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TUBES『THE TUBES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。サンフランシスコをベースとして活動するバンドには個性的なバンドが多いが、彼らも'70'sのシスコで、独特のサウンドを奏でることになるバンドである。(但し、ブレイクするのは'80'sになってからですが...)本アルバムはそんな彼らのデビュー・アルバムということで、彼らの原点を知ることが出来るアルバムである。尚、チャート成績はBillboardでは最高位113位を記録している。

収録曲は以下の全8曲である。『Up From The Deep』『Haloes』『Space Baby』『Malaguena Salerosa』『Mondo Bondage』『What Do You Want From Life』『Boy Crazy』『White Punks On Dope』。

この中からシングル・カットされたのは『White Punks On Dope』であるが、アメリカではチャートインせず、イギリスでは最高位28位を記録するヒットになっている。(但し、イギリスでのヒットは1977年のことである。)

お薦め曲は、シングル曲の『White Punks On Dope』、そして『What Do You Want From Life』、7分近い大作である『White Punks On Dope』、そして『Mondo Bondage』をピックアップしておく。

本アルバムはポップな路線を中心としているため、とても聴きやすいのだが、まだまだ荒削りな所があって、アルバムとしての完成度という所は今一つである。しかし、その荒削りなところがまた魅力であるのも彼らの特徴である。

また、本アルバムの収録曲は彼らのキャリアでも最初に位置するものであって、それを大事にしているため、ヒットと言うことには無縁であるものの、お馴染みになっている曲があるだけに、しっかりと聴いておきたいところである。

尚、彼らのバンド名は「TUBES」であって「チューブス」であるが、日本では夏の時期になると耳にすることが多い「チューブ」と間違えられることがあるそうである。が、そういう間違いから彼らのサウンドに接点を持つことになっても面白いでしょうね。(ということで聴いてみるというのも宜しいかも...)

 

Tubes

Tubes

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 2006/07/25
  • メディア: CD


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「ZAPPA」 [映画(洋画)]

表題の作品は1983年のデンマーク映画の「子供たちの城」である。日本での劇場公開は1989年7月であった。'60年代初頭のデンマーク・コペンハーゲン郊外のある町を舞台にした3人の少年の姿を描いた作品である。

作品データを記しておくと、時間は103分、原作はビヤーネ・ロイター、監督と脚本はビレ・アウグスト、撮影はジャン・ウェイン、音楽 ボー・ホルテンである。そして出演は、アダム・トンスバーク、モーティン・ホルフ、ペーター・ライカルト、アルネ・ハンセン、ローン・リンドルフ、ジェンス・オッキング、たちである。

時は1961年、コペンハーゲンの郊外にあるブロンスホイという町に住むビヨン、ムーレ、スティンの3人は、普段から秘密の隠れ家に集まって、ギャングもどきの悪戯をして遊んでいる仲間であった。ある夜、3人は近所のキャンディ・ショップの女主人を襲い、盗んだお金でスウェーデンへの遊覧船の旅を楽しんだ。その年の夏、ビヨンは、同級生のキースティンに秘かな好意を抱いてたが、町の雑貨屋の少女に恋をして、ほのかなロマンスを体験する。スティンは両親と上手くコミュニケーションをとれずにいて、心を屈折させていて、行動の方も度を増していくことになる。夏も終りになり、スティンの悪戯が悪戯の域を越えていき、ビヨンもムーレも、グループから離れることを望んだが、スティンは町の不良仲間をメンバーに加え、その関係を複雑にしていく。学校が始まり、ある日の授業で、大事にしていた小鳥を学校に持って来たムーレは、放課後にちょっと目を離した隙にその小鳥をスティンに殺されてしまい、激怒してスティンを血まみれになるまで殴りつけた。その様子をビヨンは呆然として眺めているだけだった。3人の仲もボロボロになっていく中、クリスマスがやってきた。スティンは嫌がるビヨンを無理矢理家に連れて来る。そしてそこで、自分の可愛がっていた肉食魚・サパを踏み殺すのを目にすると、狂ったように襲いかかる。ビヨンも必死になって抵抗し、死にもの狂いでつかんだ鈍器でスティンの頭を殴りつけた。そして血まみれになるスティン。ビヨンは呆然として夜の街を彷徨うが、複雑な思いが浮かんでいた...

前半はよくありがちに少年たちの物語であるが、中盤からは凄まじいものになっていく。思春期前後の子供たちを描いた作品としては「スタンド・バイ・ミー」などがあるが、それらとは一味違う本作もなかなか見所である。

また、本作の2年後という設定で、ビヨンを主人公にした作品が、本作の翌年にアウグスト監督が製作したのが「ツイスト&シャウト」であるが、それも続けてみるというのも宜しいかと...(尚、本作は、かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されておらず、見ようとするとちょっと苦労するかも知れませんけど...)

 

↓ビデオです。

子供たちの城 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: VHS

 

↓続編はこちら(ビデオです)

ツイスト&シャウト [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: VHS

 

↓名前を出したので、これも拾っておきます。

スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]

スタンド・バイ・ミー コレクターズ・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


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TRANSLATOR『HEARTBEATS AND TRIGGERS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。サンフランシスコのニューウェーブ・バンドである彼らは、'60'sの雰囲気を持つバンドでもあって、特にサイケデリックなサウンドは面白い所でもある。但し、ヒットと言うことには縁がなかったという結果であったが、音楽的には色々と面白い所があるアルバムである。

収録曲は以下の全10曲である。『Everywhere That I'm Not』『Necessary Spinning』『Everything You See』『When I Am With You』『Nothing Is Saving Me』『Sleeping Snakes』『Favorite Drug』『Everywhere』『Dark Region』『My Heart, Your Heart』。尚、2007年に再発されたものには、以下の3曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Everywhere That I'm Not (Single Version)』『Current Events (Single Version)』『When I Am With You (Extended Single Version)』。

この中からシングル・カットされたのは『Everywhere That I'm Not』と『When I Am With You』であるが、チャートの面では縁がなかった。

お薦め曲としては、シングル曲の『Everywhere That I'm Not』、それ以外からは『Necessary Spinning』『Sleeping Snakes』『My Heart, Your Heart』という所をピックアップしておく。

彼らの結成は1979年であって、ディスコ・サウンドの世界的なブームの後、新たなものが「ニューウェーブ」として次々と登場する中、サイケな方向に目を向けたというのは面白い所であったが、アルバムリリースが1982年まで遅れたことで、第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの洗礼を受けた後ではそれも遅かったということになってしまったものの、サウンドの方はなかなか面白いものを持っている。せめてあと1年早くリリースされていたら、と思ってしまうところである。(結局、ニューウェーブの中の一つに扱われてしまったのも不幸なところであった。)

が、'80'sという新しい時代で、新たなものを生み出そうという意欲はサウンドを通して十分伝わってくる。結果的に本アルバムは殆ど知られることが無かったが、なかなか面白いサウンドを聴かせているということで、'80'sサウンドがお好きな方は一度は耳を傾けてみることをお薦めする。(現役バンドであるとは言っても、面白い所が無ければ2007年になってボーナス・トラックを追加しての再発はあり得ませんし...)

 

Heartbeats & Triggers

Heartbeats & Triggers

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird Records
  • 発売日: 2007/02/20
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形結10話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形結」の「裏ネタ編」は、最終回となる第10話の「さよなら、あさみさん! ~あさみつひこ誘拐殺人事件」に突入です。(全10話だと、やっぱり早いです...)で、今回は、サブタイトルにある言葉から「さよなら」について、「誘拐」について記します。尚、「さよなら」は「・25話[裏ネタ編]PART 2」で、「誘拐」は「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 10」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、BS-TBSの本放送時に記した記事(感想)は「ここをクリック」してご覧下さい。

さよなら」:「さようなら」とも言う。また、漢字表記は「左様なら」となる。(これは難読漢字としても知られている。)元々は接続詞であって、「それならば」という意味であった。また「然様」という表記もあって、「その通り」「そのよう」という意味もあった。それが、いつしか別れの挨拶語として定着したものである。また、「さいなら」という言い方も広く用いられている。(「さいなら」は基本的に方言であるが、「さいなら」という地域が広く、方言というよりも準標準語と言っても良いぐらいである。)尚、口語では「さよなら」に負けず、「さいなら」も非常に多く使われている。

尚、別れの言葉として使う場合の表記は、ひらがなを用いることになっていて、現在では漢字表記(「左様なら」)という表記は使わなくなっている。

それ以外の言い方としては「さらば」「あばよ」「バイバイ」などが日常的に使用されている。

英語では「Good-bye」または「Bye」、ドイツ語では「Auf Wiedersehen」、フランス語では「Au revoir」、イタリア語では「Arrivederci」、スペイン語では「Adiós」、ポルトガル語では「Adeus」、オランダ語では「Vaarwel」、韓国語では「アンニョンヒ カセヨ」、中国語では「再見(ズァイジェン)」と言うが、この言葉は海外旅行する場合は知っていて当然という言葉であるのは言うまでもない。(当然、「こんにちわ」「Hello」「Guten Tag」「Bonjour」「Buongiorno」「Buenos días」「Oi」「Hello」「アンニョンハセヨ」「ニイハオ」という言葉とペアにして知っておくのが当然である。)→同じ言語であっても複数の言い方があるが、上記単語は基本中の基本である。

誘拐」:他人を欺して誘い出して連れ去ること、勾引す(かどわかす)ことを言う。その目的は、連れ去った人(主に子どもが多い)の親族から、連れ去った人の命と引き替えに財産を脅し取る、というもの(=営利目的の誘拐)が多い。

「他人を連れ去る」という行為では、「誘拐」以外に「拉致」と「略取」があるが、「拉致」とは無理矢理連れて行くことを指し、「略取」とは暴力行為によって連れ去ることを言う。「誘拐」は欺して誘い出して連れ去るという行為であるので、「他人を連れ去る」という結果は同じであるが、「拉致」と「略取」とはそけぞれその方法(手段)が違っていることになる。→子供に対して、「家族が事故にあった」と嘘を言って連れ去るという手口(=誘拐ではよくある手口である。)は子どもを騙しているので「誘拐」となるが、嘘をつかずに力づくで子供を捕らえて連れ去ると「拉致」となり、暴力を使って相手を子どもを傷つけてから連れ去ると「略取」となる。尚、手段が異なっても行為としては同じであるため、日本の法律(刑法)では「未成年者略取及び誘拐」というように記されることになる。

更に細かいことを言うと、「拐(かどわ)かし」または「匂引(かどわか)し」には、「略取」という意味と「誘拐」という意味の両方がある。(子供を欺しても、傷つけて連れ去っても「拐かし」(「匂引し」)ということになる。)現在では「拐かし」の同義語(「誘拐」と「略取」の両方の意味を持っている)として「拐取」という言葉がある。

誘拐事件は、様々な犯罪事件がある中でも「割の合わない犯罪」として知られている。これは、誘拐事件の犯人の検挙率が、他の事件の検挙率よりも高いためである。(戦後、日本で発生した誘拐事件の犯人検挙率は97%を超えている。)

日本で戦後に起こった誘拐事件で未解決なものとしては、グリコ・森永事件の一つである「江崎グリコ社長誘拐事件」(1984年)がある。(この事件は、誘拐されたのが成人男性であり、しかも無事に解放されているという事件であって、誘拐事件の被害者としては珍しい事件でもある。)既に公訴時効を迎えていて、損害賠償の請求を行うにしても民事時効も成立してしまっている。また、誘拐殺人事件では、1987年に起こった高崎市男児誘拐殺人事件が唯一の未解決事件となっている。

これらの事件は「誘拐事件」の中で犯人が検挙できなかった事件であって、身代金目的の「誘拐事件」及び「誘拐殺人事件」の代表的な事件として知られている。→これらの事件があるため、日本での誘拐事件の検挙率は100%ではないが、目的である身代金は犯人側に渡っていないので、身代金目的ということで成功した事件は無い。

この原因は、身代金の取り引きのために姿を現す段階が特に逮捕の可能性を高めることになっている。(何せ、こればかりは現場に犯人が現れるのですから...)また、脅迫状や脅迫電話などによって誘拐した人の家族に連絡を取るため、これが犯人に繋がる手掛かりを色々と与えることになるため、犯人動きが分かってしまうことになる。また、誘拐した相手を何処かに監禁しておくと、その周囲に何らかの手掛かり(「声がした」ということも重要な手掛かりとなる。)を残すことになり、やはり犯人特定の手掛かりを与えることになってしまう。また、誘拐された人が無事に解放されると、犯人に対する様々な記憶があることで、犯人に対する証拠を残すことになる。よって、他の事件と比べて捜査資料が多くなるということで検挙率が高くなっている。

尚、誘拐された人を解放することなく殺害してしまうと、それは「誘拐事件」ではなく「誘拐殺人事件」となり、更に罪が重くなる。

また、身代金を目的とする拐取以外としては、結婚目的、猥褻目的などがあるが、これらも身代金目的と同様に監禁することになる。監禁しない誘拐としては海外に移送する目的(=人身売買で売り飛ばすというものである。)での誘拐がある。特に海外に対しての人身売買は世界的にも大きな問題の一つとなっている。(貧しい国からは人身売買のブローカーが誘拐にも介在していると言われている。)また、その手段としては「誘拐」「拉致」「略取」のいずれの方法の場合がある。しかし、「身代金目的」での誘拐が一般的である。

そういうことから、身代金目的の誘拐事件は、犯人が身代金の取引現場で、如何にして姿を見せずに身代金を奪い取るのか、ということをポイントとした推理小説や映画、ドラマが数多く作られている。→有名なのは黒澤明監督の「天国と地獄」がありますね。それ以外でもグレン・フォード監督の「誘拐」、そのリメイクでメル・ギブソン主演、ロン・ハワード監督の「身代金」、岡本喜八監督の「大誘拐 ~Rainbow kids」などが有名である。これらは犯人と警察との身代金の受け渡しのやり方が見所になっている。

英語では「Kidnapping」、ドイツ語では「Entführung」、フランス語では「Kidnapper」、イタリア語では「Rapendo」、スペイン語では「Secuestrando」、ポルトガル語では「Seqüestrando」、中国語では「誘拐」と言う。

ちなみに、「ケータイ刑事」で銭形姉妹が誘拐された物語もあって、「・18話」でお姉ちゃまが、「・2nd.15話」でちゃんが、「・1st.5話」でちゃんが、「・2nd.8話」でちゃんが誘拐(拉致)されている。また、ちゃんは「M3」で拉致されている。一方、銭形の相棒はというと、五代さんが「・11話」で誘拐され、岡野さんは「・1st.26話」と「M2」で拉致され、松山さんは「・3rd.4話」で拉致され、そしてこの物語のあさみさんが誘拐されている。→これを考えると、2クールのちゃんと5クール登場している高村さんのコンビが拉致誘拐されていないということになりますね。

 

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大誘拐 RAINBOW KIDS [DVD]

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