SSブログ

MEMPHIS BELLE(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1990年の映画「メンフィス・ベル」である。第二次大戦を舞台に、空の要塞B-17(メンフィス・ベル号、実在した機体である。)の乗組員たちの友情と勇気を描いた人間ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は107分、監督はマイケル・ケイトン・ジョーンズ、脚本はモンテ・メリック、撮影はデヴィッド・ワトキン、音楽はジョージ・フェントンである。そして出演は、マシュー・モディーン、エリック・ストルツ、ジョン・リスゴー、テイト・ドノヴァン、D・B・スウィーニー、ハリー・コニック・Jr.、ジェーン・ホロックス、ビリー・ゼイン、ショーン・アスティン、リード・ダイアモンド、コートニー・ゲインズ、ニール・ジュントーリ、デヴィッド・ストラザーン、たちである。

B-17は第二次泰泉寺の主力爆撃機であり、4発のプロペラエンジンを搭載した当時の最先端機て゜あり、「空の要塞」と呼ばれていた。また、当時は25回の出撃を達成した爆撃機の乗組員は帰国できることになっていた。B-17・メンフィス・ベル号は24回の出撃を達成していて、あと1回の出撃で乗組員たちは故郷に戻れることになっていた。そんなメンフィス・ベル号に25回目の出撃命令が出る。が、それは余りにも危険な任務であった。

乗組員たちは殆どが10代の若者であり、明日の出撃を前にして、それぞれが故郷への思いを胸に秘め、思い思いの出撃前夜を過ごした。そして夜明けと共にメンフィス・ベル号は出撃したが...

戦争映画としては、余りにも内容が無くつまらないのだが、若者の群像ドラマとしたらそれなりに見所はある作品となっている。まあ、戦勝国側からみたら、こんな所なのでしょうね。

が、音楽に関してはなかなか出来が良い。受賞こそならなかったものの、アカデミー賞の作曲賞にノミネートされた本作の主題曲(ジョージ・フェントンが生み出した。)は、戦争映画と言うことを忘れさせてくれるものとなっている。

サントラ盤の収録曲は以下の全14曲である。『Londonderry Air/Front Titles: Memphis Belle』『Green Eyes』『Flying Home』『Steel Lady』『Prepare For Take Off (Amazing Grace)』『Final Mission』『With Deep Regret...』『I Know Why (And So Do You)』『Bomb Run』『Limping Home』『Crippled Belle: The Landing』『Resolution』『Memphis Belle [End Title Suite]』『Danny Boy [Theme from Memphis Belle]』。

映画の方はともかく、音楽の方だけでも一度は聴いてみることをお勧めする作品である。

 

Memphis Belle: Original Motion Picture Soundtrack

Memphis Belle: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Varese Sarabande
  • 発売日: 1990/10/01
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

メンフィス・ベル [DVD]

メンフィス・ベル [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

古代少女ドグちゃん#3 [ドラマ]

第3話の登場妖怪は「放置自転車」ということで、前2話の妖怪とは少し違った妖怪の登場となりました。しかも、不法投棄や放置自転車というゴミ問題を取り入れて、それを風刺している所が、単なる娯楽作品の範疇に留まっておらず、面白い所です。

そして、今回の物語の脚本はKJ(加藤淳也)ということで、何かを遣ってくれるという期待があったが、やっぱりやってくれました。(流石は「ケータイ刑事」のエース・KJと言った所ですね。)

父が海外出張でいないことで、ドグちゃんと2人きりの生活となった誠は、再び学校に通い始める。で、学級委員長の紀美香が、誠が休んでいた間のノートを渡してくれる。その側ではドグちゃんもいて、自分もノートを欲しがっていた。(→こういう所は本当に子どもという所が出ていて、楽しい所です。)で、自転車で去っていった紀美香を見たドグちゃんは、自転車が欲しくなり、駄々っ子のように主張する。で、慎太郎が自転車置き場に於いてある自転車を持って行かせようとする。

そこには自転車整理をする老人・町田が自転車の整理をしていた。そんな所に自転車を乗り捨てていく男・五味五郎(この名前が何とも言えない所です。)がいた。誠は、放置自転車と言えども持っていくことはまずいとして、ドグちゃんを家に連れて帰り、家にあった母の自転車を出してドグちゃんに与えた。で、喜ぶドグちゃん。(正しく乗らないで色んな乗り方をしている所がまたまた楽しい所です。)

で、表で慎太郎に自転車の乗り方を教え貰うドグちゃんだった。

そんな所で、五味と町田が争う声が耳に届いたドグちゃんは、五味に妖怪の臭いを感じたが、それはかすかなものだった。

その後、五味の周囲で不思議なことが起こる。五味が捨てた自転車が、何をやっても戻って来るのだった。で、遂に五味は自転車を分解して捨てたが、それでも戻って来たのだった。

ドグちゃんは、五味のことが気になり、夜になって臭いを頼りに五味のアパートに向かった。すると、捨てられたゴミを身に纏った五味が自転車で走っている姿を目にした。で、ドキゴローが検索すると、それは「妖怪放置自転車」だった。しかし、妖怪放置自転車は、取りついた人間を道連れにして暴走し、やがては地獄の炎の中に飛び込んで自滅するということで、ドグちゃんは退治することをしなかった。(「自滅するから放置する」という発想も凄いが、それが「放置自転車」いう妖怪の名前に「放置」とあるのも凄い所ですね。)

が、誠はそのまま放置することが出来なかった。で、ドグちゃんも乗り出し、妖怪放置自転車が地獄の炎に飛び込むのを先回りして待つことにした。で、妖怪放置自転車がやってきた。五味を助けようとするが、妖怪放置自転車はドグちゃんも道連れにしようとする。で、一騎打ち。両者がすれ違うと、ドグちゃんが倒れた。妖怪放置自転車が勝ったように思われたが、妖怪放置自転車の身体がバラバラになっていく。実はドグちゃんはすれ違いざまに身を躱し、妖怪放置自転車をばらしていて、妖怪放置自転車の刃を喰らったのは誠だった。

バラバラになった妖怪放置自転車は、それでも五味を道連れにして地獄の炎に飛び込もうとする。が、ドグちゃんが五味を救い、妖怪放置自転車は地獄の炎の中に消えていった。

その後、五味は物を捨てることが出来なくなっていて、五味のアパートはゴミ屋敷になっていた。

一方、家に帰ったドグちゃんは、誠が自転車を捨てなかった訳を尋ねるが、「人には捨てられない物がある」という誠だった。

今回は、ドグちゃんが妖怪退治をしないという態度を見せたが、それが「放っておいても自滅する」という理由だというのが面白い。何でもかんでも退治するのではなく、合理的に考えるところが凄い所ですね。また、最後は対決することになったものの、結果的には妖怪放置自転車が自ら炎に飛び込んでいったため、ドグちゃんが退治して封印しなかったが、2話までのパターンを破って違う妖怪退治となったのも面白い所でした。

最初は自転車整理をしている町田老人が妖怪ではないかと思わせたが、そうではなく、しかも人間に取り憑くというのが面白い所である。妖怪は人間の姿になっているだけではないということも、妖怪のバリュエーションを増やしてくれることになり、今後登場する妖怪が楽しみになってきます。

更に、エンタテイメント作品としてだけでなく、社会問題になっている放置自転車やゴミ問題、ゴミ屋敷を風刺しているところ、使い捨て社会に対する疑問を描いているところなど、実に奥深いものがあり、実に上手い物語でした。

本作は久しぶりに快心の傑作に出会ったという感じですね。原案の井口監督もそうだが、今回の脚本のKJといい、「銭形命」では今一つ冴が足りないと感じたが、本作では正にその力が発揮されている。MBSが10月から「銭形命」の放送を行わないのも、本作があれば納得出来ます。いや、同時に放送していたら、完全に「銭形命」は霞んでしまったでしょうね。それにしても、本作が全国放送にならないのが残念です。(現時点では、関西以外では福岡で放送が始まり、北海道での放送が決定しただけです。)

次回は、ゲストが山田キヌヲ、登場する妖怪が「無礼香」(ぶれいこう)ということだが、KJ脚本だと映画「ニュータイプ ~ただ、愛のために」繋がりということになるのでしょうか???

 

↓本作のDVD、予約出来ます。

 

↓一応、こういうものを

自転車市民権宣言―「都市交通」の新たなステージへ

自転車市民権宣言―「都市交通」の新たなステージへ

  • 作者: 石田 久雄
  • 出版社/メーカー: リサイクル文化社
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本

放置をなくしすみよいまちを―京都市自転車放置防止条例のあらまし (1985年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 京都市
  • 発売日: 1985
  • メディア: -

放置自転車条例 (1983年) (条例検討シリーズ〈1〉)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 北樹出版
  • 発売日: 1983/10
  • メディア: -

 

↓「銭形命」も予約出来ます。

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

 

↓名前を出したので、これも拾っておきます。

ニュータイプ~ただ、愛のために [DVD]

ニュータイプ~ただ、愛のために [DVD]

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • メディア: DVD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

野球狂の詩#14「北の狼・南の虎(後編)」 [アニメ]

前回の続きで、メッツのエース・火浦と、タイガースのスラッガー・王島の物語である。前編では2人の関係に深いものがあるとは分からない(強いて言うと、同じ学年で甲子園を湧かす活躍が期待される選手という所だけです。)が、後編はその2人の関係が明らかになっていくという展開である。

前編から2年が流れ、火浦は上京した。(北海道を出るのに青函連絡船を使っているのが時代を感じるところです。)一方、王島は阿蘇高校の中心バッターとして活躍し、甲子園で優勝した。そしてドラフトでは、阪神に1位指名され入団、火浦は東京メッツのテストを受けて合格して入団した。

2人がルーキーとして迎えたシーズンで、開幕戦のメッツ-阪神戦で火浦と王島の初対決があり、火浦は勝ち投手となるも、王島にだけは打たれていた。そんなシーズンで2人は大活躍していた。そしてメッツと阪神が優勝を賭けた最終戦となる。火浦は19勝、王島は24本のホームランを打っていて、新人王争いもしていたが、2人の対戦は王島が一方的に打っていた。

そんな中、火浦が通っている中華料理店で、奇跡的なことが起こり、火浦は幼いときに自分を捨てた母と再会、しかも王島が双子の弟だと分かった。これで王島にだけは滅多打ちにされていた原因が分かる。
試合の方は2-1でメッツリードの最終回、2死満塁でバッター王島。この試合では全く打てなくなった王島との対決は、ことごとく王島の読みを外して火浦の勝ち。そして20勝と共に、メッツは優勝した。

試合終了後、火浦は母をスタンドで待たせていたが、母はいなかった。後を追いかけ、一緒に住むことにした。一方、王島は育ての両親と一緒にいて、秘密は語らないことにした。

浪花節の世界を絡めた物語であるが、時代は'70年代であって、現在から比べると隔世の感じがするのは仕方のない所である。が、こういう物語には弱いのですよね...

ただ、色々と細かい所ではおかしいところがある。前編で火浦の父が殺され、服役することになったのは春の選抜大会の出場が決まる直前のことであるため、時期としたら高校1年の冬である。それから2年服役して夏を迎えて上京となると、高校3年の冬が過ぎた後の夏ということになるので、王島が夏の甲子園に出場するというのはおかしいことである。(理屈の上では高校4年生と言うことになってしまう。)つまり、火浦の服役は2年ではなくて1年でないと辻褄が合わないということである。→「野球狂の詩」では、それぞれのエピソードの間に矛盾点が多々あるものの、独立した物語ということでお茶を濁すとしても、1つの物語の中での矛盾点は何とかしないといけませんね...

また、阪神との優勝を賭けた最終戦だが、王島のポジションはライトである。が、その試合では阪神の桑野もライトを守っていることになっている。つまり、この試合では阪神の選手は2人がライトを守っていることになる...

物語の中の(アニメとしての)作画上のエラーもしっかりありました。王島が活躍した甲子園大会の決勝戦でのスコアボードで、スコアボードに「第一試合」「第二試合」「第三試合」の結果が表示されていたのだが、決勝戦なので第一試合などは存在しないのですけどね...

次回は、メッツの主砲・国立玉一郎の物語で、「スラッガー藤娘」です。国立と言うと、後の「野球狂の詩・平成編」では娘の珠美と水原勇気とが絡むエピソードもあるだけに、続きも製作して欲しいと思うところです。(「スラッガー藤娘」では、そんな先のことまでは描かれていない。)

 

野球狂の詩 DVD-BOX[キャラクター編+水原勇気編]

野球狂の詩 DVD-BOX[キャラクター編+水原勇気編]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • メディア: DVD

野球狂の詩 DVD-BOX

野球狂の詩 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: デジタルサイト
  • メディア: DVD
↓原作漫画はこれに収録されています。
野球狂の詩 (6) (講談社漫画文庫)

野球狂の詩 (6) (講談社漫画文庫)

  • 作者: 水島 新司
  • 出版社/メーカー: コミックス
  • 発売日: 1995/08
  • メディア: 文庫

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

琉神マブヤー#8 [特撮]

今回も「ヒーロー番組は教育番組だ」という内容で、「イチャリバチョーデー」(「出会えば兄弟」)のマブイストーンが奪われ、人々は他人とのふれあいを避けるようになってしまうという物語。→日本船舶振興会の「一日一善!」というスポットCMを思い出しました。(「人類はみな兄弟!」というメッセージを流していましたね。)

完全に他人との接触を切ってしまって、完全自給自足の生活をするということは、現代社会では不可能であるだけに、沖縄を征服しようと考えるマジムンにしたら、なかなか面白い作戦である。(こういうノリの悪の組織って、楽しいですね。)と同時に、他人と接触すること、つまり社会の基本となる考えを教えているということで、本当に教育番組が取り上げるような展開ですね。

しかも、今回は叶の前に謎の男が現れたということで、展開としても「転」という所になり、今後が面白くなっていきます。

ただ、今回はマングーチュとオニヒトデービルはお休みで、マジムンはハブデービルとクーバー1号&2号だけだったのが寂しい所でした。しかし、マジムンは全世界を支配しようとする悪の組織ではなく、沖縄を征服しようとしている悪の組織であり、人材不足で世界征服まではとてもじゃないが無理であり、とりあえず沖縄を支配しようと考えたと解釈も出来るので、微笑ましく感じられる弱小悪の組織らしい物語でした。

 

財団の経済学―知られざる日本船舶振興会の30年を検証する

  • 作者: 鶴蒔 靖夫
  • 出版社/メーカー: IN通信社
  • 発売日: 1993/12/15
  • メディア: -

人類みな兄弟

  • 作者: 笹川 良一
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1985/08
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

ケータイ刑事銭形泪35話(2nd.22話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.22話」(通算では35話)の「相棒を射殺せよ! ~催眠術殺人事件」の「裏ネタ編」も4回目となるが、今回も早島琴の超能力ショーで口にした「スナイパー」について、「不真面目」について、「不良」について、そして柴田さんがやっていた「ヤンキー座り」について、「浮気」について、「物乞い」について記します。尚、「スナイパー」については「・13話[裏ネタ編]PART 4」で記しているが、それをベースに加筆しました。

尚、約3年1ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半(=Aパート)は「ここをクリック」、後半(=Bパートと鑑識メモ)は「ここをクリック」してご覧下さい。

スナイパー」:狙撃手、狙撃兵のことである。また、日本では射撃競技の選手のことも「スナイパー」または「狙撃手」と呼ぶ場合がある。英語では「Sniper」である。

一般的に「狙撃手」と言うと警察に属する人のことで、「狙撃兵」と言うと軍に所属している人のことを言う。が、狙撃手、狙撃兵のいずれもが銃を使った射撃の訓練を積んでいる。特に軍事的な訓練を受けているだけでなく、射撃に関しては、目標に対して近づくことなく遠方から少ない弾数(せいぜい数発で、1発で仕留めるというのが基本である。)で狙撃することを専門として訓練を積んでいる。正に狙撃に関しては技能を高めたスペシャリストということになる。

少ない銃弾でターゲットを仕留める訓練を積んでいて、命令が下りるとそれを実行するスナイパーは、特別な存在である。よって、機関銃のように短時間で多数の銃弾を放つことが出来る銃を持つ兵士のことはスナイパーとは呼ばない。

世界各国の軍にはスナイパーが存在していて、日本でも軍が存在していた時代には軍の中に存在していた。しかし、現在の日本では警察組織内部にのみ存在している。(外国でも警察内部にもいるので、軍と警察の双方にいる国が多い。)日本ではスナイパーも警察官であるので、「兵」とは言わないが、狙撃兵に準じた特殊訓練を受けている。

近年では、世界各国でテロ事件が増えていることもあって、スナイパーが事件の解決に投入されるということも珍しくない。特に犯人が武装して立て籠もった事件では、狙撃命令が出るまでには色々と時間がかかるものの、スナイパーが現場に投入されるのは当たり前になっている。(特に、ハイジャック事件の場合、犯人が乗っているハイジャックされた飛行機が着陸している空港では、当たり前の用にスナイパーが投入される。)日本では、スナイパーが投入されても、法的に問題がない事態になるまでは発砲命令は出ず、やむを得ないという自体になってようやく発砲命令が出されるが、外国では比較的早い段階でスナイパーに発砲命令が出されることがある。(多少の犠牲が出ても、事件を解決(鎮圧)することを優先するため。)特にハイジャック犯人のような人質を取って立て籠もった犯人に対しては、人質救出のために犯人を射殺するというのが一般的に行われている。(日本は別ですが...)

フィクションの世界でも、スナイパーが登場する作品はいくつか存在している。特に凄腕のスナイパーとしては、プロのスナイパーであるデューク東郷が主人公の「ゴルゴ13」が最も有名であろう。(連載が40年以上も続いているという長寿作品ということでも知られている作品である。)また、映画の世界では、スパイ映画では当たり前のように登場している(敵の場合もあれば味方の場合もある。)が、スナイパーを犯人として扱った作品が全体としては多い傾向である。(例えば「パニック・イン・スタジアム」「ジャッカルの日」「ジャッカル」など)

不真面目」:「真面目」ではないこと、またはその様、若しくは物事に対して熱心に取り組まない事、またはその様のことである。英語では「Dishonest」「Insincere」「Light-Minded」という言葉が用いられる。

一応「真面目」も記しておくが、真剣な態度、顔つき、本気。真心が籠もっていること、誠実なことを言うが、目標に向かって努力する姿や、集団に対する自己犠牲を厭わない態度、集団に対する義務を忠実に履行する様、目上の指導に服従するなどという集団に於いてもハントされる性格、態度のことも指す。英語では「Serious」「Earnest」「Sincere」「Honest」「Sober」などが使われる。

まあ、「不真面目」よりは「真面目」の方がよいのだが、「真面目」過ぎるのもまた何かと問題のようであり、逆に馬鹿にされることもあるようでして...

不良」:「良好」の反対の意味であり、そこから「良くないこと」「良くないもの」と言う意味となり、生産された製品で何か問題があるもの、品行の良くない行為、およびそういう人のことを指す言葉として使われるようになった。英語では「Bad」という言葉が使われるが、これを名詞の前に付けて「Bad ○○」という使い方も多く行われる。

特に「不良」と言うと、不良行為少年、すなわち未成年のことを言う言葉として使われる。これには一般に「不良」「不良少年」「不良少女」と呼ばれる者たちが含まれる。尚、ここで言う「不良行為」とは、飲酒、喫煙、深夜徘徊、その他自己又は他人の徳性を害する行為ということであり、犯罪行為とまではいかない行為のことである。(犯罪行為は「非行」と呼ばれ、それを行った少年少女は「非行少年/少女」と呼ばれ、「不良」とは区別される。)これは少年警察活動規則に定められていることであり、法的に規定されているものである。尚、これは21世紀になってから定められたものであるため、「不良少女とよばれて」などが代表作とされる1980年代の大映テレビ製作のドラマに登場する「不良」とは少し異なっている。('80年代の「不良少年/少女」は、現在の規定で言うと、完全に「非行少年/少女」に含まれることになる。)

当時は「不良」と言う言い方の他に「ツッパリ」「ヤンキー」という言い方もあった。(傾向としては「ツッパリ」が関東中心、「ヤンキー」は関西中心であった。)尚、このように複数呼び方が一般的になるのは1980年代であり、それ以前は「不良」と呼ばれていた。また、1960年代には、現在では「非行少年」と呼ぶ範疇になると「ならず者」「無頼」などと呼んだことがあるが、基本的に「ならず者」「無頼漢(無頼)」は不良学生のことよりも、卒業して定職に就かずにいる者や、ヤクザや暴力団の構成員のことを指す言葉として使われる。(1968年から1969年にかけて、全6作製作された映画「無頼」シリーズ(日活製作、主演は渡哲也)は、一匹狼のヤクザを主人公にした物語であり、「不良」ではなく、正に「無頼漢」ですけど...)→言葉は時代と共に変化していくものであるが、「不良」とその同義語の類の言葉は、正にそれを象徴する言葉であると言うことが出来る。

ヤンキー座り」:ヤンキーとは、アメリカ東部のニュー・イングランド地方に住むニュー・イングランド人のことを指す言葉である。また、南北戦争の当時、南軍が北軍のことをこのように呼んでいた。(大リーグのニューヨーク・ヤンキースの「ヤンキー」はこの単語である。)これがいつの間にかアメリカ人全体の事を指す言葉となった。

また、和製用法として、不良のことを指す俗語として使われるようになった。これは、1970年代後半から80年代にかけて生まれた言葉であり、当時、関西の不良は「~やんけ」と言う言葉遣い(河内弁)をすることから「やんけ言い」と呼び、それから変化した言葉とされている。それが全国に広がり、「不良少年」という事を指す「ツッパリ」と言う言葉を死後に追い込んで全国制覇した言葉となり、現在では広く定着して使われている。

特徴は、頭はリーゼントで、そり込みを入れている者もいる。服装は、赤や紫という色のシャツを下に着ていて、ズボンは学生服のズボンをベースにした幅の広いズボンをはき、これに襟の高い学生服の上着(学ランょを着ているというものが一般的である。('80'sのヤンキー)尚、時代と共に多少の変化があり、部分的には違ったものになっているのは言うまでもない。

で、「ヤンキー座り」とは、そういうヤンキーと呼ばれる不良少年たちが座る座り方のことである。(アメリカ人、ニュー・イングランド人には全く関係無く、日本独特のものである。)で、このスタイルで座って喫煙をするというのが特徴である。(ファッションに変化はあっても、「喫煙」という所は変わっていないですね。)

浮気」:この漢字には複数の読み方があって、全く意味が違うものを指している。一般的には「うわき」と読み、この物語での柴田さんの行動に繋がるものである。

それ以外では「ふけ」と読むと、滋賀県守山市にある地名である。(現在のJR守山駅の南側付近の地名である。)また、1889年の町村制施行前には浮気村(ふけむら)という村が存在していて、1889年の町村制施行で物部村と合併して消滅している。(この時に物部村となる。)その後、1941年に物部村が野洲郡守山町と合併して消滅し、守山町となり、1970年に守山町が市制施行して守山市になって現在に至っている。

また、「ふき」と読むと、空気よりも軽い気体のことを言う言葉となる。

で、「うわき」と読むと、結婚相手以外と恋愛することとなり、現在の言葉では「不倫」と呼ばれる事に発展する可能性があるものになる。

元々は、心が浮ついていること、心が落ち着かずに変わりやすいことを指していたが、これが男女間の愛情が浮ついていて変わりやすいことから転用されて、次々と心が変わって違う異性に心を移すことを意味する言葉となり、更に既婚者が配偶者以外の相手と恋愛することも意味するようになった。(「既婚者が…」という部分は、その後「不倫」という言葉に変わった行くことになる。)

英語では「(Love) Affair」「Flirtation」などと言う。

物乞い」:「乞食」のこと、または他人から物を乞って求める行為のことである。英語ではこじきのことを「Beggar」、行為のことを「Begging」と言う。

「乞食(こじき)」は、元々は仏教用語であって「こつじき」と呼んだ。「乞食(こつじき)」は、僧侶が人家の門に立ち、食を乞い求めることを指す言葉である。これは解脱を求める出家修行者が成すべき最も基本的な修行の一つである。また、このことを「托鉢」とも言う。で、それから転じて、僧侶ではない者が路上などで物乞いをすることを「乞食(こじき)」と呼ぶようになった。

つまり、同じ「乞食」であるが、僧侶とそうでない人によって行われる「乞食」は同じことをしていても全く次元が異なるものである。

尚、僧侶ではない「乞食」は「物もらい」または「物乞い」と呼ぶこともある。また、他人から物を貰って生活していても、家族からの仕送りを受けていたり、生活保護を受けている者はこのような呼び方はしない。また、住居のないホームレスが行う行為と思われている所があるが、(僧侶以外の)乞食とホームレスとは全く別物であり、乞食の中には住居を所有しているという人もいないこともない。

但し、現在では乞食を行うこと、または行わせることは法律で禁じられていて、乞食という行為を行うと、軽犯罪法違反となる。(子どもに乞食をさせる行為は児童福祉法でで禁じられている。)つまり、現在では「乞食」をすると犯罪者になってしまうということです。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

狙撃手(スナイパー)

狙撃手(スナイパー)

  • 作者: ピーター ブルックスミス
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
ゴルゴ13 154 (SPコミックス)

ゴルゴ13 154 (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 2009/09/05
  • メディア: コミック
リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13

リーダーズチョイス BEST13 of ゴルゴ13

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: コミック
各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13

各界著名人セレクション BEST13 of ゴルゴ13

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 単行本
ゴルゴ13 (1) (SPコミックス)

ゴルゴ13 (1) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: コミック
ジャッカルの日 [DVD]

ジャッカルの日 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • メディア: DVD
ジャッカル デラックス版 [DVD]

ジャッカル デラックス版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • メディア: DVD
ヤンキー大集合―これがニッポンの不良30年史だ!

ヤンキー大集合―これがニッポンの不良30年史だ!

  • 作者: ヤンキー文化研究会
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • 発売日: 2009/06/04
  • メディア: 単行本
夫の恋を許せますか? もう一度、彼を信じたいあなたへ

夫の恋を許せますか? もう一度、彼を信じたいあなたへ

  • 作者: 武石 晃一
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2005/08/11
  • メディア: 単行本
浮気の心理法則―人間の恋愛・行動パターンのエッセンス

浮気の心理法則―人間の恋愛・行動パターンのエッセンス

  • 作者: 樺 旦純
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。