ケータイ刑事銭形愛12話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第12話「サンタが街にやってきた ~クリスマス誘拐事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回はこの物語で身代金受け渡し場所となった「歩道橋」について、家に仕掛けられていた「盗聴器」について、その盗聴器がこの形をしていたと言うことから「テーブルタップ」について記します。(「盗聴器」については「泪・6話[裏ネタ編]PART 5」で一度記しているが、今回はそれをベースに加筆しました。)
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「歩道橋」:道路を横断する目的で設置された陸橋のことである。「横断歩道橋」と言うが、一般的にその略である「歩道橋」が一般名称のようになっている。
基本は車の通る道路を横断するために、車道を跨ぐ様に設置されているが、場所によっては車道の地下をトンネルでくぐる「横断地下道」というものもある。(目的は同じである。)また、車道ではなくて電車の線路を横断する目的で設置された歩道橋もある。
英語ではいくつかの言い方があって「Pedestrain Bridge」「Overpass」「Overbridge」「Footbridge」などの言い方がある。
車道を横断する手段としては、横断歩道があるが、交通量の多い車道では、色々と危険もあるということで歩道橋が設置されること(交通弱者安全確保のためという大義名分が成り立つ)もあるが、横断歩道を設置して信号機を設置すると、交通量の多い車道では、渋滞がより激しくなるという車側に立った理由で設置された歩道橋もある。→これって、車社会らしい所であるが、弱者斬り捨ての人間本意を無視した勝手な理屈である。近年でこそ、スロープが設けられた歩道橋もあるが、昔の歩道橋というのは階段であり、車椅子利用者は利用できるような代物ではなかったが、これは交通弱者救済という大義名分に矛盾している典型的な例である。
「盗聴器」:盗聴を行うための装置で、密かに仕掛けられた集音器、その音声を記録する装置、音声を電波として送信する装置、送信された電波を受信する装置も「盗聴器」に含まれる。音を拾う集音部のマイクと、その音声を記録する手段が一緒になったものと、マイクで拾った音声を電波で飛ばし、離れた場所でそれを受信して内容を盗み聞きするような構成のものとがある。前者だと、後から仕掛けた人が回収しなければならないが、後者はマイクを回収する必要がないため、こういう構成のものが現在の主流になっている。
電波で飛ばすためには、電気回路が構成されることになり、電源が必要となるが、そのため電源が供給されている電話回線や電力線(家庭用電源)を利用することで電源を不要としたものになり、電話回りと電源回り(コンセント回り)には盗聴器というものが仕掛けられている可能性がある。
盗聴器を仕掛けて電波を傍受する行為は、様々な法によって禁じられている行為である。が、盗聴器を設置しないで、単に無線を傍受する行為であれば違法ではない。(無線は関係ない第三者に聴かれることを前提としたシステムであるため、電波の受信だけであれば違法行為とはならない。まあ、ラジオを聴くのと同じレベルということである。)しかし、盗聴器を仕掛けるために無断で(他人の住居に)侵入したら「住居侵入罪」となり、盗聴器の電源としてその場の電気を使うようにすると(電力の)「窃盗罪」、受信した内容を他人に言いふらしたり、受信した電波を他の周波数に変えて電波を飛ばす行為(再送信)や、制限を超えた出力に増強して電波を送出したら「電波法違反」となり、様々な違法行為を重ねることになる。
現在の盗聴器は電波を飛ばす方式が主流であることから、盗聴器が仕掛けられていることを探すのは比較的容易になっている。(とは言っても、電気に関するある程度の知識が必要である。)盗聴されているという可能性があれば、専門業者に調査して貰うということがよろしいかと...
尚、「盗聴」とは会話をしている本人に気づかれることなく、盗み聞きをする行為を指す。また、「盗聴」には、人と人が直接話している会話だけでなく、電話などの通信もこれに含まれる。「盗聴器」のことを英語では「Bug」または「Tap」という。(「Bug」は盗聴器という感じで、「Tap」になると盗聴装置という意味合いが強くなる。)
「テーブルタップ」:ある程度の長さのコードの先に複数の電源プラグを備えたもので、移動式のコンセントという側面と、コンセントの分配器、コンセントの延長コードという複数の役割のある電気器具である。
コンセントの数が1つという、単なる延長コードというものもあるが、普通「テーブルタップ」と言うと複数のコンセントを備えたものを言う。(3つのコンセントがあるものが最もポピュラーである。)
壁にある少ないコンセントを複数個に増やせることから便利なものであるが、何でもかんでもという訳にはいかない。多くの電気機器を繋ぐ(所謂「タコ足配線」という状態)と、使用中は大きな電流が流れることになり、使用容量をオーバーすると、加熱、ひいては発火の可能性がある。一般的なものは1500Wという定格があるので、それを越えないように注意しましょう。
近年では、単にコンセントの数を増やすだけではなく、スイッチが付いているもの(待機電力を減らすためには有用である。)や、雷サージに対応した保護回路が入っているものもある。また、差し込んだプラグを回転することで、ロックがかかって抜けを防止するというものもある。
便利なものであるが、正しく安全に使用しましょう。
↓参考まで
グリーンマックス 歩道橋 2ヶ入 (未塗装・組立キット) 46-3
- 出版社/メーカー: グリーンマックス
- メディア: おもちゃ&ホビー
盗聴のすべて 炎の防御編 (三才ムック VOL. 204) (三才ムック VOL. 204)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2008/07/28
- メディア: ムック
新盗聴のすべて―個人情報防衛マニュアル (三才ムック (vol.121))
- 作者: ラジオライフ
- 出版社/メーカー: 三才ブックス
- 発売日: 2006/05
- メディア: 単行本
完全図解 盗聴・盗撮マル禁マニュアル―マニア・ストーカーのマル秘テクと最新、全手口を徹底解剖!
- 作者: 盗聴バスターズ
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2000/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓いくつか
ELECOM 独立スイッチ付防火タップ 2P6口 2.5m シルバー T-F5625SV
- 出版社/メーカー: エレコム
- メディア: エレクトロニクス
ELECOM 独立スイッチ付雷ガードタップ 2P6口 2.5m シルバー T-F6625SV
- 出版社/メーカー: エレコム
- メディア: エレクトロニクス
ELECOM ACアダプタを4個つなげるケーブル ホワイト T-AD4WH
- 出版社/メーカー: エレコム
- メディア: エレクトロニクス
ELECOM USB電圧感知式PC連動タップ T-Y12USBA
- 出版社/メーカー: エレコム
- メディア: エレクトロニクス
SANWA SUPPLY TAP-255WSV エコタップワット(シルバー)
- 出版社/メーカー: サンワサプライ
- メディア: エレクトロニクス
ゴルゴ13#50[Final] [アニメ]
今回で最終回とはいうものの、オリジナル・ストーリーのエンディングを作るのでもなく、いつもの調子の物語でした。何らかのことをやるのかという期待もあったが、変な批判を受けるタネを作ることを避け、まあ無難と言えば無難でした。→いつでも新シリーズを始めることは可能ですね。しかも今回アニメ化されたのは原作の1割にも満たないので、物語の方はまだたっぷりと残っていますから...(と言っても、放送規定でTV放送出来ないものがいくつかいりますけどね...)
今回の物語は、どことなく「ブラック・ジャック」を思い出させてくれる物語でもありました。ああいう手術が出来るのは、ヤン以外ではブラック・ジャックだけでしょうし...
ゴルゴは、次期州知事候補のスタンツからある仕事の依頼を受けた。それは彼がストリート・ギャングの元リーダーだったということを公表されるのを恐れて、昔の仲間であり、現在は慈善家として知られるサミエルの殺しだった。その帰り道、ゴルゴはトレーラーの事故に巻き込まれ、右腕を負傷してしまう。傷は深く、ゴルゴは天使の腕を持つと言われる名医・ヤン・リー・カッターに手術を依頼する。が、この時、ヤンはターゲットであるサミエルの養父だったと知る。が、一度受けた仕事は最後までやり遂げるのがプロである。ゴルゴはライフルにある細工をすることを注文する。で、ゴルゴはサミエルの狙撃を行い、その銃を現場に残した。更に、ゴルゴを裏切っていたスタンツも始末して、銃を現場に残した。サミエルを狙撃した銃は、左利き用に改造した銃であり、ヤンに手術してもらっていない腕で狙撃をしていた。ヤンも手術をした患者がゴルゴであり、養父・サミエルを撃ったのもゴルゴだと感じるが、ゴルゴの義理を感じていた。一方、スタンツを撃った銃は普通の右利き用の銃だった。
最終回ということで、何かやってくれるということは無かったが、これまではプロの殺し屋ということで、殺人マシーンのようなゴルゴを描いていた物語が殆どであったが、最後に、少しは人間的な感情(義理)をゴルゴが持っているという物語を選んだのは、ある意味では良かったですね。が、最後は少し派手なものを期待していただけに、ちょっとガッカリという所もありました。
この物語は「SPコミック110巻」に収録されています。
奇しくも、1年続いた2つの作品(本作と「東京少女」)がほぼ同時に終了した(「ゴルゴ13」は全50話、「東京少女」は全52話でした。)ことになったが、どちらも1話完結(「東京少女」は4つの前後編の物語がありましたけど...)の30分枠の作品であり、全体構成では似ている所があったのだが(アニメと実写の違いはある。)、不思議なことにこの両者に共通する所があった。
どちらも細かい所に拘りを持っているということ、そして物語によっての出来不出来の差が大きかったということである。作品の出来というのは、次第に高くなっていくか低くなっていくかという直線になるか、途中に変極点があって(途中から)良くなる/悪くなるというのが一般的であるのだが、本作(と「東京少女」)はそういう所がなく、良い時はよいが、ダメな時はダメということで、全体構成をもう少し練って欲しい所でした。
また、本作は主題歌もズタボロで、OP曲はイメージが全く合っていない酷いもので、EDも途中の1曲は良い感じだったが、最初と最後のED曲もイメージが違う酷いものでした。→本作は歌有りの曲にするのではなく、ジャズ・テイストのインスト・ナンバーにするべきだったと思います。→もし、2nd.として次を作るなら、そうやって貰いたい所です。
また、深夜枠での放送だったとはいうものの、やはり地上波放送の制約が出来の悪い作品には影響していたのは否定できないが、TV東京ではなくてBS-JAPANがキー局となって、BSでの放送作品ということにすれば、もう少し規制は緩くなるだけに、こういう所も考えて貰いたい所でした。(「東京少女」はBS-i(4月からは「BS-TBS」に名称変更となる。)作品ということで、地上波作品よりも制約が緩いこともあって、色々と面白いのですけどね...)でも、BS-JAPANは、自ら主体となるようなアニメは作らないでしょうね...
↓一応これも拾っておきます。
ブラック・ジャック The Complete seventeen Volume set 全17巻(漫画文庫・化粧箱セット)
- 作者: 手塚 治虫
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2003/09/20
- メディア: 文庫
↓こちらは「東京少女」の原作ノベライズ本です。(前半の6ヶ月分だけですが...)
東京少女・ユ・ソルア#4「西北西少女」 [ドラマ]
「東京少女」の最後の物語は「西北西少女」という物語でした。(それにしても、1年、全52話も続いたなんて、最近のドラマでは本当に珍しいですね。(1年続いても全50話ぐらいというのが普通ですし...)と最初は良いことを記しておきます。
物語としたら、悪くない物語であるのだが、色々といちゃもんを付けたくなる所があり、マイナス要素がやたらとあり、それらが数少ないプラス要素を食っていって、最終的にはマイナスが勝ってしまったものになっちゃった、というところでした。(マイナス要素により、結局評価も平凡なものに収まってしまうことになる。脚本は悪くなく、細かい所をもっとしっかりと詰めていたら、とんでもない秀作になった可能性があっただけに...)ということで、「東京少女・ユ・ソルア」は、最初は良かったのに、前回から風向きが変わり、尻すぼみになってしまいました。(「終わりよければすべてよし」と言うが、最後がこういう形だったら、ちょっと悲惨...)とにかく、「東京少女」はオムニバス作品集であるのだが、同じオムニバス作品である「恋する日曜日」の時よりも、それぞれの作品の出来不出来の差が大きいシリーズでしたね。(平均点も「恋日」よりは確実に下で、出来不出来が大きいことから標準偏差は3倍ぐらいはあったでしょうね...)
今回の物語は「東京」という所はそれなりにあったが、別に東京で無くても良い物語でした。(一応、本州でも、関東、甲信越、北陸、中部、関西、中国地方であっても成り立つものでした。→北海道、東方、四国、九州では成り立たない...)が、地理的な所から、舞台になる所にある程度の制約がある、というのは、仕掛けとしたら面白いのだが、それに答えられるだけの内容が伴っていなかったですね。
今回のユ・ソルアは、オーソドックスに韓国からやってきた女性で、韓国語を話すということで、ドラマの設定としたら余りにもオーソドックス過ぎて、これが裏目に出たと行ったら良いんでしょうか。劇中に仕掛けてあった遊びも空回りと言った感じになってしまい、本当に残念でした。(シリアス系の物語では、やっぱりお遊びは追放するべきですね。「東京少女・ユ・ソルア」では劇中の遊びが全て足を引っ張っていましたから...)
ソルアが訪ねたアパートは「タモンハイツ」となっていたが、ここはいつものお遊びとして良いのだが、郵便番号が「168-1192」ということで、「〒168」というのは杉並南郵便局である。が、ソルアの手紙には「東京・目白区」とありました。(「目黒区」なら実在ですけどね...)ちなみに、「目白区」と言うのは1947年以前の東京35区の時にもありませんでした。(赤坂区ならばあったんですけどね...)ということで、遊びにしては中途半端だと感じてしまっただけでした。
この物語で最大のいちゃもんを付けるのは、祐司の墓に関してです。西北西を向いているというのは良いとしても、何故、あんな場所に、しかも1つだけあったのですかね?あれではソルアを騙すために用意した物のように感じてしまうだけである。また、あんな所にあるお墓なら、ペットの犬や猫が死んでしまい、それを埋める様な場所だと思うだけに、コメディのつもりだったのですかね?→良い感じの物語が、あんな場所にお墓があったことで興ざめてしまいました。
しかし、田所治と作田里奈の2人は本当に親切な人でした。この2人がある意味ではこの物語での救いになっていました。
韓国からソルアがあるアパート(タモンハイツ)にやってきた。25号室の田所治の所にやってきたソルアは首をかしげるが、チャイムを鳴らす。で、田所が出てくるが、言葉が通じないことから、話が進まない。(同居している作田里奈の反応は良かったですね。)で、2人は「それじゃあ」と扉を閉めてしまった。
ソルアは諦めきれず、その場にいた。田所と里奈が外出から戻って来てもソルアはまだその場にいた。が、ソルアの話す言葉から、「祐司」に会いに来たことを理解し、管理人さんに話しを聴く。で、祐司は田所の前に25号室に住んでいた人物だったが、半年前に会社が潰れて引っ越していったということだった。が、引っ越し先は分からなかった。が、近くの集会所で韓国語を教えていた、と管理人さんは覚えていた。
それを手掛かりに、祐司の連絡先を調べる田所たちだったが、連絡先は分からなかった。そんな所に、サッカーボールが転がってきて、それほ追ってきた子供たちに返したソルアが韓国語で話すと、それを子供たちは理解した。で、祐司の写真を見せるソルア。子供たちは祐司を知っていて、引っ越しして施設で働いている、と教えられる。
施設の住所を教えてもらい、連絡をするが、祐司は一週間で施設を辞めていた。また、辞めた事情や新しい連絡先も分からないということだった。が、ソルアは本気で祐司を捜していて、その熱意を感じた田所と里奈はソルアの力になる。
再びサッカー少年に話しを聴くと、祐司から手紙を貰ったということで、その手紙を見せて貰う。すると、施設に勤めたが大怪我をして東京の病院に入院すると書かれてあった。再び施設に訪ねる田所。が、怪我などしていないということだった。
里奈は「振り出しに戻ろう!」と言い、再び管理人さんの所に行く3人。管理人さんは近くの公園でよくパンを食べていたということを思い出す。で、3人は公園に行った。
公園にはサラリーマン風の男がいて、ソルアは彼に祐司の写真を見せた。するとそれが祐司だと直ぐに分かった男。また、写真を見せたのがソルアだと分かった。(Aパートはここまで。経過時間は14分に僅かに足りない所と言うことで、Bパートは約12分です。)
ここのところはメールも来ないということで、現在はどうしてるか分からず、メールをしたのも4ヶ月ほど前ということだったが、田所が「メールして貰えます?」というと、了承して、ソルアが韓国から探しに来ている、ということを記して送信した。
少しして、返信が届き、「会いたい」「明日上京する」ということで、その夜は田所の所に泊まることになったソルア。(田所も里奈も本当に親切な人です。)ベランダにいるソルアを中に入れようと声を掛けた里奈は、ソルアの話すことから、韓国が日本の西北西にあることを分かり、ソルアが公園でも西北西を見ていたことを思い出す。(よく見ている里奈ですね。)→韓国が日本の西北西にあるというのは、概略であって、北海道や九州では方角が違っているだけに、ここは里奈の台詞にもう一工夫欲しい所でした。(ここから次第にこの物語のボロが目立つようになっていく...)
翌日、公園にやってきたソルアたち。公園には男が待っていた。駆け寄ったソルアだったが、底にいたのは祐司ではなく、弟のたかし(漢字が分からないのでひらがな表記とします)だった。事情を問い糾すと、祐司は先月に亡くなったということだった。施設に就職した時、病気が分かり、余命3ヶ月と知り、ソルアの前から黙って消えることにしたのだった。(先月亡くなったということは、余命3ヶ月と言われて5ヶ月生きたことになりますね。)九に連絡が取れ生なったら恨まれるかも知れないが、それでも生きていると思って貰える、と考えたのだった。
田所はそのことをソルアに伝えられず、「失踪した」と伝えるが、里奈が真実を語った。(どれだけ通じたか大戸門であるが、雰囲気からソルアも分かったようですね。)で、「お墓に行こう」と里奈。
祐司の墓にやってきた3人。(原っぱの端に大きな木があり、その前に祐司の墓が1つだけある、という実に不自然な状況です。)墓を見たソルアも事態は分かっていた。田所と里奈は手を合わせるが、ソルアは墓に背を向けて、ある方向を見つめていた。が、手にしていた方位磁石から、祐司の墓は西北西を向いていることが分かる。里奈は「ソルアのこと、きっとずっと見てたたんだよ」と言うが、ソルアもそれに気づいていて。目からは涙がこぼれ落ちた。3人は西北西の韓国の方向を眺めていた。
ノーマル・アレンジのインスト・バージョンの『イケナイ恋』が流れ始め、エンドロールが流れて終了となりました。
次回からは「恋とオシャレと男のコ」という作品の登場です。売りは、各回の物語が1シーン・1カットの連続ドラマという所である。(「銭形愛・13話」で1シーン・1カットはありました。連続ドラマで全話がそういう形を取るというのは「世界初」と謳っているが、TV黎明期だったら、ひょっとしたらあったかもしれないという気もするのですけど...)
次回予告で「略して「恋シャレ」」と言っていたが、何か今ひとつ語呂が良くないと感じるのですけどね...まあ、過度な期待は持たない方が良さそう、とだけ記しておきます。
「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」ということで、何もネタをやることはありませんでした。→下手な遊びを入れるよりはマシとはいうものの、物語の方がちぐはぐだっただけに、ここにネタが入っていたら、ちぐはぐさに拍車が掛かって、強烈な印象が残ったでしょうに... マヤヤの最後のオツトメも平凡すぎで...
今回の物語は、先にも記した様に、良い感じで進んでいったが、物語が進んで行くに従って、ドンドン粗が目立つようになり、都合が良すぎる展開に突入し、最後はもううんざりとなってしまいました。脚本は悪くないのだが、映像化するにあたっては、もう少し撮影場所に気を配って貰いたいところである。まあ、製作費の予算やロケハンにも制約があったのでしょうが、今回は一つのミスが全体を悪循環に陥らせてしまったということで、「トホホ」ということになってしまったのが残念でした。また、エンドロールの『イケナイ恋』もノーマル・バージョンのインストでなく、前回まで使っていたインスト・バージョンの方が余韻が残るだけに、最後の最後も選曲ミスということで、今回の物語を潰してしまいました。(ユ・ソルアの演技は良かっただけに、重ね重ね残念で仕方がない...)結局、7ヶ月目から次第にボロが出始めてレベルが下がってしまった。今月の最初の2本は一気に挽回して良くなっただけに、最後もチョンボということでは...
D12 地球の歩き方 韓国 2008~2009 (地球の歩き方)
- 作者: 地球の歩き方編集室
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/08/02
- メディア: 単行本
↓これと比べると、「東京少女」はやっぱり見劣りしてしまいます。まあ、「恋日」は大傑作だったので、比べてしまう方が可哀想ですけど...
恋する日曜日 文學の唄 ラブストーリーコレクション [DVD]
- 出版社/メーカー: KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(D)
- メディア: DVD
ケータイ刑事銭形泪21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]
「銭形泪2nd.8話」(通算では21話)の「おーっほほほほほほほ! ~お犯人はアナタお殺人お事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、麗香のコンビニでのやりとりの際に出てきた事柄から、「ファックス」について、「小切手」について、「現金」について、そして「小銭」について記します。
尚、約2年10ヶ月弱も前になるBS-iのこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ファックス」:電話回線を使って画像情報を遠隔地に伝送するシステム、装置のことである。英語では「Facsimile」と言うのが正式名称であるが、それを略して「FAX」と言う言い方も一般化している。日本語でもそれを受けて「ファックス」と言うが、「ファクシミリ」と言う言い方も当然のことながら使われている。
ファックスは電話回線を使っているが、そのため電話の後に発明されたと思われがちであるが、実はファックスの発明の方が電話の発明よりも時間的に先である。1843年にイギリス人のアレクサンダー・ベインが発明した。(電話は1876年にグラハム・ベルが発明した。)但し、実用化されたのは20世紀に入ってからである。→原稿を操作することによって小さな点に分解し、その電気信号を送受信するというものは、後に発明されるテレビも原理的に同じである。
その後、中間調のあるもの、更にはカラーに対応する技術が開発され、今日に至っている。
日本では、電話網にファックスを繋いで使用することが制限されていたが、1972年に法改正が行われ、その規制が緩和されてから普及するようになった。現在では、家庭用ファックスも電話機と一体になったものが安価になり、広く普及している。
「小切手」:振出人が銀行に対して、一定金額の支払いを委託する形式で降り出した有価証券であり、支払い手段の一つとして利用されるものである。これを銀行に持っていくと、そこに記された金額が、指定された口座から引き出される形で現金が支払われる。
日本では小切手法によって定められている。また、持参人払式小切手と記名式小切手とがある。前者は、小切手の受取人を記入せず、それを持ってきた人に払うというものであり、多くの小切手はこれである。また、その小切手を他人に譲渡してもよく、小切手の流通が貨幣の代用となる。一方、後者は受取人の名前が記されている小切手であって、そこに記された金額を受け取る権利者が特定されているものである。
日本では、小切手を使用するには「当座口座」を開設しなければならない。その際、個人であれば厳しい審査を受けることになる。(金融機関は小切手の決済を行うと事務的な負担が増えるため、これを嫌う傾向があって、現在の個人は小切手を使おうとしても簡単には使えない。)一方、会社であれば、やはり審査を受けるものの、当座預金の口座開設は比較的容易であり、日本で出回っている小切手の殆どは会社が振出人になっているものが殆どである。
小切手の利点は、多額の現金を持ち歩かないで済む所である。が、日本では今ひとつ利用が広がらない。(やはり、現金化する際に金融機関に行かなければならないという労力が必要となるデメリットがある。)また、最近ではクレジットカードでほぼ同様の支払いを行うことが出来るため、小切手を使用しなくても同じ恩恵を受けられる。(クレジットカードだとポイントが付くということで、利用者にとったらこちらの方がメリットがある。)
が、国が違うと、広く利用されている所もあって、アメリカや西欧諸国では小売店での支払いの際にも広く利用されている。→「トラベラーズ・チェック」というものがあるが、これは小切手の一種であり、海外旅行をする際、(小切手が広く利用されている国では)広く利用されている。
尚、英語では「Check」、ドイツ語では「Scheck」、フランス語では「Cheque」、イタリア語では「Assegno」、スペイン語では「Cheque」(フランス語と発音は異なる。)と言う。
「現金」:一般には「現金通貨」のことであり、その場にある金銭のことである。
資産としては、破綻することがなく、(使用しなければ)額面上の目減りが無い(但し、増えることも無いですが...)というメリットがある。その一方で、盗難や紛失、焼失の可能性がある、インフレ時には価値が下落する(特に、ジンバブエの年率何百万%というようなインフレ率だと、あっという間にゴミになってしまいます...)、というデメリットがある。
基本的には決済手段として使用されるものであり、これがあれば(社会的な)信用も不問で決済を行うことが出来る。
尚、小切手や証書、手形、債券などの有価証券に対して、交換の直接媒介物である通貨のことを「現金」とも言い、証券類とは別の資産ということにもなる。
ちなみに、英語では「Cash」、ドイツ語では「Bargeld」、フランス語では「Argent Liquide」、イタリア語では「Denaro Contante」、スペイン語では「Dinero en Efectivo」と言う。
「小銭」:少額の金銭のことを指して言う。基本的に、紙幣ではなく、硬貨のことを言うのが一般的である。そのため、財布のことを「小銭入れ」ということもある。
金額的には確かに小さいが、自販機で使えるのをはじめ、これはこれで便利なものである。また、外国では、小額紙幣も使われるが、チップとして渡すことを考えると、持っていないと困るという場合もある。
英語では「Small Change」、ドイツ語では「Kleingeld」、フランス語では「Petite Monnaie」、イタリア語では「Moneta」、スペイン語では「Suelto」という。尚、英語では「Change」でも「小銭」と言う意味があるが、この単語の元々の意味は「釣り銭」である。
↓参考まで
ファクシミリと新画像通信 (1982年) (電子科学シリーズ〈96〉)
- 作者: 窪田 啓次郎
- 出版社/メーカー: 産報出版
- 発売日: 1982/03
- メディア: -
手形・小切手の常識が面白いほどわかる本 基本編 (知りたいことがすぐわかる)
- 作者: アクト企業法研究グループ
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2004/04
- メディア: 単行本
↓こういう作品がありました。
↓これには「小銭形パイ」が登場しましたね...