AFRIKA BAMBAATAA & SOULSONIC FORCE『PLANET ROCK: THE ALBUM』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1986年に発表されたアルバムである。ヒップホップの世界では大御所であるバンバータであるが、'80's前半に発表しているお馴染みの『Planet Rock』を中心に構成したアルバムである。半分は既にお馴染みの曲であるため、ベスト盤と言っても内容的にはいいですね。
収録曲は以下の全7曲である。『Planet Rock(Original 12 Inch Version)』『Looking For The Perfect Beat(Original 12 Inch Version)』『Renegades Of Funk (Original 12 Inch Version)』『Frantic Situation (Frantic Mix)』『Who You Funkin' With?』『Go-Go Pop』『They Made A Mistake』。
この中の『Planet Rock』『Looking For The Perfect Beat』は1982年に、『Renegades Of Funk』は1983年にシングルとしてリリースされていて、既にお馴染みになっている曲であるが、12インチ・バージョンであるため、長尺でたっぷりと堪能できる。(3曲で21分強である。)また、7曲しか収録されていないが、収録時間は46分強である。
お薦め曲は、お馴染みの『Planet Rock』『Looking For The Perfect Beat』『Renegades Of Funk』と『They Made A Mistake』をピックアップしておく。
本アルバムは「オールド・スクール・ヒップホップ」と呼ばれるジャンルでは正に神サウンドであるだけに、実に嬉しい所である。また、エレクトリック・ファンクでもあって、'80'sらしいサウンドでもある。
発表から四半世紀を超えているものであるが、サウンドの方は全く陳腐化しておらず、ヒップホップを作った男らしい貫禄が漂い、グイグイと引っ張っていってくれるサウンドは心地良さを与えてくれている。
現在ではヒップホップも完全に1ジャンルとして定着しているが、ヒップホップを聴く場合には絶対に聴いておかなければならないのが彼であるが、こういうアルバムは是非とも手元に置いておくべきである。たっぷりと堪能しましょう!
ケータイ刑事銭形零26話(2nd.13話)[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第26話(2nd.13話・最終話)「さよなら、愛しき人! ~保険金連続殺人事件」の「裏ネタ編」の10回目の増補となる今回は、「国籍」について、「フィリピン」について、「ビザ」について、「東京タワー」について記します。尚、「東京タワー」は「舞・2話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/22付です。)
「国籍」:その国の国民としての資格のことである。また、航空機や船舶の場合は、それが属している国のこと、及びその所属のことを言う。
国籍を定めるものとして、2つの考え方がある。1つは「血統主義」で、もう1つは「生地(土地)主義」である。前者は世界中の何処で出生しても、血統によって国籍を取得するものである。一方、後者は出生した土地の国籍を取得するものである。
日本は「血統主義」であるため、日本人の親が世界の何処に行っても、生まれた子供は日本の国籍を取得することになる。しかし、アメリカは「生地主義」であるため、アメリカ国内で生まれた子供はアメリカ国籍を取得することになる。このことから、日本人の親のアメリカ滞在中に生まれた子供は、日本とアメリカの2つの国の国籍を持つことになる。これを「二重国籍」と言う。
現在、二重国籍については、一定の期限以内にどちらの国籍にするのかという選択を行わなければならないと規定されている。
また、以前は父系主義であったが、現在では父母両系主義に変更されているため、両親のいずれかが日本人であれば、生まれた子供は日本国籍を有することになる。(外国人の父と日本人の母の間に生まれた子供には日本国籍が与えられず、これが無国籍児をうむ原因となったことから改められた。)
英語では「Nationality」、ドイツ語では「Staatsangehörigkeit」、フランス語では「Nationalité」、イタリア語では「Nazionalità」、スペイン語では「Nacionalidad」、ポルトガル語では「Nacionalidade」、中国語では「國籍」と言う。
「フィリピン」:正式国名は「フィリピン共和国」(英語では「Republic Of The Philippines」)という。アジア大陸(東南アジア)の東方に位置する約7000の島で構成される島国である。漢字では「比律賓」と表記されることから省略して「比」と記されることもある。
面積は約29万9400平方キロ(日本の8割弱)、人口は約9100万人(日本の7割強、世界で12位)、首都はメトロ・マニラである。(以前はマニラ→ケソンであった。)公用語はフィリピン語と英語であるが、タガログ語、セブアノ語などを含めて80以上の言語がある。また、宗教はカトリック、通貨は「フィリピン・ペソ」である。
人口に関しては、現在でも高い伸びを示していて、現在人口1億人以上の国は11ヶ国であるが、そう遠くないうち(2020年前後)に12番目の1億人国家になることが予想されている。
1521年にマゼランの来航があり(マゼランが戦死した場所でもある。)、スペインの来航が増え、次第にスペインに占領されていき、1571年にスペイン領となる。その後、独立の気運が高まって1898年に「フィリピン共和国」(「フィリピン第一共和国」または「マロロス共和国」と呼ばれている。)として独立を宣言するが、米西戦争を経て1899年にアメリカ領となる。第二次大戦中には日本軍に占領される。1943年に日本は支配を安定させるために独立させて「フィリピン共和国」(「フィリピン第二共和国」と呼ばれている。)が成立するが、日本の敗戦によって崩壊し、アメリカ領に戻るが、1946年に改めて独立して現在の「フィリピン共和国」(「フィリピン第三共和国」とも呼ばれている。)が成立した。
農業就労人口が約4割という農業国であって、米、サトウキビ、トウモロコシ、コプラ、マニラ麻、タバコなどが主な脳擬陽性産物である。また、金銀銅、満願、クロムなどの鉱物資源も豊富である。近年は安い労働力で電子部品の生産が伸びているが、食品加工、製糖、製剤、繊維などの軽工業が中心である。また国土の南部の島々では観光業が中心になっている。
それ以外では、外国に出稼ぎに行く人の数が多いことで知られていて、東南アジアや中東への出稼ぎ者が特に多い。
「ビザ」:日本語では「査証」という。海外渡航の際、渡航先の国がその人に対して入国を許可するために発行する許可証のことである。あくまでもこれは渡航先の国が発行するものである。但し、現在では、短期滞在の場合は、多くの国で相互免除となっている。(就労、留学などの場合これには含まれないことになる。)
この目的は、その国にとって、入国を希望する外国人が入国するにふさわしい人物であるのかを事前に判断を行うためである。例えば、犯罪歴がある場合などは不適格者と判断される場合がある。(例えば、テロリスト、麻薬密輸業者などは国内に入れると事件を起こす可能性が高く、それを防ぐためである。)また、一部の国では、政治的信条、宗教などを理由としてビザを発行しない場合もある。(共産国では反共産主義者は入国させない、イスラム教国家の一部では他宗教の人の入国を認めない、などがある。)
尚、ビザが発行されたからと言って、100%入国できるとは限らず、時には現地の入国審査で拒否される場合もあり得る。(最終的には、入国審査官が判断することになる。)
また、オリンピックをはじめ、国際的なスポーツ大会が開催される場合には、その大会期間中という限定はあるが、ビザの発行を省略し、ビザ無し入国を許可する場合もある。
英語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語では「Visa」、ドイツ語では「Visum」、イタリア語では「Visto」、中国語では「簽證」と言う。
「東京タワー」:東京・港区芝公園にある塔であって、集約電波塔として、関東広域放送のテレビ、ラジオ放送の電波送信所として、またそれ以外の各種無線の送信所としての役割を持っている。現在は「東京タワー」と呼ばれて観光スポットになっているが、元々は、放送が始まったテレビ放送の電波塔として各局の電波塔を1つに集約する目的で建設されたものである。そのため、正式名称は「日本電波塔」である。
完成したのは1958年12月23日である。高さは333m(正確には332.6mであるが、四捨五入した数字が綺麗なこともあって「333m」として知られている。)であり、エッフェル塔よりも僅かに高く、完成当時は世界一の高さの塔となった。(但し、3年後の1961年にオランダのヘルブランディータワーが完成したことで世界一の高さという座を譲り、現在ではこれよりも高いものが幾つも建設されたことで、TOP 10にも入っていない高さとなっている。
着工は1957年で、完成したのが1958年ということで、突貫工事で建設された。(工期は1年3ヶ月であった。)そして翌年の1959年からテレビ放送の電波送信が始まる。但し、この時は東京の全てのテレビ局がここから送信していた訳ではなかった。(東京の全てのテレビ局がここから電波の送信を行うようになるのは1970年であって、それまでは独自の場所から送信していた。東京タワー以外の場所から送信していた放送局は、東京タワーに移転すると言う形になって、全ての放送局が東京タワーから送信を行うことになった。))また、1970年にはFM東京も本放送を開始して、FMラジオの電波塔としても稼働するようになった。
その後、新たな放送局が開局すると、その放送局の電波も東京タワーから送信されることとなり、現在では関東広域の地デジ放送電波も全て東京タワーから送信されている。(但し、アナログテレビ放送の方は廃止されたことで、送信は停止された。)
また、観光スポットとしては、蝋人形館は1970年、水族館が1978年、フットタウンは2005年にそれぞれ開業している。
尚、東京タワーと言うと、(東京スカイツリーに抜かれるまでは)日本一の高さの建造物であったと思われているが、実際、東京タワーが日本一の高さであったのは、完成から1963年に日本一高い建造物の座を南鳥島ロランタワーに譲るまでの5年間と、1998年に当時日本一の高さの建造物であった対馬のオメガ塔が解体されてから2010年に建設中の東京スカイツリーに抜かれるまでの12年弱の間であって、1位の座にいた期間はそれほど長くない。(一時期は4位の高さの建造物になっていたが、東京タワーを抜いた高さの建造物(全て電波塔である)は順次解体されていき、東京タワーが1位に返り咲いた。)
展望台は2箇所にあって、高さは地上から120m(大展望台)、223m(特別展望台)の位置にある。但し、特別展望台の方は、1967年になってから展望台としてオープンしたものであって、建設当時は大展望台のみであった。
電波塔として建設されたものであるが、観光スポットとして多くの観光客を集める場所となっている。
電波塔としては、テレビ放送とFM放送の電波を送信している。(アナログテレビ放送の方は廃止された。)
現在、「東京スカイツリー」が建設中であって、2012年2月の竣工した後に、そちらから試験放送が始まり、2012年5月22日に開業することになったが、そうなると一部の放送局を除いて、電波の送出は東京スカイツリーに移ることになる。(放送大学、TOKYO FMは移転しない。)しかし、一部放送局が東京タワーに残ること、および、災害時などに東京スカイツリーから送信できなくなった場合のバックアップ設備としてNHKと在京5局との契約が結ばれたことで、当面は存続することになる。
英語、ドイツ語、イタリア語では「Tokyo Tower」、フランス語では「Tour de Tokyo 」、スペイン語では「Torre de Tokio」、ポルトガル語では「Torre de Tóquio 」、中国語では「東京鉄塔」と言う。
国籍法・国際家族法の裁判意見書集 (日本比較法研究所資料叢書)
- 作者: 奥田 安弘
- 出版社/メーカー: 中央大学出版部
- 発売日: 2010/03
- メディア: 単行本
現代フィリピンを知るための61章【第2版】 (エリア・スタディーズ)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2009/09/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
物語 フィリピンの歴史―「盗まれた楽園」と抵抗の500年 (中公新書)
- 作者: 鈴木 静夫
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1997/06
- メディア: 新書
ビザ(在留資格)の手続きもっと簡単になーれ!―国際結婚当事者34組による「配偶者ビザ」取得までの泣き笑い体験集
- 作者:
- 出版社/メーカー: ぶなのもり
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
ALBERT HAMMOND『ALBERT HAMMOND』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1974年に発表された彼の3rd.アルバムである。1972年に発表した『It Never Rains In Southern California』(邦題:カリフォルニアの青い空)の大ヒットで一躍蘇の名前を知られることになった彼であるが、それ以外というと1981年の『Your World And My World』(邦題:風のララバイ)のヒットがあるとはいうものの、'70'sでは一発屋に近い存在となっていた。が、本アルバムは内容もあって、纏まりのある隠れた名作として知られているアルバムである。また、全ての曲が彼とMIKE HAZELWOODとの共作であり、プロデュースの方も彼とROY HALLEEの共同プロデュースということで、全てが彼一人ということではないものの、アルバム全体に深く関わり、隅々まで目を届かせて、彼のやりたいことを出し尽くしているアルバムでもある。
収録曲は以下の12曲である。『I'm A Train』『Everything I Want To Do』『Dime Queen Of Nevada』『New York City Here I Come』『The Girl They Call The Cool Breeze』『Names, Tags, Numbers And Labels』『I Don't Wanna Die In An Air Disaster』『Half A Million Miles From Home』『Fountain Avenue』『We're Running Out』『Candle Light, Sweet Candle Light』『Mary Hot Lips Arizona』。
お薦め曲は、『I'm A Train』『New York City Here I Come』『I Don't Wanna Die In An Air Disaster』『Half A Million Miles From Home』『We're Running Out』という所をピックアップしておく。
彼らしいポップでありながらも、とても優しいサウンドであって、彼の持ち味がしっかりと出ているアルバムである。派手な曲は無いが、メロディ・ラインも綺麗であったり、優しいものであって、とても聴きやすい佳曲ばかりが集まっている。
本アルバムから大ヒットを記録した曲はないものの、粒ぞろいで捨て曲が無く、全体的にもハイ・クオリティで当たり外れのない作品として纏まっている。
確かに、彼のアルバムを聴くとなると、『It Never Rains In Southern California』を含む同名の1st.アルバムが第一で、『Your World And My World』を含む同名アルバムが第二となり、それ以外は?となっているのが事実であるものの、第三のアルバムとして選ぶ場合、本アルバムは有力な候補の一つである。(特に、隠れた名作ということでは本アルバムと言うことになりますね。)じっくりと聴くのにも、軽く聴くのにももってこいのアルバムであるだけに、聴いてみましょう。(ただ、本アルバムを入手しようとすると、結構苦労することになってしまいますが...)
↓4th.アルバムとセットになったものですが...
Albert Hammond/99 Miles From La
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Beat Goes On
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: CD
ケータイ刑事銭形海9話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第9話「BS初! ついに舞台だ! ~超豪華!演劇者殺人事件・捜査編」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、金剛地さんのパフォーマンス編の所に出てきたネタから「ドラマ『探偵物語』」について、「映画『セーラー服と機関銃』」について、「薬師丸ひろ子」について、「松田優作」について、「ほくろ」について記します。尚、「ほくろ」は「結・10話[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/6/1付です。
「ドラマ『探偵物語』」:1979年9月から1980年4月に日本テレビ系で放送されたドラマであって、全27話である。松田優作主演のドラマであって、私立探偵の工藤俊作が、街の仲間たちの協力を得たり、彼を邪魔者として扱う刑事とのやりとりなどを通して、様々な事件を捜査していくという内容のドラマである。松田優作の代表作の一つであって、現在でも人気の高い作品の一つである。(現在だったら、間違いなくシリーズ化されて製作が続いているでしょうね。が、松田優作が1989年に亡くなり、本作は松田優作のキャラだからこそのドラマであるため、リメイクするということも無いでしょうね...)
尚、原案は小鷹信光、監督としては、村川透、澤田幸弘、西村潔、長谷部安春、加藤彰、小澤啓一、小池要之助、飛河三義、たちが参加しており、主題歌はSHOGUNの『Bad City』(オープニング)、『Lonely Man』(エンディング)である。そして出演(レギュラー)は、松田優作、成田三樹夫、山西道広、ナンシー・チェニー、竹田かほり、倍賞美津子、たちである。
尚、「探偵物語」というと、映画でも何本かがある。但し、そのいずれもが、松田優作主演のドラマとは全く関係ない別作品である。(ぞそぞれの映画同士も、全く関係ない別作品である。)
映画は3本あるが、一番最初は1951年のアメリカ映画の「探偵物語」(原題は「DETECTIVE STORY」)である。シドニー・キングスレーの原作小説の映画化作品である。
作品データは、時間は103分、原作はシドニー・キングスレー、製作と監督はウィリアム・ワイラー、脚本はフィリップ・ヨーダンとロバート・ワイラー、出演はカーク・ダグラス、エリノア・パーカー、リー・グラント、ウィリアム・ベンディックス、キャシー・オドネル、たちである。
2本目は、1983年の角川映画の「探偵物語」である。角川映画の看板スターとなった薬師丸ひろ子主演で、赤川次郎原作の同名小説の映画化作品である。
作品データを記しておくと、1983年7月に劇場公開された角川映画であって、時間は111分、原作は赤川次郎、監督は根岸吉太郎、脚本は鎌田敏夫、撮影は仙元誠三、美術は徳田博、音楽は加藤和彦である。そして出演は、薬師丸ひろ子、秋川リサ、岸田今日子、北詰友樹、坂上味和、ストロング金剛、山西道広、清水昭博、林家木久蔵、藤田進、加藤善博、草薙良一、清水宏、壇喧太、南雲佑介、榎木兵衛、中村晃子、鹿内孝、荒井注、蟹江敬三、財津一郎、松田優作、たちである。
3作目は、2007年の日本映画である。三池崇史監督作品ということで、バイオレンス・ミステリー作品として知られているものである。
作品データは、2007年9月公開のメディアワークス作品で、時間は99分、監督は三池崇史、脚本は白土勉、撮影は田中一成、音楽は遠藤浩二である。そして出演は、中山一也、真木蔵人、長谷川朝晴、菊池亜希子、井上晴美、阿藤快、渡辺裕之、真樹日佐夫、たち、IZAM、角田信朗、風間トオル、内田裕也が「友情出演」となっている。
「薬師丸ひろ子」:1964/6/9生まれの女優であり歌手である。1978年に角川映画「野性の証明」のヒロインでデビューし、角川映画で主演を務め、角川映画の看板女優となる。(原田知世、渡辺典子と共に「角川三人娘」と言われるが、人気はずば抜けていた。)
歌手としては1981年の主演映画「セーラー服と機関銃」で同名タイトルの主題歌を歌うことでデビューをする。(以後、現在までに20枚を越えるシングル、9枚のオリジナル・アルバム、1枚のライブ・アルバム、複数のベスト・アルバムをリリースしている。)
「セーラー服と機関銃」のヒットで名実共にトップ・アイドルになり、映画主演、歌手の二足のわらじで人気を得て活躍する。
1984年の「Wの悲劇」のころから演技派女優へと脱皮していき、1986年の「キャバレー」が最後の角川映画への出演となり、以後は演技派女優として活躍する。1997年になって、これまではデビューして間もない時期以来となるTVドラマへ出演し、21世紀になってからはTVドラマにも結構出演するようになった。
「映画『セーラー服と機関銃』」:1981年の日本映画であって、1978年に発表された赤川次郎の同名小説の映画化作品である。角川映画の代表作の一つであり、主演の薬師丸ひろ子の人気を不動のものにする大ヒットを記録した作品でもある。同名タイトルの主題歌も薬師丸ひろ子が歌っていて、ヒットを記録している。
物語は、父を事故で亡くして天涯孤独になった女子高生・星泉が、遠い血縁関係がある弱小暴力団・目高組の4代目を継ぐことになり、女子高生でありながら暴力団の組長になり、4人の子分たちと共に、対立するヤクザと戦っていく、という物語である。
クライマックスのシーンで、主人公・星泉が機関銃を乱射し「か・い・か・ん」と言う台詞は余りにも有名なシーンである。
尚、1982年には、原田知世の主演(彼女のデビュー作でもある。)でTVドラマ化(全11話)され、更に2006年には長澤まさみ主演でリメイクのTVドラマとして製作されている。(全7話)
作品データを記しておくと、1981年の角川映画で、公開は1981年12月であった。時間は112分であるが、後に131分の「完璧版」もある。(一部シーンがカットされて公開になったが、それを復活させたものである。)原作は赤川次郎、監督は相米慎二、脚本は田中陽造、撮影は仙元誠三、美術は横尾嘉良、音楽は星勝、主題歌は『セーラー服と機関銃』で歌は薬師丸ひろ子である。そして出演は、薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦、風祭ゆき、大門正明、林家しん平、酒井敏也、柳沢慎吾、岡竜也、光石研、柄本明、佐藤允、北村和夫、寺田農、藤原釜足、円広志、角川春樹、斉藤洋介、三國連太郎、たちである。
「松田優作」:1949/9/21生まれ、1989/11/6に40歳で亡くなった俳優であり、歌手である。日本人の父と在日韓国人三世の母との間に生まれた日韓のハーフである。
1973年に刑事ドラマ「太陽にほえろ!」に出演して人気を獲得する。(人気を得た後で日本に帰化申請を行ったため、法的には松田優作が本名となり、完全な日本人となった。)
'70年代はアクション・スターとして知られ、特に村川透監督とコンビを組んだ作品は評判も良く、人気も高い作品となった。その後、演技派俳優としても演技力を認められるようになり、'80年代を代表するカリスマ俳優となった。尚、1976年には歌手としてもデビューを果たし、1987年までに8枚のオリジナル・アルバム、5枚のシングルを発表している。
1988年にはアメリカ映画「ブラックレイン」に出演してハリウッド進出を果たしたが、この時、既に癌に侵されていて、1989/11/6に膀胱癌の腰部転移のために死去した。40歳という若さであり、彼の死は多くから惜しまれた。
代表作として、ドラマでは「太陽にほえろ!」「俺たちの勲章」「大都会 PART 2」「探偵物語」などが、映画としては遊戯シリーズ(「最も危険な遊戯」「殺人遊戯」「処刑遊戯」)、「蘇える金狼」「家族ゲーム」「ブラック・レイン」などがある。
尚、妻の松田美由紀は女優であり、息子の松田龍平と松田翔太は俳優となっている。
「ほくろ」:漢字では「黒子」と表記する。(「くろこ」と読むと、全く別の意味となって、「裏方さん」のことを指すことになる。よって、文脈によって読みが変わると言うことになるため、これは「難読漢字」の一つということになっている。)また、「痣」または「黶」のように、一文字の漢字もある。
皮膚に出来る点在する黒い斑点のことである。医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」と言う。(医学の世界では、小さいものは一般に「黒子(ほくろ)」と言うこともあるが、そこから毛が生えているものは「獣皮母斑」と言って、区別される。)
「ほくろ」が出来るのは、皮膚の一部にメラニン色素を含む細胞(メラノサイト)が周囲より高い密度で集まったことによって生じることになる。また、メラノサイトが一層に並んでいるものは、皮膚の一部が黒い斑点のようになっているだけとなり、普通は「黒子(ほくろ)」と言っているものとなる。しかし、メラノサイトが何層にも重層することがあって、その場合は皮膚が盛り上がっていることがある。(この場合は、色は黒にならない場合もある。)が、これも「ほくろ」と言い、黒くない「ほくろ」もあり得ることになる。
治療法としては、小さいものであれば縫縮することで、大きいものでは植皮術を行うということがあるが、色素性母斑であれば扱い上は「良性腫瘍」ということで、生命が危険になるというものではないので、そのままであっても特に問題は無い。但し、中には悪性黒色腫になるものがあり、これの場合は切除して、その後には植皮した方がよい。(悪性の場合は徐々に拡大していくものでもあるので、次第に大きくなるようであれば、医師の診察を受けた方が良い。そうでなければ、特に大きさが特に大きいというものでなければ気にする必要は無い。)
日本では、平安時代などでは「母糞(ははくそ)」と呼ばれたことがあるが、鎌倉時代には「母黒(ははくろ)」と呼ばれるようになり、それが音韻変化をして、室町時代末期には「ほくろ」と呼ばれるようになったとされている。
英語では「Mole」、ドイツ語では「Nävus」、フランス語では「Nævus」、イタリア語では「Neo」、スペイン語では「Nevus」、ポルトガル語では「Mancha de Beleza」、中国語では「黑痣」と言う。
ケータイ刑事 銭形海 夏舞台完全版 BS初!ついに舞台だ!~超豪華!演劇者殺人事件 [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- メディア: Blu-ray
- アーティスト: 松田優作,大津あきら,ジョー山中,藤竜也,ミック・ジャガー,ラリー・ウィリアムス,小川ミミ,キース・リチャーズ
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1997/02/21
- メディア: CD
YUSAKU MATSUDA 松田優作クロニクル73~89
- アーティスト: TVサントラ,ケーシー・ランキン・トッシュ,Casey Rankin,サントラ,岡野等,DF NUANCE,荒川バンド
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 1997/11/01
- メディア: CD
- アーティスト: 松田優作,島武実,井上ひさし,つのだひろ,佐藤博,山元清多,佐井好子,KURO,東海林良,大野雄二
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1997/02/21
- メディア: CD
切らずに治療する!「シミ・シワ・ニキビ・ニキビ跡・アザ・ホクロ・イボ」最新治療―豊富な症例数が信頼の証し
- 作者: 山本 博意
- 出版社/メーカー: 白誠書房
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本