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THE THE『BURNING BLUE SOUL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたアルバムであるが、当初は「THE THE」ではなく、MATT JOHNSON名義でリリースされたが、1993年に再発された時に「THE THE」名義のアルバムとされることになった。(THE THEは、M.JOHNSONのソロ・プロジェクトと言っても良いですからね...)尚、チャートの点では特にこれという動きはなかった。

収録曲は以下の全10曲である。『Red Cinders In The Sand』『Song Without An Ending』『Time Again For The Golden Sunset』『Icing Up』『Like A Sun Risin Thru My Garden』『Out Of Control』『Bugle Boy』『Delicious』『The River Flows East In Spring』『Another Boy Drowning』。

尚、この中からシングル曲はリリースされていない。

お薦め曲としては、『Red Cinders In The Sand』『Song Without An Ending』『Out Of Control』『Bugle Boy』という所をチョイスしておくことにする。

本アルバムを「THT THE」のアルバムとすることには確かに疑問があって、MATT JOHNSONのソロ・アルバムとすべきという意見はある。確かに、1981年の発表時では彼のソロ・アルバムとすべきである。が、実際に「THE THE」名義のアルバムとして再発されており、現在ではそのように扱うのがストレートなところである。(ということで、追認されたTHE THEのアルバムということとして扱うことにしました。)

'70's終盤から'80's初頭のUKは、パンク・ロックのブームの後、「ニューウェーブ」という名前の元に様々なサウンドが次々と生まれていて、実に面白い時期であった。そしてそれがいくつかのものに収斂されてされて言って第二次ブリティッシュ・インヴェージョンを生むことになる。MATT JOHNSONは、この時期に大ヒットを飛ばしてはいないが、注目された一人であって、1983年(第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの波には乗っていないことになる。)になってそれなりのヒットを飛ばし、'80's後半にはいくつかのヒット曲を生んでいる'80'sサウンドの顔の一人である。(現在も現役であるが、彼の最盛期は'80's後半から'90's前半である。)本アルバムは、そんな彼のデビュー・アルバムと位置づけられるものであるため、UKのニューウェーブ系サウンドを聴くのであれば、しっかりと聴いておきたい所である。

尚、本アルバムはリリースの経緯から、オリジナルのLP盤はプレミアが付いているアルバムである。(THE THE名義のCDはそうでもないですが...)ということで、レコード・コレクターであれば是非ともLP盤を(中古店を足で回って)探し出すという楽しみもある。(音楽を聴くのはCDで、所有する(=聴かない)のであればLPで、所有するアルバムである。)

 

Burning Blue Soul

Burning Blue Soul

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 4ad
  • 発売日: 2007/08/17
  • メディア: CD

Burning Blue Soul

Burning Blue Soul

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 4ad / Ada
  • 発売日: 1999/02/23
  • メディア: CD
ザ・ザ

ザ・ザ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD

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「THE YOUNG ANIMALS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1968年のアメリカ映画「ヤング・アニマル」である。日本での劇場公開は1970年10月であった。アメリカで問題になっている有色人種に対する偏見、それによって生じる感情的な対立、忌まわしい暴力行為、差別に対する不満から展開される学園紛争という止めるアメリカの姿を田舎の高校を舞台にして描いた社会派ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は100分、監督はモーリー・デクスター、脚本はジェームズ・ゴードン・ホワイト、撮影はケン・ピーチ、音楽はレス・バクスターである。そして出演は、トム・ナルディーニ、パティ・マコーマック、デヴィッド・マックリン、ジョアンナ・フランク、ゾーイ・ホール、たちである。

メキシコ国境に近いカリフォルニア州南部のある町。この町の高校に通う白人系の学生とメキシコ系の学生の間は人種差別の感情によって複雑にもつれていて、険悪な状態になっていた。そして喧嘩が日常茶飯事になっていて、今日もメキシコ系学生のパコと恋人のラケルが、白人系の学生で町の大実業家の息子・ブルースとその仲間たちに喧嘩をふっかけられ、パコは殴り倒され、ラケルは犯される。で、パコは復讐を誓う。そんな中、メキシコ系のへトニーが転校してきた。彼は人種間のいざこざを全く知らず、白人女子高生のジャネットをデートに誘った。が、ブルースがこのことを知ると、2人のデートにまとわりつき、さんざん嫌がらせをして、ジャネットから手を引くように脅した。これによって事情を理解したトニーは、メキシコ系の学生たちと共に、白人学生や教師たちの差別を改めるように動き出した。トニーはメキシコ系学生の父親の経営するクラブで集会を開き、平等の権利を要求する陳情書を検討し、メキシコ系学生は揃いの色シャツを着ることにして、その要求が成就するまで統一行動をとることを決めた。が、ブルースたちはこれに黙っていることはせず、トニーたちの集会の場所に現れると、放火して逃げていった。それにも関わらず、翌日、メキシコ系学生たちは揃の色シャツで登校し、校長に陳情書を提出した。しかし校長はそれを拒否した。するとトニーたちはストに入った。そんな中、ジャネットは白人学生たちに、メキシコ系学生たちと協力するように呼びかける。そして、学生の間に協力するような動きが出てこようとした時、ブルースたちはメキシコ系学生たちが集まっている所に殴りこみを掛けた。これにパコは怒り、ブルースの仲間を襲撃するが、逆にやられ、車の事故に見せかけて殺されてしまった。事態は膠着状態となって、全く進展しなくなったある日、トニーとジャネットはブルースたちに追い回されて逃げ回る。追いつめられた時、電話を見つけたジャネットが警察に助けを求めた。それによってブルースたちの非行があからさまになり、トニーたちには白人学生たちからも同情が集まり、一つに纏まっていった。好調もこの動きに逆らうことが出来ず、遂にトニーたちと交渉することを受け入れざるを得なくなった。

アメリカ社会に根強くある人種差別を中心に描いているが、白人とヒスパニック系という比較的新しい部分だけということで、これはこれで良いのだが、今一つ、問題を描き切れていないように感じられる。(人種問題を更に複雑にして3つ、4つ、…というグループの間の対立にしてしまうと、描ききれなくなってしまうと言うこともあるのでしょうが...)こういう問題は都会よりも田舎の方が根強く残っているために、舞台を田舎にしたのは良かったが、もう少し考えて貰いたかったところである。

ただ、学校や警察という権力のある側は、日本でもアメリカでも同じようなものということはよく分かるところであって、アメリカに根強くある問題を知るのに役立つ作品の一つということにはなりますね。

 

↓かつてLDでリリースされていたのに、DVDもビデオもありません。ということで、こういうものを拾っておきます。

アメリカ人種差別の歴史

アメリカ人種差別の歴史

  • 作者: C.V. ウッドワード
  • 出版社/メーカー: 福村出版
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本

傷だらけの黒人―アメリカの人種差別とセックス (1968年)

  • 作者: 横山 一雄
  • 出版社/メーカー: 芸文社
  • 発売日: 1968
  • メディア: -
アメリカの人種隔離の現在(いま) (世界人権問題叢書)

アメリカの人種隔離の現在(いま) (世界人権問題叢書)

  • 作者: ジョナサン コゾル
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 1999/08/17
  • メディア: 単行本

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ケータイ刑事銭形零18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形零」の第18話(2nd.5話)「富豪刑事もビックリ!勝手にコラボレーション ~刑事まつり殺人事件」の「裏ネタ編」の8回目の増補となる今回は、事件に絡んだ事柄から「観客席」について、「ライフル」について、いたこ刑事は被害者が自分のこれになったと語ったことから「身替わり」について、そしてこれを使おうとしたことから「降霊術」について、五代さんはこれでいじられていたことから「手裏剣」について記します。尚、「ライフル」は「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 6」で、「手裏剣」は「・8話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/30付です。)

観客席」:劇場、競技場、体育館など客を入れる催し物に於いて、客が入る場所のこと、または客が座ってそこから見るために用意された座席のことである。また、大相撲の枡席もこれに含まれる。

催し物によっては、無償(無料)というものもあるが、演劇、コンサート、スポーツ競技など、殆どは有料となるが、「観客席」ということでは有料/無料ということは関係ない。

また、有料であっても催し物に対する位置によって隔差(値段の差)が付けられていているのが一般的である。(特にスポーツ競技の場合では、この差は大きい。)

英語では「Auditorium」または「Seat」、ドイツ語では「Sitz」、フランス語では「Siège」、イタリア語では「Posto」、スペイン語では「Asiento」、ポルトガル語では「Assento」、中国語では「觀眾座位」と言う。

ライフル」:本来の意味は、銃身の内部に施した螺旋状の溝のことである。この溝があることで、発射される弾丸は回転を与えられることになり、弾道が安定し、威力が増すことになる。(銃弾にジャイロ効果が生まれるためである。)また、その「ライフル」と呼ばれる溝を持つ銃の総称でもある。(よって「ライフル」と言うと溝のことであり、一般に「ライフル」と呼ばれている銃は「ライフル銃」というのが正しいことになる。)

ライフルが銃身に設けられるようになったのは19世紀になってからであって、19世紀後半にはこれが設けられるのは当たり前になった。軍用銃だけでなく、狩猟用、スポーツ用など、様々な銃にも採用されたことから、銃にライフルがあるのは当たり前となり、銃のことを「ライフル」と呼ぶことが一般的になった。

ライフルがあることで、発射された銃弾には「ライフルマーク(施条痕)」と呼ばれるものが刻み込まれる。これは、銃身の内径と銃弾の外径は、通常は銃身の内径の方が小さいため、銃身を通過する銃弾はライフルに沿って削られることになって、それが残るためである。(だからこそ回転が与えられて、ジャイロ効果を生じて威力が増す。)また、例え同じライフルが刻まれていても、銃の一丁一丁の銃身には微妙な違いが生じる(ライフルを刻み込む時に刃毀れが生じるため、マクロ的に見ると、完全な同一ライフルにはならず、微妙な違いがある。)ので、これが人間の指紋のように、全く同じものが2つと存在しないことになる。よって、銃弾のライフルマークを調べると、その銃弾が発射された銃を特定することが可能であり、これは科学捜査でも利用されている。

但し、近年では、ライフルを持たない銃身の銃もある。これは、ライフルだと、溝の隙間から僅かな空気の漏れなどがあって、それによるエネルギーの損失が(僅かだが)起こるということが分かり、そのような損失がより小さくなるような形状はないか?と研究開発された「ポリゴン銃」(「ポリゴナルライフル」と呼ばれることもある。)と呼ばれる銃が登場したためである。これは銃身にライフルは無く、銃身の断面がよれた多角形(六角形が多い)をしている。このポリゴン銃にはライフルが無いため、これから発射された銃弾にはライフルマークは生じない。→近年では銃を使った犯罪者はポリゴン銃身の銃を使うというのが常識である。

日本では、狩猟用と競技用のライフル銃の所有であれば、所持条件を満たしていれば所有することが認められている。(条件は狩猟用と競技用とでは異なっている。)

一方、「ライフル銃」はライフルを持つ銃の総称であるが、元々は軍用の小銃のことを指していた。である。(「小銃」と「ライフル銃」とは本来は別物であるが、「ライフル」はライフルを供えた銃の総称という意味を持ったことで、「小銃=ライフル」ということになった。但し、「ライフル=小銃」という図式は成立しない。)

ライフル銃を使用するキャラクタということで有名なのは、「ゴルゴ13」に登場するプロの殺し屋・スナイパーのデューク東郷や、西部警察の団長・大門圭介といったところですね。

英語、スペイン語、ポルトガル語では「Rifle」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Gewehr」、フランス語では「Fusil」、イタリア語では「Fucile」、中国語では「歩槍」と言う。

身替わり」:「身代わり」という表記もある。(「代わり」はある役割を別のものが果すこと、「替わり」は別の新しいものになること、または役目が別の人に回ることを言う。)他の人にかわってその役割をすること、またはそのかわりとなる人のことを指す。(あくまでも人である。)

この物語では、いたこ刑事のかわりに撃たれた、ということで「身替わり」という言い方になるが、撃たれたのがだるま刑事だったら、言葉としては「身替わり」ではなくて「代わり」と言うことになりますね。

英語では「Victim」、ドイツ語では「Opfer」、フランス語では「Victime」、イタリア語では「Vittima」、スペイン語では「Víctima」、ポルトガル語では「Vítima」、中国語では「替身」と言う。

降霊術」:「交霊術」という表記もある。死者の霊魂が生きている人と交わるための術を「交霊術」と呼ぶが、「降霊術」はその中の一つの穂法である霊魂を降ろす術のことを言う。霊を降ろすのは霊媒と呼ばれる人である。また、霊は、光を嫌うため、部屋を真っ暗にして行うのが基本である。(「・4話」や「・3rd.8話」ではちゃんと部屋を暗くしていましたね。)また、霊の存在を信じない人がいると失敗する確率が高くなるので、その際にはそういう人を外すというのも基本である。

中世のヨーロッパでは、悪魔を呼び寄せたりする魔術師がいるが、それも儀式ということでは(言葉の定義上)含まれることになるが、悪魔と霊魂は別物として、区別するのが基本である。

英語では「Necromancy」、ドイツ語では「Geisterbeschwörung」、フランス語では「Nécromancie」、イタリア語では「Negromanzia」、スペイン語では「Necromancia」、ポルトガル語では「Necromancia」、中国語では「降神策略」と言う。

手裏剣」:手の中に持ち、敵に投げつける小刀(武器)の総称である。元々は非常時に使用するものであったが、先を尖らせた鉄製のものが導入されると、携帯用の武器の一つとして発展していくことになった。特に、忍者が使用する武器の代表的なものとして知られている。(但し、これは映画やテレビの時代劇の影響が大きい。)

忍者を主人公とした映画では、見栄えを良くしたり、画面写りがよいものとして「卍」型のものが登場しているが、そういうものは忍者は使用しておらず、フィクションの世界のものである。(忍者屋敷などに見学に行くと、ガッカリさせられることがあるが、フィクションの世界が一般的に広がった例の一つということである。)

歴史的には結構古く、室町時代に登場しているが、当時のものは棒状のもの、またはそれを十字に組み合わせたもの(「十字手裏剣」と呼ばれる。)であった。(後に、「棒手裏剣」と「車剣」と呼ばれるようになる。)脇差や短刀などでは投げにくいということで、それが改良されて、敵に投げつける武器として登場したものである。(但し、「手裏剣を投げる」とは言わずに「手裏剣を打つ」と言う。)

「手裏剣」は殺傷能力のある武器になるため、現在、手裏剣を持ち歩こうとすれば、刃の長さなどから銃刀法違反となる可能性がある。(法的には「手裏剣」としてではなく、刃物の一つとして取り締まられることになる。)

また、映画に登場した卍型の手裏剣のイメージが広がっていることから、そういう手裏剣を的に向かって投げて(「打って」と言うべきであるが...)楽しむというスポーツも生まれている。

英語では「Throwing Knife」、ドイツ語では「Werfen von Messer」、フランス語では「Jetant Couteau」、イタリア語では「Coltello Che Getta」、スペイン語では「Cuchillo Tirando」、ポルトガル語では「Faca Lançando」と言っていたが、忍者ブームが世界に広がったこともあって、現在では殆どの言語で日本語をローマ字にした「Shuriken」と言う。また、中国語では「撒手劍」または「手裏剣」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

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  • メディア: DVD

最新軍用ライフル図鑑 (徳間文庫)

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  • 作者: 床井 雅美
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1998/06
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カラシニコフライフルとロシア軍の銃器たち (ホビージャパンMOOK 199)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ホビージャパン
  • 発売日: 2007/03/08
  • メディア: 大型本
ゴルゴ13 161 (SPコミックス)

(最新巻です)

ゴルゴ13 161 (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2011/07/05
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ゴルゴ13 I [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

ヴィクトル・ユゴーと降霊術

  • 作者: 稲垣 直樹
  • 出版社/メーカー: 水声社
  • 発売日: 1993/04
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100%実話!自然霊との対話

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  • 発売日: 2009/06
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図解 手裏剣術

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  • 出版社/メーカー: 名著刊行会
  • 発売日: 1999/07
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秘伝!手裏剣術[DVD]

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ゴム手裏剣・ゴム苦無(ゴムクナイ)6点セット

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上級ゴム手裏剣 四方5枚

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ゴム手裏剣4点セット

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その215) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「見合い」です。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・17話」、「007」からは「女王陛下の007」です。

ケータイ刑事」:「・17話」。「相手が必ず死ぬ女 ~お見合い殺人事件」という物語である。いつもは凛々しか姿を見せているちゃんが、女子高生らしく砕けたところを見せている物語である。そのため、全26話の「銭形愛」の中でも雰囲気が少し異なった物語でもある。(事件が発生すると、いつものちゃんになりましたが...)

ホテル・マウントビューにやってきたちゃんはある男をつけていた。男が人と会うのを確認すると、物陰からその様子を見ていて、メモを取り始める。ちゃんがつけていた男は五代さんであって、五代さんは和服姿の女性・千家綾子と会っていた。彼女は五代さんのお見合いの相手だった。

今日は、五代さんは公休日だったのだが、数日前からソワソワしていて、ちゃんは五代さんがお見合いすると言うことに気づいていていた。

しかし、綾子は五代さんが7人目のお見合い相手であって、過去にお見合いをした男たちは次々と死んでいたという過去があった。(お見合いが始まった時点では5人目のお見合い相手までが死んでいて、いずれもが保険金の受取人を綾子に書き換えた直後に死んでいた。)

ちゃんの、五代さんのお見合いのチェックは続いていた。2人は外に出て話をしていて、ゴルフの話しで盛り上がっていた。が、お見合い開始30分を前にして、綾子が席を外した。ちゃんはしっかりとチェックしていたが、その時に五代さんに気づかれてしまった。ちゃんは「ふられた」と言うが、綾子はトイレに行くと言って席を外しただけで、五代さんは上手くいっていると思っていた。

場所を変えてお見合いは続くが、綾子は五代さんに相談がある、と切り出した。が、ちゃんの携帯に事件を知らせる入電が入り、ちゃんが割って入り「事件ですよ」と言って五代さんを連れて行こうとする。「私は構わない」と言う綾子に、五代さんは直ぐに解決すると言うと、ちゃんと共に捜査を開始した。

事件は、ホテル・マウントビューの側であり、被害者は綾子の6人目の見合い相手だった。(これで綾子が過去に見合いした6人は全員死亡したことになった。)ちゃんは「変だ」と言うが、五代さんはそれを受け付けなかった。

ちゃんは、綾子が犯人だと見当を付けていて、トリックがあるはずだとして、一人で捜査を進めていく。で、トリックに気づき、綾子の犯行ということを証明した。

結局、綾子は逮捕され、五代さんのお見合いは破談となったが、ちゃんはそんな五代さんが見合いの席出口にしていた「肉じゃがを作る」などと言って、五代さんをいじっていた。

007」:「女王陛下の007」。1969年のシリーズ第6作であって、唯一の2代目ボンドの作品である。プレイボーイのボンドが本気で女性に惚れたという作品でもあって、シリーズの中でも異色作として知られている。また、公開当時は失敗作とまで言われたが、現在ではその時と全く評価が変わっていて、題材といい、展開といい、「傑作」と呼ばれるようになった作品である。(評価が変わるということは珍しいことでは無いが、本作に対しては余りにも極端に評価が変わっているが、その差の大きさでも映画史に残る作品となった。)

ふとしたことでボンドは入水自殺をしようとしていたテレサ(トレーシー)を助けた。彼女はヨーロッパ最大の犯罪組織であるユニオン・コルスの首領のマルク=アンジュ・ドラコを父に持つ一人娘であって、これまでに数々の問題を起こしていた。イタリア人の伯爵と結婚して「伯爵夫人」になっていたが、その夫が愛人とドライブ中に事故死し、世の中に絶望していたのだった。

しかし、彼女は助けられてもボンドの元から逃げていった。が、ボンドが訪れたホテルのカジノで再会する。彼女はお金を持っていないのに勝負をするが、負けてしまう。ボンドがその負け(2万フラン)を補填した。その夜はボンドの部屋で一夜を共にしたが、朝になるとトレーシーは自殺願望も完全に消えていて、ボンドが立て替えたカジノでの負けを返して、姿を消した。

その朝ボンドは、謎の男たちに「ある男が呼んでいる」と言われて、ナイフと銃を突きつけられて連れて行かれた。連れて行かれた先は、ドラコの所だった。ボンドは、ドラコに関して知っている情報を口にするが、ドラコは「完璧じゃない」と言って、「テレサ(トレーシー)の父だ」と語った。続けてテレサの生い立ちから現状を語り、ボンドとトレーシーの関係を全て知っている、と言った。そして、娘を立ち直らせるにはボンドの力が必要と語り、結婚してくれたら100万ポンドの持参金を与える、とまで言う。が、ボンドは「独身の方がいい」と言って断り、破断になったかと思えた。

ボンドは逆に、ブロフェルドのことを尋ねる。が、ドラコはイギリス情報部には話せないが、義理の息子であれば別だ、と言った。来週、ドラコの誕生日がくるが、その時、テレサは必ず来る、と語り、ボンドは「考えさせてくれ」といって商談が成立した。

翌週のドラコの誕生日。テレサはドラコの言ったように姿を現した。ドラコはテレサに「会わせたい男がいる」と言ってボンドを紹介した。(テレサは知らないものの、形の上では父が仕組んだ見合いである。)が、テレサは「前にお会いしている」と素っ気なかった。が、テレサはボンドと父が、ブロフェルドの情報と自分が取引の対象になっていることを知ると、父に、自分抜きでボンドに情報を提供する用に迫り、ドラコはボンドに、ブロフェルドに繋がる人物の情報を語った。するとテレサは「取引終了」と言って席を立った。が、ボンドは直ぐにテレサの後を追い、「君江の気持ちは偽りじゃない」と言って自分の気持ちを伝えた。

それからボンドは、ブロフェルドに繋がる男の調査のためにスイスに旅立つまで、愛を育てる生活に入り、愛を深めていく。ドラコもボンドとテレサが良い関係になっていくことに満足だった。

この後、ブロフェルドを追ってスイスに入ったボンドを追って、テレサもスイスに入り、ブロフェルドの研究所から脱出してきたボンドをテレサが救うことになる。しかし、追っ手に追われ、雪崩に巻き込まれてテレサはブロフェルドに捕らえられてしまう。ボンドはドラコと共に特攻隊を編成し、ブロフェルドの研究所に乗り込み、ブロフェルドの野望を潰し、研究所を爆破し、テレサを救出した。で、ボンドとテレサは結婚式を挙げるが、式が終わって数時間後に、2人の新婚生活は終焉の時を迎えることになってしまう。ブロフェルドが運転する車がボンドとテレサの車の脇を通った際、機関銃を乱射し、テレサはその弾を頭に受けて死んでしまった。僅か数時間であったものの、ジェームズ・ボンド夫人となったテレサのことをボンドは愛し続けていて、以後は「結婚」という言葉には過敏な反応を示すことになった。(「ユア・アイズ・オンリー」では、冒頭でボンドはテレサの墓参りをしていて、妻は彼女1人と決めているのであった。)

共通点は、見合いの図式に於いて、見合いをする男女2人と「+1」という形のおじゃま虫という存在がいる3人が絡んだ形で進んでいると言うこと(見合いをするのは「ケータイ刑事」では五代さんと千家綾子、おじゃま虫がちゃんであり、「007」ではボンドとテレサが見合いをして、おじゃま虫はテレサの父・ドラコである。)、見合いをした男の方は結婚話の乗り気で積極的に進めようとしていたが、女の方はそうでもなく、同時に悩みごとを抱えていたこと(「ケータイ刑事」はこれまでにお見合いした相手が次々と死んでいるという悩み、「007」では自暴自棄になっていて、精神的に安定していないという悩み)である。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では女が事件の真犯人だったということもあって破談になったが、「007」では結婚式を挙げることになって夫婦になっている。(但し、結婚式から数時間後の悲劇によって死別という別れを迎えている。)また、おじゃま虫の存在が、「ケータイ刑事」では単なる冷やかしの野次馬的な存在であったが、「007」では(娘の幸せのために)結婚することを望む存在であったということである。(娘の父親であれば、見合いということになったら成功することを望むのが普通である。)

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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女王陛下の007 (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

女王陛下の007 (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

女王陛下の007 (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD


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