SSブログ

「キ・ニ・ナ・ル!」(3/20)+「iしたい。」+深夜「アニメ枠」CM [ケータイ刑事]

今回の「キ・ニ・ナ・ル!」は乃木坂のソニービルから、中孝介を迎えてというものでした。「キ・ニ・ナ・ルもの」、「BS-iのキ・ニ・ナ・ル番組」も収穫無しでした。

「iしたい。」の方も随分と変わり、「キ・ニ・ナ・ル!」終了後も放送はなく、ここのところこの枠で放送されていた「一味違う個性豊かなドラマ編」も月曜日に放送されていました。(内容はいつもの通り。)→「東京少女・セピア編」の本放送も終了しました(今月は再放送で「麻婆少女」と「入れ替わり少女」が放送されます。)し、年度末になったということを感じさせてくれました。

尚、今度の日曜日の10時からの真希ちゃん&夏帆ポンドラマは「銭形零」で、2nd.3話の「時限爆弾装置の解除キーを探せ!? ~銭形零探偵団VS怪人六面相事件」の放送で、10:30からは「麻婆少女」です。(その翌週(3/30)は「銭形舞」(順番からいったら8話になるはずですが、これは多聞セレクションに入っていないから、何が放送されるのでしょうかねぇ?)と「東京少女・セピア編」は「入れ替わり少女」です。)

続いてアニメ枠の方に行きます。ここで放送されている2本は、地上波の本放送よりも週遅れであるので、年度末という印象は薄いです。ということで、こちらの方のCMは、基本的にいつもの通りの内容でした。

「逮捕FS」の始まる前のCMはこれというものは無しでした。OP主題歌の後のCMに「銭形舞」のDVD-BOXの宣伝があり、A/Bパート間に「銭形海」の次回予告の27秒版(やはり、本放送の時とは一部が差し変わったバージョンでした。)が、ED主題歌と次回予告の間には「東京少女・セピア編」の「麻婆少女」の27秒版の予告がそれぞれ流れました。

「CLANNAD」の方では、OP主題歌の後に「銭形零」の放送分である2nd.3話の27秒版の予告が、A/Bパート間の所でも「東京少女・セピア編」の「麻婆少女」の27秒版の予告が、ED主題歌と次回予告の間には「M2」のDVDの15秒版の宣伝が、それぞれ流れました。(次回予告の後はこれというものなしでした。)

ところで、「銭形海」のゴルゴダの森文化祭のDVDが本日発売になるのだから、このDVDの宣伝が流れても良いと思うのだが、流れないですね...(来月には夏舞台のDVDもリリースになりますし...) 

※4月になると「キ・ニ・ナ・ル!」は金曜日に移動します。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓これの予約も始まりました。

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

↓本日発売です。

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その43) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「芸能活動を行うヒロイン」です。「芸能活動」と言っても結構幅が広いが、ここでは「ヒロイン」ということで女性に限定する。また、アナウンサーを芸能人と扱うことには異論もあるが、そういう人物もいるということで、一応取り上げることにする。

で、「007」からは4代目ボンドのデビュー作「リビング・デイライツ」のボンドガールのカーラに、「ケータイ刑事」からは「・21話」のパフィンクの2人(ナツミとマキ)、そして「・2nd.21話」の服部絵馬に登場して貰います。尚、「愛・7話」や「泪・1st.4話」などにも芸能活動をしている女性タレントは登場するが、それらは「舞台」ということで共通しているので、別途ということにする。

007」:カーラ・ミロビィ。シリーズ第15作「リビング・デイライツ」に登場したボンドガール。複数のボンドガールが登場することが定着している中で、この作品のボンドガールは彼女一人ということで、ボンドとのロマンスは純愛路線が貫かれることとなった。

そんな彼女はチェリストであり、既に何度かのコンサートに出演していた。愛人であるKGBのコスコフ将軍からストラディヴァリウスを買って貰うなどの深い関係にあり、コスコフ将軍の陰謀によってコスコフを狙うスナイパー(実は空砲)に仕立て上げられて利用された。コスコフ将軍の偽装亡命の際、スナイパーに狙われているということで、スナイパーを演じさせられた。スナイパーを消す任務に就いていたボンドだったが、とっさの判断で殺さず、彼女について調べたボンドは手掛かりを得ることになった。で、ボンドは「コスコフが迎えに来た」と言って接近してきて、ボンドの援助によって追われることになったKGBから逃れることが出来た。タンジールでコスコフ将軍と再会し、ボンドを陥れることになったが、アフガニスタンに到着すると、ボンドと共に始末されそうになる。で、完全にボンドの側に付き、コスコフ将軍、さらには武器商人のウィテカーの野望を潰すことに協力した。(かなり足を引っ張っていましたが...)

その後、世界各国で演奏旅行をすることになり、ソ連のゴーゴル将軍(この時は既に他の部署に異動していた)力もあって、ソ連(当時はまだソ連は崩壊していませんでした)でも演奏できることになり、世界的なチェリストとして活躍することになった。

ケータイ刑事」:パフィンク(ナツミ&マキ)。「・21話」に登場したキャラクターであり、人気アイドル・ユニットである。メンバーはナツミとマキの2人である。最初はマキを売り出すために結成されたユニットであり、ナツミはサブだった。二人は仲が悪く、楽屋も別々だったが、マキは広い部屋が与えられるが、ナツミは追いやられていた。特に、マキの部屋からは自由ら出入り出来るが、ナツミの部屋の方からは自由に行き来できないように割り振られていた。そんなパフィンクも、ナツミの方に人気が集まることになり、さらには映画でもナツミは大きな役を演じ、ベルリン映画祭で賞まで受賞した。(マキは人気もなく芝居も下手、ナツミは人気もあり歌も芝居も出来る。)で、ナツミはマキの存在が邪魔になった。「パフィンクはあの子のせいで人気が中途半端なの。私一人の方が売れるに決まってるじゃない」と言っていて、ナツミがマキを殺害した。

少なくともナツミは、ベルリン映画祭で賞を獲得するぐらいだから、パフィンクを解散してソロとして活動しても十分やっていくことが出来たと思いますけど...

ケータイ刑事」:服部絵馬。「・2nd.21話」に登場したキャラクターであり、この物語における被害者である。夫は新進気鋭の画家である服部大吾郎(はっとり・だいごろう)であり、彼女は朝の番組を担当しているテレビのアナウンサーである。但し、その番組というのはどういう番組なのか、ということまでは語られていない。毎朝、迎えにハイヤーがやってくるということから、おそらく、平日朝の生の情報番組を担当していたものと思われる。また、特定のテレビ局のアナウンサーなのか、フリーのアナウンサーなのかということも分からない。(早い話、「アナウンサー」という職業だということしか分からない...)

服部絵馬については分からないことが多いため、類似点についてはカーラとパフィンク(ナツミ)ということで述べることにする。作品だけでは将来、どのような活躍をするのかは分からないものの、カーラとナツミは世界を舞台にして活躍できるだけの器を持っていると言うことが出来る。しかし、ナツミは殺人を犯したことで、罪を償って出所しても、同じ道でということは不可能でしょうが...

次回も「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というテーマで続ける予定であるが、「銭形海」が終了するので、「銭形海」に登場したキャラを中心に何度か記そうという考えもありますし...(次回は多分「ボンドガールと…」になるはずです。)

 

007 リビング・デイライツ アルティメット・エディション

007 リビング・デイライツ アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

リビング・デイライツ (デジタルリマスター・バージョン)

リビング・デイライツ (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
↓6/27のリリースとなりました。(これは1st.シリーズです。)

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ケータイ刑事銭形零15話(2nd.2話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]

今回は、2nd.2話となる「移動する凶器の謎! ~ダイエットクイーン殺人事件」という物語についてである。前の物語に続いてクイーンが登場したが、今回のクイーンは被害者であった。次に登場するクイーン(「・1st.1話」)からは暫く「クイーン=犯人」ということが続くことになる(「・2nd.1話」が被害者となったクイーンの次の登場である。)のだが、今になってみると、改めて注目するべき物語と言うことになる。で、今回は「ダイエット」についてと、劇中に登場したトリックで使われた「吸水性ポリマー」について、そして柴田太郎が細井美々華の追っかけ第1号ということから「追っかけ」について述べることにする。

尚、MBSの放送の時に記事は「ここをクリック(MBS)」、BS-iの再放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。

ダイエット」:本来は、病気治療や健康増進を目的とした食事療法、またはそのための特別食を指していたが、現在では美容や肥満防止のために行う食事の量、質、食材の種類、バランスなどをコントロールする食事制限や減量法という意味合いで使われている。(こちらの意味の方が現在では多い。)そのため、「ダイエット=女性のもの」というようなイメージが定着しているが、本来は男女関係ない。

また、そもそもは、糖尿病や肥満症治療のための低カロリーな食事を「ダイエット・フード」と言ったのだが、現在では低カロリーな食事全般を「ダイエット・フード」と言うようになっている。→「言葉は生きもの」であり、時代と共に変化していくものということを如実に表している単語の一つである。

減量法ということではいろんな方法があって、日夜それを実践しているという方も多いでしょうが、「ダイエット」と言うのは医療分野における治療法のことであり、健康増進が目的である。が、日本では「ダイエット」を行うことで得られる結果=「痩せる」の方ばかりに注目されて、「ダイエット」=「痩せる」というような意味になってしまった。(日本語の感覚で「Diet」という英語を使っても、英語としては通用しない。現在では、「ナイター」と共に英単語ではなく「和製英語」を代表する単語になっている。)「痩せる」ことによって健康増進となれば良いが、過度の減量というのは健康を害することになるので、何事も「程よく」ということをお忘れないように...

吸水性ポリマー」:ポリマーとは「重合体」のことであって、同種の小さい分子が重合によって多数結合して出来た物質のことである。例えば「ポリエステル」「ポリエチレン」「ポリ塩化ビニル」など、「ポリ○○」と言われるものがこれに該当する。分子量の大きな分子であり、物理的な強度が高いとか、科学的に安定しているというような特徴がある。で、特定の機能を有するポリマーが何種類かあって、「吸水性ポリマー」は水分を吸収する能力が高いポリマーであり、機能性高分子の一つである。(その他、感光性高分子、イオン交換樹脂(膜)、生体適合性高分子、光導電性高分子、圧電性高分子などが存在していて、色々と利用されている。)

吸水性ポリマーは、大量の水を吸収することが出来る高分子であり、水を吸うと膨潤したゲル状になる。自重の数百倍から1000倍の水を吸収することが出来るのが特徴である。水を消すというマジックに使われることは有名であるようで意外と知られていないことである。(そういうマジックをやるのなら、とりあえず紙おむつを購入されたら良いでしょう。)

その性質を利用して、紙おむつや生理用品に利用されているので、意外と日常の身近な所にある物質である。また、農業や園芸の分野では保水剤として、土木の分野では止水剤として使われることもある。

追っかけ」:タレントや芸能人、スポーツ選手などの著名人や特別な存在の人物を対象としてつきまとうこと、若しくはそのような行為を行う人のことを言う。追っかけをする方は、単独で行動をする者もいれば、徒党を組んで行う者もいる。尚、俗に言う「ストーカー」は、特定の孤児にを対象に追いかけるということでは同じであるが、ストーカーになると追いかけられる人物の医師に関係なく執拗につきまとい、その行為を繰り返す。また、時には病的に電話を掛けまくったり、家宅侵入、暴行事件(ひしては殺人事件にまで)に発展することがある。→「ストーカー」行為は犯罪と定められているが、「追っかけ」行為は犯罪ではない。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

ケータイ刑事 銭形零/夏帆style

  • 出版社/メーカー: アルケミスト
  • メディア: おもちゃ&ホビー
↓いくつか

ニセモノダイエットVSホンモノダイエット

  • 作者: 野中 一興
  • 出版社/メーカー: ごま書房
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本
ダイエットと健康メディカルノート

ダイエットと健康メディカルノート

  • 作者: 鈴木 正弘
  • 出版社/メーカー: セントコロンビア大学プレス
  • 発売日: 2004/11
  • メディア: 単行本
ポリマー系ナノコンポジットの技術動向 普及版 (CMCテクニカルライブラリー 244)

ポリマー系ナノコンポジットの技術動向 普及版 (CMCテクニカルライブラリー 244)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: シーエムシー出版
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本
エレクトロニクス材料としての機能性高分子

エレクトロニクス材料としての機能性高分子

  • 作者: 高分子学会
  • 出版社/メーカー: エヌ・ティー・エス
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: -

機能性ポリマー (1984年)

  • 作者: プラスチックスエージ
  • 出版社/メーカー: プラスチックス・エージ
  • 発売日: 1984/05
  • メディア: -
入門 高分子材料―高度機能をめざす新しい材料展開

入門 高分子材料―高度機能をめざす新しい材料展開

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 共立出版
  • 発売日: 1986/11
  • メディア: 単行本
ストーカー行為等規制法の解説 4訂版

ストーカー行為等規制法の解説 4訂版

  • 作者: 橋本 裕藏
  • 出版社/メーカー: 一橋出版
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 単行本
全図解 セクハラ・DV・ストーカー・ちかん―被害者を救う法律と手続き

全図解 セクハラ・DV・ストーカー・ちかん―被害者を救う法律と手続き

  • 作者: 中野 麻美
  • 出版社/メーカー: 自由國民社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本
警察に頼らないストーカー対策

警察に頼らないストーカー対策

  • 作者: 河添 恵子
  • 出版社/メーカー: 全日法規
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その19・再改訂版) [ケータイ刑事]

2007/10/5付けで記し、2007/11/2付けで、「ゲストキャラにおける類似点」のテーマとして「双子」ということで記したが、その後、「ケータイ刑事」にもう一組双子が登場していたということに気づいたので、「再改訂版」ということにして、改めて記します。(「改訂版」をベースに、加筆を行うことにしました。よって、同じ文章が半分以上占めていますが...)

「ゲストキャラにおける類似点」の6回目となる今回のテーマは「双子」です。(兄弟、姉妹ではなくて双子ということに限定する。)→物語の設定上は「双子」というと色々と面白いストーリーを期待することが出来るが、実写作品では演じる役者の問題があって、難しい所がある。(兄弟姉妹ならば似て無くても何とかなるが、双子となると... ただ、一卵性双生児ならば似るが、二卵性双生児ならば似ていなくても不思議ではない。ただ、そうするのならば「双子」と設定する意味が無くなってしまいますけど...)

「007」に登場する双子は1組だけ(「オクトパシー」)であるが、「ケータイ刑事」には3組の双子が登場している。内2組は「双子」らしく外見はそっくりであるが、もう1組は「一卵性双生児」という設定であるが、「使用前使用後」ということで、一人はダイエットによって(外見が)別人のようになっちゃって、とても双子だなんて思えない。(そのため、「双子」ということを忘れていました。)登場順にそれぞれについて述べていくことにする。

007」:ミーシカ&グリーシカ。シリーズ第13作の「オクトパシー」に登場した殺し屋である。二人ともナイフを使い、巧みなナイフ投げはサーカス団員として身を隠すのにはもってこいである。二人は、卵形の宝飾品のを証拠品として奪った009をベルリンで殺害している。その後、009の後任として任務に当たったボンドを狙うことになるが、グリーシカはボンドとの格闘中に自分のナイフをボンドに投げられて絶命し、ミーシカはドイツのアメリカ軍基地内のサーカス興業(実は核爆発を起こす計画のカムフラージュ)で、核爆弾を巡る戦いの際、人間大砲で命を落とした。(二人ともボンドによって倒され、ボンドは無事に任務を遂行して核爆発を防いだ。)尚、演じたのはデイヴィッド・メイヤーとトニー・メイヤーである。

ケータイ刑事」:日本橋仙太(せんた)&雷人(らいと)。「・2nd.3話」に登場した波動砲研究所でワープ装置の開発を行っていた研究員である。兄・雷人が開発したワープ装置の公開実験の際、弟・仙太を実験台に使ったが、これは研究資金を得るために、仙太に掛けた保険金を受け取るための策略であって、マジックのようなタネを使って実際は開発されていないワープ装置の実験を利用して仙太を殺した。それを海王星団が狙っている、と言って巧みに騙そうとした。(結局、ちゃんの活躍によって逮捕された。)尚、演じたのは並木史朗で二役を演じた。(この物語には柴多太郎(しば・たたろう)が登場した。劇中で「ツインカム柴田」と言っているが、この柴田太郎と柴多太郎の2人は双子ではなくて従兄弟である。)

ケータイ刑事」:細井美々華(びびか)&華奈(かな)・「・2nd.2話」に登場した双子で、姉・美々華はダイエットによってスリムな身体になったと言っているダイエット・クイーンである。(実際は整形でした。)一方、姉・美々華のマネージャーをしている妹・華奈は太っていて、とても姉妹にも見えない。ましてこの二人が「一卵性双生児」という設定である。(当然、別の人(宝積有香、尾上博美)が演じている。→姉妹ならともかく、双子を全く似ていない別人が演じるというのも「ケータイ刑事」ならではである。)尚、美々華の整形前はソックリだったということになっている。

美々華は自らが広告塔となって、ダイエット水「赤坂の雫」(実はただの水道水)を販売して大儲けをしていた。(完全な詐欺です。)マスコミがインチキだということを報道し、美々華の元に詰め寄るが、美々華はマスコミ対策として「赤坂の雫」だけを飲んで一週間過ごすと宣言し、それを始める。が、その美々華は殺害予告の通りに殺されてしまった。実は、インチキ・ダイエット水を売り続ける美々華を止めようとした妹・華奈の犯行であった。殺害方法は、「赤坂の雫」(ただの水道水ですが...)が入ったペットボトルということがシニカルであり面白い所でもあった。

ケータイ刑事」:小槻山彦(やまひこ)&海彦(うみひこ)・「・2nd.3話」に登場した物理学者の兄・山彦と弟・海彦の兄弟である。兄・山彦は「別名・インチキ超能力者バスター」(このネタは「・3rd.10~12話」の春舞台にも出てきます。)と名乗り、自称超能力者たちのインチキを暴くために日夜色んなイベントに顔を出しているという(結構お暇人な)男である。弟・海彦は、資産家だった父が昨年泣くなり、莫大な財産を相続することになるも、父の遺言によって初めて双子の兄・山彦がいること知り、遺産の分け前が減るのが嫌で、自称・超能力者の海老沢ほたるを仲間にして兄を殺害し、海老沢ほたるも消した。→ある意味、冷酷な男であって、性格や考え方は殺し屋には向いているのかもしれない。(但し、体格的には殺し屋に向いているのかと言われれば疑問が...)

で、ちゃんの活躍で双子であり、彼が仕組んだトリックを見破られて逮捕された。尚、演じたのは二役とも三波伸一であり、劇中では父・三波伸介の持ちギャグも披露していた。

「ケータイ刑事」の3組の双子は、「」と「」に登場した双子には色々と共通点があるが、「」に登場した双子は「ケータイ刑事」らしい設定でもあり、「双子」という設定だと必ず縛られてしまう思い込みを見事にぶっ壊してくれるだけの強烈なインパクトがある「双子」である。(単に「双子」にしなくて、ただの姉妹でも通用する。→普通の物語ならば「姉妹」にする所であろうが、それを「双子」にしてしまうのが「ケータイ刑事」の「ケータイ刑事」たる所である。)

で、「」と「」の双子は、共に2nd.3話(通算では16話)に登場したという偶然なのか狙ったのか分からない様な共通点であるのも面白手所である。。更に「」と「」は緑リボン・次女というのも共通ですし...

両作とも登場キャラクターの数はかなり多いが、「双子」は上記の4組だけ(のはず)である。(「007」は21作「カジノ・ロワイヤル」まで、「ケータイ刑事」は「銭形海・3nd.12話」まで。)

共通点は、いずれの双子もが悪事に加担していると言うことである。(「007」では殺し屋であるし、「ケータイ刑事」では双子の片方がもう一方を殺害している。)また、職業としても、「007」ではサーカスを隠れ蓑にしているし、「ケータイ刑事」では研究家、タレント(ダイエットクイーン)、学者というように、いずれもが華のある職業である。(普通のサラリーマンとかお店をやっているという平凡なものではない。)そして華のある職業に相応しく、特定の能力が高いということになる。(「007」では運動能力が、「日本橋兄弟」と「小槻兄弟」は頭脳が、「細井姉妹」はタレントして。)

また、「007」では2人とも、「ケータイ刑事」では片方が主役であるボンド/銭形に、倒され/逮捕されているということで、しっかりと主役が栄えるように活躍してくれた。(「007」では2人とも倒され、「ケータイ刑事」では1人はもう1人に殺され、1人は逮捕されているので、1人は死んではいないですが...)

双子には一卵性と二卵性がある。一卵性の場合は2人は同性になり、外観は必ず似るが、二卵性では男女となる(異性になる)場合もあり得るし、同性であっても似るとは限らない。(「整形」とは言え、細井姉妹が似ても似つかない養子をしているという発想は実に面白い所である。)今後は異性の双子が「ケータイ刑事」には登場することもありそうな気がするが、「双子」ならでは(そっくり)という所を大いに発揮して貰いたい所である。

※最初はかなり類似点があると思ったが、一部に忘れていたキャラがいたことで、「双子」ということでは類似度は殆ど無かったということになってしまったが、「双子」という希な設定を上手く使っているということは「007」も「ケータイ刑事」も流石である。

 

オクトパシー (デジタルリマスター・バージョン)

オクトパシー (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

007 オクトパシー アルティメット・エディション

007 オクトパシー アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
↓これは「1st.」であって「2nd.」ではありませんが...

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD
↓これも「2nd.3話」ではありませんが...
ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE 2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: DVD
↓「双子」ということで
双子&多胎の本―妊娠・出産・育児のすべてがわかる (ベネッセ・ムック―たまひよブックス)

双子&多胎の本―妊娠・出産・育児のすべてがわかる (ベネッセ・ムック―たまひよブックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本
双子&三つ子ママの妊娠・出産・育児―妊娠~3才代の育児まで、まるごとわかって安心! (たまひよ新・基本シリーズ+α)

双子&三つ子ママの妊娠・出産・育児―妊娠~3才代の育児まで、まるごとわかって安心! (たまひよ新・基本シリーズ+α)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベネッセコーポレーション
  • 発売日: 2006/03
  • メディア: 単行本
双子・三つ子・四つ子・五つ子の母子保健と育児指導のてびき

双子・三つ子・四つ子・五つ子の母子保健と育児指導のてびき

  • 作者: 横山 美江
  • 出版社/メーカー: 医歯薬出版
  • 発売日: 2000/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
双子と分身 -〈対なるもの〉の神話-     イメージの博物誌 34

双子と分身 -〈対なるもの〉の神話- イメージの博物誌 34

  • 作者: ジョン ラッシュ
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 大型本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

YMO『SOLID STATE SURVIVOR』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの2nd.アルバムである。世界的にはディスコ・サウンドの一大ブームの中、ニューウェーブの一つとして登場してきた「テクノ」をポップスと融合させて、テクノ・ポップという新しいジャンルを生み出し、また'80'sにはシンセサイザーを使った所謂「エレ・ポップ」の全盛時代を迎えることになる基礎を作った歴史に残る名盤である。

収録曲は以下の全8曲である。『Technopolis』『Absolute Ego Dance』『Rydeen』『Castalia』『Behind The Mask』『Day Tripper』『Insomnia』『Solid State Survivor』。(一応、日本語表記での曲名も記しておくと、『テクノポリス』『アブソリュート・エゴ・ダンス』『ライディーン』『キャスタリア』『ビハインド・ザ・マスク』『デイ・トリッパー』『インソムニア』『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』となる。)

この中からは『Technopolis/テクノポリス』(オリコンで最高位9位)と『Rydeen/ライディーン』(オリコンで最高位15位)がシングル・カットされてヒットを記録していて、YMOの代表曲になっている。

1st.アルバムからのサウンドは大きく変わり、本アルバムではダンス・ミュージック、さらにはニューウェーブに近づいている。とても分かりやすいサウンドでもあって、'80'sという新しい時代を目の前にして、来るべき新時代を予感させるものになった。

筆者のお薦め曲は、『Technopolis』『Rydeen』は当然であるが、この2曲を抜きにしてYMOを語ることは出来ない。共に自然と身体が動き出してしまうダンス・ミュージックであるとともに、近未来を意識させたサウンドはまさに「テクノ」の代表的な曲である。更に、『Absolute Ego Dance』と『Castalia』も同様の曲であり、お薦め曲として記しておく。そして注目なのは『Day Tripper』である。言うまでもなくこの曲はBEATLESの名曲であるが、それをYMOが取り上げたということだけでも注目であるのだが、BEATLESとは違う世界を見事に築き上げている。

かれこれ30年近くが経過しようとしているアルバムであるが、全く色褪せることのないサウンドである。YMOのキャリアを考えたら、本アルバムの後でもサウンドが変化していくので、時間軸上の一つの断面ということになる。が、YMOと言えば本アルバムというように代名詞になっていて、時代に見事にマッチした金字塔アルバムであり、歴史に残る名盤である。後に同じ曲が違うアレンジで収録されたりしているが、やはり本アルバムで聴くのが正しい所である。じっくりと聴きましょう。

 

Solid State Survivor

Solid State Survivor

  • アーティスト: イエロー・マジック・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: アルファレコード
  • 発売日: 1998/01/15
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

「必殺!」(その8) [映画(邦画)]

今回は、15年続いたTVシリーズが終了し、4年ぶりにTVシリーズが復活したことら合わせて製作された作品と、中村主水の最期ということを前面に出した作品の2本です。(主水を中心とした「必殺」劇場版では、第5作と第6作です。)

シリーズ第5作必殺! 5 黄金の血」(1991年)
作品データを記しておくと、1991年の松竹、朝日放送、京都映画による作品で、時間は104分である。監督は舛田利雄、脚本は吉田剛、撮影は石原興、美術は倉橋利昭、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、藤田まこと、村上弘明、三田村邦彦、光本幸子、山本陽子、大沢樹生、名取裕子、酒井法子、西岡徳馬、岸部一徳、山本陽一、保坂尚輝、佐藤蛾次郎、キューティー鈴木、尾崎魔弓、麻丘めぐみ、安岡力也、白竜、白木万理、菅井きん、たちである。

仕事人の顔ぶれは、TVで放送された板「仕事人 激突」のメンバーに政が加わったという形である。但し、夢次を演じたのはTVシリーズの中村橋之助ではなくて山本陽一が演じている。物語は、自分の出世のために罪もない町人たちを虫けらのように殺しては、金相場のはね上げで甘い汁を吸おうとする勘定奉行一味と仕事人たちの攻防を描いたものである。

金を積んだ御用船が佐渡沖で何者かに襲われた。仕事人である鎌イタチのおむらは、主水たちの反対も聴かずに殺された乗組員らの仇を取って欲しいという金座・後藤家の女当主・千勢の依頼を受けて仕事に向かう、が、謎の黒装束の集団・地獄組に襲われて、おむら一人だけが生き残った。そんな頃、新月の夜、砂丘に不思議な光が立ち昇って、江戸の町は大騒ぎとなった。この光は無宿人を雇ってわざと御用船を襲わせた後藤家一味が密かに隠し埋めた金の光だった。ということで、主水たちは勘定奉行・太田と結託した後藤家の悪事を知り、立ち上がった。

劇場版らしい展開ではあるが、この頃になると、TVのスペシャルもあったことから、今ひとつ劇場版にする必要があったのか?と感じてしまう。一応、TVシリーズのレギュラーだった政の最期がある、というところがTVスペシャルとの違いと言った所ですね。それ以外はTVスペシャルと対して変わらない内容である。

シリーズ第6作必殺! 主水死す」(1996年)
作品データを記しておくと、1991年の松竹と松竹京都による作品で、時間は100分である。監督は貞永方久、脚本は吉田剛、撮影は石原興、美術は倉橋利韶、音楽は平尾昌晃である。そして出演は、藤田まこと、三田村邦彦、菅井きん、白木万理、中条きよし、名取裕子、東ちづる、細川ふみえ、野村祐人、宝田明、美保純、津川雅彦、柏木由起子、鈴木清順、たちである。

仕事人仲間のおけいと不義を重ねていた中村主水は、家庭を捨てる覚悟をして新たな生活をする準備をしていた。そんな中で葛飾北斎が謎の死を遂げ、娘・お栄は主水に相談した。主水は北斎の描いた似顔絵にそっくりの大道芸人・捨蔵に町で出会う。(捨蔵は実は女であって、三味線ひきの養母・お夢(記憶を失っているが、主水の昔なじみの仕事人・お千代)に育てられた。)一方、大奥では上臈年寄・姉小路が元老中・水野忠邦と組んで、将軍家世継となる家定の双子の片割れを捜してお家乗っ取りを企てていた。その動きを察知した家定の母・お美津は大奥掃除人の元締め・権の四郎とその息子・清太に双子の片割れの抹殺を命じ、清太はそれをおけいに依頼した。が、その双子の片割れというのは捨蔵のことだった...

展開はいつもの劇場版の展開とは少し違っていて、大奥の陰謀に仕事人たちが巻き込まれ、それと同時に主水の新たな過去の因縁が分かり、主水の最期に向かって行く。で、ポイントになる主水の最期であるが、ある意味では主水らしい最期であった。爆死ということで片付けられるが、それだけではなくてどんでん返しが考えられていたのでは?と思ってしまう。

本作も10年以上前の作品であり、そのどんでん返しから始まる物語は生まれていないので、主水も最期を迎えた、ということで良いんでしょうね。尚、2007年のスペシャルに主水は復活したが、主水の登場する時代設定は江戸時代ではあるが、複数の時代でパラレル・ワールドになっているので、本作の主水とは別の時代の中村主水は生きているということで...

今回取り上げた2作は、TVシリーズのレギュラーだった政、主水が最期を迎える、ということで、一応はTVスペシャルとの差別化が行われているが、それをイベントの様にしてしまった作品ということになる。時代は昭和から平成になり、昭和という雰囲気を背負っている「仕事人」たちも時代の変化の前に散っていったということですね。

 

必殺!5 黄金の血

必殺!5 黄金の血

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD

必殺!主水死す

必殺!主水死す

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

TROIS COULEURS: ROUGE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1994年のフランス、ポーランド、スイスの合作映画「トリコロール/赤の愛」である。「トリコロール」三部作の第3作であり、最終作である。また本作はクシシュトフ・キエシロフスキー監督の遺作になった作品でもある。「赤」という色の色彩が物語を上手く表現することに使われていて、これが効果を上げている。

作品データを記しておくと、時間は96分、監督はクシシュトフ・キエシロフスキー、脚本はクシシュトフ・ピエシェヴィッチとクシシュトフ・キエシロフスキーの2人、撮影はピョートル・ソボチンスキー、音楽はズビグニエフ・プレイスネルである。そして出演は、イレーヌ・ジャコブ、ジャン・ルイ・トランティニャン、フレデリック・フェデール、ジャン・ピエール・ロリ、サミュエル・ル・ビアン、マリオン・スタレンス、たちである。また、本作は全米批評家協会賞、NY批評家協会賞、LA批評家協会賞において、それぞれ外国映画賞を受賞している。

スイス・ジュネーブの大学で学んでいるバランティーヌは、ドーバー海峡の向こうにいる恋人の電話を頼りにモデルの仕事をしながら毎日を過ごしていた。ある夜、仕事の帰りに飛び出してきた犬を車で轢いてしまったバランティーヌは、元判事という初老の男・ジョゼフ・ケルヌと出会った。ジョゼフの趣味は他人の電話を盗聴することであり、バランティーヌはそれが許せなかったものの、どこかに親近感を覚えていた。ジョゼフは、バランティーヌの博愛主義を冷たく笑い、彼女の話から彼女の弟の父親が違うこと、弟が麻薬に溺れていることを言い当てる。これに盗聴をやめてほしいと懇願するバランティーヌ。ジョゼフは次第に彼女に心を動かされていって、自分の行ってきたことを法の下に知らしめることにした。そんな中、バランティーヌは電話での態度から恋人への愛を疑い始めるようになる。で、仕事でイギリスに行くことになった。イギリスに行く数日前、バランティーヌはジョゼフを自分の出演するファッションショーに招いた。そしてジョゼフの過去を知った。で、温かい人間関係を構築する。バランティーヌがイギリスにフェリーで向かった。その船には、バランティーヌの近所に住む司法試験に合格したが、恋人と別れたオーギュストも乗っていた。で、二人は運命の出会いをする。が、バランティーヌたちが乗ったフェリーは転覆事故を起こし、バランティーヌとオーギュストを含めた7人が救出された...

運命的な出会いによって物語が進んで行くのは第2作の「白の愛」と同様であるが、「白の愛」ではコミカルな所があったが、本作ではそういう所はなく、ロマンティックな雰囲気があり、これが人生経験豊かな初老の男と若い女性の関係を上手く描いている。

本作は「赤」という色の色彩を巧みに使っているが、この映像表現と共に素晴らしいのが音楽である。(この三部作は音楽がまた印象的であって、これが作品に上手く栄えている。)ということで、やはり本作でも音楽に注目である。

そのサントラ盤の収録曲は以下の全16曲である。『Milosc Od Pierwszego Wejrzenia』『Fashion Show I』『Meeting The Judge』『Tapped Conversation』『Leaving The Judge』『Psychoanalysis』『Today Is My Birthday』『Do Not Take Another Man's Wife II』『Treason』『Fashion Show II』『Conversation At The Theatre』『Rest Of The Conversation At The Theatre』『Do Not Take Another Man's Wife II』『Catastrophe』『Finale』『Amour Au Premier Regard』。

映画の方が少し重いテーマ(「人間の倫理」)を描いているが、音楽がその重みを和らげてくれていて、ロマンチックな雰囲気を醸し出してくれている。こういうサントラ盤はじっくりと聴きたくなってくる。前2作と同様に、映画とサントラ盤はセットで鑑賞しましょう!

 

Trois Couleurs:Rouge

Trois Couleurs:Rouge

  • アーティスト: Z. Preisner
  • 出版社/メーカー: Mk2
  • メディア: CD

Trois Couleurs: Rouge

Trois Couleurs: Rouge

  • アーティスト: Zbigniew Preisner
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • メディア: CD
Trois Couleurs: Red 〜 Bande Originale Du Film

Trois Couleurs: Red 〜 Bande Originale Du Film

  • アーティスト: Zbigniew Preisner
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/11/01
  • メディア: CD
↓映画DVDはこちら
トリコロール/赤の愛

トリコロール/赤の愛

  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • メディア: DVD
キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット

キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

BEST HIT USA 2008[2008/3/18] [音楽(etc.)]

いつものように、一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、ON AIR曲と「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に記して行きます。

最初は、「去年のパリでのTOTOでスタートです」ということで、TOTOについての簡単な説明があって、無期限の活動停止を発表したから、事実上のTOTOのラスト・ライヴとなる2007年のパリでのライヴから、『Rosanna』がON AIRされました。(でも、随分とメンバーが替わったので、TOTOはTOTOなんでけど、TOTOじゃないみたいと感じるのは筆者だけ???)

続いて「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表があって、CMを挟んでからは話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーです。1年かけてアルバムを作ったということで、スタジオにALESHAが来て、インタヴューがあり、色々と語っていました。で、ON AIR曲は『Lipstick』でした。

それに続いて「C/D USA」の10位から4位の発表、今週のROCK CHARTのTOP 10の紹介がありました。そしてこの中から8位のTHE BLACK CROWESの『Goodbye Daughters Of The Revolution』がON AIRされました。

CMを挟んで、いつもの「TIME MACHINE」のコーナーに突入です。今週は3/18ということで、以下の6件が紹介されました。

1965年:ROLLING STONESのミック、キース、ビルが逮捕される。これはガソリンスタンドでオーナーにトイレの使用を求めたが拒否されたため、壁に放尿したためであった。後に裁判で軽い罰金刑となった、1972年:RINGO STARRがロンドン・ウェンブリーで行われたT-REXのコンサートを撮影指揮した、1977年:THE CLASHのデビュー・シングル『White Riot/1977』が発売される、1978年:カリフォルニア州オンタリオで25万人を集めた巨大野外フェスティバル「カリフォルニア・ジャム2」が開催される。ABCテレビがこのライヴを全米に生中継した、1989年:全米の放送局がCAT STEVENSの曲を放送禁止に決めた、とBillboardが報じた。これは「悪魔の詩」の作者・ラシュディの暗殺をイランのホメイニ師が指示し、C. STEVENSはこの暗殺に賛成した、という理由だった、1997年:3/9に銃撃されて亡くなったNOTORIOUS B.I.G.がニュージャージー州で火葬された。

また、3/18が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。WILSON PICKETT(1941年生まれ、享年64際)、IRENE CARA(1959年生まれ)。

このコーナーからは、CAT STEVENSについての説明を行い、改宗したことなどの説明から、T.M.での補足説明が行われ、それから1976年のライブで『Peace Train』がON AIRされました。

続いて「C/D USA」のTOP 3の発表があり、ラストのリクエストのコーナーは、NIGHT RANGERで、1983年の日本でのライヴ(厚生年金会館)から『Sister Christian』でした。ツイン・ギターというスタイルが格好良かったN.R.です。1983年の日本ツアーはDVDでリリースされているが、もう四半世紀も昔のことになっちゃうのですね。'80'sのHRで、パワー・バラードの一大ブームが巻き起こることになったが、この曲はミディアム・テンポでなかなか聴かせてくれる名曲ですね。サウンドの方も'80'sらしい音ですし...

次回は、EPGの番組情報によると、ゲストとしてMARTY FRIEDMANの名前があり、元メガデスのギタリスト、MARTY FRIEDMANがスタジオ登場! さらにRINGOの最新作、リバプール応援歌も必見! 懐かしいアノ人も!、となっていました。

 

フォーリング・イン・ビトゥイーン・ライヴ

フォーリング・イン・ビトゥイーン・ライヴ

  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • メディア: DVD

ファイアード・アップ

ファイアード・アップ

  • アーティスト: アリーシャ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD

Lipstick

Lipstick

  • アーティスト: Alesha Dixon
  • 出版社/メーカー: Umvd Import
  • 発売日: 2006/07/24
  • メディア: CD

ウォーペイント

ウォーペイント

  • アーティスト: ブラック・クロウズ
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2008/03/05
  • メディア: CD

Majikat Earth Tour 1976 [Import]

  • 出版社/メーカー: Panorama Music Video
  • メディア: DVD

MAJIKAT ~アース・ツアー 1976

  • 出版社/メーカー: ビデオアーツミュージック
  • メディア: DVD

ジャパン・ツアー’83

  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

YING YANG TWINS『ME & MY BROTHER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2003年に発表された彼らの3rd.アルバムである。(ここで取り上げるアルバムとしたら、5年前のアルバムとはいうものの、かなり新しいアルバムと言うことになります。)アトランタを拠点として活動しているラップ・デュオである彼らの出世作ともなったアルバムである。アルバム・チャートで最高位11位を記録し、彼らに取っては初のミリオン・セラーとなった。サウンドの方は、ノリノリで聴いていると楽しくなってくるものばかりである。

収録曲は以下の全14曲である。『Them Braves』『Hahn』『Whats Happnin!』『Grey Goose』『Salt Shaker』『Georgia Dome (Get Low Sequel)』『What The Fuck!』『Calling All Zones』『Me & My Brother』『Hard』『The Nerve Calmer』『Naggin』『Naggin Part II (The Answer)』『Armageddon』。

この中からは『Naggin』『Salt Shaker』『Whats Happnin!』の3曲がシングル・カットされて、ヒットを記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・カットされた曲では『Salt Shaker』と『Naggin』、その他では『Hahn』『Grey Goose』『Calling All Zones』という所をピックアップしておく。ラップとしてはやたらとノリが良くて、聴いていたら楽しくなってくる物ばかりである。

アメリカの音楽シーンでは、ロスを中心とするウエスト・コーストと、NYを中心とするイースト・コーストの2大勢力が幅を利かせているが、ロックの世界でも南部のサザン・ロックなど、良いものがたくさんある。これはラップでも言えることであり、南部を拠点にしている彼らにはちょっと期待している筆者である。楽しみながら聴きたいアーティストである。

 

Me & My Brother

Me & My Brother

  • アーティスト: Ying Yang Twins
  • 出版社/メーカー: TVT
  • 発売日: 2003/09/16
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

TROIS COULEURS: BlANC(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1994年のフランスとポーランドの合作映画「トリコロール/白の愛」である。「トリコロール」三部作の第2作であり、フランス国旗の「白」をテーマにした物語である。本作は三部作の中では軽妙な所のある作品であって、気軽に見ることが出来る作品である。

作品データを記しておくと、時間は92分、監督はクシシュトフ・キエシロフスキー、脚本はクシシュトフ・ピエシェヴィッチとクシシュトフ・キエシロフスキーの2人、撮影はエドワード・クロシンスキー、美術はハリナ・ドブロヴォルスカとクロード・ルノワールの2人、音楽はズビグニエフ・プレイスネルである。そして出演は、ズビグニエフ・ザマホフスキー、ジュリー・デルピー、ヤヌシュ・ガヨス、イェジー・ノヴァク、アレクサンデル・バルディーニ、ツェザリ・ハラシモヴィッチ、たちである。また本作はベルリン国際映画祭で監督賞を受賞している。

ポーランド人のカロルはパリで美容院を経営している男であり、フランス人の妻・ドミニクがいる。が、ある日突然、彼は妻から一方的に離婚を切り出される。裁判所で時間が欲しいと言うも、「もう愛していない」とドミニクは突き放す。で、カロルは片言のフランス語しか話せないまま、パリの町を彷徨うことになる。そんな中、地下鉄の通路で同郷のミコワイと出会い、意気投合する。で、ミコワイのトランクに隠れて故郷・ポーランドに戻る。そしてカロルはやくざな両替屋の用心棒になり、フランス語を本格的に学びながら、仕事を始め、やがて大金を手にする。そんな中、ある日、ミコワイと再会したカロルは、殺してほしいと願っている男の頼みを聞くことにしたが、その男とはミコワイ自身であった。カロルの銃でミコワイは生まれ変わる。また、カロルは妻・ドミニクへの思いが断ちきれず、電話連絡を繰り返すが、ドミニクは受け付けてくれない。で、ドミニクをポーランドに来させるためにカロルは一計を案じた。それは、自分は死んだことにして、遺産の受取人をドミニクにするということだった。カロルの葬儀にドミニクはやってきて、思いの外に涙を浮かべていた。それを影から見ていたカロルは、その夜ドミニクの前に現れるが...

本作にはちょっとコミカルな所もあり、それが作品に緩急を与えることになっていて、テンポが良くなり、また重くなりがちなストーリーを和らげてくれる。ということで、とても見やすい作品である。また、第1弾の「トリコロール/青の愛」のように音楽が物語を引っ張っていってくれる、ということは無いが、ヨーロッパの香に満ちた雰囲気のあるメロディをたっぷりと聴かせてくれていて、それがとても良い印象を与えてくれている。

で、そのサントラ盤の収録曲は以下の全21曲である。『Beginning』『Court』『Dominique Tries To Go Home』『Chat In The Underground』『Return To Poland』『Home At Last』『On The Wisla』『First Job』『Don't Fall Asleep』『After The First Transaction』『Attempted Murder』『Party On The Wisla』『Don Karol』『Phone Call To Dominique』『Funeral Music』『Don Karol II』『Morning At The Hotel』『Dominique's Arrest』『Don Karol III』『Dominique In Prison』『End』。

「トリコロール」三部作の1本でもあるので、やはりサントラ盤の方まで含めて堪能したい作品である。

 

Trois Couleurs:Blanc

Trois Couleurs:Blanc

  • アーティスト: Z. Preisner
  • 出版社/メーカー: Mk2
  • メディア: CD

Trois Couleurs: White

Trois Couleurs: White

  • アーティスト: Zbigniew Preisner
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1994/06/14
  • メディア: CD
↓映画DVDはこちら
トリコロール/白の愛

トリコロール/白の愛

  • 出版社/メーカー: ショウゲート
  • メディア: DVD
キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット

キェシロフスキ・コレクションII 「トリコロール」セット

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。