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毒姫とわたし#10 [ドラマ]

物語の展開からすると、一応、今回までが「第一部」といった所ですかね?(前回までという解釈も出来ますが...)小麦に関して次々と区切りを付ける展開でストーリーが進んで行きました。

君嶋出版に吸収合併されることになったと同時に、小麦だけがクビを言い渡された。また、君嶋社長は美姫の担当に佐伯を当てた。君嶋社長の言葉で、小麦は、美姫と共に完成させた改訂稿を渡さざるを得ず、それを渡して行った。

職場に戻った小麦は、みんなが落ち込んでいて、完全に死んだようになっている職場で、リストラはなく、君嶋出版の電子書籍の担当部門になるということを伝えた。しかし、自分がクビになったということは言えなかった。

小麦は再就職活動を始める。少し前に誘われていた所もあったため、転職は簡単と考えていた小麦だったが、現実は厳しく、面接を受けても全てアウトだった。で、四木先生に頼もうとするが、そこで四木から、君嶋社長と小麦がやり合ったことで、君嶋社長に逆らえないという業界の裏の力があることを告げられた。

更に、追い打ちを掛けるように、那珂川が辞表を提出したということを知らされた。

また、美姫は君嶋家で暮らすようになり、新たに自分の担当になった佐伯から、小麦がクビになったことを知る。で、小麦の会社を訪れた。やはり毒舌ぶりで小麦のことをボロクソに言うが、それは美姫流の言い方であって、小麦のことを心配してのものだということは、小麦も分かっていた。

再就職は全くダメな小麦のことを心配した小豆は、「父が倒れた」と小麦に連絡したが、それはいっこうに顔を出さない小麦を呼ぶための口実であって、那珂川の発案でもあった。

何だかんだで、那珂川は小麦にプロポーズする準備は整えていたが、それも出せないでいた。が、遂に那珂川は小麦にプロポーズの言葉を口にした...

小麦がクビを伝えられ、しかも再就職の目が全くない状況になり、小麦を心配する家族、那珂川、美姫が、それぞれの違った形で小麦のことを心配しているところが、それぞれキャラをウマ下しながら描かれていて、広げた風呂敷を畳んでいくような展開となっている。美姫は新たな環境に移ったが、今度は小麦がということになるものの、それがなかなか上手く進まないとことから、そこを動かそうとしている物語である。ということで、小麦と美姫が出会い、最初の作品を完成させたという部分の幕引きをしようとしたが、小麦のキャラもあって、なかなか前に進まないところを、那珂川のプロポーズで強引にといったところですね。(が、「はい。お受けします」と小麦は素直に言わないというのは分かってますが...)ただ、「翌秋に続く」ということで引っ張るにしては、もう一つ強力な波も欲しかったと思います。

ところで、君嶋家で暮らすことになった美姫だが、そこにはエリカがいる。君嶋家はそれなりの家でもあることを考えると、銭形分家(ちゃんファミリー)にちゃんが来た、というように感じますね。となると、エリカの母を演じているいとうまい子さんが銭形分家の母、則ち命結姉妹の母親というポジションということに思えてしまいますね。(まあ、BS-iの丹羽P作品にも出演しているのと、年齢的になことを考えると、特に異論はないですし、「不良少女とよばれて」はともかく、「婦警候補生物語」の主演でもあるので、この人選には不満はありません。)一方、本家・舞零の母親は「?」のままであるが、あの人とかこの人とか、考えたくなる人はいるが、「?」のままの方が色々と考えられるだけに楽しいですし...

 

毒姫とわたし (リンダブックス)

毒姫とわたし (リンダブックス)

  • 作者: 立見 千香
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2011/08
  • メディア: 文庫
BONDS(初回限定盤)(DVD付)

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  • アーティスト: MAY’S,FALCO & SHINO
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2011/09/14
  • メディア: CD
BONDS

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  • アーティスト: MAY’S,FALCO & SHINO
  • 出版社/メーカー: キングレコード
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ケータイ刑事銭形零23話(2nd.10話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形零」の第23話(2nd.10話)「ケータイ刑事百回記念特別企画・ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件(後編)」の「裏ネタ編」の6回目の増補となる今回は、ニセ・サルを騙すためにこれを行ったことから「芝居」について、その時に出てきた言葉から「」について、「成仏」について、その直後にねねがこれを持ってきたことから「書状」について、その書状にあった言葉から「連合軍」について記します。尚、「芝居」は「・39話(2nd.26話・AS3話)[裏ネタ編]PART 11」で「お芝居」として記したものを、「成仏」は「・5話[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/1付です。)

芝居」:いくつかの意味があって、元々の意味は「芝生のある場所にいること」または「芝生」のことを指した。そこから「桟敷席と舞台との間の芝生に設けた庶民のための見物席のこと」「芝居小屋のこと」「演劇のこと」「俳優の演技のこと」「人を騙すために行われる作り事のこと」「物事を行う場所のこと」という意味である。

というのは、昔は猿楽などの芸能は寺社の境内で行われ、それを見る観客は芝生に座って鑑賞していた。そのため、見物席や観客のことを「芝居」と呼ぶようになった、そこからこの「芝居」という意味が拡大していくことになって、猿楽を行う場所のことを指すようになり、更に能楽、舞踊などの芸能関係を行う場所に広がり、そしてそこで行われる芸能のこと(特に演劇のこと)まで拡大した。

現在「芝居を観る」というと、「演劇を観る」という意味になるが、本来の意味では「芝居を観るための客席を見る」という意味になって、「そんなものを見るの?」ということになってしまうのは、言葉は生きものであって変化していくものであるということを教えてくれている。

また、更に現在では意味が広がっていている。特に「芝居」という言葉とは別に「お芝居」と言う言葉も使われている。

「お芝居」の意味としては、「芝居」(「演劇のこと」または「俳優の演技のこと」)を丁寧に言う丁寧語の場合と、「人を騙すために行われる作り事のこと」の意味で使われる場合である。(一般的に「お芝居」と言うと後者を指し、前者を指場合は「芝居」と言うのが一般的である。)

それを考えると、この物語では「芝居」というのではなくて「お芝居」と言うべきなのであろうが、物語の舞台が戦国時代であることを考えると、「人を騙すために行われる作り事のこと」という意味はまだないと考えられる。(ただ、「演劇のこと」という意味もまだ確立していないようにも思うのですが...→この物語の時代に「芝居」と言うと「芝生」のことと思いますが...)

日本語では「芝居」という言葉に複数の意味があるが、英語ではこれらが別の単語で区別されていて、「演劇/戯曲」の意味の「芝居」は「Play」または「Drama」と言い、更にその中でも素人の演劇のことを「Dramatics」と言う。また、「芝居小屋」と言う意味では「劇場」を含めて「Theater」と言う。そして、人を騙すという意味での「お芝居」と言うことは「Fake」と言う。(「偽造」「捏造」という意味も「Fake」という単語にあるが、「騙す」ということからこの言葉が使われている。)また、「演劇/戯曲」という意味の他の言語はドイツ語では「Spiel」、フランス語では「Pièce」、イタリア語では「Dramma」、スペイン語では「Obra」、ポルトガル語では「Jogo」、中国語では「戲劇」と言う。

」:「かたき」と読む。「敵」と表記することもある。いくつかの意味があるが、最も氏よれている意味は「恨みのある相手」のことを指す。特に、近親者を殺害された場合、その殺害した相手のことを親族から見て言う。(この場合は「仇」という表記が一般的になる。)

他の意味としては、「敵」という表記が一般的になって、「競争相手」のこと、「戦争の相手」のことを言う。また、古語では「結婚相手」「配偶者」という意味もある。

尚、「仇」と表記した場合は、私怨を込めて、その恨みを晴らそうとする気持ちが含まれるため、時代劇でお馴染みの「仇討ち」の対象となる。(時代劇では「親の敵」「夫の仇」というのが一般的ですね。)→この物語では、盟友である信長を討たれたことで「信長殿の仇」と言っているので、私的な恨みを含んでいると言って良いので「仇」で良いことになる。(「仇」は動詞では「あだする」「憎む」「恨む」という意味がある。)こういう所は、表意文字である漢字ならではということで、音だと判断できないが、文字を見るだけで意味が分かるというのは良いところです。

尚、「敵(かたき)」の場合は私的感情が入らないことになり、「競争相手」「戦争相手」という意味になる。→「商売敵(しょうばいがたき)」と記すが「商売仇」とは記さない。

英語では「Enmity」、ドイツ語では「Schaden」、フランス語では「Mal」、イタリア語では「Danno」、スペイン語では「Daño」、ポルトガル語では「Dano」、中国語では「仇敵」と言う。

成仏」:本来の意味は仏教用語であって、煩悩を断じて悟を開いて仏陀になることをいう。しかし、一般的に言う「成仏」とは、それから派生した意味であって、人は死ぬと仏になると信じられていたことから、「死ぬこと」をいう。(「成仏できない」と言うのは、死んでも仏になることが出来ず、極楽(天国)に魂が行くことが出来ず、霊魂が現世を彷徨うことを言っている。)但し、この考えは日本独自に生まれたものであって、仏教国では本来の仏教用語の意味としてのみ使われている。

仏教用語の「成仏」のことを英語では「Entering Nirvana」、ドイツ語では「Eintreten in Nirwana」、フランス語では「Entrer dans un Nirvana」、イタリア語では「Nirvana che Entra」、スペイン語では「Nirvana Entrando」、ポルトガル語では「Nirvana Entrando」、中国語では「成佛」と言い、一般に(日本語で)言われている「死ぬこと」という意味の「成仏」は、英語では「Death」、ドイツ語では「Tod」、フランス語では「Mort」、イタリア語、ポルトガル語では「Morte」、スペイン語では「Muerte」、中国語では「死」と言う。

書状」:手紙のこと、書簡のことである。これは紙に記した情報伝達のためのものであって、文書の一つである。また、公的な通知という意味合いもある。

内容は様々であるが、「書状」と言った場合は公的なものと言った意味合いが強くなり、「手紙」と言うと私的な意味合いが強くなる。(「手紙」のことは「信書」と言うこともあるが、「書状」というと書類の一つという意味もあって、「信書」と言うことは少ない。)または、様々な郵便物の中で、封書に入ったものを「書状」と言って、ハガキは「葉書」と言って区別することもある。

英語では「Letter」、ドイツ語では「Brief」、フランス語では「Lettre」、イタリア語では「Lettera」、スペイン語では「Carta」、ポルトガル語では「Carta」、中国語では「書信」と言う。

連合軍」:2国以上の国の軍隊が連合していて、1つの軍隊のように一緒になった軍のことを言う。(「多国籍軍」という言い方もある。)また、その意味が転じて、異なる所属先にいる人たちが集まって編成された混成チーム(集団)のことを指す。(プロ野球やJリーグなどの通常の公式戦は各チーム毎が試合を行うが、オールスター戦は連合軍同士が行う試合になっている。)

それ以外では、第一次大戦、第二次大戦に於いて、それぞれの連合国の軍のことを言う。(第一次大戦の時の連合軍は、イギリス、フランス、ロシア、日本、イタリア、アメリカなどの18ヶ国の軍であって、第二次大戦の時の連合軍は、イギリス、フランス、ロシア、アメリカなど51ヶ国の軍である。)

この物語では、「武田信玄と上杉謙信の連合軍」と語られているが、武田軍、上杉軍はそれぞれ甲斐の国/越後の国の軍であって、完全に異なる指揮下の軍である。よって、それらが1つの行動をしていれば、立派な「連合軍」ということになる。

英語では「The Allied Forces」、ドイツ語では「Die Alliierte」、フランス語では「Les Forces Alliées」、イタリア語では「Le Forze Alleate」、スペイン語では「Los Fuerzas Aliadas」、ポルトガル語では「As Forças Aliadas」、中国語では「聯軍」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

演劇入門 (講談社現代新書)

演劇入門 (講談社現代新書)

  • 作者: 平田 オリザ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/10/20
  • メディア: 新書
芝居で見る江戸時代―江戸歌舞伎図鑑 (シリーズ「江戸」博物館)

芝居で見る江戸時代―江戸歌舞伎図鑑 (シリーズ「江戸」博物館)

  • 作者: 高橋 幹夫
  • 出版社/メーカー: 芙蓉書房出版
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本

元禄文化―遊芸・悪所・芝居 (シリーズ・にっぽん草子)

  • 作者: 守屋 毅
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 1987/06
  • メディア: ハードカバー
敵討 (新潮文庫)

敵討 (新潮文庫)

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 文庫
即身成仏義

即身成仏義

  • 作者: 空海
  • 出版社/メーカー: 太陽出版
  • 発売日: 1985/07
  • メディア: ハードカバー
弘法大師空海「即身成仏」 この世で、この身のままで仏に成れる (ロング新書)

弘法大師空海「即身成仏」 この世で、この身のままで仏に成れる (ロング新書)

  • 作者: 池口 恵観
  • 出版社/メーカー: ロングセラーズ
  • 発売日: 2010/10/15
  • メディア: 新書

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WILSON PICKETT『EXCITING WILSON PICKETT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1966年に発表された彼の2nd.アルバムである。'50年代の尾張にゴスペル・シンガーとしてデビューをしているが、情熱的で野性味あふれるソウル・シンガーとしての彼は、1965年にアトランティック・レコードに移籍してからということになる。本アルバムはソウル・シンガーに転身して波に乗った時期の作品である。また、本アルバムは彼の発表したアルバムの中ではチャート成績が最も良かったアルバムであって、Billboardで最高位21位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『Land Of 1000 Dances』『Something You Got』『6345789』『Barefootin』『Mercy Mercy』『Youre So Fine』『In The Midnight Hour』『Ninety Nine And A Half (Wont Do)』『Danger Zone』『I'm Drifting』『Its All Over』『Shes So Good To Me』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『6345789』はBillboardのR&Bチャートで1位、HOT 100では最高位13位を記録し、イギリスでも最高位36位を記録している。2nd.シングルの『Ninety Nine And A Half (Wont Do)』はBillboardのHOT 100で53位、R&Bチャートでは13位を記録している。そして彼のシングルの中で最大のヒットとなったのが3rd.シングルの『Land Of 1000 Dances』であって、BillboardのR&Bチャートで1位、HOT 100では最高位6位、1966年の年間シングル・チャートでは84位にランクインしている。

お薦め曲は、彼の代表曲である『Land Of 1000 Dances』、そしてヒット・シングルの『6345789』(この数字は電話番号である。(実際にかけるという悪戯が問題にもなりました。))そして『Mercy Mercy』『In The Midnight Hour』『Ninety Nine And A Half (Wont Do)』『Danger Zone』『Its All Over』というところをピックアップしておく。(それしても、代表曲ばかりと言っても良い内容である。)

彼は情熱的で野性味あふれるシンガーとして知られているが、本アルバムでは卓越した歌唱力によって彼の魅力をたっぷりと味わうことの出来るものになっている。正に、これを聴かずに何を聴くのか?と言いたくなるだけの圧倒的な存在感とスケールの大きさがあって、誰の追随をも許さない魂の歌がある。ソウル・ミュージックを聴くのであれば、本アルバムは聴いておかなければもぐりである、と言われるほどの傑作中の傑作アルバムである。発表から45年が流れているが、古さは全くないですし、じっくりと聴き入りましょう。

 

Exciting Wilson Pickett

Exciting Wilson Pickett

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Collectables
  • 発売日: 2002/11/05
  • メディア: CD

Exciting Wilson Pickett

Exciting Wilson Pickett

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 1993/07/20
  • メディア: CD
エキサイティング・ウィルソン・ピケット

エキサイティング・ウィルソン・ピケット

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/01/24
  • メディア: CD

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その225) [ケータイ刑事]

今回のテーマは(別のものを予定していたが、それを差し替えて)前回の続きというか、オマケというか、それを「歌手 PART 3」という扱いにして記すことにします。取り上げる物語は「ケータイ刑事」からは「・2nd.11話」を、「007」は前回と全く同一の「ドクター・ノオ」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.11話」。「雨音は殺しの調べ ~男子三楽坊殺人事件」と言う物語。「男子三楽坊」というのは言うまでもなく「女子十二楽坊」のパロディであるが、人数までも減らしてしまうところが、低予算番組らしい所でもある。が、それ以上の人数にしても、30分枠ではキャラクタを使いこなせなくなるだけということを考えたら、3人にしたというのは上手いところである。→「御三家」「三羽烏」など、亜人というのは以外と纏まりがよい人数でもありますし...

女子高生の間で超人気の超イケメン3人組のユニット・男子三楽坊。日本の伝統的な楽器(尺八、三味線、和太鼓)でポップスとかも演奏していると(ミーハーな)ちゃんが高村さんに説明していた。そんな所に、男子三楽坊のメンバーの2人が行方不明になったという知らせが入り、ちゃんと高村さんは男子三楽坊の事務所に向かった。

リーダーの竹本はちゃんたちに事情を話し、次のアルバム(世界進出を狙っているアルバムでもある。)の打合せに2人がいくら待っても二人は姿を現さなかったということが分かる。更に、2人(猫田と堤)を預かっていて、身代金として1億円を要求する脅迫状が届いた。で、行方不明事件は誘拐事件となった。

売れっ子と言うこともあって簡単に1億円を用意した竹本は、脅迫状に指定されていた取引場所の公園に行った。すると第2の指示書が置いてあって、「スーツケースを公園の池に沈めろ」とあった。で、その指示に従い、お金の入ったスーツケースを池に鎮め、物陰から犯人が現れるのを待った。が、いくら待っても犯人らしい人物は現れない。2時間待っても現れないということで、ちゃんはスーツケースを一旦引き上げるという指示を出した。で、スーツケースを引き上げたが、中に入っていたはずのお金は消えていて、中はびっしょり濡れていた。

竹本は、お金が犯人に渡ったので、2人は無事に戻るものと思っていて、事務所に戻った。すると、新たな指示書があって、2人の居場所を記す地図が入っていた。で、ちゃんたちはその場所に急行した。

その場所はある廃屋であった。で、猫田と堤はいたが、提は死んでいて、猫田は生きていた。が、この時の猫田の目の調子が悪いことから、ちゃんは一連の事件のトリックに気づいた。

全ては竹本の策略であって、彼が狂言誘拐を仕組んだのだった。そして、同時に提を殺す計画を実行したのだった。というのは、竹本は聴力を失っていて、その秘密を提に知られ、引退を迫られていたから殺したのだった。竹本は読唇術を身につけたことで、耳が聞こえないということをカバーしていたのだった。しかし、猫田たちを襲って廃屋に運んだ時、雨が降っていたことに気づかなかったこと、12時間時間を誤魔化す(夜と朝の9時を誤魔化す工作を竹本は行った。)ために、色つきのコンタクトレンズを使い、猫田の目に入れたが、左右の目を間違えて入れてしまったことから、ちゃんにトリックを見抜かれることになった。

また、スーツケースの1億円というのは、出発前に竹本はそれを持ってトイレに行き、その時にお札をトイレに流し、その代わりに氷の固まりを入れたのだった。(売れっ子である男子三楽坊にとったら、印税収入が多額であるため、1億円を捨てるということにも戸惑いはなかったのだった。)

007」:「ドクター・ノオ」。1962年のシリーズ第1作である。(言うまでもなく初代ボンドの第1作でもある。)原作小説では第1作が「死ぬのは奴らだ」であって、本作は第6作であったのだが、映画では本作が第1作になったことで、本作がシリーズの原点と思われている所もある。(映画シリーズでは確かに本作が原点ですが...)とは言っても、原作小説に忠実な作品も、全く別物になった作品もあるだけに、原作小説は小説として、映画は映画とするべきですね。

盲目と言うことを装った3人組の殺し屋たち。(本当は普通の人と同様に目が見える。)名前は作中で語られていないこともあって、3人組ということで「3匹の盲目のねずみ」と呼ばれている。(但し、そういうタイトルの音楽が彼らのテーマ曲として劇中で使用されているためである。)また、盲目ということを装っているだけでなく、サングラスをかけ、白い杖を手に持っているが、もう片方の手には空き缶を持っていて、一応は芸をして稼ごうという姿勢を見せている。(ということで、歌手に見えないこともないということで、「歌手」という扱いにする。)

彼らは実はドクター・ノオの配下の殺し屋である。で、イギリス情報部のジャマイカ支部に駐在しているカリブ海地域担当の局長のジョン・ストラングウェーズがドクター・ノオに関する調査を進めていたことから、邪魔者を消すために彼らが派遣された。そして、ストラングウェーズが定時連絡のためにクイーンズ・クラブから出てきたところを狙った。

盲目のふりをして、ストラングウェーズとすれ違うと、ストラングウェーズはコインを彼らの持っている空き缶の中に入れてすれ違い、自分の車に向かった。物乞ということを装っていたことで、お礼を言ってすれ違う3匹の盲目のねずみ。次の瞬間、3人はストラングウェーズはストラングウェーズを取り囲み、サイレンサーを付けた銃で射殺した。そして、それに合わせるかのように霊柩車が滑り込んできて、ストラングウェーズの死体をそれに乗せ、3匹の盲目のねずみもその車に乗って立ち去った。

更に、一同はストラングウェーズの事務所に行き、秘書のメアリーも殺害した。メアリーは、ストラングウェーズの定時連絡の準備をしていたが、ストラングウェーズは戻ってこず、彼女も殺されて死体を運ばれていったため、連絡を使用とした無線機はそのままの状態となり、殺し屋たちはドクター・ノオに関する書類を持ち去った。

で、ジャマイカからの定時連絡がロンドンの本部には入らなかったことで、ジャマイカで何か起こったと判断し、直ちにボンドが派遣されることになった。

が、ボンドがジャマイカにやってくることも筒抜けになっていた。というのは、ジャマイカ総督の秘書のミス・タロもドクター・ノオのスパイであった。まずはボンドの情報を集めるところから動くが、ボンドはストラングウェーズが行っていた調査相手を調べていき、その中の一人のデント教授が、ボンドが自分の所にやってきたことから浮き足だったことで、ボンドの暗殺計画が実行されることになる。(デント教授は毒蜘蛛を与えられたが失敗する。)続いて、ミス・タロがボンドを自宅に誘い、その途中で3匹の盲目のねずみが襲う。

ボンドの車が山道に差しかかったところから、待ち伏せしていた3匹の盲目のねずみが追いかけていって襲う。しかし、ボンドの運転テクニックは、(舗装されていない山道で)砂煙を上げながら追っ手を躱し、道に停まっていたクレーン車の合間を巧みにすり抜けたが、3匹の盲目のねずみが乗った霊柩車の方は、クレーン車を躱そうとしたものの、ハンドル操作を誤って、道から外れて崖下に転落していった。そして途中で、爆発して炎上し、3人とも車と共に消えていった。(結局、ボンドは3人の殺し屋たちに対して直接手を下すことはしておらず、3人が勝手に運転を過って自滅する形で撃退したことになった。)

ボンドは、ミス・タロの自宅に到着したが、ミス・タロはボンドは途中で死んでいると思っていたため、動揺した。で、何とかボンドを殺す手立てを考え、デント教授を呼び、教授が到着するまで時間を稼ごうとする。

一方、ボンドはレストランに行こうと提案して、電話でタクシーを呼ぶ。が、実は領事館に連絡し、ミス・タロをスパイ容疑で逮捕した。そして、デント教授がやってくるのを待ったボンドは、ベッドに人型を付くっておいた。で、教授はベッドの人型に向けて銃の全弾を撃った。で、隠れていたボンドはあっさりとデント教授を始末した。

共通点は、3人組であるということ身体的な障害について騙していた(「ケータイ刑事」では聴力に障害があることを隠していて、「007」は盲目ではないのを盲目と誤魔化していた。)ということ、(「ケータイ刑事」では全員ではないが)秘密(「ケータイ刑事」では聴力を失ったと言うこと、「007」ではドクター・ノオに関する情報)を守るために殺しを行ったこと主人公(銭形/ボンド)にあしらわれて命取りとなったこと、そして、サングラス(「ケータイ刑事」では色を付けたコンタクトレンズであるが同じ役割をしている。)を利用しているということである。

一方、相違点は、「ケータイ刑事」ではメンバー3人が、逮捕、死亡、生存というように三者三様ということになったが、「007」では3人ともが死亡しているということ、「ケータイ刑事」では聴力を失っているという身体的な障害があったが、「007」では身体的な障害はなかったということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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ドクター・ノオ [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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