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THE FIVE HEARTBEATS(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1991年のアメリカ映画「ファイブ・ハートビーツ」である。日本では劇場未公開作となったが、'60'sのモータウン・サウンド全盛期を舞台にした音楽映画である。2006年の映画「ドリームガールズ」が同じテーマの作品として大ヒットを記録したが、それと同様の、音楽の世界におけるサクセス・ストーリーであり、もっと注目されても良い作品である。

作品データを記しておくと、時間は122分、監督はロバート・タウンゼント、脚本はロバート・タウンゼントとキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズの2人、音楽はスティーヴ・ティレルとジョージ・デュークの2人である。そして出演は、ロバート・タウンゼント、マイケル・ライト、レオン、ハリー・J・レニックス、チコ・ウェルズ、ダイアン・キャロル、ラモント・ジョンソン、たちである。

スラム出身の5人組の黒人青年たちが、音楽に全てを賭ける青春物語であり、同時に、音楽ビジネス(モータウン)の裏側も描いている。ある日、舞台上で思いがけないアクシデントに遭遇するが、それが観客たちに受けて、一躍スター街道を進んで行くことになる。しかし、人気が沸騰する中、悪の世界にも溺れていくが...

本作は、ストーリーの方よりも音楽の方にも注目すべき作品であり、'60'sのモータウン・サウンドをたっぷりと堪能することが出来る作品でもある。

サントラ盤の収録曲は以下の全10曲である。『Heart Is A House For Love』『We Haven't Finished Yet』『Nights Like This』『Bring Back The Days』『Baby Stop Running Around』『In The Middle』『Nothing But Love』『Are You Ready For Me』『Stay In My Corner』『I Feel Like Going On』。

音楽ビジネスの世界でのサクセス・ストーリーという所から見ると、音楽の方が今ひとつ派手な所がないように感じられるが、モータウン・サウンドの雰囲気をたっぷりと味わうことが出来る内容ということでは、地味ではあるが、なかなかいい感じの構成となっている。

'60'sのモータウン・サウンドは現在でも多数のオムニバス・アルバムがリリースされているので、有名所はたっぷりと聴くことが出来るが、そういうものと同列の、モータウン・サウンドを知るためのアルバムとして聴いてみることをお勧めするサントラ盤である。

 

The Five Heartbeats: Music From The Motion Picture

The Five Heartbeats: Music From The Motion Picture

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1992/06/29
  • メディア: CD

↓映画ソフトはDVDはありません。 

ファイブ・ハートビーツ(日本語吹替版) [VHS]

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: VHS

ファイブ・ハートビーツ(字幕スーパー版) [VHS]

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: VHS

↓映画ソフト(輸入版ビデオです。)

Five Heartbeats [VHS] [Import]

Five Heartbeats [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: 20th Century Fox
  • メディア: VHS

The Five Heartbeats [VHS] [Import]

The Five Heartbeats [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

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ケータイ刑事銭形愛1話[裏ネタ編]PART 1 [ケータイ刑事]

1月の第2週から、BS-iで再放送されている「銭形海」の後番組として、「銭形愛」の再放送が始まるので、「銭形愛」の「裏ネタ編」もスタートさせることにします。(残り僅かとなった「」、そしてやたらと回数の多くなっている「」の「裏ネタ編」も中断せずに続けます。→「ケータイ刑事」関係がまた増えることになっちゃいます。)尚、「[裏ネタ編]」は「[裏ネタ編]」と同様に、1つの物語について複数回記していくことにするので、「」の放送がスタートするまでに少しは貯金を作っておこうということなんですが、再放送に追い抜かれてしまうのも時間の問題かと...


まずは記念すべき「ケータイ刑事」の第1話「消えた死体の謎 ~トップモデル殺人事件」についての「裏ネタ編」の1回目です。今回は、冒頭部分でちゃんがやっていたピザ屋のアルバイトということから、「ピザ屋」についてと「アルバイト」について、そして被害者と犯人の職業である「モデル」について記すことにする。

尚、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

ピザ屋」:イタリア料理のピザを売っているお店であり、日本では宅配サービスで届けられる料理として広く知られている。

ピザは「Pizza」と綴り、イタリア語である。(英語も同じ綴りである。)発音を表記すると「ピッツァ」となるが、日本語では言いにくいとして「ピザ」と記されるようになり、今ではこれが浸透している。

小麦粉を水、塩、少量のオリーブ油をこねて作った薄い生地(形は円形が基本であるが、一部のピザ屋では四角い生地にしたものもある。)の上にトマトソース(現在では、他の種類のソースも使われるが、イタリア料理としては「トマトソース」が使われるのが基本である。)を塗り、肉類や野菜類の具とチーズを乗せて、オーブンや専用の竃で焼いた食品である。

イタリア料理として、ナポリで生まれたものとされている。(18世紀のこと。)その後、イタリア移民によってアメリカに入ったのが19世紀末、その後、アメリカの一般的な料理として独自の発展をして、世界中に広がった。

日本で宅配ピザのお店がオープンしたのは1985年のことであり、奇しくも銭形愛を演じる宮崎あおいさんの生まれた年である。

アルバイト」:勤労の一形態であり、非正規雇用の一つである。学生や研究者などが、本業の傍らに行う仕事や内職のことをいう。正社員と比べて、短時間、低賃金であることが殆どである。

アルバイトはドイツ語の「Arbeit」(「労働」という意味)からきたものである。但し、日本語の「アルバイト」に相当するドイツ語は「Nebenarbeit」である。また、英語では「Part-time Job」という。(時には「Side Job」(「副業」「内職」という意味)や「Summer Job」(「高校生の夏休み中のアルバイト」と言う意味)と言われることもある。)

第三次産業に多く、今回、ちゃんがやっている「ピザの宅配業務」をはじめ、コンビニやファーストフード店、居酒屋、レストランなど、様々な飲食店の店員というのはアルバイトが多い。この他にも、映画館、遊園地、海水浴場などの娯楽産業、引越し業のスタッフなどもアルバイトが多い業種である。

ちなみに、年間収入が103万円を超えると所得税が発生する。更に、扶養家族からも外れることになるため、手取が一気に減少する。そのため、アルバイトでは、年収が103万円以下となるように労働時間を調整するというのは常識になっている。(これは主婦のパートについても同じである。)

モデル」:職業としての「モデル」に限定して記す。「ファッション・モデル」の略であり、美術作品、写真、映像作品の被写体となったり、ファッションショーやファッション雑誌に(ブランド品の)衣装を身につけて登場する職業である。

基本的には全身を使うが、「手タレ」「足タレ」のように、体の一部分の特定部位だけのモデルもいて、これらを「パーツモデル」という。(「銭形泪・2nd.1話」に「鼻タレ」というのが出てくるが、これが実際に存在するかと言うと...「?」)

'80's後半から'90's前半には「スーパーモデル」と言われる社会に大きな影響を与え、時代を牽引したようなモデルがいる。(リンダ・エヴァンジェリスタ、ナオミ・キャンベル、シンディ・クロフォード、クリスティー・ターリントン、クラウディア・シファーたちがその代表的な存在である。)彼女たちは社会的にも多大な影響を与え、高額のギャラを貰い、時にはファッション・ブランド以上の存在になった。それだけに、モデルをしている人に採ったら憧れの存在となる。ただ、その後の凋落ぶりも何かと話題になり、夢を与えた彼女たちも失意を与える存在になっちゃって...

また、日本では、海外でモデルとして活動しているだけで、社会的には全く無名の存在であるにも関わらず「スーパーモデル」と言う風潮がある。そのため、現在ではかつての「スーパーモデル・ブーム」は完全に消えてしまい、「真のスーパーモデル」と言われるような存在はいない、とされている。(→「言葉のインフレ」が起こり、権威も地に堕ちた、という典型的な例である。)

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

スパゲティとピザ (Orange page books―オレンジテーブル)

スパゲティとピザ (Orange page books―オレンジテーブル)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オレンジページ
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

真のナポリピッツァ技術教本

真のナポリピッツァ技術教本

  • 作者: 「真のナポリピッツァ協会」日本支部
  • 出版社/メーカー: 旭屋出版
  • 発売日: 2007/09
  • メディア: 大型本

アルバイトの達人―いつ、どこで、なにを、なぜ、どうやって、いくらで、…こんな不安がなくなる本。

アルバイトの達人―いつ、どこで、なにを、なぜ、どうやって、いくらで、…こんな不安がなくなる本。

  • 作者: アルバイトの達人編集部
  • 出版社/メーカー: 内山工房
  • 発売日: 2000/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

パート・アルバイト戦力化完全マニュアル―P/Aマネジメントマニュアル

パート・アルバイト戦力化完全マニュアル―P/Aマネジメントマニュアル

  • 作者: 清水 均
  • 出版社/メーカー: 商業界
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本

スーパーモデル 堕ちた女神たち

スーパーモデル 堕ちた女神たち

  • 作者: イアン ハルパリン
  • 出版社/メーカー: 産業編集センター
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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ケータイ刑事銭形泪14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

銭形泪・2nd.1話」の「消えた凶器を探せ! ~お花見殺人事件」の「裏ネタ編」も3回目となるが、今回は、事件が起こったのが撮影会ということだったことから「撮影会」について、そしてその撮影会に参加していた3人が事件の容疑者として扱われた過程に出てきた「ベルト」についてと「ネクタイ」について、そして高村さんが口にしていた化粧品「BRAPAS」の元ネタである「BRAVAS」について記します。

尚、約2年8ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

撮影会」:プロではないカメラマン(=アマチュア・カメラマンや写真愛好家など)が集まって、ある特定の被写体を撮影する集まり、催し、イベントである。被写体に関しては、人に限らず、風景や車、バイク、その他諸々であるが、人を被写体にして行う場合が最も多い。また、この場合の人は、モデル、タレント、アイドルなどが多い。

催し物であるため、企画する者によって多少の違いがあり、制約条件などがある場合もある。(もはや、千差万別なので、一般的なことに言及するのも難しいので、これぐらいで...)

ベルト」:洋服用の細長いものであり、衣服がブリ落ちないように固定するために用いられるものである。材質は、革、布などである。帯よりも幅が狭く、数cm程度が一般的である。また、専用の固定具と一体になっていて、これによって固定するものの径を調整することが出来る。(固定具のことを「バックル」と呼ぶ。)

この他にも「ベルト」というと、ボクシングや格闘技のチャンピオンが有する「チャンピオン・ベルト」のことを「ベルト」と言ったり、車や飛行機の座席にある「シートベルト」のことを「ベルト」と呼ぶが、一般的には衣服の固定用を指す。

ネクタイ」:洋服で、首、または襟の回りに巻いて、前部で結ぶ帯状の装飾用の布のことである。単に「タイ」と言ったり、「クラバット」と呼ぶこともある。ちなみに「ネクタイ(Necktie)」と言うのはアメリカ英語であり、イギリス英語では「タイ(Tie)」である。また、フランスでは「クラバット(Cravate)」と言う。
使用される布は絹が一般的であるが、それ以外のものも多数ある。(変わったところでは、毛糸や皮を使っているものもある。)

起源は17世紀とされていて、クロアチアの兵士がフランスを訪れた際、首に巻いていた白いスカーフであり、ルイ14世がそれに興味を示し、広がるようになった。現在のような形になったのは19世紀の半ばである。

また、「蝶ネクタイ」というものがあるが、これはネクタイを締めた時の結び目だけを残したものであり、イギリスで生まれたものである。更に、イギリスで生まれたものとして、アスコット・タイ、ダービー・タイというものがあり、これらはイギリスのアスコット競馬場に集まる紳士たちの正装となったものである。(やはり、ぬ世世紀半ばに確立した。)

日本では明治になってから政府が洋装を推奨したことから広がっていった。ちなみに、日本人で初めてネクタイをしたのは、ジョン万次郎とされている。

BRAVAS」:資生堂の男性用化粧品のブランドである。1969年から発売されていて、かれこれ40年になる。商品構成は、スキンケアやヘア関係の商品であり、シェーブローション、シェービングフォーム、ヘアクリーム、ヘアリキッド、ヘアトニック、オーデコロンなどがある。(柑橘系の香を中心とした製品である。)

1971年、資生堂の専属モデルとしてデビューした草刈さんが、MG5、BRAVAS、TACTICSのCMに出演していたが、「BRAVAS」のCMでは、ジャズ・フュージョンのサックス・プレイヤーの渡辺貞夫と共演していたことが話題となった。

今回の物語では、それをパロディにした「BRAPAS」というブランドを登場させたが、この「BRAPAS」というのはどんなフレグランスを与えてくれるのですかね???

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

男はなぜネクタイを結ぶのか (新潮新書)

男はなぜネクタイを結ぶのか (新潮新書)

  • 作者: 出石 尚三
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/06/16
  • メディア: 新書
紳士のブランド―スーツ、ジャケット、ネクタイ、シャツ編 (ショトル・ライブラリー)

紳士のブランド―スーツ、ジャケット、ネクタイ、シャツ編 (ショトル・ライブラリー)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1999/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
↓「BRAVAS」をいくつか。

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「兵隊やくざ」(その2) [映画(邦画)]

今回は記念すべきシリーズ第1作についてです。本作で主人公・大宮と、有田のキャラは確立し、次作以降にもしっかりと受け継がれていくことになるが、その2人の出会いから、男の絆で蒸す化けるようになる所がしっかりと描かれている作品であるだけに、本シリーズを見る上では、本作を最初に見るべきものである。

シリーズ第1作兵隊やくざ」(1965年)
作品データを記しておくと、1965年の大映作品で、時間は103分、白黒作品である。原作は有馬頼義、監督は増村保造、脚本は菊島隆三、撮影は小林節雄、美術は下河原友雄、音楽は山本直純である。そして出演は、勝新太郎、田村高廣、北城寿太郎、滝瑛子、淡路恵子、早川雄三、仲村隆、成田三樹夫、藤山浩二、夏木章、螢雪太朗、森矢雄二、渡辺鉄弥、九段吾郎、内田朝雄、山茶花究、たちである。

時は昭和18年。関東軍4万はソ満国境に近い孫呉に兵舎を構えていた。そこに、元浪曲師でやくざの用心棒をしていた大宮貴三郎が、他の新兵たちといっしょに入隊してくる。大宮の指導係になったのは、名門生れのインテリで幹候試験をわざと落ちた有田上等兵だった。大宮の倣慢な態度は上等兵達に敵意を生み、その中でも大学の拳闘選手だった黒金伍長は、大宮に対して敵意むき出しで、ことある毎に大宮をいたぶっていた。大宮の胸の内にも黒金に対する憎悪が溜まっていき、ある日大宮は黒金と対決する。が、多勢に無勢で、大宮は散々痛めつけられる。が、そんな所に有田が駆けつけて、大宮の助太刀をして、形勢逆転、黒金は指の骨を全部折られ、あげくの果てに泣き寝入りすることになる。これによって大宮と有田の間に男の絆が生れる。しかし黒金もこのままでは黙っておれず、全師団合同大演習の夜に再び大宮を襲った。そしてこれが歩兵隊と砲兵隊の喧嘩にまで発展する。騒ぎが大きくなったことで、この事件は上官の知る所となり、大宮に外出禁足令が出される。しかし、そんなことは気にしない大宮は、その夜、兵舎を抜け出して将校専用の芸者屋で遊び戯れる。大宮の身柄を預かる有田だったが、自ら制裁することを誓って、大宮を不問にするのだった。時は流れ、戦況は切迫し、有田の満期除隊も消え、大宮には南方への出動命令が出る。しかし、2人は離れがたい心情になっていて、大宮は故意に無断外出をして、営倉入りとなり、有田と離れることから逃れる。そんなことがあったものの、大隊全員に転進命令が下り、バラバラになってしまうことを知った大宮は、有田への恩返しは今しかないと考えて、有田と共に脱走を計る。部隊が乗った列車とは切り離されて、有田と大宮の乗った機関車は荒野を進んでいった...

大宮と有田は、どうみても全く正反対のキャラクターであるのだが、そんな2人が互いに引かれる所があって、男の絆を深めていく過程をじっくりと見せてくれる。大宮の暴れっぷりもなかなか豪快であり、黒い所をもつ上級兵たちをのしていく所は痛快である。このコンビが更にどんな活躍をするのかと、次作以降も気になるようになる。第2作以降を見る上では、本作は必ず見ておいた方がよい作品である。

 

兵隊やくざ [DVD]

兵隊やくざ [DVD]

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD

↓第4作までのBOXはこちら

兵隊やくざ DVD-BOX 上巻

兵隊やくざ DVD-BOX 上巻

  • 出版社/メーカー: 角川エンタテインメント
  • メディア: DVD


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堀江美都子『歌のあゆみ6 ~今日から明日への前奏曲』 [音楽(特撮/邦楽)]

ミッチの「歌のあゆみ」も、今回は第6弾です。収録時期は1985年から1990年である。第5弾はシンガーとしての幅が大きく広がっていたが、今回はアニメ・ソングを中心にした曲が集まっている。この時期のミッチは、アニ・ソンを歌うのと、声優としての活動ということで、再びアニメを中心に活動するようになっていました。とは言っても、ここに収録されている曲の方は、シリアスなものからギャグ色の濃いものまで、また、スローなテンポの曲から激しい曲まで、千差万別であり、実に色んな歌を聴かせてくれている。(流石はミッチです。)

今回の収録曲は全52曲で、16曲/18曲/18曲に分けられて収録されている。まずはDISC 1の収録曲からで、以下の通りである。『星屑のシャンデリア』『夢色天使』『エンドレス・ウェイ』『微笑むあなたに会いたい』『サンタが町にやってくる』『ジングルベル』『きよしこの夜』『幸福』『ザ・ファイター』『ウィナー~勝利者』『希望の翼~フレンズ・イン・ザ・スカイ』『ファイナル・ソルジャー』『ビューティフル・チャイルド』『ブレイキン・ミー』『はたらくくるま1』『はたらくくるま2』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の通りである。『女神(アテナ)の子守歌~ララバイ』『クロス・ファイト!』『心のオネスティー』『いつかきっと!』『お父さまへのララバイ』『ふりむけばデンジャー!』『シャイニング・ドリーム』『キテレツ大百科』『こまったかみさま』『青空っていいな』『君がいるから』『五つのしあわせ』『フライ・アウェイ~夢の飛行機』『ゴー!ゴー!マイフレンド』『愛こそヒーロー』『ハローグッバイ~終わらないパレード』『ステイ、アウェイ~キャンドルの心』『タイム~2036の選択』。

続いてDISC 3の収録曲は以下の通りである。『ポップコーンになろう』『ひみつのアッコちゃん』『ドント・ユー…?』『ひみつのアッコちゃん音頭』『心の鏡』『風のように』『グローイング・アップ』『キミの風』『虹のかけら』『さみしさにまけない』『せいいっぱいの瞳』『グッド・モーニング』『レディのたまご』『おろかな日記』『夢の草原』『ペガサスのメモリー』『ムーンライト』『愛の贈り物』。

この時期は、発表する曲の方も随分とゆっくりとなり、3枚のDISCがそれぞれテーマが与えられたような感じになっているのが特徴になっている。(DISC 1は「ポリアンナ」、DISC 3は「ひみつのアッコちゃん」と「私のあしながおじさん」、DISC 2がチャンポンと言ったら良いですかね...)そのため、ある意味では腰を落ち着けて、ゆっくりと安心して聴くことが出来る。

歌の方は円熟味が増しているが、声優として新たに挑戦していった時期であり、それが歌の方にも良い方向に出ているということもあり、今ひとつ派手なものは無いが、やはりしっかりと聴いておきたい曲集である。

 

 

歌のあゆみ6〜今日から明日への前奏曲

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1992/03/21
  • メディア: CD


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HOLLIES『ESSENTIAL COLLECTION』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1999年にリリースされたベスト盤である。(イギリス企画である。)タイトルにあるように、彼らの初期の作品を集めたものである。(デビューの1963年から1969年に発表された曲が選曲されている。)彼らのようにキャリアが長くなると、代表的な曲を収めようとしたら、それだけで1枚のCDに収まらなくなってしまうので、本ベスト盤の様に、'60'sにおいて発表した曲にテーマを絞るというのは、常套手段である。で、そのテーマの絞り方も、長いキャリアのオールタイムでの代表的な曲を集めることと、ある一定期間に限定して、その時代の良い曲を集めたものとがあるが、本ベスト盤は後者の構成を取っている。キャリアが長いアーティストのベスト盤ということで、何枚ものDISCにドドッと曲を収録するというものもあるが、1枚ものだからこそ存在する価値というものがある。そこでは、選曲のセンスもポイントとなるが、本ベスト盤のように、初期の曲を、しかも基本的に発表順に収録しているというのは、嬉しい所である。(コアなファンにとっては資料という意味合いも強くなり、また、入門者向けの教科書ということにもなる。→イギリス企画というのは、本当によいものがあります。)

収録曲は以下の全25曲である。『(Ain't That) Just Like Me』『Searchin'』『Stay』『Poison Ivy』『Just One Look』『Here I Go Again』『Time For Love』『Please Don't Feel Too Bad』『Yes I Will (I'll Be True To You)』『So Lonely』『I'm Alive』『Put Yourself In My Place』『I Can't Let Go』『Bus Stop』『Tell Me To My Face』『Stop, Stop, Stop』『Carrie Anne』『King Midas In Reverse』『Away Away Away』『Maker』『Heading For A Fall』『Lullaby To Tim』『Jennifer Eccles』『Sorry Suzanne』『He Ain't Heavy, He's My Brother』。

彼らの1st.シングルである『(Ain't That) Just Like Me』から始まるということで、こういう企画の場合に求められていることをしっかりと分かっている構成というのは嬉しい所である。'60'sの彼らの放ったヒット曲は全て網羅されているので、懐かしの'60'sサウンドを代表するグループの一つとして、ライブラリに加えておきたいベスト盤である。

尚、彼らの曲をもっと聴きたいという方は、オリジナル・アルバムの方に足を踏み入れるのが良いでしょうね。

 

Essential Collection

Essential Collection

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Toshiba EMI
  • 発売日: 1999/07/13
  • メディア: CD

エッセンシャル・コレクション

エッセンシャル・コレクション

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/23
  • メディア: CD

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恋する日曜日・1st.#11「レイニーブルー」 [ドラマ]

今回の「恋する日曜日・1st.」の再放送は、未見作品である「レイニーブルー」でした。(これで、筆者の「恋日・1st.」での未見の作品はあと6本になりました。ちなみに、「2nd.」以降は全て見ている。)

今回は、五代さんでお馴染みの山下真司さんが出演ということで、別の意味で注目していた作品でした。五題さんは関係ないものの、何処かに五代さんと共通するキャラでもありました。

主題曲は1986年の徳永英明の『レイニーブルー』、この物語の本放送は2003/6/15ということで、梅雨時と言うことを考えると、「雨」を効果的に使った「恋日」らしい物語でした。→「1st.」はラブ・ストーリーとしても珠玉の作品が集まっています。「2nd.」になると、コミカル色を前面に出した作品が出てきて、「3rd.」になると「若さ」という色合いが強くなったということで、「ラブ・ストーリー」ということではやはり「1st.」が一番です。

製薬会社に勤める麻生のぞみは、部長の神島譲と不倫関係にあった。割り切った関係を続けていたが、2人が会うのは「5」のついた日の月3回だけ。その理由を尋ねられても、のぞみははぐらかしていた。しかし、のぞみは譲のことを愛していた。そして、次に会う日は6/15だった。しかし、その日は特別の日だった。

そんな中、のぞみに、友人から合コンの誘いが届き、それに顔を出したのぞみは、そこで拓郎という青年から声を掛けられたる話をしていると、拓郎は神島譲の息子だった。のぞみは「部長に似てない。が、指は似ている」とチェックしていた。一方、拓郎はのぞみのことを気に入って、「俺と付き合わない?」と告白する。そして、無理矢理キスをする。これにのぞみは怒って立ち去った。

拓郎からのぞみに電話が入る。先日のことを謝り、マジだという気持ちを伝えるが「もう電話しないで」とのぞみ。そうしていると、譲がやってくる。その時、常務からのぞみにお見合いを持ってくるが、のぞみは受け付けなかった。そして、「好きな人がいる」と言うが、「好きになっちゃいけない人」だとも言う。(譲の名前は出しませんでした。)そして、継ぎに会う日(6/15)は、外食に行かないか、と誘ったのぞみだった。

6/15。神島は急な接待が入り、今晩はキャンセルと言い、この埋め合わせは明日する、と言うが、のぞみは「どうしても今日でなければダメなの」と言い、何時になっても待つ、と伝えた。

いっこうに神島から連絡も入らず、のぞみはいつしかウインドショッピングをしていた。そんな所に、接待を追えた神島と部下の乗ったタクシーが通り、部下はのぞみに気づいた。また、今日、6/15はのぞみの誕生日だということを口にした。そして、のぞみの本当の気持ちに気づいた。

神島が近くにいたことも知らないのぞみに、拓郎から電話が入り、のぞみと拓郎はホテルへ行き、関係を持った。譲から電話が入るが、のぞみは出ない。拓郎は本気だということを言うと、のぞみは「5のつく日に会う」と言い、去っていった。

雨が降る中、のぞみの携帯が鳴った。譲の電話で、のぞみは電話に出た。譲はのぞみの側にいて、道の反対側にいた。そして、のぞみに誕生日のことを言わなかったことを問い、誕生日プレゼントに真珠の指輪を渡した。しかし、のぞみは「貰えません」と言い、さっきまで別の男といたことを語り、別れを切り出す。のぞみを抱きしめる譲に、のぞみは本当の気持ちを告げ、別れを再度口にする。

のぞみの気持ちを理解した譲は、指輪を拾ってのぞみに渡すと、傘も差さずに雨の中を、後ろを振り向くことなく去っていった。

後日、のぞみは拓郎を雨の中待っていた。拓郎が現れると、のぞみの傘に入り、腕を組んで歩いて言った2人だった。

不倫相手だった父から息子に乗り換えただけということになり、ちょっと都合が良すぎるように見えてしまうが、それは表しか見ていないということになる。今回の物語は、「雨」ということをキーワードにして、今まで思い続けていた気持ちを全て吐き出し、雨に流したヒロイン・のぞみの心情を効果的に描いていて、新たな道に踏み出したのぞみを上手く描いていました。ただ、のぞみと拓郎の相合い傘は、きつねの嫁入りのような雨でのことだったが、「雨」を効果的に使いたいのは分かるが、ちょっと力業だったように感じたラストでもありました。でも、「雨」を効果的に使った演出はいい感じでした。

次回は持田真樹主演の「Flame」(これも未見作品です。)監督が堀英樹監督ということですが、堀監督というとね「恋日・3rd.~アダルトな恋」をはじめ、コメディ色の強い作品の方が印象にあるだけに、ちょっと楽しみです。で、年内はここまでで、1月は前後編となる「STILL I'M IN LOVE WITH YOU」、「DOWN TOWN」、「電車」と続きますが、1月放送分では「DOWN TOWN」だけが未見作品です。

PS.1月になると、BS-iのアイシネが水曜深夜(25時スタート)から木曜夜(19時スタート)に移動になり、1/8は「恋する日曜日 私。恋した」、1/15は「恋する日曜日」が放送されます。

 

↓この物語はこれには収録されていませんが...

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

↓今回の主題曲はこちら

レイニーブルー

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アポロン
  • 発売日: 1988/05/21
  • メディア: CD

Rainy Blue~1997

  • アーティスト: 徳永英明,大木誠,竹花いち子,瀬尾一三
  • 出版社/メーカー: バンダイ・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1997/11/01
  • メディア: CD

徳永英明クリップ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: バンダイ・カンパニー
  • 発売日: 1991/05/21
  • メディア: CD


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ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY#1+α [特撮]

今週は「篤姫」も無いし、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」の新作がスタートしたということで、久しぶりに特撮ネタを記すことにします。

1クール13話の放送終了後、3度の再放送を続けていた「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」。BSのデジタルらしい放送だと言えるが、前作は、売りにしたはずのCGのレベルが余りにも酷かっただけに、期待など全くしていない。しかも、BS-hiの「名曲探偵アマデウス」の完全裏番組になっているので、リアルタイムで見ることはしませんが...(後から「早見再生」で時間を短縮して見るだけ。→この見方が今回もやはり正解でした。)

物語の方は、前作のラストから一ヶ月後という設定なので、物語としても完全に続編である。宇宙基地で惑星ボリスから脱出した傷を癒しているスペースドラゴンのクルーたち。先に地球に戻ったゴースタードラゴンのクルーたちの報告で、レイが拘束される。が、レイを狙う刺客が現れ、宇宙基地は爆破されてしまい、スペースドラゴンのクルーたちは何とか脱出した。しかし、レイとボスはゴースタードラゴンで脱出。が、ワームホールに引きずり込まれ、ある惑星に不時着。そして怪獣が現れた...

冒頭にピット星人が登場したということで、「エレキングを返せ」ということで暴れてくれないかと思ったのに、あっさりと消されてしまって、いきなり期待を潰すような形でスタートしたことで、悪い予感がしたが、やっぱりそれが的中しました。今作も凡作の領域は確実でした。(「凡作」から「駄作」に落ちるか、「佳作」/「秀作」にアップするかは分からないが、前者となる確率が高そう...)

スペースドラゴンのクルーたちを分断させて、またまた同じ展開に持っていくというのは安易と言えば安易だが、再び怪獣バトルの場に送るには手っ取り早い方法ですね。今回は、ゴメスとマグラーが登場し、レイはゴモラを召還して、三つ巴の怪獣バトルが繰り広げられる。三者が互いに戦っていたという所は良かったですね。(マグラーが倒されると、ゴメスは腰が引けていたという所も。)

マグラーを倒したゴモラだったが、ゴメスは別の怪獣使いが操っていたということで、レイオニクス同士の争いや、その秘密が明かされることになるのですね。(まあ、期待しないけど...)

で、問題のCGだが、やはり相変わらずである。宇宙空間の描写については、気になる所もあったが、まあ問題なしにしても良いが、スペースドラゴンやゴースタードラゴンという宇宙船の描写は、今回もやっぱり酷いものでした。更に、主題歌の方も「ウルトラ」の世界とは完全にかけ離れたものになっちゃった。そしてトドメを刺したのは次回予告で、悪評の高かった(CGの)リトラが出てきたが、少しは改善されているものの、やっぱりのっぺりしちゃっていて、酷い状態でした。(100点満点で5点が10点になったぐらいでした。)

ということで、やっぱり今回もCG描写の酷さに嫌気を感じる作品になりそうです。(最初から期待しない方が賢い。)→来週は「名曲探偵アマデウス」はお休みだが、19:30からの「ポッキー4シスターズ」に備えるため、リアルタイムでは見ません。また、記すこともしないでしょう...

ところで、この前の枠である18:30から放送している「ウルトラマン」が1/3の放送で最終回となる。で、1/10からは「ウルトラセブン」が始まる。そうなったら、「ウル・ギャラ」は、CGによる特撮技術は「セブン」に勝るけど、内容についてはより酷さが目立つだけになるんじゃないかしら???

久しぶりに戦隊について。メンバーが増え、巨大ロボもたくさん登場し、等身大でも、巨大化しても、敵に対して多数対一という弱いものイジメにしか見えない状況になっているが、相変わらずですね。で、景気が良いのか、インフレ状態が続いているが、数を出していれば良いというものではない。まして、世界的に不景気な局面に突入した現在、景気よく飛ばすのは良いが、どうせ玩具は売れませんよ。

で、OVとしてリリースする予定だった「炎神戦隊ゴーオンジャーvsゲキレンジャー」が劇場公開になるということになったが、これは「ふうけもん」が資金的に集まらず、製作が中断して未完成となったため、上映する作品に穴が開き、その穴埋めのために、急遽劇場公開になり、棚ぼただっただけ。しかも、次の戦隊の名前を聴いて「真剣に番組を作っているのか?」と思ってしまった。(「侍戦隊シンケンジャー」)

景気後退が各家庭に浸透していくことを考えたら、インフレ戦隊という現在の作風を続けていたら、大コケするのも間近ですなぁ...

一方、新ライダーは、「不景気」ということを考慮してか、過去の遺産を使ってもう一稼ぎというスポンサーの意図が見え見えですな。しかも「平成ライダーは共演させない」という最後の砦となっていたポリシーまで崩してしまったということで、もはや何の価値も無くなり、製作サイド自ら、これまでの作品と世界観を否定しているのだから、救いようがない。

ということで、特撮ヒーロー作品の氷河期は更に冷えていく...

 

↓一応、前作を。(それにしても、全7巻に分けるようなものか?←資源の無駄遣いと言う。)

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ゴルゴ13#37 [アニメ]

今回の物語は時節を考えたクリスマスを舞台にした物語でした。(といっても、クリスマス当日の1日の物語であって、ゴルゴにとっては、クリスマスなんて一切関係ないでしょうけど...)が、依頼内容については触れておらず、ホテルの専属探偵の推理によってことが語られるということで、目線は面白いのに、今ひとつ、ことがよく分からない打ちに進んで行くという物語でした。

12/24の10:00、犯罪組織の幹部であるトミー・ナバロが、クリスマスの特別保釈ということで、仮出所した。彼に与えられた時間は24時間である。早速、ボスのアンディは、ナバロに女を差し向け、ホテルに向かった。それの様子をゴルゴが監視していた。

その夜、ホテルのバー。ホテル専属の探偵・ドールはクリスマスなのに酒は飲めない。そんなドールは、ホテルに入ってきたゴルゴを見て、だただ者ではないと気づき、バーで一人で酒を飲んでいたゴルゴに接近した。ドールを断り、部屋に戻ろうとしたゴルゴは、バーを出て行く時、スリのチャーリーがゴルゴの懐を狙った。しかし、チャーリーの腕を掴み、一瞬で腕をへし折ったゴルゴは、チャーリーを告訴する気はないと言って、ドールに引き渡した。これによってドールは、ゴルゴがただ者ではないと確信し、ゴルゴの部屋に行き、探偵ということで無理矢理中に入る。探りを入れるドールだったが、ゴルゴは軽くあしらった。ドールは、ゴルゴはプロ、しかも一流だと見抜いた。その頃、ナバロは女と一夜を共にしていた。

翌朝、部屋で狙撃の用意を調えたゴルゴ。チェックアウトしていくナバロは、歩いて刑務所に戻っていく。それと入れ違いに、警察官がやってきて、組織がナバロを消そうとしているという情報を伝えた。既に刺客が送られている、という警官に、ドールはそれがゴルゴだと察知した。フロントでナバロを確かめるドール。が、先ほどチェックアウトしたということで、ドールはさっきの男と気づき、後を追う。

が、ナバロは正面から撃たれて死んでいた。ドールは、ナバロをどうやって振り向かせたのか、その方法が分からなかったが、ゴルゴの犯行だと確信した。

ホテルに戻ったドール。チェックアウトをしたゴルゴとすれ違い、ゴルゴの犯行だと言うこと口にするが、ホテル内でのことを避けて貰えたということで、礼を言うべきかも、と告げた。

12/25の10時の鐘が響く中、ゴルゴの姿は町の中に消えていった。

組織のボスや、そのボスが、上院議員と繋がっている情報がある、というように、それなりに大きな組織が背後にあることを匂わせていたが、それらについては、それ以上語られることが無かったため、今回のターゲットとなったナバロのキャラが、設定上は「幹部」となっているが、雑魚なのか、ある程度の大物なのかが宙に浮いた形になってしまったのと、ドールが探偵と説明されているが、過去にある程度の大物を捕まえたことがあるとか、ドールの腕に関する描写が無かったのが残念でした。それぞれ、キャラを掘り下げて描いていたら、もっと深味のある人間ドラマになったのに、キャラの設定を十分に活かすことが出来ていなかったため、形だけなぞったという薄っぺらな物語で終わってしまいました。特にドールは、スピンオフして、主人公になった作品まであるのだから...

来週のTV大阪の放送は、いつもより30分繰り上がって、25:00スタートなので、時間指定の録画予約をしている方はご注意を。(BS-JAPANの日曜深夜の方は、いつもの時間ですけど...)


↓この物語は「SPコミック52巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (52) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1992/11
  • メディア: コミック

 

↓ホテル探偵ドールを主人公にした作品

ホテル探偵ドール (My First WIDE)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2004/04
  • メディア: コミック

ホテル探偵DOLL 2 (ビッグコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000
  • メディア: 単行本

ホテル探偵DOLL 【コミックセット】

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: コミック


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東京少女・福永マリカ#3「会いたい」 [ドラマ]

今回の物語は「会いたい」という物語です。10月以降、ヒロインが主題歌を歌わなくなっていたが、今回はそれを解消するサービスまであって、『イケナイ恋』『トウキョウノウタ』『ひとりぼっちのランナウェイ』『aitai』の4曲、4月の山下リオ、7月の大政絢、8月の岡本杏理、9月の瓜生美咲の主題歌を歌っていました。(ここまで歌ったら、5月の水沢エレナの『蕾』と挿入歌『翼』、6月の桜庭ななみの『恋はみぢかい』も歌って欲しかった...)→これまでの主題歌のCDをリリースして貰いたい所です。

物語の方は、やはりこれまでの「東京少女」のいくつかの物語を足し合わせたような印象があったことはぬぐい去ることは出来ないが、コミカル・タッチで楽しい物語になっていて、「男装」「歌」「三角関係」「正直に言えない」という要素を絡めて、いい感じにまとまっていました。

マリカが男装して路上で『イケナイ恋』を歌っている。ミュージシャンを目指しているマリカだったが、男装して歌うのは、変な男が寄りつかない、と考えたためだった。が、誰も集まらなかった。そんなマリカは、あるカフェに入り、ホットミルクを注文した。で、バイトのウェイターがそれを持ってきた。ウェイターを見たマリカは「あっ、カッコイイ」、一方、ウェイターは「さっきのミュージシャン」と言って、マリカが歌っていたことに気づいた。で「友弥」と名乗り、話があると言って、バイトが終わるまで待って貰うことにした。

カラオケ店でマリカが『イケナイ恋』を歌うのを聴いて「その声、俺にくれ」と友弥。更に「俺とデュオを組んでくれ」と頼む。これにマリカも了承する。すると友弥は「これで男性デュオとして道が開けたよ」ということで、友弥はマリカのことを男と思っていた。

希かは女だと言うことが言えず、友弥のペースで話が進んでいって、名前を尋ねられると「マー…」と上手く近得られない。が「マーくん」と友弥は受け取った。

翌日、やっぱり男装してカラオケ店に言ったマリカ。「普通の女の子に戻りたい」と、キャンディーズのあの台詞が飛び出した。やはり自分が女だと言えないでいた。

別の日、学校帰りのマリカは偶然、友弥とぶつかった。友弥はそれがマーくんとは気づかずに「大丈夫ですか?」これに顔をそらしてマリカは「大丈夫で~す」と言うと逃げるようにして別れた。その日のカラオケ店。友弥は「今日、道でマーくんにそっくりな奴見かけたんだけど...」と言うが「そは、あれじゃないかな。ドッペルゲンガー。世界には同じ顔の人が3人はいるというさぁ」とマリカだった。

友弥はデュオな名前を「HoTMILK」に決めた。理由は、マーくんがあの時(2人が出会った時)にホットミルクを注文したということと、ホットミルクみたいにホッとする歌を届けられるように、二人の出会いをずっと大切に、という気持ちからだった。マリカもこの名前を気に入った。更に、友弥の作詞作曲という曲『トウキョウノウタ』(これ、7月の「東京少女・大政絢」の主題歌ですけど...)を出し、練習を始める。

そんな中、マーくんが時々女みたいな仕草をするということを口にした友弥。これに「私、女なの」とマリカ。が、友弥は冗談と受け取り「私も本当は女なの...」という調子だった。

ある夜、HoTMILKの2人は路上ライヴを行おうとする。この時、友弥は自分の過去、音楽にかける熱い思いを語っていた。

別の日、路上ライヴで『トウキョウノウタ』を歌うマリカ。が、客は集まらなかった。ライヴを終えていつものカラオケ店にやってきた2人。落ち込んでいたが、カラオケ店のバイトのハナが、そのライヴを聴いていて、HotMILKのファンだということを語った。その時、友弥はハナが好きだと口にしていた。(ここでAパート終了。経過時間は15分を過ぎた所でした。よってBパートは11分弱になります。)

ライヴで『ひとりぼっちのランナウェイ』を歌っているマリカ。また、ハナはHoTMILKの応援をしていて、客もボチボチと集まっていた。

ライヴ終了後、片付けをしている時、友弥はハナに「俺、ハナのこと…」と告白しようとする。が、マリカが「バイトの時間じゃない?」と割って入る。ということで、告白できなかった友弥だった。

カラオケ店に行った3人。マリカがトイレに立って、友弥とハナが2人になった時、友弥はハナに告白した。その様子を見ていたマリカは慌てて扉を開けて戻って来ると「俺もハナが好き」と言った。友弥は層だろうと思っていて「男と男の勝負だ」と言って、ハナがどちらが好きなのかと尋ねた。これにハナは「私は、マーくんが好き」と言った。これに「ハナのこと大切にしろ。絶対に泣かせるな」と言って、きっぱりとハナをマーくんに譲った。

その夜、家に帰ったマリカは「何故あんなこと言っちゃったんだろう...」と後悔していた。そんな所にハナから電話が入り、デートの約束をした。

翌日、ハナとデートするマリカ(マーくん)。町中で友弥と出会うと「最高のデートスポット」があるといって、自分がバイトしているカフェに2人を連れて行った友弥だった。

夜、2人でいるマーくんとハナ。そんな中、ハナがキスしようと顔を近づけてくる。それを振り払ったマーくんは「ごめん」と言うと走り去って行った。そして家に帰ったマリカは「別れよう」とハナにメールを送った。
翌日、友弥から電話が入る。「お前、何やった。ハナに何やった」と問うるこれにマリカは黙っていた。すると「もういい」と友弥は怒って電話を切ってしまった。

数年後」とテロップが出る。マリカは(男装しないで、髪も伸びている。)ギターを持って路上ライヴをしている。(ここで歌っているのは『aitai』です。)客はそれなりに集まっていて、マリカの歌を聴いている。(この客の中に小板Pがいました。)また、友弥と客の中にいて、マリカは友弥に気づいていた。更に、ハナも客の中にいたが、「友弥、行くよ」と言って、ハナと友弥は去っていった。マリカは歌い続けていた。(歌っているマリカをバックにエンドロールが流れていきました。)

次回は「東京少女・福永マリカ」最後の物語で、「大晦日の告白」という物語です。年明けまであと1時間になった大晦日の物語で、今年の目標が達成できなかった矢野マリカが残り30分で、それをやろうというような物語の様ですね。→どことなく「銭形泪・2nd.20話」のシチュエーションだと感じられるが、どう見せてくれるかですね。

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

この物語でハナを演じたのが花形綾沙ということで、先日の「女子大生会計士の事件簿」にも出演していた(最終回の「女子大生会計士の事件簿」にも出演する。)が、これはこれで狙っているのですかね?

友弥を演じた佐野和真と福永マリカは、夏帆ポン主演の映画「東京少女」では兄妹を演じていたが、そのコンビで、映画「東京少女」の主題歌『aitai』をテーマ曲にしたような物語になっていたが、これもやっぱり狙っていたということですかね?→キャストのことまで考えてマリカがこの物語の脚本を書いていたら、将来、BS-iを支えるとんでもない脚本家になりますね。(少ない登場人物で、これまでのBS-i作品を色々と思い出させてくれる所があり、しかも、主人公が本当のことを言えないという苦悩をしっかりと描いていて、物語としても上手く纏まっていましたから。)

今回は『aitai』が主題歌と言っていい内容の物語になっていたが、10月以降は『イケナイ恋』が主題歌のような役割をしているものの、明確に「主題歌」として位置づけられていないので、こういうことは良いことです。また、『aitai』がテーマ曲になっていると言うことも出来るが、テーマ曲が与えられての(恋愛が絡んだ)物語ということでは、完全に「恋する日曜日」の1本としても通用するものでもありました。また、友弥の思いとして「東京」に拘った設定が用いられていたことで、辛うじて「68FILMS」の「東京少女」から受け継がれていることも出ていたので、「東京少女」としても合格点です。

ただ、「数年後」の所で、マリカは髪が伸びているので良いとしても、友弥とハナは(外見が)全然変わっていなかったというのはちょっと... 特に、ハナにとったら失恋を経験しただけに、同じ髪型のままでいるのはどうかと思うんですけど...(この点が今回の物語において、ケチがつく所でした。)

尺の関係もあるが、『蕾』『翼』『恋はみぢかい』も出てきて欲しい所でした。また、『aitai』という曲は本当に良い曲ですね。映画「東京少女」は内容も良かったが、この主題歌も絶品であり、高い評価を獲得しているのも当然だ、と改めて感じました。

 

↓映画「東京少女」関係

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叶わぬ恋。それでも私は、頑張ったのです。―東京少女〈6〉 (リンダブックス)

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↓キャンディーズのあの名台詞があったので、これを...

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