単行本
やさしいアルゼンチンタンゴ入門

やさしいアルゼンチンタンゴ入門

  • 作者: 上堀 昭
  • 出版社/メーカー: モダン出版
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本
ピアノ伴奏・解説付 タンゴ名曲アルバム

ピアノ伴奏・解説付 タンゴ名曲アルバム

  • 作者: 高原 哲
  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
  • 発売日: 2009/12/18
  • メディア: 楽譜
心を熱くする タンゴの名曲20選 (楽書ブックス)

心を熱くする タンゴの名曲20選 (楽書ブックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2006/02/20
  • メディア: 単行本
ピアノ伴奏付 ヴァイオリンで奏でるタンゴ名曲集

ピアノ伴奏付 ヴァイオリンで奏でるタンゴ名曲集

  • 作者: いとう たつこ
  • 出版社/メーカー: ドレミ楽譜出版社
  • 発売日: 2009/09/29
  • メディア: 楽譜
情熱のアルゼンチン・タンゴ50

情熱のアルゼンチン・タンゴ50

  • アーティスト: フリオ・デ・カロ楽団,カルロス・ディ・サルリ楽団,フアン・ダリエンソ楽団,フロリンド・サッソーネ楽団,セステート・タンゴ,アニバル・トロイロ楽団,アルマンド・ポンティエル楽団,オルケスタ・ティピカ・ビクトル,アストル・ピアソラ五重奏団,パケ・バイレン・ロス・ムチャーチョス
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2008/12/24
  • メディア: CD
ベスト・オブ・コンチネンタル・タンゴ

ベスト・オブ・コンチネンタル・タンゴ

  • アーティスト: ゲルハルト・ベーレン楽団
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2002/10/23
  • メディア: CD
アルフレッド・ハウゼ全集~魅惑のタンゴ

アルフレッド・ハウゼ全集~魅惑のタンゴ

  • アーティスト: アルフレッド・ハウゼ
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2008/03/29
  • メディア: CD
アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち

アルゼンチンタンゴ 伝説のマエストロたち

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ライス・レコード
  • 発売日: 2010/10/17
  • メディア: CD
ヨーヨー・マ プレイズ・ピアソラ

ヨーヨー・マ プレイズ・ピアソラ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ(SME)(M)
  • 発売日: 2008/11/19
  • メディア: CD
タンゴ・ノスタルジア

タンゴ・ノスタルジア

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/08/30
  • メディア: CD
ピアソラ・ベスト・タンゴ

ピアソラ・ベスト・タンゴ

  • アーティスト: ピアソラ
  • 出版社/メーカー: NAXOS
  • 発売日: 2010/11/17
  • メディア: CD
ラ・クンパルシータ~南米のギター音楽

ラ・クンパルシータ~南米のギター音楽

  • アーティスト: フェルナンデス(エドゥアルド),バリオス,モンターニャ,ピアソラ,グァスタヴィーノ,ロドリゲス,ティラオ,ティラオ,藤井敬吾
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2006/09/20
  • メディア: CD
リベルタンゴ

リベルタンゴ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1999/09/03
  • メディア: CD

だんご3兄弟/黒ネコのタンゴ

  • アーティスト: Framario,佐藤雅彦,見尾田瑞穂,内野真澄,小森昭宏,伊藤信雄
  • 出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1999/04/07
  • メディア: CD

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MR. MISTER『WELCOME TO THE REAL WORLD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの2nd.アルバムである。1984年のデビュー・アルバムはさっぱりであったが、本アルバムの大ヒットでブレイクすることになった。(が、後が続かなかったこともあって、本アルバムの一発ヒットと言うことになった。(全米No.1シングルを2曲出しているため「一発屋」)とは言わないが、アルバムで言うと「一発屋」ということになる。)尚、本アルバムは、Billboardでは1週のみとはいうものの全米No.1の座を獲得し、1986年の年間アルバム・チャートでも7位にランクインしている。また、カナダとノルウェーでは最高位2位、イギリスでは6位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Black/White』『Uniform Of Youth』『Don't Slow Down』『Run To Her』『Into My Own Hands』『Is It Love』『Kyrie』『Broken Wings』『Tangent Tears』『Welcome To The Real World』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『Broken Wings』は2週連続で全米No.1の座を獲得し、1986年のBillboard年間シングル・チャートでは5位にランクインしている。また、カナダでも1位を獲得し、イギリスでは4位を記録している。2nd.シングルの『Kyrie』も2週連続で1位を獲得し、1986年の年間シングル・チャートでは9位にランクインしている。また、カナダとノルウェーでも1位を獲得、UKでは最高位11位であった。3rd.シングルの『Is It Love』はBillboardで最高位8位を記録、4th.シングルの『Black/White』はチャートインしていない。

お薦め曲は、全米No.1ソングとなった『Broken Wings』と『Kyrie』という当たり前の曲と、シングル曲(ヒットしなかったですが...)の『Black/White』、それ以外からはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Welcome To The Real World』をピックアップしておく。

本アルバムから2曲の全米No.1シングルが生まれているということもあって、1985年の暮れから'86年の頭は飛ぶ鳥を落とす勢いのあった絶頂期を迎えたものの、'87年の3rd.アルバムが転けたことからメンバーの脱退があり、'89年から'90年にかけて4th.アルバムを作ったものの、レコード会社がリリースを拒否したことで解散してしまった(2010年になって、そのアルバムはようやくリリースされた。)ため、彼らの曲というと本アルバムということになっている。確かに、ヒットしそうな要素が詰まっていて、とても聴きやすい内容である。

尚、本アルバムは「'80'sの産業ロック」の成功例の一つとして語られることも多く、名前は翼ミミにする。それだけに、「産業ロック」の良いところと悪いところは色々とあるものの、'80'sのロックを語る上では聴いておかなければならないアルバムの一つであることに変わりはない。

また、考えてみると、べーカルのリチャード・ペイジは、TOTOのボビー・キンボール、CHICAGOのピーター・セテラという看板だったボーカリストの脱退の後、ボーカリストとして誘われたことがある(MR. MISTERでの活動を選び、自ら断っている。)だけに、決して出来としては悪くないアルバムでもある。(ちなみに、彼がMR. MISTERではなくてTOTO、またはCHICAGOに加入していたら、少なくともMR. MISTERのヒットは無くなったのは確実であろうが、TOTOやCHICAGOもまた別のヒット曲が生まれていたでしょうね...)

 

Welcome to the Real World

Welcome to the Real World

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Friday Music
  • 発売日: 2010/04/20
  • メディア: CD

ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド(紙ジャケット仕様)

ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形雷23話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形雷・裏ネタ編」は第23話の「時間を操る美女 ~大学教授殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「時間」について、「美女」について、「大学教授」について記します。尚、「時間」については「・12話[裏ネタ編]PART 6」で、「大学教授」については「・5話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/4付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

時間」:一般的には、時の流れの2点間の長さのこと、またはその時点のことを指し「時刻」と同義で使われることが多い。または、時間の単位で、60分を1つの単位とする単位のことでもある。(60分=1時間、1日=24時間、の時間単位の「時間」のことである。)

前者の意味は英語では「Time」、ドイツ語では「Zeit」、フランス語では「Temps」、イタリア語では「Tempo」、スペイン語では「Tiempo」、中国語では「時間と言い、後者の意味は英語では「Hour」、ドイツ語では「Stunde」、フランス語では「Heure」、イタリア語では「Ora」、スペイン語では「Hora」、中国語では「小時」と言う。(特に後者の方は「分」、英語、ドイツ語、フランス語では「Minute」(但し、発音はそれぞれ異なる)、イタリア語とスペイン語では「Minuto」(但し発音は異なる)と共に、海外旅行に行く際には覚えておくべき単語である。)

それ以外では、哲学の世界での「時間」や、物理学に於ける「時間」がそれぞれ定義されている。その中でも哲学の世界に出てくる「時間」では基本的な定義がされている。(過去から未来への不可逆的な方向を持ち、無限に連続しているものである。また、空間と共に世界の基本的な枠組みを作るものである。)また、哲学的な「時間」の考えは、宗教の世界にとも繋がっていて、様々な考えに発展している。(抽象的なことは、記し始めたらきりがないので省略します。)

一方、物理学では現象の経過を記述するために導入される量であって、時間の一様性という基本の元に各種法則が適用されている。ということで、物理学では学問の根幹を成している量でもあり、この根底(時間は一様に流れていく)の上に成り立っている。

現在、一般的に「時間」と言うと、時の流れの2点間の長さのこと、則ち、「所用時間」や「経過時間」のことを指すか、その時点の「現在時刻」のことを指すのが一般的である。

尚、時間は過去から未来への一方向の流れしかなく、過去に遡ることは現実世界では不可能である。(四次元世界では理論的には可能であるが、その方法は「?」である。)但し、小節などの架空の世界では、「タイムマシン」という時間を自由に行き来する装置が当たり前のようにあって、これを用いることで自由に過去や未来を行き来することが可能になっている。→相対性理論で述べられているように、光速に近い速度で移動する移動体の中にいると、時間の流がゆっくりになるため、時間軸上では未来の世界に移動したことになる。(その逆方向への移動は不可能である。)

美女」:容姿の美しい女の子とである。尚、「美人」「麗人」と言う言い方もある。また「べっぴん」と言う言い方もあるが、「べっぴん」は顔立ちに重点を置いた言い方であるが、「美女(美人)」は顔立ちだけでなく、体つきまでも含めて言うのが一般的である。

尚、「美女」の基準とは、人それぞれによって異なっているのと、時代によっても変化している。また、国が違えば基準が異なるのも当然である。よって、昔から「○○の三大美女」として名前が挙がっている人を見ていくと、その時の「美女」と呼ばれている傾向は分かることになる。

尚、「美女」と「美人」は、現在では同義語とされているが、歴史的には「美女」と「美人」は別物であった。というのは「人」と言う漢字には「男」と言う意味があって、古語で「美人」と言うと容姿の美しい男のことを指し、容姿の美しい女のことを「美女」と呼んでいた。男を指す「美人」はいつしか「美男子」というように「男」が中に入るようになり、それと共に「美人」という言葉は成人女性で容姿の美しい人を指すように変わっていった。(未成年の場合は「美少女」/「美少年」と言う。)

英語では「Beautiful Woman」または「Beauty」と言い、ドイツ語では「Schöne Frau」、フランス語では「Belle Femme」、イタリア語では「Bella Donna」、スペイン語では「Mujer Bonita」、ポルトガル語では「Mulher Bonita」、中国語では「美女」または「美人」と言う。→これらの言葉はそれぞれの言語の歌においても、よく登場する単語でもありますね。また、タイトルにこれらの単語が入ったヒット曲も色々とありますし...

尚、「美女」は外見で判断される容姿のことについて言う言葉であるため、その人の内面的な部分には全く触れていないということで、フェミニストから問題視されることもある。(この典型的なものが、ミス・コンテストにクレームが付けられて、現在ではミス・コンが縮小していっている。)好みは人それぞれであるので、「美女」(「美男」も含む)に関する論議はほどほどに...

大学教授」:「教授」とは、大学や高等専門学校などの高等教育機関で専門教育行う教員の中の最高位の職階である。(幼稚園と小中高等学校も教育機関であるが、これらの機関の教員は「教諭」と言って「教授」という職階は存在しない。)尚、「教授」は高等教育機関の教員であるが、高等教育機関の全ての教員が「教授」ということではない。(「准教授」または「講師」も高等教育機関では教員となっている。)

「大学教授」とは、各種高等教育機関の中でも、文字通り大学に於いて、「教授」の地位にある教員のことを言う。(当然のことながら、大学の教員の全てではない。)英語では「Professor」、ドイツ語では「Professur」、フランス語では「professeur」、イタリア語では「Professore」、スペイン語では「Profesor」、中国語では「大學教授」と言う。

「大学教授」は、普通は単に「教授」と呼ばれ、通常「教授」と言うと、特に断っていなければ「大学教授」のことを指す。また、「教授」にも色々と種類がある。「主任教授」と「専任教授」は、その大学に定年まで留まることが出来るが、「客員教授」や「招請教授」のように一定期間の間だけという教授もいる。また、医学部(大学病院などにいるのが一般的)には「臨床教授」と呼ばれる非常勤の教授も存在する。

また、「名誉教授」と呼ばれる教授は、その大学に教授として多年勤務し、教育上もしくは学術上で顕著な功績があった者に対して、退職後に大学が与える称号であり、職階ではなくて名誉称号である。(一応、学校教育法に規定されている。)よって、この称号は在任中では授けられず、この称号を有する教授は少なくとも「定年退職」をしている。(定年退職後に同じ大学に講師として務める場合もあるが、他の大学に行くことの方が多いようですね。)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

時間は実在するか (講談社現代新書)

時間は実在するか (講談社現代新書)

  • 作者: 入不二 基義
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/12/16
  • メディア: 新書
時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

  • 作者: 橋元 淳一郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: 新書
仕事と勉強を両立させる時間術

仕事と勉強を両立させる時間術

  • 作者: 佐藤 孝幸
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2010/06/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
時間論 (ちくま学芸文庫)

時間論 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 中島 義道
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 文庫
「時間」を哲学する (講談社現代新書)

「時間」を哲学する (講談社現代新書)

  • 作者: 中島 義道
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/03/19
  • メディア: 新書
早わかり物理50の公式 (ブルーバックス)

早わかり物理50の公式 (ブルーバックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: 新書
時間,空間,そして宇宙―相対性理論の世界 (物理読本 (3))

時間,空間,そして宇宙―相対性理論の世界 (物理読本 (3))

  • 作者: 戸田 盛和
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1998/11/24
  • メディア: 単行本
美女の歴史―美容術と化粧術の5000年史 (「知の再発見」双書)

美女の歴史―美容術と化粧術の5000年史 (「知の再発見」双書)

  • 作者: ドミニク パケ
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 単行本
美神ヴィーナスとギリシア・ローマの女たち―男たちを魅了した神話から現代の美女伝説 (別冊歴史読本 (86))

美神ヴィーナスとギリシア・ローマの女たち―男たちを魅了した神話から現代の美女伝説 (別冊歴史読本 (86))

  • 作者: コービスジャパン
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 単行本
美女とは何か―日中美人の文化史 (角川ソフィア文庫)

美女とは何か―日中美人の文化史 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 張 競
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 文庫
新 大学教授になる方法

新 大学教授になる方法

  • 作者: 鷲田 小彌太
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/11/29
  • メディア: 単行本
大学教授という仕事

大学教授という仕事

  • 作者: 杉原 厚吉
  • 出版社/メーカー: 水曜社
  • 発売日: 2010/01/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
大学教授になる方法 (PHP文庫)

大学教授になる方法 (PHP文庫)

  • 作者: 鷲田 小彌太
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 文庫

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名曲探偵アマデウス#87 チャイコフスキー「バイオリン協奏曲」 [ドラマ]

今月の新作の最後(3本目)はチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」でした。今回でチャイコフスキーも6曲目となって、ショパンと共に1位タイということになりました。また、今回の依頼人はあのディープ内藤ということで、通算で6度目の登場ということになりました。(当然、依頼人としては最多登場であるのは言うまでも無い。)→平均して半年に一度のペースで登場していますが、前回はファイルNo.076で、約4ヶ月ぶりの登場でした。

で、ディープ内藤が登場となると、カノンさんがライバル心を剥き出しにしたり、所長が飼い馬のようになって了うなど、いつもと違う姿が見られて楽しいのだが、今回は所長は最初から怯え続けていたが、カノンさんはそれほどではなかったですね。(いつも所長と一緒にいることから、余裕と言った所なんですかね...???)

冒頭、『探偵物語』を(カラオケで)歌っているカノンさん。気持ちよさそうに歌っているが、「違うわ」とダメ出しをされる。で「えっ???」と不満そう。ダメ出しをした声の主は「次」と言うと『私立探偵濱マイク』の主題歌が流れてきて、踊り出すカノンさん。そんな所に所長が帰ってくる。で、カノンさんの側にやってきて「何をやってるんだね」と訪ねる。カノンさんは踊りを止めて「探偵縛りのカラオケを」と答えた。これに所長は「探偵を縛る」と返した。するとカノンさんが「探偵縛り」の意味を説明し、所長はホット胸をなで下ろし「私が縛られるのかと思ったよ...」と言っていた。

すると、所長の背後から手が伸びて、「臼夫ちゃん、縛って上げようか」と言う声がした。所長の表情が一変して凍てついた。ディープ内藤がいて、「探偵縛りをカラオケしようと言ったの、私よ」と口にした。で、カノンさんのナレーションが「ディープ内藤 Season 6」ということで、これまでのいきさつが語られた。(過去の映像が出てくると、全く雰囲気の違うカノンさんも見られて良かったですね...)

改まっていつものようにソファーに座った所長とカノンさん、そしてディープ内藤。「今日は何の誤用でしょうか?」と所長が尋ねると、「私のミステリーに書けていたものが分かったの」とディープ内藤が言う。するとカノンさんは「つっか、欠陥だらけでしょう」とすかさず突っ込んだ。ディープ内藤は「お黙り」とカノンさんを制すると、「名作と呼ばれているミステリーに欠かせないもの、それは探偵」と言った。カノンさんが「シャーロック・ホームズとか、ポワロとか」(「銭形泪」でホームズとポワロの両方の扮装をしていた黒川さんです。)と言うと、ディープ内藤は「金田一耕助、コロンボ、古畑任三郎」と続けた。(この時点ではまだ冷静な)所長は「コロンボと古畑は探偵ではなくて刑事です」と返したが、それを無視したディープ内藤は「私の小説にも個性的な探偵が必要だって気づいたの」ということで「どうしたらいい?臼夫ちゃん」ということで相談に来たのだった。所長は「さあ?」と長そうとするが、ディープ内藤は「ベストセラーになったら映画化も夢じゃないし、キャラクター商品も売れるわ。報酬は印税の3割、女子大生との合コンもセッティングするわよ」と誘うと、所長は「そういうことならばこの曲が役に立つと思います」と言って曲を紹介した。

その曲がチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」だった。「『チャイ・コン』と呼ばれている曲ね」ということで、既に報酬のことに頭が言っている所長だった。

曲に入る前にカノンさんが「主人公はどんな探偵にするんですか?」と尋ねると「イケメン」と答えるディープ内藤。(所長が口を出せる雰囲気ではなかった。)「お好きに」と言った所長を受けて、ディープ内藤は「イケメンが爽やかに登場する…」と言うが、所長が「主役の登場には工夫が必要です」といって、この曲は主役であるソロ・バイオリンの登場が見事だ、と言って、第1楽章(序奏部)へ。

ソロ・バイオリンの登場を盛り上げる巧みな手法の解説では、序奏部をしつこく、盛り上げていくようにしていて、属音を続けることでじらし、主題を暗示するように主題の断片を入れ、そしてソロ・バイオリンの第1主題が登場する。ということで、ディープ内藤の小説も、何気ない日常の描写から事件が起こりそうな気配を感じさせつつ、ここぞという時に主役の探偵が登場する、とうことで、所長が赤い薔薇の花を手にして陶酔していた。これに「何やってんですか、所長?」と突っ込んだカノンさん。我に返った所長はバラの花をディープ内藤に渡した。が、ディープ内藤は「で、主人公が現れてどうなるの?」と尋ねた。所長は、チャイコフスキーはこう描いているということで、再び曲(第111小節)の説明へ。

ここでは「重音」ということで、バイオリンの魅力を引き立たせる「重音」についての説明へ。「重音」とは2本以上の弦を同時に弾くことで、それがどういうものなのかの説明を、実演を交えて行っていたが、実演があったらとても分かりやすいです。(逸美のことですが...)また、があったことでとても分かりやすかったですね。また、第111小節の重音を使わない演奏と、使った演奏との聴き比べがあって、これも全く違う曲のように感じられました。(「重音」を使わないと実になめらかで綺麗な曲になりますね。)

更に、リアルな音だけではなくて、視覚的なことも狙っている、として、バイオリニストのパフォーマンスとなると「重音」になるということでした。(確かに、ソロ・バイオリニスト動きが飛び抜けて激しく、目立ちますね。)

これにディープ内藤は、刑事コロンボのよれよれコート、古畑任三郎は現場に自転車で登場、ということで、「探偵はただのイケメンじゃダメ」と悟った。(所長がコロンボと古畑に扮してました。)そして「イケメン探偵なのにマスクをしているのはどう」と提案した。カノンさんは「それじゃあ、イケメンかどうか分からないじゃないですか」と突っ込んだが、ディープ内藤は「いいの。イケメン探偵は何処に行っても全力疾走」と言った。所長はマスクをして走っていた。立ち止まって「限界に挑戦した者だけが新しい世界にたどり着くことが出来る」と言うと、ディープ内藤は「それって私と臼夫ちゃんみたいね」と口にした。そして、「所長がウィーンから戻ったばかりの頃」と言って、所長の過去が語られた。(所長は音楽を封印して部屋に引きこもっていた。そんな所長に音楽を取り戻させたのがディープ内藤だった。ディープ内藤は引きこもっていた所長をカラオケスナックに誘い出し、限界まで歌い続けたのだった。)それを聞いて「音を取り戻したんですね?」とカノンさんが尋ねるが「いや、出入り禁止になった」と所長が答え、カノンさんは転けていた。

曲の続きは、ソロ・バイオリンのカデンツァの部分に突入し、「カデンツァ」は独奏者の技術の見せ場ということで、即興で演奏する所というと語られ、その説明へ。カデンツァは、本来は即興で演奏する部分と言うことで楽譜は書かれないのが普通だったが、チャイコフスキーは細かく楽譜を書き残し、バイオリンの特徴を際立たせるテクニックが色々とあって、その説明へ。

まずは「人工ハーモニクス」の説明へ。バイオリンの最も高い音から更に2オクターブ高い音を出るが、透明な音が出る。(弦を抑えても出せるが、キツい音になってしまう。)→当然、聴き比べての説明が行われるが、弦を抑えて出すと、キツいどころか、引っ掻き音に近い感じがして、気色悪く感じました。

2つ目は「グリッサンド」。(これも実演ありの説明なので分かりやすい。)チャイコフスキーはしかも重音でグリッサンドを使っていて、内面的な感情を表現した。3つ目は巧みな重音使いで、最初は和音をばらして鳴らすが、段々と重音を使っていくことで、緊張感を出した。

これらによって、ドラマ性を表現し、更にバイオリニストにアクロバティックな演奏をさせて際立たせた。しかも、カデンツァは技の披露のため、曲の終盤にあったが、それを曲の真ん中に持ってきたのだった。

ディープ内藤は、これではミステリー小説としては失敗だ、と言うが、所長は「ある意味この曲は失敗した」と言って、その説明へ。

チャイコフスキーはこの曲を名バイオリニストのアウアーに初演を依頼したが「演奏不可能」として拒否されてしまう。初演はそれから3年後になってようやくという状況だったが、評価は散々で「悪臭がする音楽」とまで言われた。(第3楽章はズタボロに言われた。)

その酷評されたところがこの曲の魅力として、後になって演奏家や聴衆の心を捕らえていって「名曲」と呼ばれるようになった。→これって、「登場したのが早すぎた」と言うことも出来ますね。ポピュラー音楽の世界でも、このように最初は悪評だらけだったが、後に「名曲」と言われるようになったものが幾つもあります。

ただ、チャイコフスキーは、批判されても「それを高めていった」という説明があったが、単に「早すぎた登場」というだけでは無かったということでもあるのですね。

この経緯を聴いたディープ内藤は「何か引っかかる」と口にしたが「何でですか?」とカノンさんが問う。これに「就職試験に全部落ちて、散々ダメ女と言われても、アンタ、自分に自信が持てる?」と問い返した。カノンさんは不味そうな顔をして「ダメですね...とことん落ちちゃいます」と返した。するとディープ内藤は「かつての臼夫ちゃんもそうだった」と言った。で、カノンさんは「チャイコフスキーは一人じゃなかった」ということに気づいた。処置用は「チャイコフスキーはこの曲を1人で作ったのではありません」と語り、今度はチャイコフスキーの話へ。

1877年、チャイコフスキーは結婚したが結婚生活が上手く行かず、精神を病み、療養生活をスイス・モントルーで送っていた。そこに見舞いにやってきた教え子のコーテクに特別な感情を持った。(同性愛ということで、禁断の恋でもあった。)そしてコーテクのバイオリンに魅せられて作曲した。

ということで、ディープ内藤は、臼夫ちゃんが自分にとってのコーテクと言った。が、自分たちには愛が足りなかったと言い、「湖の畔の別荘に行って、愛情を育み、歴史に残る愛の名作ミステリーを書く」と宣言し、所長を無理矢理連れて行こうとする。処置用は「自信無いんですけど...」と漏らし、慌てたカノンさんも「お客さんだって来ちゃいますしね」と止めようとする。が、ディープ内藤は「お金もないのに、そんなに泊まってられない。三泊四日」と言うと、所長を引っ張っていった。所長は抵抗できず「響くん。後はよろしく」と言って連れて行かれた。カノンさんは「大人の事情...」と漏らしていた。

今回は、ドラマ部分は約35分弱、曲が約8分、ラストのオチが1分強という構成で、曲の部分がやや長めでした。とは言っても、時間的に全曲は無理であって、解説のあった部分を中心にしたダイジェスト的なものでした。

ラストのオチは、カノンさんが帰宅しようとしていたら、所長が帰ってきた。が、冴えない表情をしていた。カノンさんは「内藤さんと旅行に行ったんじゃなかったんですか~?」と余裕たっぷりに訪ねる。所長は疲れ切った顔をして「喰う小出はぐれた~」と漏らした。て、カノンさんが側にやってくると携帯(一応スマートフォンになっていましたね。)をポケットから取り出してカノンさんに見せる。そこには「臼夫ちゃん、私、出会っちゃった...」というディープ内藤からのメールがあった。空港でディープ内藤は15歳年下のイケメンで、国際的な活躍する探偵と出会い、お互い一目惚れだった。で、彼と一緒に探偵小説を書く、ということだった。(最後に、「響ちゃんにもよろしくね」と結ばれていた。)で、カノンさんは所長に「悲しいんでしょう」と言うが、所長は変な顔をするだけだった。で「変顔したって無駄ですよ。悲しさを変顔で隠してるんでしょう」と言って所長に迫ると、「どういう関係なんですか~?」とディープ内藤との関係を問い詰めていた。が、所長はボーッとなっていて何も答えなかった...

今までのディープ内藤の登場した時は「また来るな」とラストに所長が言っていたが、今回はそれが無く、所長は抜け殻のようになっていたところを見ると、所長はやっぱりディープ内藤のことが気になっているのですね。

また、いつものディープ内藤だと、進行までも仕切っていたが、これについてはいつもよりもおとなしめだったが、所長を拉致するかのように引っ張っていったということで、やっぱりディープ内藤はディープ内藤ですね。

また、いつもとは完全に別人となっていて、蛇に睨まれたカエルのような所長ということで、ディープに対して完全に怯えているというのも面白い所でした。その一方で、カノンさんも「大人の事情」と言う言葉を口にしていたが、金銭的なことのためならば仕方がないと察知したようで、「所長・命」と言うところが抑えられていて、ディープ内藤に対しての対抗心をコントロールできるようになったというのも面白い所でした。

また、お楽しみとしては、カノンさんがカラオケを歌っていたり、所長のコスプレが途中に出てきたりということで、こちらもそれなりにあって、楽しさも十分にありました。

今回は最後に所長が「ディープ内藤、また来るな」と言わなかったが、4年目突入となったら、ディープ内藤はまたまたやってくるのでしょうね...

来週28日はファイルNo.004のチャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』の再放送です。初期の作品(=1年目の作品)の再放送となると久しぶりということになります。(最初の放送は2008/4/25でした。)OPも現在のもの(3代目である。)とは少し異なっているが、久しぶりにとなると、それも良いですね。3月に入ると、3/7はファイルNo.088のドビュッシー「交響詩『海』」が控えています。

 

CD付き NHKクラシックミステリー 名曲探偵アマデウス

CD付き NHKクラシックミステリー 名曲探偵アマデウス

  • 作者: 『NHKクラシックミステリー名曲探偵アマデウス』制作チーム
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: 庄司紗矢香,メンデルスゾーン,チャイコフスキー,チョン・ミュンフン,フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: チョン・キョンファ,チャイコフスキー,メンデルスゾーン,デュトワ(シャルル),モントリオール交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/06/25
  • メディア: CD

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: カーラー(イリヤ),チャイコフスキー,ヤブロンスキー(ドミトリ),ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: エイベックス・クラシックス
  • 発売日: 2007/12/05
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/06/21
  • メディア: CD
チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: スターン(アイザック),チャイコフスキー,シベリウス,オーマンディ(ユージン),フィラデルフィア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1996/02/21
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: 五嶋みどり,チャイコフスキー,ショスタコーヴィチ,アバド(クラウディオ),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2004/11/17
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,チャイコフスキー,シベリウス,カラヤン(ヘルベルト・フォン),フェラス(クリスチャン)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2000/01/22
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: ムター(アンネ=ゾフィー),チャイコフスキー,コルンゴールト,プレヴィン(アンドレ),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ロンドン交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2004/09/29
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(初回生産限定盤)(DVD付)

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2010/10/27
  • メディア: CD
チャイコフスキー&ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー&ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2010/05/26
  • メディア: CD
メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: 諏訪内晶子,メンデルスゾーン,チャイコフスキー,アシュケナージ(ヴラディーミル),チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD

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MICKEY THOMAS『ALIVE ALONE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは、1981年に発表された彼の2枚目のソロ・アルバムである。この時期の彼は1979年にJEFFERSON STARSHIPに加入した後であり、J. STARSHIPのアルバム、更にはM. BALINやG. SLICKのソロ・アルバムも発表されていて、JEFFERSON関係者が派手に賑わしていた。但し、彼のソロ・アルバムのだけがBillboardのアルバム・チャートにランクインせず、他のアルバムは全てチャートインを記録していて、彼だけが取り残された形になってしまった。とは言っても、JEFFERSON関係ということで、忘れずにチェックしておきたいというのは言うまでも無い。

収録曲は以下の全10曲である。『She's Got You Running』『Alive Alone』『Maybe Tomorrow』『Following Every Finger』『This Time They Told The Truth』『Survivor』『You're Good With Your Love』『I Don't Wanna Talk About It』『Too Much Drama』『Badge』。

お薦め曲としては、『She's Got You Running』『Alive Alone』『Survivor』『Too Much Drama』という所をピックアップしておくが、際立った曲はなく、どれもが小粒である。但し、捨て曲と言える曲はなく、当たり外れは無い。(曲の出来のバラツキは小さいが、平均的なクオリティということで、全く目立たない内容である。)

内容的には決して出来の悪いアルバムでは無いのだが、本アルバムを代表する曲というものが無く、サウンドの点でも平凡なものであるため、可もなく不可もなしという平凡すぎるアルバムになってしまったのが残念である。

また、本アルバムのリリースに近いところで、JEFFERSON AIRPLANE / STARSHIPに絡むアルバムがいくつか発表されているが、それらのアルバムのようなセールスポイントが無かったのが実に残念であった。そのため、本アルバムは半ば忘れられている。が、JEFFERSON関係者のほぼ同時期のアルバムの一つということで、いつも後塵に位置しているが、思い出してチェックだけはしておくべきアルバムである。(特に、シスコのベイエリア・サウンドがお好きな方はお忘れないように...)

が、本アルバムはセールスの点でも散々だったと言うことで、現在、入手しようとすればかなり苦労することになる。まあ、中古店を色々と探し回るという楽しみはありますが...

 

↓本アルバムが見当たらないので、彼の他のアルバムを拾っておきます。

Starship Marauder

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Gigatone Ent.
  • 発売日: 2011/03/29
  • メディア: CD

Over the Edge

Over the Edge

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cleopatra
  • 発売日: 2004/08/03
  • メディア: CD

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「魚河岸の石松」(その3) [映画(邦画)]

今回は、1953年1月に劇場公開されたシリーズ第1作について記します。

シリーズ第1作魚河岸の石松
作品データを記しておくと、1953年の東映東京の作品であって、時間は88分、白黒作品である。原作は宮本幹也、監督は小石栄一、脚本は館岡謙之助、撮影は永塚一栄、美術は森幹男、音楽は飯田三郎である。そして出演は、河津清三郎、深見泰三、折原啓子、島崎雪子、美山悦子、星美智子、伊沢一郎、金子信雄、植村謙二郎、石黒達也、徳大寺伸、沢村貞子、清水元、横尾泥海男、春風亭柳橋、たちである。

魚河岸育ちの木村松吉、人呼んで「石松」。彼は仲間の宴会旅行で知り合ったストリッパーのマノン・由美、マミ、の姉妹の因縁で、上海の辰というやくざと大喧嘩をするが、彼とは心を許す仲となった。河岸のボス・花長の娘の美智子のことを思っている石松は、マミにつきまとわれることを迷惑がっていた。で、兄貴分の吉原が、新橋の芸者・〆蝶を仮の女房に仕立てマミを諦めさせるという手を打った。マミは諦めたのまでは良かったが、何と今度は〆蝶が石松に惚れてしまった。そんな中、花長と組合長の瀬川との対立から、河岸でちょっとした争いが起こり、その時、瀬川の諌めに応じた石松は仲裁に入ろうとして重傷を負った。美智子が看病してくれたことで陶然となった石松だったが、そんな所に〆蝶とマノン・由美が見舞いにやってきて、折角の気分も台無しになった石松だった。やがて、怪我も癒えた石松は、喧嘩で入院した辰の入院費の工面にとび廻った。そして組合の役員選挙では石松は瀬川の応援をした。更に、花長派のインテリ・沼の行動もあって、瀬川が選挙で焦慮掴んだ。石松に撮っては更に良いことに、〆蝶が勇退することになり、〆蝶も彼の前からいなくなり、念願の恋も適ったのだった。

シリーズと言うことではアクション・コメディということになっているが、コメディ色はそれほど強くはない。また、アクションの方もそれなりということで、コミカル調でノリと勢いで持って行くという作品である。言葉では「コメディ」と「アコション」のどっちつかずということになるってしまい、中途半端という印象を持ってしまうが、その絶妙なバランス感覚が面白い所である。

尚、本シリーズはソフトと言うことでは恵まれてえらず、かつてはLDでリリースされていたものの、現在ではパッケージ・ソフトが無い状態であって、残念なところである。もしも放送で流れることがあれば、チェックしておきたい所である。

 

↓ソフトがないのでこういうものを...

映画パンフレット 「魚河岸の石松シリーズ 石松と女石松」

映画パンフレット 「魚河岸の石松シリーズ 石松と女石松」

  • 出版社/メーカー: アットワンダー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

魚河岸の石松 (1952年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 向日書館
  • 発売日: 1952
  • メディア: -

魚河岸の石松〈第1巻〉 (1955年)

  • 作者: 宮本 幹也
  • 出版社/メーカー: 桃源社
  • 発売日: 1955
  • メディア: -

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MARSHALL CRENSHAW『MARSHALL CRENSHAW』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼のデビュー・アルバムである。デトロイト出身ということもあって、デトロイト・ロックの魂をしっかりと持っていて、アルバム志向のミュージシャン(「Album Oriented Rock」のAORミュージシャン(「Adult Oriented Rock」のAORとは別物である。)の一人として知られている。)としても知られている。その分、派手な所が無いのだが、堅実で聴き応えのあるロック・アルバムとなっている。そういうこともあって、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートでは半年にわたってチャートインし続けている。(但し、ピーク順位は50位であった。)

収録曲は以下の全12曲である。『There She Goes Again』『Someday, Someway』『Girls...』『I'll Do Anything』『Rockin' Around In N.Y.C.』『The Usual Thing』『She Can't Dance』『Cynical Girl』『Mary Anne』『Soldier Of Love』『Not For Me』『Brand New Lover』。

この中からシングル・カットされたのは、スマッシュ・ヒットとなった『Someday, Someway』である。Billboardでは最高位36位を記録している。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Someday, Someway』、それ以外からは『There She Goes Again』『The Usual Thing』『Soldier Of Love』『Not For Me』という所をピックアップしておく。

アルバム全体を通して、ベタながらも心地よいロックを聴かせてくれていて、それなりに楽しむことが出来るのだが、もう少し華やかなところが欲しいと思ってしまう。捨て曲はなく、全部の曲に気合いが入っているのだが、全体的に纏まりすぎていておとなしさを感じてしまうのである。また、時間的にも12曲という曲数があるのに34分強という時間しかなく、ちょっと短いと感じてしまう。(1曲が3分弱ということになる。)曲の時間というのはその曲の評価には関係なく、独立したものである。しかも、'50'sや'60'sのロックンロール・ナンバーは1曲が3分弱というのが当たり前であった。(短いながらも満足させる要素がしっかりとあったということになる。)よって、時間が短いので内容が劣るということでは無いのだが、曲の中に「これぞ!」という華となる部分が無い。但し、アルバム全体を通した芯があるので、アルバム年はそれなりに主張が通っていて、それなりに楽しむことは出来る。

万人向きということではないが、アルバムとしては決して悪いものではないだけに、コアなロック・ファンであればチェックしておいても宜しいかと...

 

Marshall Crenshaw

Marshall Crenshaw

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Bros / Wea
  • 発売日: 1988/05/27
  • メディア: CD

Marshall Crenshaw (Omr)

Marshall Crenshaw (Omr)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Mobile Fidelity Koch
  • 発売日: 2009/03/24
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形零10話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形零」の第10話「韓国スター・ゴ様登場! ~真冬のソナタ殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、今回は殺人の動機となった「心変わり」について、ちゃんがこの事件について語った際に出た言葉である「フェルマーの最終定理」について、「確率」について、被害者がこれを学んでいたことから「韓国語」について、そしてダイイングメッセージとなったテープは実はこれだったということから「日本語」について記します。尚、「フェルマーの最終定理」については「・9話[裏ネタ編]PART 7」で、「日本語」については「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 8」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/2日付です。)

心変わり」:「心が他に移ること」を言うのが一般的であるが、「心がいつもの状態ではなくなること」という意味もある。(これは一時的なことであって、いずれは元に戻る。)また「気移り」「変心」ということもある。

英語では「Change One's Mind」、ドイツ語では「Sinneswandel」、フランス語では「Changement de Coeur」、イタリア語では「Cambio di Cuore」、スペイン語では「Cambio de Corazón」、中国語では「変心」という。

フェルマーの最終定理」:「フェルマーの大定理」という言い方をする場合もある。また、17世紀から360年もの長い年月の間、証明することが出来なかったことから「フェルマー予想」と呼ばれていたこともあった。1994年にイギリスの数学者アンドリュー・ワイルズが完全に証明したことによって「予想」は「定理」となった。(これを証明する論文は1995年に発表されている。)そしてワイルズの功績をたたえて現在では「フェルマー・ワイルズの定理」ということもある。英語では「Fermat's Last Theorem」、ドイツ語では「Großer fermatscher Satz」、フランス語では「Dernier théorème de Fermat」、イタリア語では「Ultimo Teorema di Fermat」、スペイン語では「Último Teorema de Fermat」という。

内容は、数学に関するものであって「3 以上の自然数nについて、x^n+y^n=z^nとなる0でない自然数(x,y,z)の組み合わせがない」という定理である。尚、n=2の場合はこれを満たすものは無数に存在する。(例えば、(x,y,z)=(3,4,5)、(6,8,10)、…)また、これを満たす数を「ピタゴラス数」と呼んでいる。(ピタゴラスの定理(三平方の定理)が成立するということに由来している。)

これは17世紀の数学者フェルマーが書き残したものであり、これの証明は約360年にわたってされなかったことから「フェルマーの大予想」と呼ばれていた時期もある。

その証明にはドラマがあって、1993年に最初に発表された時には、その内容に世間を驚愕させたのだが、後の査読で、致命的な誤りが一ヶ所あることが判明した。で、その誤りの修正に難航することになったのだが、1年後の1994年にそれを克服する新たな証明を行った。(その証明については、チンプンカンプンなので、ここには記しません。興味がある方はご自分で探して下さい。)そして360年間にも及証明がされなかったという状態に決着がつき、遂に「定理」として認められることになったのである。

また、これを証明したワイルズは1953年生まれであって、これを証明した時は41歳になっていた。フィールズ賞(ちゃんも「M2」で受賞していましたね。)の受賞資格は40歳以下という規定があるため、ワイルズの功績は高く評価されたが、受賞資格の年令を超えていたためにフィールズ賞を受賞することは出来なかった。(しかし彼の功績が評価されたため、異例の特別賞を受賞している。)

尚、nが特定の値の場合(例えば、n=3、4、7など)は以前に証明されていたのだが、「自然数n」という形では証明されていなかった。(nが偶数の場合はn=2mとすれば、n=2、則ちピタゴラスの定理(三平方の定理)で証明可能であり、基本的にnが素数の場合について証明できればよい。)

確率」:ある事柄が起こる確からしさを数量的に表したもの、または全体の中からある現象が起こった頻度の割合を表した数値のことである。前者は「数学的確率」と呼ばれるものであって、例えばサイコロを振って「1」が出る確率(1/6である。)が該当し、後者は「経験的確率」と呼ばれるものである。(過去の発生頻度の蓄積から算出されるものであって、例えばサイコロを100回振って「1」が出た確率(例えば20/100という場合や15/100などもあり得るが、回数を増やしていくと、一般的には1/6に収束していく。))

尚、確率を表す数字は、最大値が1であり、最小値は0である。(1の時は必ず怒るということになり、0の場合は絶対に起こらないということになる。例えば、(普通の)サイコロを1回振って、「1」から「6」の間の数字が出る確率は1となり、「7」が出る確率は0である。)

数学の世界では「確率論」として体系化されている分野であり、また、統計学では確率を使うのは基礎となっている。

英語では「Probability」、ドイツ語では「Wahrscheinlichkeit」、フランス語では「Probabilité」、イタリア語では「Probabilità」、スペイン語では「Probabilidad」、ポルトガル語では「Probabilidade」、中国語では「概率」と言う。

韓国語」:朝鮮半島(大韓民国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国))で使用されている言語であって、この2国では公用語と定められている。(中国の一部である吉林省延辺朝鮮族自治州、長白朝鮮族自治県でも公用語になっている。)日本では「朝鮮語」と呼ばれることの方が多いが、韓国では「韓国語」と呼称しているため、韓国の言語を指す場合は「朝鮮語」と呼ばずに「韓国語」と呼ぶこともある。(北朝鮮では「朝鮮語」と呼ばれている。)または、表記にハングルを使うことから「ハングル語」と呼ばれることもある。

韓国と北朝鮮で使われている言葉は基本的には同じ者であるが、地域差がある。(「方言」と言うことも出来る。)そのため、韓国で使用されているものを「韓国語」、北朝鮮で使用されているものを「朝鮮語」と行って区別する場合もある。

総話者は約7500万人程度とされている。(韓国と北朝鮮の2国の人口が7000万人強であり、この2国以外に居住する朝鮮民族が使用している。)

英語では「Korean」、ドイツ語では「Koreanische」、フランス語では「Coréen」、イタリア語では「Coreano」、スペイン語とポルトガル語では「Coreano」、オランダ語では「Koreaans」、中国語では「朝鮮語」と言う。

言語学では日本語と同じ系統に分類され、膠着語である。また、修飾語は被修飾語に先行し、前置詞ではなく後置詞を用いるのが特徴である。また、漢字文化の影響を受けている言語でもある。(但し、現在では漢字ではなくハングルを表記に用いる。)

日本語」:日本で使用されている言語であり、日本の国語である。尚、日本の法律では「日本語を公用語とする」と定めた条文が存在しないため、法律上は公用語とはなっていないが、「事実上の公用語」ということが出来る。→日本語が公用語として法律上で定められているのは、世界中ではパラオ共和国のアンガウル州だけである。(但し、パラオ語、英語と共に、公用語の1つとされている。が、現在はアンガウル州には日本語を使う住民はいない。)これは第二次大戦前に日本の信託統治領だったことの名残りであるのと、日本との友好の証とされている。

英語では「Japanese」、ドイツ語では「Japanisch」、フランス語では「Japonais」、イタリア語では「Giapponese」、スペイン語では「Japonés」、オランダ語では「Giapponese」、ポルトガル語では「Japonesa」、中国語では「日語」と言う。

日本語を話す人の数(総話者数)は世界中で約1億3000万人である。この数は、世界の言語の中では第10位である。(世界には1000以上の言語が存在すること、世界の総人口は69億人程度(2010年)であることを考えると、これの数はとても多い方ということが言える。)日本国の人口よりも僅かに多いのは、日本以外にも話者がいるためであるが、ブラジルやペルーなどへの日本人移民とその子孫が殆どである。また、台湾、朝鮮半島、中国の一部や太平洋の島国の中には、かつて日本語教育を受けた住民がいて、そういう人たちが話す程度である。(が、子孫であっても若い世代では現地語を主に話し、日本語は第二言語のようになっていて、話す人の数は減少している。)また、欧米などでは日本語を第二、第三言語として学んでいる人の数は増えているものの、第一言語とする話者は殆どいない。

言語学においては、日本語の系統は、朝鮮語と同系説や、アルタイ語族との親近性が語られていて、ウラル・アルタイ語族の一つとされているが、確定されていない。(マライ・ポリネシア語族の一つ、ドラウセィダ語族の一つ、という説もある。)

特徴は、開音節があること、膠着形態であること、動詞文末語順であること、敬語の使用があること(発展している)などがある。また、語順は絶対的なものがなく、比較的自由である。また、体言には活用や性が無いのも特徴である。

語彙はそんなに多い方ではなく、古来から漢語、梵語が入って来て、それが日本語に加わることで増えるということを繰り返して語彙が増えてきた。その後も、江戸時代にはポルトガル語、オランダ語から日本語になったものが多数あり、明治以降になると英語を中心として、更に多くの言葉が入って来て、語彙が増えている。そのため、現在の日本語の語彙の30%は外来語だとされている。

使用する文字は、音節文字である「ひらがな」と「かたかな」、そして「漢字」がある。漢字は表意文字であるため、その数は非常に多くあり、使用される文字の数は世界の言語の中でも非常に多い言語となっている。(中国語に次ぐ文字数の多さとなる。英語ではアルファベットの26文字(大文字と小文字を別としても52文字であり、それにいくつかの表記記号が加わるだけですからね。))→一応、「ひらがな」または「カタカナ」だけでも表記は可能であるが、表意文字である漢字を使った方が単語(の区切り)がより明確に分かることになり、文字(文章)を一目見ただけでも意味が分かることになる。(これは表意文字を使っている言語ならではの特徴である。)

また、文字を表記する際は、縦書きと横書きの両方がある。縦書きの場合は上から下に書いていき、改行すると左側に進んで行く。一方、横書きの場合は、昔は右から左に記していき、改行すると下に進んで行く書き方であったが、戦後になって左から右に記していくように変更された。(改行した場合は下に進んで行くというのは同じである。)世界の言語では、縦書きと横書きの両方があるというのは珍しいことである。(英語などの欧米の言語は基本的に横書きのみである。→看板や本の背表紙などの特殊な場合には縦書きが存在するが、それは特殊な場合である。)

ちなみに、漢字文化圏の言語は縦書きが中心であるが、戦後になって次第に横書きも一般的になっている。特に近年はパソコンが横書きを中心としていたこともあって、横書きも当たり前になった。(パソコンでも縦書きに対応してはいますが...)

尚、日本語の出版物の場合、小説などの文字が中心となったものは縦書きが採用されているが、専門書などになると横書きの方が多くなっている。これは数式や専門用語の英語(英単語)が多数記されることから、縦書きよりは横書きの方が都合が良いためである。また、本のページは、縦書きで記されたことが基本となっているため、表紙を1ページとすると、左側を右側にめくり(右側がとじしろになる。)、開いたページの右側が若く、左側の方が後のページとなるのが基本である。→雑誌もこのようにページが降られているのが一般的であるが、これは縦書きが基本であるためである。尚、横書きの本の場合は、この逆で、表紙を1ページとすると、右側を左側にめくり(左側がとじしろになる。)、開いたページの左側が若く、右側の方が後のページになる。(洋書と同じである。)

日本語の書籍は、現在では縦書きのものと横書きのものとがあり、ページの進み方も両方向あって、これらが混在している状況である。しかし近年では横書きの書籍が増加しているのも事実である。(但し、法的にでも強制しない限り、どちらか一方に統一されると言うことはないとされている。)

 

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目黒ひとみ『ゴールデン☆ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

今回は'70'sのB級アイドルのアルバムを取り上げることにする。で、目黒ひとみである。彼女はソロのアイドル・シンガーとしてデビューして3枚のシングルを発表したものの、ソロとしてはパッとせず、カルト的な人気のある「ギャル」という3人組のアイドル・グループのメンバーとして活動していた人である。

ということで、ソロとしての曲とグループとしての曲をまとめた形のベスト盤がリリースされてもおかしくないのだが、そういうことをしない所がミソである。(レコード会社の違いということもその理由の一つと思われる。)で、同じようにソロとして数曲のシングルを発表したほかのアイドルと、まとめてベスト盤をリリースということになっている。(1人2曲ずつで10人前後がまとめられているというのではないのがポイントである。)→こういう形だと、他の人の宣伝にもなるということで、ばら売りする場合のトータルよりもセールスが伸びることが望めるのでしょうが...が、これは悪く言えば「抱き合わせ販売」ということになる。よって、賛否両論あるところである。

で、目黒ひとみの場合は、北村優子としのづかまゆみとをまとめている。(ギャルの石江理世、黒木真由美他のソロ時代と一緒でない所もポイントである。→ここもレコード会社の違いがある。)が、北村優子はシングル4枚しか発表していないので、それは分かるのだが、しのづかまゆみは片手では数えられないシングル曲を発表し、作詞家として数多くの曲を提供しているので、どうしてまとめる必要があるのか?と疑問に感じるところでもある。

3人のベスト盤ということで、収録曲は全23曲となっている。最初の8曲が北村優子、次の6曲が目黒ひとみ、その次の6曲がしのづかまゆみ、後ろの3曲がボーナス・トラック扱いで、3人のデビュー曲のカラオケ・バージョンという構成である。ボーナス・トラックを除く20曲は、全てシングルのA/B面の曲である。

収録曲は以下の通りである。(北村優子パート)『若草のデート』『学園祭』『ハロー・サンシャイン』『口笛ふいて』『ジェラシー』『ハッスルしないで男の子』『999粒の涙』『ツイストレディ』。(目黒ひとみパート)『わたしのシュガー・ボーイ』『ラブ・コール10:30』『アップル・パイが焼けるまで』『すてきなグランドマザー』『スイートポテト42キロ』『家庭教師』。(しのづかまゆみパート)『パパはもうれつ』『真夜中の買物』『曇り空』『純情記』『嫁入り前』『題名のない物語』。(ボーナス・トラック)『若草のデート(オリジナル・カラオケ)』『わたしのシュガー・ボーイ(オリジナル・カラオケ)』『パパはもうれつ(オリジナル・カラオケ)』。

ここに収録されている曲は特にヒットを記録したと言う訳ではないが、それぞれのファン(だった方)にはヒットの規模に関係なく、CDで(全曲)聴くことが出来るというのは嬉しすぎるところである。→これはこれで非常に価値のあることである。

ベスト盤の「ゴールデン☆ベスト」というシリーズは、ハズレというものもあるのもまた事実であるが、コアなものは徹底してコアな内容というものがあって、本アルバムは正にコアなものの代表的なものと言うことが出来る。このように面白い企画もののベスト盤であれば、お手元にあっても宜しいのでは...???(ただ、普通だと「目黒ひとみ(北村優子も然り)って誰?」と言うことになっちゃうでしょうが...→しのづかまゆみだと、ものまねタレントとして別の道があるだけに、本ベスト盤では「しのづかまゆみ+2人」ということになっちゃうかも知れませんが...)

 

ゴールデン☆ベスト 北村優子・目黒ひとみ・しのづかまゆみ

ゴールデン☆ベスト 北村優子・目黒ひとみ・しのづかまゆみ

  • アーティスト: 目黒ひとみ,しのづかまゆみ,北村優子,阿久悠,あかのたちお
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2009/09/16
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