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「DE VIERDE MAN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1983年のオランダ映画「4番目の男」である。英語タイトルは「THE FOURTH MAN」であり、日本での劇場公開は1988年3月であった。後に「ロボコップ」や「トータル・リコール」「氷の微笑」の監督を務めることになるP・ヴァーホーヴェン監督の母国・オランダ時代の作品であり、異色のサスペンス作品である。本作はアボリアッツ・ファンタスティック映画祭で審査員特別賞を受賞していて、彼が世界に羽ばたくきっかけにもなった作品でもある。

作品データを記しておくと、時間は105分、原作はジェラルド・リーヴ、監督はポール・ヴァーホーヴェン、脚本はジェラルド・ソエトマン、撮影はヤン・デ・ボン、音楽はローク・ディッカーである。そして出演は、ジェローン・クラッベ、レネ・ソーテンダイク、トム・ホフマン、ドルフ・デ・ヴリーズ、ジールト・デ・ジョング、ハンス・ヴィールマン、たちである。

人気作家のリーヴは、スキャンダラスな文章で悪評が高い作家でもあった。そんな彼は、作家仲間の講演会に出席することになり、その講演先でクリスティンという妖しいブロンドの女性と出会った。その夜2人は一夜を共にし、その後リーヴは彼女の家に居つくことになる。が、それ依頼、彼の周囲では不可思議な出来事が起こるようになる。また、彼はバイセクシュアルであり、クリスティンの恋人のハーマンに目をつけて、ハーマンに近づこうとした。そんな中、クリスティンがこれまでに結婚した男は3人いて、3人全てが不幸な事故で死んでいたことを知る。リーヴはクリスティンが細工をして夫を殺したものと判断し、ハーマンに忠告した。しかしハーマンはそれを無視してリーヴを追い返そうとした。で、車を走らせたが、その車は事故を起こしてしまって...

グロイい描写が多いこともあって、サイコ的なホラーという雰囲気もある作品である。サスペンスとしてはそれなりに纏まっていることもあって、それなりに楽しめる作品であるのが、悪ふざけをしているところがあるのはヴァーホーヴェンならではといった所ですかね。

 

4番目の男 [DVD]

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「THE DEAD CLASS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のポーランド映画の「THE DEAD CLASS/死の教室」である。日本での劇場公開は1988年2月であった。前衛演劇として上演されたものを忠実に映像作品として仕上げた実験的な試みの作品である。(タイトルすると、ホラー作品のように思えるでしょうが、そういう作品ではない。)

作品データを記しておくと、時間は75分、監督はアンジェイ・ワイダ、脚本はタデウシュ・カントール、撮影はエドヴァルト・クウォシンスキである。そして出演は、マリア・グレツカ、ボフダン・グリボヴィッチ、ミーラ・リフリツカ、ズビグニエフ・ベトナルチック、ロマン・シヴラック、(劇団クリコット2)たちである。である。

死を待つばかりの高齢の老人たち(実は...)12人が、かつて、学び、遊び、過ごした小学校の教室に集まってきた。彼らは過去の出来事を再現しようとするが...

舞台劇であるものを忠実に再現したものであるため、舞台では一般的な演出が取り入れられている。そのため、映画としては今一つ判りにくいところもあるのだが、完全に舞台作品を見ているような感じになる。また、その内容の方も、前衛的なところが前面に出ていて、普通の間隔ではあり得ないものとなっている。

映画ファンには今一つ受けが悪いであろうが、舞台作品のファンであれば、こういう作品は受け入れられやすいでしょうね。ということで、映画は余り見ないが、舞台作品を多く見るという方が、を映画に深く接していくことにする関所のような作品と言ったら良いですね。(逆に、映画を数多く見るという方は、本作を関所として舞台作品に足を踏み入れることにしても悪くないでしょうね...)とは言っても、かつてはLDでリリースされていたものの、現在ではソフトが無い状況なので、見ようとしても苦労することになりますけど...

 

↓本作のソフトがないので、アンジェイ・ワイダ監督作品を拾っておきます。

アンジェイ・ワイダ DVD-BOX 1 (世代/地下水道/灰とダイヤモンド)

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
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アンジェイ・ワイダ DVD-BOX III: 鉄の男/ダントン/悪霊

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  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
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カティンの森 [DVD]

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FOUNDATIONS『THE VERY BEST OF THE FOUNDATIONS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1995年にリリースされた彼らのベスト盤である。活動期間は長くなく、1967年に結成して1970年に解散してしまった彼らであるが、ジャマイカ系の英国黒人と白人の大所帯(結成時は9人、解散時は7人)で、黒人ソウルと白人ソウル(ブルー・アイド・ソウル)の橋渡し的な役割をして、後に多大な影響を与えることになったグループである。(当時は、ソウル・ミュージックと言うと、まだ黒人音楽という認識が強かった。)本アルバムは、活動期間は長くないが、その間にいくつかの大きなヒット曲を放っている彼らの主だった曲を集めたベスト盤であって、特に「ブルー・アイド・ソウル」に繋がる歴史が分かるアルバムでもある。

収録曲は以下の全19曲である。『Baby, Now That I've Found You』『Come On Back To Me』『Mr. Personality Man』『Back On My Feet Again』『I Can Take Or Leave Your Loving』『Any Old Time (You're Lonely And Sad)』『Build Me Up Buttercup』『In The Bad, Bad Old Days (Before You Loved Me)』『Waiting On The Shores Of Nowhere』『My Little Chickadee』『Take Away The Emptiness Too』『Born To Live, Born To Die』『Baby I Couldn't See』『Take A Girl Like You』『I'm Gonna Be A Rich Man』『Stoney Ground』『Something For My Baby (New Foundations featuring Colin Young)』『Baby, Now That I've Found You (Stereo Alternate Take)』『Any Old Time (You're Lonely And Sad)(Stereo Alternate Take)』。

彼らの放ったヒット・シングル『Baby, Now That I've Found You』(イギリスとカナダで1位、アメリカで11位を記録)と『Build Me Up Buttercup』(イギリスで2位、カナダで1位、アメリカで3位を記録)を中心に、最終盤のシングル曲は省かれているものの、これというシングル曲は全て収録されている。(本国イギリスのシングルは結果的に最終盤の2枚のシングル曲は省略されているが、アメリカとカナダでリリースされたシングル曲は全て収録されている。)

ソウルであるが、ポップな曲もあるため、一歩引いてしまうような所はなく、親しみやすい曲が多いこともあって、'60'sポップスの延長線上にあるものとしても十分楽しむことが出来る。それでいて、ソウルフルなところはソウルフルに、また美しいハーモニーと共にたっぷりと聴かせてくれる。

ソウル・ミュージック(ブルー・アイド・ソウルを含む)がお好きな方であれば、特に違和感なく受け入れられるものであり、'60's終盤のUKのソウル・ミュージックを知る資料にもなるだけに、価値のあるベスト盤である。音楽ライブラリーに加えておいても全く損の無いベスト盤である。是非、お手元に...

 

The Very Best Of The Foundations

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Taragon
  • 発売日: 1995/06/27
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛23話[裏ネタ編]PART 10 [ケータイ刑事]

銭形愛」の23話「姿なき犯罪者 ~凡才柳沢教授の生活」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、この事件の被害者/加害者はこれであったことから「二重人格」について、「研究家」について、復活するとこれを始めたことから「ラジオ体操」について、ここに脅迫状が届いていたことから「ポスト」について、ここに毒を仕込まれたことから「歯磨き粉」について記します。尚、「二重人格」は「・23話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/6/20、22、24、26、27、28付です。

二重人格」:1人の人間の内に、全く異なる2つの人格があって、それが交互に入れ替わって現れる症状のことをいう。また、3人以上の人格が現れる場合もあって、その場合は「多重人格」と言う。(「二重人格」は「多重人格」の中の1つということになる。)近年では、「二重人格」だけでなく「多重人格」のことを「解離性同一性障害」または「統合失調症」などと呼ぶこともある。

強い心的外傷から逃れようとする結果、解離が起こって個人の同一性が損なわれる疾患であり、神経症の一つであるが、その原因、発生メカニズムは完全に解明されてはいない。(治療法に付いても確立していない。)

尚、よくある誤解が、この症状は小説「ジキル博士とハイド氏」があまりにも有名なため、架空の病気だという考えがあるということである。架空の者ではなく、実際にある病気であり、これに近いような症状がある場合は、精神科や神経科を受診することである。

英語では「Double Personality」、ドイツ語では「Doppelte Persönlichkeit」、フランス語では「Double Personnalité」、イタリア語では「Personalità Duplice」、スペイン語では「Personalidad Doble」、ポルトガル語では「Personalidade Dobro」、中国語では「」雙重人格と言う。

研究家」:何らかの研究を行っていることのことを言う。尚、「学者」「研究者」と呼ばれる人は、(何らかの)学問を対象にした研究を行う人を指すが、「研究家」と呼ばれる人は、学問を研究する人だけでなく、日常のものや趣味の対象物などのように、学問になっていない物事を対象に調べていたりする人のことも含まれる。

よって「学者」になるには大学や研究機関に入り、職業として研究を行う必要があるが、「研究家」になるには、趣味として楽しんでいる物事を対象にすれば誰でも研究家になることが出来る。(「○○研究家」と言うのは、ある意味では云ったもの勝ちというところがありますからね。(「○○学者」とは、職業であることもあって、簡単にはなれない。))

近年打破、誰でも評論家であり、研究家である、とも言われているが、こういうところは現代らしいところである。(オタクなども、一応「研究家」ということになりますね。)

英語、ドイツ語では「Student」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Étudiant」、イタリア語では「Studente」、スペイン語では「Estudiante」、ポルトガル語では「Estudante」、中国語では「學者」と言う。

ラジオ体操」:保険体操の1つである。国民の体力向上、健康の保持、増進を目的として行われるものであって、ラジオ放送によって伴奏を流し、それを利用して体操をする。ラジオを用いたことから「ラジオ体操」と呼ばれるようになった。

日本では1928年に始まった(最初の放送は、日本放送協会大阪中央放送局である。)が、1922年にアメリカ・ボストンの放送局が放送し、各国で導入されている。

現在は「ラジオ体操第一」と「ラジオ体操第二」があるが、当初は「ラジオ体操第三」まであった。また、放送が始まったころのものと現在のものとは別物であって、現在のものは「第一/第二」共に3代目のものである。(第一は1951年、第二は1952年に制定されて、それから変わっていないので、60年にわたって使われていることになる。)

尚、特に断り無しに「ラジオ体操」と言うと、「ラジオ体操第一」のことを指すのが暗黙の了解となっている。

英語では「Radio Exercises」または「Radio calisthenics」、ドイツ語では「Funke Ausübungen」、フランス語では「Exercices de la Radio」、イタリア語では「Esercizi di Radio」、スペイン語では「Ejercicios de la Radio」、ポルトガル語では「Exercícios de Rádio」、中国語では「廣播體操」と言う。

ポスト」:複数の意味があるが、日常会話で使われる場合は「郵便ポスト」のことを指すのが最も多い。それ以外の意味としては、「部署」「地位」「標柱」「支柱」という意味と、「次の」と言う意味の接頭語として使われる。この物語では「郵便ポスト」の意味である。

但し、「郵便ポスト」と言うと、正確には「郵便差出箱」と呼ばれる、郵便を投函するためのもののことであるが、現代では、各家庭にある「郵便配達箱」のことも「ポスト」と呼んでいる。これは各家庭にもあるものであって、身近なものである。(郵便だけでなく、新聞やメール便の配達、宅配便の不在通知、広告ビラなどの届けものを入れる場所としても利用されている。)

英語では「Post」、ドイツ語では「Posten」、フランス語では「poteau」、イタリア語では「Posto」、スペイン語、ポルトガル語では「Poste」(但し、発音は異なる。)、中国語では「郵箱」と言う。

歯磨き粉」:歯を磨くときに使用するものである。「歯磨剤(しまざい)」と呼ぶこともある。粉末のものと練状のものとがある。現在ではチューブに入ったペースト状のものが一般的になっているが、元々は粉末状のものが使われていたことから「歯磨き粉」というように「粉」が名称に付いていて、ペースト状のものが主流になった現在でも、「粉」ではないものの、かつての名称である「歯磨き粉」と呼ばれ続けている。

成分は、炭酸カルシウム、リン酸カルシウムなどを主成分としたものに、研磨剤、発泡剤、保湿剤、結合材と香料が混ぜられている。また、近年ではそれ以外にいくつかの薬用成分も含まれているものもある。

歴史的には、古代エジプトで使用されていたことが分かっているが、歯磨き粉というものは一般的ではなかった。(歯を磨くことは行われていたが、ブラシと水だけで行われるのが一般的であった。)歯磨き粉が使われるようになったのは19世紀になってからであって、粉末状のものが使われるようになった。尚、ペースト状のものは19世紀の終わり頃に登場しているが、広く使われる用になったのは1920年頃であり、以後はペースト状のものが広く使われるようになった。

英語では「Tooth Powder」、ドイツ語では「Zahnpulver」、フランス語では「Poudre de la Dent」、イタリア語では「Polvere di Dente」、スペイン語では「Polvo del Diente」、ポルトガル語では「Pó de Dente」、中国語では「牙粉」または「牙膏粉」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

二重人格 (岩波文庫)

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  • 作者: ドストエフスキー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1981/08/16
  • メディア: 文庫
解離性障害―多重人格の理解と治療

解離性障害―多重人格の理解と治療

  • 作者: 岡野 憲一郎
  • 出版社/メーカー: 岩崎学術出版社
  • 発売日: 2007/09/01
  • メディア: 単行本
べてるの家の「当事者研究」 (シリーズケアをひらく)

べてるの家の「当事者研究」 (シリーズケアをひらく)

  • 作者: 浦河べてるの家
  • 出版社/メーカー: 医学書院
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本
DVD付き 実はスゴイ! 大人のラジオ体操 (講談社の実用BOOK)

DVD付き 実はスゴイ! 大人のラジオ体操 (講談社の実用BOOK)

  • 作者: 中村 格子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/04/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
CD付 図解 本当はすごい「ラジオ体操」健康法

CD付 図解 本当はすごい「ラジオ体操」健康法

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2007/07/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
NHKテレビ・ラジオ体操―いつでも、どこでも、元気に体操! (生活実用シリーズ)

NHKテレビ・ラジオ体操―いつでも、どこでも、元気に体操! (生活実用シリーズ)

  • 作者: NHK出版
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: ムック
ラジオ体操

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  • アーティスト: 大久保三郎
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 1998/05/22
  • メディア: CD
ラジオ体操第1・第2

ラジオ体操第1・第2

  • アーティスト: 大久保三郎
  • 出版社/メーカー: テイチクエンタテインメント
  • 発売日: 2009/08/24
  • メディア: CD
18-0ステンレス ファミリーポスト PS-30H

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  • メディア: ホーム&キッチン
アイリスオーヤマ アイリスポスト (朱色) PH-350 (R)

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  • 出版社/メーカー: アイリスオーヤマ
  • メディア: エレクトロニクス
ステンレスポスト (新聞受兼用) PS-10H

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  • 出版社/メーカー: グリーンライフ(GREEN LIFE)
  • メディア: Tools & Hardware
歯磨き健康法 お口の掃除で健康・長寿 (アスキー新書 85)

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  • 作者: 島谷 浩幸
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2008/11/10
  • メディア: 新書
「歯磨きオタク」が危ない!!―食後に歯を磨いてはいけないワケ。

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  • 作者: 吉澤 忠夫
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2006/11
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シェルミラック W&Wパウダー 歯磨き粉 50g

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  • 出版社/メーカー: プラスエム
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

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