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BEST HIT USA 2008[2008/10/28] [音楽(etc.)]

一番早い放送である火曜日夜のBS朝日の放送において、「TIME MACHINE」のコーナーの情報を中心に、ON AIR曲情報をオマケのようにして記しておきます。

OPのPVはTHE WHITE STRIPESの『Aeven Nation Army』、CM後のOPは「今日はいきなりゲストです」(「今日も」だと思うんですけどね...)でPRISCILLA AHNがスタジオに登場し、インタヴューと2008年のライヴ・バージョンの『Dream』のON AIR、「HOT MENU」のコーナーで、「007」の新作「QUANTUM OF SOLACE 」の主題歌であるJACK WHITE & ALICIA KEYSの『Another Way To Die』のON AIR、「COUNTDOWN USA」のTOP 40の20位から11位までの発表、CMを挟んで「STAR OF THE WEEK」でKATY PERRYがスタジオに登場し、インタヴューと『I Kissed A Girl』のON AIR、「C/D USA」の続き(10位から4位)の発表、今週のTRIPLE A CHARTのTOP 10がO.A.R.の『Shatterde[Turn The Car Around]』(今週の1位)をバックに紹介、と続きました。

CMが入り、「大いなる伝説」(前回の続き)というつまらないコーナーを挟んで、「TIME MACHINE」のコーナーは10/28ということで、以下の4件が紹介されました。

1961年:リヴァプールのブライアン・エプスタインのレコード店にBEATLESの『My Bonnie』を探す中学生に来店。12日後、BEATLEのライヴに赴き、一ヶ月後にはマネージャーになる、1972年:SLAYDEFACESがイギリス・ウェンブリーで、身体の不自由な子供たちを助けるためのチャリティ・コンサートに出演。(初日がSLAYDE、2日目がFACES)、1977年:SEX PISTOLESの唯一のオリジナル・アルバム「NEVER MIND THE BOLLOCKS」(邦題「勝手にしやがれ!! 」)が発表された、1996年:GUNS N' ROSESのSLASHがバンド脱退を正式に発表した。

10/28が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の1人でした。WAYNE FONTANA(1945年生まれ)。尚、筆者のデータベースには、DINK JOHNSON(1892年生まれ)、DAME CLEO LAINE(1927年生まれ)、CHARLIE DANIELS(1936年生まれ)、HANK MARVIN(1941年生まれ)、CURYIS LEE(1941年生まれ)、ELTON DEAN(1945年生まれ)、DAVE WYNDORF(1956年生まれ)、STEPHEN MORRIS(1957年生まれ)、BEN HARPER(1969年生まれ)、BRAD PAISLEY(1972年生まれ)、JUSTIN GUARINI(1978年生まれ)、という人たちも10/28生まれです。

今回はQUEENの珍しい映像を、ということで、1981年のライヴの『Bohemian Rhapsody』がON AIRされました。

続いて「C/D USA」のTOP 3の発表を挟み、ラストのリクエストへ。今回は1984年のDEPECHE MODEの『People Are People』でした。如何にも'80'sらしいサウンドを聴かせている彼らですが、現在でも活動は続いているというのも凄い所です。この曲は彼らの持ち味がいい感じに出ていた聴きやすい曲でしたね。

次回は、日本シリーズの関係で、1時間繰り下がって24:00からの放送、つまり、11/5になってからの放送ということになります。で、EPGの番組情報によると、「ゲスト」はジョン・レジェンド、レズ・ツェッペリンのなまえがあります。内容説明の方は、全米きってのモテ男、ジョン・レジェンドが最新作をひっさげてゲストに登場!注目のツェッペリン・コピーバンドがベールを脱ぐ!来日直前のザ・フー貴重ライヴ!とあります。

 

 

Elephant

Elephant

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: XL
  • 発売日: 2008/07/01
  • メディア: CD

A Good Day

A Good Day

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note
  • 発売日: 2008/05/07
  • メディア: CD

Quantum of Solace [Original Motion Picture Soundtrack]

Quantum of Solace [Original Motion Picture Soundtrack]

  • アーティスト: Jack Lawrence,Lindsay Smith-Trostle,David Arnold,Jack / Keys, Alicia White,Nicholas Dodd,Michael Rinne,Jack White,Jack White,Jack White,David Arnold,Mitchell Dalton,Mitchell Dalton,Toby Pitman,Jack Hale,Tom McGinley,Wayne Jackson,Matt Robertson,Laura Matula,Lyndsay Pruett,Alicia Keys
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 2008/10/28
  • メディア: CD

One of the Boys

One of the Boys

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin
  • 発売日: 2008/05/29
  • メディア: CD

All Sides

All Sides

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Atlantic
  • 発売日: 2008/07/29
  • メディア: CD

ライヴ・イン・モントリオール 1981

ライヴ・イン・モントリオール 1981

  • 出版社/メーカー: ビデオアーツ・ミュージック
  • メディア: Blu-ray

ライヴ・イン・モントリオール’81

ライヴ・イン・モントリオール’81

  • 出版社/メーカー: VIDEOARTS MUSIC( C)(D)
  • メディア: DVD

Some Great Reward

Some Great Reward

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sire
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

The Best of Depeche Mode, Vol. 1 (CD+DVD)

The Best of Depeche Mode, Vol. 1 (CD+DVD)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sire/Reprise/Mute
  • 発売日: 2006/11/14
  • メディア: CD

 

 


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FIXX『SHUTTERED ROOM』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。ニューウェーブのバンドとして、'80's中期に活躍することになる彼らであるが、デビュー・アルバムとしたらまずまずの出だしを飾ることになった。(翌1983年発表の2nd.アルバム「REACH THE BEACH」が大ヒットになる。)彼らの本国イギリスでは最高位54位を記録するスマッシュ・ヒットとなった。(アメリカでは、Billboardで最高位106位であった。)

オリジナル盤では全10曲であったが、2001年にリイシューされた時に2曲のボーナス・トラックが追加されて、全12曲収録となった。収録曲は以下の通りである。『I Found You』『Some People』『Stand Or Fall』『Strain』『Red Skies』『Lost Planes』『Cameras In Paris』『I Live』『Shuttered Room』『Fool』『Sinking Island [Extended Mix]』『Stand Or Fall [Extended Mix]』。

この中からシングル・カットされたのは、2曲であり、『Stand Or Fall』は彼らの本国イギリスでは最高位54位、アメリカではBillboardで最高位76位を記録、『Red Skies』は、イギリスでは最高位57位、アメリカではBillboqrdで最高位101位を記録している。デビュー・アルバムということでは、アメリカではともかくとして、彼らの本国イギリスではそれなりのヒットを記録している。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、彼らの1st.シングルでもある『Stand Or Fall』を筆頭に、『I Found You』『Strain』『Shuttered Room』という所をピックアップしておく。

如何にも'80'sというサウンドの彼らは、次のアルバムで大ブレイクし、映画「ストリート・オブ・ファイヤー」にも1曲提供することになり、(短いながらも)全盛期を迎えることになる。本アルバムはブレイクする前のデビュー・アルバムであり、少々荒削りな所もあるものの、'80'sという時代にマッチしたサウンドということで、期待を抱かせてくれるものである。'70's終盤の「ニューウェーブ」とは少し方向が変わっているが、この当時のイギリスは第二次ブリティッシュ・テンページョンの波もあって、本当に元気な時期でした。

'80'sサウンドでも、ブリティッシュ・サウンドを堪能するのであれば、彼らはチェックしておきたいバンドであるが、本アルバムにも耳を傾けておきたい所である。じっくりと聴きましょう!!

 

Shuttered Room

Shuttered Room

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rainman
  • 発売日: 2003/09/23
  • メディア: CD


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DOCTOR ZHIVAGO(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1965年のアメリカとイタリアの合作映画「ドクトル・ジバゴ」である。言うまでもなく、ロシアの文豪ボリス・パステルナークの原作小説の映画化作品であり、ロシアでは発禁処分となっていた作品でもある。また、大作に相応しく、70mmフィルムで撮影された作品である。

作品データを記しておくと、時間は194分、原作はボリス・パステルナーク、監督はデヴィッド・リーン、脚本はロバート・ボルト、撮影はフレデリック・A・ヤング、美術はテレンス・マーシュ、音楽はモーリス・ジャールである。そして出演は、オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ、トム・コートネイ、アレック・ギネス、ジェラルディン・チャップリン、リタ・トゥシンハム、ロッド・スタイガー、エイドリアン・コリ、イングリッド・ピット、シオバン・マッケンナ、ノエル・ウィルマン、たちである。また、アカデミー賞では10部門でノミネートされたが、その中から5部門(脚色賞、撮影賞、作曲賞、美術監督装置賞、衣装デザイン賞)を獲得している。

時は19世紀末、所はロシア。医学の勉強を続けながら詩人としても知られるユーリー・ジバゴの波乱に満ちた人生を、2人の女性・ラーラとトーニャへの愛を中心に描かれた大河ドラマである。(名作として知られているだけに、特に語る必要はないでしょう。)

3時間を越える超大作であるが、全く飽きさせることなく見せてくれる。(但し、ストーリー的にではない。)流石にロシアでのロケは出来ず、カナダやフィンランドでロケを行ったのだが、その雄大な自然の景色は余りにも美しい。これを見るだけでも価値のある作品である。(物語の方は、時々「?」となってしまう所があるのもまた事実です。)

で、本作を有名にしたのは音楽であり、「ラーラのテーマ」(原題:Lara's Theme)は余りにも有名な一曲である。映画音楽を代表する名曲である。ということで、サントラ盤は耳にしておくべきものである。しかも、そのサントラ盤は、作品の30周年を記念して、1995年にリリースされた30周年記念版では、アウトテイクをはじめとする隠れていた音源が収録されることになり、全45曲という充実した内容になった。(ということで、この記念版を取り上げます。)

収録曲は以下の全45曲である。『Overture』『Main Title』『Kontakion/Funeral Song』『Lara Is Charming』『Internationale』『Lara And Komarovsky Dancing Up A Storm』『Komarovsky With Lara In The Hotel』『Interior Student Cafe [Outtake]』『Sventitsky's Waltz/After The Shooting』『Military Parade』『They Began To Go Home』『After Deserters Killed The Colonel』『At The Hospital』『Lara Says Goodbye To Yuri』『Tonya Greets Yuri [Outtake]』『Stove's Out [Outtake]』『Yevgraf Snaps His Fingers [Outtake]』『Evening Bells-Moscow Station』『Flags Flying Over The Train [Outtake]』『Yuri Gazing Through A Tiny Open Hatch [Outtake]』『Door Is Banged Opened [Outtake]』『Intermission』『Yuri Follows The Sound Of The Waterfall』『Tonya And Yuri Arrive At Varykino』『They Didn't Lock The Cottage』『Varykino Cottage, Winter Snow』『Yuri And The Daffodils』『On A Yuriatin Street』『In Lara's Bedroom』『Yuri Rides To Yuriatin』『Yuri Is Taken Prisoner By The Red Partisans』『For As Long As We Need You』『Yuri Is Escaping』『Yuri Approaches Lara's Apartment』『Yuri Looks Into The Mirror』『Lara And Yuri Arriving At Varykino』『Yuri Is Trying To Write』『Yuri Frightens The Wolves Away (Part. 1)』『Lara Reads Her Poem』『Yuri Frightens The Wolves Away (Part. 2)』『Yuri Works On [Outtake]』『Then It's A Gift (End Title)』『Lara's Theme [Jazz Version]』『Lara's Theme [Rock 'N' Roll Version]』『Lara's Theme [Swing Version]』。

お馴染みの「ラーラのテーマ」であるが、終わりに入っている異なるバージョンというのはとても貴重である。特に「Rock 'N' Roll Version」の方だが、あの名曲がこんな風になるのか、と感心させられる所がある。→名曲は姿を変えても名曲である、ということである。

また、アウトテイクかなりの曲が収録されているが、これらはとても貴重な所であり、こうして聴くことが出来るというのは嬉しい所である。

映画の方が3時間を越える超大作であるため、サントラ盤と合わせると4時間を越える時間が必要となってしまうが、少なくともサントラ盤(言うまでもなく、今回取り上げた30周年記念盤)の方は聴いておきましょう。音楽の方に関しては、紛れもなく映画史に残る名作(名曲といった方が良いかもしれませんが...)である。

 

Doctor Zhivago: Original Motion Picture Soundtrack - The Deluxe Thirtieth Anniversary Edition

Doctor Zhivago: Original Motion Picture Soundtrack - The Deluxe Thirtieth Anniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2002/05/27
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

ドクトル・ジバゴ 特別版

ドクトル・ジバゴ 特別版

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


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「二等兵物語」(その3) [映画(邦画)]

今回はも1956年に製作されたシリーズ第2作と第3作の2本についてです。

シリーズ第2作続二等兵物語 五里霧中の巻」(1956年)
作品データを記しておくと、1956年の松竹京都の作品で、時間は96分、白黒作品である。原作は梁取三義、監督は福田晴一、脚本は安田重夫、撮影は片岡清、美術は川村芳久、音楽は原六朗である。そして出演は、伴淳三郎、花菱アチャコ、幾野道子、田端義夫、関千恵子、渋谷天外、伊吹友木子、青山宏、西川ヒノデ、曾呂利進、田中謙三、南田昭二、山路義人、中原伸、戸上城太郎、田中敬介、高屋朗、福田逸人、山茶花究、磯野秋雄、有木山太、山田周平、生方功、大東弘明、鈴木稔、高村俊郎、泉友子、たちである。

源吉は強盗の片棒を担ぎ逮捕され、刑務所へ送られ、そこから中部三十三部隊に送られた。ある日、新任の班長が赴任してくるが、その班長は源吉と共に強盗に押し入った相手であり、源吉を見張りに立てたまま情婦と共に姿を消した大垣だった。何かにつけて大垣は源吉を目の仇にして、痛めつける日々が続く。そんな中、源吉は深沢冴子という代用教員と仲良くなる。が、冴子の姉・千代は大垣と共に姿を消した情婦だった。今では大垣に捨てられた千代は源吉に詫びる。が、大垣は自分の過去が暴かれては一大事として、源吉を吹雪の中、斥候に出して始末を付けようとした。源吉は半死半生となるが、スキーで駈けつけた冴子に助けられ、無事に任務を果した。翌朝、部隊に出動命令が下ったが、大垣は軍医に偽りの診断書を書かせて外地へに赴任することを逃れようとする。源吉の怒りが爆発し、大垣に飛びかかり、ぶちのめした。数日後、部隊は南の戦線に送られていった...

敵役がいるというのは、見ていて痛快感を与えてくれる。なかなか楽しませてくれる一編である。

シリーズ第3作、「続二等兵物語 南方孤島の巻」(1956年)
作品データを記しておくと、1956年の松竹京都の作品で、時間は91分、白黒作品である。原作は梁取三義、監督は福田晴一、脚本は安田重夫、撮影は片岡清、美術は川村芳久、音楽は原六朗である。そして出演は、伴淳三郎、花菱アチャコ、伊吹友木子、関千枝子、山路義人、シリヤ・ポール、E・H・エリック、ピーター・クロス、ポール聖名子、へンリー・ピーターポール、和歌浦糸子、天野匁一、曾呂利進、水上杢太郎、村田宏二、戸上城太郎、田中敬介、仲原伸、高屋朗、福田逸人、大友富右衛門、磯野秋雄、山田周平、有木山太、大東弘明、乃木年雄、生方功、久保恵三郎、西川ヒノデ、青山宏、簑和田敏、サトー・サブロー、南泰介、藤田積、幾野道子、桧敦子、夏木恵梨、泉友子、谷鈴子、大津洵子、奈良真養、たちである。

昭和19年、南洋の孤島で徹底抗戦をする日本軍。降伏勧告の米軍放送と連日連夜の空襲に脅える兵隊たち。古山源吉と柳一太郎もそんな兵隊の一人だった。が、二人はそれ以外にも隊の古参組に召使同様に扱われていて不平たらたらだった。そんな中、撃沈させられた輸送船から脱出した植物学者の鎌田四郎や慰安婦たちがやってきた。上官たちは大喜びで一同をもてなすが、源吉たちは召使としてこき使われるだけだった。また、以前からこの島にいる看護婦達も蚊帳の外で、むくれるだけだった。その後、敵の空襲で食糧庫が爆破され、食料が無くなる。源吉たちは食糧調達の命を受けて出動するが、原住民と出会い、亡き酋長の未亡人に気に入られて、柳が新酋長に祭り上げられた。その頃、敵機が事故で墜落、負傷した乗員たちを源吉たちが助けた。が、これが上官たちにバレてしまい、源吉たちは銃殺されることになる。が、原住民たちの襲撃で難を逃れた。隊長は食糧をえるために原住民の部落を襲撃することを決めた。源吉はそれを止めさせようとして発信器を奪い、「敵大艦隊接近、即時撤退せよ」と送信する。が、これと同じ内容の指令が届き、部隊は撤退することになったが...

矢継ぎ早に色んなことが起こっていくが、なかなかテンポがよく、楽しませてくれる。何とか島から脱出したものの、筏で漂流して迷子になってしまうというラストもまた面白い。たっぷりと楽しむことが出来る一編である。

主人公に対して、敵役となる上官がいて、色々と痛めつけられるが、終盤で一発逆転というのは、よくある展開である。しかし、全体のテンポがよいこともあって、これが痛快に感じられる。この都市の2本はなかなか楽しい作品である。機会があれば見ておきたい所である。

 

↓いずれもビデオです。(DVDはリリースされていない。)

続・二等兵物語~五里霧中の巻

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

続・二等兵物語~南方孤島の巻~

  • 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
  • メディア: VHS

 

↓原作

二等兵物語 (上)

  • 作者: 梁取 三義
  • 出版社/メーカー: 叢文社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: -

二等兵物語 (中)

  • 作者: 梁取 三義
  • 出版社/メーカー: 叢文社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: -

二等兵物語 (下)

  • 作者: 梁取 三義
  • 出版社/メーカー: 叢文社
  • 発売日: 1983/01
  • メディア: -


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ケータイ刑事銭形泪10話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

5回目となる「銭形泪・1st.10話」:「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」の「裏ネタ編」となる今回は、劇中で出題された第2問と第3問に関係する事柄についてです。で、「へそくり」「給料」「」「小泉八雲」「回文」についてです。(事件のトリックに関することがここに来なかったということで、この物語についての「裏ネタ編」は更に続きます。→一体どこまで書くのでせうか?そもそも、まだ10話なのに「・裏ネタ編」は今回が42回目になっている...)

尚、約2年7ヶ月前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

へそくり」:「へそくりがね」と言うこともある。漢字では「綜麻繰り」または「臍繰り」と記すこともある。(一般的にはひらがな表記である。)倹約したり、内職をしたりして、家の者などに内緒で貯めたお金のことを言う。また、「ほまち」「しんがい」と言うこともある。

現在では内密で貯めたお金のことを意味するが、昔は後任のものもこう呼ばれた。(以前の意味は「家族の私財」という意味合いであった。)

語源には2つの有力な説があり、紡いだ糸を環状に巻き付ける糸巻きの一種で、綜麻(へそ)というものがあったが、女たちが機織りをして、この綜麻を繰る内職をして貯めたお金のことを起源として「綜麻繰り」と言ったという説が第一。第二の説は、主婦たちが和服の帯の下の臍(へそ)の辺りにお金を隠したことから「臍繰り」というというものである。(前者だと、「家族の私財」と言う意味にも繋がり、後者だと「内密の」という意味があるだけに、どちらもかなり有力な説だと...)

給料」:簡単に言うと、使用人や労働者に対して、雇い主が支払う報酬のことである。「給与」「サラリー」「賃金」「報酬」などど同義語であるが、法律的には「給料」と「給与」は別であり、諸手当を除いた基本給の部分を「給料」、支給される全てをまとめたものを「給与」と言う。(寄って、基本的に、金額ベースで言うと「給与>給料」ということになります。)

英語では「Salary」、フランス語では「Salaire」、スペイン語では「Salario」と言うように、劇中で柴田太郎さんが語ったように、ラテン語で「塩」が語源となっていることがよく分かる所でもある。

」:ここでは「しお」について記すことにして、同じ漢字を使うが「えん」と呼ばれる酸と塩基の化学反応によって生じる物質・塩(えん)に関しては記しません。(日本語って、文字だけだと全く異なる物がある場合があって、「塩」はその典型的な一例です。→言葉の難しい所です。)

塩(塩)は塩化ナトリウム(NaCl)を主成分とする結晶である。科学的に純粋なものは塩化ナトリウムであるが、地球上に自然に存在しているものは何らかの他の物質を含有している。地球上には岩塩などの固体と、海水として液体で大量に存在している。

人間が生きていく上で必要不可欠な物質であり、古くは「塩」が社会の基盤を築くことになっていた。そのため、塩の販売は自由に行えず、販売する者は時の権力者と繋がり、巨大な力を持つことになっていた。特に古代ローマ帝国や前漢時代の中国がこれに該当する。そしてその影響もあって、塩の流通は自由には行えず、専売制度が敷かれることが多かった。日本でも以前は専売公社しか販売することが出来なかったが、1985年の民営化以降、徐々に自由販売に移行していき、1997年に塩の専売制度が廃止された。

劇中で柴田太郎さんが語ったように、古代ローマでは兵士の給料として塩(ラテン語では「sal」と言う。)が支給されていて、これが「Salary」の語源となった。また、食品の多くの名称に「sal」という語が付いた単語が多数あるが、それらは「塩(sal)」に由来している。

塩を得る方法としては、日本では海水を元にして塩田で製塩を行うことが古くから行われ、西洋では岩塩を採掘し、そこから製塩が行われていた。また、海水よりも塩分濃度が高い鹹水(かんすい)を煮詰めて得る方法などがある。

尚、「塩」は食用であるだけでなく、工業用途としての利用も幅広い。ちなみに、日本で消費される塩の8割弱は工業用とであり、ソーダ産業に使われている。

小泉八雲」:ギリシャ生まれのイギリス人として生まれ、後に日本に帰化し、日本人となった。(よって、日本人であるが、帰化したことから「ニセの外国人」ということになり、この意味で使われました。)帰化する前の名前はパトリック・ラフカディオ・ハーンという。(「・1st.2話」に登場したラフカディオ・アッハーン・サユリはこの名前をもじったものというのは言うまでもない。)

生まれは1850年で、来日したのは1890年で、ハーバー・マガジンの通信員として日本に来た。そして島根県松江尋常中学校と島根県尋常師範学校の英語の講師となる。1891年に松江の士族の小泉湊の娘・小泉節子と結婚。1896年に帰化して小泉八雲となる。1904年に54歳で死去した。

松江での英語講師は有名であるが、その後五高(現在の熊本大学の前身)、東京帝大、早稲田大学でも講師として務めている。

来日してから、印象記、随筆、小説などを発表しているが、主に作品としたら、1896年の「心」、1904年の「怪談」(17編の怪談と3編のエッセイから成り、その怪談集の中から4編が、オムニバス構成の作品として1965年に小林正樹監督で映画化されている。)、1899年の「霊の日本」、1900年の「影」などがある。

回文」:上から読んでも、下から読んでも、同音となる文のことである。英語では「Palindrome」と言う。尚、単に音が同じと言うだけでは「回文」とは言わず、意味が通じることが原則である。言葉遊びの一つである。「ケータイ刑事」では「銭形愛」の時から何度も、そして色々と登場しているだけに、詳しい説明は不要でしょう。(やっぱり有名なのは「チンパンジイから怪人パンチ」でしょう。更に「赤坂(akasaka)」という地名、「柴田束志」という人物まで登場していますからね)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓こういうものを...

とっておきのマネー術―あと少し収入が欲しい人にヘソクリを貯めたい人に

とっておきのマネー術―あと少し収入が欲しい人にヘソクリを貯めたい人に

  • 作者: ドリーム書房
  • 出版社/メーカー: ドリーム書房
  • 発売日: 1999/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「塩」をしっかり摂れば、病気は治る―病気の因を断つクスリ不要の治療法

「塩」をしっかり摂れば、病気は治る―病気の因を断つクスリ不要の治療法

  • 作者: 石原 結實
  • 出版社/メーカー: 経済界
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 単行本

塩の博物誌

塩の博物誌

  • 作者: ピエール ラズロ
  • 出版社/メーカー: 東京書籍
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本

塩の大研究

塩の大研究

  • 作者: 財団法人塩事業センター
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/07/02
  • メディア: ハードカバー

さかさ言葉「回文」のすべて―脳がちがうの

さかさ言葉「回文」のすべて―脳がちがうの

  • 作者: まさに何様
  • 出版社/メーカー: カットシステム
  • 発売日: 1998/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

まさかさかさま動物回文集

まさかさかさま動物回文集

  • 作者: 石津 ちひろ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本

回文ことば遊び辞典

回文ことば遊び辞典

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京堂出版
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 単行本

↓小泉八雲作品

小泉八雲集 (新潮文庫)

小泉八雲集 (新潮文庫)

  • 作者: 小泉 八雲
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1975/03
  • メディア: 文庫

怪談・奇談 (講談社学術文庫―小泉八雲名作選集)

怪談・奇談 (講談社学術文庫―小泉八雲名作選集)

  • 作者: 小泉 八雲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1990/06
  • メディア: -

怪談―小泉八雲怪奇短編集 (偕成社文庫)

怪談―小泉八雲怪奇短編集 (偕成社文庫)

  • 作者: 小泉 八雲
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 1991/09
  • メディア: 単行本

明治日本の面影 (講談社学術文庫―小泉八雲名作選集)

明治日本の面影 (講談社学術文庫―小泉八雲名作選集)

  • 作者: 小泉 八雲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1990/10
  • メディア: -

日本の心―小泉八雲名作選集 (講談社学術文庫)

日本の心―小泉八雲名作選集 (講談社学術文庫)

  • 作者: 小泉 八雲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1990/08
  • メディア: 文庫

光は東方より―小泉八雲名作選集 (講談社学術文庫)

光は東方より―小泉八雲名作選集 (講談社学術文庫)

  • 作者: 小泉 八雲
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 文庫

さまよえる魂のうた 小泉八雲コレクション

さまよえる魂のうた 小泉八雲コレクション

  • 作者: 小泉 八雲
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2004/11/11
  • メディア: 文庫

怪談

怪談

  • 出版社/メーカー: 東宝ビデオ
  • メディア: DVD


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TSC東京ガール#1 [ドラマ]

とりあえず視聴したものの、画面にずっとこのHPのURLが出っぱなしというのをはじめ、不満点ばかりが募る内容でした。しかも、放送されたものはすべてwebページにアップされているものばかりということで、TV放送を見る必要はないですね。(見るのならwebで見てしまえばそれで十分でした。)ただ、BS-iの放送だと、HD画質になり、画質の点ではwebよりもはるかに上のクオリティがありますけど...

それに、ナビゲーターということで東海林のり子の語りが最初と最後に付いていたけど、これって特に必要とは思えないし...

試みとしては面白いのだが、TV放送とするのなら、これぞというものが用意されていなかったら、意味はないですし、webだと見たい時に見たいだけ見ることが出来るだけに、そっちで十分です。

放送版の内容は、公式ページに既にUPされているものの中から、「東京」の所にあるものの中の一部であり、それをそのままということだったので、webを見ていたら今更、ということになる。(それだけでした。)

公式ページでは、週5本で更新されているのだったら、月一(最終日曜の夜)に30分枠で放送するのではなく、週5日、1回数5分(または6分)という枠で、ミニ番組の形で放送した方が良いんじゃないですかね。(5分/6分枠だったら、その日の何処かの「iしたい。」を1つ潰してしまえば良いだけです。しかもこれなら週7日の放送も可能である。)

今回は日曜の24時からの放送であったが、次回は11/30の23:00ということになるので、BS-2の「名曲探偵アマデウス」と被ることになる。土曜日のBS-hiの放送と同じ内容であるとはいうものの、そっちを見ることにして、本作はwebで見るということで十分で、放送の方で見る必要はないですね。

素人っぽさのある演出は良いんだけど、その特徴が今ひとつ出し切れていないということで、30分も見続ける(=TV放送を見る)というのはちょっと辛い所でした。→webで、1回10分~15分程度ずつ、順番に見ていく方が楽です。

尚、途中に1分半のCMが2度入り、終了は放送枠終了の1分前ということだったので、本編は26分でした。よってCM占有率は13.3%ということで、地上波の30分枠よりもCM占有率が低いというのはいつもの通りでした。

独自ドラマを放送するのは大歓迎ですが、「呪いのマンナさん」「天使急便Reboot」に続いて本作「TSC東京ガール」も、放送枠、1回の放送時間などの方を再検討して、形を変えて放送するべきです。「マンナさん」はともかく、「天使急便Reboot」と「TSC東京ガール」はweb連動という試みの一貫であるが、初回放送を見ただけで不満爆発という内容では、(TV放送は)失敗という烙印が押されたことになりますから...

 

一応、主要キャストを...

メアリアル―松山メアリ1st.写真集

メアリアル―松山メアリ1st.写真集

  • 作者: SAIJO AKIHITO
  • 出版社/メーカー: 彩文館出版
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 大型本

北出菜穂、高月彩良、沢木ルカに関しては特に無いですね。(まあ、殆ど新人さんですし...)


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堀内孝雄『はぐれ刑事純情派 主題歌ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

今回はちょっと変わった趣向のアルバムをピックアップします。それは、TVドラマ「はぐれ刑事純情派」の主題歌を集めたものであり、1998年にリリースされた者である。当時、ドラマの方が10周年ということで、その記念として編集されたものである。まずはメインタイトルが入っていて、続いて第10作までの主題歌、そして後ろの2曲はおまけと言った感じである。現在ではこの後に第18シリーズ(「ファイナル」)まで製作されたことを考えると、続編も欲しくなるところであるが、節目の10年ということでまとめた者であって、これはこれで貴重なものである。

収録曲は以下の全13曲である。『「はぐれ刑事純情派」メインタイトル』『ガキの頃のように』『冗談じゃねえ』『恋唄綴り』『さよならだけの人生に』『都会の天使たち』『影法師』『夢の道草』『東京発』『酔いれんぼ』『愛が見えますか』『恋唄綴り』『銀の糸』。

この中で、主題歌の方は『都会の天使たち』が桂銀淑とのデュエットであるものの、10曲は全てべーヤンこと堀内孝雄が歌っているということで、彼のベスト・アルバムという位置づけにもなっている。尚、『恋唄綴り』は麻生詩織、『銀の糸』は藤田まことと真野あずさのデュエットである。

それにしても、べーヤンの歌をいつしか「演歌」と言うのだから、随分と変わったものである。(とても演歌という感じはしないんですけどね。)

ALICE時代のべーヤンを知っている者としたら、随分とイメージが変わったと誰もが感じるが、心に響く曲というのは、また違った味わいを持って心に響いてくれるだけに、時にはこういう曲も良いものである。また、今まで「演歌」というと、取っつきにくさを感じていた方にも、その壁を低くしてくれることになり、「演歌」の世界に足を踏み入れるのもまたよろしいかと...

筆者のお薦め曲は、『ガキの頃のように』『冗談じゃねえ』というところであるが、「はぐれ刑事純情派」のイメージを決定づけた曲でもあり、疑う余地は無いであろう。尚、筆者はべーヤンの歌は「演歌」という認識ではなく、大人向けのロックである「A.O.R.」に対応するような位置づけと考えて、ポピュラー・ファン向けの「P.O.E.」(Popular Oriented Enka)と考えている。(当然、ポピュラー音楽の延長線上にあるという位置づけである。)→何だかんだと理屈を付けずに、兎に角一度は聴いてみてください。で、気に入れば聴けばいいことですから...

 

はぐれ刑事純情派 主題歌ベスト

はぐれ刑事純情派 主題歌ベスト

  • アーティスト: TVサントラ,荒木とよひさ,たきのえいじ,山田孝雄,石原信一,甲斐正人,川村栄二
  • 出版社/メーカー: ZETIMA
  • 発売日: 1998/05/21
  • メディア: CD


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FOREIGNER『MR. MOONLIGHT』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1994年に発表された3年ぶり8枚目のスタジオ・アルバムである。(現時点では最後のスタジオ・アルバムとなっている。)ルーがメンバーとして復帰して、ようやく発表されたオリジナル・アルバムということで、待望のアルバムとなった一枚である。が、その期待が大きすぎたのか、今ひとつ、その期待に応えることが出来ず、チャート成績の方もかつての彼らを考えると、余りにも寂しい結果となった。ドイツでこそ最高位29衣を記録したが、アメリカではBillboardで最高位136位を記録したに留まった。また、これという大きなシングル・ヒットも生まれなかった。

収録曲は以下の全11曲である。『Under The Gun』『Rain』『Until The End Of Time』『White Lie』『Big Dog』『Real World』『All I Need To Know』『Hole In My Soul』『I Keep Hoping』『Running The Risk』『Hand On My Heart』。

この中からシングル・ヒットを記録したのは、イギリスで最高位58位を記録した『White Lie』、アメリカ・Billboardで最高位42位を記録した『Until The End Of Time』がある。また、『Rain』と『Under The Gun』もシングル・カットされたが、特に大きなヒットにはならなかった。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『White Lie』と『Under The Gun』のシングル曲と、彼ららしいバラード・ナンバーの『I Keep Hoping』をピックアップしておく。(が、全盛期の'80'sの彼らと比べると、魂に届くものが薄れてしまっているのが残念でならないところである。)

ルーが復帰したということで、'80'sの黄金期のFOREIGNERが戻って来たと思われたが、本アルバムは'90'sという(当時の)時代を考えたものになったため、彼らの持ち味が無くなっていて、平凡なロックになってしまった。彼ららしい一面も時折出ているのだが、ロック魂が薄れてしまい、心に響くものが無いようでは、名前は「FOREIGNER」であっても、それは真の「FOREIGNER」ではない。ということで、'70's終盤から'80'sに書けて全盛期を誇った4大バンド(FOREIGNE、JOURNEY、TOTO、STYX)はいずれもが全盛期の魂を失ってしまい、完全に過去の栄光になってしまったことを痛感させたアルバムである。

とは言っても、'80'sの彼らの全盛期を知らなければ、'90'sに合わせたロックを聴かせてくれているので、悪くはないアルバムと言える。が、彼らの名前を聴けば、必ずや栄光の'80'sのことが語られ、それに匹敵するものを期待するであろう。よって、物足りなさだけが残ることになってしまう。この辺りはチャート成績にもろに出ていますね。

現在も彼らは活動を続けているものの、オリジナル・アルバムということでは本アルバムが現時点でも最後と言うことになっているので、彼らの最後のサウンドということで、耳に入れておくと言うことでよろしいかと...

 

Mr. Moonlight

Mr. Moonlight

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Valley
  • 発売日: 2000/01/11
  • メディア: CD


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篤姫#43 [ドラマ]

家茂の死を受けて、世の中の方は一気にことが動いたのだが、今回の物語は大奥のホームドラマとしてじっくりと描いていて、世の中の動きの方は完全に堂でも良いことのようにすっ飛ばしていましたが、本作の作風であれば、当然ですね。で、天璋院と和宮がしっかりと繋がることになったのを、周囲のお馴染みのキャラクターがそれぞれ自分の役割をしっかりと出していた物語でした。(銭形姉妹の別の一面を見ているような気にさせてくれた物語と言っても...)

もう一つ、帯刀が惣髪するという前回のラストを受けていた帯刀パートがどうなるのかと思われたが、こちらの方は影が薄く、大奥のシリアス・ドラマの前ではひとときの和みを抱かせるようになっていたが、尚五郎時代の役割を久しぶりに担っていた感じでしたね。特に、お琴から子供のことを告げられると、昔の尚五郎の時に何度も見せていた表情に戻っていました。→年を重ね、経験を重ねても、やっぱり根は変わらないということですね。

今回、それぞれの役割を果たしたのは、滝山、本寿院、そして庭田嗣子の3人でした。それ以外は完全に空気になっていました。

まずは滝山。兎に角、相変わらず滝山の言葉によって騒動が始まることになるが、今回は和宮が髪を下ろさず、京に帰る様子と口にした。で、いつものように騒動へと向かうことになるが、本当に分かりやすいキャラです。

本寿院は相変わらず嫁になる天璋院をイビりたいということで、何かあったら全てを天璋院のせいにする。まあ、それが生き甲斐であり、人生の中で最大の楽しみだというのは分かるが、相変わらず分かりやすいキャラです。→だからマリバロン様の侵略作戦もパターンにハマリ、敗北することになったと言って良いでしょう。

そんな中、妖怪・庭田嗣子は随分と干からびたようで、今ひとつパワーが無かったですね。本寿院に噛みつき、天璋院に反発するのはいつもの通りであるが、今回は和宮の夫・家茂が亡くなったということもあってか、どこかで意気消沈していたようでした。

世の中の動きの方は、本当に簡単にして、慶喜が将軍となり、列侯会議が開かれ、兵庫開港など、孝明天皇崩御(35歳で亡くなったことを考えると、やはり若くして亡くなったとなるが、本当に軽く流されちゃいました。毒殺説もあるぐらいですけど...)それぞれが簡単に述べられただけであるが、それぞれについてじっくりと描かれるのが普通の幕末史のドラマであるが、そちらを簡単にして、和宮が髪を下ろし、剃髪の義を行うまではたっぷりと描くのは、流石は「篤姫」ですね。こういう割り切りは見事です。

色々とあって、剃髪の義を行った和宮は静寛院となった。が、銭形愛ちゃんがスコットランド・ヤードに留学し、ちゃんがちゃんとちゃんと共に警視監に昇進したような雰囲気を感じました。(「M1」のラスト部分。)

で、天璋院と静寛院のやりとりはじっくりと見せてくれました。天璋院のことを「母上様」と初めて言ったのをはじめ、流石は長女・&三女・という所を見せて、心が通じ合い、共に徳川家の人間として生きていくことを誓ったが、銭形警視総監から全幅の信頼を受けているちゃんに対して、ちゃんがブレインとして加わった瞬間のようにも見えました。まあ、時空を隔てて姉妹になる天璋院と和宮(静寛院)ということなら、なるほどと思えてしまいます。(あとは、現在、大都会の片隅にある不思議な探偵事務所で助手をしている響カノンさん(お姉ちゃま)が絡んでくれたら嬉しいんですけどね...)

次回は、いよいよ大政奉還に向かって進んで行くことで混乱する大奥と、寺田屋事件ということになるが、やっぱり大奥の縁側日記という感じのホームドラマが中心となっていることでしょうね。特に本寿院がどれだけお笑いパートを担ってくれるのか、楽しみです。が、帯刀がまたまた慌てふためく姿を見せて、そっちの役割をしそうな感じがしますけど...

 

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

NHK大河ドラマ・ストーリー 篤姫 後編 (NHK大河ドラマ・ストーリー) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/06/30
  • メディア: ムック

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

新装版 天璋院篤姫(下) (講談社文庫 み 9-8)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/03/15
  • メディア: 文庫
天璋院(てんしょういん)と和宮(かずのみや) (PHP文庫 (う19-1))

天璋院(てんしょういん)と和宮(かずのみや) (PHP文庫 (う19-1))

  • 作者: 植松 三十里
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/02/01
  • メディア: 文庫
↓発売はもう少し先ですけど...
NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
↓「M1」はこちら

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ゴルゴ13#29 [アニメ]

今回の物語は、ゴルゴの仕事を映画にして、それによってゴルゴの動きを封じ込めてしまおうと考えた黒幕の物語。ゴルゴには気づかれないように映画の撮影を行うスタッフと、ゴルゴを罠に掛けようとする主演女優・ジーン・バーバラとゴルゴとのやりとりはなかなか緊張感があって見せてくれる物語でした。

映画監督のエリックは、ゴルゴを主役としたドキュメンタリー映画の撮影をするようにと、映画会社から依頼されるが、その仕掛人の名前は伏せられていた。しかも台本の偏向波一切許さない、という条件も言い渡される。また、本当の台本を知っているのは限られた人間だけであった。で、空港に到着したゴルゴを、本人に気づかれないように撮影する。撮影は順調に進み、いよいよ主演のジーンがゴルゴに殺しを依頼するシーンの撮影となる。ゴルゴにこれが映画の撮影だとばれないように、細心の注意を払って撮影に挑むジーン。彼女には、この映画の設定と似たような過去があり、そのためこの映画の主役に選ばれていた。ゴルゴからの連絡が入り、やってきたタクシーに乗り込めという支持を受けたジーン。隠しマイクを付け、カメラはゴルゴに気づかれないように撮影を続ける。そして、依頼を口にするジーン。ゴルゴの「受けた」という言葉が欲しいスタッフだったが、なかなかゴルゴの返事はない。ジーンは何とかアドリブでつなぎ、そして遂にゴルゴの口から依頼を受ける、という言葉を引き出した。そして、ゴルゴはターゲットの始末をするためにゴルフ場へ。当然の如く、撮影スタッフがゴルゴに気づかれないようにスタンバイしている。そしてターゲットがやってきた。が、ゴルゴのライフルは火を噴かなかった。ゴルゴはジーンのホテルにやってきて、問い糾す。ジーンは身体をゴルゴに委ね、全てを語った。映画スタッフたちがジーンの部屋にやってきた時には、そこにはジーンの死体があっただけだった。その様子を撮影するように支持するエリック。その後、ゴルゴは仕掛けた映画会社の男と黒幕をも消し去る。エリックは撮影したフィルムを持って姿を隠そうとするが、ゴルゴはそれを許さず、エリックの乗った車は運転手が狙撃され、道を外れて鉄道の線路に落ちていき、列車と衝突、炎上してしまった...

一世一代の演技ということは時々耳にすることがあるが、まさにそんな演技を見せたジーン。が、アドリブで繋いだ所に、昔の男と映画の設定との違いがあり、ゴルゴにこれが嘘だと見破られてしまった。ということで、ゴルゴの冷静な分析力が発揮された訳だが、余りにも人間離れした感覚で状況を察知するゴルゴって、やはり化け物ですね。

ところで、この物語の原作が書かれた時期であれば、映画の撮影はフィルムであったため、このような結末でフィルムは全て焼失したということで良いんでしょうが、近年の映画製作はデジタル・データとして管理されているものもある。(所謂デジタル・シネマという奴です。)そういう撮影をしていたら、撮影データはサーバーに蓄積されていることになる。そうすると、エリックと共に映画の全てが焼失したとは限らず、事情を知らない第三者が発見して、思わぬ所からそれが世間に出てくる可能性がある。ということで、現代風に少し手を入れるか、時代設定を(10年前としていたら、十分納得できる所です。)もう少し考えて貰いたかった所である。

まあ、ゴルゴの超人的な能力を知らしめる一本ということでは、これはこれで良いのだが、時代が進歩しているということを考えると、不満が残る物語でした。

 

↓この物語は「SPコミック30巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (30) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1997/04
  • メディア: コミック


↓参考まで

デジタルシネマ

デジタルシネマ

  • 作者: 羽倉 弘之
  • 出版社/メーカー: 米田出版
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 単行本

デジタル映像制作ガイドブック

デジタル映像制作ガイドブック

  • 作者: デジタル映像制作ガイドブックプロジェクト
  • 出版社/メーカー: ワークスコーポレーション
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 大型本

 


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