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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その195) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「世界一の大河で...」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.14話」、「007」からは前回に続いてまたも「ムーンレイカー」です。

ケータイ刑事」:「・1st.14話」。「わたしの色気でとろけなさい! ~新人女優殺人事件」という物語である。この物語の本放送から、放送日が日曜23時だったのが土曜23時に変更となったということで、シリーズに於いても節目となった物語でもある。また、同じ相棒とで2クールに突入したのは「」「(2nd.)」に続いて3作目となった。(現時点でこの3作のみである。)また、これまでの物語で、色々とTVドラマや映画のパロディを行っているが、この物語ではセルフパロディを行っているということで、パロディの元ネタの範囲がこれまでとは違っている物語でもある。(イエデン刑事は「小銭形パイ、35才。現役女子高生にして人妻にして刑事。しかし彼女が35才であることは誰も知らない」ということで、設定から番組OPまで、「ケータイ刑事」の完全なパロディである。→「35才の現役女子高生というのも凄い設定である。また「イエデン」と言うのは「家の電話」ということであって、普通の黒電話のことである。)

TVドラマ「イエデン刑事小銭形パイ」の撮影が行われている中で事件が起こった。被害者はそれに出演している新人女優の桜木ミミで、びえすあい川の下流で発見されたのだった。で、ちゃんと岡野さんが現場に向かった。

その時に「びえすあい川」についての説明が(テロップで)行われる。「港区赤坂を流れる河川。その流域面積は世界最大を誇る」とあった。(一応、流域面積が世界最大の河川というと、アマゾン川であって、流域面積は705万平方キロ、長さは8300Km(測り方によっては8900Km)である。→びえすあい川の流域面積が世界最大ということは、705万平方キロ以上ということになるが、この面積は日本の面積の18.5倍以上ということになる。→「ケータイ刑事」に置ける「港区赤坂」は次元が歪んでいるとしか言えません...)

「一級河川 びえすあい川 港区・赤坂」という安っぽい看板が立っているが、どう見ても海にしか見えない。岡野さんは「びえすあい川は対岸が見えないぐらい川幅が広いんだ」と説明していて、ちゃんも「海ですね、まるで...」と漏らしていた。

捜査を開始して、被害者が桜木ミミと確認される。死因は溺死で、遺体が河岸に打ち上げられたのだった。また、ポケットには遺書があった。しかし岡野さんは遺体が来ている服装を見て疑問を持ち、「自殺じゃない」と判断した。(いつもの岡野さんとは違う判断だったことで、ちゃんも「岡野さんの推理、全部正しいんだもん...おかしいですよ」と言っていた。)

ちゃんと岡野さんは撮影現場(=びえすあい川の上流にあるレストラン)に向かった。で、撮影現場の一同に、桜木ミミが遺体で発見されたこと、自殺らしい、と告げる。この時、主演の大林しのぶが口にした「入水自殺」という言葉にちゃんは反応して、犯人は大林しのぶだと直感し、事情を聞く。しかし、アリバイを主張し、ミミの肺から検出された水はびえすあい川の下流の水だったことで、ちゃんは「推理に穴がある」と指摘されてやり込められてしまった。

一旦引き上げ、捜査を続けている間に、大林しのぶは札幌出身の元自衛隊員であること、桜木ミミの遺体には酸性雨の痕跡があったことなどから、大林しのぶが用いたトリックを見破った。

撮影現場であるびえすあい川の上流のレストランで、撮影の待ち時間の間にミミを呼び出し、脅して遺書を書かせ、睡眠薬を強制的に飲ませた。そして氷で作ったボートにミミを乗せて、びえすあい川に流した。氷のボートは流れていく間に解けていき、眠ったままのミミはやがて川に転落し、溺死した。また、ミミの厚着は氷の船に乗せたことで凍傷にならないようするためだったことと、ミミの靴下から犯行時に上流で降った雨(=酸性雨)の成分が検出されたことで、しのぶは逃げるしかなかった。更に、しのぶの衣装からも酸性雨の痕跡が出たことで、しのぶも観念したのだった。

(架空の川であるが)世界最大の流域面積を持つびえすあい川の上流で行われ、遺体が下流で発見された事件は、結局はその川の流域の酸性雨という地形に関する事柄から解き明かされたのだった。

007」:「ムーンレイカー」。1979年のシリーズ第11作で、7作ある3代目ボンドのちょうど真ん中の作品(=第4作)である。3代目になって度肝を抜く秘密兵器が次々と作品に登場することになったが、本作ではボンドが宇宙にまで進出したということで観客の度肝を抜いた作品となった。

ドラックスを追ってブラジルに入ったボンドは、アマゾン川流域に生息している植物が関係しているということを掴み、アマゾン川に調査の為に入った。

が、ボンドが調査をしていることを知ったドラックスは、雇っている殺し屋のジョーズにボンドを始末するように命じる。ボンドはモーターボートでアマゾン川を移動していたが、ジョーズの乗ったモーターボート(操縦しているのはジョーズではなく、ドラックスの配下の男であって、ジョーズと合わせて2人が乗っている。)が現れて、ロケットランチャーを放ってボンドのボートを攻撃し始めた。

ボンドは必死になってその攻撃を躱して逃げて行く。が、ジョーズのモーターボートは執拗に砲撃を続ける。で、アマゾン川を下っていきながらのモーターボート・チェイスが続くが、川の流れが速くなっていく。というのは、目の前に落差の大きい滝が待っていたのだった。川の先は滝、後ろにはジョーズがいる。絶体絶命の中、ボンドはモーターボートに仕込んであったハンググライダーで脱出する準備を始める。ボートは滝が近づいたことも会って、速くなった流れに乗って速度を上げていく。で、ボンドはモーターボートが滝に落ちる直前にハンググライダーで脱出して空に逃げた。で、ボンドの乗っていたモーターボートはそのまま滝壺に落ちていった。

一方、ジョーズはボンドがハンググライダーで脱出すると同時に、目の前に滝があることにようやく気づいた。で、方向転換使用としてボートのハンドルに手を伸ばした。が、怪力のジョーズはハンドルを壊してしまい、ハンドルの輪が外れてしまい、ボートは操縦不能となってしまった。で、川の流れは速くなっていき、ジョーズの乗ったモーターボートはそのまま滝壺に落ちていった。

が、不死身のジョーズは、モーターボートごと、滝壺に落ちたぐらいでは死ぬことはなく、何事もなかったかのようにドラックスのアマゾンの秘密基地に戻っていった。(が、そのモーターボートを操縦していたドラックスの手下はそのまま死亡した。)

(本当に)世界最大の流域面積を持つアマゾン川で上流から下流に向かってのボートチェイスが行われ、滝というその川にある地形を上手く利用したボンドは無事に脱出し、ジョーズは助かったものの、ドラックスの手下は死亡という三者三様の結果となった。

共通点は、物語上「世界最大の流域面積を持つ川」を舞台にしているところその川の地形を巧みに使っている(「ケータイ刑事」では上流の現場付近には火力発電所があって、局地的な酸性雨が降ると言うこと、「007」では滝があるということ)ところ、及びそれぞれの物語でこの川で人が1人死んでいるというところ、そして両者共にボート(「ケータイ刑事」では氷で作ったボート、「007」はモーターボート)を利用しているところである。また、ここで使われた川の流れの向きは、上流から下流に向かっている、という所も同じである。(ただ、川の流れの向きは「上流から下流へ/下流から上流へ」の2つしかないため、確率的にも一致する可能性は高いですが...)

一方、相違点は、「ケータイ刑事」に登場した「びえすあい川」というのは、あくまでも架空の川であり、流域面積云々という所も架空の設定であるのだが、「007」に登場した「アマゾン川」は、実際に存在する川であり、実際に流域面積が最大という世界一の大河である。また、「ケータイ刑事」では主人公の銭形は川を下ることはしていないが、「007」では主人公のボンドは川を下っている。

次回でこの連載は15クール目の終わりに達することになる。(3年9ヶ月になる。)ということで、ここのところ「シチュエーション」を中心に記しているので、次回は久しぶりに「ある物」にする予定です。(但し、「シチュエーション」に変更する可能性もあります。)何が登場するのかはお楽しみに。また、「銭形結」と「M3」関係は、16クール目ら突入するまでは温めておくことにします。(「銭形結」が終了したことで、「ケータイ刑事」は通算で206話+映画3本ということになるが、この連載の16クールが終了すると、丸4年、209回に達することになり、「ケータイ刑事」の話数に並ぶことになっちゃいます。まあ、そこに達するぐらいまでのネタならばありますし...)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

ムーンレイカー [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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ムーンレイカー (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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ムーンレイカー (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

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「TENNESSEE NIGHTS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1989年のアメリカ映画「テネシー・ナイツ」である。(日本での劇場公開は1991年10月であった。)見知らぬ土地で事件に巻き込まれてしまうエリート弁護士を主人公としたサスペンス作品である。

作品データを記しておくと、時間は104分、原作はヴェルナー・ケッテンバッハ、監督はニコラス・ゲスナー、脚本はレアード・コーニッグとニコラス・ゲスナーの2人、撮影はピオ・コラッディ、音楽はガブリエル・ヤーレである。そして出演は、ジュリアン・サンズ、ステイシー・ダッシュ、ロッド・スタイガー、ネッド・ビーティ、エド・ローター、デニース・クロスビー、ブライアン・マクナマラ、ウォーレス・ウィルキンソン、ジョニー・キャッシュ、デヴィッド・ヘス、ルー・ホブソン、たちである。

イギリス人弁護士のウォルフガングは、出張でアメリカ・テネシー州・ナッシュビルへやって来ていた。で、無事に仕事を終えた彼は、帰国まで時間があると言うことで、週末を近くの湖に行き、釣りをしながら過ごそうと考えた。が、湖に向かう途中の道が通行止めになっていた。何とかして湖に到着し、湖畔のモーテルに宿泊する。が、そのモーテルには銀行強盗の一味がいて、一味が仲間割れを起こして殺人事件に発展する。かれはその事件を目撃してしまい、否応無しに犯人一味から追われることになってしまった。何とかして逃げ出したウォルフガングだったが、立ち寄ったドライヴ・インで敵か味方か分からないミニーという黒人女性につきまとわれることになる。更に、警察も捜査を開始していて、ウォルフガングが犯人と断定し、追ってきた。そんな中、ミニーに助けられたウォルフガング。そして事件の顛末が明らかになっていく...

巻き込まれ形のサスペンスということでは、自分もこの物語の主人公と同じような境遇に置かれるのでは?という所があるだけに、それなりに怖さを感じられることが出来る。が、物語としてはよくあるサスペンス作品の範疇にあるということと、ちょっと都合がよすぎるのでは?と感じられる所があるだけに今一つという作品である。

まあ、「旅先で事件に巻き込まれないように注意しましょう」という喚起が出来ればそれでも宜しいかと...(かつてLDでリリースされていた本作もDVD化されていませんし...)

 

↓DVDではなくてビデオです。

テネシー・ナイツ(字幕) [VHS]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: VHS

テネシー・ナイツ(吹替) [VHS]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
  • メディア: VHS

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TEQUILA SUNRISE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1988年の映画「テキーラ・サンライズ」である。(日本での劇場公開は1990年2月であった。)本作を「サスペンス」または「アクション・サスペンス」ということに分類されている場合があるが、はっきり言ってそれは誤りである。2人の男と1人の女の三角関係を描いた「人間ドラマ」であり、またジャズを中心とした「音楽映画」でもある。

作品データを記しておくと、時間は115分、監督と脚本はロバート・タウン、撮影はコンラッド・L・ホール、美術はリチャード・シルバート、音楽はデイヴ・グルーシンである。そして出演は、メル・ギブソン、カート・ラッセル、ミシェル・ファイファー、ラウル・ジュリア、J・T・ウォルシュ、アーリス・ハワード、アン・マグナソン、アリー・グロス、ガブリエル・デーモン、たちである。

麻薬の仲買人・マックは足を洗うことを決めたが、周囲はそれを歓迎せず、足を洗えない状態でいた。そんな彼に手を差し伸ばしたのは、高校時代の同級生であって、現在は麻薬捜査官となっていたニックだった。が、ニックは上司から、麻薬組織の撲滅のために、マックの身辺を調査するように命じられた。で、ニックは、マックが行きつけの高級レストランに行き、そこの女性オーナーであるジョー・アンと親密になる。が、マックモジョー・アンのことを愛していた。やがて、マックとニックは同じ女を愛していることを知る。一方、警察は、そのレストランでマックが麻薬の取り引きを行っていると睨んでいた。で、南米の麻薬コネクションの元締め・カルロスとマックが接触するところで逮捕するという筋書きを書いた。で、南米から麻薬捜査官を招いたが、実はその麻薬捜査官というのがカルロスだった。カルロスとマックは、かつてメキシコの刑務所で一緒であって、友人関係にあった。マックはカルロスと会うと、足を洗うことを告げた。ニックの強力で麻薬の誘惑にも勝って足を洗った。そしてマックは警察に身の潔白を証明した。ジョー・アンはマックと生きていくことを決め、ニックも、マックとジョー・アンの門出を祝うことにしたのだった。

ストーリーとしては、人間ドラマであって、そこにサスペンスや恋愛ドラマという要素が中途半端に絡めてあると言うことが出来る。特にサスペンスと分類されていることから、サスペンス作品としては中途半端になってしまった印象を受けるというのも分からないではない。)が、本作で最も素晴らしいのは、目立っていないがジャズを中心とした音楽である。(だからと行って、本作は「音楽映画」とまでは言えないのですが...)実際、音楽のクオリティは高く、サントラ盤を中心にして本作の音楽を聴くというのも一興である。で、映画本編のことは忘れて音楽に浸るという聴き方をすれば良く、映画は見ないでサントラ盤だけ聴くというのも「あり」ですね。

ということで、最後にサントラ盤の収録曲を記しておく、収録曲は以下の全10曲である。『Surrender To Me』『Do You Believe In Shame?』『Recurring Dream』『Give A Little Love』『Don't Worry Baby』『Dead On The Money』『Unsubstantiated』『Beyond The Sea』『Tequila Dreams』『Jo Ann's Song』。

尚、お薦め曲として『Do You Believe In Shame?』『Dead On The Money』『Beyond The Sea』『Tequila Dreams』という所をピックアップしておく。じっくりと聴き入るということで大人の鑑賞をしましょう。

 

Tequila Sunrise

Tequila Sunrise

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

テキーラ・サンライズ [DVD]

テキーラ・サンライズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

テキーラ・サンライズ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


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MECANO『MECANO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。日本では殆ど紹介されることのないスペインのポップ・バンドである彼らは'80'sを中心に活躍したグループである。初期のサウンドはテクノに近いものがあったが、「エレポップ」という言葉が定着するのと同期するように、明るく楽しいポップであり、これぞ'80'sというサウンドに変わっていくことになる。そして'80's終盤のユーロビートの台頭期には影響を与える存在にまでなっていた。本アルバムはそんな彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。

収録曲は以下の全12曲である。『Hoy No Me Puedo Levantar』『No Me Enseñen La Lección』『Perdido En Mi Habitación』『Cenando En París』『Maquillaje』『Boda En Londres (Instrumental)』『Me Colé En Una Fiesta』『La Máquina De Vapor』『Me Voy De Casa』『254.13.26』『El Fin Del Mundo』『Sólo Soy Una Persona』。

この中シングルとしてリリースされたのは、デビュー・シングルである『Hoy No Me Puedo Levantar』(英語でのタイトルは『I Can't Get Up Today』でした。)、そして本国を含む欧州ヒットを記録した『Me Colé En Una Fiesta』である。が、アメリカでは注目されることもなかった。

お薦め曲としては、デビュー曲の『Hoy No Me Puedo Levantar』と、ヒット曲となった『Me Colé En Una Fiesta』、更に『Perdido En Mi Habitación』『Sólo Soy Una Persona』、そしてインスト・ナンバーである『Boda En Londres』をピックアップしておく。

歌詞の内容については、言語が言語であるだけに理解出来ない所があるが、そうなるとメロディ・ラインや曲調、テンポ、雰囲気などが気に入るか気に入らないかということになる。'80's初頭にテクノ系のビートというのは少し遅れているということになるのだが、現在ではそういった時期的なズレということは関係なくなっていて、何処かに懐かしさを感じさせるメロディに聞こえるようになっているのが面白い所である。

彼らが日本やアメリカで知られるようになるのは'80's中盤以降であるが、本アルバムは彼らの原点でもあるだけに、彼らのサウンドを聴く場合はしっかりとチェックしておきたい所である。既にリリースから四半世紀以上が流れているだけに、当時とはまた違った味わいを感じられるようになっているのもまた事実であるだけに、'80'sサウンド(とくにテクノヤエレポップ)がお好きな方は聴いておきべきアルバムと言うことが出来る。

また、ジャケット・デザインが掛け時計となっているが、CDではなくてLPだったら、このジャケットを部屋に飾っておくと、(印刷であるので針は動かないが)部屋の雰囲気も良くなりますし...(LPの時代はアルバム・ジャケットを部屋に飾るということも楽しみの一つであったが、CDでは小さくなったことで存在感がなくなり、インテリア性の魅力がなくなり、ネット配信ではそういう楽しみすら無くなってしまい、残念な所でもある。)→LPの時代を意識しているジャケットのアルバムでもありました。

 

Mecano (Reis)

Mecano (Reis)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony U.S. Latin
  • 発売日: 2005/08/23
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形雷22話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形雷」の第22話の「気分はもうスピード!? ~バスジャック殺人事件」についての「裏ネタ編・増補」の4回目となる今回は、海王星団を名乗ったバスジャッカーたちが要求した事柄から。「身代金」について、「幕の内弁当」について、「緑茶」について、「デザート」について、そして「ヨーグルト」について記します。尚、「身代金」については「・24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 7」で、「緑茶」については「・17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 5」で、「ヨーグルト」については「・23話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにしてそれぞれ加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/5/28付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

身代金」:「身の代金」と表記する場合もある。江戸時代までの古くは「身売りをした時に支払われる代金」という意味であったが、人身売買が禁じられるようになってからは、この意味で使われることも無くなり、現在では人身と引き替えに渡す金銭のことを指すようになった。

特に、誘拐事件において、拘束した人質と引き替えに、その人質を解放することを条件として要求する金銭のことを指して言う。(「身の代金目的誘拐事件」ということになる。)尚、身代金として要求されるものは金銭が一般的であるが、時には金銭ではなく、別のもの(例えば換金できる宝飾品、貴金属類、証券など)が要求される場合もある。これらは「金銭」ではないが、これらが要求された場合でも「身代金」と言う。

尚、一般的には「身代金」と表記するが、日本の刑法に於いては「身代金」というものは存在せず、「身の代金」というようにひらがなの「の」が入った形で表記されている。そのため、法的には「身の代金」と記すのが正しいことになる。しかし、報道機関などでは「身代金」と表記するのが一般的である。よって、警察では、「身代金目的誘拐事件」というのは存在せず、「身の代金目的誘拐事件」となるが、新聞などのニュースでは前者の表記が一般的である。

尚、英語では「Ransom」、ドイツ語では「Lösegeld」、フランス語では「Rançon」、イタリア語では「Riscatto」、スペイン語では「ransom」、中国語では「財産金」と言う。

また、1996年のアメリカ映画に「身代金」(原題は「RANSOM」)という作品がある。(監督はロン・ハワード、脚本はリチャード・プライス、音楽はジェームズ・ホーナー、出演はメル・ギブソン、レネ・ルッソ、ブローリー・ノルティ、ゲイリー・シニーズ、デルロイ・リンドー、リリ・テイラー、他である。)この作品は1956年の「誘拐」(原題は「RANSOM!」、監督はアレックス・シーゲル、出演はグレン・フォード、ドナ・リード、レスリー・ニールセン、他である。)という作品のリメイク作品である。このように身代金をテーマにした作品はフィクションの世界では多数ある。特に身代金との取り引き、犯人とのやりとりという所に色々と見せ場が用意されていて、サスペンス作品の醍醐味が味わえるためである。

尚、身代金目的の誘拐事件は、犯人逮捕の確率が非常に高い事件であり、ほぼ逮捕されている。これは身代金の受渡しの際、犯人と接触する機会があるため、その時を逮捕の絶好の機会とするためである。このため、フィクションでは、身代金の受渡しの際、あの手この手と言った工夫がされていて、それが見せ場になる。

幕の内弁当」:弁当の一つであって、白飯に黒ごまを振りかけたもの(若しくは俵形のおにぎりに黒ごまを振りかけたもの、或いは型を使って俵形のおにぎりのように見えるようにしたご飯に黒ごまを振りかけたもの)を主食とし、汁気のない数種類の副食(おかず)を添えた弁当である。おかずとしては、玉子焼き、蒲鉾、焼き魚、野菜を煮込んだもの、照り焼きなどは代表的なものである。(特に、卵焼き、蒲鉾、焼き魚は「幕の内弁当の三種の神器」と呼ばれていて、幕の内弁当には無くてはならないおかずである。)

弁当と言うと様々なものがあるが、数多い弁当の中でも人気も高く、弁当の王様という様な存在の弁当である。簡単な弁当としたら、(具入りの)おにぎりが数個というものも弁当であるが、「幕の内弁当」は、ご飯と数種類のおかずが一緒になっていることから、ある程度の食材を食することが出来るという所が人気の高さとなっている。

「幕の内弁当」の起源ははっきりとしたことは分かっていないが、江戸時代の中期には確立していたものとされている。当時、料亭が店内以外でも食することが出来るようにと「弁当」を製造販売しており、その時にご飯と数種類のおかずをセットにしたものとして自然と出来上がった。そしてこれらは芝居小屋で観客に対しても販売された。これを買った観客は、芝居の幕と幕の間、幕の内に食べたことから、いつのまにか「幕の内弁当」と呼ばれるようになったとされている。(役者が食べるのも幕と幕の間であり、これも「幕の内弁当」と呼ばれるようになった起源の一つとされている。)

また、相撲の興行でも同様に相撲茶屋が同様に数種類のおかずの入った弁当を提供していて、観客が幕内の取組を見ながら食べる弁当ということから「幕の内弁当」と呼ばれるようにもなったという説もある。

英語では「Japanese Variety Box Lunch」「Lunch with Small Rice Balls」などと呼ばれていたが、最近では日本語をローマ字で記した「Makunouchi」という言い方が一般的になっている。(ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語なども同様で、「Makunouchi」で通じるようになっている。)また、中国語では「幕内盒飯盒飯」と言う。

緑茶」:茶葉を摘み取った後、加熱処理を行って発酵することを妨げ、それを乾燥処理した茶葉のこと、若しくはその茶葉に湯を注いで抽出した茶飲料のことである。尚、後者の茶飲料のことを、日本で広く飲まれいるお茶ということから「日本茶」と言うこともある。

緑茶の茶葉は、加熱処理を行うことで、葉中に含まれている酸化酵素の活動を停止させることになるため、葉緑素が発酵によって分解されることがない。そのため緑色を保っている。(発酵させれば、ウーロン茶や紅茶になる。)よって、緑茶は不発酵茶ということになる。

加熱処理は、日本では「蒸す」ということで行うのが中心であるが、中国では「炒る」ということで行うのが中心である。尚、「蒸す」というのは日本独特の製法である。また、日中以外では不発酵茶というのは珍しい。

近年は緑茶が含んでいるカテキンが注目されたことで、世界的に緑茶がブームになっている。しかし、日本や中国以外では、緑茶に蜂蜜や砂糖などを加えたものが販売されている。日本人から見たら「?」と思う所であるが、日本では紅茶やコーヒーが加糖されたものが販売されているが、紅茶やコーヒーをストレートで飲むのが主流の国の人から見たら「?」と思うのと同じである。→ミルクまでとは言わないが、緑茶に少量の蜂蜜や砂糖を加えると、苦みが無くなり、また違った味わいがするものである。一度試してみたら如何かと...(コーヒーや紅茶に砂糖を入れるのよりも少なめに(半分から2/3程度にする)のが良いですよ。))

尚、日本では緑茶の茶葉はお茶を抽出するためだけに使うのではなく、茶葉の天ぷら、かき揚げ、炒め物などの料理の材料として、食材として使用することもある。

英語では「Green Tea」、ドイツ語では「Grüner Tee」、フランス語では「Thé vert」、イタリア語では「Tè Verde」、スペイン語では「Té Verde」、中国語では「緑茶」という。

デザート」:西洋料理に於いて、食事の最後に出される菓子や果物のことを言う。特に、最後に食するものになるため、高い満足感を得られるものが出されることが一般的になっているため、甘い菓子や果物などが主流となっている。ということで、一部の国では「デザート」と呼ばずに「スイーツ」と呼んでいる。尚、果物類はビタミンなどを確保するという意味合いもあり、食事全体を通しての栄養のバランスまでもが考慮されているのが普通である。

尚、一般的な西洋のコース料理は、サラダでメーンコースが終了し、それ以降を「デザートコース」と呼ぶ。そしてデザートコースで出される食事は全て「デザート」と呼ぶのが普通である。

英語、フランス語では「Dessert」(但し、発音は異なる)、ドイツ語では「Nachtisch」または「Dessert」、イタリア語では「Dolce」、スペイン語では「Postre」、中国語では「甜品」と言う。

ヨーグルト」:発酵乳の一つであって、牛乳などの乳に、乳酸菌や酵母を混ぜて発酵させて作られる発酵食品(発酵乳)である。尚、牛乳から作られるものが最も知られているが、羊や山羊の乳からも同様に作られる。

栄養価が高く、牛乳の持っている栄養素をそのまま含んでおり、更に、乳酸菌によって蛋白質や脂肪が分解されているので、消化吸収も良くなっている。また、乳酸菌は腸内のビフィズス菌を増やし、整腸作用や大腸癌の予防、血中のコレステロールの低下や降圧作用があることが判っている。そのため、これ以上はない健康食品として知られている。更に、発酵させていることから、生乳よりも保存性にも優れることになる。

ヨーグルトは世界各地にあるが、発酵に使う乳酸菌の違い、使用する乳の違い(牛乳、羊、山羊の乳)によって完成したものは千差万別ということになる。そんな中で、世界的に知られているのは、ブルガリアのヨーグルトである。これは、ロシアの医学者であるイリヤ・メチニコフがブルガリアを訪れ、そこには長寿者が多いということで、その地方の現地食のヨーグルトを世界に広めたためである。

日本や欧米では、ヨーグルトはデザートとして食されることが多いが、地域によっては料理の素材として頻繁に使われたり、ソースに加工して食されたりするというように、使われ方は様々である。また、煮込み料理に加えることも珍しくなく、日本でもカレーの隠し味として使用する店がありますね。

また、日本でも「飲むヨーグルト」というものがあるが、飲料としても使用されていて、インドのラッシー、トルコのアイランは広く知られている。更に、「フローズンヨーグルト」と呼ばれるものは文字通り凍らせたヨーグルトであって、菓子としてはお馴染みのものとなっている。

歴史は古く、紀元前5000年頃に偶然から発見された食品とされている。(生乳の中に偶然に乳酸菌が入り、それによって発酵した。)日本には6世紀に仏教と共に入って来たとされているが、当時は寺院に於いては食材として知られることになるが、寺院の外には広がることはなかった。日本で一般的に見られるようになったのは、1917年にチチヤス乳業が初めて販売を開始してからである。しかし、普及するのは戦後になってからである。(定着したのは1970年代になってからである。)当初は牛乳パックと同様の容器で販売されていたため、牛乳と混同されてしまい、「腐った牛乳」と間違えられていた。そのため、牛乳パックとは異なる形状の容器が使用されるようになり、それが定着した'70年代になってようやく定着するようになった。

英語とイタリア語では「Yogurt」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Joghurt」、フランス語では「Yaoyrt」、スペイン語では「Yogur」、中国語では「酸奶」という。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

身代金 特別版 [DVD]

身代金 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
  • メディア: DVD
キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)

キングの身代金 (ハヤカワ・ミステリ文庫 13-11)

  • 作者: エド・マクベイン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1984/07/01
  • メディア: 文庫
幕の内弁当の美学―日本的発想の原点 (朝日文庫)

幕の内弁当の美学―日本的発想の原点 (朝日文庫)

  • 作者: 栄久庵 憲司
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 文庫
緑茶のマーケティング―“茶葉ビジネス”から“リラックス・ビジネス”へ

緑茶のマーケティング―“茶葉ビジネス”から“リラックス・ビジネス”へ

  • 作者: 岩崎 邦彦
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本
緑茶の事典

緑茶の事典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 柴田書店
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本
緑茶カテキンの凄い健康パワー―驚異的に免疫力を高め、現代病を撃退! (サラ・ブックス)

緑茶カテキンの凄い健康パワー―驚異的に免疫力を高め、現代病を撃退! (サラ・ブックス)

  • 作者: 藤森 進
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: 新書
Les Desserts レストラン、ビストロ、カフェのデザート

Les Desserts レストラン、ビストロ、カフェのデザート

  • 作者: 弓田 亨
  • 出版社/メーカー: イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ企画
  • 発売日: 2007/05/21
  • メディア: 単行本
究極のヨーグルト健康法―ここまでわかった乳酸菌パワー (講談社プラスアルファ新書)

究極のヨーグルト健康法―ここまでわかった乳酸菌パワー (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 弁野 義己
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 新書
ヨーグルトの科学―乳酸菌の贈り物

ヨーグルトの科学―乳酸菌の贈り物

  • 作者: 細野 明義
  • 出版社/メーカー: 八坂書房
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本
乳酸菌とヨーグルトの保健効果―長寿と健康

乳酸菌とヨーグルトの保健効果―長寿と健康

  • 作者: 細野 明義
  • 出版社/メーカー: 幸書房
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本

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「THE THEORY OF THE LEISURE CLASS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1998年のアメリカ映画「ファットマン」である。日本での劇場公開は2001年1月まで遅れたこと、更に現在ではDVDでの邦題が「セオリー・オブ・マーダー」と変更されている。サスペンス・スリラーということに分類されているので、ミステリー好きな方だとそれに期待してしまうが、そういう作品ではなく、不条理な人間ドラマと言った方が分かりやすいという作品である。

作品データを記しておくと、時間は109分、原作はアンバー・ベンソン、監督はガブリエル・N・ボローニャ、脚本はアンバー・ベンソンとガブリエル・N・ボローニャの2人、撮影はクリス・タフティ、音楽はハワード・ドゥロッシンである。そして出演は、チューズデイ・ナイト、アテナ・ステンスランド、ブラッド・レンフロー、クリストファー・マクドナルド、マイケル・マッシー、たちである。

舞台はアリゾナ州の田舎町・レイクマナーである。この田舎町に、ある日、この町で起きた不思議な殺人事件の取材のために、ロサンゼルス・タイムズの記者・シンディがやってきた。そしてカウボーイ・バーで取材を始める。レズビアンの女主人・ジュリーは報酬に釣られて事件について語り始めた。その事件とは、「ファットマン」という映画の人気キャラクターにまつわる物語であった。ものまねショーをしている主婦・キャリー・ライトは、退屈な田舎町で普通に暮らしていた。しかし、ある日、何者かに襲われ、子供たちを殺されてしまう。で、夫はキャリーの話から、犯人を調べ、子供の復讐として容疑者の男を術札した。更に、イタリアからの観光客夫婦が死体となって発見されるという事件が起こる。更に、キャリーはクジで10万ドルが当たり、ハリウッドに旅に出ることにした。が、車の燃料タンクにしてあり、キャリーの乗った車は爆発、彼女は死んでしまったというのだった。ジュリーはそんな話をシンディに聴かせるが、話したその夜に自殺してしまった。その事件について調査を進めるシンディは、全容を解明していき、キャリーの話に嘘があることに気づく。そして物語は不条理な世界へと進んで行き... 最終的に、ジュリーは事件の全容を解明し、それを本としてまとめ、出版をした。

最初は謎解きミステリーという雰囲気で進んで行くが、途中からはミステリーと言うよりも不条理な田舎町のドロドロとした人間模様を描いていく作品へと変わっていく。これが、最所に本作を謎解きミステリーと思ってしまうと、変な方向に進んでいく物語となってしまって、退屈に感じてしまうであろう。が、人間ドラマという部分を期待していたら、これが思わぬ方向に転がって行ってくれて面白く感じられることになる。

不条理な世界を描いた作品ということでは、実験作としてこういう世界もありだと思われるが、もう少し表現したかったものを中心に描いていたら、と思う作品である。

 

セオリー・オブ・マーダー [DVD]

セオリー・オブ・マーダー [DVD]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD


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MOTLEY CRUE『SHOUT AT THE DEVIL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表された彼らの2nd.アルバムであって、「LAメタル」という言葉が生まれたのと同時に、彼らがブレイクしたアルバムである。Billboardのアルバム・チャートで最高位17位を記録し、1984年の年間アルバム・チャートでは18位にランクインしている。(最高位が17位で年間順位と殆ど同じと言うことは、ロングセラーになった証である。)また、カナダでも最高位23位を記録している。

収録曲は、以下の全11曲である。『In The Beginning』『Shout At The Devil』『Looks That Kill』『Bastard』『God Bless The Children Of The Beast』『Helter Skelter』『Red Hot』『Too Young To Fall In Love』『Knock 'Em Dead, Kid』『Ten Seconds To Love』『Danger』。

尚、2003年にリマスターされた時に、以下の5曲がボーナス・トラックとして追加収録されている。『Shout At The Devil (demo)』『Looks That Kill (demo)』『Hotter Than Hell (demo)』『I Will Survive』『Too Young To Fall In Love (demo)』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『Shout At The Devil』はチャート成績では伸びておらず、BillboardのHOT 100にはランクインしていないのだが、2nd.シングルの『Looks That Kill』が最高位54位、3rd.シングルの『Too Young To Fall In Love』が最高位90位を記録している。(ただ、彼らのシングル曲が大ヒットとなるのは次作からのシングルまで待つことになる。)

お薦め曲は、彼らの代表曲となっている『Shout At The Devil』、シングル曲の『Looks That Kill』と『Too Young To Fall In Love』、それ以外からは『In The Beginning』と『Red Hot』、説明の必要のないカヴァー曲の『Helter Skelter』をピックアップしておく。(リマスター盤のボーナス・トラックからは省略する。)

本アルバムの不満点というと、時間的にやや短いということがある。(オリジナル盤では35分弱である。→これはリマスターされた時に追加されたボーナス・トラック(約17分半)によって満足できることになる。)それだけもっと聴きたくなる演奏がされているということである。

また、本アルバムは、最初にリリースされた時のジャケットにペンタグラムが描かれていたことから、彼らは「悪魔主義者」とされて非難されたことで、ジャケットが差し替えられたという曰のあるアルバムである。(そういう話題があったことも帆奈アルバムのセールスを伸ばすことになったのも事実ですが...)

音楽とは離れた所で色々と言われ、話題になったアルバムであるが、内容的にも十分なクオリティがあるだけに、じっくりと聴いておきたい所である。(特に、'80'sのLAメタルを語る上では、本アルバムを聴いておかなければ「もぐり」ですし...)

 

Shout at the Devil

Shout at the Devil

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Eleven Seven Music
  • 発売日: 2008/09/30
  • メディア: CD

シャウト・アット・ザ・デヴィル(紙ジャケット仕様)

シャウト・アット・ザ・デヴィル(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: モトリー・クルー
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形零10話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形零」の第10話「韓国スター・ゴ様登場! ~真冬のソナタ殺人事件」の「裏ネタ編」の6回目の増補となる今回は、キッチンに仕掛けられていたいくつかの事柄から、「冷蔵庫」について、「キムチ」について、「ダーツの矢」について、「塩辛」について記します。尚、「冷蔵庫」については「・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 4」て、「キムチ」については「・20話(2nd.7話)[裏ネタ編]PART 7」で、「塩辛」については「・5話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/2日付です。)

冷蔵庫」:食品などを保存するために、内部を低温に保つようにした箱のような収納スペースを有したものである。現在では電気を使って低温を作り出し、低温状態を保つように作られた「電気冷蔵庫」と呼ばれるものが殆どになっている。電気冷蔵庫が登場する前には、氷を使って低温を作り出すもの(「氷冷蔵庫」と呼ばれるもので、19世紀初頭に発明された。)、アンモニアを冷媒としたもの、などがあり、これらは20世紀中盤に電気冷蔵庫が登場するまでは、世界中で広く使われていた。(現在は電気冷蔵庫が広く普及していて、それ以外のものは殆ど無い状態である。)

低温を作り出す(=冷却する)原理は、基本的にはエアコンと同じであって、冷媒の熱交換によって冷やした空気を庫内に送るようにして低温を作り出し、低温を保つ。(エアコンとは設定温度の違いがあるため、あくまでも原理的に同じと言うだけで、冷却能力の差となる使われる冷媒などは異なっている。)冷媒を圧縮し、閉回路を構成するパイプの中を循環させるのだが、電気で作動するコンプレッサを用いて冷媒を圧縮するため、冷蔵庫は電気を使っている。(庫内の照明や冷風ファンなどにも電気は消費されるのは言うまでも無い。)

また、冷媒を用いないものとしては、ペルチェ素子を利用したものや、スターリングエンジンを利用したものもある。

「冷蔵庫」は、一般的には食材を低温で保管するためのものと認識されているが、「食材を冷やす」という用途があるのは言うまでも無い。また、室温が氷点下になる寒冷地(例えば、シベリア、北極圏など)では、「食材を凍らせないための保管庫」という用途がある。(室温の方が低く、庫内の方が温度が高い状態になり、結果的には「冷蔵庫」が「保温庫」ということになる。)

節約(節電)の観点から言うと、内部は詰め込みすぎないようにすること、扉の開放時間は短くすること、というのは常識である。また、意外と忘れられているのが「ゴムパッキングのチェック」である。これが緩んでいると、冷気が漏れることになり、冷却動作の時間が長くなり、余計な電力を消費することになってしまう。更に、常温保存が可能な食材(例えば、パン、タマネギ、ニンジン、カボチャ、大根、ゴボウ、芋類、バナナなど)は冷蔵庫に入れない、冷蔵庫の設置場所は直射日光の当たらない場所でガスコンロなどの火元からは離し、壁にはピッタリとくっつけずに風通しを良くする、冷蔵庫の上を物置のように使わない、季節に応じて設定温度を変える、などを行うことで、消費電力の節約が出来る。(冷却動作を行う時間が短くなるため、電力消費を抑えられる。)

尚、英語では「Refrigerator」、ドイツ語では「Kühlschrank」、フランス語では「Réfrigérateur」、イタリア語では「Frigorifero」、スペイン語では「Frigorifico」、ポルトガル語では「Refrigerador」、中国語では「冰箱」という。

キムチ」:白菜、大根、キュウリなどの野菜を薬味(ニンニク、生姜、唐辛子、塩辛など)で漬けた朝鮮を代表する漬物(食べ物)である。朝鮮のものであることから「朝鮮漬」と言われることもある。現在では朝鮮半島だけでなく、世界中に広く知られていて、世界各地で消費されるようになっている。ちなみに、英語では「Kimchi」と綴る。(現在は「Kimchi」となっているが、その前は日本が輸出した際に使用された「Kimuchi」とされていたが、韓国がこれにクレームをつけ、国際食品規格委員会が韓国の主張を認めたため、「Kimchi」と表記されることになり「Kimuchi」という言い方は無くなった。)また、英語で「Kimchi」となったことから、他の言語(フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語など)でも「Kimchi」と言うが、ドイツ語に於いては「Kimchi」という場合と「Gimchi」という場合がある。尚、中国庫では「泡菜」または「韓式泡菜」と言う。

一般的なキムチは唐辛子をたっぷりと使っているため、真っ赤な色をしているが、本来の「キムチ」の意味は「野菜を漬けたもの」であり、唐辛子を使用しているかどうかは関係ない。そのため、唐辛子が全く使われていないキムチも存在する。(例えば、水キムチなどがこれに該当する。)

キムチは、ビタミンCが豊富である、乳酸菌による整腸作用があるということで、健康食品としても知られている。(漬物とはそういうものが多いのですけど...)そのため、最近の健康食ブームに乗って、世界中に定着するようになった。

単独で食べられるのをはじめ、付け合せ(特に焼肉店)として食されたり、豚肉と一緒に炒めた「豚キムチ」などの材料として、チゲの具(キムチチゲ)としても使用されている。

歴史は4000年ほど前からあって、朝鮮半島が発祥の地とされている。しかし、文献に登場するのは13世紀初頭になってからである。(その当時のキムチは、唐辛子を使っていない。→その当時、朝鮮には唐辛子は存在しなかったためである。朝鮮半島に唐辛子が入ったのは16世紀になってからであり、唐辛子が伝えられると、早速、唐辛子を使った真っ赤なキムチが誕生した。→朝鮮半島への唐辛子の伝来は、豊臣秀吉の朝鮮出兵によるものであり、日本から伝わったものとされている。兵士たちが寒さ対策として唐辛子を懐炉のように使っていて、出兵で兵士が使っていた。そしてその唐辛子が食材として朝鮮に広がったとされている。)

キムチは一年を通して作られるが、その中でも、冬に備えて初冬の頃にはキムチ作りがより盛んになる。特にこの時期に作られるキムチのことを「キムジャン」と言う。

ダーツの矢」:「ダーツ」とは、「ダーツボード」と呼ばれる的に向かって矢(ダート)を投げて得点を競い合う室内で行うゲームであり、スポーツでもある。(射的ゲームの一つである。)よって、「ダーツの矢」は、「ダーツ」というゲーム、若しくはスポーツで使用されるものであって、それを的に向けて投げるものということになる。

尚、「ダーツの矢」には大別すると2種類のものがあって、それらを使用するゲームの間には、細かい所でルールに違いがある。その2種類とは、矢の先端部が金属製の尖った針のようになっている鏃を使った「ハードダーツ」と呼ばれるものと、矢の先端部にプラスチックなどの柔らかい素材のものを使った「ソフトダーツ」と呼ばれるものである。(世界的に主流となっているのは「ハードダーツ」の方である。)

そして「ハードダーツ」と「ソフトダーツ」のルールの違いと言うのは、的に対して矢を投げる位置関係の違いと言うことになる。ハードダーツでは、的の高さは、中心部が床から約173cmで、的から約237cmの距離から投げる。一方、ソフトダーツも的の床からの高さは基本的に同じであるが、約244cmの距離から投げる。(7cmの差であるが、矢の長さが15cm程度、重量は14g~26gであると、この7cmという違いが微妙に影響することになる。)また、的の大きさ(直径)にも違い(ソフトダーツの方が大きい)があり、細かいルールも部分的に差がある。

ルールで共通しているのは、「3本の矢を一組として、1人のプレーヤーが3本続けて投げ、的に刺さった矢の得点を競い合う」という所である。(1人が3本を投げて点数を計算し、矢を抜いて次のプレーヤーが3本投げ、得点を出す。以下、それを順送りにして次のプレーヤーへ進んで行き、それぞれの得点で勝敗を決める。

「ダーツ」の歴史は古く、12世紀にイギリスで生まれたとされていて、盛んになったのは17世紀から18世紀のことである。(イギリスでは何処にでもあるパブを中心に発達してきた。)元々は酒樽を的に使ったゲームであって、木の年輪と放射状の亀裂があることが得点を決めることの元になり、現在の的のデザインに反映されることになった。尚、現在の得点システムが完成したのは19世紀の終わり頃である。

尚、的と矢は同じであっても、ゲームの種類は多数ある。これはトランプという52枚(ジョーカーを加えた53枚)を一組としたカードは同じであっても、様々なゲームがあることと同じと言ってもよい。

尚、ダーツの矢(特に「ハードダーツ」)は先端部が尖っているため、凶器となることがあるので、ゲームであってもその使用には十分に注意しなければならない。→この物語のように、突然飛んでくるような仕掛けがされていると、完全に凶器になり、殺傷能力があるということになる。

塩辛」:イカやウニ、魚などの肉や卵、更には内臓などを塩漬けにして発酵させた食品(保存食品)である。また、酒の肴として食されることが多い食品でもある。尚、「発酵食品」は健康に良いとされているが、「塩辛」は塩分が高い食品でもあるため、敬遠されることも多い食品でもある。(近年では塩分の低い塩辛も製造されているので、一概に塩分が高いとは言えない。まあ、これも時代の変化ということですね。)

酒の肴としては、そのまま、または大根おろし等の野菜を元にしたものと一緒にして食することが多い。また、ご飯に乗せて「おかず」として食べたり、お茶漬けにして食べるという食べ方も一般的に知られている。→この物語では、零ちゃんが「伴食の友」と言っていたが、食事には欠かせない食べ物の一つということでもある。

食材以外の使用方法としては、韓国でのことであるが、キムチを漬ける際の調味料として使用されている。(「チョッカル」または「チョッ」と呼ばれている。)

様々な魚介類を塩辛に欠こうして食されるが、原材料として使われるものの違いによって加工後の食品の名称が変わると言うことも一般的なことである。例えば、鰹の内蔵を使ったものを「酒盗」と言って、酒所の高知では有名である。また、鮎を使った「うるか」、鮭の腎臓を使った「めふん」、ナマコの内蔵を使った「このわた」等も有名である。→色んな材料(魚介類)を使った塩辛があるが、やはり一番ポピュラーなのは「イカの塩辛」でしょうかね。

ちなみに、「塩辛」は古くからある食べ物であって、平安時代には既に存在していたと考えられている。(平安時代末期の「今昔物語」の中に登場していることがその根拠である。)しかし、記録として残っているのは16世紀以降になってからである。

現在では、英語をはじめ、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、オランダ語など、殆どの言語で「Shiokara」と言うが、これは近年の日本食ブームの影響である。それ以前は、英語では「Salted Fish Guts」、ドイツ語では「Fischeingeweide Marinierten in Salz」、フランス語では「Pêchez des Boyaux Conservés dans le Sel」と言うように、それがどういうものなのかを長々と説明する言い方がされていた。尚、中国語では「鹹魚肉」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

時間とお金が10倍になる! 冷蔵庫お片づけ 家事ストレスがなくなるキッチンの極意 (講談社の実用BOOK)

時間とお金が10倍になる! 冷蔵庫お片づけ 家事ストレスがなくなるキッチンの極意 (講談社の実用BOOK)

  • 作者: 島本 美由紀
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本

冷蔵庫でつくるひんやりデザート50レシピ―甘さ控えめ、とってもおしゃれ

冷蔵庫でつくるひんやりデザート50レシピ―甘さ控えめ、とってもおしゃれ

  • 作者: 青木 敦子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2002/06
  • メディア: 単行本

家庭で作る極上キムチ―キムチ19品とキムチ&薬念料理

家庭で作る極上キムチ―キムチ19品とキムチ&薬念料理

  • 作者: 豊田 久子
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 単行本

なすんじゃさんのキムチ・ナムルとおかずの教室

なすんじゃさんのキムチ・ナムルとおかずの教室

  • 作者: な すんじゃ
  • 出版社/メーカー: アノニマスタジオ
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 単行本

キムチ百科―韓国伝統のキムチ100

キムチ百科―韓国伝統のキムチ100

  • 作者: 韓 福麗
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本

リージェント・ファーイースト エレクトロニックダートゲーム MODEL-1000 71210

リージェント・ファーイースト エレクトロニックダートゲーム MODEL-1000 71210

  • 出版社/メーカー: リージェント・ファーイースト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

リージェント・ファーイースト ダーツゲーム用ダーツ矢 3本入 ブルー 71217

リージェント・ファーイースト ダーツゲーム用ダーツ矢 3本入 ブルー 71217

  • 出版社/メーカー: リージェント・ファーイースト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

リージェント・ファーイースト ダーツゲーム用ダーツ矢 3本入 UKモデル 71223

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  • 出版社/メーカー: リージェント・ファーイースト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

リージェント・ファーイースト ダーツゲーム用ダーツ矢 3本入 レッド 71218

リージェント・ファーイースト ダーツゲーム用ダーツ矢 3本入 レッド 71218

  • 出版社/メーカー: リージェント・ファーイースト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

リージェント・ファーイースト ダーツゲーム用ダーツ矢 3本入 USAモデル 71222

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  • 出版社/メーカー: リージェント・ファーイースト
  • メディア: おもちゃ&ホビー

遊び尽くし 塩辛づくり隠し技 (Cooking & home made―遊び尽くし)

遊び尽くし 塩辛づくり隠し技 (Cooking & home made―遊び尽くし)

  • 作者: 臼井 一茂
  • 出版社/メーカー: 創森社
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本

聞き書・ふるさとの家庭料理〈17〉魚の漬込み・干もの・佃煮・塩辛

聞き書・ふるさとの家庭料理〈17〉魚の漬込み・干もの・佃煮・塩辛

  • 作者: 奥村 彪生
  • 出版社/メーカー: 農山漁村文化協会
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 単行本

手作りの味 塩辛づくし (日曜日の遊び方)

手作りの味 塩辛づくし (日曜日の遊び方)

  • 作者: 内山 高典
  • 出版社/メーカー: 雄鶏社
  • 発売日: 2002/10
  • メディア: 単行本


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MICK JAGGER『SHE'S THE BOSS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼の1st.ソロ・アルバムである。言うまでも無くかれはTHE ROLLING STONESのボーカリストとして'60'sから活躍していて世界的に知られているが、キャリアも20年を超えて、本格的にソロとして活動を開始した。(よって、それまでにも何度か出ていたが、「ストーンズ解散」という話が派手に流れたものでした。)で、ソロとしてもまずまずのヒットとなった。(或る部分は名前で売れるということでもありますが...)で、本アルバムはイギリスでは最高位6位、アメリカではBillboardで最高位13位を記録して、1985年の年間アルバム・チャートでは80位にランクインしている。

収録曲は以下の全9曲である。『Lonely At The Top』『1/2 A Loaf』『Running Out Of Luck』『Turn The Girl Loose』『Hard Woman』『Just Another Night』『Lucky In Love』『Secrets』『She's The Boss』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。アルバムに先駆けて先行リリースされた1st.シングルの『Just Another Night』はイギリスで32位、アメリカで12位を記録するヒットとなって、ソロとしても存在感があるところを見せた。が、2nd.シングルの『Lonely At The Top』はアメリカのメインストリーム・ロックチャートに9位を記録したでけで、3rd.シングルの『Lucky In Love』はアメリカで38位を記録しただけであった。

お薦め曲は、シングル曲の『Just Another Night』『Lonely At The Top』『Lucky In Love』、それ以外からはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『She's The Boss』をピックアップしておく。

本作のあと、彼はソロ活動に本腰を入れることになり、それこそ「ストーンズ解散」という話がいよいよ現実化する思われ、実質的に活動停止状態となった。が、1989年に復活したということで、それはそれで良かったということになった。本アルバムが全英や全米で1位を獲得するようなビッグ・ヒットになっていたら、果たしてどうなったか?と考えたりしてしまう。(それを考えると、それなりのヒットであったのが良かったのかも、と言う考えも出来る。)が、中途半端なアルバムではないのは言うまでも無い。

本アルバムは、ストーンズが活動を停止した時期('82年から'89年)に生まれたアルバムであるだけに、どうしてもストーンズの歴史と重ねてしまうため、彼のソロということが忘れ気味になってしまうところである。が、ロック・アルバムとしては内容的に悪くないアルバムであるだけに、一度はじっくりと聴いておきたいアルバムの一つである。

 

She's the Boss

She's the Boss

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic / Wea
  • 発売日: 1993/11/12
  • メディア: CD

She's the Boss

She's the Boss

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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「THUNDERBOLT AND LIGHTFOOT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1974年のアメリカ映画「サンダーボルト」である。本作は1978年の「ディア・ハンター」でアカデミー賞を受賞してスター監督となり、1980年の「天国の門」の大失敗でハリウッドを追放されることになるM・チミノ監督の監督デビュー作である。尚、1929年に同名邦題の作品が存在するが、そちらの作品の原題は「THUNDERBOLT」であり、本作とは全く別である。(邦題がたまたま同じになっただけである。)

作品データを記しておくと、時間は115分、製作はロバート・デイリー、監督と脚本はマイケル・チミノ、撮影はフランク・スタンリー、音楽はディー・バートンである。そして出演は、クリント・イーストウッド、ジェフ・ブリッジス、ジョージ・ケネディ、ジェフリー・ルイス、キャサリン・バック、ゲイリー・ブッシー、ジャック・ドッドソン、ジーン・エルマン、バートン・ギリアム、ロイ・ジェンソン、ビル・マッキーニー、ヴィク・タイバック、ダブ・テイラー、グレゴリー・ウォルコット、カレン・ラム、たちである。

サンダーボルトと呼ばれているジョンは、かつて、レッドという男と組んで50万ドルを強奪した銀行強盗だった。が、ちょっとした行き違いから、レッドはサンダーボルトを執拗に追っていた。で、サンダーボルトはレッドから逃げていた。かつて奪った50万ドルは、首謀者のラムの母校の小学校に隠してあった。レッドから逃げる中、サンダーボルトはライトフットという若く威勢のよい男と道連れになり、枯れとくんで50万ドルを取り戻すことを決めた。で、金が隠されている小学校に向かった。しかし、金が隠されている昔の校舎は取り壊されていて、新しい校舎が建っていた。更に、レッドもグッディと共に現れたのだった。レッドは分け前を要求するが、事実を話したサンダーボルト。で、ライトフットがもう一度同じ手口で同じ現金強奪を行うことを提案し、一同はそうすることに決めた。で、決行日を決め、準備を整え、日曜の夜に襲撃した。2度目ということもあって、全てが上手くいき、逃げて行く一同。が、グッディの服が隠れたトランクからはみ出しているのをハイウェーの料金係は見落とさなかった。で、警官隊に追われる一同。グッディは警官隊の銃撃を受けて瀕死の重傷となり、レッドはサンダーボルトとライトフットを徹底的に殴り倒すと、車と金を奪って逃げて行った。しかし、警官隊に追われ、追いつめられていき、デパートのウインドーに車ごと突っ込んで死亡した。サンダーボルトとライトフットは体一つで逃げていき、ハイウェーでヒッチハイクをして逃げていった。更に2人にとって幸運なことに、目の前に、最初に奪った50万ドルが隠された、取り壊された筈の古い学校の校舎が現われた。というのは、その校舎はモンタナ州の文化記念物として、州当局から移転されて観光スポットとして生まれ変わっていたのだった。で、その校舎に入ると、50万ドルもそのまま隠されたままだった。ということで、サンダーボルトとライトフットは50万ドルを手に入れた。白いキャデラックを手に入れ、2人は金を持ってハイウェーを走っていく。が、突然、ライトフックが崩れ落ちるように倒れた。レッドに殴られた衝撃が今になって現れたのだった。で、そのまま息を引き取ったライトフット。サンダーボルトはそのままハイウェーを走って行った。

都合がよすぎると感じてしまう展開があるものの、イーストウッド、ジェフ、ジョージ、ジェフリーの4人がそれぞれの持ち味を出している所は評価できる。ストーリーがもう少し緻密に寝られていたらと思うだけに、その点では残念である。が、チミノ監督の処女作と言うことでは、今後を期待させるというレベルには達している。(実際、「ディア・ハンター」ではその期待に応えている。)

微妙な所もあるが、若いイーストウッドを見ると言うことだけでも宜しいかも...(見ておいてソンすることはない作品である。)

 

サンダーボルト [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

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  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD

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