チャーリーズ・エンジェル・1st.7話 [ドラマ]
今回はいつもより30分繰り下がって26:35のスタートでした。物語は第7話「暴発!幼き殺し屋」(原題は「TO KILL AN ANGEL」)です。今回は、いつものように依頼を受けた事件ではなく、巻き込まれる形になった事件であり、しかも3人の内1人(ケリー)は銃弾に倒れて、捜査に加われない(クライマックスではしっかりと見せてくれましたけど...)という少し変わった展開でした。
療養所にいる少年・スキップを連れて遊園地に行ったケリー。が、ケリーが綿菓子を買って来ると、スキップは手に拳銃を持っていた。で、ケリーは撃たれて重傷を負い、スキップは行方不明になる。そしてケリーを撃った同じ銃による男の射殺死体が側で発見された。また、その銃を落としたことに気づいた男は、スキップに顔を見られたと思い、探し始める。で、この事件を追うことになる。やがて、スキップは彼を捨てた母を追っていることが分かり、サブリナとジルにボスレーが加わって調査を進めていく。一方、拳銃を落とした男は入院しているケリーに近づき、スキップの居場所を探り出す。そんな頃、スキップは手にしていたタイムカードを元に、母が以前に勤めていたバーにたどり着くが...
結局は、銃を落とした男に命を狙われるスキップを守るエンジェルたちの活躍の物語であり、スキップが実の母と再会して新たな生活が始まるというハッピーエンドである。
今回はケリーが重症を負ったということで、ボスレーも捜査に加わり動く(いつも加わっているが、今回は普段以上に動いていました。)ということで、コスプレはなかった。が、面白かったところが1つあった。それはサブリナとジルがタイムカードについて調べている時、タイムカードを扱っている業者に聞き込みに行った時のことである。業者は怪しげな雑誌のモデルになるように2人に遠回しに言うが、これに対してサブリナとジルも遠回しに警察ということを匂わせる。で、「バッチを見せましょうか」と言うことで業者は素直に情報を語るが、この身の変わりは、叩いたら埃が出そうでした。この時、サブリナとジルは実際には(警察)バッチは出さなかったが、本当に見せることを要求された場合はどうしたのでしょうかねぇ?→エンジェルたちは元婦人警官であるが、「元」なのでバッチを持っていたらニセモノということになっちゃいます。でも、私立探偵として、いざというときのために(ニセモノの)バッチは持っているでしょうが...
入院中のケリーが、スキップの訪れるであろう場所に気づき、連絡するが、連絡が付かない(現在だったら携帯電話をということになるが、本作は'70's作品であり、当時は自動車電話はあったが携帯電話は無かったですから。)ということで、自ら動いてその場所(遊園地)に行くというのは、魂を感じる所でありました。
ただ、スキップを狙った男が回転遊具に隠れたと言うことで「回しちゃえ!」で、休日の遊園地の施設を動かしてしまうジルもジルだが、それに目を回してしまう男も男でしたけど...
※次回はいつもの26:05スタートで、TV大阪の「キューティーハニーTHE LIVE」と同時スタートと思ったら、来週は「ハニー」の方が15分繰り下がってのスタートということで、この2本は終了時刻がほぼ同じになります。
地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル コンプリート1stシーズン DVD-BOX
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2007/03/23
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地上最強の美女たち! チャーリーズ・エンジェル 1stシーズン傑作集
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
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〈刑事魂シリーズ・海外編〉Great Cops 海外の刑事ドラマ&ムービー・テーマソング・ベスト
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- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: CD
ケータイ刑事銭形海21話(2nd.8話・感想)+22話(2nd.9話)予告 [ケータイ刑事]
二段構成で記している「ケータイ刑事 銭形海」。放送後の最初は、いつものように簡単な感想と次回予告について思ったことを記しています。
が、まずは12月のTV誌の情報に関してから。12/29の放送(2nd.13話)に「終」マークがなかったことと、この物語のサブタイトルが「さよなら五代さん! ~恐怖の神経ガス殺人事件」となっていたということから、海・五代コンビはここで終わりとなり、新年になっても「銭形海」は続くということになる。しかも、今回の物語でその岡野さんの名前が出てきたことを考えると、新年になると岡野さんが復帰して海ちゃんとコンビを組んで、シリーズ初の「海・3rd.」に突入するのはもう間違いないでしょうね。(「泪」「雷」に続いて3作目の第3クール突入となるが、「サード」というのは初です。)その後、ひょっとしたら、マツが登場しての「4th.」ということで、シリーズ初の4クール目に突入ということもあり得るかも...???
今回の物語は、2nd.第8話「私を水族館に連れてって! ~シーパラ尾行大作戦」である。今回も前回に続いてサブタイトルに「○○事件」と言う文字がないが、「大作戦」と言ったら「スパイ大作戦」のような感じがして、楽しくなってきます。今回の物語は、やはり「愛・18話」が頭にあると言って間違いない。更に、この逆パターンとなった「舞・11話」や、リメイク+コラボとなった「泪・2nd.16話」も頭によぎるが、これらの要素もしっかりとありました。ただ、「愛・18話」と「泪・2nd.16話」のような絶体絶命のピンチ、という所が無かったですけど...
今回の物語の監督は三原光尋監督でしたが、これによって三原監督は田沢幸治監督に続いて2人目のTVシリーズ全6作で監督をしたことになりました。(しかし、田沢監督は「M2」の監督でもあるから、フルマークになりますけど... また、古厩智之監督が「海」で監督を務めれば、やはりTVシリーズ全6作の全てで監督をしたことになりますが、果たして登板はあるのか?)
冒頭で、五代さんが「尾行検定を受けた」と言うが、ここで岡野さんの名前が出てきて、検定会場であったということから、雷お姉ちゃまの名前も出てきたというのは、嬉しい所ですね。で、五代さんの話で「検定証の入ったこんな長いの」と言う所で出た岡野さんの警察手帳は「警部補」でしたね。→雷ちゃんとコンビを組んでいた時は警部補でしたが、「M2」で警部に昇進しましたが、戻って来たら、やっぱり警部補に降格されているのでしょうか?更に、現在、9998の資格を持っていると五代さんが話していましたが、これって、あまりにも凄すぎる!!!(だって、1日に1つずつ取っていっても、1万に達するには27年以上かかるのですから...)「銭形雷」では3級とか4級が多かったけど、「尾行検定8級」ということは、岡野さんは数を集めることに切り替えたのでしょうかねぇ?
シーパラダイスを舞台にしたり、劇中でイルカが出てきたりするのは「海」らしい所であったが、平日としてもあまりにもお客さんがいなかったんですけど...(「恋日・3rd.11話」でもシーパラダイスは出てきたけど、その時は大勢のお客さんがいました。)
五代さんが「利き腕」の話をしていたが、この後の物語でもまた「利き腕」のことからトリックを見破ったという物語が出てくるなんてことはないでしょうね。(これが今回の物語を見て感じた不安点でもあります。)
今回は、「ケータイ刑事」シリーズではお馴染みのお約束もたっぷりと出てきました。警察手帳を間違えるというのも久しぶりでしたが、海ちゃんが五代さんのことを「パパ」と言うというのはちょっと懐かしさも感じました。本家四姉妹は五代さんのことを「パパ」と言ったり、自分を「五代の娘」と言っていましたからね。(これは五代さんが相棒だからこそです。)
10分過ぎまでは、事件と言うよりも五代さんと海ちゃんの(親子?)デートという感じだったが、海ちゃんが拉致されてから、ようやくということになったが、ここからは「愛・18話」でしたね。鬼塚&福本ではなくてボンゴレ兄弟だったが、同じキャストでもありましたからね。(「泪・2nd.16話」もそうであるが、この時は相棒は高村さん、拉致したのは「さそり」のコンビでした。)海ちゃんがメッセージを残すが、五代さんの珍推理でとんでもない方向へいく。柴田太郎さんの役回りを柴田束志さんがそのまま受け継いでいて、まともな推理をするというのもそのままでした。
で、「舞・11話」の要素と言ったら、海ちゃんがドイルくんばりに子供っぽい所を見せた所がそうだったし、「泪・2nd.16話」の要素と言ったら、「うどんを食べたい」(要するに食べ物ネタ)と言ったところがそうでしたね。
何だかんだで、「麻薬取引」が出てこない形で物語が進んで行くが、取引相手がようやく登場!五代さんが尾行を失敗するきっかけになったバスガイドだったというのは、やってくれました。(演じたのが「零・1st.10話」(ゴ様の物語)以来となる中島陽子さんでした。)
そしてそして、五代さんの「純な心で愛を説く。…熱血刑事・五代潤」と言う五代さんのあの台詞が再び登場!(考えたら、ここにも「おそ松くん」の「シェー!」が入っていたんですね。ということは、「海・2nd.」で「シェー!」を多発する五代さんは、全く進歩していないということにもなる。)但し、「愛・18話」の時と、最後の部分(「そこら辺の親父と一緒にすると…」)は変わっていました。だけど、あの時のように豆は撒かなかったですが。(「愛・18話」は丁度節分の時期でもありましたからね...)
そして、柴田さんは柴田さんで「雷・1st.26話」で使った玩具のパトカーを使っていました。(やはり、柴田さんの鑑識七つ道具の一つとして、あの鑑識ボックスの中に入っているのでしょうね。)
今回の物語では、謎解きが無かったので、海ちゃんの「謎は解けたよ、ワトソンくん」と言う台詞はちょっと浮いてしまった感じがしたが、これはまあお約束ですから、許しましょう。
ボンゴレ兄弟は海ちゃんが、バスガイドとその一行(麻薬の取引グループ)は五代さんと柴田さんが捉えたが、五代&柴田コンビはロープで捉えたが、大人数(10人いました)の場合は、泪ちゃんの網がやっぱり効果的ですよね。(実際、「泪・2nd.15話」では一度に11人を捉えた泪ちゃんですから、大人数を逮捕した実績もあります。)
物語の方は、いつもの事件を解決していく、というものではなくて、海&五代の休日(親子)デート日記という感じで、いつものパターンは「お休み」でした。こういう物語が続くと辛いが、たまにはいいものである。また、海ちゃんのキャラが子供っぽい所と大人っぽい所の両方が出ていた所はよかったのだが、基本部分の海ちゃんのキャラが随分と明るいものになっているのは、海ちゃんも壊れてきたというように解釈しておきます。
次回・第22話(2nd.9話)の物語は「恋愛泥棒現る! ~謎の怪盗予告事件」です。ゲストは星野真里さんということで、「M2」に出演して「また出たい」と言っていたことが実現となりました。次回予告を見た範囲では、予告状を送りつけたり、カウントダウンしている所で停電で真っ暗になるというように、「怪人○面相」の物語のように感じました。ということは、あの怪人さんに弟(星野真里さんということだったら妹ということになりますけど)がいたということなのでしょうか?しかし、ボームズと銀田一は登場しないようですが...(詳しくは、月曜にUPされる公式HPで確認し、火曜日にUPする方でもう少し述べることにします。)
鑑識メモは、「さかなへんの漢字」シリーズであるが、「鮫」と言ったらやっぱり「ジョーズ」ネタになってしまうというのはお約束なんでしょうね。
↓今回は「愛・18話」がやっぱりベースです。(そして「泪・2nd.16話」と「舞・11話」)
↓岡野さん登場のものはこちら
↓「尾行」ということで
完全探偵マニュアルBest+―尾行・盗聴・潜入スパイ 強く図太い禁断テクニック
- 作者: 渡邉 文男
- 出版社/メーカー: しょういん
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
図解 マル秘探偵・調査マニュアル―尾行、証拠写真撮影のテクニックから浮気調査事件簿まで (図解マニュアルシリーズ)
- 作者: 渡邉 直美
- 出版社/メーカー: 同文書院
- 発売日: 1998/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
みんなが知りたい水族館の疑問50 イルカは楽しんでショーをしているか? 水槽が割れることはないのか? (サイエンス・アイ新書 28) (サイエンス・アイ新書 28)
- 作者: 中村 元
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/07/18
- メディア: 新書
ケータイ刑事銭形雷32話(2nd.6話)[裏ネタ編] [ケータイ刑事]
BS-iの再放送枠(毎週日曜日朝10時)に合わせて書いている「銭形雷[裏ネタ編]」。今回の物語は2nd.6話(通算も32話となり、8割まできました。)の「轟け稲妻スパイク! ~灼熱のビーチバレー殺人事件」である。今回の目玉は、制服姿以外の雷ちゃんを見ることが出来るという所である。また、歴代銭形は、泪ちゃんがテニス・ルックで登場したことがあるが、零ちゃんも制服姿でゴルフをしていたということで、スポーツ・ウェア姿というのは貴重である。(雷ちゃんは「1st.21話」でサッカー(フットサン)のユニフォーム姿で登場しているので2度目となりますが... また、妹・海ちゃんもウェットスーツ姿で最初に登場しているが、分家シスターズは本家の四姉妹よりもスポーツ関係が得意という所なんでしょうね。)で、今回は物語でも使われている「ビーチバレー」、そして柴田さんが溺れ、雷ちゃんが何だかんだで嫌がった「人工呼吸」についてです。
尚、BS-iの本放送時に記した記事は「ここをクリック(本放送)」、MBS放送時に「[改訂版]」として記したものは「ここをクリック(改訂版)」して下さい。
「ビーチバレー」は、バレーボールから派生したスポーツであり、2人一組のチームで対戦するスポーツである。一応、3人一組となる場合もあるが、2人が中心である。(登場人物の数が少ない「ケータイ刑事」では、こういう少人数で出来るスポーツというのは取り上げやすいところでもある。)名前の通り、ビーチ(砂浜)に作られたコートでプレーする。コートの大きさは6人制のバレーボールと同じ大きさで、18m×9mである。(基本的に、砂地にコートが作られる、ということ以外は同じである。)元々はレジャーとして親しまれていたものであるが、その歴史は意外と古く、1920年代にアメリカ・カリフォルニアのサンタモニカの海岸でレジャーとして始まったとされている。(別の説では1915年のハワイという説もある。)はり盛んなのはアメリカであるが、それ以外の国でも、ブラジル、イタリア、アルゼンチンなどでは盛んに行われていて、プロ選手も多数いる。
スポーツの大会としては1960年にアメリカ・カリフォルニアで行われている。その後、競技団体の整備が進み、1987年に国際バレーボール連盟の後任する国際大会が始まり、この時が第1回世界選手権となる。そして1990年になって世界を転戦する国際サーキットが始まった。更に、1996年のアトランタ・オリンピックからは正式競技となって、オリンピック競技になる。
日本でも、1987年に江ノ島海岸で第1回ビーチバレー・ジャパンという大会が開催されており、日本ビーチバレー連盟は1989年の発足である。(そこのHPは、ここをクリックして下さい。)尚、英語では「BEACH VOLLEYBALL」(ビーチ・バレーボール)というが、日本語では「ビーチバレー」というのが正式名称であり、これも和製英語ということになる。
「人工呼吸」とは、呼吸が止まったり、止まりそうになっている状況(=自発呼吸が不十分な状況)に陥っている患者に対して、人工的に呼吸を行うことで肺に空気の出し入れを行い、患者の機能回復を待つものである。
呼吸が止まった場合、1~2分以内に再開させないと危険が高くなり、呼吸停止時間が長くなるほど回復する可能性が低くなる。よって、呼吸を続けることが大事であり、時には数時間も人工呼吸を続けなければならない場合もある。(この場合は複数の人で代わる代わる続けることが大事となる。また、人工呼吸器を使うのが妥当である。)尚、人工呼吸の回数は、1分間に10~20回ぐらいが適当とされている。
いくつかの方法があるが、簡単で確実な方法は、口対口の人工呼吸(「マウス・トゥ・マウス」と呼ばれているもの)である。で、大事なのは「気道確保」を行うことである。(最近は、町中にも、いざという時のために人工呼吸器が用意されていたりするが、即座に人工呼吸器が使用できるということはまずない。よって、兎に角、口移しの方法で人工呼吸を行い、その間に人工呼吸器を手配するのが普通である。)
それ以外は、マスクとアンビューバッグを使う方法や、気管内チューブと人工呼吸器を使う方法などがある。(当然、道具を使うことになるので、即座にこれらの方法を行うということは、まず不可能である。)
尚、人工呼吸のやり方については、やはり専門書などで正しい知識を身につけること、そして経験者に正しく教わることが重要である。(素人の付け焼き刃はかえって危険である。)よって、詳しくは、まずは専門書を見て学びましょう。
↓こういう物があります。
呼吸管理に活かす呼吸生理―呼吸のメカニズムから人工呼吸器の装着・離脱まで
- 作者: 瀧 健治
- 出版社/メーカー: 羊土社
- 発売日: 2006/08
- メディア: 単行本
AED(自動体外式除細動器)を、使ってください―人工呼吸・心臓マッサージができなくても
- 作者: 輿水 健治
- 出版社/メーカー: 保健同人社
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
「OSCAR」 [映画(洋画)]
表題の作品は1991年のアメリカ映画「オスカー」である。'70'sに「ロッキー」で肉体アクション俳優としてスターとなったスタローンも、体力的に衰えてきたということもあって、初のコメディに挑んだ作品である。が、散々な評価をされることになった作品でもある。受賞はならなかったが、ゴールデン・ラズベリー賞でワースト主演男優賞、ワースト監督賞、ワースト助演女優賞の3部門にノミネートされて、低い評価をされている作品であるが、なかなかどうして、結構楽しむことが出来る作品である。尚、1966年の「オスカー」(原題は定冠詞の「THE」が付く「THE OSCAR」)とは何の関係もない。
作品データを記しておくと、時間は109分、製作はレスリー・ベルツバーグ、製作総指揮はアレックス・ポンティとジョセフ・S・ヴェッキオの2人、監督はジョン・ランディス、脚本はマイケル・バリーとジム・マルホランドの2人、撮影はマック・アールバーグ、音楽はエルマー・バーンスタインである。そして出演は、シルヴェスター・スタローン、ピーター・リーガート、オルネラ・ムーティ、ドン・アメチー、イヴォンヌ・デ・カーロ、ヴィンセント・スパーノ、マリサ・トメイ、エリザベス・バロンデス、ティム・カリー、カーク・ダグラス、ウィリアム・アザートン、アート・ラフルー、エディ・ブラッケン、ブルース・デイヴィソン、チャズ・パルミンテリ、サム・チュー・Jr.、たちである。
物語の舞台は1931年のシカゴ。ギャングのアンジェロは父親の遺言によって足を洗って堅気に戻り、傷ついた家名を立て直すことになる。で、「悪名クリーン作戦」を開始する。しかし、付け焼き刃的なその作戦は上手くいくはずがなく...
物語はギャングが足を洗うために繰り広げるドタバタを描いたコメディである。同じ肉体派のシュワちゃんも手地磁気コメディ作品に出演するようになったが、その「ツインズ」と比べながら見るのも面白いところである。が、本作は単なるドタバタ・コメディというだけであって、今ひとつ魅力がない。まあ、「ロッキー」や「ランボー」などのアクション作品以外のスタローンを見ると言うのも悪くはない、ということで、一応チェックしておけばよろしいかと。
「THE OSCAR」 [映画(洋画)]
表題の作品は1966年のアメリカ映画「オスカー」である。物語は、アカデミー賞の「オスカー像」を巡る裏話的な物語であり、映画ファンとしたらチェックしておきたい作品である。尚、1991年にシルヴェスター・スタローン主演の同じ邦題の作品(原題は定冠詞が付かない「OSCAR」である。)は、本作のリメイクでも続編でもなく、何の関係もない。
作品データを記しておくと、時間は121分、原作はリチャード・セイル、製作はクラレンス・グリーン、製作総指揮はジョセフ・E・レヴィン、監督はラッセル・ラウズ、脚本はハーラン・エリスンとラッセル・ラウズとクラレンス・グリーンの3人、撮影はジョセフ・ルッテンバーグ、音楽はパーシー・フェイスである。そして出演は、スティーヴン・ボイド、エルケ・ソマー、エリノア・パーカー、ミルトン・バール、ジョセフ・コットン、ジル・セント・ジョン、アーネスト・ボーグナイン、ウォルター・ブレナン、ジーン・ヘイル、マール・オベロン、ナンシー・シナトラ、ブロデリック・クロフォード、ジェームズ・ダン、たちである。尚、ジル・セント・ジョンは後に「007/ダイアモンドは永遠に」でボンド・ガールとなるジル・セント・ジョンである。
恒例のアカデミー賞授賞式が開催されようとしていた。主演男優賞の本命と見られているフランキー・フェーンもやってくる。彼はここに辿り着くまで、並々ならぬ苦労を重ねていた。(ということで、フランキーの過去の物語となる。)数年前、フランキーはハイミーとローレルと組んで田舎町を巡業していたが、ある町で彼らは売春斡旋の罪に問われることになった。仮釈放中にニューヨークに高飛びした彼ら。ローレルはフランキーを愛し、子供を宿していたが、フランキーはパーティーで知ったケイに夢中だった。そんな時、フランキーはハリウッドのプロデューサーと契約する話が持ち上がった。そして契約してスターへの道が開けたフランキー。しかし、批評家たちが絶賛した彼の主演映画「難関突破」は興行的には失敗し、契約延長はならなかった。で、酒と女に溺れるフランキー。が、「難関突破」で彼はアカデミー主演男優賞候補にノミネートされた。で、フランキーは受賞できるように裏工作を始めるが...
フランキーが行う裏工作は同情を引こうとするものであるが、そういう裏工作をすると、思わぬ方向に自体は転がっていく物であって、結局、受賞できないということになるものであるが、やっぱり、という物語の展開は、良識あるものである。が、これに似たような裏工作は大なり小なりあるのでしょうね。そういうことを考えながら見ていると、面白い作品である。アカデミー賞に興味がある方は、一度はご覧になっておいた方がよろしいかと...(だけど、ソフト化されていないなんて、悲しいところです。LaserDiscではリリースされていたのですけど...)
参考までにアカデミー賞関係の本を...
アカデミー賞のすべて―From 1928 To 2006 (MOOK21)
- 作者:
- 出版社/メーカー: 共同通信社
- 発売日: 2007/03
- メディア: ムック
アカデミー賞を買った男―夢を追いかけて映画バイヤーになった (夢を語る技術)
- 作者: 梅原 健
- 出版社/メーカー: B!インターナショナルブックス
- 発売日: 2005/06
- メディア: 単行本
PAT BENATAR『BEST SHOT』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1989年にリリースされた彼女の初のベスト盤である。'70'sの終盤から'80'sの前半にかけて、女性ロッカーとして名を馳せた彼女であるが、代表的なヒット曲が収録されている(一部のヒット曲が収録されていないのはご愛敬と言ったところでしょうね。)と言うことで、嬉しいベスト盤である。また、このアルバムは、イギリスでは最高位6位を記録するというように、大ヒットしている。(アメリカ・Billboardでは最高位67位でした。)
収録曲は以下の全15曲である。『Love Is A Battlefield』『Promises In The Dark』『One Love』『All Fired Up』『We Live For Love』『Hell Is for Children』『Shadows Of The Night』『Hit Me With Your Best Shot』『We Belong』『Invincible』『Fire And Ice』『Heartbreaker』『Suffer The Little Children/Hell Is for Children [Live]』『Painted Desert』『Outlaw Blues』。
彼女の楽曲は緩急のあるロック・ナンバーであり、これが一本調子にならずに聴かせてくれるところである。そしてエネルギッシュなパワーがあり、パワフルなボーカルとハードなロック・ナンバーが心地良さを与えてくれる。本アルバムはヒット曲を中心に選曲されているが、これを続けて聴いていると、'80'sロックらしさを大いに感じる所である。
本アルバムからの筆者のお薦め曲は、ベスト盤と言うことでどれも捨てがたいのだが、その中から何曲かをピックアップするとなると、ライブ・バージョンである『Suffer The Little Children/Hell Is for Children』を第一として、お馴染みの曲である『Love Is A Battlefield』『Promises In The Dark』『Fire And Ice』『Heartbreaker』という所は外せないし、『One Love』『Shadows Of The Night』『Hit Me With Your Best Shot』等も味のある曲であるし...(と、止まらなくなるので、この辺りで打ち止めにしておきます。)
本アルバムのようなベスト盤は、長いキャリアがあるアーティストにとったら、変化していく様子も手に取るように分かるし、やや外れ的なアルバムからの選曲があれば、クオリティの低さが露骨に現れてしまうということで、ちょっと辛い所が出てくるのだが、本アルバムはそれが多少出ているのが残念な所である。(構成上、仕方ないのですけど...)彼女のエネルギッシュなロック・ナンバーは、やはりそれぞれのオリジナル・アルバムでじっくりと聴き込んだ方がよい。本アルバムは彼女の代表的な曲を聴くためと、初心者向けと考えた方が良いですよ。
OUTLAND(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]
表題の作品は1981年の映画「アウトランド」である。'70's後半に「スター・ウォーズ」の登場と共に、SF映画の一大ブームが巻き起こったが、'70'sの終盤から'80's前半にはSF映画が多数登場した。本作もそんな中の1本であるが、SFというのは名前だけで、西部劇のエッセンスを取り入れたサスペンス仕立ての作品である。(SF映画としたら、兎に角評判が悪い本作であるが、サスペンスと捉えると、酷評されるまでのものではない。)
作品データを記しておくと、時間は109分、製作はリチャード・A・ロス、製作総指揮はスタンリー・オトゥール、監督と脚本はピーター・ハイアムズ、撮影はスティーヴン・ゴールドブラット、音楽はジェリー・ゴールドスミスである。そして出演は、ショーン・コネリー、ピーター・ボイル、フランシス・スターンハーゲン、ジェームズ・B・シッキング、キカ・マーカム、クラーク・ピータース、ジョン・ラッツェンバーガー、スティーヴン・バーコフ、たちである。
物語の舞台は、近未来の木製の第3衛星・イオである。宇宙開発連合の管理化の悪に敢然と立ち向かう連邦保安官の活躍を描いたものである。
木星の衛星・イオでは鉱石採掘が行なわれていて、2144名の居住者がいた。宇宙開発連合の管理下で行われている採掘事業は、人夫、補助人員、管理者に分けられていた。そんなイオに連邦保安官のビル・オニールが保安室長として着任してきた。彼は謎の死亡事故に遭遇し、調査に乗り出すが、保安次長は深く追求しない。ビルは女医・ラザラスの協力を得て、原因を調査すると、強力な覚醒剤によるものであることが分かる。地球から持ち込まないと入手出来ない麻薬ということで、麻薬犯罪に関わりのある前科者を調べるビルは、支配人・シェパードが黒幕だと突き止めた。が、証拠として捉えた麻薬常習者や保安次長が殺され、支配人を恐れて誰もビルに手を貸す者はいなくなる。が、ビルは一人で立ち向かって行く...
物語の方は、一応SFになるが、サスペンス仕立てであって、舞台がたまたまSFになっているといった感じである。サントラ盤の方も、SF作品の音楽というよりはサスペンス作品の雰囲気があり、「SF」ということを忘れたらなかなか良い出来である。
サントラ盤の収録曲は以下の全10曲である。『Mine』『Earl Arrival』『Message』『Air Lock』『Hot Water』『Hunted』『Spiders』『Rec Room』『Hostage』『Final Message』。
もともとは西部劇の要素を取り入れた作品であり、本格的なSFを狙った作品ではない本作であるだけに、SFということを求めなければ、なかなかいい感じである。考えてみたら、本作製作当時はSF作品が大量に製作されたということもあるので、そういう意図の作品もありでしょうね。
Outland [Music from the Motion Picture]
- アーティスト: Jerry Goldsmith, Jerry Goldsmith, National Philharmonic Orchestra
- 出版社/メーカー: Warner
- 発売日: 2001/05/07
- メディア: CD
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今週(11/22)深夜のBS-i「アニメ枠」+α [ケータイ刑事]
ここのところ、日曜朝の再放送「銭形雷」の30秒バージョン(正確には27秒)の予告と、「銭形海」の15秒バージョンの次回予告という形になっている木曜深夜のBS-iのアニメ枠であるが、今回も変わらなかったですね。(ということなので、毎回記すことは止めることにしたので、先週はこれについて記しませんでした。)今週も記すのを止めようかと思ったが、その前の「キ・ニ・ナ・ル」の所で、夏帆ポン主演の映画「東京少女」について流れたので、一応、記すことにした。
まずは「逮捕しちゃうぞ フルスロットル」のCM部分で、「銭形雷」の30秒バージョンの次回予告(2nd.6話のビーチバレーの回です。)があり、それ以外はいつもの通り、この作品と「CLANNAD」「怪物王女」等のDVDの宣伝と、BS-iで放送されている番組の宣伝でした。そんな中、「怪談新耳袋」の全99話(実はTVの5シリーズの95話と劇場版第1作の最初の物語を1話5分に分けて4話にしたものと合わせての全99話です。)のDVD-BOX(「怪談新耳袋 百物語」)の宣伝がありました。→全99話で完結と言うことなので、TVの第6シリーズはもうないと思って良いのでしょうね。そうなると、劇場版第4弾も無いと言うことなんでしょうか?まあ、ここのところのホラー映画ブームも一段落しているので、無理に新作を、とは言いませんけど...
で、2つの番組間のところで「銭形海」の15秒版の次回予告があったが、今週は15秒版の次回予告が他の所でもやたらと流れています。こういう時にこそ、30秒版(正確には27秒ですが...)をこの枠で流してくれたらいいのに...
「CLANNAD」になると、BS-iの番組の宣伝と「CLANNAD」のDVD宣伝(これはこの枠ではヘビーローテです。)、「坂口憲二の日本列島サーフィン紀行・第二章春夏編」のDVD(これ、最近はヘビーローテで流れていて、色んな所で目にします。→地上波以上にBSデジタル放送局では、DVDの売り上げというのは大事な収入源でもありますからね。)など、いつものものが流れたが、こちらでも「銭形雷」の次回予告30秒バージョンが流れました。また「怪談新耳袋」のスペシャルである「絶叫編」のDVDの宣伝もありました。(映像は「左:黒い男たち」のものでした。)→「右:牛おんな」の方も流れて欲しいところだが、何故か「左:黒い男たち」ばかりなんですよね...
「キ・ニ・ナ・ル」はBS-iの番組に関係する話題が取り上げられるが、やっぱりチェックしておくべきですね。来年の2月に劇場公開となるが、その前には「東京少年」も劇場公開される。1月になると「東京少年・ナビ」が、2月になると「東京少女・ナビ」も放送されることになるでしょうが、それらは番組表で確認できたら、メモとして記そうかと思います。
※一応、メインは「銭形雷/海」の次回予告であり、夏帆ポンのこともあったので、今回もカテゴリーは「ケータイ刑事」とします。→こういうものまでここに入れているから、このカテゴリーは凄い伸びをしている...
海から見た、ニッポン 坂口憲二の日本列島サーフィン紀行 第二章 春夏篇
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2007/11/30
- メディア: DVD
海から見た、ニッポン 坂口憲二の日本列島サーフィン紀行 第一章 秋冬篇
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2007/04/04
- メディア: DVD
怪物王女 vol. 1 9巻収納デジパック付き 【初回生産限定】
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2007/10/11
- メディア: DVD
↓一応、これもピックアップしておきます。
12月の「ケータイ刑事」 [ケータイ刑事]
12月の月刊TV誌の先取り情報です。(実は雑誌の発売日よりも前に入手しましたから...)
12月では、何と言っても注目されるのは、12/29の放送に「最終回マーク」があるかいうことである。少し前から、2nd.13話が佐々木浩久監督作であり、これが仕上がったが、更に「ケータイ刑事」の脚本を書く、と言っていたことから、年明けも「ケータイ刑事」は続くと思われていた。しかし6代目・「海」が続くのか、7代目にバトンタッチなのかは分からなかった。で、12/29の放送に「最終回マーク」があれば年明けからは7代目に、「最終回マーク」が無ければ6代目・「海」が続くと言うことになる。(筆者としては、岡野さんが復帰しての「海・3rd.」です。)
で、どうだったかというと、「最終回マーク」はありませんでした。また、この回のサブタイトルは「さよなら五代さん! ~恐怖の神経ガス殺人事件」というものなので、この物語で海・五代コンビが最後になると言って間違いないでしょう。(エリーゼさんにふられて、またまた旅に出ることになると思われますが... 愛ちゃんがNASAに五代さんを呼ぶということは無いでしょうし...)
ということで、年明けからはシリーズ初の「サード・シリーズ」(「海・3rd.」)に突入するというのは間違いない所でしょう。で、高村さんが僅か3ヶ月で復帰と言うことは無いでしょうから、岡野さんが復帰と考えて間違いないでしょう。(何せ「海・2nd.8話」で五代さんが「尾行検定」を受けたというネタが出てくるようだが、「検定」と言えば岡野さんですし、今の内にネタフリをしていると考えて間違いないでしょう。「1st.6話」に五代さんというネタフリもありましたからね。)
「M2」で多聞殺になった岡野さんと松山さんが再びコンビを組むことになったが、これは「年内限定」ということだったので、新年になるとコンビ解消となり、それで岡野さんが警視庁に戻ってくるということになるのでしょう。また、「M2」で警部に昇進した岡野さんですが、果たして「警部」として戻って来るのか、トミマツ・コンビで最後に大失態をしでかして、「警部補」に降格されて戻って来るのか、と言う所も注目したい所です。そして、岡野さんと言えば雷お姉ちゃまとコンビを組んでいただけに、海ちゃんとの最初のやりとり(例の「警察手帳と学生証を間違える」から始まる一連のお約束。)も楽しみです。ただ、海ちゃんは1st./2nd.のいずれも手錠を掛けられただけに、泪・2nd.と雷・2nd.のように今度は手錠を掛けるということになるか、二度あることは三度あるで、またまた「公文書偽造で逮捕する」と言われて手錠を掛けられるのか、楽しみです。
それ以外の物語は、2nd.9話は「謎の怪盗予告事件」でゲストは星野真里さんですが、「怪盗」ということは怪人○面相に取って代わるような新しいキャラクタなのか、ただの女怪盗なのか、楽しみです。続く2nd.10話は「BS初のサイレント」ということで、これはサイレント映画風の演出がされている物と思われる。11&12話は「ゴルゴダの森文化祭」の模様が2回に渡って放送される。(1st.の舞台といい、「銭形海」はこれで6話がイベントの収録ということになりますね...)
※BS-iのHPでは「ゴルゴダの森文化祭」の放送は12/9,16となっているので、これは日曜日ということで別枠ということになっていますが、TV誌の情報とどちらが正しいのでしょうか?
ところで、12/1にはBS11とTwellV(トゥエルビ)が開局して放送が始まるが、「ケータイ刑事」の時間帯に何が放送されるかが気になる所であるが、前者(BS11)がアニメを放送するようで、12/1と8は「ガンダム」、12/15と22は「トップをねらえ」、12/29は「雲のむこう、約束の場所」となっていました。(後者は「QVC」となっていて、これは無視できそうです。)BS11の編成は「ケータイ刑事」に対抗するつもりなんでしょうか?
それから「DIGITAL TV GUIDE」の1月号(表紙が平原綾香)には、P28とP29に丹羽Pのインタヴューがあります。(11/24発売になる雑誌ですが、定期購読していたら発売日よりも前に入手可能なんです。)24日以降、本屋さんでチェックされたらよろしいかと。
情報源はこれです。(筆者は関西在住なので「関西版」ですけど。)
デジタル TV (テレビ) ガイド 2008年 01月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2007/11/24
- メディア: 雑誌
デジタル TV (テレビ) ガイド 関西版 2008年 01月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2007/11/24
- メディア: 雑誌
DIGITAL TV GUIDE (デジタル テレビ ガイド) 中部版 2008年 01月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2007/11/24
- メディア: 雑誌
ちなみに、10月号(9月の番組表)の表紙が真希ちゃんでした。
デジタル TV (テレビ) ガイド 2007年 10月号 [雑誌]
- 作者:
- 出版社/メーカー: 東京ニュース通信社
- 発売日: 2007/08/24
- メディア: 雑誌
「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その26) [ケータイ刑事]
前回に続いて、ボンドガールとクイーンの3回目となる今回は、完全にキャラが重なるクイーンとボンドガールの登場です。で、そのクイーンは「海・1st.8~11話」に登場したクイーン女優・睦月いずみと「ワールド・イズ・ノット・イナフ」に登場したエレクトラ・キングです。この二人、人生の境遇は全く違っているが、キャラクターとしたらとても似ているのである。(エレクトラに境遇が似ている「ケータイ刑事」に登場するキャラは別にいるが、それはまた別の機会に述べることにする。)
「ケータイ刑事」:クイーン女優・睦月いずみ。舞台「恋する日曜日 ひとり芝居・マーメイドの恋」の主演女優である。その舞台公演中に連続殺人事件が起こり、海ちゃんと高村さんが捜査を開始する。が、そこで色々とクイーンとしての存在感を示していた。何せ、海ちゃんに対して「おバカさん」と言う言葉を何度も繰り返し、完全に見下していましたし、高村さんに対しては舞台を邪魔されたり、高村さんに場を奪われたこともあり、それを取り返そうとして絡んできた。兎に角気の強い女性でもあった。が、イルカのプン太を溺愛するなど、女性らしい一面もあった。10年前、彼女は鯨井とデートした帰りに男に襲われ、その男を突き飛ばして殺してしまった。(殺す意志があった訳ではない。)が、恋人だった鯨井が彼女を庇い、罪を被り自殺した。(実はこれは偽装工作でした。)鯨井は死んだことにして恨みを晴らそうとしたが、殺人は実行できなかった。しかし、死んだはずの鯨井は恨みを持っていた男(野口)に姿を見られてしまい、これから睦月が脅迫されることになり、そこから連続殺人が始まった。
尚、睦月いずみを演じたのは「クイーン」と言えば「ケータイ刑事」ではこの人しかあり得ません。「クイーン女優」の名を持つ宝積有香さんである。もはや完全に「ケータイ刑事」の看板の一枚になりました。
「007」:エレクトラ・キング。石油王の父・ロバート・キング卿がテロリストによって爆死したことで父の跡を継ぐ。金持のお嬢様である彼女は、以前に誘拐されたことがあり、実はその時の犯人・レナードと関係があった。父の事業を継いだエレクトラは新たな石油パイプラインの敷設事業を行うが、実はレナードと繋がっていた。ボンドはエレクトラを護衛することになるが、エレクトラは誘拐されてしまう。(実は偽装誘拐でした。)で、レナードは核爆弾による世界の破壊を企んでいて、それに協力するエレクトラ。ボンドを手玉に取り、古代の拷問道具を使ってボンドを拷問した。(5代目ボンドは拷問されるということが多いボンドでした。)最期は、「あなた(ボンド)には私は殺せない」と言ってボンドを挑発するが、プロフェッショナルのボンドは非情になり、あっさりと射殺されてしまった。気の強さ、傲慢な態度は富豪の娘らしいところであるが、少女のように夢を見る一面も持ち合わせていた。
尚、エレクトラを演じたのはフランスが誇る大女優・ソフィー・マルソーであるが、「ラ・ブーム」のソフィーが実に妖艶で魅力ある大女優に成長したものである。歴代銭形を演じたみんな(=銭形ーズ)もソフィーのような大女優に成長して貰いたいところであるが、銭形ーズの面々はみんながみんな凄いだけに、そういう日もやってくるかと...
類似点は、「偽装工作」をしてまで目的をやり遂げようとする強い意志を持っているところ、しかもやろうとしていることは恋人と一緒にやろうとしている。また自己主張が強いところ、主役を完全に手玉に取っているところも同じである。とにかく、キャラクター的な類似点、共通点ということなので、これは意識して出来ることである。いずれも、主役であるボンド/銭形に対して対等にやりあえるだけのものを持っていることが要求される役柄であるだけに、華やかな要素を持つキャラということで、同じ物が求められるが、両者ともそれを持ち合わせたキャラということで、物語上も同じポジションのキャラではありますが...
違いといえば、睦月の生い立ちは語られてはいないが、エレクトラは石油王(大富豪)の娘であり、育った境遇は大きく違っているといっていいでしょう。また、一方は世界を手にするというあまりにも大きな野望を持っている(エレクトラ)が、もう一方(クイーン・睦月)は女優としてトップに立つという思は持っているでしょうが、世界を支配しようというような所までは持ち合わせていないので、「妄想狂」であるエレクトラとそうではない睦月、と言うことはできます。
物語上、「クイーン」と「ボンドガール」は同じようなポジションに位置するキャラクタである。「ボンドガール」は必ず見せ場が用意されているが、「クイーン」は見せ場が用意されていない場合もある。しかし、「クイーン女優」はそんな中でもたっぷりと見せ場が用意されたキャラクタであり、ある意味では「ケータイ刑事」に登場した「クイーン」の中の「クイーン」と言うことの出来る、実に華やかなキャラである。
次回は、遂にこの連載も第3クールに突入するということになるが、「ゲストキャラにおける類似点」の13回目ととして続きます。
007 ワールド・イズ・ノット・イナフ アルティメット・エディション
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2006/11/22
- メディア: DVD
↓「銭形海」はまだリリースされていないので、同じ緑リボンの次女・泪ちゃんと、雷お姉ちゃまを。