SSブログ

毒姫とわたし#6 [ドラマ]

テンポのよいストーリー展開で進んで行くが、第2週もギアはトップに入ったままで進んで行きますね。前回の終わりで、那珂川が、「小麦のことが好きだ」と口にしたことから、小麦と美姫の間に亀裂か?と思わせておいたものの、これが美姫の毒舌にエネルギーを与えてしまうが、その美姫もちょっと不安になったりするところが面白い。

鳩が豆鉄砲を食ったような小麦に対し、美姫は、「先輩として尊敬しているだけ」と切り捨てたものの、無い飛んでは那珂川が本気だと感じていて焦りを感じる。弱いところを見せまいとする美姫は反攻にでる。

そんな中、君嶋社長の息子で俳優の潤が、俳優を引退して作家に転身するというニュースが飛び込んできた。そして君嶋の賞に応募し、美姫のデビューの日に賞の発表を行うという。(あからさまな昼ドラの主人公をいじめるためにあるような展開ですね。)で、このニュースに小麦は手を打とうとするが、先日の那珂川の言葉が気になっていて、階段から真っ逆さまに落ちてしまい、車椅子生活を余儀なくされることになってしまった。

知らせを受けた美姫が会社にやってきて、出版のための打合せを那珂川と進め、更に、書店へ挨拶回りをするという那珂川についていき、書店の主人から小麦の本に対する熱い思いを知らされた。

その頃、車椅子の小麦は、玄関の扉を開けて中に入るのも一苦労し、喉が渇いたとしてコップを徒労とするが、コップは手の届かない高い所にあった。更に、トイレにいくが、便座に上手く移動できなくて...、ということで、歩けないこと、車椅子生活が如何に制約があることかを思い知らされていた。

那珂川に送ってもらって美姫が帰ってきた。小麦は来週に取材がというように仕事を進めていた。一方、美姫は風邪っぽいと言うが、小麦が事情を聞くと「それは恋だ」ということになって、美姫は那珂川のことを本気で好きになったということを自覚した。

全体的にはコメディ調であるが、今回は、小麦が怪我をして車椅子に乗ったことから、美姫の日常生活での苦労を身を以て知り、美姫は美姫で小麦の編集者としての人となりを知ることになって、お互いが相手のことを一段と知ることになったという所が良かった所でした。

美姫のマシンガンのような毒舌がテンポの良さを感じさせ、更に今回は小麦の妄想から怪我という、ちょっと情けない所が笑いのツボでした。

尚、今回は初めて「不良少女とよばれて」の笙子が登場したものの、家庭でのシーンだけだったので、哲也さんとのツーショットはありませんでした。(一応、ちゃん(ここまで偶数話しか登場していないですが...)の車椅子を押したり、好物を用意したりということで、母親らしい所を出していただけでした。)

ところで、君嶋社長の息子・潤が俳優を辞めて作家に転身って、演じているのが仮面ライダードレイク(「仮面ライダーカブト」に登場したライダーです。)であるだけに、やっぱり仮面ライダーカブトのあの俳優のことが嫌でも浮かんでしまいますね。また、ドレイクと威吹鬼との間で何か起こりそうということで、ちゃん(ここは「555・パラダイスロスト」のミナと言った方が「平成ライダー」関係者の間でと言うことになって面白いですね...)を巡ってのライダー同士のバトルが勃発思想で、変なところが面白くなりそうです。(また、今はちゃんとちゃんの間は良好だけと、いずれちゃんがちゃんに嫉妬するようになるという、銭形本家/分家の従姉妹同士の間の確執も楽しみです。)

 

毒姫とわたし (リンダブックス)

毒姫とわたし (リンダブックス)

  • 作者: 立見 千香
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/08
  • メディア: 文庫
BONDS

BONDS

  • アーティスト: MAY’S,FALCO & SHINO
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2011/09/14
  • メディア: CD
BONDS(初回限定盤)(DVD付)

BONDS(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: MAY’S,FALCO & SHINO
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2011/09/14
  • メディア: CD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

「人生劇場」(その2) [映画(邦画)]

今回は、戦前に製作された2作品について記します。いずれもが日活の作品である。尚、2本目の作品については資料しかないので、データのみを記しておきます。

人生劇場(青春編)」(1936年)
作品データを記しておくと、1936年の日活・多摩川の作品であって、劇場公開は1936年2月であった。117分の白黒作品である。原作は尾崎士郎、監督は内田吐夢、脚本は亀屋原徳と八木保太郎の2人、撮影は横田達之である。そして出演は、小杉勇、飛田喜美雄、吉田一子、山本礼三郎、古谷久雄、村田宏寿、水谷由一、横山運平、上代勇吉、佐々木正時、黒田記代、桜美代子、紅沢葉子、小杉凡作、菊地良一、佐藤円治、村田知栄子、光一、見明凡太郎、潮万太郎、長尾敏之助、西部春彦、高木永二、中村吉次、星ひかる、鈴木三右衛門、たちである。

三州吉良港出身の青成瓢吉は政治家になる夢を抱いて早稲田大学に入学した。学生生活では、学生運動に参加したり、恋愛をしたりするが、それらに挫折し、酒に溺れる日を過ごすことになる。やがて、文学に目覚めた瓢吉は、父・瓢太郎が自殺するという悲しみを経験する。その苦しみを乗り越え、瓢吉は侠客の吉良常たちらと共に成長していく...

原作の「青春編」の途中までという作品であるが、長編小説をじっくりと描いていて、その後の作品を十二分に期待させるだけの出来となっている。(但し、本作を受けての続編は製作されていない。)

また、本作は内田吐夢監督が日活に復帰しての第1作であり、かつ、戦前の黄金期を迎えていた日活の作品の中でも頂点とされている作品でもある。また、この作品が、何度も映画化されている「人生劇場」の初の映画化作品である。(現在では、歴史的に「最初の映画化作品」という位置づけだけに等しい扱いになっているのが惜しいところである。)

人生劇場 残侠篇」(1938年)
作品データを記しておくと、1938年の日活・多摩川の作品である。また、この作品も白黒作品である。原作は尾崎士郎、監督は千葉泰樹、出演は片岡千恵蔵、小杉勇、山本礼三郎、高木永二、北竜二、たちである。

本作については詳しいデータも無いので、基礎データだけです。(言うまでもなく、同名タイトルの小説の映画化作品である。)

 

↓原作小説

人生劇場  青春篇 (角川文庫)

人生劇場 青春篇 (角川文庫)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2008/12/25
  • メディア: 文庫

人生劇場 青春篇 上 (新潮文庫 お 1-1)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1947/10
  • メディア: 文庫

人生劇場 青春篇 下  新潮文庫 お 1-2

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1957/11
  • メディア: 文庫

 

人生劇場 残侠篇(上) (新潮文庫 草)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1980
  • メディア: 文庫

人生劇場 残侠篇(下) (新潮文庫 草)

  • 作者: 尾崎 士郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1979
  • メディア: 文庫

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

WARREN ZEVON『WARREN ZEVON』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表された彼の2nd.アルバムであるが、メジャー・デビュー・アルバムでもある。ウエストコーストの大物ミュージシャンたちの間からも高い信頼を受けている彼であるが、そういう所を示すかのように、豪華ミュージシャンが参加しているアルバムでもあって、聴き応えのあるウエストコースト・サウンドを聴かせてくれているアルバムである。また、2008年にはボーナス・ディスクがセットになった2枚組の「コレクターズ・エディション」もリリースされている。大きなヒットにはなっていないが、'70'sのウエストコースト・サウンドを語る上では、接しておきたいアルバムの一つである。

収録曲は以下の全11曲である。『Frank And Jesse James』『Mama Couldn't Be Pursuaded』『Backs Turned Looking Down The Path』『Hasten Down The Wind』『Poor Poor Pitiful Me』『The French Inhaler』『Mohammed's Radio』『I'll Sleep When I'm Dead』『Carmelita』『Join Me In L.A.』『Desperados Under The Eaves』。

尚、2008年リリースのコレクターズ・エディションのDISC 1はオリジナル版の全11曲の収録である。そしてDISC 2の収録曲は秘蔵音源ばかりの以下の全15曲である。『Frank And Jesse James [Solo Piano Demo]』『The French Inhaler [Solo Piano Demo]』『Hasten Down The Wind [Band Demo]』『Carmelita [1974 Demo]』『Mohammed's Radio [Solo Piano Demo]』『Backs Turned Looking Down The Path [Take 1 - 1/28/76]』『Join Me In L.A. [Take 2 - 11/20/75]』『Poor Poor Pitiful Me [Alternate Version]』『Frank And Jesse James [Alternate Version]』『Mohammed's Radio [Take 2 - 11/6/75]』『The French Inhaler [Take 1 - 1/13/76]』『Carmelita [Alternate Version]』『Desperados Under The Eaves [Take 2 - 1/13/76]』『Mama Couldn't Be Pursuaded [Live WMMS 10/13/76]』『I'll Sleep When I'm Dead [Alternate Version]』。

お薦め曲は、『Backs Turned Looking Down The Path』『The French Inhaler』『I'll Sleep When I'm Dead』『Join Me In L.A.』『Desperados Under The Eaves』という所をピックアップしておく。

本アルバムに参加しているミュージシャンは実に凄い顔ぶれである。プロデューサでもあるJACKSON BROWNEが色々と参加するのはともかく、FLEETWOOD MACのLindsey BuckinghamとStevie Nicks、EAGLESのGlenn Frey、Don Henleyという人気バンドのメンバーをはじめ、J.D. Souther、Rosemary Butler、Jorge Calderón、Marty David、Ned Doheny、Phil Everly、Bob Glaub、Billy Hinsche、Bobby Keys、David Lindley、Gary Mallaber、Roy Marinell、Fritz Richmond、Sid Sharp、Waddy Wachtel、Carl Wilson、Jai Winding、Larry Zackという名前がある。また、ブレイクするにはまだ10年以上の時間がかかるものの、Bonnie Raittの名前もある。これだけのミュージシャンが、彼のメジャー・デビュー・アルバムに参加しているのだから、彼が如何に信頼されているのかが分かるところである。

ただ、ビッグネームが多数参加しているため、曲の幅が広くなりすぎていて、アルバムとしての内容はバラエティに富んでいるのだが、音楽的には彼の個性が逆に大物ミュージシャンによって半歩下がった状態になっている。(但し、これが肯定的にも否定的にも解釈することも出来、賛否両論あるところである。)

ある意味では、ウエストコーストのミュージシャンたちの集った一つのプロジェクトの用でもあるだけに、'70'sのウエストコーストを支え、'80'sサウンドに多大な影響を与えることになるミュージシャンが集っているだけに、'70'sサウンドがお好きな方、ゃゆわゃとサウンドがお好きな方は聴いておくべきアルバムと言って良い。また、'90's以降に活躍するミュージシャンの間には彼のことを慕うミュージシャンも多いだけに、ウエストコースト・サウンドがお好きな方は聴いておいた方が良いですね。

 

↓通常盤

Warren Zevon

Warren Zevon

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Elektra / Wea
  • 発売日: 1992/05/14
  • メディア: CD

↓コレクターズ・エディション

Warren Zevon (Coll)

Warren Zevon (Coll)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2008/12/08
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形零23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形零」の第23話(2nd.10話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(後編)」の「裏ネタ編」の3回目の増補となる今回は、ちゃんがこうなったということから「絶体絶命」について、信長に対してこれをと言ったことから「天罰」について、「」について、「」について、ちゃんはこれを利用していたことから「日食」についてそしてそれはこれだったことから、「皆既日食」について記します。尚、「絶体絶命」は「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 8」で、「天罰」は「・13話[裏ネタ編]PART 4」で、「日食」は「・23話(2nd.10話)[裏ネタ編]」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/1付です。)

絶体絶命」:体も命も極まるほどの、どうしても逃れることの出来ない困難な状況、立場にあること、追いつめられた状況のこと、のっぴきならない状況のことを言う。

また、この四字熟語は誤記が非常に多い言葉としても知られている。よくある誤りは「絶対絶命」という誤った表記である。これは、「体」も「命」も追いつめられた状況ということで、正に窮地に追い込まれているという意味であるため、「絶対」という表記をすると、言葉の意味を理解していないということになる。そういうこともあって、この四字熟語は中学の入試問題でも出題されることが多い問題として知られている。→最近では、パソコンの日本語入力で誤りなく変換できるだけに、手書きした場合に「ぜったい」となると「絶対」ということが多いということもあって、誤用が相変わらず多い。

英語では「Desperate」または「Desperate Situation」、ドイツ語では「Verzweifelte Situation」、フランス語では「Situation Désespérée」、イタリア語では「Situazione Disperata」、スペイン語では「Situación Desesperada」、ポルトガル語では「Situação Desesperada」、中国語では「窮途末路」と言う。

天罰」:天が下した罰のことである。とは言っても、天が手を下すのではなく、悪い行いをしているといずれその報いとして悪いことが起こることを指している。(別の言い方をすると、自然にやってくる悪事に対する報いのことである。)

これは宗教的な考えが根底にあるものである。規則を破ったり規律を乱す行為を人知れず行っていても、神仏はそれを見ていて、必ずその報いを受けることから、見えない力、すなわち神様が与えた罰と考えられた。尚、これは宗教の差異に関係なく、どの宗教でも神様(仏様)は悪い行いに対しては罰を与えるという共通した考えがある。よって、程度の差はあっても、いかなる宗教にも「天罰」と呼ばれる概念は存在している。

尚、現代では宗教を全く信じていないという無宗教の人も増えているが、そういう人に対しても起こることであって、例え無宗教という人でも、その際には「天罰」という言葉を口にしていて、「神様が...」ということを口にしているものである。→こういうことも、都合が悪くなったら「神仏」に頼ったり、そのせいにするというのは...

尚、英語では「Visitation」と言うが、「Judgment」や「Nemesis(Nemesises)」「Retribution」という単語にも「天罰」という意味がある。また、ドイツ語では「Nemesis」、フランス語では「Némésis」、スペイン語では「Némesis」、中国語では「天罰」と言う。

また、この言葉を用いた四字熟語としては、「天罰覿面(てんばつてきめん)」と言う言葉があるが、これは難読熟語としても知られている。→天罰が下らないように、この熟語(の読み方、漢字)は覚えておきましょう。

」:目に感じる明るさ、視覚を起こさせる物理的な要因となるもののことである。また、宗教の世界では、殆どの宗教に於いて神を象徴するものになっている。哲学の世界でも考察対象となっている。物理学の世界では電磁波の一つとして、及び粒子として量子力学で説明され、研究対象になっているものでもある。

それ以外では、光栄、名誉、威光などを持つものとして、または希望、高名という明るいぞみを象徴するものとして、それぞれを現す象徴的なものにもなっている。

更に、「光沢」「つや」「風光」「景色」という意味もある。(古語では「光ること」「輝き」という意味を持っていて、それらから受け継がれている。)

特に断りなしに「光」と言うと、目に見える可視光線のことを指す。(狭義の「光」ということでは「可視光線」と同義と言うことが出来る。)

この物語では、普通の意味での「光」ということになるが、太陽光線のこと、及び、天下統一を目指している信長に対する「栄光」と言う意味も兼ねていると考えることが出来る。(本家四姉妹の時は、こういうように奥深い意味を持たせていたことが多々あったのですがね...)

英語では「Light」、ドイツ語では「Licht」、フランス語では「Lumière」、イタリア語では「Luce」、スペイン語、ポルトガル語では「Luz」、中国語では「光」と言う。

」:光が無くて暗いこと、そのような場所、そのような時のことを言う。単に「闇」と言うだけでなく、「暗闇」と言う場合や「真っ暗闇」と言う場合もある。尚、「闇」という環境下では、光が全く無いため、その場所では何も見えないことになる。

更に、そこから派生した意味として、「人目に付かない場所」「人の知らない場所」という意味が生まれている。また、「暗い」という意味から、疚しく非道徳的なこと、理非のわきまえがないこと、という悪意のある物事を指す言葉も生まれている。これは、「暗闇(闇)」というのは「災い」を暗示する言葉として認識されているためである。更にこれは、「闇社会」「闇金融」などというような言葉が示しているように、非道徳的な物事を示す言葉になっているが、そういうものを指す場合は接頭語になっている。

宗教の世界では、様々な宗教で「光」(「善」や「生」ということを象徴している。)と対極にあるものとして位置づけられていて、「悪」や「死」を象徴するものとされている。特に「闇」と言う場合は「光と闇」として捕らえられていて、重要なものとされている。

この物語では「光のない場所」という意味で使っていて、日食が起こることが分かっていたとはいうものの、光を奪って暗くしてしまうということからは、本来の意味そのままである。

尚、「ケータイ刑事」では、本家四姉妹が暗所恐怖症ということで、闇の中では弱みを見せていましたね。

尚、英語では「Dark」または「Darkness」と言い、ドイツ語では「Dunkelheit」、フランス語では「Obscurité」、イタリア語では「Oscurità」、スペイン語では「Oscuridad」、ポルトガル語では「Escuridão」、中国語では「黑暗」と言う。

日食」:この現象は、太陽の一部、または全体が月によって隠されることによって太陽光線が遮られて起こる天文現象のことである。太陽の一部が隠れるものを「部分日食」、全て隠れるものを「皆既日食」と言う。また、太陽が月の周りに環状に残る場合を「金環食」と言い、皆既日食と金環食の間を行くような場合で、太陽の一ヶ所だけが輝く時を「ダイヤモンドリング」と言う。(皆既日食の場合、完全に太陽が隠れる直前と直後に、これは必ず起こる。)

尚、皆既日食と金環食の両方が起こるのは、地球の公転軌道も月の地球周回軌道も、どちらもが楕円軌道であるため、太陽、月、地球の順番に一直線に並んでも、太陽、及び月の視直径は常に変化するため、太陽の視直径が月の視直径よりも小さい場合は皆既日食となり、逆の場合は金環食になる。

太陽、月、地球の位置関係によって起こる現象であるため、有史以前から頻繁に発生している現象である。が、天文学が発達していない当時は、その発生原理が分からないこともあって、神の怒りと信じられていた。(月食も同様である。)古代の王侯貴族は、日食は神の怒りであるため、悪いこと、不吉なこととされていたため、日食を恐れていた。このことを考えると、信長が太陽が隠れたことを恐れるのも当然のことである。

また、日本神話に出てくる天照大神の天の岩戸の神話も、実は皆既日食だという説がある。(但し、年代と日食が特定できないため、現時点ではあくまでも「説」であって、確定してはいないですが...)

現在では、太陽、地球、月の軌道が完全に分かっているので、日食がいつ、どこで観測できるのかは計算で求められる。

近いうちに起こる日食として日本で観測できるものは、2012/5/21に金環食がかなり広範囲で観測出来る。また、皆既日食としては、2012/11/14にオーストラリア北部からニュージーランドを経て、太平洋で観測出来る。

英語では「Solar Eclipse」、ドイツ語では「Solare Finsternis」、フランス語では「Éclipse Solaire」、イタリア語では「Eclisse Solare」、スペイン語では「Eclipse Solar」、ポルトガル語では「Eclipse Solar」、中国語では「日食」と言う。

皆既日食」:日食の中でも、太陽全体が月に覆われるため、太陽が完全に隠れる日食のことを言う。太陽、月、地球の位置関係で日食は起こるが、皆既日食は日食の中でも数回に1回程度である。また、皆既日食となる日食が起こる場合でも、地球上の全ての地点で観測出来る訳ではなく、帯状に分布する細長い地域に限られる。(当然、海上でしか皆既日食にならないというような場合もある。)

英語では「Total Eclipse of the Sun」、ドイツ語では「Totale Finsternis der Sonne」、フランス語では「Éclipse Totale du Soleil」、イタリア語では「Eclisse Totale del Sole」、スペイン語では「Eclipse Total del Sol」、ポルトガル語では「Eclipse Total do Sol」、中国語では「全食日食」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

絶体絶命! (リンダブックス)

絶体絶命! (リンダブックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/05
  • メディア: 文庫
新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)

新・堕落論―我欲と天罰 (新潮新書)

  • 作者: 石原 慎太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/07
  • メディア: 単行本

天網―天罰 (中国現代小説系列)

  • 作者: 鄭 万隆
  • 出版社/メーカー: 東方書店
  • 発売日: 1998/02
  • メディア: 単行本
物質のすべては光―現代物理学が明かす、力と質量の起源

物質のすべては光―現代物理学が明かす、力と質量の起源

  • 作者: フランク・ウィルチェック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/12/18
  • メディア: 単行本
トコトンやさしい光の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)

トコトンやさしい光の本 (B&Tブックス―今日からモノ知りシリーズ)

  • 作者: 谷腰 欣司
  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本
光の物理―光はなぜ屈折、反射、散乱するのか

光の物理―光はなぜ屈折、反射、散乱するのか

  • 作者: 小林 浩一
  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 単行本
光と物質のふしぎな理論―私の量子電磁力学 (岩波現代文庫)

光と物質のふしぎな理論―私の量子電磁力学 (岩波現代文庫)

  • 作者: リチャード・P. ファインマン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2007/06/15
  • メディア: 文庫
図解 世界「闇の支配者」

図解 世界「闇の支配者」

  • 作者: ベンジャミン・フルフォード
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: 単行本
闇の子供たち (幻冬舎文庫)

闇の子供たち (幻冬舎文庫)

  • 作者: 梁 石日
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: 文庫
日食観測マニュアル 安全に太陽を見る「日食メガネ」付き (アスキームック 星ナビ別冊)

日食観測マニュアル 安全に太陽を見る「日食メガネ」付き (アスキームック 星ナビ別冊)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2009/06/17
  • メディア: 大型本
黒い太陽のおはなし 日食の科学と神話

黒い太陽のおはなし 日食の科学と神話

  • 作者: 寮 美千子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/07/08
  • メディア: 単行本
2012年5月21日 金環日食ガイド 日食網膜症にならないために

2012年5月21日 金環日食ガイド 日食網膜症にならないために

  • 作者: 株式会社ネイチュア
  • 出版社/メーカー: 青山ライフ出版
  • 発売日: 2011/05/17
  • メディア: 単行本
天体観測の教科書 星食・月食・日食観測編―天文アマチュアのための

天体観測の教科書 星食・月食・日食観測編―天文アマチュアのための

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2009/04
  • メディア: 単行本
完全ガイド 皆既日食

完全ガイド 皆既日食

  • 作者: 武部 俊一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: 単行本
天体写真でひもとく宇宙のふしぎ 皆既日食にまつわる3つの偶然とは? 楕円銀河は共食いで太る? (サイエンス・アイ新書)

天体写真でひもとく宇宙のふしぎ 皆既日食にまつわる3つの偶然とは? 楕円銀河は共食いで太る? (サイエンス・アイ新書)

  • 作者: 渡部 潤一
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2009/11/18
  • メディア: 新書

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。