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AURELIO FIERRO『'A PIZZA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1998年に発表された企画もののアルバムである。イタリアでは大御所的な存在として、'50年代から活躍している彼の主だった曲を集めたベスト盤であるため、彼を知るには悪くないアルバムの一つと言うことになる。(但し、彼は2005年3月に81歳で亡くなっている。)

収録曲は以下の全14曲である。『Scapricciatiello』『Lazzarella』『Vurria』『Peppin 'O Suricillo』『Guapparia』『'A Risa』『Miniera』『Guaglione』『'A Sonnambula』『Zappatore』『'A Pizza』『Tutt 'A Famiiglia』『Pulecenella 'O Core 'E Napule』『'E Spingule Frangese』。

お薦め曲としてはアルバム・タイトルにもなっている彼の代表曲である『'A Pizza』『Lazzarella』『Guaglione』というところと、『Scapricciatiello』『'A Risa』『Tutt 'A Famiiglia』『'E Spingule Frangese』という所をピックアップしておくが、数多い彼の曲の中からの選りすぐりが集められているため、全ての曲に対して聴き所があるのは言うまでも無い。

日本でもイタリアン・ミュージックが注目された時期はこれまでに何度かあったものの、一般的にはあまり紹介されないことが多いだけに、現地では大物であっても日本では余り知られていないというシンガーが数多いのも事実であって、彼もそんな一人である。

言語がイタリア語であるということもあって、壁があるのもまた事実であるのだが、表現力、歌唱力など、ボーカルものとして聴く場合のツボはしっかりと出来ているのは言うまでも無いが、英語とは異なる雰囲気を楽しむと言うことで耳にするというのも宜しいかと...

 

Pizza

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  • 出版社/メーカー: Replay Italy
  • 発売日: 2000/09/21
  • メディア: CD

'a Pizza /I Succes

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  • 出版社/メーカー: Replay
  • 発売日: 2008/08/05
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形海12話[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形海」の第12話「ほんなこつ、このバカちんが! ~方言教室殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、冒頭でちゃんがこれを食べようとしていたことから「手作り弁当」について、「ウインナー」について、高村さんが電話するのを聴きながら口にしていた「鉄矢」について、「意味不明」について、「田舎」について記します。尚、「手作り弁当」は「・7話[裏ネタ編]PART 8」と「・6話[裏ネタ編]PART 4」で記したものを組み合わせて新たにまとめました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/6/22付です。

手作り弁当」:「手作り」とは、自分の手で作ること、または自分の手で作った物のことを指して言い、「手製」と言うこともある。

一方、「弁当」とは、外出先で食事するために、携行できるように調理された料理、食事のことである。また、そのことから転じて、外出先や会合などでとる食事のことも指す。

携行できるように作られていることが特徴であるため、家庭料理屋飲食店での料理のように、皿やドンブリなどに盛られているのではなく、密閉することが出来る可搬型の容器に入れられることになる。また、調理済みの食事であるため、(外出先などの)その場で簡単に食することが出来るものである。簡単なものは主食だけ(例えば、おにぎり、パンなど)というものから、主食と副食(おかず)が入っているものまで、様々である。が、現在では主食だけというものは「弁当」と呼ばれることはなく、「おにぎり」などのようにそのものの名称で呼ばれる。それを考えると、現在では「弁当」と言うと、調理された料理、食事であって、主食となるものに副食となるものが入っているもの、と言うことが出来る。

昔は、弁当というと、自分で作るか、母親が作ったものというのが相場であったが、最近では、弁当業の発達で、駅弁、またはスーパーやコンビニなどでの弁当販売、更には持ち帰り弁当のチェーン店などの業種が伸びている。

「手作り弁当」とは、自分の手で作った弁当のことを言う。(近年は、コンビニや弁当店で簡単に自分の手で作っていない弁当を購入できるため、「手作りでは無い弁当」が氾濫している。)

尚、言葉的には「手作り弁当」とは自分で作った弁当ということになるが、この場合、自分で無くても家族(母親や妻)が作った弁当に関しては「手作り弁当」に含められるのが一般的である。(特に「愛妻弁当」はその代表的なものとなる。)

英語では「Handmade Lunch」、ドイツ語では「Handmade-Mittagessen」、フランス語では「Déjeuner Fait à la Main」、イタリア語では「Pranzo Fatto a Mano」、スペイン語では「Almuerzo Hecho a Mano」、ポルトガル語では「Almoço Feito à Mão」、中国語では「手制盒飯」と言う。

ウインナー」:「ウインナー・ソーセージ」の省略した言い方であるが、一般的に「ウインナー」という言い方が定着している。

鳥獣類の挽肉などを塩や香辛料で調味し、燻製処理を行って保存食とした食品である「ソーセージ」の一つであって、羊の腸を用い、その中に挽肉を詰めたものである。また、これはソーセージの中では比較的小さいものであって、主に太さは20mm未満である。(羊の腸以外のケーシングに詰める場合もある。)

名前の「ウイン(Wien )」とは、オーストリアの首都のウィーンのことであって、欧州には特徴的なソーセージが色々とある(日本ではドイツがソーセージの本場として有名である。→「フランクフルト」と呼ばれているものはドイツのフランクフルトが本場の「フランクフルト・ソーセージ」のことである。)が、ウィーンを中止にしたソーセージである。

ソーセージの中では小さいものであるため、日本では弁当のおかずの一つとして広く利用されている食材となっている。

英語では「Vienna Sausage」、ドイツ語では「Wien Wurst」、フランス語では「Saucisse de Vienne」、イタリア語では「Salsiccia di Vienna」、スペイン語では「Salchicha de Viena」、ポルトガル語では「Lingüiça de Viena」、中国語では「維也納小香腸」と言う。

鉄矢」:武田鉄矢のことである。福岡出身で、音楽グループ・海援隊のリーダーとして、また俳優として活躍している。

1973年の海援隊のヒット曲『母に捧げるバラード』は彼が作った母親に対するメッセージソングであって、歌詞と共に博多弁の台詞を多数用いている。そして、その中で、彼のことを「鉄矢」と言う母の台詞があって、彼の名前を一躍有名にしたことで知られている。

海ちゃんの世代ではなく、丹羽Pをはじめとする製作者の世代であれば、まさにドンピシャの世代ということになるが、このネタもそういうネタの一つである。

意味不明」:何を言いたいのか、その内容をレ介することが出来ないこと、またはそういう状況のことを言う。

これには大別すると2つに分けられて、1つは言葉としても全くなっていないために、何を言っているのか分からない場合と、言語学的には問題ないものの、語彙の使い方が誤っているなどで意味が通じない場合とがある。

現在、よくあるものとして、翻訳ソフトを用いて外国語を日本語に訳した文章では、「意味不明」というものをよく見かける。(翻訳ソフトを用いた場合、前者のレベルというものが多数あるのも事実である。)一応、後者のレベルに達しているものもあるが、それでもまだまだである。ただ、それを保管することで意味不明では無くなりますが...(それだけ言葉は難しいということである。→規則を重視して人工的に作られたエスペラントであれば機械的翻訳の精度はある程度の高い水準に達していますが...)

英語では「Incomprehensible」、ドイツ語では「Unverständlich」、フランス語では「Incompréhensible」、イタリア語では「Incomprensibile」、スペイン語では「Incomprensible」、ポルトガル語では「Incompreensível」、中国語では「意思不詳」と言う。

田舎」:都会から離れた土地のこと、郷里や故郷のことという2つの意味がある。前者の場合は「都市」に対して「地方」という意味の対比で使われるものであって、「都(みやこ)」という形の都市が作られてから概念的に生まれた言い方である。(日本では飛鳥時代以降ということになるが、平安京が完成した後は、都と地方とう関係から特に使われるようになっていった。)また、これは相対的な言い方でもあるため、例えば日本では県庁所在地の都市は、都道府県単位では都市であり、それ以外の所が「田舎」と言われるが、大都市圏を基準にすると県庁所在都市も「田舎」とされる。(アメリカなどの国では「都道府県」を州に、「県庁所在地」を「州都」に置き換えれば、全く同じこととなる。)

後者の場合では生まれ故郷という意味となるが、これは近大になって都市が発展し、就学や就職のために都市部に出て行くという形が確立してから、特に言われるようになったものである。(この場合は、生まれた所が「田舎」ということになるため、人によっては都市が田舎という人もいるのも当然である。)

英語では「Country」、ドイツ語では「Land」、フランス語では「Campagne」、イタリア語では「Campagna」、スペイン語では「Campo」、ポルトガル語では「País」、中国語では「郷下」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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男の手作り弁当

男の手作り弁当

  • 作者: 森野 熊八
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
手作り弁当を食べてる場合ですよ  格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)

手作り弁当を食べてる場合ですよ 格差社会を生き抜く処方箋 (角川oneテーマ21)

  • 作者: 日垣 隆
  • 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2010/07/10
  • メディア: 新書
いまこそ、手作り お弁当のすすめ

いまこそ、手作り お弁当のすすめ

  • 作者: 渡辺 あきこ
  • 出版社/メーカー: 高橋書店
  • 発売日: 2006/03
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手作りのお弁当袋とお弁当グッズ (プチブティックシリーズ 538)

手作りのお弁当袋とお弁当グッズ (プチブティックシリーズ 538)

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  • 出版社/メーカー: ブティック社
  • 発売日: 2010/02
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かんたん楽しい、食べておいしい!ウインナーのかざりぎりBOOK (アスペクトムック)

かんたん楽しい、食べておいしい!ウインナーのかざりぎりBOOK (アスペクトムック)

  • 作者: 伊藤ハム
  • 出版社/メーカー: アスペクト
  • 発売日: 2010/10/16
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タコさんウインナーと仲間たち

タコさんウインナーと仲間たち

  • 作者: 宮澤 真理
  • 出版社/メーカー: 永岡書店
  • 発売日: 2009/04/10
  • メディア: 単行本
パール金属 便利小物 ウインナーカッター3点セット C-3519C-3519

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バカチンたちに捧げるバラード 武田鉄矢の人生相談

バカチンたちに捧げるバラード 武田鉄矢の人生相談

  • 作者: 武田 鉄矢
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2005/07/26
  • メディア: 単行本
母に捧げるバラード (集英社文庫)

母に捧げるバラード (集英社文庫)

  • 作者: 武田 鉄矢
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1992/06/19
  • メディア: 文庫
武田鉄矢 全曲集 贈る言葉/声援

武田鉄矢 全曲集 贈る言葉/声援

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  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1991/12/21
  • メディア: CD
意味不明でありがたいのか――お経は日本語で(祥伝社新書221)

意味不明でありがたいのか――お経は日本語で(祥伝社新書221)

  • 作者: 戸次公正
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2010/10/30
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2010-'11年版 [最新] パソコン・IT用語事典

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  • 作者: 堀本 勝久
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2010/03/03
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田舎力―ヒト・夢・カネが集まる5つの法則 (生活人新書)

田舎力―ヒト・夢・カネが集まる5つの法則 (生活人新書)

  • 作者: 金丸 弘美
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2009/08
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田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円

田舎暮らしはじめました うちの家賃は5千円

  • 作者: グレゴリ青山
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • 発売日: 2009/11/18
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田舎暮らしの本 2011年 11月号 [雑誌]

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  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2011/10/03
  • メディア: 雑誌

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AMII STEWART『KNOCK ON WOOD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼女のデビュー・アルバムである。当時の音楽シーンは世界的なディスコ・サウンドのブームの真っ直中であって、本アルバムもそのディスコ・サウンドのアルバムである。そんな中、全米No.1ヒットになった『Knock On Wood』もあって、彼女の代表作となったアルバムである。尚、本アルバムのチャート成績はBillboardで最高位19位を記録して、1979年の年間アルバム・チャートでは95位にランクインしている。

収録曲は以下の全8曲である。『Knock On Wood』『You Really Touched My Heart』『Light My Fire / 137 Disco Heaven』『Bring It On Back To Me』『Closest Thing To Heaven』『Am I Losing You』『Get Your Love Back』『Only A Child In Your Eyes』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。特にデビューシングルでもある『Knock On Wood』は1週だけ('79/4/21付け)とはいうものの、Billboardで1位を獲得する大ヒットになり、1979年の年間シングル・チャートでも22位にランクインしている。また、イギリスでは6位、(西)ドイツでは13位を記録している。続く2nd.シングルの『Light My Fire / 137 Disco Heaven』はメドレーとなっていて、Billboardでは69位、と伸び悩んだが、イギリスでは5位、(西)ドイツでは26位を記録するヒットになっている。

お薦め曲は、彼女の代表曲である『Knock On Wood』、及びシングル曲であって、THE DOORSのカヴァーを含んでいる『Light My Fire / 137 Disco Heaven』、更に『Closest Thing To Heaven』と『Get Your Love Back』をピックアップしておく。

本国アメリカではNo.1ソングを生んでいるが、実質的にはその曲のみの一発屋という存在に近く、一方、本アルバムからはNo.1ヒットにはなっていないが複数曲のTOP 10ヒットを生むというように、彼女は本国よりも欧州の方でより人気を集めることになったというのは面白い所である。尚、この後も彼女は、アメリカでは伸び悩むが欧州各国ではTOP 10ヒットを生み、イタリアではNo.1ソングも生まれるというように、'80'sの欧州では大活躍をして、後に「ユーロビート」と呼ばれることになる欧州発のダンス・ミュージックに大きな影響を与えることになる。このことを思うと、本アルバムは'70'sの作品であるが、'80'sのダンス・サウンドを聴く方はチェックしておくべき一枚である。

ちなみに、彼女は現在も現役シンガーとして活動を続けている。(デビューから'80's中盤過ぎまでが全盛期でした。)

 

Knock on Wood

Knock on Wood

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  • 出版社/メーカー: Mcp
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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その236) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「解毒剤を求めて」です。(言うまでも無く、「毒」に対する解毒剤をということです。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.4話」、「007」からは「カジノ・ロワイヤル」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.4話」。「高村刑事、絶体絶命! ~正しい日本語殺人事件」という物語。ちゃんと高村さんの息の合ったコンビぶりと、ちゃんの本物の涙が見られる、ということで、見所満載の物語であって、傑作の1本として知られている物語である。尚、本放送は2004/4/25であった。

誤った日本語を使った書道家、人気作家、アナウンサーが次々と殺され、いずれもが死の5時間前に会っていたという万葉大学の言霊名誉教授に事情を聴きに行ったちゃんと高村さん。名誉教授た誤った日本語を使う輩を許すことが出来ず、簡単に犯行を認めた。が、その席で高村さんは、英語混じりの日本語を使い、名誉教授はそのことで腹を立て、高村さんに出されたお茶に、これまでの被害者と同じ毒(「刻命丸」)を盛られてしまった。

で、あと5時間で高村さんは確実に死ぬが、名誉教授は高村さんと賭けをして、されに高村さんが勝てば解毒剤を渡す、と約束した。で、それは午後6時までのこれから4時間の間、高村さんを名誉教授の監視下に置き、その間に一度も外国語を使わなかったら命を助ける、というものだった。(「4時間の外国語禁止令」)ちゃんは、時間まで一言も口を聞かなければいい、とアドバイスし、高村さんも「そうか」と納得し、勝負が始まった。

が、そんな時に限って、新たな事件を知らせる入電が入った。ちゃんは1人で捜査する、と言うが、名誉教授はそれを認めず、ちゃんを大学に残し、高村さんが現場に向かうことになった。

事件は外国人タレント事務所・ガイタレの社長・塩川千代吉が殺されたというもので、容疑者は第一発見者であり、いずれもがその事務所に所属する外人タレントの3人だった。高村さんは「日本語、しゃべれるよね?」と確認するが、3人とも日本語に疎かった。名誉教授の監視の目がある限り、外国語は使えないと言うことで困ってしまった高村さん。

しかし、高村さんのことを心配したちゃんから電話が入る。TV電話で状況を伝え、ダイイングメッセージや殺害状況からちゃんが推理する。そんなちゃんは、3人の容疑者の名前を尋ねるが、外人の名前も外国語と言うことで、高村さんはゼスチャーで3人の名前を伝え、ゼスチャー・ゲームで悪戦苦闘の末、3人の容疑者の名前(マイケル、ダイアナ、ジニー)を伝えた。→この時、ちゃんは「妹」と言われ「どっちの?」と返したことで、ちゃんの下には2人の妹がいることが判明した。(この物語の時点では、三女・ちゃんは分かっていたが、四女・ちゃんはまだ名前が出ていなかった。)

で、ダイイングメッセージと状況から、ちゃんは推理をして、犯人を見抜き、トリックも説明し、真犯人のジニーを逮捕し、事件は解決した。が、名誉教授は高村さんが外国語を口にしなかったことで、はらわたが煮えくり返ったような表情を見せていた。

大学に戻ってきた高村さんと名誉教授。時刻は6時になろうとしていて、「さん、に、いち、ぜろ」とカウントダウンし、6時まで高村さんは外国語を口にしなかった。で、賭けは高村さんの勝ちになった。で、名誉教授は解毒剤を取りに行った。

しかし、30分しても名誉教授は戻ってこない。で、様子を見に行くと、名誉教授は首を吊っていて、「解毒剤は絶体に渡さない」と書かれた紙も発見された。高村さんの命はあと30分弱ということで焦るが、ちゃんが「謎は解けたよ、ワトソンくん」から、名誉教授を殺害した犯人(=助手)を逮捕した。

残り時間が少ないということで、解毒剤のことを尋ねると、金庫の中にあるという助手。しかし金庫を開けるには暗証番号が必要であり、それは名誉教授本人しか知らないということだった。

ちゃんは必死になって手掛かりを探りながら6桁の数字の暗証番号を入力するが、どれもが間違っていた。時刻は刻一刻と午後7時を迎えようとしており、高村さんは息苦しさを感じるようになっていた。

ちゃんは「死んじゃいや~」と泣きながら、必死に暗証番号を探り、金庫を開けようとする。しかし、正しい暗証番号は分からない。そんな中、名誉教授の著書「正しい日本語の使い方」という本の帯にある「言霊夏悟朗」という文字を目にしたちゃんは閃き、「507256」と暗証番号を入力したら金庫は開いた。(この数字は言霊夏悟朗(ことだま・なつごろう)名誉教授の名前の語呂合わせだった。)

急いで中にあった解毒剤の「延命水」を手にしたちゃんは、急いで高村さんの所に向かい、高村さんに解毒剤を飲ませた。が、高村さんは反応しない。涙ながらに「お願い、目を開けて...」と繰り返すちゃんだったが、高村さんは反応しない。遂に「高村さん!!!」と泣き崩れながら叫ぶちゃん。そんな泪ちゃんのから一粒の涙が高村さんの目尻に落ちた。すると、ゆっくりと高村さんの瞼が動いた。それに気づいたちゃんは「高村さん!」と叫んだ。すると「また嘘泣き?」と高村さんは命を取り留め、「良かった...」と泣きながら高村さんに抱きつくちゃんだった。

007」:「カジノ・ロワイヤル」。2006年のシリーズ第21作であって、6代目ボンドのデビュー作である。本作は、I・フレミングの原作小説では最初に記された作品であって、ボンドが00要員に昇格したばかりの物語、則ち、一連の作品の中ではボンドが最もキャリアの浅い時期の物語である。そういう作品をシリーズ第21作に持ってきたことになったが、過去の映画シリーズ20作での設定をリセットして、ボンドも6代目にして、新たにシリーズをスタートさせた作品となった。

世界のテロリストや犯罪組織などの資金を預かって、それ運用することを行っていたル・シッフルは運用に失敗し、穴を開けてしまった。で、その穴を取り戻すため、モンテカルロのカジノ・ロワイヤルで行われる大勝負に挑む。また、MI-6はそこでル・シッフルとの勝負に勝ち、ル・シッフルにトドメを刺す作戦を立て、ボンドがその任務を受けた。が、その勝負にボンドが負ければ、MI-6からル・シッフルを経て、テロリストたちに資金が提供されることになってしまうため、絶対に負けられない勝負であった。

ボンドだけではなく、CIAはフィリックスを参加させるなど、兎に角、ル・シッフルを潰す作戦として大々的に人員が投入されていた。ボンドはポーカーのトップ・プレイヤーとしてその勝負に参加し、国家財務委員会から派遣されたヴェスパー(=ボンドガール)がボンドの監視役(表向きであって、実は彼女も極秘任務にあった。)となった。

それぞれの思惑が絡む中、カジノ・ロワイヤルに集まったプレーヤーたち。全員に対して、勝った場合の賞金を振り込む口座番号と暗証番号を入力させ、ポーカー勝負が開始された。

ボンドは腕の良さを示して、少しずつ勝っていき、まもなくル・シッフルのくせに気づいた。で、一気に勝負に出ようと考えた。が、ル・シッフルも簡単に負けるようなことはしなかった。ボンドが勝負に出たが、それはル・シッフルの仕掛けた罠であり、ボンドは敗れてしまった。

休憩が入り、それぞれの控え室に戻るプレーヤーたち。が、その時、ル・シッフルは、金を返せと迫っていた組織に襲われた。勝負に勝って金を返すということで、とりあえずは難を逃れるが、勝負に負けた場合には殺されるのは確実だった。

休憩が終わり、勝負が再開される。ボンドは再び勝ち始めていき、先ほどの負けを取り戻していた。が、ル・シッフルも確実に勝っていて、チップを増やしていた。ル・シッフルに取っ手は絶対勝たなければならない勝負であって、どんな手を使ってでも勝ってくる相手を潰さなければならない。ということで、今度はボンドに届けられたカクテルに毒を盛っていた。そんなこととは知らないボンドは、そのカクテルを口にして、毒が盛られていることに気づいた。すると、直ちに中座して、緊急医療セットを備えているボンドカー(アストンマーチンDBS)に向かった。(駐車場に駐めてあった。)

何とか車に辿り着いたボンドは解毒処理を行おうとする。MI-6の本部もボンドの行動を監視していて、毒を盛られたことは直ぐに伝わったため、解毒処理についての指示もボンドに伝えられる。必死にボンドは指示に従って解毒処置を行おうとするが、意識が次第に遠のいていく。そんなこともあって、身体に電極を正しく取り付けられず、蘇生ボタンを押しても電極が正しくセットされていないため正しく動作しない。更に意識が遠のいていくボンドは、これまでかと言うところに、ヴェスパー(=ボンドガール)が駆けつけて、彼女の助けによって電極が正しく取り付けられ、解毒に成功したボンドは蘇生されて助かった。

その後、再びカジノ・ロワイヤルに戻り、勝負を続け、遂にル・シッフルとの間で1億ドルを超える最後の大勝負を迎え、ボンドが勝負に勝ち、何とか任務を果たした。

共通点は、毒を盛られたのは男であること(「ケータイ刑事」では主人公のパートナーの高村さん、「007」では主人公のボンド自身)、飲み物(「ケータイ刑事」では玉露のお茶、「007」ではカクテル)に毒を盛られたと言うこと解毒の処置を行うのに女のパートナー(「ケータイ刑事」では主人公のちゃん、「007」ではボンドガールのヴェスパー)が尽力したことおよび彼女のお陰で助かったということである

一方相違点は、「ケータイ刑事」では独特の毒(「刻命丸」)と解毒剤(「延命水」)が用いられたが、「007」では一般的に知られているジギタリスの毒が盛られ、それに対する解毒剤と救命方法は現実の対処方法として確立している方法が使われていると言うことである。

尚、「ケータイ刑事」と「007」の共通点としては、「007」の方が時間的に先に製作されていて、「ケータイ刑事」の方が後から製作されているということが多が、この一件に関しては「ケータイ刑事」の方が時間的に先であるため、「007」の方が「ケータイ刑事」を真似たと言うことになる。(が、日本のBSでの放送とイギリス製作ということでは、アイデアが似てしまったということであって、やはり「驚くべき類似点」ということになる。)

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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