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BEST HIT USA 2007[2007/4/24] [音楽(etc.)]

今回の放送は、野球中継が延長になったために、いつもの23時からではなく、1時間半繰り下がって24:30からの放送と言うことになりました。(それにしても、EPGで番組指定予約をしていると、自動的に時間を修正してくれるから、本当に便利です。これの恩恵を一度でも受けたら、もうこれが無い世界には戻れません。やっぱりデジタル放送は便利です。アナログ放送の番組表では、ここまでの対応は出来ませんし...)で、いつものように「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に記して行きます。(「C/D USA」のコーナーはいつものように省略です。)

最初は、POLICE再結成の話から入り、「本人の口から」ということで、STEWART COPELANDのインタビューから始まり、映画「ポリス・インサイド・アウト」について、そして再結成について語ってくれました。(来年の2月にPOLICEとして来日する予定とのことです。)で、ON AIR曲は1980年のPOLICEの『De Do Do Do, De Da Da Da』でした。続く話題のアーティストを紹介する「HOT MENU」のコーナーは、ジンバブエ出身の3人組のNOISETTESが紹介され、「面白くグループですよ」と言っていました。ON AIR曲は『Don't Give Up』でした。

続く「STAR OF THE WEEK」のコーナーは、i-PodのCMでお馴染みのTHE FRATELLISの登場で、2人のインタビューと『Flathead』がON AIRされました。

「TIME MACHINE」のコーナーは、4/24ということで、以下の7件が紹介されました。1961年:デビュー前のBOB DYLANがHARRY BELAFONTEのアルバムにハーモニー奏者として参加、1972年:ジェスロ・タルのチケットを求める若者たちが切符売り場に殺到、6人が失神する、1972年:JOHN LENNONの『Woman Is The Nigger Of The World』が発売、1977年:JOAN BAEZSANTANAがカリフォルニア州ソールダッド刑務所を慰問し、無料ライブを行う、1977年:TALKING HEADSがラモーンズを前座に従えて、初のヨーロッパ・ツアーをスイスでスタートする、1979年:DONNA SUMMERのアルバム「BAD GIRLS」が発売、1984年:JERRY LEE LEWISが22歳のケリー・マクカーヴァーと結婚、彼にとっては6度目の結婚となった。

また、4/24が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の2人でした。BARBRA STREISAND(1942年生まれ)、CREEDENCE CLEARWATER REVIVALのDOUG CLIFFORD(1945年生まれ)。

このコーナーからのON AIR曲は、BARBRA STREISANDの1986年のライブで『Somewhere』がON AIRされました。

「C/D USA」のTOP 3の発表が終わり、筆者のもう一つのお楽しみであるラストのリクエスト曲は、1989年のBAD ENGLISHの『When I See You Smile』でした。泣きのバラードと言われた彼らですが、久しぶりに聴くと、やっぱり良いものですね~

次回のゲストは、EPGによると、80年代から活躍するアメリカ・インディーズ界の重鎮・DINOSAUR Jr.が奇蹟のオリジナルメンバーで第復活ぬーということで、DINOSAUR Jr.のJ. MASCISがゲストです。

 

Zenyatta Mondatta

Zenyatta Mondatta

  • アーティスト: The Police
  • 出版社/メーカー: Universal
  • 発売日: 2003/03/04
  • メディア: CD
What's the Time Mr. Wolf?

What's the Time Mr. Wolf?

  • アーティスト: Noisettes
  • 出版社/メーカー: Vertigo
  • 発売日: 2007/04/17
  • メディア: CD
Costello Music

Costello Music

  • アーティスト: Fratellis
  • 出版社/メーカー: Island
  • 発売日: 2006/09/11
  • メディア: CD
ワン・ヴォイス

ワン・ヴォイス

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/10/25
  • メディア: DVD
Bad English

Bad English

  • アーティスト: Bad English
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1989/06/19
  • メディア: CD


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YOUNG GUNS II ~BLAZE OF GLORY(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1990年の映画「ヤング・ガン2」であり、そのサントラ盤である。この作品は1988年に製作された第1作の続編であり、ここではビリー・ザ・キッドは既にお尋ね者になっていて、西部時代の生き残りの老人が語るという形で描かれている。が、本作のサントラ盤はBON JOVIのJOHN BON JOVIの初のソロ・アルバムであり、そちらの方で知られている作品でもある。

映画データを記しておくと、監督はジョフ・マーフィ、脚本はジョン・フスコ、撮影はディーン・セムラー、音楽はアラン・シルヴェストリとジョン・ボン・ジョヴィである。そして出演は、エミリオ・エステヴェス、キーファー・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップス、クリスチャン・スレイター、ウィリアム・ピーターセン、ジェームズ・コバーン、ジンジャー・リン・アレン、ジェニー・ライト、ヴィゴ・モーテンセンたちである。

物語は、西部時代の生き残りの老人がビリー・ザ・キッドについて語り始める。1878年、ニューメキシコ。ビリーはお尋ね者になっていて、その首には賞金が掛けられていた。そんな中で、牧場主・チザムとウォーレス知事から保安官に任命されたパット・ギャレットはビリーを執拗に追いかける。で、一人、また一人とビリーの仲間達は命を散らしていく。で、ビリーとパットが対峙する時がやってきた...

前作は青春ドラマといった趣が強かったが、本作ではそれが後退して、西部時代の終焉を語る挽歌のような感じが前に出て、ちょっとセンチになります。

しかし、本作の注目点は、何と言ってもサントラ盤である。本作のサントラ盤はJOHN BON JOVIの初のソロ・アルバムということで、ロック・ファンは映画を無視してでも注目したものである。それにしても、'80's中期以降、サントラ盤にアーティストの名義が出るというものは、そのアーティストが映画の方も主演するということでいくつかあったものの、実に珍しいことになった。(何せ、豪華アーティストたちが結集したオムニバス盤と言ったものが主流になりましたからね...)本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートでも最高位3位を記録し、1990年の年間アルバム・チャートでも65位にランクインするヒットとなった。(これにはJOHNのネームバリューが大きく影響していました。)

で、サントラ盤の収録曲は以下の全11曲である。『Billy Get Your Gun』『Miracle』『Blaze Of Glory』『Blood Money』『Santa Fe』『Justice In The Barrel』『Never Say Die』『You Really Got Me Now』『Bang A Drum』『Dyin' Ain't Much Of A Livin'』『Guano City』。

サウンドは、BON JOVIのサウンドと比べると少しスケール・ダウンした感が否めないものの、アメリカン・ロック・サウンドを聴かせてくれる。(でも、BON JOVIよりは少しおとなしい)

この中からはアルバム・タイトル・ナンバーである『Blaze Of Glory』が全米No.1の座を獲得(1位を獲得し楽し1週だけでした)し、1990年のBillboard年間シングル・チャートでも10位にランクインするビッグ・ヒットとなった。

この中からのお薦め曲は、そのシングル・ヒットした『Blaze Of Glory』は当然であるが、それ以外の曲では、たっぷりと聴かせてくれる『Miracle』『Santa Fe』『Blood Money』というところをピックアップしておく。

本アルバムはJOHNのソロ・アルバムであって、BON JOVIではないということを頭に入れて聴いてもらいたいところである。やはり、ソロ・アルバムということで、バンドとは違う姿を出すものであり、だからこそ、ソロ・アルバムとしての価値もある。ここにバンドとしてのBON JOVIサウンドを求めることはくれぐれもしないように... ロックがお好きな方であれば、特に抵抗感無く受け入れられますよ。

 

Blaze Of Glory: Songs Written And Performed By Jon Bon Jovi, Inspired By The Film Young Guns II

Blaze Of Glory: Songs Written And Performed By Jon Bon Jovi, Inspired By The Film Young Guns II

  • アーティスト: Jon Bon Jovi
  • 出版社/メーカー: PolyGram
  • 発売日: 1994/06/07
  • メディア: CD

ヤングガン2

ヤングガン2

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: DVD

↓前作はこちら

ヤングガン

ヤングガン

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2003/02/05
  • メディア: DVD


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「ハリマオ」 [映画(邦画)]

表題の作品は1989年の作品である。突然この作品を取り上げたのは、この4月からKBS京都があの「快傑ハリマオ」の放送を始めたということで、この作品があることを思い出したためでもある。(尚、その「快傑ハリマオ」は1960年4月から1961年6月にかけてTV放送された作品であり、全65話、最初の5話のみカラーで、後は白黒作品である。南洋を舞台に、虐げられた人たちを救うために立ち上がったハリマオとその仲間達の活躍を描いた冒険活劇である。(昭和30年代の作品ということで、まさに「冒険活劇」という言葉がピッタリです。))→筆者も全話見ていないので、KBSの放送で見ていこうと思っています。(一応、DVDもリリースされてはいますけど...)

映画データを記すと、製作総指揮が倉田正昭、監督は和田勉、原作と脚本は井沢満、撮影は小野進、音楽はYAS-KAZである。出演は、ハリマオを陣内孝則が演じていて、その他は、山崎努、竹下景子、川谷拓三、ジェームス・パックス、大谷直子、柄本明、室田日出男たちである。

物語は、太平洋戦争において、マレーシア戦線で大活躍し、「マレーの虎・ハリマオ」と呼ばれた現地日本人青年の実像を描いた作品である。

監督の和田勉はNHKのドラマで幾多の名作を生んだあの和田勉であり、フリーになって初めて映画監督を務めた作品である。また、本作はフィリピン・ロケを行い、そこで撮影している。で、こられの2点で話題になった作品である。(が、結果は散々でした。)

で、この作品は興行的にも失敗と言うことで、現在ではソフト化されていない。(かつてTVで放送した時に録画したもの(ノーカットではなく、30分以上もカットされての放送でした。)があったため、それを見ましたが、よくぞ残していたものだ、と思いました。→要するにつまらないということで、保存するのももったいないということです。)

はっきり言って、TVシリーズの「快傑ハリマオ」の第1話の方がはるかに内容がありました。本作は、出演者の方はみんな頑張っていたんですけどねぇ。演出がボロボロということで、これを劇場で見ていたら、間違いなく「金返せ!」と言ったでしょうね。ということで、TVシリーズの「快傑ハリマオ」の名前にあやかって、それが見事に失敗したという失敗事例としてその名を残す作品でした。(お暇な方はご覧になっても良いでしょうが、普通の方は忘れた方がよろしいかと...)

 

↓TVシリーズのDVDをピックアップしておきます。

快傑ハリマオ DVD-BOX 第一部 魔の城篇

快傑ハリマオ DVD-BOX 第一部 魔の城篇

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2002/03/25
  • メディア: DVD

怪傑ハリマオ DVD-BOX 第二部 ソロ河の逆襲篇

怪傑ハリマオ DVD-BOX 第二部 ソロ河の逆襲篇

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2002/04/25
  • メディア: DVD
怪傑ハリマオ DVD-BOX 第三部 アラフラの真珠篇

怪傑ハリマオ DVD-BOX 第三部 アラフラの真珠篇

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2002/05/25
  • メディア: DVD

怪傑ハリマオ DVD-BOX 第四部 南蒙の虎篇

怪傑ハリマオ DVD-BOX 第四部 南蒙の虎篇

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2002/06/25
  • メディア: DVD

怪傑ハリマオ DVD-BOX 第五部 風雲のパコダ篇

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2002/07/25
  • メディア: DVD

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5/15に向けて [ケータイ刑事]

丹羽Pが「ケータイ刑事THE MOVIE2」の公式ブログで3/30に、「5月15日に横浜球場でお会いしましょう」というコメントを書いているということで、この日に6代目ケータイ刑事の製作発表を行い、その足で横浜球場に行って、6代目が始球式を行うのだろう、と予想しているのだが、その5/15の横浜球場の横浜vs巨人戦をしっかりとBS-iが放送することが確認できました。(本日は5月の月刊TV誌の発売日です。)番組表にはゲストの名前はなかったですが、とりあえず、これでチェックをすることができました。尚、関西在住の筆者は、地上波の方でTBSが放送するのかについては確認できていないが、MBSでは放送しないことが確認できました。(ちなみに、この日の阪神は、米子での広島戦で、TV大阪が放送するということで、MBSは通常のネット編成番組です。→TBSも放送しない?)

7月スタートの番組の製作発表を5月中旬にというのは少し早い感じもするが、この日程だと、5/24発売の月刊TV誌の編集にも間に合うので、その誌面で7月スタートの番組の先行記事ということが可能になる。よって、このスケジュールというのも納得です。

巷では6代目はOさんだろうと言われています(名前の方も「M2」のヒントからほぼ掴みました)が、果たしてその通りとなるのか。でも、Oさんは「恋日・ニュータイプ」で銭形テストみたいなことをされているし、5/26放送の「恋日・3rd.」では主演ですし、前段階は一応全てクリアしている上に、この4月からは高校2年生ということで2009年春までは大丈夫だから、雷ちゃんシスターズの次女、三女、四女+零ちゃんでの劇場版の実現までも可能ですし、確率は高いでしょうね...(個人的にはOさんと同い年のKさんの襲名を期待しているのですけど... いや、ひょっとしたらMさんという線も...いや、Mさんは7代目の本命と読んでいます。)

これまでに歴代銭形で始球式を行ったのは、3代目・ちゃんの黒川芽以さんだけですが、共通点は次女・緑リボンということ。(それがどーしたと言われればそれまでですが...)

尚、5/25には「銭形雷」のDVD-BOX3がようやく発売になるが、そのプロモとして5代目・雷ちゃんの小出早織ちゃんが始球式、という可能性も完全には捨てられないとはいうものの、一応、シリーズから卒業した早織ちゃんですから、これは無いと思っています。

ただ、一つ気になるのは、丹羽Pが雨男だということです。横浜球場ということは、雨天の場合は試合中止があるだけに、その可能性は捨てられません。(でも、製作発表だけは行われるでしょう。)Oさんが雨女で無ければ良いんですが... 少なくとも5/15までは、M1&TVシリーズサントラ盤に収録されている『雨ごい音頭 もろこし村の歌』を聴くことだけは自粛しておきましょう!

 

 始球式の経験のある泪ちゃん

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

↓5/25発売・雷BOX3

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/05/25
  • メディア: DVD

↓歴代ケータイ刑事

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/04/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
 
ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密~銭形姉妹への挑戦状+TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック

  • アーティスト: サントラ, ナミ&チヨ
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2006/02/01
  • メディア: CD

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「YOUNG GUNS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年に製作された「ヤング・ガン」である。当時の若手スター(ブラッド・パック)が集結した西部劇であり、当時、大ヒットを記録した作品である。物語は、西部ではこの名を知らなければモグリと言われるほど有名なビリー・ザ・キッドと5人の仲間達の物語であるが、ビリーがまだ無名のチンピラだった時代の青春時代の物語である。これがブラッド・パッカーたちの若さと相まって、いい物語となった。それにしても、豪華な顔ぶれが集まっている。それだけブラッド・パッカーたちはみんながみんな、ビッグになったと言うことです。

映画データを記しておくと、監督はクリストファー・ケイン、脚本はジョン・フスコ、撮影はディーン・セムラー、音楽はアンソニー・マリネリとブライアン・バンクスである。出演は、エミリオ・エステヴェス、キーファー・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップス、チャーリー・シーン、ケイシー・シーマツコ、ジャック・パランス、テレンス・スタンプ、パトリック・ウェイン、コディ・パランス、ダーモット・マローニー、テリー・オクィン、ジェフリー・ブレイク、アリス・カーター、ブライアン・キース、トーマス・L・キャラウェイたちである。また、トム・クルーズがカメオ出演しているというのも注目点の一つです。

本作の特徴は、時代考証などのバックボーンがしっかりしているというところである。幾多の西部劇があるが、それらに登場する事柄はデフォルメされていたりしていて、結構アレンジされているのだが、本作はそういうものが実際に使われていたものを調べて取り入れたと言うことで、、実にリアルである。(但し、リアルすぎて逆に違和感を感じる方もいるかも知れませんね...)また、主演のエミリオをはじめとするキャストが若いが、脇を固めるベテランがしっかりと押さえるところを押さえていて、これが物語に厚みを増してくれる。ということで、青春ドラマと言った一面が強く出ていて、これがお馴染みの西部劇とは違ったテイストを感じさせてくれる。

イギリス紳士の牧場主の下で働くウイリアム(後のビリー・ザ・キッド)たち若者6人。ある日、その牧場主が殺されたことから、ウイリアムたちはその復習のために立ち上がる。(これによって彼らは後にお尋ね者になるという道に進んでいくことになる。)

かつては西部劇と言えば、大量に製作されていて、何度かのブームがあったが、'80'sになると西部劇は絶滅に近い状況になった。そんな中で本作のような視点の西部劇は一味違ったものがあり、とても良かったのだが、「西部劇」復活というようなならなかったのが残念なところでした。でも、本作はしっかりと続編が製作されているので、そちらもチェックしましょう!

 

ヤングガン

ヤングガン

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2003/02/05
  • メディア: DVD

↓続編はこちら

ヤングガン2

ヤングガン2

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2001/11/21
  • メディア: DVD


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YES『YESSONGS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年に発表されたライブ盤である。それまで5枚のアルバムを発表していた彼らであるが、本ライブ盤はその彼らの代表的な曲をたっぷりと味わうことの出来るものである。1972年の彼らのライブ・ツアーを収録したものであるが、特定のライブではなく、ライブの中でも選りすぐりのものが選曲されている。当時はLP(CDなんて、姿もありませんでした。)で3枚組としてリリースされたが、現在、CDは2枚組となっている。

収録曲は全13曲であるが、DISC 1に8曲、DISC 2に5曲が収録されている。DISC 1の収録曲は以下の通りである。『Opening [Excerpt From "Firebird Suite"]』『Siberian Khatru』『Heart Of The Sunrise』『Perpetual Change』『And You And I: A. Cord Of Life/B. Eclipse/C. The Preacher The Teacher/D. The Apocalypse』『Mood For A Day』『Excerpts From "The Six Wives Of Henry VIII" [Excerpt]』『Roundabout』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の通りである。『I've Seen All Good People: Your Move/All Good People』『Long Distance Runaround/The Fish (Schindleria Praematurus)』『Close To The Edge: The Solid Time Of Change/Total Mass Retain/I Get Up』『Yours Is No Disgrace』『Starship Trooper: A. Life Seeker/B. Dilillusion/C. Wurm』。

収録曲はいずれもが彼らの代表的な曲であり、有名な曲ばかりであるので、説明の必要はないであろう。が、スタジオ収録のアルバムと違ってライブということで、彼らのスケールの大きなサウンドが如何にして再現されているのか、また、期待を裏切っていないか、ということに注目されるが、とにかく、プログレのライブではお馴染みのライティング・ショーを導入して、期待以上のスケールの大きな演奏を聴かせてくれている。(映像有りで見たいところでもあるが、目を閉じて音に集中してイメージは頭の中で膨らませましょう!)

本アルバム発表当時はプログレの全盛期と言うこともあって、彼らをはじめ、プログレ界の雄が次々と傑作アルバムを発表している(PINK FLOYDの「DARK SIDE OF THE MOON」も本アルバムと同じ1973年の発表でした。)が、そんな黄金時代のサウンドを聴くことが出来る本アルバムは、'70'sを代表するライブ盤の傑作である。プログレ・ファンだけではあまりにももったいなく、'70'sサウンドを知らない若い方や、ロック・ファンにも聴いてもらいたいアルバム(ライブ)である。

 

Yessongs

Yessongs

  • アーティスト: Yes
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 1994/09/27
  • メディア: CD


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「YOU LIGHT UP MY LIFE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1977年の映画「マイ・ソング」(邦題)である。が、同名タイトル(原題)の主題歌(邦題「恋するデビー」)の方があまりにも有名であろう。DEBBY BOONEの歌った『You Light Up My Life』(邦題「恋するデビー」)は大ヒットとなり、アカデミー主題歌賞も獲得している。とにかくこの曲は、Billboardのシングル・チャートを駆け上り、当時としては新記録となる10週連続1位の座を獲得し、DEBBYを一躍スターダムにのし上げることになった。また、1978年のBillboard年間シングル・チャートでも3位にランクインしている。(それから約4年後にOLIVIA NEWTON-JOHNの『Physical』に並ばれたが、1992年の秋にBOYZ II MENの『End Of The Road』に抜かれるまで、15年近くも連続最長1位の記録を持っていました。)ということで、映画主題歌がそのままビッグ・ヒットに繋がると言うことで、'80'sになるとこれが当たり前のようになるが、「サタデー・ナイト・フィーバー」と共に音楽と映画主題歌の関係を大きく変えることになった作品である。(が、「サタデー・ナイト・フィーバー」は映画の方も大ヒットしたが、本作は今ひとつでしたが...)

映画データを記しておくと、「低予算&ノー・スター」をポリシーとしてジョセフ・ブルックスが企画していて、彼は製作、監督、脚本、音楽の4役を担当し、撮影はエリック・サーリネンである。出演はディディ・コーン、ジョー・シルヴァー、メラニー・メイロン、マイケル・ザスローたちである。

物語は、女性の自立と成功を描いたサクセス・ストーリーであるが、ちょっと胡散臭さを感じてしまうラブ・ストーリーでもある。歌手となることを夢見るローリーはショー・ビズ界で仕事を続けていて、いつかその夢を実現するために努力していた。そんな彼女は、ある日、クリスという男と知り合って深い関係になる。そんなローリーはあるオーディションを受けてクリスと再会するが、彼は映画監督であった。で、クリスはローリーを主役にして映画を製作することを約束するが、ローリーには恋人がいることがばれてしまって...

低予算作品というものが本作では壁になってしまい、よくある物語に収まってしまっているのが残念なところである。が、DEBBY BOONEの音楽だけは別格である。この曲の長いプロモーション・ビデオと捉えるのがよいかと...

 

↓DVD化されていません。ビデオです。

マイ・ソング

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 1987/05/21
  • メディア: ビデオ

↓やっぱりこの曲です。

You Light Up My Life

  • アーティスト: Debby Boone
  • 出版社/メーカー: Carlton
  • 発売日: 1996/02/01
  • メディア: CD
The Best of Debby Boone

The Best of Debby Boone

  • アーティスト: Debby Boone
  • 出版社/メーカー: Curb
  • 発売日: 1990/02/28
  • メディア: CD

You Light up My Life: Greatest Inspirational Songs

You Light up My Life: Greatest Inspirational Songs

  • アーティスト: Debby Boone
  • 出版社/メーカー: Curb
  • 発売日: 2001/04/03
  • メディア: CD


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「YOUNG SHRLOCK HOLMES: PYRAMID OF FEAR」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年の映画「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」である。シャーロックと言えば、勿論名探偵シャーロック・ホームズであるが、この物語はコナン・ドイルの原作には無い若き日のホームズとワトソンの活躍を描いた作品である。(当然、ホームズ関連作品であるが、番外編という扱いである。)が、本作には、後にホームズのライバルになるあの人(劇中では別の名前を使っているが、ラストで出てくるので、エンドロールの途中で見終えたらそれが分かりません。)が出てくるということで、最後まで目が離せません。が、ホームズ作品の謎解きという要素は殆ど無く、青春学園ものという雰囲気の前半から、冒険アドベンチャーものという雰囲気の後半ということで、シャーロキアンの方々からは無視されている作品である。(まあ、ドイルの原作では無いですからね...)

映画データを記しておくと、製作はマーク・ジョンソン、監督はバリー・レヴィンソン、脚本はクリス・コロンバス、撮影はスティーヴン・ゴールドブラット、音楽はブルース・ブロートンである。また、特撮にILMの名前がある。そして出演は、ニコラス・ロウ、アラン・コックス、ソフィー・ウォード、アンソニー・ヒギンズ、スーザン・フリートウッド、フレディ・ジョーンズ、ナイジェル・ストック、ロジャー・アシュトン・グリフィス、アール・ローズたちである。

物語は、若き日のホームズが学校の寄宿舎に入り、ワトソンと出会うところから始まる。ということもあって、前半は学園ドラマといった感じで進んでいく。(とは言っても、名探偵になっていくだけのことは学生時代から持ち合わせています。)で、ロンドンで起きた連続殺人事件の謎を追っている内に、背後に邪教を崇める集団がいることが分かり、それに立ち向かっていくホームズたち。(が、どうしてロンドンにピラミッドがあったりするんでしょうかねぇ。という様に訳が分からなくなっていきます。)で、物語は謎解きではなくなり、冒険ものとなり、ホームズたちがインディ・ジョーンズのようになってしまうんですが...

物語としたら、別に(若い日の)ホームズでなくてもいいのだが、ラストのドンデンだけはホームズであるからこそ成り立つものである。(が、ドイルの原作にも無かったものですから、それをそのまま受け取るのも何なんですが...)

まあ、誰にでもある若き日々の思い出として、または若き時の夢を綴った作品と捉えることで、ホームーズの完全番外編と考えたら、一応許容できるものであるが、何度も見ようという気には...

 

ヤング・シャーロック ピラミッドの謎

ヤング・シャーロック ピラミッドの謎

  • 出版社/メーカー: パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/07/07
  • メディア: DVD


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ケータイ刑事銭形愛7話 [ケータイ刑事]

BS-iでの再放送「銭形雷」もスタートしたということで、「銭形愛」を記すのも週1本にします。本放送から既に4年半が流れているが、最後まで書いていきます。今回は第7話の「ハートのエース殺人事件」である。ゲストは諏訪太朗さんということで、「ケー刑事・ファミリー」の一人である諏訪さんのシリーズ初登場です。(といっても、という3作とM1にのみ出演ですが...)今回はいくつかの大道芸が見られるが、この事件によって愛ちゃんは南京玉すだれを身につけ、銭形ファミリーのパーティとか、仕事の関係のパーティでこれを披露するようになっていないでしょうかねぇ。それでは本編に行きます。

自転車に乗って颯爽と走っている愛ちゃん。(けっこう飛ばしています。)そこに「警視庁から入電中」ということで自転車を停めて、携帯を開く。劇団イタリア座で殺人事件発生。被害者は手品師・世界千鶴子(せかい・ちづこ)38歳。それ以外の事件の詳細は現在のところ不明である。直ちに現場に急行せよ。(これまでは死因だとか、何らかの情報もあったのに、今回はそれも無いんですね。尚、劇団イタリア座の所在地は浅草ということで、港区ではなく台東区です。)

で、五代さんは走って、愛ちゃんは自転車で現場にやってきた。が、五代さんは「何だお前、また来たのか?」と相変わらず。愛ちゃんも「ダメですか、五代巡査部長」ということで、コントも板に付いてきました。で「銭形警視正殿」と五代さんは言って、愛ちゃんに先を譲り、愛ちゃんから建物に入って行った。尚、この劇団イタリア座の建物には公演の看板があって、そこには「一心不乱の吹き矢芸」「魔性のマジシャン世界千鶴子」「千切ゴボウの南京玉すだれ」「座長タンバりん子」と出ているが、やっぱり「ケー刑事・テイスト」です。(太字は全て芸人の芸名です。)

劇場に入ると、ステージ上ではリハーサルが行われていた。で、五代さんは「どういうことだ?」、愛ちゃんも「事件ですよね?」と訳が分からないでいた。そこに「ちょっと、開場まだなんだけど...」と座長のりん子が文句を口にして側にやってきた。すかさず警察手帳を見せて「警察です。」と言う愛ちゃん。これにりん子は「親子で?」と、この時期ではお馴染みのネタとなっていました。(「そうです」と言う愛ちゃん、「違いますよ」と言う五代さんですが、息が合っています。)で、殺人事件の通報があったことを五代さんが言うが、「はぁ?」とりん子。そこに千鶴子がやってきて、「千鶴子でしょう、警察呼んだの」とりん子が言うと、「聴いてよ、私、殺される」と告げる。が、りん子は「はいはい、分かった。もうこれで何回目?」と呆れ顔。「嘘なんですか?」と尋ねる愛ちゃんに「今回は超マジ。私、絶対殺される」と言う千鶴子。が、りん子はリハーサルをやるように言い、愛ちゃんたちはとりあえず事件ではないということでホッとして、そのまま見ていこうとする。が、りん子が「稽古だから半額でいいわよ」と言う始末。更に、座長のりん子と劇団員たちの間は上手くいってなさそうと言うことも分かり、愛・五代の間でも更に一言。で、ブツブツと言いながらも客席の最前列に座る愛ちゃんと五代さん。(座席数は40ほどの小さな劇場です。)

で、千鶴子が舞台奥から出てきて、リハーサルが始まる。照明が消えて音楽が流れてきて、千鶴子のトランプを使ったマジックが始まる。で、愛ちゃんが「何か光っていますよ」と呟くが、それは舞台の中央を示す光るテープでした。(暗所恐怖症の愛ちゃんだから、「怖~い」と言うのではありませんでした。)で、照明が点くと、舞台の上に千鶴子が横になっていた。で、呆れて顔を見合わせる愛ちゃんと五代さん。りん子は「稽古だからってふざけないでよ、千鶴子!」とオカンムリ。が、舞台上の千鶴子は動かない。で、他の芸人からも「稽古時間少ないんだからよぉ」と文句の声が飛ぶが、それでも千鶴子は動かない。で、五代さんが「ちょっと」と言って舞台に登り「もしもし、大丈夫ですか?」と声を掛けるが、やはり千鶴子は動かない。で、首筋に手を当てて調べた五代さんは「死んでる」と告げる。で、愛ちゃんは呆然となって立ち上がり「嘘...」。五代さんは警察手帳を見せて、現状保存のためにみんなに「一歩も動くな」と指示をすると、携帯で鑑識・柴田さんを呼んだ。(五代さん、迅速な対応をしっかりとしています。)で、愛ちゃんは客席に立ったまま「匂う、悪の香り

鑑識も到着し、愛ちゃんも捜査を開始した。千鶴子の遺体には針のようなもので刺した痕があり、殺人事件と断定する五代さん。で、被害者が舞台中央に立ったのを見て、犯人は針のようなものを飛ばしたと考える五代さんは「吹き矢が怪しい」と愛ちゃんに耳打ち。また、千鶴子の右手人差し指は床に散らばったトランプのハートのエースを指さしていて、ダイイング・メッセージだと考えた。

そこに座長のりん子が「いつまでかかるの?」と尋ねる。今日は公演の最終日で、チケットは少しは売れているので、公演をしたいということだったが、「今日の公演は諦めて下さい」と言う五代さんの言葉に「警察、代わりに払ってくれる」と言う有様。これに愛ちゃんが「あなた、悲しくないんですか、仲間の一人が亡くなったんですよ」と言うが、目をそらすだけのりん子だった。

で、五代さんが一同に心当たりはないかと尋ねると、南京玉すだれの切干ゴボウが、みんなでお金を出し合って10枚買った宝くじが3億円当たったということを口にする。これに一心不乱が続いて、千鶴子はそれを隠し、何処にあるのか言わない、ということだった。更に、りん子が一心と千鶴子がケンカしているところを見たと証言する。で、場は一心が犯人だという雰囲気に...

そんな中、愛ちゃんが「「いっしん」ってどんな字書くんですか?」と尋ね「つの」ということで、五代さんが「ハートのエース」と気づいて大きな声を上げるが、既に千鶴子の遺体や遺留品のトランプは片付けられていた。(愛ちゃんは「柴田さんが運んじゃいましたよ」としっかりと分かっていました。)それにめげず、五代さんは一心を「最重要参考人として署まで連行する」と告げるが、愛ちゃんが「ちょっと...」と待ったを掛けると「あのハートのエースって...」と五代さんに耳打ちをする。五代さんはそんなことはないと言うが愛ちゃんには考えがあって「お願い、五代巡査部長」と言ってお願いすると、五代さんもそれを認めた。(階級は愛ちゃんが上ですから、上司の命令ですしね...)ということで、全員の芸を順番に見せることになった。

まずは一心不乱の吹き矢芸。五代さんは完全にお客さんになって楽しんでいるが、愛ちゃんは一心の動作を事細かにチェックしていました。が、千鶴子のダイイング・メッセージは「A」を差していたと言う愛ちゃんは、演目の中に何か「A」に似たものが出てくるのでは、と考えたが、それが無かったということで「おかしい...」と呟きました。これに五代さんは「深読みしすぎ」と言うことで片付けると「次、何やるのかなぁ」と仕事のことはもうすっかり忘れていました。

そんな愛ちゃんは現状写真を携帯で見ていて、「「A」って、エッフェル塔に似ていません?」と口にするが、これに五代さんは「東京タワーだっていいじゃないか」と返す。で、そこから五代さんは南京玉すだれの東京タワーという芸を思い出し、後ろにいた千切ゴボウに確認を求めると、南京玉すだれを愛ちゃんに見せるゴボウ。が「これでどうやって人殺すの?」と全く相手にしない五代さん。が、愛ちゃんは直ぐに「分かった」と言うと舞台に上がり、ゴボウに質問を始める。

愛ちゃんはゴボウが犯人だと考え、千鶴子が亡くなった時にいた場所を確認する。(で、五代さんはお約束の「お前、何を言い出すんだ」を口にする。)五代さんを無視して話を進める愛ちゃんは、南京玉すだれが伸びるということで、それを伸ばしてもらうことにした。で、ゴボウは舞台にいる愛ちゃんめがけて南京玉すだれを伸ばした。(ここでAパート終了。経過時間は14分を回ったところということで、Bパートは11分半強と言うことになります。また、今回のアイキャッチの色はでした。)

ゴボウの伸ばした南京玉すだれは愛ちゃんには届かなかった。で、五代さんは「届かないじゃん」と早速貶すが、愛ちゃんは「でも、ちょっと身を乗り出せば届くかも知れませんよね」ということでもう一度やってもらう。ゴボウは今度は身を乗り出してやってみると、玉すだれは愛ちゃんのところに届いた。ということで、愛ちゃんは尖端を削っておけば殺せる、ということでゴボウが犯人だと言うことを言うが「削ってあるか?」とゴボウ。しかし、尖端は削ってなかった。更に五代さんは、今ゴボウが身を乗り出した時に自分とぶつかったが、あの時はそんなことはなかったということで、愛ちゃんの考えを否定する。しかし「あのダイイング・メッセージはエースだったんです。「A」を差していたんです」と引き下がらない。それを聞いた一心は「A」→「子」ということを口にする。座長のタンバりん子の本名は丹波英子(たんば・えいこ)というのだった。で、千鶴子が劇団を辞めると言ったことに凄く怒っていた、ということから一気に疑惑はりん子(英子)に向く。りん子(英子)はそれを否定せず、「こんな劇団はどうだっても良い」と言いだし、多額の借金があることを口にする。(まさに空中分解です。)それに対して一心は「それが動機か」と言い、りん子(英子)と一心の間に火花が...

そこに「ウラリ」と柴田さんの声がした。(7話にして初登場の「ウラリ」。ケー刑事ではお馴染みの南米産の猛毒ですが、初登場は結構遅かったのでした。が、これ以降、「ケー刑事」で「毒」といえば「ウラリ」ということが定着することになったのは皆さんご存知の通りです。)柴田さんはステージの下に落ちていたのを見つけたのだった。で、これが凶器だと思われる、と言う柴田さん。で、それは一心の吹き矢ということで、風向きが変わり、再び一心が犯人だという空気になる。で、りん子(英子)は「こんなカス劇団、解散よ」と言って、劇団イタリア座は空中分解しました。また、五代さんは一心を逮捕しようとするが「そんなぁ」と一心は犯行を否定する。一方、愛ちゃんは袋に入った凶器となった吹き矢をじっくりと見ていました。

愛ちゃんは舞台に腰を下ろしてシグマリオンを使って「南京玉すだれ」について調べていた。(この頃はシグマリオンが大活躍していましたね。今では絶滅商品になっていて、現在でも使っている人はどれぐらいいるでしょうか?)そこに五代さんが「おい、銭形、行くぞ」と言って引き上げることを告げる。そこにりん子が「今日の赤字分、どうしてくれるのよ。警察に請求するわよ」と五代さんに絡む。で、りん子は五代さんの手を掴むと「話を付けよう」と言って五代さんを事務所に引っ張っていった。

客席には千切ゴボウ一人となり、愛ちゃんに「姉ちゃん、いつまでおるつもりや?」と言った所から、愛ちゃんの南京玉すだれへと展開していく。愛ちゃんが「南京玉すだれを貸してくれませんか?」と言うが、ゴボウは「素人には貸さない」と言って聴く耳を持たなかった。が、「あるよ」と言って柴田さんが南京玉すだれを用意していました。(この頃から柴田さんの準備が良いことは出ていました。)で笑顔の愛ちゃんは「ありがとう、ありがとう」と言って柴田さんから南京玉すだれを受け取り、シグマリオンで調べた「浦島太郎の魚釣り竿」をやろうとするが、上手くいかない。ゴボウはそれをやってみせる。気を取り直して再度チャレンジする愛ちゃんは、何とかそれらしくやった。で、伸びた玉すだれを元に戻そうとしていると、その時に気づいたことがあった。

そこに「おい、銭形」と言って五代さんが戻ってきた、「あのオバサンのため、えらい目にあったぞ」と不満を漏らし、帰らないなら置いていくぞ、と言う。これに愛ちゃんは「お前、お前って」と反発し「一心さんをここに連れてきて下さい」と命ずる。「どうして?」と言う五代さんだったが、笑顔を見せて「謎は解けたよ、ワトソンくん」と愛ちゃん。これに「またそれかよ」とこぼす五代さん。で「良いから早く、五代巡査部長!」と、やっぱり警視正、上司です。

五代さんが一心を連れてこようとして退場すると、愛ちゃんはゴボウに、南京玉すだれに興味を持ったので「教えてくれませんか」と頼む。ゴボウは「若い子が興味もってくれるなんて嬉しいなぁ」とその気になる。愛ちゃんは「じゃあ、東京タワーの作り方から」と言って早速リクエストをする。しかしゴボウの表情が急に硬いものに変わった。愛ちゃんは舞台上のゴボウの横に移動し、ゴボウは仕方なく東京タワーを教える。

で、再びみんなが客席に座り、芸人の芸の披露が続く。今度の舞台は切干ゴボウであった。愛ちゃんは「よぉ、待ってました!」と声を飛ばす。が、今ひとつやる気がない感じのゴボウ。が「さて、さて、さては南京玉すだれ。…」とやり始め、東京タワーをやろうとする。が、上手くいかず、直前で玉すだれを持ち替える。すかさず愛ちゃんが「今、何で持ち替えたんですか?」と問う。「本番ちゃうからな。気が入らんのや」と適当に言うが「表と裏、間違えたんだ...」と愛ちゃん。これに「弘法も筆の誤り、ちゅうてな...」と言うゴボウだったが、愛ちゃんが舞台に出てきてゴボウの手から南京玉すだれを奪い、よく見てみる。で「やっぱりこの玉すだれ、1本少ないんですよね」と言う愛ちゃん。「どういうことだ?」と五代さんが口にして、愛ちゃんのトリックの説明が始まる。

玉すだれは片方にしか伸びていかないもので、その伸びていく方向には一番端の竹にがある。しかしこの玉すだれにはその印がない。だからゴボウはさっき持ち方を間違えて東京タワーが出来なかった。(でも、プロの芸人なら、印が無くても向きは分かるべきだと思いますが...)これにゴボウは「知らんわい...」と惚ける。が、愛ちゃんの説明は続く。ゴボウは稽古中、ずっとあの席に座っていた。で、玉すだれの尖端にウラリを塗った吹き矢を付けて玉すだれを伸ばした。ここまでは吹き矢でも同じことが出来るが、千鶴子は玉すだれが元に戻される時に何かに触れていた。その感触は竹で出来た玉すだれの様なものであり、ゴボウを指さそうとした千鶴子だったが、舞台の上からだと見えず、それでとっさにダイイング・メッセージとして東京タワーを示す「A」を残した。また、ゴボウは竹に千鶴子の血が付いていたから慌てて隠した。で、「多分、座布団の下か何かにあると思います」と言う愛ちゃんの言葉で、五代さんがゴボウが座っていた座席の座布団をめくる。が、そこには何もない。で、自分が座っていた席の座布団をめくると、「あった」と五代さん。印もあり、血痕も付いていた。(でも、座布団の下に入れられて五代さんは気づかなかったって...)

舞台上のゴボウは声を出して逃げていこうとする。が、銭形ストラップが飛び、ゴボウの左足にからみつき、ゴボウは倒れる。「愛の光で闇を討つ。…」今回の愛ちゃんの口上は、愛ちゃんの背後からスポットライトが当てられるというもので、毎回凝った演出が行われるが、なかなかカッコイイ演出です。で「そこら辺のギャルと一緒にすると火傷するよ」と決める。五代さんがゴボウを逮捕しようとするが、「ばれちゃあしょうがない」とゴボウは開き直り、立ち上がると動機を語った。この商売はいくら仕事をしても金にならない。で、一心のせいにして3億円の分け前を増やそうと思ったということだった。

で、りん子が「宝くじは?」と隠し場所を尋ねる。すると柴田さんが「ありました。この中に」と言う。柴田さんが手にしていたのは千鶴子のマジックのトランプのハートのエースのカードの中だった。で、劇団員たちは「3億円...」と声を揃えて言う。これに柴田さんは「確かに当たっていますね300円」と言う。それを聴いたゴボウは笑いながら「飛んだ猿芝居やなぁ」と切り捨てる。が、一心が「あいつは俺たちに夢を見せたかったんだよ」と言って、自分たちは既に芸人の気持ちを失っていて、それに千鶴子が気づかせようとしていたことをのだった。で、五代さんがゴボウを連行していこうとして愛ちゃんに「行くぞ」と声を掛ける。が、愛ちゃんは笑顔を浮かべて「出来た!」と言って南京玉すだれで東京タワーを完成させました。(流石は銭形家の長女。簡単に東京タワーが出来るようになるなんて、やっぱり凄い!)

今回の物語は、いくつかの芸を堪能することが出来たというおまけがあって、とても楽しい物語でした。で、今回のような流れの物語は後のシリーズにもしっかりと受け継がれています。良いところはしっかりと後に受け継いでいくというのも「ケー刑事」の特徴ですが、黎明期からそういう姿勢が続いているのですから、良いシリーズ作品になるのも当然ですね。

また、愛ちゃんが五代さんよりも階級が上ということを利用して色々と指示を出すところが久しぶりにでていましたが、・五代コンビも主導権は段々と愛ちゃんの方に移ってきました。こうしている内に「ケー刑事」の最初の黄金コンビとなっていく訳ですね。

次回は第8話「第49号容疑者 銭形愛」である。このサブタイトルからも分かるように、愛ちゃんの冤罪事件である。しかも、愛ちゃんが投身自殺?ということで、ドラマとしても見せてくれます。ただ、今だから言えることですが、数字が「28」ではなく「49」というのが「ケー刑事」らしくないところですが、これも黎明期の物語ということですから、仕方ないところです。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2003/05/22
  • メディア: DVD

↓諏訪さん出演作品が収録されているものはこちら

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密 ~銭形姉妹への挑戦状 スタンダード・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD

↓こういう曲をBGMにするのがよろしいかと...

ハートのエースが出てこない

ハートのエースが出てこない

  • アーティスト: Kaori@livedoor PHOENIX, 竜真知子, OZA, 南俊介
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/03/16
  • メディア: CD

GOLDEN☆BEST/キャンディーズ

GOLDEN☆BEST/キャンディーズ

  • アーティスト: キャンディーズ
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2002/06/19
  • メディア: CD

HEART ACE(ハートのエース)

HEART ACE(ハートのエース)

  • アーティスト: RCサクセション
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1998/12/09
  • メディア: CD

↓芸人関係をいくつか

笑ナビ―必読!お笑い芸人ナビゲーション

笑ナビ―必読!お笑い芸人ナビゲーション

  • 作者: にゃゴ研
  • 出版社/メーカー: アンドリュースプレス
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本

芸人魂

芸人魂

  • 作者: マルセ 太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1991/11
  • メディア: -

吉本芸人大百科―芸人の常識は世間の非常識

  • 作者: 月亭 八方
  • 出版社/メーカー: ぴいぷる社
  • 発売日: 1992/07
  • メディア: 新書

お笑い芸人直伝 爆笑かくし芸入門

お笑い芸人直伝 爆笑かくし芸入門

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: 単行本

若手芸人厳選お蔵出し 爆笑かくし芸34

若手芸人厳選お蔵出し 爆笑かくし芸34

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本
人形劇・手品・バラエティーショー―先生の人気かくし芸

人形劇・手品・バラエティーショー―先生の人気かくし芸

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/09
  • メディア: 単行本

↓エッフェル塔関係

エッフェル塔物語

エッフェル塔物語

  • 作者: フレデリック サイツ
  • 出版社/メーカー: 玉川大学出版部
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本

パリ・世紀末パノラマ館―エッフェル塔からチョコレートまで

パリ・世紀末パノラマ館―エッフェル塔からチョコレートまで

  • 作者: 鹿島 茂
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本

エッフェル塔のかけら―建築家の旅

エッフェル塔のかけら―建築家の旅

  • 作者: 岡部 憲明
  • 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本

1/1000 エッフェル塔 E001

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  • 出版社/メーカー: エアロベース
  • メディア: おもちゃ&ホビー

↓こういうものもピックアップしておきます。

マジックトランプ

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  • 出版社/メーカー: テンヨー
  • メディア: おもちゃ&ホビー

ライジングカード

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  • 出版社/メーカー: テンヨー
  • メディア: おもちゃ&ホビー


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XTC『ENGLISH SETTLEMENT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らの5th.アルバムである。本アルバム発表当時は、CDというものがようやく誕生した時期であり、当然、アナログLPでリリースされたが、その時は2枚組のアルバムとしてリリースされた。当時の彼らは、本国イギリスでは既に人気を集めていたが、日本やアメリカではまださっぱりという時期であり、アメリカ・Billboardのチャートでは特に大きな記録は残っていないが、イギリスではヒットを記録している。また、日本では、本アルバムは1枚もののアルバムとして曲が選ばれた形の編集盤としてリリースされた。(やはり、ブリティッシュ・サウンドはアメリカに染まらずに独自のものがあります。)今でこそ、広く知られるようになったが、当時はまだマニア層にだけ支持されていた彼らであるが、そのサウンドは発表から四半世紀が経過しようとしているが、色褪せたところが無く、彼らの持ち味は光り輝いている。

収録曲は以下の全15曲である。『Runaways』『Ball And Chain』『Senses Working Overtime』『Jason And The Argonauts』『No Thugs In Our House』『Yacht Dance』『All Of A Sudden (It's Too Late)』『Melt The Guns』『Leisure』『It's Nearly Africa』『Knuckle Down』『Fly On The Wall』『Down In The Cockpit』『English Roundabout』『Snowman』。

この中からは、イギリスで『Ball And Chain』『Senses Working Overtime』『No Thugs In Our House』がシングル・ヒットを記録している。

この中からの筆者のお薦め曲は、『Senses Working Overtime』『Senses Working Overtime』『All Of A Sudden (It's Too Late)』『English Roundabout』『Snowman』というところをピックアップしておくが、いずれの曲もクオリティが高く、ポップでありながらも実にバラエティに富んだサウンドを聴かせてくれる。(当然のように捨て曲は全くない。→当時、日本盤のために曲をチョイスするのに、本当に苦労したでしょうね...)

今でこそ、本作発表当時にリリースされた日本盤のLPは希少価値ということで、プレミアが付いていたりするが、やはりここは全15曲収録のリマスター盤や輸入盤で聴いてもらいたいところである。(当時のLPは、コレクションとして所有しておくだけで、針は降ろさないのがよろしいかと...)

それにしても、'80's初期のイギリスって、本アルバムをはじめ、次々と傑作アルバムが生まれたが、本当に勢いがありました。本アルバムはじっくりと、そしてしっかりと聴いてもらいたいアルバムです。

 

English Settlement

English Settlement

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

English Settlement

English Settlement

  • アーティスト: XTC
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2001/08/21
  • メディア: CD

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