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「男の紋章」(その5) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローの第12弾として記している「男の紋章」シリーズであるが、今回からは第3部に突入する。(竜次の大島組と母・きよの村田組が合併しての物語となる。)で、第3部は1965年に製作された4本からなるが、その中から前半の2本について取り上げる。

シリーズ第7作男の紋章 喧嘩街道
作品データを記しておくと、1965年の日活製作の作品で、時間は95分である。監督は滝沢英輔、脚本は甲斐久尊、撮影は高村倉太郎、美術は小池一美、音楽は鏑木創である。そして出演は、高橋英樹、笹森礼子、和泉雅子、藤竜也、堺正章、深江章喜、近藤宏、弘松三郎、玉川伊佐男、草薙幸二郎、河上信夫、玉村駿太郎、小泉郁之助、天坊準、桂小金治、山内明、谷村昌彦、加藤嘉、轟夕起子、たちである。

村田きよの長年の念願であった村田組と大島組が合併し、大島竜次が村田組の三代目を襲名、きよは引退する。が、竜次はその名前に甘えることを嫌い、修業の旅に一人で出る。これを知った敵対している花岡興業は、これを絶好の機会と捉えて、竜次を消すために刺客を送る。そんな中、竜次を慕う若い支が村田組をわざと波紋になって竜次の後を追う。で、少人数になった村田組は引退したきよも口を出すことなく窮地に陥る。旅先で対立する2つの組の争いの仲裁に入った竜次の元に、花岡興業によって村田組が窮地に陥っていることを知ると、飛んで帰り、花岡興業に乗り込むが...

大島組と村田組が合併、竜次が跡目を継ぐ、ということで今までと背景が大きく変わったが、物語は基本的に同じである。しかし、最初の頃と比べると随分と貫禄がついたものです。シリーズ全10本の中ではしっかりとチェックしておきたい作品である。

シリーズ第8作男の紋章 流転の掟
作品データを記しておくと、1965年の日活製作の作品で、時間は88分である。監督は滝沢英輔、脚本は甲斐久尊、撮影は高村倉太郎、美術は小池一美、音楽は鏑木創である。そして出演は、高橋英樹、和泉雅子、川地民夫、太田雅子、西尾三枝子、近藤宏、弘松三郎、富田仲次郎、嵯峨善兵、三島雅夫、雪丘恵介、柳瀬志郎、紀原土耕、伊丹慶治、明石潮、大町文夫、伊藤寿章、桂小金治、谷村昌彦、井上昭文、轟夕起子、たちである。(「太田雅子」という名前があるが、彼女は後の梶芽衣子である。この当時はデヴューしたばかりであって、本名を芸名としていた。)

修行の旅を続ける竜次に恨みを持っていた花岡興行は3人の刺客を送る。そのあまりのしつこさに竜次は怒り爆発、血祭りに上げ、服役することになる。数ヶ月後に出所した竜次だったが、組には戻らず、旅を続ける。旅先で竜次は、その刺客の妹が借金の形として遊郭に売られそうになっていることを知り、助けようとする。また、彼女の後見人は命を狙われる。で、竜次がそれを解決しようとして乗り出す、という物語である。

基本的に、前作と同じパターンの物語であり、同じことが繰り返されている。よって、見ても見なくても良いような作品になっているのが惜しい所である。梶芽衣子さん(太田雅子)も出番はそんなに多くない。しかし、「太田雅子」名義の出演作はそんなに多くないので、梶さんファンはチェックしテオ射手もよろしいかと...(デヴューしたばかりであって初々しさがあります。)

お決まりのパターンで展開する物語は、ある意味では安心して見ていられるということになるが、本作では、大島組と村田組が合併して新たな展開となったのだから、もう少し考えて貰いたかった所である。今回の2本だったら、その重責というのも理解できるが、設定を十分生かし切っていない所があり、もったいないところである。(ということもあるのか、シリーズも完結に向かって進んで行くことになります。)

 

↓本シリーズは第1作しかソフト化されていません...

男の紋章

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 1991/03/08
  • メディア: ビデオ

男の紋章

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 1991/03
  • メディア: 単行本

↓今回は「太田雅子」名義での出演作を...

絶唱

絶唱

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2007/05/03
  • メディア: DVD

夜霧よ今夜も有難う

夜霧よ今夜も有難う

  • 出版社/メーカー: 日活
  • 発売日: 2003/07/17
  • メディア: DVD


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恋する日曜日・3rd.8&9話「はじめての恋」[追加版] [ドラマ]

MBSの放送ではお薦め作品の時のみ、「[追加版]」として記している「恋日・3rd.」であるが、今回の物語は、「恋日・3rd.」では全部で3編ある前後編のある物語の2つ目の「はじめての恋」です。また、この物語は「恋日・3rd.」は主演が若い、という特徴があるが、それを象徴する物語であり、松元環季ちゃんである。(撮影時は7歳、その後に誕生日を迎えて、現在8歳。「恋日・3rd.」では、最年少の主演である。)尚、BS-iの本放送時に記した物は、「前編」はここをクリック、「後編」はここをクリック、してご覧下さい。

テーマ曲は「キテレツ大百科」から『はじめてチュウ』である。(当然、前後編とも共通である。)主人公が小学1年生の女の子と言うことで、雰囲気もよく、ピッタリという感じの選曲である。物語の方は、前編は、小学生の女の子らしい淡い初恋の物語である。大事な男の子が転校していくことになるが、自分のお誕生会には来てくれる、と約束したが、結局来なかった。ということで、小学生の女の子らしい描き方がされている。一方、後編になると、「はじめてのおつかい」と言った様な雰囲気の物語になり、主人公の女の子が手紙を貰ったことからプレゼントの手編みのマフラーを届けるという物語である。実際はお母さんがずっと見守っていたのだが、これがまた微笑ましくなるような見守り方で、とっても良い物語である。

主演は子役としてはそれなりのキャリアのある松元環季ちゃん。実に良い表情をしていて、演技の方もなかなか上手い。(1本、2本ならともかく、数年のキャリアのある子役の子は、やっぱりしっかりした演技をするものです。そもそも、確かな演技力を持っていなかった、数年も子役を続けていくことは出来ない。)本作の後、「仮面ライダー電王」に出演することになったが、そちらでは彼女が一番演技が上手いと感じさせるだけの実力がある。BS-i作品に出演したということで、将来の「ケータイ刑事」候補としてエントリーしたと言ってもいいでしょうが、襲名したら「」「」のあおいさん芽以さんに負けない魅せる演技が期待できるでしょうね。(しかし、他の作品のように、物語の進展と共に成長していく姿を見ることは出来なくなるでしょうが...)

それでは物語の方を簡単に。(以前記したものをベースに、長くなるのでまとめました。)
小学1年生の中村恵理香(なかむら・えりか)はおしゃれに目覚めはじめたばかりの女の子で、朝ご飯前に鏡の前で髪を整えている。が、気に入った髪型に出来ない。そんな所に、単身赴任中の父から電話があり、誕生日のプレゼントに洋服をおねだりする。更に、学校に行くために家を出る所でも、ママに新しい靴をおねだりしていた。「誕生日プレゼント」ということでママが認めてくれるとご機嫌になって学校に行く。

登校途中で親友のまどかと一緒になり、まどかが履いている靴を気に入った恵里香は、それと同じのをママに買ってもらうと決めた。更に二人は恵理香のお誕生会の話しをしていたが、そこにサッカーボールが転がってくる。ボールは同じクラスの山川俊太のボールであり、直ぐに俊太がやってくる。恵里香はボールを蹴って返そうとするが空振りで転んでしまい、まどかがボールの来た方向とは逆の方向に蹴ってしまう。ボールを取ってきた俊太はそんな二人をからかいながら、子供の口喧嘩になる。(魚の名前を言い合っているだけだが、子供らしくてほのぼのとしたもので、微笑ましくなってしまいます。)喧嘩をするほど仲が良いと言うが、恵里香は俊太のことが気になっていたのだった。

学校から帰ってきた恵里香は、ママに買ってきてもらった色紙を使って、お誕生会の招待状を作り始める。ママは「誰を呼ぶの?」と尋ねると、仲の良い女の子の友達の名前を次々と言う恵理香。そして「あと、男子も」と言い、「あと、俊太」と言って、俊太の名前を口にした。

数日後、恵理香は2階の押入れに大きな紙袋を発見し、それを抱えてママの元にやって来ると「これ、何?」と嬉しそうに尋ねる。「見つかっちゃった。内緒」と言うママだったが「教えて」と言う恵里香に「恵里香のお誕生日プレゼント」と話す。恵里香は「開けていい?」と尋ねるが「だめ、お誕生会の時にね」と言うママ。これに「意味無い。だって恵里香、お誕生会の時に着たいもん」ということで、開けることを許すママ。で、さっそくその洋服を着た恵里香は鏡の前でご機嫌だった。

別の日、恵里香は男の子たちが公園でサッカーをしている所にやってくる。俊太が側にやって来て、恵里香の誕生会に翔を呼ぶと知ると、直ぐに冷やかしを始める。で、翔への招待状を奪い取る俊太だったが、その下に「しゅんたくんへ」という招待状を見て、俊太も喜びの表情を見せる。恵里香は用件を済ませたと言うことで帰ろうとするが、招待状を見た俊太は「4日?俺、行けるかな?」と言う。で、立ち止まって振り返った恵里香。俊太は「引っ越すんだ。転校するんだ」と口にした。これにショックを受けた恵里香だった。(4日は俊太の引っ越しの日です。)

恵里香はショボンと落ち込んで家に帰ってくる。ママが優しく理由を尋ねるが、答えられない恵里香に色々と言うママ。で「俊太くん、お誕生会に来られないとか?」と言う言葉に大泣きする恵里香だった。

翌日、恵里香は公園で一人サッカーボールで遊んでいる俊太と話し、俊太が「(お誕生会に)行くよ」と言ったことから恵里香の表情が変わり、笑顔になり、「約束する」と俊太が言ったことで恵里香は安心した。

家に帰った恵里香はママが編み物しているのを目にすると「恵里香もしたい。編み物したい」と言い出した。「マフラーだったら出来るかもね」と言うママに「やる」と言う恵里香。そしてママに教わりながらマフラーを編み始めた恵里香は、それから編み物に夢中になり、学校が終わると走って家に帰ってきてはマフラー作りに没頭するようになった。

4日になり、恵里香のお誕生会の日がやってきた。恵里香はマフラーを完成させて、紙袋に入れて喜んでいた。で、招待した友達たちがやってきてお誕生会が始まった。しかし恵里香は元気がなかった。俊太が来ていなかったのだった。友達たちは盛り上がるが、恵里香一人だけ落ち込んでいたのだった。で、何やかんやでお誕生会が終わるが、恵里香は一人で部屋に戻ると、ベッドで泣き始めてしまった。

翌日の学校帰り道、落ち込んでいる恵里香は公園で男の子たちがサッカーをしているのを目にする。で、ボールが恵里香の前に転がってくる。そのボールを拾った恵里香がボールを欲見ると「SHUNTA」と書いてあった。男の子が「返せよ」と声を掛ける。これにまどかが「ねえ、俊太は?」と尋ねると「昨日引っ越したってさ」と答える。で、恵里香はとんでもない方向にボールを投げると、家に帰って行った。

夜、明日の用意をしている恵里香の所にママがやってくる。「俊太くんもに会えなかったのは残念だったけど...」と切り出すママに、「約束したのに...」と言う恵里香。これにママが「恵里香は離れていても、ずっーとお友達でいてあげるよって思ってあげなきゃいけないんじゃない。俊太くん、新しい所でいっぱいお友達作って、元気で頑張ってって思ってあげなきゃいけないんじゃない。そういう気持ちで一生懸命マフラー編んであげたんでしょう。」この言葉に恵里香も「うん」と気持ちの整理が出来たようだった。

翌日、学校から帰ってきた恵里香がポストを見ると、俊太からの手紙が届いているのに気づく。(恵里香の住んでいるところは、「さいたま市中央区」でした。)で、直ぐに開いて読み始める。「お誕生日おめでとう。誕生会に行けなくてゴメンね。俊太」という文面に恵里香は封筒の住所を見て俊太の住所が「(東京都)北区」だと知る。で、そのまま家を飛び出して(この時、一緒に手に取った他の郵便物は落としていくが、それには気づかない恵里香だった。)別れたばかりのまどかに追いつき、「北区」のことを尋ねる。まどかには北区に従姉妹がいるということだったが、北区についてはよく分からない。でも「バスに乗れば着くんだよ」と言わまどかに、恵里香は喜んで家に走って帰る。

部屋に駆け込むと、貯金箱のお金を取り出して、マフラーを入れた紙袋と俊太からの手紙を手にして、直ぐに飛び出して行こうとする。ママが「何処行くの?」と尋ねるが「北区!」と元気いっぱいに言うと、そのまま家を飛び出して行った。

家の近くのバス停でバスを待つ恵里香。少しすると川口駅西口行きバスがやってきた。バスが停まってドアが開く。意を決してバスに乗り込む恵里香。そしてバスが動き出した。しかし恵里香はバス停に立ったままで、バスには乗らず、目からは大粒の涙を流していた。(運転手さんに「北区」には行けないと教えられたんですね。)

「前編」はここまでで、Aパートが約9分、Bパートが約17分で、Aパートが10分に満たないのは珍しいことでした。テーマ曲はエンドロールの部分で流れたが、主演の環季ちゃんの歌ではなく、オリジナル版でした。

「後編」は、テーマ曲の解説が無く、その部分に前回の簡単なあらすじが入る。(これは「恋日」においては「前後編」の物語の時のお決まりである。)

恵里香のママが飛び出した恵里香を捜していて、バス停からしょんぼりして戻ってくる恵里香を見つける。ママの顔を見たことで安心した恵里香は思いっきり泣き始め、それを優しく抱きしめるママ。事情を聴くと、俊太がお誕生会に行けなかったことを気にしていたと知り、恵里香はバスに乗って会いに行こうとしたのだった。

夜。ママは恵里香のお誕生会の写真をパソコンで整理していた。そこに恵里香がやってくると「俊太くんにマフラー渡したい」と言う。ママは「宅配便してあげようか」と提案するが「ううん、会いに行きたい」と言う恵里香。「ママが一緒に行ってあげる」と言うママに「恵里香、一人で行く」と言い、一人で行くと強く主張する。恵里香はこれまでに買い物も一人で行ったことがなく、ママは「ダメ」と言うが「絶対できるもん」と譲らず、結局ママが根負けして、一人で行くことを許した。

おばあちゃんが貸してくれた携帯電話の使い方を教わり、試しに家の電話掛けてみる恵里香。(笑顔が可愛い。)ママと約束「1つ、何かあったらバスの運転手さんに言う、2つ、知らない人に絶対に付いていかない、3つ、知らない人に物をもらわない、4つ、困ったことがあったら直ぐ電話をする」をすると、ママの作った弁当を持って恵里香は一人で出掛けていった。

バスが来ると恵里香は運転手さんに「川口駅西口で降りたいんですけど」と言う。運転手さんは「着いたら教えてあげるよ」と優しく言ってくれる。そしてバスは動き出す。途中に止まったバス停で降りる乗客に付いていって降りようとする恵里香だったが、運転手さんがそれに気づいて「お嬢ちゃん、まだだよ」と教えてくれる。(こういうのって、実に良いですね~)やがてバスは終点の川口駅西口に到着し、バスから降りていく乗客たち。しかし恵里香はバスから降りない。運転手さんがやってきて「お嬢ちゃん、着いたよ」と言って起こしてくれる。(いつの間にか寝ていた恵里香でした。)で、バスを降りた恵里香は携帯でママに電話を入れた。次の行き先を色々と指示するママ。(ここでバスの乗り換えをします。)恵里香は言われた乗り場に停まっているバスに乗り込むと、運転手さんに「赤羽行きのバスですか?」と尋ねる。運転手さんは「違いますよ。次に来るバスだよ」と優しく教えてくれた。で、バスを降りて次のバスを待つ恵里香。次のバスがやってくると、乗り込み、運転手さんに「赤羽行きのバスですか?滝野川6丁目で降ります」とママに言われた通りにしっかりと言う恵里香でした。

滝野川6丁目に着いてバスを降りた恵里香は、直ぐにママに電話を入れた。で、そこからの行き方を教えるママ。(色々と下調べをしていなければ分からないことまで言っています。)で、次の目標はお風呂屋さんということで、「お風呂屋さんの前に着いたら、また電話してね」とママ。これに「うん、分かった、バイバイ」と言って電話を切った恵里香は元気よく言われた通りに進んでいく。

商店街を抜けた恵里香はお風呂屋さんを捜すが見つからない。「ゆ」と書かれた暖簾の前をお風呂屋さんだと気づかずに通り過ぎていく恵里香。(やっぱり、今の子供には銭湯というのは分からないんでしょうね...)その先まで言った恵里香だったが、迷ってしまって、携帯でママに電話をする。

「お風呂屋さんの前から電話してと言ったでしょう。今、何処にいるの?」とママ。(ということは、ママは恵里香がお風呂屋さんの前にいないと分かっているこになる。)これに「分かんない...」と泣きそうに言う恵里香。「何か目印になる物あった?」とママに言われて「「ゆ」って書いてあった」と言って見るところはしっかり見ていました。すると「それがお風呂屋さん」とママが教えてくれる。「知らないよ」と文句を言う恵里香だったが、今時の子供です。で、お風呂屋さんまで恵里香は戻る。

再び電話する恵里香に「その側に焼き芋屋さん、見える?」とママ。で、焼き芋屋さんを捜す恵里香だったが、焼き芋屋さんと言うのは車の焼き芋屋さんでした。で、次の行き方を指示するママだったが恵里香は「突当たり」の意味が分からなかった。で、「行き止まり」と優しく言い直すママ。(→子供に教えるには、優しい言葉を使わないとダメということを改めて教えてくれます。)

恵里香は焼き芋屋さんの様子を伺っていたが、おじさんが恵里香に気づいて「1個食べる?」と言ってくれたが「知らない人に物をもらっちゃいけないの」と言って断る恵里香でした。(ママとの約束をしっかり守っています。)で、走り出す恵里香。が、今度は突当たりに辿り着かない。「突当たり、遠いよ~」とぼやきながら歩いていると、携帯が鳴った。出ると「突当たりに着いた?」と尋ねられるが「全然着かない...」とぼやく恵里香。で、「焼き芋屋さんまで戻って」とママが言うが「また?もう、疲れた~」と弱音を吐く恵里香。すると「止める?もう諦めて帰ってくる?」とママ。すると「止めない」と恵里香。(やっぱりママですね。娘の操縦法はちゃんと分かっています。)で、ゆっくりと戻り始める恵里香だったが、直ぐにしゃがみ込んでしまう。が、犬に吠えられて、慌てて走っていく。

何だかんだで焼き芋屋さんの所に戻ってくると再び電話して、正しい道を教えてもらう恵里香。そしてようやく突当たりに到着した恵里香。すると携帯が鳴り、それに出る。「おめでとう、右を見てごらん。犬の置物があるでしょう。そこが俊太くんのマンションよ」とママ。で、そこに移動すると「304が俊太くんの部屋よ」と教えてくれるママだった。

マンションに入ろうとする恵里香だったが、ドアは開かなかった。(一戸建ての家に住んでいる恵里香には、マンションのドアの鍵のことは分からないのも当然です。)で「開かない...」としょんぼりする恵里香は携帯でママに助けを求めようとする。が、そこに一人の人が中から出てきて扉を開けた。すると、その扉が閉まらない内に駆け込んでいく恵里香だった。(なかなか知恵が働きますね...)

エレベータに乗って3階にやってきた恵里香は304号室を捜す。が、304号室の表札には「渡辺」とあった。(俊太の苗字は山川です。)で、他の部屋を捜す恵里香だったが「山川」という家はなかった。で、ママに電話をして「304じゃないよ、山川って書いてないもん」と伝える恵里香。これに「でも、そこのはず何だけどなぁ。何て書いてある?」とママ。しかし「渡辺」という漢字が読めない恵里香は「ちょんちょんちょん、…」と言うが上手く伝えられない。ママは「どうするか決めたらまた電話して」と言う。(流石に、カメラで撮影してメールで送るとか、TV電話(FOMAだからTV電話は使えます)という発想はできない恵里香です。→そこまでママも教えていないんですね...)

恵里香は再び304号室の前に行く。で、一度は止めようとするが、意を決してチャイムを鳴らした。すると出てきたのは俊太だった。「恵里香?」と言う俊太に「俊太」と言う恵里香。「どうしたんだよ。何しに来たんだよ」と俊太。これに「別に」と答える恵里香。しかし俊太は「帰れ、帰れよ」と怒り出す。で、恵里香は半べそ状態で駆け出してマンションから出て行った。俊太は「おい」と待ったを掛けるが、走っていく恵里香。で、後を追いかける俊太。

追いついた俊太が「バカ」と言ったことから、口喧嘩が始まり一気に以前のようになる二人。で、俊太は新しい学校に恵里香を連れて行った。学校のことを尋ねる恵里香。そこに「渡辺、一緒に遊ぼうぜ」と新しい学校の友達が声を掛ける。これに「渡辺?」と恵里香。すると「だから嫌だったんだ」と言う俊太。「俊太、山川でしょう?」と言う恵里香に「もう違うんだ」と言う俊太。(→俊太の両親が離婚して、母の旧姓である渡辺になったのでした。)で、色々と話しをする二人。

帰り際、バス停でバスを待っていると、恵里香は手編みのマフラーを俊太に渡す。それを出した俊太は「長げぇ~」と言う。恵里香は「大人になっても使えるように」と言う。(本当に微笑ましい二人です。)バスがやってきて乗ろうとする恵里香は「遠くてもお友達だから」と言うと「このマフラー、大人になっても使うから。ずっとずっと持ってるから。ありがとう」と俊太。で、笑顔の恵里香は俊太にチュウすると「じゃあね」と言ってバスに乗った。走り出すバスを追いかけて走る俊太と「バイバイ」と手を振り続ける恵里香だった。

で、そのバスの最後尾の席には変装したママが乗っていました。(やっぱり、娘のことを側で見守っていました。)恵里香は運転手さんの所に行くと「川口駅西口で降ります」と伝えた。で、後ろの席に歩いてくる恵里香に気づかれないように顔を隠すママは微笑んでいました。途中の席に座った恵里香はママが作った弁当を広げて、おにぎりをパクリ。そして満足そうな良い笑顔を見せていました。

後編は、Aパートが約16分半弱、Bパートが約9分半強で、前編と時間配分がほぼ逆になっていました。テーマ曲「はじめてのチュウ」はエンドロールで流れ、最後に「このドラマはフィクションです。ドラマのストーリーは、主題曲の作品とは一切関係ありません」というものも1&2話以外の共通事項です。(1&2話では「はいからさんが通る」という文字が入っていました。)

前編は小学生の女の子らしさがたっぷりと出ていて、後編は「はじめてのおつかい」という雰囲気に満ちていた物語で、色々と感じさせた物語でした。派手な所は一切なく、本当に小さな幸せですが、見終わった後でちょっぴり幸せを感じられるのが「恋日」の良い所であり、この物語はそんな「恋日」の王道を行く物語でした。誰でもこれに似た経験はあるでしょうし、環季ちゃんは背伸びをすることなく、自然でとてもいい演技を魅せてくれました。(将来が楽しみです。)

次回の物語は「41歳の春」という物語である。「ケータイ刑事」でお馴染みの金剛地武志さん(柴田太郎)、クイーン女優・宝積有香さん、佐藤二朗さん(佐藤公安/遠州理津/ゴ様/ニセ零・雷、他)、大堀こういちさん(柴田束志)、滝本ゆにさん(主婦/泪ちゃんの担任の先生/ミセス・ボロンコ、他)、林和義さん(OPのナレーション/ポアレ/ボアロ/他多数)という顔ぶれが集うと言うことで、「ケータイ刑事・脇役オールスターズ」が大集合という物語です。テーマ曲は「元祖天才バカボン」から『元祖天才バカボンの春』という渋い曲で、タイトルの「41歳の春」というのはサビの部分の歌詞でもあります。)尚、主人公の年齢がとても若い「恋日・3rd.」であるが、次回の主演は金剛地さんということで、「恋日・3rd.」では最高齢の主演者ということになります。(環季ちゃんの約5倍ですし...)ということで、次回も「追加版」を記す予定です。

 

 今回のテーマ曲関係。(内容は無関係ですが...)

キテレツ大百科 スーパーベスト

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  • アーティスト: CHICKS, ユカ, TOKIO, 堀江美都子, 山田恭子, 藤田淑子, 小山茉美, 内田順子, あんしんパパ, 守谷香, 坂上香織
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/01/21
  • メディア: CD
はじめてのチュウ

はじめてのチュウ

  • アーティスト: トーマス・マッケルロイ, 阿部潤, 大野裕一, デヴィッド・フォスター, 宮地大輔, LUV and SOUL, 実川俊晴
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: CD
キテレツ大百科 DVD BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ファイブエース
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キテレツ大百科 DVD BOX 2

  • 出版社/メーカー: ファイブエース
  • 発売日: 2003/08/27
  • メディア: DVD

キテレツ大百科 DVD BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ファイブエース
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新キテレツ大百科 1 (1) (てんとう虫コミックス)

新キテレツ大百科 1 (1) (てんとう虫コミックス)

  • 作者: 藤子 不二雄F
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1989/11
  • メディア: 新書

↓松元環季出演作

レ・ミゼラブル 少女コゼット 1

レ・ミゼラブル 少女コゼット 1

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

↓雰囲気はこんな感じかな...

はじめてのおつかい

はじめてのおつかい

  • 作者: 筒井 頼子, 林 明子
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • 発売日: 1977/04
  • メディア: -

はじめてのおつかい

はじめてのおつかい

  • 作者: 渡辺 祐子
  • 出版社/メーカー: 日本テレビ放送網
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

↓「恋日」関係

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBSビデオ
  • 発売日: 2004/11/05
  • メディア: DVD

恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

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  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/02/07
  • メディア: DVD

恋する日曜日 文學の唄 ラブストーリーコレクション

恋する日曜日 文學の唄 ラブストーリーコレクション

  • 出版社/メーカー: KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(D)
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: DVD

恋する日曜日

恋する日曜日

  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/01/11
  • メディア: DVD

恋する日曜日 私。恋した

恋する日曜日 私。恋した

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: DVD

ゆらゆら ~南Q太セレクション

ゆらゆら ~南Q太セレクション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/08/26
  • メディア: DVD


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POINTER SISTERS『HAVING A PARTY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼女たちの4枚目のアルバムである。1975年のアルバム「STEPPIN'」が高い評価を得て、それ以来となる2年ぶりのアルバムである。尚、本アルバムを最後にボニー・ポインターが脱退することになるので、4人組としては最後のアルバムと言うことになる。(と同時に、次のアルバムからはレコード会社を移籍することになり、サウンドの方も変わっていくことになる。)前作が高い評価を受けたこともあって大いに期待されたアルバムであったが、セールスの方は大きく裏切ることになり、売れなかった。(Billboardのアルバム・チャートでは最高位176位でした。)

収録曲は以下の全7曲である。『Having A Party』『Don't It Make You Crazy』『I Need A Man』『Waiting On You』『I'll Get By Without You』『Bring Your Sweet Stuff Home To Me』『Lonely Gal』。

この中からは、『Having A Party』と『I Need A Man』がシングル・カットされている。しかし、特に大きなヒットとなることもなかった。

本アルバムからのお薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Having A Party』、『Waiting On You』『Bring Your Sweet Stuff Home To Me』『Lonely Gal』という所をピックアップしておく。

彼女たちは、'80'sに入ってからの報がソウルフルであり、しかも流行りのメロディを取り入れたビッグ・ヒットを何曲か放っていて、メンバーは3人で、そちらのイメージが強くあるが、本アルバムまでは4人であり、サウンドの方もディスコ調ではなくてカントリー系に近いものであり、ノスタルジックな所があるとても聴きやすい者である。派手さは無いが、彼女たちの奏でる綺麗なハーモニーに酔いしれるのも良いでしょう。手にはワイングラスでも持ちながら...

 

Having a Party

Having a Party

  • アーティスト: The Pointer Sisters
  • 出版社/メーカー: Select Direct
  • 発売日: 2006/12/01
  • メディア: CD


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「NAKED SPACE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1983年の映画「レスリー・ニールセンの裸の宇宙銃(スペースガン)を持つ男」である。日本では劇場未公開であり、TVで放送された時は「裸の宇宙銃を持つ男」というタイトルで、ビデオ化された時には「SFエイリアン天国」というタイトルになったいきさつがある。内容は「裸の銃を持つ男」シリーズと同様の映画のパロディがたっぷりとあるドタバタ・コメディ作品である。ある意味では「裸の銃を持つ男」シリーズの原点とも言うことが出来るが、「裸の銃を持つ男」のザッカー兄弟たちは本作には絡んでいない。(当然ながら、あのドレビン警部は登場しない。)

作品データを記しておくと、時間は91分、製作はマーク・ハガード、製作総指揮はマイケル・S・ランディスとアルバート・スチュワート、監督と脚本はブルース・キンメル、音楽はデヴィッド・スピアーである。そして出演は、シンディ・ウィリアムズ、レスリー・ニールセン、ゲリット・グレアム、パトリック・マクニー、ロン・クロウスキー、ブルース・キンメル、たちである。

宇宙船めまい号の船内で、ある星で採取したゼリー状の生物が恐ろしい生物に変貌してしまった。謎のその異星人とクルーたちが実にお馬鹿な攻防を繰り広げていく...

ニールセンは宇宙船めまい号のジャームズ船長を演じているが、キャラクターは後の「裸の銃を持つ男」のドレビン警部と同じである。また、本作のベースにあるのは映画「エイリアン」であり、これを中心としたヒットした映画のパロディ・ネタが多数登場する。しかも、ミュージカル仕立てを意識していると共に、宇宙船内での物語ということで特撮も使われているが、それがチープなものであって、これも大いに笑わせてくれる。ということで、パロディ映画として求められる要素がしっかりと出てくる作品であって、何も考えずに笑った楽しむことの出来る大いなるおバカ映画である。

 

↓DVD化はされていません。(ビデオです。)

裸の宇宙銃を持つ男【字幕版】

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 1999/11/22
  • メディア: ビデオ

裸の宇宙銃を持つ男【日本語吹替版】

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 1999/11/22
  • メディア: ビデオ
↓本作の後にこのシリーズを楽しむというのもまた楽しい所です。
裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD

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「THE NAKED GUN 33 1/3: THE FINAL INSULT」 [映画(洋画)]

表題の作品は1994年のアメリカ映画「裸の銃を持つ男 PART 33 1/3/最後の侮辱」である。前作から3年ぶりに製作されたシリーズ第3弾であり、最終作である。(今回もタイトルの方は「PART 3」でしなくて「33 1/3」というように遊び心に満ちた物である。尚、33 1/3という数字からLPレコードの回転数だと気づけば、あなたはしっかりした人ということになります。)当然ながら、全2作と同様に数々の映画のパロディがたっぷりだが、今回は時事ネタまでパロッていたり、カメオ出演ということでハリウッドのスターたちが出てくるというのも、ファン・サービス精神に満ちていて楽しい所である。

作品データを記しておくと、時間は83分、製作はロバート・K・ワイスとデヴィッド・ザッカー、製作総指揮はジェリー・ザッカー、デヴィッド・ザッカー、ジル・ネッターというお馴染みのトリオ、監督はピーター・シーガル、脚本はパット・プロフト、デヴィッド・ザッカー、ロバート・ロキャッシュの3人、撮影はロバート・スティーヴンス、音楽はアイラ・ニューボーン、である。そして出演は、レスリー・ニールセン、プリシラ・プレスリー、ジョージ・ケネディ、O・J・シンプソン、フレッド・ウォード、キャスリーン・フリーマン、アンナ・ニコル・スミス、ピア・ザドラ、エレン・グリーン、エド・ウィリアムズ、たちである。また、カメオ出演しているスターの名前を記しておくと、シャナン・ドハティ、オリンピア・デュカキス、R・リー・アーメイ、モーガン・フェアチャイルド、エリオット・グールド、マリエル・ヘミングウェイ、バリー・ヒッキー、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ラクエル・ウェルチ、たちである。(凄い顔ぶれが集まっています。)

物語は、恋人のジェーンとの結婚を機に警察を辞めたドレビンは、妻が弁護士として働き、自分は主夫として家にいるという生活をしていた。そんな中、彼は元同僚の所長とノードバーグから捜査協力を頼まれ、引き受ける。で、彼が追うのは服役中の爆弾テロリスト・ロッコの恋人で、市庁舎爆破犯人の共犯者と目される看護師のタニヤだった。が、警察に戻ったら離婚すると言う妻に知られてしまい、ジェーンはを出て行ってしまう。で、ドレビンは警察に復職し事件を追うことになる。爆弾事件の首謀者はロッコであることが判明し、ドレビンはおとり捜査を志願して刑務所に入り、ロッコと接触しようとする。そしてロッコの信用を得ると二人で脱獄をして、ある山荘に向かう。一方、ジェーンはドレビンの残したメモから山荘の場所を知り、やはりそこに向かう。ロッコはアカデミー授賞式の爆破を狙っていて、ドレビンはそれを防ごうとするが...

ビッグ・スターたちのカメオ出演は、犯人がアカデミー授賞式を狙っているということで、授賞式に出席しているという形で出ているのだが、実に上手いアイデアである。が、あのドレビン警部のことだから、何事もなく終わるはずが無く、アカデミー授賞式が滅茶苦茶になると言うのはお約束。やっぱりこういう所は見ていても気持ちいい所である。

前作までと同様に、最初は何も考えずに笑って楽しみ、次はパロディの元ネタを探りながら楽しむということが出来るので、何度も楽しむことが出来る作品である。(パロディの元ネタを捜すには、それなりの映画の知識が必要であるのは言うまでもないですが...)

 

裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱

裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • 発売日: 2006/05/12
  • メディア: DVD

↓シリーズ第1作と第2作

裸の銃を持つ男

裸の銃を持つ男

  • 出版社/メーカー: Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD

裸の銃を持つ男 PART2 1/2

裸の銃を持つ男 PART2 1/2

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD


↓シリーズ全3作のセット

裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD


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BEST HIT USA 2007[2007/11/20] [音楽(etc.)]

いつものように、一番早い放送となる火曜日夜のBS朝日での放送において、「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心にON AIR曲と共に記します。今回は、曲は少なかったものの、情報が盛りだくさんでした。

最初は、「今日はいきなり、ゲストが来ています」ということで、(今回もまたも)ゲストでスタート。スタジオにやってきたのはニュー・アルバムを発表したばかりのKERI NOBLEでした。ON AIR曲は『Watch Me Walk』でした。続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは今回もお休みで、「COUNTDOWN USA」の20位から11位までの発表へ突入しました。で、CMを挟んでの「STAR OF THE WEEK」のコーナーは、4年ぶりに3rd.アルバムを発表したALICIA KEYSということで、インタヴューがあり、ニュー・アルバム「AS I AM」、シングル『No One』について語り、それから『No One』がON AIRされました。

これに続いては「C/D USA」の10位から4位までの発表で、CMを挟んでからが「TIME MACHINE」のコーナーです。今回の「TIME MACHINE」のコーナーは、11/20ということで、以下の6件が紹介されました。

1968年:MONKEESの初主演劇場用映画「HEAD」がロスでプレミア上映される。全3話のオムニバス映画で、劇中で彼らの演奏が楽しめる、1969年:JEFF BECKがロンドンでハンドル操作を誤り追突事故を起こす。全治3ヶ月の重傷で、翌年2月にようやく退院した、1973年:THE WHOのサンフランシスコ公演で、ドラムスのキース・ムーンが体調不良でステージをキャンセルしたが、その代わりに彼らのファンのスコット・ハルディンという19歳の少年がステージに上がり、メンバーと一緒に演奏した、1981年:カリフォルニア州のレセダ・カントリー・クラブで「ハリウッド・ロックンロール・レヴュー」が開催される、2000年:SPICE GIRLSのメルCがTV番組で脱退を宣言して騒ぎになった、2003年:MICHAEL JACKSONがサンタバーバラで逮捕された。(例の14歳未満の子供に対するいたずら疑惑ですね。)

また、11/20が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の4人でした。ALLMAN BROTHERS BANDのDUANE ALLMAN(1946年生まれ、享年24歳)、EAGLESのJOE WALSH(1947年生まれ)、BEASTIE BOYSのMIKE D(1965年生まれ)、TRIBE CALLED QUESTのQ-TIP(1970年生まれ)。

今回はこのコーナーとは関係なく、「珍しい映像を」ということで、LED ZEPPELINのベスト盤がリリースされたという話題から入り、1979年のライブで『Rock And Roll』がON AIRされました。

そして「C/D USA」のTOP 3の発表があり、ラストのリクエストのコーナーは、ERIC CARMENで、'70'sのあの名曲が登場するのかと思いきや、そうではなくて、1988年の『Make Me Lose Control』でした。この曲も悪くないけど、彼と言ったらやっぱり『All By Myself』だと思うんですけどねぇ...

次回は、EPGの番組情報によると、2年前に16歳でデビューしマイケルの再来と評されたCHRIS BROWNが帰ってきた!、ということです。(ゲストということでしょうね。)

 

レット・ゴー

レット・ゴー

  • アーティスト: ケリ・ノーブル
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/10/24
  • メディア: CD

As I Am

As I Am

  • アーティスト: Alicia Keys
  • 出版社/メーカー: RCA
  • 発売日: 2007/11/13
  • メディア: CD

アズ・アイ・アム(初回生産限定盤)

アズ・アイ・アム(初回生産限定盤)

  • アーティスト: アリシア・キーズ, ジョン・メイヤー
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/11/21
  • メディア: CD
マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト【デラックス・エディション】

マザーシップ~レッド・ツェッペリン・ベスト【デラックス・エディション】

  • アーティスト: レッド・ツェッペリン
  • 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
  • 発売日: 2007/11/14
  • メディア: CD
 
Definitive Collection

Definitive Collection

  • アーティスト: Eric Carmen
  • 出版社/メーカー: Arista
  • 発売日: 1997/06/17
  • メディア: CD

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PRETENDERS『PRETENDERS II』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの2nd.アルバムである。1st.アルバムのヒットによって期待されたアルバムであったが、今ひとつ期待に応えられなかった。しかし、ストレートでシンプルなロックということでは、なかなか内容のあるアルバムとなった。セールスの方も1st.アルバムには及ばなかったものの、イギリスでは最高位7位、アメリカでも最高位10位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『The Adultress』『Bad Boys Get Spanked』『Message Of Love』『I Go To Sleep』『Birds Of Paradise』『Talk Of The Town』『Pack It Up』『Waste Not, Want Not』『Day After Day』『Jealous Dogs』『English Roses』『Louie, Louie』。

この中からは『Day After Day』『The Adultress』『I Go To Sleep』がシングル・カットされているが、イギリスではそれなりのヒットになったが、アメリカではチャートを賑わすということは無かった。

本アルバムからのお薦め曲は、『The Adultress』『Message Of Love』『Birds Of Paradise』『Talk Of The Town』、そしてKINKSのカヴァーとなる『I Go To Sleep』をピックアップしておく。

本アルバム発表後、オリジナル・メンバーの死があって、オリジナル・メンバーでの彼らのアルバムというのはこれが最後となり、その後はメンバー・チェンジが繰り返されることになる。(クリッシー・ハインドが健在である限り、PRETENDERSはPRETENDERSとして心配はないでしょうが...)現在は貫禄もたっぷりとあるクリッシー・ハインドであるが、この当時からボーカルの方は良い味がある。1st.アルバムの時と比べると進化していることも分かる。(次作で更に進化しますけど...)今ひとつ存在感のないアルバムであるが、Pretendersを語る上では、やはり書かすことの出来ないアルバムである。ずば抜けた曲というものが無いが、逆に言うと、捨て曲も無く、いずれもが平均的なクオリティを持った曲ばかりと言うことにもなる。しっかりとチェックしておきましょう。

 

Pretenders II

Pretenders II

  • アーティスト: Pretenders
  • 出版社/メーカー: Sire
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

プリテンダーズII

プリテンダーズII

  • アーティスト: ザ・プリテンダーズ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/01/25
  • メディア: CD

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「THE NAKED GUN 2 1/2: THE SMELL OF FEAR」 [映画(洋画)]

表題の作品は1991年のアメリカ映画「裸の銃を持つ男2 1/2」である。1988年に第1作が製作された「裸の銃を持つ男」の第2弾であり、前作と同様に、いくつかの映画のパロディを含めたおバカ映画である。(第1弾については1年ほど前に記している(ここをクリックしたらご覧頂けます。)が、今回、その第2作について記す。)

タイトルも第2作なので「2」とすれば良いのに、それを「2 1/2」とすると言うように笑わせてくれるが、こういうセンスの良さが全編に渡って出ている。また、前作と同様に、数々の映画のパロディがあるが、今回は「ゴースト ニューヨークの幻」を取り上げている所がザッカー兄弟らしいところである。また、今更ながら「E.T.」のパロディを行うという所もまた面白い。

作品データを記しておくと、時間は85分、製作はロバート・K・ワイス、製作総指揮はジェリー・ザッカー、ジム・エイブラハムズ、ジル・ネッターの3人、監督はデヴィッド・ザッカー、脚本はデヴィッド・ザッカーとパット・プロフトの2人、撮影はロバート・スティーヴンス、音楽はアイラ・ニューボーンである。そして出演は、レスリー・ニールセン、プリシラ・プレスリー、ジョージ・ケネディ、O・J・シンプソン、ロバート・グーレ、リチャード・グリフィス、アンソニー・ジェームズ、ザ・ザ・ガボール、ロイド・ボックナー、たちである。

物語は、麻薬密売人逮捕の輿石によって表彰されることになったドレビン警部はホワイトハウスへ。しかし、晩餐会でまたも大総道を引き起こす。そんな中、アメリカの新しいエネルギー政策として、マインハイマー博士が開発した太陽エネルギーに関して発表する直前、博士の研究所で爆発が起こる。現場に赴いたドレビン警部は、そこで勝手の恋人・ジェーンと再会することになる...

ドレビン警部の捜査によって巻き起こす珍騒動と、恋の物語が並行して進んでいくが、そこにたっぷりとギャグが散りばめられている。何も考えずに、笑って楽しむことが出来る作品であるが、劇中に登場する数々のパロディの元ネタを探りながら見る(パロディ映画はこういう楽しみ方が出来るだけに、奥深い映画の知識が必要になるものである。)のも楽しい所である。笑って楽しみましょう!!

 

裸の銃を持つ男 PART2 1/2

裸の銃を持つ男 PART2 1/2

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • 発売日: 2005/10/21
  • メディア: DVD

↓本シリーズのセット

裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

裸の銃を持つ男 パック 初回限定生産

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2003/09/26
  • メディア: DVD

↓第1作と第3作はこちら

裸の銃を持つ男

裸の銃を持つ男

  • 出版社/メーカー: Paramount Home Entertainment(Japan)Limited(CIC)(D)
  • 発売日: 2007/08/24
  • メディア: DVD

裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱

裸の銃を持つ男 PART33 1/3 最後の侮辱

  • 出版社/メーカー: パラマウント ジャパン
  • 発売日: 2006/05/12
  • メディア: DVD


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NAKED LUNCH(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1991年のイギリスとカナダの合作映画「裸のランチ」である。ウィリアム・バロウズの処女小説をD.クローネンバーグ監督が映像化した作品である。映画化は不可能と言われた本作であるが、クローネンバーグ監督は原作者であるバロウズの半生の物語を取り入れて大胆に脚色して、見事に映像化した。

作品データを記しておくと、時間は117分、原作はウィリアム・バロウズ、製作はジェレミー・トーマス、監督と脚本はデヴィッド・クローネンバーグ、撮影はピーター・サシツキー、音楽はハワード・ショアである。そして出演は、ピーター・ウェラー、ジュディ・デイヴィス、イアン・ホルム、ジュリアン・サンズ、ロイ・シャイダー、モニーク・メルキューレ、ニコラス・キャンベル、マイケル・ゼルニカー、ジョセフ・スコーシアニー、たちである。

物語は1953年のニューヨークを舞台に、害虫駆除の仕事をしている男を描いている。害虫駆除の仕事をしているウィリアム・リーは駆除薬が減るのが早すぎることに気づく。妻・ジョーンが駆除薬を麻薬として使用していたのだった。ある日、彼は麻薬捜査官に連行されるが、彼の前に巨大な虫が現れ、彼に話しかける。インターゾーン商会の回し者というジョーンの殺害を指示されるが、彼はムシを叩き潰して逃げ出す。彼は友人に紹介された医師を訪ねて妻のために中毒に効くというムカデのパウダーをもらってくる。そして帰宅してウィリアム・テルごっこをするが、彼の撃った弾丸でジョーンは死んでしまう...

かなりグロテスクな映像が出てくるが、この作品をクローネンバーグ監督なりの映像として完成させた所は大いに評価できるところである。また、こういう作品は音楽が幻想的であって作品の世界を上手く表現している。このサントラ盤はなかなか内容のある良い出来である。

サントラ盤の収録曲は以下の全18曲である。『Naked Lunch』『Hauser And O’Brien/Bugpowder』『Mugwumps』『Centipede』『The Black Meat』『Simpatico/Misterioso』『Fadela’s Coven』『Interone Suite』『William Tell』『Mujahaddin』『Intersong』『Dr. Benway』『Clark Nova Dies』『Ballad/Joan』『Cloquet's Parrpts/Midnight Sunrise』『Nothing Is True;Everything Is Permitted』『Welcome To Annexia』『Writeman』。

一部の曲はオーネット・コールマンのサックスが良い味を出していて、重厚なオーケストラ・サウンドと互いを立てながら見事に融合している。映画はともかく、サントラ盤は一聴の価値のある名盤である。

 

Naked Lunch: Music From The Original Soundtrack

Naked Lunch: Music From The Original Soundtrack

  • アーティスト: Howard Shore, Ornette Coleman, London Philharmonic Orchestra
  • 出版社/メーカー: Universal/Polygram
  • 発売日: 1992/02/11
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

裸のランチ

裸のランチ

  • 出版社/メーカー: アスミック
  • 発売日: 2002/09/25
  • メディア: DVD

↓原作小説はこちら

裸のランチ (河出文庫)

裸のランチ (河出文庫)

  • 作者: ウィリアム・バロウズ
  • 出版社/メーカー: 河出書房
  • 発売日: 2003/08/07
  • メディア: 文庫


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ケータイ刑事銭形海20話(2nd.7話) [ケータイ刑事]

二段構成として記している「銭形海」。こちらの方は物語の中身を追っている長文&ネタバレたっぷり編です。今回の事件は通算では20話(この大台に乗りました)となる2nd.7話「暗闇の殺人者! ~銭形海VS完全犯罪の男」です。今回はギャグは抑えて、「シリアス路線」をという物語でした。但し、海ちゃんのキャラクタの迷走ぶりもあった物語でした。しかし、脚本の方は、若きエース・KJということで、ここ数回の迷走ぶりと比べると、内容の方はしっかりしていました。それではいつものように、ネタバレありの長文で、本編に行きます。(尚、放送直後に記した「感想+次回予告」版はここをクリックして下さい。)

警視庁、五代さんが新聞に目を通している。(呼んでいる新聞は「ビーエスタイムズ」→高村さんとは違う新聞ですね。)で、溜息をついている。記事の見出しは「連続5件目が発生! ひったくり事件」とある。そこに「おっはようございま~す!!」と、やたら元気のいいちゃんが姿を現す。更にちゃんは笑顔で「あれ~?ご機嫌斜め?」と言って五代さんに絡んでいく。(何か悪い物でも食べたのでしょうか?こんなに明るいちゃんは別人のようです。)五代さんは「見ろよこれ、連続ひったくり事件。今月に入って5件目だぞ」と、新聞記事の事件のことを嘆いていた。海ちゃんは新聞を手にすると「夜道で女性ばっかり狙った事件ですね...」と、一応事件のことは知っていた。五代さんは記事の受け売りで「犯人が捕まらないのは警察の怠慢のせいだってさ...」と嘆いていた。(→こういう場合、マスコミは誰かを悪人にして叩くことしかしませんからね...)更に「俺が現状にいたら、絶対に逃がさないないんだよ」と熱いことを口にする。で、これにちゃんは拍手をして「流石、スニーカー刑事。頼もしい!」と口にする。(こんな砕けたちゃんも初めてですが、やっぱり昨夜、変な物を食べたとしか思えません...)

調子に乗った五代さんは「俺が六曲署にいた頃な...」と言い出して、毎月スニーカーを2、3足履き潰していて、靴屋の看板娘のけいこちゃんのことを話し出して自分の世界へ。ちゃんは呆れ顔になって「うわ~、話、長くなりそう」とそっぽを向いて口にする。そんな所に、天の助けなのか、「警視庁から入電中」と、携帯に事件を知らせる入電が入る。で、海ちゃんは携帯を開く。

港区赤坂の路上で殺人事件発生。被害者は新進作家の藤川紀之(ふじかわ・のりゆき)。直ちに現場に急行せよ。(今回は世田谷区下北沢ではなくて、港区赤坂でした。)ということで、ちゃんと五代さんは現場へ。

赤坂12丁目のガード下トンネルの事件現場。被害者に手を合わせてから捜査を開始したちゃんと五代さん。辺りには被害者の持ち物が散乱していて、現金は持ち去られていた。五代さんは「連続ひったくり犯の仕業かもしれんな」と口にする。そこに逆立ちをした柴田さんが登場。逆立ちを止めて直立すると「報告します」ということで、「死因は後頭部殴打による脳挫傷。死亡推定時刻は本日午前1時から3時の間。どうやら、帰宅途中に襲われたようですね」と告る。凶器は近くに落ちていた鉄パイプで、それは直ぐ側にある建売り住宅の工事現場から持ち出された物で、指紋は検出されなかった。また、被害者は、昨夜、出版社が主催するパーティに参加していたとのこと。この辺りは住宅地で、夜は殆ど人通りがないので、発見が遅れたのだった。ちゃんは「目撃者は期待できませんね」と言うが、五代さんはひったくり犯を捕まえれば解決すると考える。しかし、ちゃんは一連の事件とは無関係だと考えていた。というのは、連続ひったくり犯とは手口が違っていて、被害者は全て女性、死傷者は出ていないからだ、と言うが、五代さんは調子に乗った犯人が男を襲い、抵抗されて殺してしまった、と言うも、ちゃんはそれを否定し、犯人は事前に鉄パイプを建築現場から持ち出していて、これは被害者を死傷させることが目的だと言う。(で、あっさりと納得する五代さん。)

「TOYOSHIMA」と表札のあるマンションにやってきたちゃんたち。そこは推理小説家の豊島圭太(とよしま・けいた。→ここでは豊島圭介監督の名前をいじっています)のマンションだった。で、警察手帳を見せるちゃんと五代さん。それを見た豊島は「警視正殿と、こちらは巡査部長さんですか」と言って、五代さんのことを笑って小馬鹿にする。

中に上ったちゃんと五代さんは話をする。豊島は去年の江戸川散歩賞を受賞した新進気鋭の推理作家であり、20歳の現役東大生だった。豊島も昨夜、出版社が主催するパーティに参加していた。(しかし豊島は一次会だけで帰った。)藤川と交友のあった人に話を伺っている、と言うちゃんに、「ひったくりの犯人に殴られて死んだんじゃないですか」と言う豊島。これに「まだ何とも言えません」と答えるちゃん。続いて五代さんが死亡推定時刻の居場所を尋ねると「おやおや、俺も容疑者ですか?」と豊島。「関係者の皆さん全員に聴いています。協力して下さい」とちゃんが言うと、少し考えてから「ここで仕事していましたよ」と豊島。しかし、それを証明する人はいなかった。(締め切り間近は電話のコードを抜いておく、隣の住人は顔すら知らないと言う豊島。→現代の都会ではこういうものですからね...)そんな豊島は「これ見よがしにアリバイがあったら、逆におかしいと思いますけど」と反論を開始。五代さんが「つまり、昨夜ここにいたことを証明できないって訳だな」と言うと、「でも、ここにいなかったということも証明できないと思いますけど」と切り返す。

五代さんはさっき豊島が「被害者は殴られて死んだ」と言ったことに食いつき、「何でそれを知ってるんだ?」と反撃をするが、豊島は「なかなか鋭いですね。犯人しか知らない事実を口にしてボロが出る。推理小説じゃあお決まりのパターンですか」と反撃することも忘れない。で、出版社の人に電話で聞いたと言い、「少し考えればそれぐらい分かるんじゃないですか。巡査部長さん」と言って、五代さんをやりこめる。そして「藤川の為にも協力は惜しみませんよ。何でも言ってくださいよ」と口にする。

警視庁に戻ったちゃんは手掛かりがなく、困っていた。そこに五代さんが戻って来て、出版社人から、豊島と藤川は相当仲が悪かった、ということを聴いてきた。二人とも現役東大生で、去年、芥ツ川賞(あくつがわしょう)と江戸川散歩賞を貰っているライバルということだった。更に、柴田さんがやってきて、交番勤務の巡査が現場付近で怪しい男を目撃したそうだ、と告る。

その巡査を呼んで話を聞くちゃんと五代さん。巡査はちゃんの前でガチガチに緊張していて、大汗をかきながら敬礼して、名乗る(交番勤務の三宅巡査でした)。それを見てちゃんは「そんなに緊張しなくていいですよ」。で、三宅巡査は語る。午前2時頃、酔って自転車に乗った青年を注意していた(自転車でも飲酒運転はダメです。)時、犯行現場から一人の男が出てきた、ということだった。(そんなに怪しい素振りはなかったので、後を追うこともせず、それだけだった。)

再び、豊島のマンション。(江戸川散歩賞の賞状が出て、受賞作品は「灰塊」、選考委員会委員長は縦溝清二、江戸川散歩財団の代表・江戸川ゴッホ、の名前がある。→ちなみに、橫溝正史は「江戸川乱歩賞」の選考委員を務めたことはありません。また、2008年の江戸川乱歩賞の選考委員は内田康夫、大沢在昌、恩田陸、天童荒太、東野圭吾の5人です。)藤川と揉めていた理由を問われた豊島は「日本の警察は優秀ですから、直ぐに調べ上げるでしょうから、先に白状しますね」と、シニカルに口撃することを忘れずに口にしてから語る。で、感性の違いで、自分は推理作家、藤川は純文学で、藤川は推理小説を文学として認めておらず、よく口論になったということだった。(自分の本「灰塊」と藤川の本「赤いキミ 白いボク」を見せる。)ちゃんは「あくまで作家として主張しあっただけですか?」と尋ねるが「いいえ」と言って、藤川の自分は本物を書いているという態度が鼻につき、「殺してやろうと思ったことは何度もありますよ」と言う。ちゃんは「大胆な発言ですね。あなたにはアリバイがないんですよ」と言う。豊島は「確かに」と言って認め、「アリバイはなく、殺人の動機はある」と言うが「俺が犯人なら、わざわざこんなこと警察に話したりしませんよ」と完全に挑発する。

ちゃんは「一つ、聴いても良いですか」と言い「推理作家として今回の事件はどう思います?」と尋ねる。これに「意表を突いた質問だなぁ」と言う豊島は少し考えてから、推理小説に出てくる犯人って頭が悪いと思う。(散々知恵を絞ってトリックだ、アリバイ工作だ、と余計なことをするからボロが出て名探偵に捕まる、と主張する。→言われてみればそういう気もしますが、工作をしなかったらストレートに逮捕されるだけじゃないの?)

そして「警視正殿。実際の殺人事件で迷宮入りの確率が最も高いパターンを知っているかね?」と問う。これに「行きずりの衝動殺人ですね」と答えるちゃん。すると豊島は「例えば、むしゃくしゃして人を殺したいと思っている奴がいたとする。…」と語りだし、「トリックもアリバイ工作も必要ない。まさに完全犯罪ですよ。もし俺が人を殺そうと思ったなら、この手段は見逃さないと思うな...」と言い、警察を挑発する。(→髪の毛1本、汗やツバの1滴でも現場に残っていたら、最近の科学捜査では犯人を割り出すことが可能なんですけどねぇ。しかし、被害者と面識が無く、捜査線上に全く浮かばなかったらその可能性は否定できないとは思いますけど、思いがけない所から分かってしまい、結局は逃げ切れないと思います。)そして「もし、犯人呼ばわりするならそれ相応の証拠を掴んでからにして欲しいね」「ひったくり犯、まだ捕まってないそうじゃないですか。俺なんか疑っている暇があったら、そっち片付けたらどうですか」「だから警察は怠慢だと言われちゃう」と、好き放題に口にする。これに五代さんが怒り「お前がやったんだろう」と迫る。ちゃんは「五代巡査部長!」と叫んでそれを制し「口を謹んで下さい」と言って豊島の挑発には乗らなかった。そして「今の発言を謝罪します」と豊島に言う。これに「構いませんよ、警視正殿に免じて、今のは聴かなかったことにしますよ」と言うが、「失礼な部下を持つと苦労しますね~」と皮肉を口にすることも忘れなかった。ちゃんは「ただこれだけは言わせて下さい」と言い「私は完全犯罪なんか信じません。犯人は必ず捕まえます」と語ると「失礼します」と言って帰って行く。が、江戸川散歩賞の賞状や豊島の本などを思い浮かべ、目を閉じてじっくりと考えると「寄せる、悪のさざ波」(今までのちゃんと少しパターンが違いました。目を閉じてじっくり考えるのはちゃんの「潤む、悪の雫」という印象が強いんですけど...)(ここでAパート終了。経過時間は13分半を回った所なので、Bパートのドラマ部分は12分弱となり、今回は少し早めでした。)

近くの公園のブランコに乗っているちゃんに「ほれ」と言って五代さんがジュースを渡す。(五代さんがジュースをというのは、何故か「・1話」の印象が強く残っている筆者です。)ちゃんは「さっきはすいません」と謝るが「いきなりでビックリしたぞ」と五代さん。ちゃんは「あれじゃあ、名誉毀損で訴えられちゃいますよ。気持ちは分かりますけど、冷静になって下さい」と言う。(最近、「名誉毀損だ」と言って強烈に反論する犯人がいないとはいうものの、やっぱりちゃんは常に冷静です。)これに五代さんは「ああ、悪かった」とちゃんの言いたいことを直ぐに理解する。しかしちゃんもどうしたらいいか分からなかった。そんなちゃんに「どうした。珍しく弱気だなぁ」と五代さん。(確かに、今回のちゃんはいつもとは様子が違います。)

これにちゃんは、豊島は全て自分から先手を打っていて、自分たち(警察)が何も掴んでいないことを知っている、と言う。すると「だったら、掴んでやろうぜ」と五代さん。ちゃんは「えっ?」と訳が分からない。すると「いつも言ってるだろう。刑事の価値はすり減らした靴の数で決まるって」と五代さん。ということで、徹底的な聞き込みをすることにした。(五代さんと組んでいた本家四姉妹も徹底的な聞き込みをすることを教えられていましたが、ちゃんもこれでようやく仲間入りですね。ちなみにお姉ちゃまも岡野さんから聴き込みを教えられていましたし...)

五代さんとちゃんは二手に分かれて徹底的な聞き込みを行ったが、目撃者はいなくて、収穫はなかった。五代さんは「こうなったら強硬手段にでるしかねえな」と言い、状況証拠で豊島を任意で引っ張って吐かせようと考えた。が「待ってください」とちゃん。「相手は有名人ですよ。もし立証できなければ世論が彼の味方に付きます」と五代さんの考えに待ったを掛ける。五代さんは「このまま黙って指をくわえて見ていろ、と言うのか」と熱い言葉を口にするが、ちゃんも打つ手がなかった。で、「必ず捕まえて見せます」と言うのが精一杯だった。

そんな所に、三宅巡査が「あの~」と言って、電気工事のおじさんを連れてきた。街灯の蛍光灯の交換をするというのだった。五代さんは「勝手にやってくれ」と言うが、海ちゃんは驚いて「えっ?この街灯は切れているんですか?」と問う。すると、「5日前から切れているそうです。昨日、苦情の電話を貰いまして...」と工事のおじさんが答えた。これにちゃんは考え始める。少しすると笑顔になって「そうか、そうだったんだ」と言うと「その手がありますね。謎は解けたよ、ワトソンくん

ちゃんは豊島を呼び出した。「どうも、ご足労ありがとうございます」とちゃんは言うが「まだ俺に何か用ですか」と面倒臭そうな豊島。ちゃんは「確認したいことがあります」と言って、「実は目撃者がいるんです」と切り出す。豊島は「そいつは暗い夜道で何を見たと言うんだ」と言う。これに五代さんが「どうしてくらいと分かるんだ?お前、犯行現場見たのか?」と突っ込む。豊島は「見てる訳無いでしょう。夜道で人が殺されたら、誰だって暗いって思うんじゃないですか」と返すと「何を企んでいるのか知りませんけど、いい加減にして欲しいね」と切れる。これにちゃんは「協力を惜しまないと言ってくれましたよね。もう少し、私たちにつき合ってください」と言う。これに豊島は「分かりました。良いでしょう」と仕方なく受けた。

豊島が先を歩き、その後ろをちゃんと五代さんが付いていく。豊島は「ひったくり犯はどうなったんです?」と尋ねる。豊島はひったくり犯が藤川を殺したものだと言うが、ちゃんは「いいえ、この事件はひったくり犯とは無関係です」と言う。すると「断定ですか。その根拠は?」と食いつく豊島。ちゃんは、この事件がトリックもアリバイ工作もないゆきずりの衝動殺人だったら手の施しようはなかったかも知れないが、犯人は一つ、余計なことをした、と告る。(財布の中身を抜いて、ひったくり犯の犯行と見せかけたこと。)そして街灯が消えていたことを口にする。暗闇の中で行われた犯行なのに、その場で財布を確認して必要な物だけ抜き取るのはおかしいと言う。が、豊島は「犯人は懐中電灯で財布を照らしたのかも知れない」と反論する。しかしちゃんは「何故、そんな危険を冒すんです。一刻も早く現場から逃げたいはずですよね。財布ごと持ち去ればいいじゃないですか」と返す。これに豊島は「さあ、犯人に聴いてみたらどうですか」と惚ける。ちゃんは「聴くまでもありません。あれは偽装に決まってます」と断言した。

そうしている内に、3人は事件現場となったガード下に到着した。豊島は「お嬢さんの推理通り、これはひったくり犯に見せかけた殺人だったとしよう。で、それが何だって言うんだい?」と言う。これにちゃんは「藤川さんを殺害したのはあなたですね」と告げた。豊島は笑いながら「随分話が飛躍するね。俺が犯人だって証拠は見つかったの?」と余裕を見せる。ちゃんは「言ったはずですよ。目撃者がいるって」と返す。しかし「疑わしいなぁ。何処にいるんだ」と豊島。すると後ろから三宅巡査が走ってくる。ちゃんは「目撃者は三宅巡査です。彼は昨夜、この界隈をパトロールしていました」と言う。しかし豊島は笑いながら「おいおい、支離滅裂だね、お嬢さん」と笑い、「たった今、この現場は暗闇だったって言ったばっかりだろう」と反論し、三宅巡査には「それともお前さん、昨夜ここで俺の顔、はっきり見たのか?」と問う。三宅巡査は「いいえ、見てはいません」と答える。すると豊島は勝ち誇ったようになって「だってさ。それじゃあ目撃証言として使えないんじゃないの」とちゃんを小馬鹿にしたように言う。そして「もう少し頭が良いと思ったんだけどなぁ、警視正殿」と言ってちゃんに敬礼すると背を向けて帰って行こうとする。

その時、三味線の音が響いてきた。立ち止まって周囲を見る豊島を海が包む。「大波小波かき分けて。…」ちゃんの口上が始まり、「私の碇で沈みなさい!」から「神奈川沖浪裏」の波がうねり、赤い碇のストラップをちゃんが投げる。勢いよく飛んで行く碇は地面に突き刺さり、繋がっている鎖が豊島を拘束していた。で、ちゃんが鎖を引くと、大回転してその場に倒れる豊島。(「目が回る...」と無感情で言う所がいい感じです。)倒れた豊島はちゃんを見上げると「何するんだよ」と睨みつける。

ちゃんは「慌てないでください。三宅巡査は事件の目撃者じゃありません」と言って説明を始める。そして、自分たちの行動を目撃して貰った、と告る。そして、ここに来るまでちゃんたちはずっと豊島の後を歩いてきたと言う。(「間違いありません。証言できます」と三宅巡査)なのに、豊島迷わずこの場所に来た。何故犯行現場を知っているのか?先ほど現場は見ていないと言ったはずだ、と豊島の行動の矛盾点を指摘した。すると豊島は「くっそう。やられた」と填められたことを察した。五代さんが「お前は自分で罪を認めたんだよ」と言うと、豊島は笑い出しして「なるほど。そうか、街灯の話なんかどうでも良かったんだなぁ。俺を無意識の内にここに来させるのが目的だったんだ」とちゃんの意図したことを見抜き「いやぁ、完全にやられたよ」と負けを認め「あんたの勝ちだよ、お嬢さん」と言って握手を求めて手を出す。が、ちゃんはそれを受けなかった。

五代さんが藤川を殺した動機を尋ねる。すると豊島は「深い意味はありませんよ。ただ目障りだったから。現役東大生の新人作家は一人いれば十分でしょう。それに、上手くいったら小説のネタになるし...」と全く悪びれることなく、ゲームを楽しんでいるかのように話した。すると五代さんが豊島の胸ぐらを掴む。が「五代さん」とちゃんが待ったを掛ける。豊島は五代さんを見て笑うだけだった。そんな豊島を見ているちゃん。五代さんは豊島を殴ることはせず、拳を降ろすと、手錠を取りだして豊島を逮捕した。

事件解決後、夜の町を歩いているちゃんと五代さん。ちゃんは「さっきは殴るんじゃないかと冷や冷やしましたよ」と言うが「何を言ってるんですか、俺だって刑事の端くれですよ。その辺はちゃんと弁えていますよ」と言う。そして「本庁から連絡入ったの聴いた?」と尋ねる。これにちゃんは「はい」と言って、豊島のマンションから底に血痕が付いた靴が見つかったと言う。(藤川の物と一致するはずで、動かぬ証拠だと言ってホッとする。)更に五代さんが「それからもう一つ。連続ひったくり犯。捕まっちゃいました」と言う。これに笑顔で「本当ですか。良かった~」とちゃん。五代さんの説明で、殺人の容疑が掛けられるのが怖くて自首したということでした。

で、五代さんは感慨深げに「地道にコツコツと自分の足で事件を解決していく。これが刑事の基本だ」と言い、ちゃんの方を見ると「分かったな」と言う。ちゃんは神妙な顔つきになって「はい」と答え、敬礼をして「たいへん勉強になりました」と言う。すると五代さんは「良い子だ良い子だ」と言ってちゃんの頭をナデナデしようとし、それからちゃんの自転車を奪ってそれに乗ろうとする。が、ちゃんは「ダメです」と言い、「本当は五代さん、疲れてるんじゃないですか」と反撃開始。「ピンピンしてますよ」と駆け足の格好をして元気だとアピールする五代さんだったが「さっきから湿布の臭いプンプンしてますよ」とちゃん。で、ジャンパーを嗅ぐ五代さん。その隙に「身体には気をつけてくださいね~」と言ってちゃんは自転車をこぎ出して帰っていきました。五代さんは「ばれてたの?シェー!」と、最後にいつものギャグを披露。立ち止まって振り返ったちゃんは「でも、まだまだ馬車馬のように走っていただきますから、ね~。」

次回、21話(2nd.8話)の物語は「私を水族館に連れてって! ~シーパラ尾行大作戦」です。次回予告を見た所では、「・18話」に登場した鬼塚福本のコンビの再登場と思われたが、そうではなく、ボンゴレ兄弟と言うことになっていました。(世の中には自分とそっくりな人間が3人はいるというので、たまたま似ているだけということなのでしょう。)が、そのボンゴレ兄弟はコカインの取引をするとか、ちゃんを拉致するというように、「・18話」を意識しているのは疑う余地がありません。ということは、ちゃんに「海に沈める」と言うことになって、ピンチ!ということになるのでしょうね。(ちゃん、ちゃんとは違ったリアクションを見せてくれるちゃんだと思いますけど...)ただ、「・18話」「・2nd.16話」のちゃん/ちゃんの誘拐事件(更にはその逆パターンで五代さんが誘拐された「・11話」)とは違うようですけど... が、一応は鬼塚&福本のそれぞれの弟という可能性もあるのでは?だって、兄弟と言うにはあまりにも似ていないですし。(異母兄弟だとしたら似てなくても全く不思議ではないですけど...)

また、五代さんが「尾行検定」を受けたばかりということになっているが、「8話」にしてこのネタフリをするということは、「2nd.」は13話で年内終了、新年になるとシリーズ初となる第3シリーズに突入して、「3rd.」相棒は岡野さんの復帰という可能性が高くなったと思います。(「・1st.6話」で五代さん復帰を匂わせるネタフリがありましたからね。)

鑑識メモ。いつもより真剣な顔つきの柴田さんは「完全犯罪など絶対成立しません」と強く断言する。(が、次の言葉からはいつもの柴田さんに戻っている。)「だから最後に犯人も参ったとなった訳ですね」と言うと「そこで、ジャン!」と言って「さかなへんに参ると書いて「あじ」」と言って「鯵」と書かれたフリップを出す。「これは美味しくて参りました、と言う所から来ているんですね」と言うと、フリップを投げ捨てて「突然、柴田の物まねコーナー!」と言って立ち上がると「鯵が焼かれる瞬間」と言ってテーブルの上に横になり「アジジジジジジ...」直ぐにテーブルから降りると「参りました」と言って頭を下げる。そして元に戻ると「鯵だけに、100点!」と言って万歳をしていました。→柴田さんらしいネタでした。尚、「鯵」という文字は、「魚」+「喿」(「操」の右側)だったが書き誤ったらしいのですけど...

今回の物語は、ギャグが抑えられていたということで、「シリアス路線」と謳っている「銭形海」らしい道を歩んでいこうとしていることは分かる。しかし、ちゃんのキャラクタの方は相変わらず迷走している。冒頭のあまりにも明るいちゃんはちょっと違和感を感じます。ただ、今回はちゃんの笑顔が少なく、沈んでいる所が多かったので、サービス・ショットのつもり何でしょうかねぇ。事件解決後、今回の経験で一回り大きくなったちゃんが次回から人が変わったようになるというのなら、まだ良いんですけどね。

物語の方は、「VS」シリーズの物語らしく、銭形が追い込まれる、手の打ちようが無くなり行き詰まってしまう、という緊張感があり、「」に近い雰囲気が出ていて良いものでした。(やっぱり、エース・KJ脚本でした。)しかし、冒頭のちゃんの明るすぎる部分が大きなポカでした。これを野球で言えば、先頭バッターにいきなりホームランを打たれたが、そこからあとは27人全てを1人も出塁させることもなく完全に打ち取った、という所でしょう。(試合は0-1で負けたか、1-1で引分けたということで、「勝」にはならなかった)

 

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