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PAT BENATAR『TROPICO』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼女の6枚目のアルバムである。(全作がライヴ盤であったため、スタジオ・アルバムとしては5枚目となる。)'80'sにはガールズ・バンドのブームが到来するなど、何人かの女性ロック・シンガーが活躍をしているが、彼女は女性ロック・ボーカリストとしての地位を作り上げていった功労者の1人として、'80'sの前半に全盛期を迎えた女性シンガーということはご存知の通りである。本アルバムは、そんな彼女の全盛期の終盤のアルバムである。(次のアルバムからセールズが伸びなくなった。)本アルバムはBillboardで最高位14位を記録、豪州では9位、イギリスでは31位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Diamond Field』『We Belong』『Painted Desert』『Temporary Heroes』『Love In The Ice Age』『Ooh Ooh Song』『The Outlaw Blues』『Suburban King』『A Crazy World Like This』『Takin' It Back』。

この中からシングル・カットされたのは全部で5曲である。1st.シングルの『We Belong』はBillboardで最高位5位を記録し、1985年の年間シングル・チャートでは39位にランクインしている。また、スイスで5位、豪州とニュージーランドで7位、カナダで8位、オランダで13位、イギリスで22位を記録している。2nd.シングルの『Diamond Field』はチャートインせず、3rd.シングルの『Ooh Ooh Song』はBillboardで最高位36位を記録している。その後の4th.シングルの『Temporary Heroes』、5th.シングルの『Painted Desert』はチャートインしていない。

お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『We Belong』、『Ooh Ooh Song』、チャートインしていないもののシングル曲である『Painted Desert』、それ以外からは『Love In The Ice Age』と『Takin' It Back』をピックアップしておく。

彼女はそれまではハードなロックを聴かせていたが、本アルバムではソフトな路線となってファンを驚かすことになった。この変身が好意的に受け取られたこともあって本アルバムはそれなりのヒットになった。時期的にもソフト・ロックの台頭が見られるようになり、バラード・ナンバーにも注目が集まるようになっていただけに、このサウンドの変化は時期的にも悪くは無かったのだが、パワフルでエネルギッシュなロックを聴かせていた彼女のこれまでを考えたら、少し寂しく感じたものであった。しかし、本アルバムではボーカリストとしての彼女の持ち味はしっかりと出ているので、それはそれで宜しいかと...

彼女のキャリアの上では、本アルバムは忘れられがちな所もあるが、全盛期の彼女のアルバムと言うことでは本アルバムまで含まれるだけに、サウンドに変化が見られるものの、やはり利いておきたいアルバムである。

 

Tropico

Tropico

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Chrysalis
  • 発売日: 1989/09/27
  • メディア: CD

↓セールスが伸び悩んだ次作との「2 in 1」もあります。

Tropico / Seven The Hard Way

Tropico / Seven The Hard Way

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Beat Goes On
  • 発売日: 1999/02/23
  • メディア: CD


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神話戦士ギガゼウス [特撮]

はっきり言って、これは失敗作でした。B級作品であろうと思っていたが、B級にも及ばず、C級、いや、それよりも酷いD級作品でした。こういう場合、無視してしまっても良いのだが、こういう酷い作品があったということの記録のために、あえてボロクソに記すことにします。

本作は関西テレビのみの放送ということで、ここのところは深夜枠でありながら関西のみの放送というドラマではちょっと面白いB級作品がある。関テレの放送作品では「NEXT」があり、MBSの「古代少女ドグちゃん」「ありえない」「アザミ嬢のララバイ」も元々は関西ローカル枠である。(MBSの作品群は一部地域でも放送されていて、「MM-9」になるとBSでも放送されている。)それらの作品は、派手さという所も少なく、B級作品と言って良いのだが、マニアックな所のある作品であり、見方を変えるとなかなか面白い作品である。ということで、今回の関テレにも(B級作品として)期待したのだが、この作品は完全に外されました。

はっきり言って「B級作品」ではなく、「C級作品」を越えた「D級作品」でした。関テレで放送された「NEXT」はB級作品でありながらも、それなりの工夫があって、その面白さはBS-i時代のBS-i製作30分ドラマの前後編といった物語になっていた。しかし本作は、時間が1時間枠(本編は48分でした。)になっているという違いはあるが、内容はボロボロで、素人が作った作品と言った乗ノリであり、BS-TBSに社名を変更したあとのBS-TBSドラマと言ったら分かりやすいのではないですかね。という甚だしいレベル低下があって、見ていて痛々しかったですね。

8年前に封印したはずの敵が復活したということで、ゼウス隊が活動を再開するが、8年の間にメンバーも大きく変わり、隊長1人になっていた。長官は新たにメンバーを募集して、4人の新隊員と2人の呼びメンバーが集った。新人たちは研修を受け、ギガゼウスに変身できるようになった。で、敵の怪人と戦うことになる。

簡単なストーリーは以上のような所であり、最終的には新隊員の中の1人が命を賭けて敵を倒した、ということで終わる。が、ストーリー的には余りにも見るところがなく、隊員それぞれのキャラクターも設定を生かしきれていなかった。

ヒーロー作品ということのアイデアとしては、中小民間企業に過ぎないゼウス技研の社員が変身する、というところ、更にローテーションを組んで変身するというアイデアは面白いのだが、アイデアだけであって、ヒーローの造形や敵の造形が余りにもお粗末だったので、全てが吹き飛んでしまった。

兎に角、敵はデパートの屋上で行われるヒーローショーに登場する怪人にも劣る出来で、学芸会レベルであり、ヒーローの方はプロレスの(脇役に過ぎない)覆面レスラーにしか見えない。全くオーラが無く、全体的に見ても素人レベルの作品でしかなかった。(ZENピクチャーズの作品の方がはるかに良くできている、というレベルである。)

キャラクターとしては、隊長の余りにも暑苦しいところで、オーバー・アクションでの台詞の言い回しをする超熱血おバカ・キャラというのは、上手くすれば面白いのだが、造形の酷さの前に完全に空回りしていただけでした。

深夜の放送だったので、録画しておいて、それを再生するという形で見たのだが、最初の10分で、作品全体に漂うD級作品の雰囲気に耐えられず、(1.5倍速の)早見再生で時間を節約して見たが、時間を無駄にしたというだけでした。筆者はB級作品のノリは結構好きなところもあるのだが、本作のようなD級になると流石に耐えられなくなる。これが劇場公開された映画であって、劇場で見ていたとしても、ここまで酷いと長くても15分で帰ってしまいます。(そもそも、金を取ってみせる作品ではない、ということである。)

尚、途中で地震速報のテロップが出たのだが、普通はそうなると、再放送をしてくれないか、ということに考えが移るのだが、本作では全く迷うこと無くHDDから消去することを選びました。

 

↓同じ関テレ・オンリーの放送でも、これは当たり外れがあるものの、良い所もあったのですが...

NEXT DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形零12話[裏ネタ編]PART 11 [ケータイ刑事]

銭形零」の第12話「耳で楽しむハイビジョンドラマ? ~雪山湯煙混浴温泉あずさ28号殺人事件」の「裏ネタ編」の10回目の増補となる今回は、宇宙に関係するものから「宇宙服」について、ラジオドラマ中に出てきた「暗黒の皇帝ワータナーベー」の元ネタとなる「スター・ウォーズ」について、「スダーシャー」の元ネタとなる「宇宙戦艦ヤマト」について、そしてSFではお馴染みの「ワープ」について記します。尚、「ワープ」については「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/3/9日付です。)

宇宙服」:宇宙空間(ほぼ真空状態である)のような環境下で、人体を保護し、生活機能を維持することが出来るように設計された装備である気密服のことである。

名称に「服」とあるが、単なる衣服ではなく、生命維持装置を備えた設備であると言って良い。というのは、生命が生存できる気圧や温度を維持し、酸素や水分の供給を行い、かつ、そういう環境を保たなければならないということ、更に放射線、宇宙線からの保護という役割も担っているということ、そして宇宙空間にいても他人との子もゅニケーションを可能とするための通信設備を有する必要があるためである。(通常の衣服のように布を纏っているというものとは根本的に異なっている。)

尚、宇宙服には、(ほぼ)真空である宇宙空間で着用するものと、宇宙船内のように与圧環境で着用するものとの2種類に大別される。前者には全ての保護機能が必要であるが、後者に関しては気密機能は無くても特に問題はなく、後者のことを「船内服」または「与圧服」と言う場合もある。

ちなみに、宇宙空間で着用する気密構造の服は、合成繊維をベースにして、そこに気密処理を行ったナイロンなどを数十層重ねている布を用いている。宇宙空間では内部は与圧する必要があるため、それだけでも風船のように膨らんでしまうが、丈夫にして与圧によって破れない用にするためであり、更に各種宇宙線が透過することを防ぎ、宇宙空間を飛来する小さな粉塵などの衝突によって破けることを防いでいる。また、ヘルメットまで含めるとかなりの重量(100kg以上)に達している。→宇宙空間は無重力であると言っても、それだけのものを着るとなると、やはり普通の体力では長時間着ていられるものではないのは言うまでも無い。

英語では「Space Suit」、ドイツ語では「Raumanzug」、フランス語では「Combinaison Spatiale」、イタリア語では「Tuta Spaziale」、スペイン語では「Traje Espacial」、中国語では「太空服」と言う。

スター・ウォーズ」:1977年のアメリカ映画「スター・ウォーズ」(現在では「スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望」というタイトルに変更されている。)のこと、及び、この作品から始まるシリーズ全6作の映画のこと、更にそこから派生した小説、アニメ作品などを含む一連のシリーズのことを言う。(特に断りが無ければ、1977年の映画のことを指す。)

'70年代のアメリカ映画は、「アメリカン・ニュー・シネマ」と呼ばれる作品群が中心になっていた内省的な作品が多くなったり、パニック映画やホラー映画のブームがあったものの、娯楽色の強い作品は少なかった。そんな中、これまであまり評価の高くなかったSF的な要素を前面に出した本作の登場で、映画界にSFブームを巻き起こすことになった作品である。同時に、これまでにもシリーズ化作品は存在していたものの、ヒットした映画のシリーズ化ということを一般に定着させることになった作品でもある。

現在では、シリーズ作品として、以下の全6作がある。「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」。

劇場公開はエピソード4が最初であって、その後、エピソード5、6、1、2、3の順である。また、エピソード6は「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」というタイトルであったが、その後、変更されている。また、エピソード4、5、6については1997年に「特別篇」として新たに修復されたものが公開されたが、これらは製作時には技術的に映像化できなかったアイデアを実現することが行われ、同時にフィルムの修復、光学合成のやり直し、音響効果の手直しなど行われ、クオリティ・アップされた。(一部に追加シーンがあったり、変更になったシーンがある。)

ちなみに、1977年の初公開時の「スター・ウォーズ」は、現在の人気が信じられないような低い評価のB級作品として、全米でわずか50館という公開でスタートした。しかし、これを見た観客の間で評判が広がり、超特大ヒットとなった。(当時の興行収入記録を更新した。(1982年の「E.T.」に抜かれるまでは歴代1位であった。)→現在では歴代30位以内に入っていないが、インフレ換算を行った歴代興行収入ということでは、1939年の「風と共に去りぬ」に次いで歴代2位である。)

「暗黒の皇帝ワータナーベー」はこのシリーズに登場した「ダース・ベイダー」の名前をもじっていることは言うまでもない。また、1983/10/5に日本テレビ系の「水曜ロードショー」で放送されたときは、ハン・ソロの声を、「ケー刑事」の松山さんでお馴染みの松崎しげるが演じていた。(但し、この時のは、ルークが渡辺徹、レイア姫が大場久美子ということもあって、評判が悪かった。)

宇宙戦艦ヤマト」:1974年10月から1975年3月にかけて読売テレビ系(日テレ系)で放送されたテレビアニメ作品のこと、及びその劇場版映画、一連のシリーズ作品のことを言う。

現在までに、TVシリーズ(アニメ)として、「宇宙戦艦ヤマト2」「宇宙戦艦ヤマトⅢ」があり、3本のTVスペシャル、2本のOVビデオ作品、劇場版も「宇宙戦艦ヤマト」「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「ヤマトよ永遠に」「宇宙戦艦ヤマト 完結編」「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」という5本のアニメ作品と実写版映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」がある。

尚、1974年の最初のテレビ放送時は視聴率的に苦戦して、企画時は1年間の全51話放送予定であったが、制作開始時には全39話の予定でスタートし、結局、半年の全26話に短縮(「打ち切り」ということである。)された。そのため、終盤は用意していた伏線を回収すること無く、物語が急展開してまとめられた。

その作品が再放送によって人気が出たことで劇場版になることとなり、1977年に劇場版として甦った。1977年は映画「スター・ウォーズ」の公開された年でもあって、SFブームが到来したことで、正にドンピシャのタイミングとなり、「スター・ウォーズ」と共にSFブームを牽引するヒット作となった。また、同時にアニメ・ブームを呼び起こすことにもなった。

また、「スター・ウォーズ」と同様に、劇場版には手が加えられることになった作品でもある。特に、最初の劇場公開版は、イスカンダルのスターシアが死亡しているストーリーとして制作されたため、TVシリーズとは異なるストーリーであり、新たにその部分が制作された。しかし、後にこの部分がTVシリーズに沿ったストーリーに修正されている。(最初に公開されたものを特に「スターシア死亡編」と呼び、修正されたものを「スターシア生存編」と呼ぶ。)現在では「スターシア死亡編」はシリーズからも消されていて、ソフト化もされていない。また、以後の物語は「スターシア生存編」の続きという物語で展開されている。

ちなみに、「宇宙戦艦ヤマト」の物語は、西暦2199年から2200年の物語である。海が干上がって真っ赤な砂漠の星となった地球が、ヤマトが帰還して直ぐに元の青い星に戻り、2201年を舞台にした「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の時には完全に復興し、そこでまた破壊され、同年の設定の「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」(TVスペシャル)では完全復興し、2202年が舞台の「ヤマトよ永遠に」でまたも壊滅的な被害が出ているのに、2203年が舞台の「宇宙戦艦ヤマト 完結編」では完全に復興している、ということで、余りにも復興が早いということで、ネタにされるようになったことでも知られている。

尚、「スターシア」というのは地球に放射能除去装置(コスモクリーナー)があるということを伝えたイスカンダル星の女王の名前である。

ワープ」:SF作品に登場する光速を越えた航法である。「スタートレック」シリーズやアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に登場し、この作品が大ブームとなったことで一般に知られるようになり、今では当たり前のように知られることとなった。また、中には「ワープ」と異なる呼び方(例えば「リープ航法」「フォールド航法」など)が使われることもある。

これらは、それぞれのSF作品の中の説明によると、その原理は異なるように説明されているもののが、結果的には、同じように光速よりも早い速度で宇宙空間を航行するものであり、実質的には同じものと言うことが出来る。(例えば、映像を記録するのに、フィルム/ビデオテープ/DVD/メモリーカードなどを使うのと同じで、同じことを行うのにいくつもの方法がある、ということである。)

基本的には、空間の歪みを利用して、出発点と到着点を近づけ、その間を移動することで、あたかも光速よりも速い速度で移動したように航行するものである。尚、超能力の一つとして知られているテレポーテーション(瞬間移動)とは異なり、あくまでも出発点と到着点の間を航行して移動するものであって、超能力による瞬間移動とし原理が根本的に異なっている。

尚、ワープに関しては、1997年に「時空歪曲という工程が、宇宙にある全エネルギーの100億倍のエネルギーを要すため、現実ではワープは理論上、実現不可能」という趣旨の論文を発表した学者がいる。このように科学的に検証されるのは悪いことではないが、夢を壊されたような気分になってしまいますね。が、このように真面目に研究する学者がいるというのも、考えてみると凄いことである。

ただ、この論文は、あくまでも通常の理論によって構築された世界での話である。よって、相対性理論を超えた亜空間における特殊な理論が確立されれば、簡単に「ワープは可能」と証明されるかもしれません。(乱暴なことを言うと、3次元の事象説明を2次元の事象説明だけで行おうとしているものであり、的確な説明がされているとは言い切れない、ということです。)

英語では「Warp Drive」、ドイツ語では「Warp-Antrieb」、フランス語では「Distorsion」、イタリア語では「Propulsione a Curvatura」、スペイン語では「Warp」、中国語では「曲速引擎」と言うが、それぞれの言語に於いて、これらとは異なる言い方もいくつか存在している。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

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スペース 宇宙 (insidersビジュアル博物館)

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スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX [9月発売予定(発売日未定)] [Blu-ray]

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スター・ウォーズ 新コンプリート・セット (Amazon.co.jp仕様) [DVD]

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EMOTION the Best 宇宙戦艦ヤマト 劇場版 [DVD]

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宇宙戦艦ヤマト DVD MEMORIAL BOX

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宇宙戦艦ヤマト 復活篇 [Blu-ray]

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劇場版 宇宙戦艦ヤマト DVDメモリアルボックス

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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宇宙戦艦ヤマト TV DVD-BOX( 初回限定生産)

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ワープする宇宙―5次元時空の謎を解く

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  • 作者: リサ ランドール
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2007/06
  • メディア: 単行本

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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その201) [ケータイ刑事]

今回から暫くの間、「ケータイ刑事」については「銭形結」の物語から持ってくる、ということにします。(ただ、「銭形結」は作品の完成度が低く、「ケータイ刑事」シリーズの黒歴史になった作品でもあり、作品としての魅力も薄いだけに...)

今回のテーマは「同一人物なの?」です。これは登場人物の見た目が余りにも変わっているということであります。(演じる役者も別人ということになっている。)取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2話」、「007」からは「ダイ・アナザー・デイ」です。

ケータイ刑事」:「・2話」。「ウォーキングする死体 ~ダイエットマスター殺人事件」という物語である。「・1話」は手抜きも甚だしく、お馴染みのアイキャッチが無く、本放送で次回予告と鑑識メモまでが無かったという放送パッケージとしては完全に欠陥のあった物語であって、そういうケチが付いた作品を立て直した物語である。(全体的に低レベルの「銭形結」の物語の中では良くできた物語でした。)

道生(みちお)フィットネスクラブの経営者であり、ウォーキング・ダイエットのカリスマである道生駆(みちお・かける)がクラブで死体で発見された。ということで、捜査を開始したちゃんとあさみさん。容疑者は秘書の牛野歩美(うしの・あゆみ)とインストラクターの棟板厚(むないた・あつし)の2人。事情聴取をすると、牛野は、棟板が被害者から借金をしていたことを証言し、棟板は出勤途中の公園で、被害者が何者かに棒のようなもので襲われ、襲ったのは女だと証言した。しかし、遺体が発見されたのは公園ではなくてクラブの社長室であったこと、また、公園からは棟板の証言通りに鉄パイプが発見された。で、被害者をクラブまで運んだ理由が分からないでいた。

色々あって、ちゃんはトリックに気づき、犯人を捕らえた。犯人は牛野であり、公園で襲った後、何食わぬ顔で出社した。すると被害者の姿があって、何処かに電話を使用として手に携帯を持っていた。慌てた牛野は置き時計で後頭部を殴り、その後死体を発見したフリをしたのだった。被害者は公園で襲われたが、来ていたパーカーがクッションの役割をして、その時は気を失ったが、まもなく気がついた。で、何があったか分からなかったが、そのまま出社した。頭は痛むが出血は無いということで、頭に異常があると思い、主治医に電話使用としたが、その時、公園で襲われた時の衝撃が遅れて利いて、電話を掛ける直前で息絶えたのだった。(交通事故で頭部を強く打った人間が病院を退院してから脳挫傷で亡くなったというケースと同様で、殴打の衝撃が遅れて利いた。)

牛野は既に公園で襲ったことを認めていたが、自分が置き時計で殴った証拠は無い、と開き直ったが、被害者は置き時計で殴られる前に既に死亡していたということで、牛野は言い逃れが出来なくなった。で、動機を尋ねたら、牛野は3年前にこのクラブで働くことになった。当時の彼女は丸々と太っていて、現在のスリムな体型とは完全に別人であった。当時、最愛の恋人がいたが、彼はぽっちゃり系が好みであったが、ここで働くことになった牛野は無理矢理ダイエットをさせられ、彼は彼女の元を去って行ってしまった。3年前の彼のことは忘れたつもりだったが、その彼が最近、ぽっちゃり系の女と結婚したという噂を耳にしたことで怒りがこみ上げてきて、殺害したのだった。

牛野はちゃんたちに「これが誰か分かる?」と言って、3年前の自分の写真を見せた。ちゃんとあさみさんはそれが誰か分からず、牛野だと分かると「ええっ???」と驚いていたが、どう見ても同一人物とは思えないような3年前のふくよかな体型と現在のスリムな体型であった。(劇中では語られていないが、3年前は100kgはありそうな体格だったが、現在は40kg程度のスレンダーな細身である。)ということで、どう見ても別人ということで、結ちゃんとあさみさんかせ驚いた「同一人物なの?」というキャラクターでした。(3年前は写真だけでしか登場していないが、現在の牛野を演じた人とは別人の写真を使っていました。)

007」:「ダイ・アナザー・デイ」。2002年のシリーズ第20作であり、21世紀最初のシリーズ作品である。また、5代目ボンドの最終作(4本目)であり、同時にシリーズ40周年記念作である。(最初の数本は1年に1本のペースで製作していたが、40年で20本ということで、この時点で完全に2年に1本ペースになりました。)

北朝鮮のムーン将軍は西側との友好を考えていた将軍であったが、息子のムーン大佐は、南北を武力で統一して超大国を作る野望を持ち、資金源としてアフリカ産の紛争ダイヤモンドの違法取り引きを行っていた。それを阻止するためにボンドが北朝鮮に潜入するが、ムーン大佐の愛人となっていたMI-6のミランダがボンドの正体を彼の盟友である殺し屋のザオに伝えたことで、ボンドとムーン大佐は南北朝鮮を分ける非武装地帯で、ホバークラフトによるチェイスに発展し、ムーン大佐は滝壺に落ちていった。が、ボンドもまた北朝鮮当局によって捕らえられて14ヶ月にわたって拘束されることになった。

滝壺に落ちて死んだと思われたムーン大佐は、キューバに運ばれて、そこでDNA交換治療を受けて、全くの別人に生まれ変わる。そして、アルゼンチン出身の孤児・グスタフ・グレーヴスと名乗る。彼はアイスランドでダイヤモンドの鉱脈を発見して富豪となり、環境保護活動家として、博愛主義者として、フェンシングのコーチとして、全くの別人になっていた。そして、イギリスに帰化して爵位を授与された。

一方、人質交換で釈放されたボンドは、長期の拷問によって秘密を吐いた疑惑が持たれるが、それを否定し、再び動き出す。そしてキューバにザオらしき人物がいるという情報から、グレーヴスのダイヤに繋がり、グレーヴスに接触を図る。

グレーヴスとボンドの初対面となったフェンシング・クラブで勝負をすることになるが、三本勝負で2本続けて負けたボンドは一発逆転の大勝負に出て、それにグレーヴスが乗り、殺し合いの様な激しい闘いが繰り広げられる。クラブの敷地内を派手に使った勝負は一瞬の隙を突いたボンドが勝ち、ミランダが二人を分けて決着した。で、グレーヴスはボンドを、アイスランドにあるアイスキャッスルに招いた。

アイスキャッスルでは、グレーヴスが新たな慈善事業である「イカルス計画」を発表する。これは宇宙空間に打ち上げた巨大な反射鏡を持った衛星で太陽光を有効利用して農作物の収穫をアップさせるというものだったが、実はそれは殺人兵器としても使えるものであった。イカルスで朝鮮半島の南北非武装地帯の地雷原を破壊し、韓国、更には日本へ戦争を仕掛けるという計画を進めていた。その計画を知ったボンドとジンクス(=ボンドガール)がそれを阻止するため、グレーヴスが乗った大型貨物輸送機に潜り込んだ。

大型貨物機では、グレーヴスが拘束したムーン将軍の前で自分の正体を明かし、将軍のことを「父上」と呼び、韓国を武力で潰して南北統一をする計画を話す。が、ムーン将軍はグレーヴスの野望と存在を否定して「息子は死んだ」と語った。これによって逆上したグレーヴス(=ムーン大佐)は将軍を殺してしまった。そしてイカルスで非武装地帯の地雷を爆破させていく。

が、それを阻止しようとするボンドか現れて、最後の対決へと進んで行く。最終的にはグレーヴスが着ていたバトルスーツに仕込まれていた10万ボルトの電流発生装置によって感電し、空中飛行中の貨物機の機外に飛ばされ、同機のジェットエンジンに吸い込まれていって最期を遂げた。

東洋人だったムーン大佐がDNA交換ということまで行って完全に白人になっていたこともあって、ボンドはムーン大佐とグレーヴスが同一人物とは全く思っていなかったが、それが同一人物だったということで、「同一人物なの?」と驚かせた悪役であり、当然のことながら、ムーン大佐の姿の時とグレーヴスの姿の時とでは演じた役者は別人である。

共通点は、「同一人物なの?」という外見が全く変わったその人物が、自分から見て目上の人物となる人(「ケータイ刑事」ではフィットネス・クラブの経営者、「007」では自分の父親である将軍)を殺しているということ、そして自ら主人公(銭形/ボンド)にその秘密を明かしているという所である。また、物語では同一人物というキャラであるが、(「ケータイ刑事」では写真だけだったとはいうものの)共に二人一役という形となっていたというのも共通点である。

相違点は、「ケータイ刑事」ではあくまでもダイエットによって痩せて、見た目が別人になったが、「007」ではDNA交換手術を行って見た目が別人になったということで、別人になった手法に違いがあるということと、「ケータイ刑事」では逮捕されたが生きているのだが、「007」では死亡しているという所である。

次回も「銭形結」絡みのネタについて記します。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

6/2リリースです。

ケータイ刑事 銭形結 DVD-BOX

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007 / ダイ・アナザー・デイ [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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ダイ・アナザー・デイ (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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ダイ・アナザー・デイ (アルティメット・エディション) [DVD]

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ダイ・アナザー・デイ [Blu-ray]

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