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AMAZING RHYTHM ACES『STACKED DECK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1975年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。カントリー・バンドとして'70's後半に活躍したアメリカン・バンドである彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。(と言っても、デビュー・シングルが最大のヒットとなったこともあって、尻すぼみで'81年に解散してしまいましたが...)本アルバムのチャート成績は、カントリー・チャートでは12位を記録したが、Billboardのアルバム・チャートでは120位という3桁順位に留まっている。

収録曲は以下の全12曲である。『Third Rate Romance』『The 'Ella B'』『Life' Railway To Heaven』『The Beautiful Lie』『Hit The Nail On The Head』『Who Will The Next Fool Be』『Amazing Grace (Used To Be Her Favorite Song)』『Anything You Want』『My Tears Still Flow』『Emma-Jean』『Why Can't I Be Satisfied』『King Of The Cowboys』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。デビュー・シングルでもある『Third Rate Romance』はBillboardで最高位14位を記録し、1975年の年間シングル・チャートでは97位にランクインしている。また、カントリー・チャートでは2位を記録し、カナダでは、シングル・チャートもカントリー・チャートも共に1位を獲得している。2nd.シングルの『Amazing Grace (Used To Be Her Favorite Song)』はアメリカのカントリー・チャートでは9位、HOT 100では72位を記録し、カナダではシングル・チャートでは79位、カントリー・チャートでは10位を記録している。

お薦め曲はシングル・ヒットを記録している『Third Rate Romance』、そして『Amazing Grace (Used To Be Her Favorite Song)』、更に『Life' Railway To Heaven』『The Beautiful Lie』『Why Can't I Be Satisfied』をピックアップしておく。

カントリーといっても、カントリー・ロックであって、'70's前半にはこのジャンルのロックがいくつか大きなヒットになっていることもあって、決して目新しいサウンドではなく、'70'sらしいサウンドであって、当時のものとしては聴きやすいサウンドである。しかし、これが彼らのサウンドだという特徴がなく、聴きやすいカントリー・ロックだったということ、更にカントリー・ロックは'70's前半にはちょっとしたブームの様になっていたが、'70'sも後半に突入したことで、やや遅れ気味と言うことになって閉まったのが残念なところであった。が、'70'sのカントリー・ロックに親しんでいた方であれば、すんなりと受け入れられるサウンドであって親しみやすいものである。

ということで、'70'sのカントリーがお好きな方(フォーク系のカントリーと、ロック系のカントリーの両者を含む。)であれば、たっぷりと楽しめるアルバムである。(このことから、'70'sらしいアルバムと言うことも言えます。)

尚、本アルバムは、カントリー・アルバムであるのだが収録時間は40分を超えている(40分35秒)ということで、このジャンルのアルバムとしては収録時間が長いアルバムである。(が、他のジャンルでは標準的な時間ですけど...)

 

Stacked Deck

Stacked Deck

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atl Rhythm Section
  • 発売日: 2000/09/12
  • メディア: CD

↓次作との2 in 1 はお買い得です。

Two Classic Albums from The Amazing Rhythm Aces: Stacked Deck / Too Stuffed to Jump

Two Classic Albums from The Amazing Rhythm Aces: Stacked Deck / Too Stuffed to Jump

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Collector's Choice
  • 発売日: 2000/07/11
  • メディア: CD


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「日本侠客伝」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第57弾として取り上げる作品は「日本侠客伝」シリーズです。このシリーズは、東映の任侠映画シリーズの草分的なシリーズとして知られる作品である。1964年から1971年にかけて、全11作が製作されている。また、本シリーズは高倉健の出世作となったシーズでもある。製作ペースは途中までは年に2本で、第8作以降は年1本ペースということで製作されているが、本シリーズの第1作の後、高倉健は1965年から、「網走番外地」シリーズと「昭和残侠伝」シリーズも平行して主演を務めていたことで、東映の看板スターとして、同時にシリーズ作品で主演を務めることになった。(本シリーズが1971年まで、「網走番外地」(全18作)と「昭和残侠伝」(全9作)は共に1972年まで続いた。)

ということで、東映の任侠映画は有名であるが、本シリーズはそれらの中でも重要なシリーズでもあるだけに、しっかりとチェックしておきたいシリーズであるのは言うまでも無い。(高倉健がスターとして東映の看板になったということもありますし...)

初回となる今回は、シリーズ作品のおさらいということで、映画化された順番にタイトルを記しておきます。

シリーズ第1作「日本侠客伝」(1964年)、シリーズ第2作「日本侠客伝 浪花篇」(1965年)、シリーズ第3作「日本侠客伝 関東篇」(1965年)、シリーズ第4作「日本侠客伝 血斗神田祭り」(1966年)、シリーズ第5作「日本侠客伝 雷門の決斗」(1966年)、シリーズ第6作「日本侠客伝 白刃の盃」(1967年)、シリーズ第7作「日本侠客伝 斬り込み」(1967年)、シリーズ第8作「日本侠客伝 絶縁状」(1968年)、シリーズ第9作「日本侠客伝 花と龍」(1969年)、シリーズ第10作「日本侠客伝 昇り龍」(1970年)、シリーズ第11作「日本侠客伝 刃(ドス)」(1971年)。

次回(来年になってからです。)からは、シリーズ順に、それぞれの作品についてを記していくことにします。

 

<東映オールスターキャンペーン>日本侠客伝 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD

日本侠客伝 BOX [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
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ケータイ刑事銭形舞6話[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形舞」の第6話「闇の暗殺者! ~皆殺しの砦殺人事件」の「裏ネタ編」の再増補の4回目となる今回は、これに行こうとしたことから事件となったということで「トイレ」について、ファミレスで五代さんはこれを何度も鳴らしていたことから「呼び鈴」について、被害者のこれがあったことから「名札」について、この物語にこれが登場したことから「凄腕」についてと「殺し屋」について記します。尚、「トイレ」は「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記したもの)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/12、2009/9/7,11付です。)

トイレ」:トイレット・ルーム(Toilet Room)の略であって、「お手洗い」「化粧室」「便所」「トイレット」など、様々な呼び方がある。また、古くは、「かわや」「雪隠(せっちん)」「はばかり」「手水(ちょうず)」などと呼ばれていた。(現在でもこういう言い方をする方もいます。)実に多くの名称があるが、これは人間生活に於いては必要不可欠なものであって、切っても切れないものであるためでもある。

この場所は、人間が大小便などの排泄行為を行うための場所である。また、排泄されたものを処理する設備が整えられていたり、処理する場所に持っていくまで一時的に溜めておくような設備が備わった場所でもある。近年では水洗式のものが主流となっていて、排泄物を一時的に溜めておくような汲み取り式のものは減少している。

排泄物の処理の仕方によって、水洗式と汲み取り式があるが、下水道の整備によって近年では世界的にも水洗式のものが多くなっている。その水洗式のトイレであるが、これが登場したのは実は古く、約2000年前の古代ローマ帝国である。更には15世紀のインカ帝国(マチュピチュ)でも水洗トイレの遺構が発見されている。日本では8世紀初頭の藤原京に水洗トイレの遺構が発見されている。→但し、これらは処理の方法が水洗式ということであって、現在の水洗式トイレで使用されている便器が使われていたということではない。(便器はトイレの備品の一つであって、その形は変化している。)

汲み取り式の場合は、単に排泄物を一時的に溜めておくというだけでなく、肥料として使用するための貯蔵庫という意味合いもあった。(全てがそうという訳では無いが、昔の農村部では当たり前のように肥料として使用されていた。)

街中には誰もが使用できる「公衆トイレ」が存在し、誰でも無料で使用することが出来るが、一部には有料のものもある。(欧州では有料トイレという方が一般的であるので、ご注意を...)

また、鉄道、船、バス、航空機などの公共交通機関でも、長時間乗っているということから設備として備え付けられている。(短時間しか乗らないのが一般的な都市部の鉄道(地下鉄を含む)や市街地を走る路線バスなどでは、トイレは無いのが一般的ですが...)

尚、トイレは日常生活に於いて必ずお世話になる場所であるため、海外に行くことがある方は、この単語は頭に入れておいた方がよい。(ただ、人に尋ねなくても、万国共通でどういう場所にあるのかは大差ないこと、及び絵(記号)で現したマークで、それなりに分かりますが...)英語では「Toilet」「Rest Room」などの言い方があり、ドイツ語では「Toilette」、フランス語では「Toilettes」、イタリア語では「Bagno」、スペイン語では「Baño」、ポルトガル語では「Sanitário público」、韓国語では「ファジャンシル」、中国語では「洗手間」という。

呼び鈴」:人を呼ぶために、または合図のためにならす鈴、または電鈴のことである。古くからあるもので、昔は鈴が使われていた。

現在では、各家の玄関に設置されるドアベルが一般的になっていて、「呼び鈴」という言い方は少なくなっている。しかし、この物語のように、店舗の場合、またはホテルのフロントなどでは現在でも呼び鈴は広く使われている。また、コンビニなどでは当たり前のように設置されている、入口に赤外線センサーが設置されていて、店内に人が入ると音が鳴るものも「ドアベル」の一つト言うことになる。

最近では、電車やバスの乗降ドアにも、開閉するときに音が鳴るというものが増えていて、これらは「ドアベル」と呼ばれている。(玄関のドアベルのように、人が鳴らすのではなく、開閉時に自動的に鳴るということが違いである。)

英語では「Bell」または「Doorbell」、ドイツ語では「Klingel」、フランス語では「Sonnette」、イタリア語では「Campanello」、スペイン語では「Timbre」、ポルトガル語では「Campainha」、中国語では「叫人的鈴」と言う。

名札」:「なふだ」と読む。名前を記した札のことであって、普通は胸の部分に付けるものである。ただ、最近では身分証明書として首から吊り下げるタイプのものも増えている。(セキュリティ管理が強化されているということの一つでもあって、ICカード化された身分証を名札として利用するということでもある。)

尚、本人が身につけず、机の上に置いてあるものは「名札」と記しても「めいさつ」と読んで、「名札(なふだ)」とは区別されることもある。(この場合は「銘板(めいばん)」という言い方をすることもある。)

英語では「Name Card」または「Name Plate」「Name Tag」、ドイツ語では「Namenskarte」、フランス語では「Carte du Nom」、イタリア語では「Scheda di Nome」、スペイン語では「Tarjeta del Nombre」、ポルトガル語では「Nomeie Cartão」、中国語では「姓名牌」と言う。

凄腕」:人並み外れた手腕を持っていること、普通の人には出来ないことを(簡単に)やってのけるだけの高い実力のこと、またはそれらの能力を持っている人のことをいう。

ただ、人並み外れた高い能力のことであるが、どちらかというと悪いことに関する能力に対して言うことが多い。(「凄腕の殺し屋」「凄腕の(悪徳)弁護士」などとして使うことが多く、「凄腕のスポーツ選手」という言い方は殆どされない。)

英語では「Go-Getter」、ドイツ語では「Draufgänger」、フランス語では「Fonceur」、イタリア語では「Va-Getter」、スペイン語では「Buscavidas」、ポルトガル語では「Ir-Getter」、中国語では「精明強幹」と言う。

殺し屋」:殺人を請け負うことを職業としている人のことを言う。尚、正式な職業ではなく、これは違法行為であるのは言うまでも無い。(そのため、正式な職業である死刑執行人(基本的に公務員と言うことになる。)は「殺し屋」とは呼ばない。)

現実社会では、秘密警察や情報機関に所属するスパイが殺し屋としての商売をしているとされている。フィクションの世界では、「ゴルゴ13」は代表的な殺し屋と言うことになる。(「スナイパー」と呼ばれている人は殆どが殺し屋ということになる。)また、時代劇の「必殺!シリーズ」の仕事人も、金を貰って殺しを請け負っているので、殺し屋と言うことになる。

英語では「Killer」、ドイツ語では「Mörder」、フランス語では「Tueur」、イタリア語では「Assassino」、スペイン語では「Asesino」、ポルトガル語では「Assassino」、中国語では「刺客」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

トイレの話をしよう 〜世界65億人が抱える大問題

トイレの話をしよう 〜世界65億人が抱える大問題

  • 作者: ローズ ジョージ
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 単行本
世界一のトイレ ウォシュレット開発物語 (朝日新書)

世界一のトイレ ウォシュレット開発物語 (朝日新書)

  • 作者: 林 良祐
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2011/09/13
  • メディア: 新書
トイレの大常識 (これだけは…知っておきたい)

トイレの大常識 (これだけは…知っておきたい)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本
デビカ 貼ってはがせる名札 A4 60670

デビカ 貼ってはがせる名札 A4 60670

  • 出版社/メーカー: デビカ
  • メディア:
吊り下げ名札 黒 N-21

吊り下げ名札 黒 N-21

  • 出版社/メーカー: オープン工業
  • メディア: オフィス用品
カラー名札 ピンク(2枚入)

カラー名札 ピンク(2枚入)

  • 出版社/メーカー: フジキン(FJK)
  • メディア:
殺し屋 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

殺し屋 (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

  • 作者: ローレンス ブロック
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 1998/09/22
  • メディア: 文庫
ゴルゴ13 163 (SPコミックス)

ゴルゴ13 163 (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2011/12/05
  • メディア: コミック
ゴルゴ13 (1) (SPコミックス)

ゴルゴ13 (1) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: コミック

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ANGELA WINBUSH『SHARP』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1987年に発表された彼女のソロ・デビュー・アルバムである。(それ以前はRENÉ & ANGELA というデュオ・グループで4枚のアルバムと2桁になるシングルを発表していて、いくつかのヒット曲を生んでいる。)ソロになってもR&Bの畑を進んでいる彼女であるが、本アルバムでは、プロデューサとして、ソングライターとして、そしてシンガーとして、自分のやりたい音作りを行ったアルバムとなった。チャート成績は、Billboardで最高位87位、R&Bチャートで7位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『Sharp』『Sensual Lover』『Run To Me』『Imagination Of The Heart』『C'est Toi (It's You)』『Angel』『Hello Beloved』『You Had A Good Girl』『No One Has Ever Cared (Like You)』。

この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。但し、いずれもがBillboardのHOT 100にはランクインせず、R&Bチャートのみのランクインであった。1st.シングル(=ソロ・デビュー・シングル)の『Angel』はR&Bチャートで1位を獲得するヒットになり、ソロとしてもまずまずの船出をした。2nd.シングルの『Run To Me』は同チャートで4位を記録、3rd.シングルの『C'est Toi (It's You)』は同47位、4th.シングルの『Hello Beloved』は同26位を記録している。

お薦め曲はシングル曲の『Angel』と『Run To Me』と『Hello Beloved』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Sharp』、そして『No One Has Ever Cared (Like You)』をピックアップしておく。

歌唱力は申し分なく、シンガーとしての以前からも高く評価されていた彼女であるが、ソングライターとしても非凡なところを発揮し、自らプロデュースしたということで、R&Bを基調に'80'sらしいセンスにみちたサウンドを生み出している。ブラコンがお好きな方、R&Bがお好きな方だけで無く、女性ボーカルものがお好きな方やコンテンポラリーというジャンルがお好きな方であれば、特に違和感なく受け入れられるサウンドである。(ただ、そういう親しみやすい所があることを考えると、チャート成績が伸び悩んだのも事実ですが...)結果的に、本アルバムは3枚の彼女のソロ・アルバムの中では最もセールスが良く、チャート成績もキャリア・ハイとなったことを思うと、もっと知られても良かったのにと感じてしまうのも事実ですが...

'80's終盤の女性ボーカルものを聴くのであれば、一応、チェックはしておきたいアルバムの一つであるが、もう少し評価されても良いと思えるアルバムである。

 

Sharp

Sharp

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Island / Mercury
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形海14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形海」の第14話「スニーカー、復活! ~エリーゼのためにならない殺人事件」の裏ネタ編・増補の4回目となる今回は、前回の続きで、ちゃんと五代さんのお約束のやりとりの中で出てきた事柄から、「キャバクラ」について、「相撲」について、所在地である「錦糸町」について、五代さんの地位がこれだったことから「小結」について、柴田さんがこれで登場したことから「逆立ち」について、五代さんがこれを口にしたことから「回文」について記します。尚、「相撲」は「・14話[裏ネタ編]PART 2」で、「逆立ち」は「・3話[裏ネタ編]PART 2」で、「回文」は「・1話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/6付です。

キャバクラ」:風俗営業店の一つであって、「キャバクラ嬢」(略して「キャバ嬢」)と呼ばれる接客業務を行う女性従業員が男性客を接待を行う飲食店であり、風俗店である。料金は基本的に時間制を採用していて、料金体系を明朗にしたと同時に、クラブのような高級感を持ち合わせることを意図して生まれたものである。

尚、「キャバクラ」というのは、フランス語の「キャバレー(Cabaret)」と英語の「クラブ(Club)」を合成した和製外来語であるので、そのままでは通じない。

英語では「Cabaret Club」、ドイツ語では「Kabarettklub」、フランス語では「Club de Cabaret」、イタリア語では「Bastone Cabarettistico」、スペイン語では「Club del Cabaret」、ポルトガル語では「Clube de Cabaré」、中国語では「雛妓倶樂部」と言う。

相撲」:日本の古来から伝わる格闘技である。土俵上で廻しを付けただけの姿で、2人が組み合って、相手を倒すか、土俵の外に出すことで勝負を決める競技である。尚、「大相撲」と呼ばれているものは、相撲の一つであって、プロ化した力士によって行われている興行である。

元々は神事であって、古代から行われていたものである。当初は「祭」や「儀式」と言った性格のものであった。奈良時代になると、秋に宮廷で行われる儀式の一つとなり、これが長い間続くことになる。(このため、「相撲」は秋の季語となっている。)室町時代末期に土俵が考案されると、同時に職業力士が生まれ、競技という一面が出てきた。(しかし、まだ儀式の一つという性格の方が強かった。)

江戸時代になると、勧進相撲が盛んになって、儀式から離れて競技という方が強くなってきて、谷川、小野川、雷電という強い人気力士も登場し、隆盛を極めるようになった。明治になると、一段と競技としての性格が強くなり、1909年に両国に国技館(現在の国技館ではなく、「旧国技館」である。→旧国技館は関東大震災と第二次大戦で被災し、戦後は占領軍に接収された。)が作られ、ここから現在のように「国技」として歩むようになり、「大相撲」として日本相撲協会が主催する興行が行われるようになった。(歴史を振り返ると、「大相撲」は「相撲」が発展して興行としてなり立ったものであって、本来の意味の儀式としての「相撲」とは完全に別物である。が、「相撲」の中の一部であるとに変わりは無い。)

現在でも「奉納相撲」というものが行われているが、これは「相撲」が元々は真司であったことの名残と言うことが出来る。

この競技は伝統を重んじるため、競技のルールはこれまでに大きな改正は行われていない。(立ち会いまでの制限時間が定められたり、手つきを十分に行うようにする、などの小改正はあるが、競技自体のルールは変わっていない。→西洋を期限とする競技は結構ルール改正が行われている。)

英語では日本語の名称をそのままローマ字表記とした「Sumo」と呼ばれるがと言う場合もある。

以前は英語では「Sumo Wrestling」という言い方が行われていたが、現在では相撲が海外でも浸透する様になったことで、英語を始め、殆どの言語で日本語名称をそのままローマ字表記とした「Sumo」というようになっている。また、中国語では「相撲」と言う。

錦糸町」:東京都墨田区にある繁華街の一つである。JRと東京メトロの錦糸町駅の周辺地域であって、地名としては墨田区江東橋である。

錦糸町駅周辺に繁華街があるが、特に南口の周辺には風俗店街などもある。→五代さんが通う「相撲キャバクラ ごっつあん どすこい」もおそらくその風俗街の中にあるのでしょうね。

また、JR錦糸町駅の総武本線の各駅停車の秋葉原方向の戸名の駅は両国国技館のある両国駅であるため、相撲のメッカが隣駅ということを考えると、なかなか考えている設定ですね。(両国にしないところが憎いところでもある。)

小結」:「こむすび」と読む。大相撲の番付の階級の一つであり、「三役」と呼ばれる役力士の中では最も下位の地位である。(前頭の上であり、その上の地位は「関脇」「大関」「横綱」となる。)

「三役」(小結、関脇、大関)は相撲協会の看板力士ということになるが、小結の地位ほど、番付が運によるものという傾向が強い地位も少ない。(幕内上位、及び関脇の成績によって、同じ成績でも小結に傷心したり、関脇に昇進することもあり、また、平幕に止められることもある。また、小結で勝ち越しても、番付留置もあれば、関脇昇進もある。)

ただ、現在の大相撲では、小結は引退後の待遇にも影響する地位であって、一度でも小結(三役)を経験すると、年寄となる資格を得られるが、三役に昇進できずに引退すると、条件が厳しくなる。(幕内在位通算20場所以上、または十両以上在位通算30場所以上。但し、相撲部屋継承者と承認された場合には緩和される。→小結は1場所在位すればよいので、幕内が20場所未満でも問題なくなる。)

英語をはじめ、殆どの言語では日本語をローマ字表記した「Komusubi」といい、中国語では漢字表記そのままの「小結」という。

逆立ち」:両手を地面について、体を上下逆さまにして立つことをいう。「倒立」と言うこともある。また、逆立ちをした状態は人が普通の体制と上下が逆になっていることから、その意味が転じて、「ものの上下が逆さまになっていること」または「順番が逆になっていること」などを比喩的に言う言葉としても使われている。

比喩的表現ではなく、人が行う「逆立ち」は、体操競技では一般的に運動の一つであって、床運動では当たり前のように行われるものである。(基本的な業の一つである。)基本的な「逆立ち」は膝を曲げずに脚を垂直に真っ直ぐ伸ばし、その美しさを(体操競技では)評価対象としているのだが、芸として行われる「逆立ち」では、膝については曲げる場合もあって、見た目がより難しい体勢をとることも多い。(ただ、膝を曲げるというのはバランスを取るためという目的もある。)また、手は肩幅と等しいか、やや広めに開くのが基本であり、顔は前に向けるのが基本である。(芸ではこれも変形が多々ある。)

体操競技以外では、サーカスやチアリーディングでも一般的に取り入れられているものである。更に、逆立ちをした状態での短距離走などのように、逆立ちした状態で行われる競技も一部にはある。

逆立ちをするキャラクターとしては、本作の柴田束志さん以外にも、名探偵の金田一耕助、デカレンジャーのデカグリーン・江成仙一などがいる。(他にも大勢いるが、「ケータイ刑事」と同様に犯罪を扱う世界の物語に登場する人物に絞って名前を挙げました。)

英語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、オランダ語では「Handstand」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Poirier」、スペイン語では「Pino」、中国語では「倒立」と言う。

回文」:文字列を(通常通りの並びの)始めの部分から読んだ場合と、その逆となる終わりの部分から通常とは逆並びの方向に読んだ場合とで、文字や音節の出現する順番が変わらず、なおかつ、言語としてある程度意味が通る文字列のことを言う。(意味の通じないもの(条件を満たすように文字を並べただけのもの)は含まれない。)

これは言葉遊びの一種でもあって、原理的には全ての言語に於いて存在するものである。尚、1文字のもの、数字、記号だけのものは、構造上はどちらから呼んでも同じになっても、やはり「回文」とは呼ばないことになっている。(例えば、数字の列は、あくまでも数字の列でしかない。)

基本的には全ての言語に於いて存在するのだが、それぞれの言語では発音と表記の点でルールが異なることがあるので、回文についても、それぞれの言語に於いて特有のルールがある。日本語回文の場合、濁音、半濁音、促音、拗音は清音と同一として考えることが多いが、これは日本語回文でのルールである。(特に、促音と拗音は逆から読むと自然に読めないことが多いためでもある。)濁音、半濁音に関しては、清音と同一と考える場合と、それは認めないとする立場の人がいるが、促音と拗音に関しては清音と同一とみなすのが一般的である。(これによって、例えば「つ」と「っ」が同じになる。)

言葉遊びの一つであるため、小説などの登場人物の名前にもいくつか見られるが、「ケータイ刑事」では分家シリーズに登場した鑑識の柴田束志(しばたたばし)はその典型的な例である。また、芸能人では、芸名として回文になっている名前を使う人もいる。(例えば「新野新」「菜葉菜」「三宅宅三」「このはのこ」などがいる。)尚、「こいけ・けいこ」という名前は(読みでは)回文となるが、筆者の知人の中に、この名前の人がいます。(苗字の「こいけ」は漢字で記すとほぼ「小池」が多いが「古池」または「児池」も性としてはあるが、名前の「けいこ」の漢字は、数種類の漢字が使われいるため、表記としては結構多い。(「恵子」「圭子」「景子」「慶子」「桂子」「渓子」「佳子」「恵以子」「景以子」「系子」「螢子」など、色々とありますね...)などは上から読んでも、下から読んでも「こいけけいこ」である。)

また、回文になっている地名としては、鹿児島県の「志布志」(しぶし)は、音でも表記でも回文となっている。また、「赤坂」はローマ字で表記すると「AKASAKA」となり、ローマ字表記では回文となる地名である。(これは「銭形泪」の時に出てきましたね。)

「ケータイ刑事」では「銭形愛」の時からいくつか登場しているものなので、完全にお馴染みになっているが、「・33話(2nd.7話)」で大量に回文が登場しているので、それ以後は今一つという漢字になってしまったのが、残念なところでした。ただ、この物語で五代さんが口にした「なんてしつけいいこいいケツしてんな」は「」の時にも五代さんが言っていたものでした。

英単語でも表記が回文となる単語は存在し、例えば「MADAM」などが該当する。

また、12/21は「回文の日」ということになっているが、これは「1221」という並びがどちらから読んでも同じということに由来している。→よくよく考えたら、4文字で日付が回文の条件を満たすのは、この「12/21」と「11/11」しか無い。(「11/11」では全て同じ数字だから、面白みがないし、3文字よりは4文字の方がハクが付くでしょうから、「12/21」が回文の日になるのも当然であって、他に選びようがないということですね。)

英語、フランス語、ポルトガル語では「Palindrome」(但し。発音は異なる。)、ドイツ語では「Palindrom」、イタリア語では「Palindromo」、スペイン語では「Palíndromo」、中国語では「回文」という。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

コワ~いキャバクラの話 (宝島SUGOI文庫)

コワ~いキャバクラの話 (宝島SUGOI文庫)

  • 作者: 別冊宝島編集部編
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/06/04
  • メディア: 文庫
新版 キャバクラの教科書Gold ナンバーワンになるための44の上級テクニック

新版 キャバクラの教科書Gold ナンバーワンになるための44の上級テクニック

  • 作者: 木村 進太郎
  • 出版社/メーカー: 総合法令出版
  • 発売日: 2008/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
相撲 2011年 12月号 [雑誌]

相撲 2011年 12月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
  • 発売日: 2011/12/01
  • メディア: 雑誌
相撲のひみつ

相撲のひみつ

  • 作者: 新田 一郎
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2010/02/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
相撲の歴史 (講談社学術文庫)

相撲の歴史 (講談社学術文庫)

  • 作者: 新田 一郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/07/12
  • メディア: 文庫
両国・錦糸町・向島―墨田区 (マップルマガジン (139))

両国・錦糸町・向島―墨田区 (マップルマガジン (139))

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 昭文社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本

逆だち健康法 (1980年) (Kosaido books)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 広済堂出版
  • 発売日: 1980/03
  • メディア: -
逆立ち日本論 (新潮選書)

逆立ち日本論 (新潮選書)

  • 作者: 養老 孟司
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/05/24
  • メディア: 単行本
さかさ言葉「回文」のすべて―脳がちがうの

さかさ言葉「回文」のすべて―脳がちがうの

  • 作者: まさに何様
  • 出版社/メーカー: カットシステム
  • 発売日: 1998/11
  • メディア: 単行本
めざせ!回文の達人―まさかさ、文全部さかさま?

めざせ!回文の達人―まさかさ、文全部さかさま?

  • 作者: ながた みかこ
  • 出版社/メーカー: 大泉書店
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本
遊びながら国語力up!おもしろ回文1000 (まなぶっく)

遊びながら国語力up!おもしろ回文1000 (まなぶっく)

  • 作者: 言葉あそびを楽しむ会
  • 出版社/メーカー: メイツ出版
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本
回文まんが

回文まんが

  • 作者: 太田 光彦
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本
超サ・カ・サ・マ!!メチャウケ回文大全集 (大人にはないしょだよ)

超サ・カ・サ・マ!!メチャウケ回文大全集 (大人にはないしょだよ)

  • 作者: ながた みかこ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本

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