「GOING UNDER」 [映画(洋画)]
表題の作品は1991年のアメリカ映画「ピンク・ノーベンバーを追え!?」である。邦題から分かるように、本作は1990年の映画「レッド・オクトーバーを追え!」(原題は「THE HUNT FOR RED OCTOBER」)のパロディ映画であり、たっぷりと笑わせてくれる作品である。ただ、邦題が先にありき、という所で、「レッド・オクトーバーを追え!」のパロディ作品というよりは、潜水艦が登場するギャグ映画といった方が正しいかも知れない。ただ、本作は日本では劇場未公開ということもあって、このジャンルの作品は日本ではあまり評価されないというのはいつもの通りである。
作品データを記しておくと、時間は81分、監督はマーク・W・トラヴィス、脚本はダリル・ザルビガとランドルフ・デイヴィスの2人、撮影はヴィクター・ハマー、音楽はデヴィッド・マイケル・フランクである。そして出演は、ビル・プルマン、ウェンディ・スカール、ネッド・ビーティ、マイケル・ウィンスロー、クリス・デメトラル、タイロン・グランダーソン・ジョーンズ、デニス・レッドフィールド、ルー・リチャーズ、エミー・サベラ、エルマリー・ウェンデル、ロバート・ヴォーン、ロディ・マクドウォール、リチャード・メイサー、ジョン・モスチッタ、ジョー・ネイマス、バッド・コート、たちである。
大統領命令で開発中だったステルス潜水艦の完成を迫られた軍の大将は、裏取引をしていた武器商人と結託して、つぎはぎだらけの潜水艦・ピンク・ノーベンバーを完成させた。で、ピンク・ノーベンバーはソ連海域に向かうという極秘任務に出ることになる。が、大将はこんな潜水艦は邪魔で、一刻も早く沈没させてしまいたいということで、乗組員は海軍の中からカスばかりが集められた。で、出航したピンク・ノーベンバー。大将は無理難題をふっかけて、事故に見せかけて潜水艦を沈没させようとする。そんな中、海水浴場に乗り上げてしまったピンク・ノーベンバー。で、バナーが艦長に抜擢され、とんでもない乗組員たちを上手く使い、危機を乗り越えていくが...
本作はパロディ映画であるが、パロディというよりは潜水艦を使ったギャグが次々と飛び出してくるという作品でもある。確かに、所々で「レッド・オクトーバーを追え!」のパロディがあるというのは分かるので、パロディ作品であることに偽りはない。
パロディがてんこ盛りという内容であれば、どれだけもとネタとなる作品を知っているかで楽しめる度会が違ってくるが、本作はそれが少ないということで、パロディ映画としたら、元ネタと比較して楽しむと言うことが出来ないため、ギャグにつきあって笑うと言うことになってしまうのが残念な所である。まあ、何も考えずに笑うための作品と思えばよろしいかと...
↓輸入版ビデオです。(このように本作の扱いは、日本では酷いことになってます。)
アイシネ「ケータイ刑事THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状」 [ケータイ刑事]
年が明けてからの「アイシネ」は水曜深夜(25時スタート)の放送から木曜夜(19時スタート)の放送に変わり、BS-i作品の放送(「恋する日曜日 私。恋した」「恋する日曜日」)が続いているが、今回「ケータイ刑事THE MOVIE」(以下、「M1」と記す。)ということで、今月は嬉しい一ヶ月となっています。(いずれの作品も、劇場で見て、DVDでも見ているが、放送していたらやっぱり見てしまいます...)来週は「M2」の放送です。
劇場公開からまもなく1年になる「東京少年」と「東京少女」は、CSでは放送されたが、BS-iでの放送もまもなくと考えて良いでしょうね。(一応、春休みの時期となる3月下旬か4月になってからというように思いますが、果たして...???)
「M1」も既に複数回の放送がBS-iで行われているが、筆者がBDレコーダーを購入してからは初めての放送ということで、今回の放送はHD化できるということで、しっかりと録画しました。これでDVDレコーダーにDRモードで録画した過去の放送の時のものは消去出来ることになったので、SP換算で約6時間の空き領域が出来たのはありがたいことでもありました。(現在、内容によってDVDのSD画質とBDのHD画質とを使い分けている筆者です。6時間というと、映画3本という時間になりますが、保存しないで見るだけという映画であればSD画質でも十分なので、これはこれで貴重です。)尚、来週の「M2」の方は、BDレコーダーを購入してから2度目の放送になるので、録画し直すことはしません。
「M1」のBS-iの放送では、民放であるので途中にCMが入るが、この入り方も以前の放送と全く同じだった(零ちゃんと舞ちゃんの事件の所は、アイキャッチの直後でCMが入り、泪ちゃんの事件では中尾邸から現場に向かう所でCMが入る。そして泪ちゃんの事件が終わった所と、「輪舞の間」が終わり「涙の間」に移動する間にそれぞれCMが入る。)ので、勝手も分かっているということで、楽でした。ただ、やっぱり泪ちゃんの事件の所は、時間的な関係もあるとは言っても、アイキャッチの後にCMに入ることに変更するべきだと思いますが...
そんな中、零ちゃん事件の所のCMに、「銭形零DVD-BOX2」の宣伝が入っていたのは、やってくれましたね。まさに、ここぞという時にピッタリのCMでした。
で、こんなにもピッタリのCMが零ちゃんの所に入ったことで、舞ちゃんと泪ちゃんの時にも、それぞれのDVD-BOXのCMを入れたら面白いと思ったのだが、それらはありませんでした。→ちょっと残念... 結局、零ちゃんのDVD-BOX2だけでした。
それ以外のCMは平凡なものばかりで、水曜深夜の時と先々週、先週の「私。恋」「恋日」の放送の時は土曜夜の「東京少女」の予告が何処かで流れていたのだが、今度の「東京少女・日向千歩~少女まっしぐら!」の予告が無かったというのも残念でした。(→と言っても、他の枠で確実に流れる所がありますけど...)
尚、「M1」の内容についてや感想については、今更でもあるので、改めて記すことはしません。ただ、劇場公開になったのが2006年の春先だったので、もう丸3年になろうとしているのですね。そんなに時間が流れたとは思えないのが正直な所ですけど...
それにしても、「M3」については全く話が出てこないですね。絢ちゃんも高校を卒業してしまうので、海ちゃんのケー刑事卒業式の場が全く無いと言うことになってしまい、海ちゃんは映画には出てこないということになっちゃうのですかね...(「M1」の愛ちゃんのように、名前だけ出てくるという可能性はありますが...)分家シスターズの共演というのは無いのですかね...?(「文化祭」のDVDでは雷お姉ちゃまと共演しているが、それが今のところ「唯一」なので「皆無」ではないですけど...)
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 プレミアム・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション [DVD]
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ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀〜決闘!ゴルゴダの森 スタンダード・エディション [DVD]
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ケータイ刑事 THE MOVIE2 石川五右衛門一族の陰謀~決闘!ゴルゴダの森 プレミアム・エディション [DVD]
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「iしたい。」+BS-i深夜「アニメ枠」(1/22)CM [BS-TBS(BS-i)関連]
本日は、お昼にUP記事が他にあるので、先にUPしてしまいます。
今週の「iしたい。」は小川アナが中心となっていて、内容的には平凡でした。そんな中、日曜日(1/18)には小川アナが担当で、1分版(正確には55秒)の「iしたい。」で、22日に放送された「ケータイ刑事THE MOVIE」と、29日放送の「ケータイ刑事THE MOVIE2」があったのが目玉と言えば目玉ですかね...(これまでにこの映画は何度か放送しているだけに、「iしたい。」の方も特に目新しいものではないが、放送日の日付テロップが入っていることを考えると、一応は貴重なものということになる。)→「アイシネ」の「iしたい。」は確実に週の何処かで流れているが、傾向としたら週の後半から日曜日の間と言うのが多いですね。(月曜以降は殆ど目にしません...)
特に目新しいものは無いが、この時期(月の後半に入った所)だったらそうでしょうね...
では、アニメ枠のCMにいきます。まず、アニメが始まる前のTVショッピングのあとの1分の所では、「恋する日曜日 私。恋した」のDVDの宣伝(15秒版)が流れていました。→既にDVDの発売からも随分と経過しているので「早くもDVDで登場」と言っている所は修正するべきだと思うんですけどね...
前半の「夜桜四重奏」(今回、最終回です。)の方は、OP主題歌の後、A/Bパート間、ED主題歌の後はいずれも収穫無し、次回予告(次週からは「明日のよいち!」)の後に27秒版の「東京少女・日向千歩~少女まっしぐら!」の予告、更に来週29日の「アイシネ」で放送される「ケータイ刑事THE MOVIE 2」の1分版(正確には55秒)「iしたい。」(担当は小川アナ)が流れました。
後半の「CLANNAD~AS」の方では、OP主題歌の後、ED主題歌の後、次回予告の後は収穫無しだったが、A/Bパート間に再放送「銭形愛」の予告(第3話)の27秒版がありました。先週もここで流れていたが、毎週この枠で流れてくれることを期待します。(他の枠でも流れていますけど...)ただ、やはり「iしたい。」では「銭形愛」は取り上げられていないですね。
一時期、このアニメ枠のCMが収穫無しということになっていたが、「東京少女」(本放送)と「銭形愛」の予告がしっかりと流れるということになると、復権したということが出来るが、月が変わって2月になってもこういう状態が続いて欲しいところです。
尚、来週からは前半のアニメが新しい作品に変わるので、前半の方のCMも入れ替わりが見られるでしょうから、日曜日の再放送「恋する日曜日」の予告も加わって貰いたいところです。(水曜の再放送「恋日・ニュータイプ」と「東京少女」(再放送)の予告もあるフルセットとなるのが理想だが、そこまでとはいいませんけど...)
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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その87) [ケータイ刑事]
今回とりあげる「ある物」は「エレベーター」です。(一応、これも人が乗るものであることから、「乗物シリーズ」の中に含まれるということでよろしいかと...)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「舞・7話」、「007」からは「ダイヤモンドは永遠に」と「カジノ・ロワイヤル」の2本です。(他にもいくつかの作品で登場しているが、印象の強い作品に絞ることにしました。)
「ケータイ刑事」:「銭形舞・7話」。「忙し過ぎる死体 ~チーフ脚本家殺人事件」という物語である。この物語は時空を超えて「ケータイ刑事」の撮影現場に現れた舞ちゃんたちの物語ということで、「ケータイ刑事」らしいアイデアに満ちた物語である。
エレベーターはこの物語の事件に使われたものであり、複数のエレベーターを功みに使ったものである。普通、エレベーターを使った物語の場合、1台のエレベーターに於いて色々と繰り広げられるのが普通であるが、エレベーター・ホールという場所と複数のエレベーターを用いたというのは、流石は「ケータイ刑事」という所である。
1号機で死体が発見される。乗り込もうとしたらドアが閉まり、別のフロアに移動して1号機を待ったが、1号機から死体は消えて、死体は5号機にあった。5号機に乗り込もうとしたらドアが閉まってしまい、今度は6号機で死体が発見された。
結局、1号機で発見された時は、死体ではなくてまだ生きていて、本人がエレベーターを乗り換え、みんなの前で死体のフリをしていた。で、最後に殺されて、本当の死体となって6号機で殺されたということだったが、これはエレベーター・ホールを上手く使ったアイデアであり、面白いものである。
「007」:「ダイヤモンドは永遠に」。1971年のシリーズ第7作であり、初代ボンドの復帰作で、通算6本目の初代ボンドの作品である。
本作でのエレベーターは、新たな任務に就いたボンドが目星を付けた人物と接触しようとする物語の始めの方に登場するものを取り上げる。ボンドはオランダに入り、ダイヤモンドの密輸御者・ティファニー・ケイス(本作のボンドガールです。)と彼女のアパートで接触をしようとする。この際、ボンドはギャングのピーター・フランクスとして接触を図ろうとする。(指紋の細工までしっかりとしていました。)が、そこに本物のピーター・フランクスが現れた。で、エレベーターでボンドとピーターの死闘が繰り広げられることになった。最終的に、ボンドが消化器までを使ってピーターを仕留めたのだが、この時ボンドは、自分の身分証明書を功に落とし、それを死体から出たものと言うように扱い、(ボンドが)殺した男がジェームズ・ボンドだと言うことにして、あくまでも自分がピーター・フランクスとしてティファニーと接触を続けた。
「007」:「カジノ・ロワイヤル」。2006年のシリーズ第21作で、6代目ボンドのデビュー作である。(第22作「慰めの報酬」はこの物語の1時間後からスタートする内容です。)本作に登場するエレベーターとしては、クライマックスのベネチタでのものを取り上げる。
最後の勝負に勝ったボンドだったが、ヴェスパー(=ボンドガール)がル・シッフルに拉致され、救出に向かったボンドも捕らえられてしまう。が、大損したことでル・シッフルが殺され、ボンドは無事に脱出したが、結婚を考えたヴェスパーの裏切りがあり、それを追うボンド。ベネチアのある古ぼけたビル(アパート)でボンドはヴェスパーを助けようとするが、エレベーターに乗ったヴェスパーは、建物が崩壊して水没していくが、エレベーターに閉じ込められたまま脱出できず、そのまま水没していって溺死してしまった。
尚、その場にはボンドたちを襲う刺客たちもいて、刺客たちの中にも死人が出ているが、これらはボンドとの銃撃戦によって死んでいるというように、エレベーターに関係ないところでボンドによって始末されている。よって、エレベーターに関する所では死んでいないし、関係していないということになります。
共通点は、いずれもがエレベーターで人が死んでいるという所である。それぞれ、殺人のトリック工作にも利用され、殺害現場にもなった(「ケータイ刑事」)、格闘の場となり、殺害現場になった(「ダイヤモンドは永遠に」)、水没による事故死(「カジノ・ロワイヤル」)というように、それぞれの死については全く異なったものであるが、(エレベーターでの)死人はいずれの作品も1人という不思議な共通点がある。(これも、「傑作」だからこそ起こるという不思議な共通点ということになる。)
違いはエレベーターの種類ということで、「ケータイ刑事」では現代のエレベーターであって、しかも複数台のエレベーターを駆使した展開であるが、「007」は両作とも一時代前の旧タイプのエレベーターであって、ドアは利用者が手で閉めるというタイプのエレベーターであり、鳥籠のように見えるエレベーターである。(現在でも、貨物用のエレベーターではこういうものも多くあるが、人が乗るものでは(少なくとも日本では)は殆ど見かけなくなったタイプである。)→古い映画や、1920年代や30年代という時代設定にした作品では数多くみられますが...
次回も「ある物」シリーズを続ける予定でいます。(「007」の第22作「慰めの報酬」に関しては、もう暫くの間、封印しておくことにします。)何が登場するかはお楽しみに。
ダイヤモンドは永遠に (アルティメット・エディション) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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007 カジノ・ロワイヤル デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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007 カジノ・ロワイヤル スペシャル・エディション (2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- メディア: Blu-ray
↓こういうものを拾っておきます。
昇降機の技術基準の解説〈昭和52年版〉―建築基準法及び同法施行令 (1977年)
- 作者: 日本建築センター
- 出版社/メーカー: 日本建築センター
- 発売日: 1977/02
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ケータイ刑事銭形愛3話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]
「銭形愛」の第3話「死んだ魚の謎 ~美人作家付き人殺人事件」の「裏ネタ編」は今回で打ち止めです。で、今回は「ガム」について、「ゴミの日」についてを記し、「愛・1話[裏ネタ編]PART 2」で記している「ストーカー」についてと、つい先日記した「銭形泪・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]」で記した「ゴーストライター」についてを、それぞれ多少の加筆を行い、再録しておきます。
尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ガム」:菓子の一つである「チューインガム(Chewing Gum)」の略称である。チクルや酢酸ビニール樹脂などのゴム系素材に甘味料や香料を加えたものであり、噛んで風味や口当たりを楽しむものである。また、口に入れる前の形状は、板状のガムと、粒状のガムとがある。
普通は、噛むだけであって、噛み終わると口から出して捨てる物である。呑み込んでしまっても問題はないが、消化されることはない。但し、気管に入ると窒息を起こす場合があるだけに、注意が必要である。
歴史は古く、9世紀から16世紀のマヤ文明や14~16世紀のアステカ文明に於いて、サポジラやエゾマツの樹液の固まりを噛む風習があり、これが今日のガムの起源とされている。その後、マヤやアステカ文明を滅ぼしたスペイン系移民が広めていった。19世紀中頃に、アメリカでパラフィンを使ったガムが市販されて、まもなく甘味料や香料が添加されたガムが発売されるようになった。日本には大正になって入ったとされている。(1916年)昭和に入ってからまもなくとなる1928年に国内生産が始まった。
「ゴミの日」:語呂から、毎年5月3日が「ゴミの日」ということで、ゴミについて色々と考えるようなイベントが行われているが、この物語に出てきた「ゴミの日」はそれではなく、各自治体が行っている家庭ゴミの収集の日のことである。
最近では、ゴミの減量化のために、有料回収を行う自治体も増えている。→自分の住んでいる自治体の収集方式をしっかりと確認し、それに従って、正しく分別して、出しましょう。
「ストーカー」:特定の他者に対して、執拗につきまとう行為を行なう人間のことを指す。異性に対して、相手のことを無視して、一方的な恋愛感情を抱いて行われるものが多く、場合によっては、暴行、傷害事件に発展する場合がある。
尚、統計によると、ストーカーの9割が男で、1割が女であり、被害者は若い女性が殆どである。
日本では2000年に「ストーカー行為等の規制等に関する法律」(「ストーカー規制法」と呼ばれている法律)が施行されたため、現在では犯罪行為であり、ストーカーは犯罪者ということになる。
「愛・1話」といい、今回の物語(「愛・3話」)といい、ここに登場したストーカーのタイプは「有名人を狙う」というタイプのストーカーであるが、ストーカーには、性的要求を満たそうとする思いから生まれることが多いのだが、それが発展すると、暴行や傷害事件に繋がることも多々ある。
有名人の場合は、何かと目立つ所があるだけに、有名人を狙ったストーカーについては「有名税」の一つとして我慢しなければならないものだ、という意見を唱える人物もいるが、傷害事件などに発展する可能性を考えると、そういう意見はあまりにも乱暴で、本人のことを全く考えない戯言に過ぎない。
「ゴーストライター」:日本語で言うと「代筆作者」ということになる。執筆物に関して、表に出ている著者に変わって執筆する筆者のことを指して言う。タレント本ではかなりの割合でゴーストライターが執筆しているとされている。
口述筆記という軽いものから、文章の殆どを代筆することまで、その範囲は広く、実際にどれだけのゴーストライターが存在しているのかは不明である。また、基本的にゴーストライター自身が自らそれを書いたと名乗ることはタブーとされている。中には、文章を書くことを生業としている人の中に、アルバイト的な感覚でゴーストライターを務める場合もある、と言われている。
また、文筆の世界だけでなく、同じ著作物である音楽の曲や歌詞についても同様にゴーストライターの存在があることが知られている。
ただ、ゴーストライターが執筆したことで、表に出ている著者が記すよりも文章的な内容が良くなる場合がタレント本にはよく見られていて、全てが悪いとは言い切れない所もある。(まあ、タレント本の場合は、そういうことがあるというのは常識であり、割り切って購入する物ですけどね...)
↓こういうものを...
集団ストーカー―盗聴発見業者が見た真実 (晋遊舎ブラック新書 001)
- 作者: 古牧 和都
- 出版社/メーカー: 晋遊舎
- 発売日: 2007/09/10
- メディア: 新書
「THE GAMBLER」 [映画(洋画)]
表題の作品は1974年の映画「熱い賭け/ザ・ギャンブラー」である。NYの大学教授がギャンブルに手を染めて、周囲の人たちを裏切っていき、自滅していく様を描いた人間ドラマである。
作品データを記しておくと、時間は111分、監督はカレル・ライス、脚本はジェームズ・トバック、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はジェリー・フィールディングである。そして出演は、ジェームズ・カーン、ポール・ソルヴィノ、ローレン・ハットン、アントニオ・ファーガス、バート・ヤング、モーリス・カーノフスキー、ジャクリーン・ブルックス、カーマイン・カリディ、たちである。
ニューヨークの大学で、文学の教授を務めるアクセル。彼は夜な夜なカジノに通い、いつの間にか負けが44000ドルになっていて、遂にカジノの胴元から借金返済を迫られる。困ったアクセルは資産家の祖父に助けて貰おうとするが、父親に拒否されてしまう。が、母親が息子を思う愛情から金を出して貰えることになった。金を手にしたアクセルは、返済をするのではなく、その金を持ってラスベガスに飛んだ。そしてカジノに足を運んだ。最初はツキに恵まれて勝っていくが、結局はその金も全て刷られてしまう。借金の返済が出来なくなった彼に、胴元は、教え子のバスケットの試合で八百長をするように持ちかけてきたが...
派手な所は全く無く、ギャンブルにのめり込んでいって自滅の道を突き進んでいく主人公が描かれている人間ドラマである。ギャンブルを題材にした映画では、主人公がツキに恵まれて大金を得る、という展開が多いが、そういう作品とは全く違い、ギャンブルの怖さをたっぷりと知ることになる作品である。(そもそも、誰もがギャンブルで大金を得られるということはあり得ないことであり、殆どは本作の主人公のようになっていくものである。)まあ、限度を超えてカジノに足を運んでいくことが元凶であるのだが、ある意味では教訓ということにもなる物語である。(ギャンブルを全否定するつもりはないが、何でもそうであるが、限度を超えてしまうと、その先には破滅しかないものですし...)
↓こういう地味な作品はDVD化されていません。(ビデオです)
- 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
- メディア: VHS
ケータイ刑事銭形泪16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]
「銭形泪・2nd.3話」の「亜空間を越える死体 ~ノーベル賞的殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は劇中で語られている「ライト兄弟」についてと「動力飛行」について、そして「コイル」についてと「ナスカの地上絵」についてです。
尚、約2年9ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。
「ライト兄弟」:(動力を持った)飛行機の発明者である。(但し、最初に動力飛行機での飛行に成功した人物であり、初めて動力飛行機で飛行実験を行った人物ではない。→彼らの成功前にも動力飛行機による飛行実験は行われていたが、ことごとく失敗していて、成功していなかった。)「兄弟」であるが、実は2人兄弟ではなく、4人兄弟(更に妹が1人いる。)であり、「兄」と言われているウィルバー・ライトは三男、「弟」と言われいてるオーヴィル・ライトは四男である。
ウィルバー・ライトは1867年生まれ(1912年没)であり、ウィルバー・ライトは1871年生まれ(1948年没)である。
ドイツの航空研究家であり、グライダーの開発者であるオットー・リリエンタールが1896年に事故死したことから、兄弟は動力飛行の研究を始めた。そして、1903/12/17に、アメリカ・ノースカロライナ州キティホークにあるキルデビルヒルズに於いて、12馬力のエンジンを搭載した「ライトフライヤー号」によって、世界で初めてとなる有人動力飛行に成功した。操縦していたのはオーヴィルである。
「動力飛行」:「動力」とは、機械などを動かす力やエネルギーのことであり、天然に存在するエネルギーを原動機によって機械的に仕事に変換させたものである。天然のエネルギーとしては、水力、風力、電力、原子力などがあり、それぞれ、水車、風車、発電機(モーター)、原子炉がそれぞれの原動機に該当する。また、「人力」も広義では立派な動力と言うことが出来るが、人間は機械ではないので、一般的には「人力」ということで機械による「動力」とは扱わない。
「動力飛行」は、原動機によって得られた仕事(力)を利用して飛行を行うことである。具体的に言うと、プロペラやジェット・エンジンなどが生み出す力を利用して空を飛ぶことである。(尚、動力を使っていない飛行ということでは、グライダーの滑空が該当する。)
「コイル」:電気工学の世界では、螺旋状に巻いた電気の導線によって構成される受動素子であり、インダクタンス(巻線に於いて、電流の変化が誘導起電力となって現れる性質)を持つ回路素子のことを言う。(これのお陰で、様々な電気回路が動作する。(キャパシタンスと抵抗も必要ですけど...))
一般的には、電気回路の素子でなくても、螺旋状、または円盤状に線状の物(金属線でなくても構わない)を巻いたものを指して言う。例えば、単なる螺旋状のコイル・バネのことを(電気回路の素子として全く使用しなくても。)「コイル」と言う。
英語の「Coil」という単語は、名詞では「ぐるぐる巻き」「とぐろ」「コイル」という意味であるが、動詞としての意味もあって、「ぐるぐる巻きにする」「とぐろを巻く」と言う意味がある。そこから「ぐるぐる巻きにされた物」「とぐろを巻いた物」を「コイル」と呼ぶことから、電気回路で使われる受動素子以外のものも「コイル」と呼ばれるものが多数ある。
尚、この物語に登場した「コイル」は、前者の電気回路の素子ではなく、後者のものであり、バネの仲間と言ってよいものである。
「ナスカの地上絵」:世界遺産に登録されている文化遺産であり、南米・ペルーのナスカ高原にあるナスカ文化の遺跡である。地上に線を使って描かれた巨大な絵や幾何学図形であり、地面にいたら全体の姿を認識することができず、上空からでないと分からないというものである。(大きさは数十mから百数十mである。近年、全長50kmに及ぶ正確な矢印がランドサット衛星の撮影画像から発見されている。)
ナスカ文化は、アンデス文明の中でも古い文化であり、紀元前後から7世紀頃までに栄えたものである。場所は、現在のペルーのナスカ高原のナスカの地上絵が最も有名である。灌漑設備が整えられていて、土器、織物、金属工芸の優れた遺産が残されている。
地上絵は、そのナスカ文化の代表的な物であり、3世紀から8世紀頃に描かれたものとされている。描かれているものは、サル、リャマ、シャチ、魚、爬虫類、海鳥類などがあり、ナスカ式土器の文様と類似していることが指摘されている。何のために描かれたのかはいくつかの説がある。描かれている絵には暦に関係する性質があることから、宗教的な意味を持つものと言う説や、古代国家における労働力を税とする制度の一環という説、社会的な事業の一つという説、雨乞い儀式に使われたという説まである。(→こういうのって、解明してもらいたいと思う気持ちと、解明されない方が色々と想像することが出来るという気持ちとが入り乱れるのですよね...)
地面からは地上絵の全体像を掴むことが出来ないことから、一部から全体を掴めきれないという意味の比喩として使われることがあるが、これを考えたら、高村さんはなかなか上手いことを言ったものですね...
ライト兄弟―人類の夢・飛行機の発明者 (学習漫画 世界の伝記)
- 作者: 三上 修平
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1990/06
- メディア: 単行本
ライト兄弟はなぜ飛べたのか―紙飛行機で知る成功のひみつ (やさしい科学)
- 作者: 土佐 幸子
- 出版社/メーカー: さえら書房
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
マイクロウィングシリーズ 1/160 ライト 1903 フライヤー 洋白版 B101
- 出版社/メーカー: エアロベース
- メディア: おもちゃ&ホビー
ナスカ・砂の王国―地上絵の謎を追ったマリア・ライヘの生涯 (文春文庫)
- 作者: 楠田 枝里子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/02
- メディア: 文庫
ナスカなぞの地上絵―まじょはかせの世界大冒険〈4〉 (PHP創作シリーズ)
- 作者: 大原 興三郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1995/06
- メディア: 単行本
「GLORIA」(1998) [映画(洋画)]
表題の作品は1980年の映画「グロリア」のリメイク版である「グロリア」である。('80年版は2年ほど前に記しているので、今回はリメイク版についてです。)'80年の作品はJ・カサヴェテス監督、ジーナ・ローランズ主演のいずれもが高い評価を受けたが、リメイクである本作は散々たる評価で、主演のシャロン・ストーンは本作で受賞こそ逃した(この方が良いはずです)が、ゴールデン・ラブベリー賞のワースト主演女優賞に見事ノミネートされる程だった。当時、どうしてリメイクしたk?という疑問の声ばかりが出た作品である。(が、あれから10年、相変わらずリメイク作品が花盛りであるが、その内の半数は本作同様に酷評されているが、リメイク・ブームは止まりませんね...)
作品データを記しておくと、時間は107分、監督はシドニー・ルメット、脚本はスティーヴ・アンティン、撮影はデヴィッド・ワトキン、音楽はハワード・ショアである。そして出演は、シャロン・ストーン、ジェレミー・ノーサム、ジーン・ルーク・フィゲロア、キャシー・モリアーティ、マイク・スター、ジョージ・C・スコット、ボニー・ベデリア、ボビー・カナヴェイル、たちである。
3年の刑期を終えたグロリアは、ニューヨークの恋人・ケヴィンの元に戻ってきた。が、グロリアは組織の仲間の裏切りがあったことを知ると、組織に監禁されていた7歳の少年・ニッキーを救出して、男たちに銃を向けて脱出した。ニッキーは、父親から組織の犯罪の証拠となるフロッピーを預かっていて、一家は組織に抹殺されていた。そのため、グロリアとニッキーは組織から追われることになった。グロリアは、絶縁状態にあった姉の元を訪ねるが、追い返されてしまい、安宿に身を潜めるが、組織の追っ手に襲われ、ニッキーを奪われてしまう。で、親友・ダイアンの協力を得て、グロリアは、フロッピーと交換でニッキーを助け出そうとするが...
オリジナル版のグロリア(ジーナ・ローランズ)とは随分と違うグロリアになったということは、評価が分かれる所であるが、本作は物語の展開がダラダラとしていて、折角のサスペンスも盛り上がらないまま進んで行くということで、どうしようもない作品として扱われている。また、S・ストーン主演だったら、求める物も自ずと決まってくるが、そういう期待にも十分と応えられなかったことが致命的でした。
S・ストーンのファンで、彼女を見たいという方だけが見たらよろしいかと... で、やっぱり本作ではなくて1980年のオリジナル版の方を見ておけば十分という作品でした。(S・ルメット監督も、期待外れでした。)が、評価の高い作品を安易にリメイクしたということが本作がコケたそもそもの原因であるが、現在でも次々とリメイク作品の企画ばかりが出てくるというのは、学習していませんね...
↓オリジナル版はこちら
ケータイ刑事銭形海38話(3rd.12話)[改訂版] [ケータイ刑事]
MBSの放送も大詰めが近づいてきました。今回はラストの1つ前の物語で、3回に渡って放送された「冬舞台」の最後の3rd.12話(通算では38話)の「シリーズ最後の舞台!!ついに公開!後悔しないよ!死の航海! ~超豪華客船キングアンドリウⅡ世号殺人事件 ~解決編」(やっぱりこのサブタイトルは長すぎる...)です。
内容としたら、「冬舞台」の「結」と、オマケとしてカーテンコールというものである。但し、「完全版」のDVDには、前回の物語と今回の物語の間に、「イタコ」を登場させた所があるのだが、放送ではその部分は丸々カットされています。(物語上、分からなくなることはないものの、ちょっと「?」と思う所もでてくることになる。)
冬舞台の3話をセットにして、続けて見たら良いのだが、この物語だけを単独で見たら、やっぱり物足りなさを感じてしまい、消化不良を感じるのもまた事実である。こういうところは、6代目の反省点として、7代目以降にしっかりとフィードバックして貰いたいところである。
また、この物語は、OP主題歌がいつものように最後まで流れるのではなくて、出だしの1フレーズだけで、直ぐに本編に入っていきました。尺の関係もあるとはいうものの、冒頭から詰め込んでいるな、と感じさせてくれる所です。
それではいつものように、今更ながらの長文(「改訂版」としたら短めですが...)&ネタバレありで記していきます。尚、本放送の時に記したものは「ここをクリック」して下さい。
OP主題歌が1フレーズだけという短縮バージョンとなり、「今回のケータイ刑事銭形海も前回、前々回に続き舞台中継をお送りいたします」とテロップが出て、マヤヤの声が語る。(ここまでで40秒弱だったので、いつもより約1分早く本編に突入します。)また、今回は「前回までのあらすじ」もありませんでした。
柴田さんは昇天斎鯨のイリュージョン・ボックスを鑑識している。松山さんは「銭形、何でこのマネキンが動き出すんだよ?」と、マジックの謎を口にする。海ちゃんは「昇天斎さんはマジシャンです。だったら、絶対にタネがあるはずです」と言って箱に近づくと「もう一度この箱を調べてみましょう」と口にする。で、柴田さんが箱を舞台中央の方に引っ張ってくると「はい、どうぞ」と言い、海ちゃんは調べ始める。(要するに、昇天斎鯨のマジックの種明かしです。→昔からあるマジックの一つであり、扉の開け方を考えたら誰でも簡単にタネは分かってしまう優しいものです。)
海ちゃんはあの時の状況を思い出しながら語り始める。「あの時、私は前の扉を、昇天斎さんは後ろの扉開けた」と言うと、松山さんに後ろの扉を開けて貰うように指示を出す。「開ければ良いんだな」と松山さんは言うと「はい」と海ちゃん。で、松山さんが後ろの扉を開け、それから海ちゃんが前の扉を開けた。(先に前の扉を開けてしまったら、タネ明かしは一発で終わるんですけど...)すると松山さんは箱の中を調べて「何でもないもない箱だな」と口にして、箱の前にやってきた。これと入れ替わるように海ちゃんは箱の中を通って後ろに回ると「あれっ?何だろう」と口にすると「柴田さん、箱を回転させてください」と指示を出した。「松山さん、いいですか?」と言って、松山さんと一緒に柴田さんは箱を回転させて、前後を逆にした。
海ちゃんも箱と共に前にやってくると、後ろの扉を指して「これですよ。後ろの扉だけ、内側に台があるんです」と言って、タネを明かした。すると「オッ、ほんとだ、台がある」と柴田さん。海ちゃんは「こっちが後ろ」と呟くと「もし、開けた時、ここに立っていたら、前からは見えない」と続けると、笑顔になり「そうか、分かった!」と言った。これに「分かったって、マジックのタネがか?」と松山さんが尋ねる。海ちゃんは「はい、再現してみます」と言うと、箱の中に移動して「私は中に入りますから、松山さんはこちらの扉(前の扉)を、柴田さんはそちらの扉(後ろの扉)を閉めて下さい」と指示を出した。で、松山さんと柴田さんは扉を閉めた。少しすると「柴田さん、開けてください」と海ちゃんの声がして、柴田さんが(後ろの)扉を開けた。海ちゃんは扉の台の上に乗っている。続いて「松山さんも」と海ちゃんが指示を出し、松山さんが(前の)扉を開けた。が、海ちゃんが箱の中にいないということで「消えた!」と叫び、慌てて「銭形、銭形」と言って海ちゃんを捜そうとする。海ちゃんは「違いますよ、ここです、ここ」と言い、タネを語り始める。
箱の中には最初からマネキンと同じ服装をした共犯者が入っていた。マネキンを完成させて扉を閉めると、箱の中にいた共犯者はマネキンを台の上に移動させ、そして共犯者はマネキンの立っていた場所に立った。最後に扉が開けられると、マネキンに扮した共犯者は、まるで命を吹き込まれたかのように動き出す。すると「おお、そうだったそうだった」と松山さん。海ちゃんは「これがマジックのタネ明かしです」と言って、説明を終えた。(→これだけでは不十分で、前後の扉の開閉のタイミングについても語っておかないと、完全な種明かしにはなりません。)
すると手を叩いた柴田さん、「そうか」と漏らす松山さん。「でもな、この箱の中にいたのは、誰だ?」と尋ねる松山さん。これに海ちゃんが「昇天斎さんのアシスタントの人だと思います」と答える。「アシスタント?、アシスタント?」と漏らす松山さんは「じゃあ、アシスタントが昇天斎さんを殺す?」と疑問を口にして、柴田さんが「でも、どうしてアシスタントが昇天斎さんを撃ったりするんですか?」と尋ねる。これに海ちゃんは「それは、絵里子さんに聴いた方が良いと思います」と言って、絵里子の側に移動する。絵里子は「私?」と言って立ち上がる。海ちゃんは「絵里子さん、あなたは昇天斎さんのアシスタントと共犯だったんじゃありませんか?」と切り出すが、「えっ?」と惚ける絵里子。
海ちゃんは更に説明を続ける。「あなたとアシスタントは超能力で昇天斎さんを殺したように見せる計画を立てた。そうして殺せば、殺人の罪は免れられる」これを聴いた絵里子は笑みを浮かべると「またお得意の頓珍漢な推理。あなた、どうしても私を犯人にしたいみたいねぇ~」と呆れ顔で返した。海ちゃんは「あなたを犯人にしたいんじゃありません。私は真実が知りたいんです」と毅然と言う。すると「分かったわ。じゃあ教えてあげるわ、真実を」と絵里子は言って海ちゃんを睨みつける。「私は昇天斎さんのアシスタントが誰かも知らないし、勿論会ったこともない。そんな人とどうやったら共犯になれるっていうの?」と呆れたように口にする。が、海ちゃんはこれに対して「それを証明できますか」と帰す。絵里子は「しつこいわねぇ」と逆ギレ。で、「いいわ、じゃあ連れてらっしゃい、そのアシスタントを、今すぐここに」と激しく言い、海ちゃんとの間に火花が散る。
その時、船長が「あっ、刑事さん、あんな所に人が」と言って客席の手すりの方を指差した。そちらに目をやると、そこには人が倒れていた。「柴田、あれ、アシスタントじゃないか」と叫んだ松山さん。柴田さんは「死んでますよ」と口にすると、走っていった。
柴田さんが息を切らせて戻ってくると「報告します」と言って語り始める。(逆立ちはしません。)「遺体は、乗船名簿から調べた所、昇天斎さんのアシスタント・昇天斎海豚(しょうてんさい・いるか)さんと判明しました」(最初に「昇天斎鯨」と口にして噛んでいた柴田さんでした。)「それで、死因は首を絞められた事による窒息死。そして死亡推定時刻は、体温の状態から見て、およそ30分ほど前だと思われます」と続けた。すると「30分って言うと、昇天斎さんがマジックをやっている時間には、もうアシスタントは死んでいた」と言う。柴田さんが「えっ?」と漏らし、松山さんは「じゃあ、あのマネキンは何なんだ?誰なんだよ?」と口にする。これに船長が「だから、霊の仕業なんですよ。それ以外考えられないじゃないですか」と言った。また絵里子は「超能力があるように、霊もこの世には存在するかも知れないわね」と否定しなかった。「それを私たちは知ろうとしないだけで...」と言うと、海ちゃんの方を振り向いて「銭形さん。どうして知ろうとしないか分かる?」と尋ねる。「どうしてですか?」と海ちゃんが問い返すと「知ったところで、霊とか超能力とか、そういう不思議な力の前では人間は無力だからよ。だから知らないふりをして目を背けるの、怖いから」と小馬鹿にしたように答える。が、すかさず「違います」と海ちゃんが絵里子を制し「私だって、不思議なことは好きだし、超能力とか本当にあったらいいなと時々思ったりもします。偶然起こったことを奇跡だと呼んだりするのも素敵だと思うし... でも、今この船で起こっていることは絶対に超能力や霊の力で起こっていることではありません」と激しい口調で言い「今ここで起こっていることは、悪意に満ちた犯人が起こした殺人事件なんです」と断言した。すかさず松山さんが「銭形、俺もそう思う」と言い、柴田さんが「海ちゃん、僕も」と続いて、海ちゃんの考えに同意するが、絵里子は腕組みしたまま海ちゃんから離れていった。
で、船長の横を絵里子が通った時、船長は左腕をぐるりと回した。で、船長のその動きを目にした海ちゃんは「そうか、そういうことか」と漏らし、笑顔になった。柴田さんが「いよいよ来たんですね」と言うと、海ちゃんは「謎は解けたよ、ワトソンくん」。これに松山さんが「ワトソンくん、万歳!」、柴田さんが「万歳!」と続き、海ちゃんも加わって「万歳!!」をしていた。(ここでAパート終了。経過時間は8分弱ということで、やたらと短いAパートでした。で、Bパートは17分半強になります。但し、(でも、舞台劇の物語部分は13分弱です。))
船長が絵里子に語りかける。「犯人が分かったんだってさ。」これに「一体誰だって言うのよ」とバカにしたように言う絵里子。そこに三味線の音が届いてきた。「♪大波小波かき分けて~」いつもの口上を曲に乗せて歌う海ちゃん。「その名も人呼んでケータイ刑事銭形海。私の碇で沈みなさい!」からストラップを投げる。(バンク映像はなし)で、黒子が鎖を引っ張って出てくると、船長と絵里子が鎖に縛られて出てきた。(「泪・1st.9話」、「海・夏舞台」「文化祭」の時と同じやり方ですが、こういう人海戦術のローテクって面白い所です。)海ちゃんは黒子から鎖を渡されると、鎖を引いた。(大回転は無しで)その場に倒れ込む船長と絵里子。(黒子は赤い碇と鎖を片付けて退場していった。)
立ち上がった船長が「一体何なんですか」、倒れたままの絵里子が「私が何をしたと言うのよ」と言う。これに海ちゃんが「連続殺人事件の犯人は、港圭一さん、磯崎絵里子さん。あなたたちですよね」と言った。が「何をバカなことを言ってるの。どうして私が犯人にされなきゃいけないのよ。証拠でもあるの?私がやったっていう確かな証拠が?」と激しい口調で言う。すると海ちゃんは「証拠は、港さんの手の甲に貼ってある絆創膏です」と答えた。絵里子は「絆創膏?」と言うが、松山さんが船長の左手を取り押さえようとする。確かに左手には絆創膏が貼ってあった。
海ちゃんは説明を続ける。「その絆創膏は、昇天斎さんのアシスタント・海豚さんが殺された後に貼ったものですよね」と言う。これに「だったら何だって言うんですか?」と船長。海ちゃんは「絆創膏の下の傷は海豚さんを絞殺した時に出来たものじゃないですか。首を絞められた時、海豚さんは激しく抵抗した。その時、海豚さんの爪が船長さんの甲をひっかいたんです。海豚さんの爪の中に残っている皮膚と、船長さんの皮膚を調べれば一致するはずですよ」と語った。更に「海豚さんに変わってマネキンを演じ、昇天斎さんを殺したのも、あなたですよね」と昇天斎殺しの説明をした。そして絵里子の方を見て「そして、それには絵里子さん、あなたも共謀していた。だから邪悪な心を宿すなんて予言めいたことを言えたんです」と語る。これを聴いた絵里子は悪びれた所も見せずに鼻に掛けて笑って海ちゃんから目をそらした。が、船長は観念したのか「もう終わりにしよう、絵里子」と言った。そして「銭形さん、あなたのおっしゃる通りですよ」と海ちゃんの言ったことを認め、(長い)語りが始まる。
黒板消しにウラリを塗ったのも、飲み物にオズマゴロシを入れて小板さんに渡したのも自分だと認めて、「私が4人を殺しました」と自白する船長。海ちゃんが「でも、どうして?」と動機を尋ねると、船長は続けて語る。15年前、一人の超能力少女が世間の脚光を浴びた。少女は母親と二人三脚で、透視やテレパシー、未来予知など様々な超能力を披露し、いきなり時の人となった。そんな少女の人気に目を付けたのがテレビ局のプロデューサで、科学者とマジシャンを使って、少女の超能力は本物かを検証する番組を作った。(この番組が「超能力者バスターズ」)そして、少女の嘘が暴かれた。少女は母親に言われるままにインチキを繰り返していた。たちまち少女は何処へ行っても嘘つきと罵られ、いじめられるようになった。また、母親は、食べるためとは言っても娘にインチキをさせた罪の重さから自ら命を絶った。少女は施設で育てられたが、母親を死に追いやった3人の男たちを忘れることが出来ず、いつか必ずその3人の男たちの命を奪ってみせると復讐を誓った。それから10年以上が経過してから、少女の前に父親が現れた。母と自分を捨てた父を許せなかった少女、父はどんなことをしても娘に償いたいと思った。そんな父に娘は悪魔の誘い「3人の男を一緒に殺して欲しい」と持ちかけてきた。父は断れず、それを叶えてやろうと思った。
これを聴いた海ちゃんが「その娘さんが、絵里子さんなんですね」と言うが、絵里子は何も言わなかった。船長は続けて語る。「だけど、これだけは信じて下さい。4人の男を殺したのは全て私です。絵里子は誰一人殺めていない。全て、私一人で殺ったことです」と言った。これに絵里子が「違うわ」と口を開いた。そして「あの人が言っていることは全部デタラメ。私よ。私が全部超能力で殺したのよ」と主張する。船長が「絵里子...」と言うが、絵里子は「私は本物の超能力者」と主張する。海ちゃんを睨みつける絵里子は「それを今、ここで証明してあげるわ」と言う。船長は「もう、止せ」と言うが、絵里子は船長を指差して「あなた。あなたはもうすぐ死ぬ。この場でね」と予言した。少し間を置いてから「この予言が当たれば、私が本物の超能力者であることを認めざるを得ないはずよ。そうすれば、私はもう罪には問われない」と続けた。で、船長の側に移動した絵里子は「船長さん。最後に一つ、いいことを教えてあげましょうか」と背を向けて言った。絵里子は「あなたがしてくれた話の中で、娘さんが一番恨んでいたのは誰だと思う?」と問う。笑みを浮かべながら「プロデューサーでも、科学者でも、マジシャンでもないわよ」と言い、船長の正面で「一番恨んでいたのは、自分と母親を捨てた父親」と告げた。「絵里子...」と漏らす船長。絵里子は「必ず当たるわ、私の予言は」と言って船長を見下したように見て、十字を切ると、その場で祈りを始めた。
それを見た船長は柴田さんを突き飛ばして「どけ!」と言って逃げると、上着に隠していた毒を取り出し、それを口にした。そして笑いながら「絵里子。絵里子は本物の超能力者ですよ」と言うと、苦しみだし、舞台奥に倒れるように姿が消えた。これに柴田さんと松山さんが駆け寄り、柴田さんが船長を確認し、腕時計を見て「5時25分、死亡確認」と、船長の死を確認した。これに「そんなぁ...」と海ちゃん。
祈りのポーズをしていた絵里子は笑い出すと「ほらね、当たったでしょう」と言って誇らしげに言うと、「これでもう、誰にも私は裁けない。だって、私は超能力者の中の超能力者。超能力クイーンの磯崎絵里子なのよ」と言ってクイーンの高笑いをする。
これを聴いていた松山さんは熱くなって「許さん、俺はお前を絶対に許さないからな」と言うが、絵里子は涙を浮かべていた。大きく深呼吸をして息を整えた絵里子は、海ちゃんの前に歩み寄ると、すっきりとした表情になっていて、両手を前に出して「行きましょうか」と言った。で、松山さんから手錠を受け取った海ちゃんが「磯崎絵里子。連続殺人教唆容疑で逮捕します」と言って絵里子に手錠を掛けた。抵抗せずに手錠を掛けられた絵里子だったが「果たして法律で私が裁けるかしら。楽しみだわ、とっても」と、自信は失っていなかった。で、柴田さんが絵里子を連行していき、海ちゃんはそれを見送っていたが、切なさを感じていた。
松山さんが「終わったな」と海ちゃんに言う。これに「お疲れ様でした」と海ちゃんが返す。松山さんは「何か後味の悪い事件だったな」と感想を漏らすと、海ちゃんは「絵里子さん、泣いてました。私は、あの涙が全てを語っていたような気がします」と言った。これに頷いていた松山さんは「涙は嘘はつかないか」と漏らす。海ちゃんは笑顔で「さあ、気分を変えて、最後はあれをやりますか!」と元気に言う。しかし松山さんは「いや、気分変えたいんだけど、俺、まだ頭の中でモヤモヤしていることがあるんだ。あの「十の位と一の位...」そして自分が初めてのあの数字とその出た答えを...」と言う。これに海ちゃんは「えっ?松山さん、まだ分かってなかったんですか?」とちょっと小馬鹿にしたように言った。松山さんは「お前、分かってたの?」と問うが、「当たり前じゃないですか、パパ...」(噛んじゃって、笑っていた絢ちゃん。→こういうのは舞台ならではですね。)
海ちゃんは「あれは簡単な数字マジックなんですよ」とあっさりと片付けた。松山さんは「数字マジック。教えてくれたら、日焼け焼き肉で、お前がビキニを着ながら…」と言って教えて貰おうとする。しかし「ダ・メ・で・す」と海ちゃんは一蹴すると「皆さんも考えてみて下さいね」と言った。そして「じゃあ柴田さん、いきますか!」と催促した。
柴田さんが「はいはい」と言って舞台に戻ってきで、団扇を海ちゃんに手渡し、横断幕の片方を松山さんに渡した。で、「じゃあ、松山さん。「せ~の」と言ったらこれ引っ張って下さい」と言い、「せ~の」と言う。まずは柴田さんと同じ方向に動くというボケを見せた松山さん。改めて「せ~の」と柴田さん。で、横断幕が広がっていく。そこにはサブタイトル「シリーズ最後の舞台!!ついに公開!後悔しないよ!死の航海! ~超豪華客船キングアンドリウⅡ世号殺人事件」の文字があり、横断幕の端っこに移動した海ちゃんが団扇をひっくり返すと「済」とありました。
物語の方はここまでで、経過時間は途中のCMを省いて、20分40秒。つまり、本編があと4分50秒残っている。で、ここからは夏舞台と同様にカーテンコールというおまけコーナーに突入です。(カーテンコールの方は簡単に。)
拍手の中、舞台中央に海ちゃんが登場、左右に松山さんと柴田さんを従える。更に舞台の左右からは、セーラーちゃん(3人います。)を含め、他の出演者たちが全員登場。セーラーちゃんが奥で、それ以外が横一列になると、主題歌「海のうた」をフルコーラスで歌う海ちゃん。千秋楽のものが流れ、涙で途中で何度も詰まってしまう絢ちゃんでした。曲の終わりの所からキャスト、スタッフのテロップが画面下に流れ始め、曲が終わると順番に退場していく。レギュラー3人が残り、柴田さんが退場すると、松山さんがハンカチを取り出していて、それを見た海ちゃんが照れ笑いを見せる。「涙を拭けよ」という仕草をして、ハンカチを渡すと、「ありがとうございます」と絢ちゃん。松山さんが退場し、一人になった海ちゃんは「みなさん、本当にありがとうございました」と言って深々とお辞儀をしてから、笑顔で手を振っていた。(静止画になって、本編が終了しました。)
次回は「銭形海」の最終回ということで、通算では39話、3rd.13話となる「さらば松山刑事! ~愛のメモリーは聞こえるか?」という物語の登場です。BS-iの本放送終了から約10ヶ月。MBSの放送もフィナーレを迎えます。(いつもより5分繰り下がっての放送なので時間指定予約の方はご注意を)
松山さんとの別れの物語でもあり、その松山さんはパプアニューギニア警察に出向ということで、高村さんはロンドン、五代さんは沖縄、松山さんも本州から外にということになります。いつものように、海ちゃんは例のものを用意しています。物語の方は、「雷・40話(2nd.14話)」と同じ様な展開となる所もあります。が、大きな違いは、雷ちゃんは最終回で警視監に昇進したが、海ちゃんは昇進しないというところです。
結局、「M3」の話も無いまま絢ちゃんが高校を卒業する時期が近づいてきましたが、このままでは「M3」は製作されても海ちゃんは登場しないということになっちゃうのですかね...?
鑑識メモ。舞台終了後の客席に海ちゃんと松山さんを従えた柴田さんがいる。「ケータイ刑事の舞台、終わってしまいました」と力んで言う柴田さんは、「松山さん、如何でしたでしょうか?」と松山さんにふる。「いや、何をしても勉強ですね。楽しかった」と優等生的な返事の松山さん。「どうもありがとうございます」と言って受けると、続いて海ちゃんの方を向いて「海ちゃん、どうでした」と尋ねる柴田さん。「色々なゲストの方も来て頂いて、本当に心に残る舞台になりました」と、こちらも優等生的な発言でした。柴田さんは大きく頷いて、そして涙ぐみながら「私、柴田も終わった瞬間に、泣いてしまいそうでした。ありがとうございました」と言う。これに海ちゃんも「ありがとうございました」と言って軽く会釈する。一方、松山さんは「泣いてしまいそうじゃなくて、泣いてるじゃないか」と言って柴田さんに突っ込みを入れていた。すると柴田さんは泣きながら「泣いちゃいました」と訂正する。松山さんは「明るくいこう」と言ってました。
BS-iの本放送では、この後に最後の着ボイスDLのお知らせが続いたが、先日の再放送、そしてMBSの放送ではこの部分はカットです。(最終回は、DLのお知らせではなく、海ちゃんと松山さんのご挨拶になります。→先日のBS-iの再放送はカットだったが、MBSもやはりカットではないかと思われますが...)
3回に分けて放送された物語の完結編ということでは、やっと終わったか、という感じであって、内容としたらいつもの1話と比べると薄くなっていたのは仕方がないとは言っても辛い所でした。また、稽古の時間も少なかったのか、出演者がみんな色々と噛んでいたが、舞台公演としてはレベルは高くなかったですね。(TVシリーズのお祭としての舞台(例えば「文化祭」)だったら、まだ許される所があるが、単独の舞台公演と考えると、レベルは低かったと言わざるを得ません。→これも反省点の一つである。)舞台公演を否定することはしないけど、その内容、またそれを放送することについては色々と考え直すべきという課題が残った、ということである。特に「完全版」というDVDがリリースされていることを思えば、細切れにされたTV放送の方は、本放送当時は良いが、今や「鑑識メモ」の部分以外は全く意味がない物になっている。こうして考えると、TBSの放送が舞台関係の全てをすっ飛ばしたが、なるほど、と感心する部分もある。(その一方で、MBSの様に全て放送するというのもそれなりに評価はできる。)今後、これらの課題について、如何に対処していくかが大事だということである。まあ、丹羽Pだったら、これらの課題は分かっているでしょうが...
ケータイ刑事 銭形海 冬舞台完全版 ついに公開!後悔しないよ!死の航海!~超豪華客船キングアンドリウII世号 [DVD]
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- メディア: DVD
びっくり!かんたん!スーパー手品―演出とタネ明かしを1度にイラストで紹介
- 作者: 花島 世津子
- 出版社/メーカー: 高橋書店
- 発売日: 2000/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
これはびっくり!化学マジック・タネ明かし―スーパーマーケット・ケミストリー (ブルーバックス)
- 作者: 山崎 昶
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1988/11
- メディア: 新書
BEST HIT USA 2009[2009/1/20] [音楽(etc.)]
年末からの3週間続いた全く内容のないゴミ放送から、ようやくいつものレギュラー・メニューに戻った今回だが、やっぱり時間の無駄遣いのOP-PVは廃止にならず、相変わらず時間の無駄遣いをしていました。ということで、今年も低レベルという内容が続きそうです。
で、時間の無駄遣いのOPのPVは、2004年のAKON『Lonely』、CMを挟んでOP挨拶の後は2005年のラスベガス・ライヴでELTON JOHNの『Saturday Night's Alright For Fighting』、「COUNTDOWN USA」でTOP 40の20位から11位までと、今週のALTERNATIVE CHARTのTOP 10の発表が続きました。(バックはAPOCALYPICAの『I Don't Care』)
CMを挟んで「STAR OF THE WEEK」はAKON。インタヴューと『Right Now[Na Na Na]』のON AIR、「C/D USA」の続き(10位から4位)と、7位のBEYONCEの『Single Ladies[Put A Ring On It]』のON AIR、TRIPLE A CHARTのTOP 10の発表と続きました。(バックはCOLDPLAYの『Lost!』)
CMを挟み、タイトルバック映像が変わった(全くつまらない)「大いなる伝説」を経て、ようやく「TIME MACHINE」のコーナーへ。今回は1/20ということで、以下の4件が紹介されました。
1965年:「ロックン・ロール」の名前の生みの親でありロックン・ロールの草分的DJであるALAN FREEDが尿毒症で死去、享年43歳、1982年:OZZY OSBOUNEがアイオワ州でのコンサートで、観客が投げ込んだ本物の蝙蝠にかぶりついた。ゴム製の玩具と思い込んでかぶりついたが、病原体にまみれた蝙蝠を食べてしまい、病院に運ばれる騒ぎとなった、1985年:南米初となる大きなロック・フェスティバル「ロック・イン・リオ」がブラジル・リオデジャネイロで開催された、1990年:MICHAEL BOLTONの『How Am I Supposed To Live Without You』が全米シングル1位を獲得、3週連続1位、彼初の全米No.1ソングとなる。(1990年のBillboard年間シングル・チャートでも12位にランクインしている。)
1/20が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。ERIC STEWART(1945年生まれ)、PAUL STANLEY(1952年生まれ)、GARY BARLOW(1971年生まれ)。尚、筆者のデータベースには、SLIM WHITMAN(1924年生まれ)、RONALD TOWNSON(1933年生まれ)、DOROTHY PROVINE(1937年生まれ)、SCOTT THUNES(1960年生まれ)、GREG KRIESEL(1965年生まれ)、JOHN MICHAEL MONTGOMERY(1965年生まれ)、TRACII GUNS(1966年生まれ)、NICKY WIRE(1969年生まれ)、DERRICK GREEN(1971年生まれ)、ROB BOURDON(1979年生まれ)、WILL YOUNG(1979年生まれ)、という人たちも1/20生まれです。
このコーナーからは、KISSのPAUL STANLEYが誕生日と言うことで、1980年のオーストラリアでのライヴでKISSの『Detroit City』がON AIRでした。
「C/D USA」のTOP 3の発表を挟んで、ラストのリクエストのコーナーは、1987年のPET SHOP BOYSの『It's A Sin』でした。この曲は、如何にも'80'sのエレ・ポップというノリの曲であるが、映画のように凝ったPVと、テンポ良い曲であるが、ちょっとメロディアスな所と、その歌詞の内容が高く評価された曲でした。
次回は、EPGの番組情報によると、「ゲスト」はカイザー・チーフス。内容説明は、今回のゲストはUK国民的バンドカイザー・チーフスが登場!さらにブルース・スプリングスティーンの最新作!ビー・ジーズにロッド・スチュワートの名曲続々!とあります。