毒姫とわたし#28 [ドラマ]
姿を隠していた5年について、美姫の口から語られるが、小麦と美姫のやりとりというのは店舗も良くて気持ちいいですね。また、今回は5年という時間によって以前とは変わっている人がまたも登場していて、時間的な経過を色々と感じる物語でもあったが、小麦と美姫は変わっていないというのも面白い所でした。
美姫が5年ぶりに姿を現した。小麦の両親は「久しぶり」と言う言葉から「元気だったか」と言うように、久しぶりの対面を喜んでいたが、小麦だけは違った。まずは一発ビンタを入れ、美姫に「洗いざらいきかせてもらう」と言ってマンションに引っ張っていった。そして、嵐太郎について、5年間についてを問うた。
嵐太郎の父は分からないと答え、嵐太郎には、父は病気で死んだといってあると言う美姫。そして5年はハワイにいたということだった。そして、小麦に再び編集の仕事をと言って、ハワイで書き上げた原稿を渡したのだった。
君嶋出版に行くと、只野が退職したばかりで、誰かを雇うことを考えていたが、小麦ならばということで、復帰が決まる。(但し、店があるので契約社員として。)そして美姫の担当は小麦と言うことになった。
そんな所にも倉田が姿を見せ、美姫のファンだと言うことを言い、この時に美姫が嵐太郎の写真を見せたことで、小麦の子供と勘違いしていた所が解消した。
美姫は育った天使園に行った。が、園長先生は退いていて、経営の方は君嶋社長と離婚したみやびが受け継いでいた。(OPで「山口みやび」と出ていた。)更に、紗江子も1年ほど前から天使園で働いていた。
一方、市長選に立候補することになっていた哲也は、市長の戦略で、病院の移転を大々的に打ち出す戦略でいくことにした。が、その移転先の土地には天使園があった...
美姫と小麦のテンポの良い掛け合いがたっぷりとあって、この2人については5年という時間が経過していても変わっていないが、それ以外では随分と変わっている人ダツが出てきたのが今回の物語の対称ポイントでしたね。その筆頭は、離婚して天使園の経営を受け継いでいたみやびである。更に、紗江子もということになっていたが、佐伯が小麦に「相談」と言っていたことの伏線ということは分かるが、どうしてみんなが「天使園」なんですかね?ちょっと都合が良すぎる「天使園」への登場人物の集中であるが、今後の物語が「天使園」を巡ってと言うことになるというのも見え見えですね。
一方、エリカはエリカで、哲也と結婚することが決まったものの、「どうせ仮面夫婦になる」と言っているように、ダークサイドに堕ちたままで、「変わった」と言うことも出来るし「変わっていない」と言うことも出来ますね。
毒姫のことば―残酷な世界で生き抜くための77の方法 (リンダブックス)
- 作者: 桜井 美姫
- 出版社/メーカー: 泰文堂
- 発売日: 2011/09
- メディア: 文庫
「ALIEN FROM L.A.」 [映画(洋画)]
表題の作品は1988年のアメリカ映画「エイリアン FROM L.A. 地底王国アトランティス」である。日本での劇場公開は1990年8月であった。発想は面白いのだが、作品としたらB級であって、それなりのSF作品である。
作品データを記しておくと、時間は87分、監督はアルバート・ピュン、脚本はデブラ・リッチ、レジーナ・デイヴィス、アルバート・ピュンの3人、撮影はトム・フレイザー、音楽はジェームズ・サード、トニー・リパレッティ、スティーヴ・レガシック、ジム・アンドロンの4人である。そして出演は、キャシー・アイアランド、ウィリアム・R・モーゼス、リチャード・ヘインズ、トム・マシューズ、ドン・マイケル・ポール、リンダ・カーリッジ、ジャニー・デュ・プレシス、ラッセル・サヴァディエール、サイモン・ポーランド、ロックナー・デ・コック、アルバート・マリッツ、ディープ・ロイ、クリステン・トラックセス、たちである。
ロスに住むごく普通で地味な少女・ワンダ・サクヌッセンは、失踪した考古学者である父・アーノルドを捜すためにアフリカヘ旅立った。父は地底世界の探索を行っていて、父の日記を手掛かりにして、ワンダは地底王国アトランティスへの入口を見つけてしまった。で、採掘鉱夫のガスの案内で、彼女は父が消えた地底王国へと足を踏み入れた。しかし、地上の人間である彼女は、地底人からするとエイリアンであって、地底帝国アトランティスを支配するライコフ将軍率いる軍隊に捕らえられてしまう。しかしワンダは連れて行かれた先で捜していた父と再会を果たした。そんな2人は地底人からロケットを奪い、地上に向けて脱出した。その途中でワンダは気絶してしまう。気がつくと目の前に父がいて、地底での出来事は全て夢と思った彼女だったが、ロケットにのっていたということで、全ては現実のことと知ったのだった...
地底人がいて、彼らから見ると地上の人間はエイリアンだ、という発想はごく自然なものであるが、こういう発想の作品は少ないだけに、アイデアとしては面白い。しかし、そのアイデアを十分に生かしきれていないB級作品の範疇であって、残念なところである。着眼点が面白いだけに、展開次第では面白いものになったであろうに...
まあ、B級作品ならではのチープさと、強引なストーリー展開などはそれなりのものであるが、B級作品がお好きな方であれば、それなりに楽しめる作品である。大作志向の方は、スルーした方が良いでしょうけど...
↓DVD化されていないので、ビデオとLDです。
エイリアン・フロム・L.A.~地底王国ア [Laser Disc]
- 出版社/メーカー: NECアベニュー(ビジュアル)
- メディア: Laser Disc
Alien from L.A. [VHS] [Import]
- 出版社/メーカー:
- メディア: VHS
ZOMBIES『BEGIN HERE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1965年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。尚、アメリカではグループ名をタイトルにした「THE ZOMBIES」というタイトルでリリースされている。
収録曲は、オリジナル盤では全14曲であったが、CD化されたときに8曲のボーナス・トラックが追加されて、現在では全22曲になっている。収録曲は以下の通りである。『Road Runner』『Summertime』『I Can't Make Up My Mind』『The Way I Feel Inside』『Work 'N' Play』『Medley: You've Really Got A Hold On Me/Bring It On Home To Me』『She's Not There』『Sticks And Stones』『Can't Nobody Love You』『Woman』『I Don't Want To Know』『I Remember When I Loved Her』『What More Can I Do』『I Got My Mojo Working』。(以下、ボーナス・トラック)『It's Alright With Me』『Sometimes』『Kind Of Girl』『Tell Her No』『Sticks And Stones (Alternate Take)』『It's Alright With Me (Alternate Take)』『I Know She Will (Demo)』『I'll Keep Trying (Demo)』。
この中からシングル・カットされたのは手ビュー曲の『She's Not There』である。(ボーナス・トラックにもシングル曲はあるが、オリジナル盤の収録曲からは1曲である。)本国イギリスでは最高位12位を、豪州では11位を、そしてアメリカとカナダでは共に最高位2位を記録する大ヒットになった。尚、ボーナス・トラックの『Tell Her No』もイギリスでは42位、アメリカとカナダでは共に6位を記録している。
お薦め曲(オリジナル盤の14曲からのチョイスです。)は、彼らの代表曲の1つである『She's Not There』、アメリカでは未リリースのシングルのB面の曲である『Woman』、3rd.シングルのB面曲の『What More Can I Do』、そして『Medley』と『I Got My Mojo Working』をピックアップしておく。
本アルバムが発表された時期は、(第一次)ブリティッシュ・インヴェージョンの波に乗って、本国イギリスよりもアメリカでの方がより大きなヒットになったのだが、ロックンロールにジャズやクラシックの要素を取り込んだ独自のサウンドは'60'sサウンドらしいものであるが、その魅力は発表から40年以上が流れた現在でも色褪せていない。
また、結局は空中分解することになったが、2nd.アルバムの評価が高いが、本アルバムも内容の方は充実していて、魅力あふれるアルバムとして仕上がっている。ということで、ブリティッシュ・インヴェージョンに関係するバンドの中でも彼らはしっかりと聴いておきたいバンドであり、本アルバムも外さないで聴いておきたいところである。じっくりと堪能しましょう。
Begin Here: Complete Decca Mono Recordings
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Repertoire
- 発売日: 2011/02/15
- メディア: CD
ケータイ刑事銭形零25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形零」の第25話(2nd.12話)「銭形零の殺人!? ~警視庁密室殺人事件」の「裏ネタ編」の5回目の増補となる今回は、この物語に登場した食べ物関係から「カツ丼」について、「ご飯粒」について、「おやつ」について、「リンゴ」について、そして零ちゃんはここを利用したことから「給湯室」について記します。尚、「カツ丼」は「零・7話[裏ネタ編]PART 8」で、「リンゴ」は「零・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/15付です。)
「カツ丼」:丼料理の一つであって、丼飯の上に調理した豚カツを乗せたものである。尚、豚カツの調理については地方によって多少の違いがある。(共通しているのは豚カツという所だけである。)
代表的なものは、豚カツを出汁と砂糖と醤油、みりんなどで煮て、卵とじにしたものを具材として丼飯の上に乗せたものである。具としては、タマネギなどが入れられることが多いが、カツ以外の具材は無しというものもある。→「カツ丼」と言うと普通はこの種の「卵とじ」のものを指し、異なるバリエーションのものは「○○カツ丼」と呼ばれるのが一般的である。
卵とじにしていないカツ丼では、丼飯の上に豚カツを乗せて、ウスターソースをベースとしたソースをかけたものがある。(「ソースカツ丼」と呼ばれている。)尚、これにはご飯と豚カツの間に千切りにしたキャベツを入れる地域と入れない地域とがある。また、これの変形というものとして、かけるソースが独特のものというものが数多くある。(ドミグラス、タルタルソース、醤油ベースのソースなどをかけたものがある。また、塩だれ、味噌などを使ったものもある。)
また、丼飯に乗せた後では、トッピングとしてグリンピースが用いられることが多いが、これも特に決まりはない。(トッピングをしない所もあれば、色々なものをトッピングとする地域もある。)
刑事ドラマでは、取り調べというと「カツ丼」というのが定番となっていて、この物語をはじめ、「ケータイ刑事」シリーズでも何度か登場している。現在、「刑事ドラマの取り調べでカツ丼」と言うのは、「映画館ではポップコーン」「野球観戦にはビール」というのと同様にお約束になっている。
カツ丼が定着した経緯は、元々は戦後の貧しい時代を舞台にした刑事ドラマで、貧しさから盗みを働いた被疑者が、刑務所に入ると御馳走であるカツ丼は二度と食べられなくなるだろうということで、刑事の安月給からカツ丼の出前を注文し、それを被疑者に食べさせると、その情にほだされた被疑者が自供するということから来ている。そして、このドラマに対して尾びれ背びれが付き、いつしか定着することになった。また、これはパロディとしても広がっているので、現在、警察では「取調中の食事はカツ丼」「自白するとカツ丼を食べさせてもらえる」という誤解が広がっている。→現実の警察では、取り調べの際、専用の弁当が出ることになっているので食事は食べさせて貰えるが、カツ丼ではない。また、カツ丼が食べたければ、それを注文することは出来るが、刑事が自腹を切ってとか、警察の費用でということではなく、代金は注文した人の自己負担となる。(その時は支払わなくても、後から出前で取ったものの料金を請求されることになる。)尚、警察が費用を負担しないのは、警察がこの費用を負担した場合、この行為が「利益誘導」と判断されて、裁判で自白は利益誘導によって行われたものであるので証拠として採用されず、無罪となったという判例が実際にあるためである。(小額であっても、「利益誘導」と判断されることはあります。)
また、刑事ドラマでは取調室で食事をしているが、実際の警察では取調室での飲食は行わず、食事をするのは留置場の中でと言うことになる。また、自己負担で注文する場合は「カツ丼」に限らず、例えば「牛丼」などでも全く問題は無い。(但し、出前の注文をする店のメニューにあることが前提ですが...)
現実の世界では「取調室の食事≠カツ丼」であるが、フィクションの世界では「取調室の食事=カツ丼」でも宜しいかと...
英語をはじめ、殆どの言語では日本語をローマ字表記とした「Katsudon」という。また、中国語では「豬排蓋飯」と言う。
「ご飯粒」:ご飯の粒のこと、飯粒のことである。言うまでもなく、イネの果実である籾を精米したコメを炊いたものである。(炊いていない米の場合は「米粒」と言うのが一般的である。)
昔は、米粒には神様が宿っているので、食べ残しをしたらバチが当たる、と言われていた。(食器に一粒でも残っていたら、それは「食べ残し」とされた。→「もったいない」精神が出ているところでもある。)
英語では「Grain」、ドイツ語では「Korn」、フランス語では「Grain」、イタリア語では「Grano」、スペイン語では「Grano」、ポルトガル語では「Grão」、中国語では「飯粒」と言う。
「おやつ」:漢字では「御八つ」と記す。また「お八つ」という表記もある。しかし、一般的にはひらがな表記の「おやつ」が用いられる。
午後の間食のことである。「八つ」と言うのは時刻の「八つ時」という意味であって、午後2時前後のことである。これは、昔の日本では1日2食で、朝食と夕食というのが一般的であった。しかしこれでは、午後になるとお腹が空くということで、八つ時に休憩して間食していたことから、このように呼ばれるようになった。
明治以後は1日3食(朝昼晩)が定着するようになり、そうなると八つ時の間食も時間が繰り下がって午後3時ごろが標準的なものになった。が、言い方は以前の通りの「おやつ」と呼ばれ続けることになった。尚、午後3時ごろに食べる間食と言うことで「お三時」という言い方も生まれているが、「おやつ」に取って代わるようにはなっていない。
また、八つ時に取らなくなってからは、午後3時ごろ以外の間食についても「おやつ」と言うようにもなった。
英語では「Snack」、ドイツ語では「Kleinigkeit」、フランス語では「Collation」、イタリア語では「Spuntino」、スペイン語では「Bocado」、ポルトガル語では「Lanche」、中国語では「點心」と言う。
「リンゴ」:漢字では「林檎」と「苹果」という表記があるが、漢字で記す場合は「林檎」が一般的である。また、カタカナ表記の「リンゴ」、ひらがな表記の「りんご」の両者も広く使われている。その果実を食用としていて、世界的にも広い範囲で利用されている植物(果物)である。
植物学的にはバラ科リンゴ属に属する落葉高木である。成木は数m程度から10m弱にまで育つ。葉は楕円形で白毛が多いという特徴がある。また、春に白い5弁の花をつけ、夏から秋に果実が熟す。尚、食用に利用される果実は円形であって、熟すと赤色になる。また、品種が多いことでも知られている。
原産地は中央アジアであるが、現在では世界中に広がって広く栽培されている。特に温帯地域から寒帯地帯で広く栽培されている。(暑さには弱いので、熱帯地方での栽培はないが、亜熱帯では栽培されている。)
日本には明治初期に導入されていて、主に冷涼な地方(青森、長野が主な産地になっている。)で栽培されている。果物の中では蜜柑に次いで生産高が多いものである。
尚、俳句の世界では「りんご」「リンゴ」「林檎」「紅玉」などは全て秋の季語であるが、「林檎の花」は春の季語である。(花は春に咲くためであるが、「リンゴ」が秋の季語なのは、果実が秋に収穫されるためである。)
英語では「Apple」、ドイツ語では「Apfel」、フランス語では「Pomme」、イタリア語では「Mela」、スペイン語では「Manzana」、ポルトガル語では「Maçã」、中国語では「蘋果」と言う。
「給湯室」:お湯を供給する設備がある場所のことである。お湯を供給する給湯器だけでなく、簡単なコンロや水道設備が整っていて、ちょっとした炊事が出来るようになっている。(冷蔵庫も設置されているのが一般的である。)
職員がコーヒーやお茶などの飲み物を入れたり、昼食時のお茶を作ったりするための設備であって、事務所には福利施設の一つとして必ず設けられている設備の一つである。
また、給湯室はちょっとした休憩コーナーにもなっていて、ここでは所属部署を越えた職員同士の交流の場にもなっている。(休憩コーナーや喫煙ルームも交流の場になっているのと同様である。)
英語では「Hot Water Supply Room」、ドイツ語では「Heißes Wasser Liefert Zimmer」、フランス語では「Pièce de la Provision de l'eau Chaude」、イタリア語では「Stanza di Approvvigionamento di Acqua Calda」、スペイン語では「Cuarto del Suministro de Agua Caliente」、ポルトガル語では「Quarto de Provisão de Água Quente」、中国語では「給湯室」と言う。
なぜ取り調べにはカツ丼が出るのか? (メディアファクトリー新書)
- 作者: 中町綾子
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/12/21
- メディア: 新書
丼ぶり屋さん ストラップ シークレット 入 11種 親子丼 天丼 全11種 1 牛丼2 親子丼3 焼肉丼4 カツ丼5 ソー
- 出版社/メーカー: #N/A
- メディア: おもちゃ&ホビー
新背景カタログ カラー版〈3〉オフィス編―エントランス・ロビー・受付・会議室・デスクスペース・休憩室・給湯室ほか
- 作者:
- 出版社/メーカー: マール社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本