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「THE LAST DRAGON」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年のアメリカ映画「ラスト・ドラゴン」である。主演のタイマックも空手の黒帯を持っているということで、キレのあるカンフー・アクションを見せてくれる作品であ。また、主人公はブルース・リーに傾倒しているという設定であって、B・リーに対するオマージュもある。

作品データを記しておくと、時間は110分、監督はマイケル・シュルツ、脚本はルイス・ヴェノスタ、撮影はジェームズ・A・コントナー、音楽はミッシャ・シーガルである。そして出演は、タイマック、ヴァニティ、トーマス・イケダ、クリス・マーニー、グレン・イートン、ジュリアス・J・キャリー3世、フェイス・プリンス、レオ・オブライエン、ウィリアム・H・メイシー、マイク・スター、ジム・ムーディ、たちである。

今は亡きブルース・リーを崇拝するリーロイ・グリーンは、日々、カンフーの修行を行っている若者である。ニューヨーク郊外に道場を開く東洋人のマスターの元に住み込でいる。やがて、マスターの伝授する技を全て会得すると、ドラゴンへの道を極めるためにニューヨークの実家に戻って来た。彼の家はハーレムでピザ店を経営していた。ある日、ハーレムの将軍ことショーナフと、ミュージック・ビデオ産業を牛耳ろうと企むビデオ会社社長・エディ・アルカディアンが組んで、人気スターのローラを自社に取り込もうとしているのを見たリーロイはローラを救う。が、この時、マスターから貰った大事なツバを落としてしまったことから、リーロイの周囲に嫌がらせが始まる。やがて、リーロイとローラは恋中になっていくが、嫌がらせはエスカレートして、ローラやリーロイの弟が誘拐され、リーロイは乗り込んでいき、対決をして倒し、ローラと弟を救った。

物語としたら、この手の作品ではありがちのものであるが、ブルース・リーに対するオマージュが色々と出てきて、これが結構楽しめる。また、タイマックのアクションも流石は有段者という所を見せていて、アクションに冴があり、しっかりとしたものを見せている。そして音楽が、当時の最新のダンス・ナンバーを中心にしたものを使っていて、'80's中盤の味をたっぷりと堪能できる。

'80'sらしい作品であるが、B・リーのファンの方にも見て貰いたい作品である。

 

↓DVDはリリースされていません。ビデオです。

ラスト・ドラゴン [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: VHS

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  • 出版社/メーカー: Twentieth Century Fox
  • メディア: VHS
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  • 出版社/メーカー: Sony Pictures
  • メディア: VHS

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THE LAST OF ENGLAND(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1987年のイギリス映画「ラスト・オブ・イングランド」である。D・ジャーマンの私的な作品であって、ベルリン映画祭フォーラムで国際芸術映画委員会賞やLA批評家協会賞でインディペンデント/実験的作品賞を受賞している作品である。

作品データを記しておくと、時間は87分、監督はデレク・ジャーマン、撮影はデレク・ジャーマン、クリストファー・ヒューズ、クリス・ヴァン・エヴァンス、リチャード・ヘスロプの4人、音楽はサイモン・ターナー、アンディ・ギル、ハヨ・トンプソン、アルバート・オーリン、バリー・アダムソン、エル・ティト、主題歌を歌ったのがマリアンヌ・フェイスフルである。そして出演は、ティルダ・スウィントン、スペンサー・レイ、スプリング・ソング、ジョン・フィリップス、ナイジェル・テリー、マシュー・ホーキンス、ゲイ・ゲイナー、たちである。

物語は4つのパートから成っていて、D・ジャーマン監督の自室で夜間に撮影された部分、ロンドンやリヴァプール市街の廃墟で撮影された部分、1928年~1953年にかけてジャーマン監督の両親や祖父によって撮影されたホーム・ムーヴィーの部分、ティルダ・スウィントンとスペンサー・レイが演じる恋人たちのいる近未来のイメージの世界の部分がある。

テーマは「大英帝国の終焉」というもので、廃墟、ホモセクシャル、ドラッグ、核戦争、テロ、暴力、難民、恋、個人の記憶と死、社会の歴史と殺戮、というものをイメージとして捕らえて、ドキュメンタリー・タッチで描いている。

映画としてストーリーを追いながら見ていく作品ではなく、D・ジャーマン監督の映像詩であって、映像の美学を堪能するための映像作品といった方が正解である。また、本作で使われている音楽を中心にして聴きながら、映像がある、と言っても良いかも知れない。(乱暴な言い方をすると、音楽のPVという事になる。→それにしては重すぎる映像ですが...)私的な実験作ということでは、これでも宜しいかと...

ということで、本作はサントラ盤の存在を抜きには語れない。そのサントラ盤には以下の全21曲が収録されている。『Disco DeAth』『Springback』『Refugee Theme』『In The Free World』『Intro』『Treizieme Revient』『Enoy Me』『Tonala』『Autumn Leaf』『Sketches Of Luxembourg』『Last Of England』『Fina』『Persistance Of Memory』『Bridge』『Hymn For Thatcher』『Day After Tomorrow』『Imprisoned Memories』『Jets』『Dead Sea』『Broadway Boy』『National Grid』。

じっくりと聴かせる静かな曲から激しい曲まで、一つの交響詩のようなスケールがあり、これはこれで一つの芸術作品として成立するものになっている。(ただ、部分的にはサントラ盤としての構成に手を入れた方が良いと思うところもある。)まあ、音楽作品として鑑賞するということでよろしいかと...

 

Last of England

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  • 出版社/メーカー: RGI Industries
  • 発売日: 2006/11/27
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形命8話 [ケータイ刑事]

二段構成で記している「銭形命」。第8話は「愛と宿命の将棋崩し! ~女流棋士殺人事件」という物語であるが、その前に最終月の情報から。第10話は「美しき脚本家たち ~美脚連続殺人事件」、第11話は「交響曲第28番多聞調 作品194"ボム" ~世界ペア音楽祭爆弾予告事件」、第12話が公開収録で、第13話で幕となります。第11話が製作発表の時に言っていた、台詞を音楽にしたものということなのでしょうね。また、9/12は昼間の再放送がプロ野球中継のためにお休みとなって、19日に2本の再放送が行われます。

では、第8話の方に。今回も柴田束志さんは本編には登場せずということで、長期休暇でも取っているのですかね?(いつの間にか全く語られなくなったインド・タンジャブール市警にでも一時戻っていたりして???)

今回は「・12話」のような雰囲気と「・2nd.11話」のような雰囲気を感じた物語であったが、ちょっと強引な所があって、総合的には酷い物語でした。「将棋崩し」に関しても、もう少し遊んだら良かったのに、ちょっと残念でした。

そして、日本では良くある間違いであるが、「エキシビジョン」ではなくて「エキシビション」が正解である。(英単語は「Exhibition」である。)まあ、日本では誤って使われている単語であるが、ある意味では和製英語と考えたらいいと言うことですかね...(一応、ここでは「エキシビジョンマッチ」と看板にあるので、この誤った言葉で記すことにします。)

それでは物語の方を記していきます。(MBSでの放送(BS-TBSでの終了後になるでしょうが...)後に「改訂版」として記す余地を残しておくため、部分的に端折って記します。)尚、放送直後に記した第一稿は「ここをクリック」してご覧下さい。

「女流棋士・藤本綾子 六段 エキシビジョンマッチ会場」という看板の前に一人いるちゃん。「エキシビジョンマッチって何だろう?」と呟いていた。で、携帯を開いて「遅いな。自分から誘っておいて何やってるんだろう?」とぼやいているちゃんだった。そんな所に松山さんが登場。手には日の丸の扇子を持っていて、羽織袴を着ていた。で、命ちゃんの前にやってくると「お待たせ」と言って笑顔を見せる。ちゃんは「どうしたんですか、その格好?」と問うが、「どうしたと思う?」とはぐらかし「ついてこい」と言ってちゃんの背中を押して建物の中に入って行った。

会場の客席。ちゃんはテレビカメラがセットされているのを見て「うわぁ、テレビだ。凄~い!」と漏らしていた。(従姉妹たちやお姉ちゃまたちは何だかんだでテレビに出ているが、ちゃんも実はミーハーなんでしょうね。)

で、本番が始まり、司会者が藤本綾子のエキシビジョンマッチの開催を宣言する。(客席は拍手、となるが、それにしても客の数が少ないですね。まさに「・12話」のテレビショッピングと変わらない...)司会者が「勇気ある挑戦者の入場です」と紹介して、お囃子がなる。で、松山さんが立ち上がって舞台の方に進んで行く。これを見たちゃんは「えっ?何で?」と驚く。「俺、俺」と言う松山さん。「プロの棋士相手に大丈夫なんですか?だいたい、将棋のルール、分かってます?」と言うちゃんだったが、松山さんは全く気にしておらず「でも大丈夫」と楽観していた。(将棋はやったことない、とも言っていた。)

で、司会者が松山さんの事を紹介する。(全国1万人の将棋ファンの中から選ばれた、と言ってました。→全国1万人って、余りにも少ないと思うのですが...せめて「28万人」にするべきだと...)松山さんは「光栄です」「出来るなら勝ちたいです」と言っていたが、それに続いて「オヤジ、おふくろ。正月には帰るから」と個人的な事を言っていた。(司会者は「お盆にも帰って頂きたい」と上手いこと言ってました。)で、対局の場所に進んで行くが、その時、隣にいるアシスタントの女性の手を取って踊り、ちゃんに「写真撮影」と注文を付けていた。ちゃんは「しょうがないなぁ~」と言いながら、携帯を取りだして、写真を取った。(が、これも後に繋がるのが「ケー刑事」です。)

続いて、藤本綾子が紹介されて、入場してくる。(女流六段は殆どいないだけに、藤本綾子は凄い実力者ということになりますが...)司会者に、松山さんに対する言葉を求められて「将棋は技術ではありません。心で指すものです」と言っていた。で、対局席に向かい、エキシビジョンマッチが始まった。

が、それは将棋崩しだった。(普通の将棋の対局と同様に、時間が計られていて、「10秒、20秒、…」というカウントまでされている。)藤本が1枚取り、少し考えてから松山さんが1枚「金」をとった。それを大盤解説している司会者。また、ちゃんは「何~だ。将棋じゃなくて将棋崩しじゃん。エキシビジョンって「余興」のことでしょう」と言っていた。これに司会者が「素敵な解説、ありがとうね」と言っていた。

また、解説には、今注目の若手女流棋士・高田睦美が来ていて、司会者が紹介する。高田はこの後で藤本綾子と対局することになっていて、そのことを司会者が尋ねる。これに「あの人の時代はもう終わりですから」「あの人の将棋、古臭いんです。顔も80年代だし」とボロクソに言う。それを聴いた藤本はむかつく、という表情を見せていた。で「集中できないわ。長考します」と言った藤本は立ち上がって退席していった。→将棋崩しに「長考」って、そこまでのルールってあるの???

松山さんは司会者に対して「あんたたち、さっきから後ろでゴチョゴチョ五月蠅いんだよ」と文句を言う。これに、司会者は体裁悪そうに頭を下げていたが、高田は「ファンの方も古臭いんですね」と毒舌ぶりを発揮する。これに食って掛かる松山さん。で、テレビ・スタッフが「休憩入ります」と言ってこの場を収めようとし、アシスタントが高田と司会者にお茶と饅頭を運んできた。(スポンサーの多聞堂の饅頭。)松山さんは「俺にはないの?」と言い、「直ぐお持ちします」と言ってアシスタントは席を外した。高田は饅頭を口にするが、「歯にくっついちゃいました。ちょっと歯を磨いてきます」と言って退席して行った。

松山さんにも饅頭が出され、それを食べている松山さん。司会者が「そろそろ持ち時間の5分を使い切ってタイムリミットですけども、まだ藤本棋士、戻って参りません。このまま時間が過ぎますと、勝利は松山棋士のものとなります」と言うと、松山さんは「本当?」と声をあげ、ちゃんは「嘘。不戦勝?」と漏らした。が、その時藤本が戻ってきた「お待たせしました」と行って席に着くと「さあ、始めましょうか」と口にした。が、その時女性の悲鳴が届いた。これを聴いた松山さんは立ち上がると「銭形、行くぞ」と言い、ちゃんも立ち上がり、声のした方に向かった。(藤本もこれに続いた。)

トイレの前にアシスタントの女性が震えて立っていた。ちゃんが「どうしたんですか?」と尋ねると、震えながらトイレの方を指差した。で、ちゃんたちがトイレに入ると、そこには首を絞められた高田が倒れていた。で、高田を見た松山さんは「ダメだ」と漏らした。

そこに「警視庁から入電中」と事件を知らせる入電が入る。「港区赤坂で殺人事件発生。被害者は女流棋士の高田睦美。ただちに捜査を開始せよ」(命ちゃんは現場にいるということで「直ちに現場に急行せよ」では無かったですね。そのため、ちゃんの「もう現場に到着しているんですけど...」というツッコミもありませんでした。)

捜査を開始したちゃんは、トイレの入口付近に、鈴が落ちていたのに気づき、それを拾い上げてじっくりと見ていた。松山さんは発見者のアシスタントに話を聞いていた。ちゃんがトイレから出てきて松山さんを呼び、拾ったものを見せる。で、それは藤本が対局の時に手にしていた扇子についていた鈴だった。

ということで、ちゃんと松山さんは藤本綾子の所に行って話を聞く。鈴を見せて確認すると、いつの間にか無くなっていたと言う藤本は、何処にあったかを尋ねる。「トイレです」と答えるちゃん。で、高田が席を立っていた間、藤本は5分間の休憩を取っていたが、何処にいたのかを尋ねる。(→「休憩」じゃなくて「長考」でしょうが...)「ここにいた」と答える藤本だったが、松山さんはトイレで待ち伏せしていた、という。更に、高田との日本一決定戦に勝てば多額の賞金が入るので、殺しの動機になる、と言う。これを聴いた藤本は笑いだした。で、高田が席を外したのは自分が会場から出た後であり、高田がトイレに行くという予知みたいなことが出来るの、と返す。これに納得する松山さん。ちゃんは、トイレに行っていないのに、どうしてトイレにあったのか?と問うが、「対局の前にもトイレに行き、その時に落ちたのでは」と答えた藤本。で、マスコミの取材が入っているので出ていって欲しい、と言う。ちゃんは、取材を受けるのは自由だが、この建物からは出ないように、と注意をして退室していった。

更に、藤本は休憩中にはこの部屋からは一歩も出ていないという証言が得られた。それを聴いた松山さんだったが、何か閃いたようで「謎は解けたかも、ワックスくん」と口にした。(五代さんがこの台詞を言ったことがありましたね。)ちゃんは「えっ?」、松山さんは「ついてこい」とちゃんに言うと、藤本の控え室に入って行った。「どうしたんですか?」と怪訝そうな表情をする藤本。が、松山さんは何も言わずに、奥にある試着室を調べる。が、何も発見できない。ちゃんは「秘密の扉なんてある訳ないじゃないですか。忍者屋敷じゃないんですから」と注意する。(藤本を演じているのが八木小緒里さんということで「東京少女・大政絢」での志摩さんを思い出させる台詞ですね。)が、松山さんは「探せよ、そんなこと言ってないで...」と言って更に探し続ける。が何もない。ついには「床の下か?」と言って椅子をどけて調べようとした。

すると藤本が「高田棋士とは何から何まで違うんです」と言った。そして、自分は孤児院出身で、高田はお金に困ったことはないサラブレッド。自分は努力して強くなったが、高田は英才教育を受けた、と証言する。更に「彼女の将棋には心がなかった。それが許せなかった」と言い、高田を憎んでいた、殺したいとまで思っていた、証言する。が、自分はこの部屋から出ていないと確かめた事を確認し、殺したくても自分には殺せない、と言ってちゃんたちを嘲笑うように語った。ちゃんはこれには返す言葉も無かった。

対局の行われた所に戻ったちゃんと松山さん。動機、物的証拠があるのに証明できないということで、お手上げ状態の松山さんは「将棋指しというのは、先の先まで読むって言うからな」と、漏らしていた。(今回の物語では、この台詞も上手いものの一つです。)が、ちゃんは「一つだけあるんですけど...」と口にした。「何、何?」と尋ねる松山さんだったが、これには何も返さないちゃんは「響く、悪の鼓動」(1パートはここまでで、経過時間は約16分でした。よってBパートは9分半ということになります。)

撮影されたビデオを見ているちゃん。藤本が戻ってきて将棋崩しを再開しようとたが、悲鳴が聞こえた所だった。それを見たちゃんは「あれ?」と言って何かに気づいた。で、松山さんに、藤本の扇子には鈴がついたままだと言う。松山さんは「何であそこに鈴が落ちていたんだ?」と口にする。ちゃんはじっくりと考えて、少しすると「分かった」と口にした。で「謎は解けたよ、ワトソンくん

控え室で両脚をテーブルに伸ばし、お菓子をほおばっている藤本。(ここも「東京少女・大政絢」の志摩さんを思い出させてくれるところです。)ドアがノックされたことで、足をテーブルから降ろし、「はい」と返事をする。で、ちゃんと松山さんが入ってくる。「またあなたたち?あとどのくらいかかるんですか?」と文句を言うが「もう、お帰り頂いて結構です」とちゃん。藤本は「本当に?」と確認するが「真犯人が分かったので」とちゃん。すると「誰なの、犯人?」と尋ねる藤本。が「それは捜査上の秘密です」と言って教えないちゃん。で「失礼します」と言ってお辞儀をして、ちゃんたちは去っていった。

屋上にアシスタントの女性がいる。扉が開いて、そこに藤本がやってきた。「大丈夫だったの?」と藤本とが言うと「姉さん」と返すアシスタント。藤本は「あの小娘、真犯人が分かったって言うから...」と険しい顔をして言う。そんなところに、心臓の鼓動音が届き、周囲に目をやる2人。

荒野の地平線から太陽が昇ってきて、ハート型になり、ちゃんのサックスからハートマークが飛ぶ。「命長けりゃ恥多し。…」ちゃんの口上が始まり、「命の重みを感じなさい!」からストラップを投げる。ハートが大きくなり、2人を押しつぶす。で、2人が手足をバタバタとさせる。(今回は2人です。)ちゃんがストラップを引くと、上半身が起き上がりると、目にハートマークが浮かぶ。で、立ち上がった2人は凄い剣幕となって「何なのよ」「重たいんだよ」とちゃんに詰め寄る2人。ちゃんが「殺害したのは、アシスタントの白木あつこさん(漢字が不明なので、名前の方はひらがな表記とします)、あなたですね」と告げた。2人は返す言葉がなかった。で「お二人は共犯だったんです」とちゃん。すると藤本が「証拠はあるの、証拠は?」と問う。

ちゃんは「証拠はあなたが隠しています」と言って、2人に近づいていく。で「袖、どうしたんですか?ボタン、取れてますよ」と言った。これに白木は慌てて両腕の袖口のボタンを確かめて、右の袖口のボタンが1つ無いのに気づくと、それを左手で隠そうとした。ちゃんは「取れたボタンは藤本名人が持ってますよ」と言うと、説明を始めた。

あの時食べさせた饅頭は、食べたら必ず歯にくっつく多聞堂の饅頭であり、それを食べさせてトイレに誘い出した。高田が席を立った後、白木も後を追って会場を離れた。そしてトイレで歯を磨いている高田に襲いかかって絞殺した。この時、袖のボタンが外れたが、白木は気づかなかった。で、トイレの外で悲鳴を上げた。ちゃんたちがやってくると、初めて遺体を発見したかのように振る舞った。ちゃんと松山さんが高田を調べているとき、藤本は白木のボタンが床に落ちている事に気づいた。で、慌ててそれを拾い、捜査を混乱させるために、扇子の鈴を外して置いていった。

これを聴いた藤本は「全部、あなたの推測じゃない。証拠はあるの、証拠は?」と問い糾した。これにちゃんは「証拠はこれです」と言って携帯で撮影したムービーを見せる。それは白木が松山さんを案内したときの映像で、この時、白木の袖口にはボタンはあった。続けて「そしてこっちが、叫び声を聴いた後の映像です」と言って、将棋崩しを再会しようとした藤本の映像を見せた。この時、藤本の扇子には鈴がぶら下がっていた。で「おかしいですよね。名人。身体検査をさせて下さい」と言った。

これを聴いた藤本は観念して「上手く行くと思ったのに...」と漏らすと、隠していたボタンを取り出して、それをちゃんに渡した。で、藤本は「私たちは孤児院で育った姉妹なの」と言って、過去を語り始めた。幼い時から将棋が得意だった藤本はダレにも負けたことがなかったが、どうしても勝てない相手がいた。それが高田で、どんなに努力しても勝てそうになかった。で、高田がいなければ藤本はずっと名人でいられるので、白木が高田を殺害したのだった。

これを聴いたちゃんは「そんな風にして優勝したって本当に勝利した事にはなりませんよ」と言った。(こういう台詞は本家・ちゃんの得意なところであるが、ちゃんもそれに近いことを言ってくれますね。)で、松山さんが藤本に、「殺人幇助の罪で逮捕する」と言って手錠を掛け、続いて白木に「殺人容疑で逮捕する」といって手錠を掛けた。(2人が1つの手錠で繋がれた。)

事件解決後、将棋盤の上に駒が置かれている。で、ちゃんと松山さんが将棋崩しをしている。松山さんが1枚取り、ちゃんが1枚取った。で、「松山さんの番ですよ」とちゃん。「なかなかやるな。でも、上級者はこうだ」と言って笑いながら山の下にある玉を取ろうとした。が、上の駒が落ちて音がした。「しまった」と言う松山さん。ちゃんは笑顔で「勝負あり」と言った。で「約束ですよ」と言うちゃん。「約束って何?」と惚ける松山さん。ちゃんは「何でも好きなもの、奢ってくれるって言ったじゃないですか」松山さんはは「そんなこと言ったっけ?」と惚けるが、松山さんを睨みつけるちゃん。松山さんは観念して「分かったよ、アイスか、チョコレートか。お前の好きな焼き芋」と言うが、ちゃんは「違います」と言うと、もったいぶって「えっと~、すっごく高くて美味しいお寿司と、あとお肉と、…」と口にした。が、松山さんは既に逃げ出していた。松山さんがいなくなった事に気づいたちゃんは立ち上がると「松山さん、逃げる気ですか」遠くにいた松山さんは「そんなもの奢れるはずないだろう」と返した。これにちゃんは「ずるいですよ、待て~」と言って笑顔を見せていた。

次回は「恋愛泥棒再び現る! ~謎の怪盗予告事件」という物語です。怪盗マリンの再登場ということで、星野真里さんの登場です。(更に、林和義さんもいます。)卓球の球が降ってきて、本物を見分ける、と言う所が出てきたが、このパターンは怪人○面相の時にあったものですね。更に、マリンの顔を剥がそうとしていたのは、「」の時にもあったことです。ということで、展開は怪人さんとマリンの物語を足し合わせたようなもので、とても楽しそうですね。また、ここの所2回続けて本編には登場しなかった柴田束志さんも出ていました。

狙われたのはミスター・ラーの持つ秘宝・龍の卵で、婚約者のミス・リーも登場ということだが、この設定は「海・2nd.9話」と同じです。が、ミスター・ラーって、スペクトルマンに登場した宇宙猿人ゴリの手下のラーが頭に浮かびます。(林和義さんということもそう思わせるところである。)

」「」「」の怪人さんの登場した物語と、「」の怪盗マリンが登場した物語の両方を復習しておいた方が良さそうです。

鑑識メモ」:今回も柴田束志さんの登場する唯一の所です。床に寝ている柴田さんが「王手!」と叫ぶと起き上がる。で「ああ夢か」と漏らす柴田さん。「もう少しで将棋大会、優勝できたのに...」と愚痴を漏らす。で、カメラに気づき「あっ、どうも、柴田です」と言うと「では「鑑識メモ」」と言ってお馴染みの手帳を見せてから語り始める。「人は一晩でいっぱい夢を見ますが、覚えているのは最後の1個だけ、ということです」でカメラ目線で「その夢が良い夢だったらいいですよね」と言うと「では夢の続きを見ます。お休みなさい」と言って、屋嘉に寝転び、眠ってしまう。で「暗闇に松山さんが100人いる。不気味だ...」と言うと飛び起きた。で、最後に「怖かった...」と漏らした。

今回も8/27の「SUMMER PARTY in 赤坂BLITZ!ファン感謝祭歌謡祭」のお知らせの登場で、着ボイスDLのお知らせではありませんでした。本放送の時ではまだこれからなのでいいのですが、今度の土曜日の再放送の時には既に終了しているので、この部分がどうなるかは注目です。

今回の物語は、ちゃんの存在感が薄かったことをはじめとして、いろいろと粗いところが出ていた物語でした。例えば、ちゃんが藤本のことを「綾子さん」と言ったり「名人」と言っているが、どこから「名人」という言葉が出てくるのですかね。不戦勝になった高田との勝負は「日本一決定戦」であって「名人戦」ではないですし、最初に看板には「藤本綾子六段」とあって、「名人」とは何処にも記されていない。(一応、彼女が登場してきて、司会者が「名人、お席の方へ」と言った時に「名人」という言葉が出てきたが、ここだけである。)将棋の「名人」と言うのはタイトルであるだけに、看板に「六段」とあったということは、彼女は現在は名人のタイトルを保持していないと考えるのが妥当である。が、こうなると「名人」と呼ぶのはおかしいことになる。(過去にタイトルを取っていて、現在は他の人に取られているとしても、看板は正しいが、やはり「名人」と呼ばれるのはおかしいことになる。)ということで、細かいことであるが、これは脚本のミスということになる。また、監督もこれに気づかなかったとすると、これはボロボロということになる。

それに「エキシビジョン」ではなくて「エキシビション」が正しい言葉であるのだし、途中から「多聞堂の饅頭は必ず歯にくっつく」ということにして、都合が良すぎました。(必ず歯にくっつくのなら、司会者や松山さんはどうしてくっつかなかったの?という疑問が残る。)→強引な所があるのも「ケータイ刑事」であるが、今回はちょっと度を超えていました。で、こういうことをしているようでは、やはり「銭形命」は1クールで終了というのは当然であり、正解でしょうね。前回が良かっただけに、その反動がこうも大きいとなると、期待することも出来なくなっちゃいますし...→少なくとも15ヶ月のブランクが長すぎて、スタッフも重傷である。

今回は存在感が薄かったちゃんだが、それでも犯人逮捕の時に良いことを言っていて、締めるところはしっかりと締めていて、物語を引き締めているが、プロデューサといい、脚本といい、監督といい、このシリーズはちょっと酷いですね。岡本あずさは頑張っているということが伝わってくるだけに、ちょっと可哀想...

また今回の物語は完全に八木小緒里さんによって救われていましたね。状況証拠があって、動機もある。しかも犯行が不可能というアリバイまであった。が、こういう人物はとんでもないトリックを使っていて、実は真犯人であり、そのトリックを銭形が暴く、というのが「ケータイ刑事」のパターンである。(少し強引な所も出てきますけど...)途中までは完全にこのパターンで進んで行った物語であったが、実際は犯人幇助だけで、被害者を殺していなかった、ということで見事に「ミスリード」を誘ってくれました。「ケータイ刑事」ではこういうのは実に珍しいことです。ズタボロだった今回の物語の中で、この点だけは大きなプラス面となっていました。(あずさも頑張っていたが、八木さんに食われた形になっていました。)

それにしても、「銭形命」は良い時と悪い時の差が大きいですね。(→これはシリーズ構成が酷いという証でもある。色々と企画を広げすぎていて、捜査会議が疎かになっているのが原因でしょう。)本編がこういう悲惨な状況になっているのだから、残り5話もあんまり期待出来ないでしょうね。本当に残念です。

 

↓8/25発売です。

ケータイ刑事マニアルBOOK 2

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  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: 単行本

 

↓こういうものを拾っておきます。

女流棋士の本

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本将棋連盟
  • 発売日: 2003/03
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鏡花水月―女流棋士中井広恵/その戦いの日々と生活の詩

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  • 作者: 青山 牧美
  • 出版社/メーカー: アップフロントブックス
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本

矢内理絵子の振り飛車破り (マイコミ将棋BOOKS)

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  • 作者: 矢内 理絵子
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「悪名」(その5) [映画(邦画)]

今回は1962年のシリーズ第4作についてです。清次が登場しての第2作であるが、コンビとしては本作からと言ってもよく、ここからいよいよシリーズとして邁進していくことになる作品である。

シリーズ第4作続・新悪名」(1962年)
作品データを記しておくと、1962年の大映京都の作品で、時間は100分、原作は今東光、監督は田中徳三、脚本は依田義賢、撮影は武田千吉郎、美術は西岡善信、音楽は鏑木創である。そして出演は、勝新太郎、田宮二郎、赤城まり、水谷良重、藤原礼子、阿井美千子、近藤美恵子、ミヤコ蝶々、茶川一郎、遠藤辰雄、杉田康、永田靖、西川ヒノデ、丸凡太、遠山二郎、宮シゲオ、千葉敏郎、浜村純、堀北幸夫、岩田正、三浦志郎、志賀明、西岡弘善、桂三千秋、谷口和子、高月冴子、安川洋一、北野拓也、岸本勝、たちである。

やや坂の闇市を追放された朝吉は、故郷・河内に戻ってくる。が、暫くすると田舎が嫌になって再び大阪に出て行く。そこで靴磨きの少女・ひろみを拾い、更に昔の知人・おぎんと再会する。おぎんは女剣劇の一座にいたが、演芸館主・玉島の横槍のために興行が出来ないでいた。朝吉は女座頭・五月淳子と会い、尽力を約束して玉島の事務所を訪れる。するとそこには用心棒として雇われていた清次と会う。話を付けて興行を行い、無事に終了する。が、一座のギャラを前借した大磯が姿を消していた。困った朝吉は、自分の体を手形にして借金をして、金は因島の麻生親分に借りて払うと約束し、ひろみを清次に託し、玉島と共に因島へ渡る。しかし、麻生親分は既に死んでいて、朝吉は万策尽きてしまう。そしてシルクハット親分の所に連れて行かれる。が、シルクハットの親分からの連絡を受けた琴糸が訪ねてきて、以前の恩返しとして金を持って来た。その頃清次は、ひろみの歌の素質を見抜き、のど自慢に出させようとしていた。そこに愚連隊の乱入でのど自慢の夢は消える。怒った清次は愚連隊を蹴散らすも、脚をピストルで射たれて負傷する。その騒ぎの中、ひろみは大磯が因島へ行くことを聞き、ひろみや清次たちも因島へ向う。朝吉と合流し、事情を知ると、大磯を必死になって捜すが見つからなかった。が、大磯が夜に突然現れて朝吉を襲う。これを蹴散らし、大磯の話を聞くと、黒幕は玉島ということが分かる。朝吉たちは大阪に戻り、玉島の元に行く。で、大暴れする朝吉と清次の前に、玉島は敗れ、玉島から金を取り返した。で、その金を女剣劇一座へ送り、ひろみを一座に預けると、朝吉と清次は去っていった。

前作からの続きという物語であるが、第1作の「悪名」に対して、「続」「新」ときた次が「続・新」というのは実に安直である。(が、実に分かりやすいと言えば分かりやすい。)ちょっと都合が良すぎると感じてしまう所もある(過去のシリーズの登場人物を再び登場させるのはともかく、もう少し練られた形で再会した方が良かったですね。)が、まあシリーズ作品として動き出したらこんな所でしょう。それなりに楽しむことが出来る1本である。

 

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ケータイ刑事銭形舞4話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形舞[裏ネタ編]」の第4話「暗闇の惨劇! ~陰陽師殺人事件」の「裏ネタ編」の増補の2回目(通算では3回目)となる今回は、この物語に登場した飲食物特集です。で、「エビフライ」について、「味噌カツ」についてと、「ホット・ジンジャー」についてと「ジンジャー・エール」について記します。

尚、物語について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

エビフライ」:海老を使った揚げ物料理であって、日本が発祥の洋食であり、人気メニューの一つである。起源については不明であり、現在では名古屋の名物と言うことになっているが、名古屋が発祥地ではないらしい。

殻を剥いた海老の背わたを取り、(尻尾は取らないのが一般的である。)丸まらないように腹側に小さな切れ込みを入れ、真っ直ぐに伸ばしたものに、小麦粉、溶き卵、パン粉を付け、それを油で揚げる。衣がきつね色になったら完成となる。

使用される海老は、車エビが一般的であるが、特に制限がある訳ではなく、その他の種類の海老も使用される。また、高級海老として知られている伊勢エビを使う場合もある。

揚げ物の定番であるソースを掛けて食べるだけでなく、魚の揚げ物では好まれているレモン汁やタルタルソースを掛けて食べることも多い。また、カツ丼と同じように、丼飯の上に乗せて、そのまま、または卵とじにして食べること、パンに挟んで食べること(ホットドッグのようにする場合と、食パンに挟む場合のいずれもがある。)もある。

また、エビフライと言うと、一匹の海老が1つ(1本)のエビフライに調理されるが、海老の身をすり潰して、ミンチカツのように、小麦粉とパン粉を付けて、油で揚げた「海老カツ」という料理もある。これは小さな海老でも使用できるということから、調理する方にも歓迎されている。また、海老カツをハンバーガーのようにバンズに挟んで食べることもあって、ハンバーガーチェーン店では人気メニューになっている。(但し、あくまでも「エビフライ」とは別の料理として区別されている。)

味噌カツ」:名古屋(中京圏)名物の料理であって、八丁味噌などの味噌をベースとしたタレを豚カツにかけた料理である。味噌ダレは中京圏では一般的なものであり、それを使った料理の一つと言うことになる。

元になったのは、串カツに八丁味噌を使ったどて煮に浸して食べたことであって、串カツが豚カツに変わり、味噌もだし汁を使ったり、各種調味料を加えた(店)独自のものが使われるようになったものである。中京圏で「豚カツ」というと、基本的には「味噌カツ」のことである。尚、付け合わせの野菜は、へ化の地方での豚カツと同様に千切りキャベツが使われる。(ソースが味噌ダレになっていて、それがかけてある料理と思えばよい。)

タレに使う味噌は八丁味噌が基本であるが、これは中京圏の特産の味噌である。(麹を使わずに大豆だけで作った辛口の赤味噌である。)そういえば、お姉ちゃま主演のNHKの朝ドラ「純情きらり」は、八丁味噌の蔵元が舞台となっていましたね。

ホット・ジンジャー」:「ジンジャー」とは生姜のことである。(英語では「生姜」を「Ginger」という。)ショウガ科の多年草であって、マレーが原産の植物である。香辛料として食材としての利用だけでなく、生薬としても利用されている。食材としては根茎を食べるが、甘酢漬けや紅生姜がその代表的なものということになる。(前者は寿司のガリとして、後者は焼きそばや牛丼でお馴染みである。)また、ショウガ焼きは香辛料として使った代表的な料理である。

生薬としては、根茎が「生姜(しょうきょう)」という漢方薬として知られていて、発散作用、健胃作用、鎮吐作用があるとされている。特に発散作用は風邪の初期治療薬として利用されていて、(ショウガ入りの)葛湯はその代表的なものとして知られている。

「ホット・ジンジャー」は、そういう特徴を持ったショウガを使った飲み物であって、更に暖かいものと言うことになる。ある意味では、風邪の治療薬としてショウガを使って作られた飲み薬は「ホット・ジンジャー」ということになる。古くからあるものであるが、ちゃんの世代になると、こういう民間伝承的なものを知らず、清涼飲料(炭酸飲料)として知られている「ジンジャー・エール」の方が先に頭に浮かぶことになるため、「?」という反応をすることになるのでしょう。→同じものでも、世代が違うことで、認識が異なっているものを上手く描写していますね。

ジンジャー・エール」:英語では「Ginger Ale」。炭酸飲料で非アルコール飲料である。ビールに似た色をしていることから「ジンジャー・ビア」と呼ばれることもある。(但し、イギリスでは「ジンジャー・ビア」という別の飲料がある。ジンジャー・ビアはイギリスの家庭で作られている飲料で、ジンジャーと糖分を発酵させたものである。)

生姜汁を使い、これに香りと味を付け、カラメルで着色をしたものである。そのまま飲まれたり、カクテルの材料としても使われることがある。

発祥は19世紀末のカナダであって、20世紀前半には世界に広がっていった。最初は、生姜汁にフルーツジュースやフレーバーエキスを混ぜた飲料として登場し、改良が重ねられて、20世紀初頭に「カナダドライ・ジンジャーエール」が完成する。アメリカに進出し、更にはライセンス生産がそれ以外の国にも広がっていった。日本では、あまり馴染みのない飲料であり、在日米軍とその家族向けという限られた範囲だけの消費しか無かったが、1970年代になって一般に販売されるようになり、'70's後半には日本中に広がっていった。代表的なブランドは「カナダドライ」と「ウィルキンソン」がある。

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: TBS
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みんななかよくエビフライ (ゆかいなたべもののおはなし 第 2集)

  • 作者: 木村 研
  • 出版社/メーカー: 教育画劇
  • 発売日: 1985/09
  • メディア: 大型本

みそ風味のおかず―この香りがたまらない! (主婦の友生活シリーズ―Cooking Como)

みそ風味のおかず―この香りがたまらない! (主婦の友生活シリーズ―Cooking Como)

  • 作者: 主婦の友社
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 1998/12
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↓ここから先のものは「食べられません」

のぼり 旨い! サクサク!ホクホク! エビフライ

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  • 出版社/メーカー: 厨房卸問屋 名調
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サンフェルト エビフライ SK-05

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  • 出版社/メーカー: サンフェルト
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特大  エビフライ

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  • 出版社/メーカー: ジグ
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ケータイ刑事銭形泪30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

「名曲探偵アマデウス」の放送は久しぶりにあったのだが、本日はファイルNo.004の再放送だったということで、ピンチヒッターの泪ちゃんの登場です。(もう暫く再放送は続き、次の新作の登場は9/6(日)で、ファイルNo.042・ボロディン「ダッタン人の踊り」まではまだ2週間あります。ちなみに、来週8/30(日)はプロ野球中継のため、お休みです。)


銭形泪・2nd.17話」(通算30話)の「真夏の百物語 ~怪談新耳袋殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は物語の舞台がお寺とその境内だったことから「」についてと「境内」について、そして劇中で使われていた「蝋燭」について、「障子戸」について記します。

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

」:「寺院」の砕けた言い方でもあり、一般的に使われる言葉でもある。(「お」を付けて「お寺」とも呼ばれることもある。)「寺院」は仏教用語であり、仏教に於いて、仏像を安置し、僧侶が修行を行ったり、居住する施設のことである。また、宗教的儀式も行われる場所でもある。英語では「Temple」と言う。

「寺院」の「院」は宿泊所という意味が中国ではあって、出家している僧侶の宿泊所ということからこの名前で呼ばれるようになった。

で、寺院は僧侶が居住している「僧坊」と、仏像を祀る「仏堂」とに分けられる。(前者も寺院に付属する施設である。最初は寺院に寄進された土地を指していたが、僧侶の居住施設が建てられていき、その施設の事を意味するようになった。尚、僧侶の住居であるが、特別な住居ではなく、普通の住居である。)

「仏堂」は「堂塔」と呼ばれることもある。(但し、本来は、「仏堂」は仏像が於かれているお堂のことであり、「堂塔」は、そのお堂と塔の両者を指している。)本来は釈迦、もしくは仏陀の墓を指すものである。最初は土饅頭型であったが、暑さを避けるために傘を差し掛けた形となり、それが定着して、中国で堂塔とというものが定着することになった。そしてそれが日本にも入って来て、五重塔(三重などもある)が作られることになった。

また、仏像を安置する「仏堂」は、その寺院の中心的な堂を特に「本堂」または「金堂」と呼ぶことがある。(宗派によっては「中堂」、「仏殿」と呼んでいることもある。)その代表的なものを記しておくと、法隆寺金堂がある。(例外もあるが、一般的には飛鳥時代から平安時代に創建された寺院ではこの名称が多く使われている。)

寺院の建築物は、古来から木造建築物である。また、釘を使わない独特の建築法が使われている。が、現在では、建築基準法、消防法などの法律によって、建て替えが行われる場合は、完全な木造建築物とする事が出来ず、鉄筋コンクリートにすることが義務化されている。外観は昔と同じであっても、実際は違うというのは、現在ではよくあることとはいうものの、どうなのでしょうかね... で、鉄筋コンクリートとすることから、建て替えによって現代のビルディングのような形の建物を造った寺院もある。これも時代の変化と言う言葉で片付けられてしまうのでしょうね...

境内」:「神社」について記した時(「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 4」)にも記したが、神社や寺院の敷地のことを指して言う言葉である。ここでは「寺院の境内」ということなので、寺院の敷地と言うことになる。神社と同様に、寺院の境内には、様々な周辺施設がある。本殿をはじめとする建築物と事務を行う寺務所、参道、儀式を行う土地がこれに含まれる。(法律上は、宗教法人法の第三条で規定されている。)

また、神社では「鳥居」が周囲の土地との教会となるものであるが、寺院では正面に位置するものとして「三門」と呼ばれるものがある。これは空門、無相門、無願門の三境地を経て仏国土に至る門という意味である。また、「山門」と呼ばれることもある。(山になっていなくても「山門」と言う。)

尚、英語では「境内」のことを「Precinct」と言う。尚、「境内」は難読漢字の代表的なものの一つであって、難読漢字の問題では出題率が高い漢字の一つである。(今更であるが、「けいだい」と読みます。)

蝋燭」:灯火用具の1つである。漢字では「蝋燭」と記すが、難読漢字であることから、ひらがなで「ろうそく」、またはカタカナで「ロウソク」と表記されることの方が多い。

洋の東西を問わず、古くから利用されているものである。古代エジプトでは紀元前の時代から使われていて、ツタンカーメン王の王墓からも燭台が発見されていることから、その当時から存在していたものと考えられている。(4000年以上昔から存在していることになる。)また、有名なのは紀元前3世紀のエトルリアの遺跡からは、燭台の絵も含めて出土されている。また、同じ時期の中国の遺跡からも燭台が出土している。

当時は、西欧でも中国でも蜜蝋を主成分とした蝋燭が使っていたとされている。(蜜蝋は、ミツバチが分泌するものであり、蜂蜜の副産物でもある。現代では、幼児が口に入れても安全であることを考慮して、クレヨンの原料として利用されている。)尚、現代では、蜜蝋ではなく、パラフィンが原料となっている。

日本には、中国から蜜蝋を使った蝋燭が奈良時代に入ってきて、照明のために使われていた。平安時代になると、蜜蝋から木蝋に変わっていって、ここから「和ろうそく」と呼ばれる日本独自の蝋燭が生まれ、発展していくことになる。まずは松脂を使った蝋燭が製造されていき、やがて、はぜの蝋、うるしの蝋を使ったものに変わる。江戸時代には、蝋燭と松ヤニとを混ぜたものが登場している。また、鯨の脂も照明用の燃料として使われていたが、それを加工した蝋燭もある。

西欧では、19世紀にガス燈が登場するまでは、照明器具として広く使われていた。やがて電球が発明され、それに取って代わられることになる。日本では、明治になって西洋蝋燭が入って来て、和ろうそくの需要が激減したが、やはりガス燈、電球の登場で、照明器具の主役の座を明け渡すことになった。

やはり、洋の東西を問わず、「蝋燭」は宗教的な儀式でも使用されていた。照明器具としての使用が皆無に近い現在は、宗教的な儀式での使用が最も多くなっている。(一時期は、停電時の照明用として、家庭にも買い置きされている物の一つであったが、これも現在では懐中電灯に取って代わられている。→「火を使う」という所が二次災害の危険性になること、懐中電灯が安価になり、しかも自由に点灯/消灯が出来るという便利な物であるためである。)

尚、現在主流となっているパラフィンを使った蝋燭は、18世紀後半に登場している。パラフィンは石油から抽出されるものである。日本では「石蝋(せきろう)」と呼ばれることもある。常温では白色、若しくは半透明な白色をしていて、水には溶けない安定した物質である。化学的に言うと「蝋」ではないが、これまでは「蝋」が使われていた所に使用されていることから、「蝋」の仲間として扱われているのが現状である。

近年では、「電気ろうそく」と呼ばれるものも登場しているが、これは形が「蝋燭」のようになっているだけであって、「蝋燭」ではなくて電球である。蝋燭は火を使うため、火災の原因となる可能性が高いものである。そのため、「火を使わない蝋燭」として、照明器具として生まれたものである。

障子戸」:障子を使った扉であって、建具の一つである。日本建築に見られるものであって、日本の家屋に於いて、扉(引戸)と明かり取りの窓を兼ねたものである。外光を通すように、木枠に薄い紙(和紙)を張ったものである。また、明かりを採る目的があるため、「明障子(あかりしょうじ)」と呼ばれることもある。(襖も木枠に紙(和紙)を張ったものであるが、こちらは外光を通さない。)元々は襖が一般的に使われていたが、襖を閉めると室内が真っ暗になってしまうため、明かりを採るために、平安時代の末期に考案されたものである。(明間は平安時代中期に登場している。)

障子紙は外光を透過させることが必要であるが、このため薄い紙が使われるが、簡単に破けるようでは障子紙としては使い物にならない。そのため、障子紙に適した紙(和紙)が開発され、雑紙、中折紙が生まれた。また、美濃雑紙は流通量も多かったことから、障子紙の代表的なものとして知られている。

子どものイタズラで、指で障子紙に小さな穴を開ける、ということは誰でも経験があるものと思われるが、イタズラを含めて、障子紙が破損した場合は張ってある障子紙を剥がして、新しい障子紙を貼れば良いだけなので、メンテナンスも比較的楽である。一時期は洋式のガラス窓とカーテンを併用したものに取って代わられるようになったが、近年ではガラス窓との併用で高い断熱効果が得られるとして再評価されている。また、外光を障子紙が拡散させて透過させるため、室内の照度は、天井から床にかけて平均化されることになり、光を透過させるだけのガラス窓では得られない効果(すりガラスの様な効果)も持っている。(但し、全体の透過率は、ガラス窓には遠く及ばないのは言うまでもない。)また、ガラス窓には通気性はないが、障子紙だと通気性もある。→1000年近くにわたって使われてきたものであるだけに、それなりのメリットがあるということですね。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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↓参考まで

美術ガイド 新 全国寺社・仏像ガイド

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 美術出版社
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

京都の寺社505を歩く<上> (PHP新書)

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  • 作者: 槇野 修
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/06/16
  • メディア: 新書

京都の寺社505を歩く<下> (PHP新書)

京都の寺社505を歩く<下> (PHP新書)

  • 作者: 槇野 修
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/06/16
  • メディア: 新書

奈良 寺社探訪ベストガイド

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  • 作者: イデアビレッジ
  • 出版社/メーカー: メイツ出版
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本

世界遺産 京都・奈良の27寺社 (JTBのMOOK)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2008/10/30
  • メディア: ムック

ロウソクの科学 (角川文庫)

ロウソクの科学 (角川文庫)

  • 作者: ファラデー
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 1962/10
  • メディア: 文庫

大ロ-ソク<3号> 225g

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  • 出版社/メーカー: カメヤマ
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

Parks(パークス) パヒュームキャンドル

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  • 出版社/メーカー: Parks (パークス)
  • メディア: ホーム&キッチン

園芸用ローソク #230 サイズ:7.9Φ×43cm

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  • 出版社/メーカー: 三重ローソク
  • メディア:

電池式LEDローソク 全長80mm LED-01S

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  • 出版社/メーカー: オーム電機
  • メディア:

安心のろうそく ミニ ブラウン (DB) ARO-5202

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  • 出版社/メーカー: 旭電機化成
  • メディア:

ローソク球5Wホワイト2個パック

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  • 出版社/メーカー: オーム電機
  • メディア:

襖と障子の張替え

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  • 作者: 広岡 靖三
  • 出版社/メーカー: 綜芸舎
  • 発売日: 1991/10
  • メディア: 単行本

アサヒペンプラスチック障子紙 無地

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アサヒペン プラスチック障子紙 雲竜

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消臭もできて破れにくい!障子紙ニューやぶれんぞう2枚組

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  • 出版社/メーカー: アーネスト
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ワンタッチ障子のり150g(711)

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  • 出版社/メーカー: アサヒペン
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子門真人『VOCAL COMPILATION ~TV SIZE COLLECTION』 [音楽(特撮/邦楽)]

今回は、2003年にリリースされたもう一枚の企画アルバムを取り上げます。本アルバムでは「テレビサイズ」ということなので、TV放送時の曲ばかりであるため、収録曲は1分ちょっとというものばかりである。但し、TVでは効果音が入っているものもあるが、ここに収録されているものには効果音は入っていない。フルサイズの曲を収録したアルバムを持っていたら、曲が短いために物足りなさを感じることにもなるが、曲数が多いために、正に、彼の曲のダイジェストと言うことも出来る。(ただ、一部は歌詞が2番とか3番ということになっている。これはこれで貴重なものであるのだが、それならばフルサイズの方で聴きたくなってくるだけに...)

収録曲は以下の全48曲である。『レッツゴー!!ライダーキック』『仮面ライダーのうた』『ライダーアクション』『ロンリー仮面ライダー』『トリプルファイターの歌』『トリプルファイターの誓い』『ガッチャマンの歌』『アイアンキング』『ひとり旅』『ファイヤーマン』『炎のようにもえろ(歌詞2番)』『はるかな青い地底に』『ジャンボーグA』『戦え!仮面ライダーV3』『走れハリケーン』『流星人間ゾーン』『流星ビクトリー』『キカイダー01』『01ロック』『戦えイナズマン』『柔道讃歌』『戦え!電人ザボーガー』『おれの兄弟電人ザボーガー』『猿の軍団』『アマゾンライダーここにあり』『アマゾンダダダ!!』『勇者ライディーン』『おれは洸だ』『きょうも戦うストロンガー』『行け!ボーンフリー』『恐竜よいつまでも』『カモン!アステカイザー』『ファイト!アステカイザー』『ムサシ!BUGEI伝!!』『ダイゴロウ対ゴリアス』『ゴジラとジェットジャガーでパンチ・パンチ・パンチ』『レッツゴー!!ライダーキック(歌詞2番)』『仮面ライダーのうた(歌詞2番)』『ライダーアクション(エンディング・ヴァージョン)』『アイアンキング(歌詞2番)』『アイアンキング(歌詞3番)』『ひとり旅(歌詞2番)』『ひとり旅(歌詞3番)』『ひとり旅(歌詞4番)』『ファイヤーマン(別タイプ)』『流星ビクトリー(歌詞2番)』『流星ビクトリー(歌詞3番)』『アマゾン・ダダダ!!(歌詞2番)』。

「VOCAL COMPILATION」という企画であるからこそ、本アルバムのような存在もあっても良いんじゃないかというものである。というのは、TVサイズの主題歌であれば、ノンクレジットの映像付きのものの方を見たくなり、音楽だけとなるCDでは物足りなさだけが残るためである。(基本的に筆者は「TVサイズ」を収録したものは、音楽だけ、つまりCDではあまり評価しない。)

企画ものの1つということで取り上げたが、少なくとも筆者のような考え(「TVサイズ」のCDの否定派)の持主には本アルバムは無視するものとなるが、こういうものに価値を感じる方にとってはお薦めである。それだけ好みがはっきりと分かれることになるが、企画の意図を考えたら、こういうものがあっても良いんじゃないですか。(筆者は購入しようとは思いませんが...)

 

子門真人ヴォーカル・コンピレーション~TVサイズ・コレクション~

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  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2003/02/21
  • メディア: CD


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「ロック⑥オン」+BS-TBS深夜「アニメ枠」(8/22)CM+α [BS-TBS(BS-i)関連]

今週は世界陸上の放送をたっぷりと放送していたので、昼間の「ロック⑥オン」の放送が殆ど無くなっていたが、こういう時に限って、新しいものが登場し、しかもヘビー・ローテで同じものを集中的に放送していました。今週は8月下旬に突入したので、一部が入れ替わるということは予想出来たことなんですがね...

が、そのヘビー・ローテで放送されていたのは「銭形命」の第6話の映像を使ったVer.3と韓国ドラマのものでした。それにしても、1日に同じものを複数回流していたが、これは今までには殆ど無かったことでした。(1日に7~8回の3分版「ロック⑥オン」があると、そこまでの本数が無いので、同じものが流れることはあったが、1日に2~3回しかない時に同じものを流しますかね...???)→番宣をするにしても、余りに偏りすぎているのはどうかと...(スポーツ中心になっている時に、異なるジャンルのものを集中放送して、新たな視聴者を呼び込もうという考えは分かるが、スポーツ・ファンと「ケータイ刑事」ファンや韓国ドラマ・ファンは違いすぎて無理だと思いますけどね...)

それにしても、平日深夜には世界陸上の放送をやっていたのに、どうして土曜深夜には放送しないのですかね?今週はアニメを休みにしても良かったと思うのに...

で、「銭形舞」の再放送がお休みということなので、今週のアニメ枠のCMは、最初から何も得るものは無い、という予想が出来たのだが、その予想通りとなっていましたね。(「ケータイ刑事」関係のDVDの宣伝すら全くありませんでした。また、「ニュータイプ ただ、愛のために」のDVDの宣伝も、今週になって目にするようになったのに、それも無しでした。)→完全に、時間と電気の無駄遣いでした。

ところで、来週は「怪談新耳袋」の再放送があるのですね。毎年、夏になると、再放送をやっていただけに、今年はそれが今までなかったので、寂しく感じていたところでした。が、お盆を過ぎてから、ようやく再放送をするって、ちょっと時期遅れですね。しかも、第一シリーズの「第一夜」の放送って、これからたっぷりと再放送してくれたらいいのだが、とりあえず放送しておこう、といった穴埋め的な放送のようにしか感じられないのですけど...→去年再放送しなかった第二シリーズか第三シリーズを放送してくれたらいいのに...(それでなくても、映画「予言」は完全にお蔵入りとなって放送出来ないでしょうから、ホラー作品は新耳に頼らざるを得ないはずなのに...)

 

怪談新耳袋 百物語 DVD BOX

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  • 出版社/メーカー: キングレコード、ビーエス・アイ
  • メディア: DVD

怪談新耳袋 第1夜 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
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ニュータイプ~ただ、愛のために [DVD]

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ケータイ刑事銭形命8話(感想)+9話予告 [ケータイ刑事]

二段構成で記している「銭形命」。色々とボロが出ていて、クオリティの低下を大きく感じられた物語になってしまっただけに、今回は二段構成を止めようかとも思ったのだが、とりあえずは二段構成にします。(残りも少ないですし...)で、まずは簡単な感想と次回予告を見た範囲から思ったことを記します。

後半に突入した第8話は「愛と宿命の将棋崩し! ~女流棋士殺人事件」という物語。物語としては色々と予想した事を裏切る方向に進み、「ケータイ刑事」のパターンに染まり過ぎている筆者としては「やられた」と感じた物語になったのだが、それはストーリー展開に於いてのことであり、物語としたらかなり粗かったですね。一応、「警視庁から入電中」がなかなか出てこなかったという「久しぶり」もあったのだが、今一つ魅力を感じることの出来ない物語でした。

将棋が普通の対極でなく、将棋崩しだったというのは、「名曲探偵アマデウス」の二番煎茶ということで、それ以外には言うこと無し...

冒頭では「・2nd.11話」の様な雰囲気を感じ、直ぐに「・12話」の様な雰囲気を出していたが、これは前回の「・2nd.9話」と「」の初期の物語の雰囲気が合体したような感じの物語の次ということで、本家の赤リボンの2人の雰囲気をと考えたらよいということでしょうね。

が、全体の中盤になって、このように作風を色々と試しているようでは、シリーズ構成の悪さを感じるだけである。(「銭形命」が2クール以上あるのなら、これでもまだ良いのだが、1クールで終了ということになっているのだから、試している時ではないのは言うまでもない。「」の時からシリーズ構成はズタボロになっているが、改善されるどころかますます酷くなっているのが気になるところです。)

ゲストの八木小緒里さんは「東京少女・大政絢」での志摩さんを思い出させるように「忍者」を意識させる所を捜査段階で出したというのは、芸が細かいところですね。ただ、彼女が殺害の主犯ではなかったというのはやってくれました。(一応、犯人隠匿で逮捕されましたけど...)状況証拠もあって、真犯人らしさをたっぷりと感じさせておいて、いつものように強引なトリックを使って殺害した真犯人になるものと思っていたので、この点については裏をかかれたことになったので、やられた、と感じたのだが、事件の実際のトリックの方は、あまりにもあっさりしていて、ちょっとガッカリしました。(特にトリックと呼べる代物ではなかったですし...)種まきの方はたっぷり出来ていて、動機にしてもそれなりのものが伏線として用意されていて、ミスリードまで誘っただけに、肝心のトリックの部分がこんなにもあっさりしたものだったら、失望しか無いですね。(ただ、考えた通りに進んで行くと、「・1話」の動機と基本的に同じとなり、これはこれで「またか」ということになってしまい、別の意味でボロクソに感じることになったでしょうが...)

また、兵頭希梨さんは「東京少女」では「水沢エレナ」「大政絢」「福永マリカ」にも出ていたということで、遂に「ケータイ刑事」にということになったのだが、八木さんの前には存在感がなかったのは残念でした。(「・2nd.2話」の真犯人と殺害されたクイーンの存在感と同様で、殺害の実行犯(=真犯人)の存在感が薄かったため、面白さが伝わってこなかったということになる。)

そして、今回の物語で最も大きかったのが、ちゃんの存在感のなさである。松山さんが色々と食っていたこともあるが、余りにもちゃんの存在感が薄かったのは問題です。が、存在感が薄かっただけに、ちゃんがちょっとミーハーぶりを見せて、キャラのぶれを感じさせることになったのだが、これについては存在感がなかっただけに随分と薄まってしまったのが、不幸中の幸い(?)と言ったところですかね...→テレビカメラを見ての反応は無かった方が良かったように思います。(第5話でのこともありますから...)

それにしても、ちゃんの存在感が薄かったが、今回も本編には登場せずに「鑑識メモ」にだけ登場した柴田束志さんも存在感が無くなっていますね。(そういえば「・12話」は柴田太郎さんは登場せずに、弟の柴田二郎が登場した物語でした。束志の弟でも出したら良かったのに...)

」のシリーズ構成の悪さは「文化祭」の準備が原因だと思われるが、「」のシリーズ構成の悪さは、やはり「感謝祭」のことに気を取られすぎているということなのでしょうかね。ファンとのコミュニケーションを大事にするのも理解出来るが、そのためにシリーズの命となる全体構成(シリーズ構成)が疎かになるようでは、困ったものである。「」での反省点が活かされていないということになるだけに、これでは「銭形命」が1クールで終了というのは当然という気がする。(残念な所ですけど...)

とりあえず、今回はここまでにしておいて、物語の中身についてと、ツッコミなどは、火曜日一番の方に記すことにします。(ただ、今回の物語はあんまり面白くなかっただけに、水曜日以降にずらすかも...)

次回の第9話は「恋愛泥棒再び現る! ~謎の怪盗予告事件」という物語で、「・2nd.9話」に登場した恋愛泥棒(=怪盗マリン)の再登場です。(これを第9話に持ってくるというのは、狙っていますね。)でね当然のことながら星野真里さんがゲストです。怪人○面相の時と同様に、「・2nd.9話」を改めて見て、おさらいをしておこうと思うのだが、次回予告を見た範囲では、怪人さんの物語のパターンも踏襲しているようですね。(となると、「・2nd.5話」から始めて「・1st.4話/2nd.3話」と「・1st.24話/2nd.11話」もおさらいとして見ておいた方が良いのかも...)

鑑識メモ(今回も柴田さんの唯一の活躍(?)の場でした。)の後、「ドラマ倶楽部からのお知らせ」に相当するところは、今回も8/27の「SUMMER PARTY in 赤坂BLITZ!ファン感謝祭歌謡祭」/のお知らせでした。本放送の時点ではよいのだが、再放送の時はここがどうなるかですね。カットしてしまうか、「終了しました」という類のテロップが出るかということになることを思うと、ちゃんの着ボイスDLのおしらせに戻した方が良かったと思います。→それでなくても「ちゃんの着ボイスDLのお知らせ」の機会は少なくなっているのですから...

 

↓8/25発売です。

ケータイ刑事マニアルBOOK 2

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2009/08/25
  • メディア: 単行本

↓一応、関連性を感じた物語が収録されているものを拾っておきます。

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD
↓次回に向けてのおさらい用
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形泪30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

通算では30話となる「銭形泪・2nd.17話」の「真夏の百物語 ~怪談新耳袋殺人事件」の「裏ネタ編」の2回目となる今回はこの物語が触れている怪異に関する事柄から「心霊スポット」について、「怪奇現象」について、そして「幽霊」についてと「祟り」については「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 2」でしるした所であるが、補追するということで、改めて記すことにしました。(追記しています。)

尚、約3年1ヶ月前になるBS-i(当時)のこの物語の再放送時に記した記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

心霊スポット」:心霊現象(現在の科学では説明することが出来ないとされる超自然的な現象)が起こる場所の事を指して言う言葉である。特に、幽霊や妖怪、もののけが現れる場所などが該当する。また「怪奇スポット」「恐怖スポット」と呼ぶこともある。

元々は語り継がれている場所であるが、それらがテレビや雑誌に取り上げられると、ちょっとしたブームとなることが度々ある。が、マスコミに取り上げられるものになると、色々と尾ひれが付いていたり、観光客を集める目的での改変や創作が加えられているというものも多い。

墓地、トンネル、廃墟となった建物、自殺の名所、死亡事故が起こった現場などがこれになる事が多く、日本各地に多数の心霊スポットがある。(世界でも同様に、各国の各地に心霊スポットは存在している。)

今年になって制作された「怪談新耳袋スペシャル」の「うしろ:記憶」でも、心霊スポットを訪れた若者の体験が描かれていたが、興味本位や観光気分で訪れる者たちが多くて、色々とトラブルになっている場合もある。特に、心霊スポットとして、鉄道のトンネルや廃墟となった建物に訪れた場合、場合によっては住居侵入罪が成立する場合もある。(有罪になると、3年以下の懲役または10万円以下の罰金に処せられる。)訪れる場合は、ほどほどに...

怪奇現象」:英語では「Mysterious Phenomenon」と言う。現代の科学では説明の付かない超自然的な現象の中でも、幽霊や妖怪、もののけなどに関係する怪しげな現象のことをいう。「心霊現象」はこの中に含まれることになる。また、上位概念には「超常現象」があって、その中の一つである。(「超常現象」の中から、超能力(予知、透視、念力、テレパシー、瞬間移動など)を除いた現象と言っても良い。)

特に、幽霊の目撃談、霊の憑依、霊魂が移り込んだ写真(心霊写真)、臨死体験などは怪奇現象の中ではポピュラーなものである。

これらを体験した人は、体験談として語ることが多く、古来から民間伝承として現代まで語り継がれている者が多い。(但し、中には現代の科学で説明できるものもある。→体験者は、それを体験している時には冷静さを失っていたり、精神的に追いつめられていたりして、目の前の現象に恐怖を抱き、怪奇現象として捕らえてしまうことがある。(パニックに陥った人の言葉は信用性が低い、ということの証でもある。))

この体験を小説にしたり、漫画にしたり、或いは映画やドラマにしたものも多数あるが、そういうものを「怪奇」「ホラー」「恐怖」作品と呼ぶのが一般的である。現在では夏の風物詩のようにもなっていて、お馴染みでもある。

幽霊」:日本の民間信仰で、人間が死んで肉体が消滅した後でも、現世に未練や恨みを持っているために成仏できず、浄土に行くことが出来ない魂が、姿と声を持って因縁ある人の前に出現するもの、と定義されている。しかしその存在は科学的には証明されていないが、現在でも怪談という形で数多く語り継がれている。(その姿は、基本的には生前の姿と同じであるが、足がないというものが一般的である。)

また、それ以外でも、死者の魂、おばけ、という意味でも使われていて、これらから派生した意味としては、「実体を持たず、名前だけ存在しているものの頭に付ける接頭語としても使われている。(例えば、幽霊会社、幽霊部員、幽霊会員など。)

死者が現世に姿を現すという考えは、洋の東西を問わず、古来からあるものである。そのようなものを西洋では「Ghost」と呼んでいる。しかし西洋では幽霊屋敷、幽霊船、などのように、人間以外のものに魂が宿ったというものが多く、死者が生前の姿で現れる、というものは意外と少ない。(死者がということでは、妖怪の類が多くなっている。)→この点が日本とは違っている所である。(東洋では、ものに宿るのではなく、直接現れるというものが多い。)

日本の幽霊では、そのイメージとしては、乱れた髪、頭には三角頭巾(「天冠」と言う。)、足が無く、白装束というのが定着している。また、イメージとしては「女」というのが一般的である。これは江戸時代の浮世絵に記されたものであって、それが現代まで受け継がれている間に、広く浸透したためてせある。尚、江戸時代以前の幽霊には足があったとされている。(西洋の幽霊は足があるのが一般的であり、足がないというのは日本徳有のものである。)

ちなみに、「足がない幽霊」は、18世紀(江戸時代中期)の絵師・円山応挙(円山派の祖)が最初に記したとされているが、それ以前に足がない幽霊の絵は記されているので、これは間違った通説である。(彼の幽霊画が余りにも有名であって、広く知られることになったため、誤解されたということである。)

江戸時代には、百物語という形で怪談話が各地で語り継がれていて、ブームにもなっていた。そしていくつかの怪談が生まれている。(「雨月物語」「牡丹燈籠」「四谷怪談」などは余りにも有名である。)そして、1825年7月26日に江戸・中村座という芝居小屋で「東海道四谷怪談」が初公演されるようになり、芝居の世界でも幽霊が登場するようになった。現在では、これにちなんで、7月26日を「幽霊の日」ということになっている。(但し、1825年と言うと、旧暦であったので、現在の新暦では7/26ではないのですがね...→1825年というと、岩倉具視が生まれた年でもある。)

また、日本の三大怪談として知られている「四谷怪談」(「東海道四谷怪談」)、「皿屋敷」(「播州皿屋敷」または「番町皿屋敷」)、「牡丹灯篭」にも幽霊は登場するが、「四谷怪談」と「皿屋敷」は怨念を残して死んだ女性が亡霊となって現れて、という物語であるが、「牡丹灯篭」は恋する男に焦がれ死にした女の亡霊と人間(男)との恋を描いたものである。よって、幽霊の全てが人間に対して恨みを晴らそうというものではない。また、数多くの幽霊が映画としても描かれていて、幽霊にも善悪がいる。日本映画では「四谷怪談」や「皿屋敷」のような幽霊が登場する作品が多いが、西洋では「牡丹灯篭」のような幽霊を描いた作品が多いという傾向がある。(例えば、1987年の香港映画「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」(ジョイ・ウォン主演)とその続編(「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2」(ジョイ・ウォン主演)は1990年、「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3」(ジョイ・ウォン主演)は1991年)、アニメの「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー スーシン」(1997年)、1990年のアメリカ映画「ゴースト ニューヨークの幻」(デミ・ムーア主演)などが該当する。)→幽霊の怖い話も良いが、たまには後者の心温まる幽霊が登場する作品も見てみましょう。一般的に「幽霊」は恐怖の対象となっているが、少しはそうではなくなっていくことでしょう。

祟り」:神仏や怨霊という科学では証明できない存在から受ける災いのこと、またはその災いを与える超自然的な力のことを指して言う言葉である。英語では、呪いによるものを「Curse」、天罰という意味合いのものを「Scourge」と言う。

基本的には、禁忌を破った罰として人間が罰として受けるもの、すなわち、「災い」ということになっている。例えば、疫病の大流行、飢饉、天災などがその罰として起こったものとして認識されている。(「神仏に祈りをしなかったために、神が怒り、飢饉を起こした/地震が起こった」ということは、各地で語り継がれている。)そのため、神社などでは神仏の怒りを鎮めようとして、様々な祭祀が執り行われている。

また、「神の怒り」ではない「祟り」とも存在していて、死霊や怨霊によるものがある。これらは何か恨みを抱いて死んだ人の魂が怨霊となり、その恨みを晴らすために祟る、と信じられている。特に、「非業な最期を遂げた人が怨霊となって現れて、…」という話は各地で語り継がれている。(特に有名なのが、「菅原道真の祟り」(太宰府に左遷され、現地で没した。すると天変地異が多発したことで天皇が恐れた。)→そのため、菅原道真の神霊を北野天神として篤く祀り、学問の守護神として昇華させ、奉り、魂を鎮めることを行った。)や「平将門の祟り」(天変地異が頻発したことから、神として神田明神に合祀されることになった。)は「祟り」としては有名なものである。「祟り」とされているものに対しては、出来るだけ関わりを持たないようにして、タブーとして扱われることが多い。

「祟り」として起こる現象は怪現象として扱われることが多いため、「祟り」を扱ったホラー系の映画作品は数多い。有名なのは「祟りじゃ」という言葉が流行語になった1977年の映画「八つ墓村」がある。(これまでに何度も映像化されている。)が、不思議なことに「祟り」という言葉がタイトルに入った映画は殆どない。(ひらがな表記の「たたり」、カタカナ表記の「タタリ」、ローマ字表記の「TATARI」も含む。)これは、「祟り」と言う言葉をタイトルに入れると、何か悪いことが起こるということを恐れているということなのでしょうね。(洋画であっても、邦題に「祟り」という言葉を付けたことで、何か(悪いことが)起こることを恐れているものと思われる。)

参考までに記しておくと、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字表記を含めてタイトルに「たたり」という言葉がある作品では、1963年のアメリカ映画「たたり」(原題:THE HAUNTING)というホラー作品(1999年にリメイクされたが、リメイク作の邦題は「ホーンティング」(原題は「THE HAUNTING」で同じである。)と、1959年の「地獄へつゞく部屋」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)のリメイク作として1999年に製作された「TATARI」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)ぐらいである。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

最新 日本の心霊恐怖スポット100 (二見文庫―二見WAi WAi文庫)

最新 日本の心霊恐怖スポット100 (二見文庫―二見WAi WAi文庫)

  • 作者: 山岸 和彦
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2003/07
  • メディア: 文庫

世界の怪奇現象

世界の怪奇現象

  • 作者: α怪奇現象研究会
  • 出版社/メーカー: アルファポリス
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本

怪奇現象博物館―フェノメナ

怪奇現象博物館―フェノメナ

  • 作者: J. ミッチェル
  • 出版社/メーカー: 北宋社
  • 発売日: 1987/07
  • メディア: 単行本

ドキッ!幽霊&怪奇現象スペシャル (ヤングセレクション)

ドキッ!幽霊&怪奇現象スペシャル (ヤングセレクション)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2006/07/13
  • メディア: 文庫

幽霊名画集―全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション (ちくま学芸文庫)

幽霊名画集―全生庵蔵・三遊亭円朝コレクション (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 辻 惟雄
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2008/08/06
  • メディア: 文庫

私たちは幽霊を見た ! ( 二見WAi-WAi文庫 ) (二見文庫)

私たちは幽霊を見た ! ( 二見WAi-WAi文庫 ) (二見文庫)

  • 作者: ナムコ・ナンジャタウン「あなたの隣の怖い話コンテスト」事務局
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2009/06/01
  • メディア: 文庫

名作 日本の怪談―四谷怪談・牡丹灯篭・皿屋敷・乳房榎 (角川ソフィア文庫)

名作 日本の怪談―四谷怪談・牡丹灯篭・皿屋敷・乳房榎 (角川ソフィア文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 文庫

↓映像化作品もいくつか拾っておきます。

四谷怪談 [DVD]

四谷怪談 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD

忠臣蔵外伝 四谷怪談 [DVD]

忠臣蔵外伝 四谷怪談 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: DVD

東海道四谷怪談 [DVD]

東海道四谷怪談 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

性談・牡丹燈籠 [DVD]

性談・牡丹燈籠 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー DVD-BOX

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD

ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]

ゴースト ニューヨークの幻 スペシャル・デラックス・エディシ [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD


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