SSブログ

「BLUFF STORIA DI TRUFFE E DI IMBROGLIONI」 [映画(洋画)]

表題の作品は1976年のイタリア映画「ブラッフ」である。日本での劇場公開は1979年12月であった。また、アメリカ公開時の英語タイトルは「BLUFF」である。カジノの女ボスを騙して引っ掛けるまでを描いたコメディ作品である。

作品データを記しておくと、時間は90分、原作と脚本はアルドゥイノ・マイウリとマッシモ・デ・リタの2人、監督はセルジオ・コルブッチ、撮影はマルチェロ・ガッティ、音楽はレリオ・ルタッツィでる。そして出演は、アドリアーノ・チェレンターノ、アンソニー・クイン、コリンヌ・クレリー、キャプシーヌ、たちである。

時は1930年代のヨーロッパ。暗黒街にその名を知られたサギ師のバングは刑務所に護送される列車に乗せられていた。が、彼は列車から脱走する計画が立てられていた。で、それに従って便所に行ったバング。が、そこにはやはりサギ師であるフェリックスという先客がいた。が、そんなこととは知らない脱走の手引きをした男たちは、便所の天井からフェリックスを引っ張り上げて逃走させた。そして、ある波止場に停泊中のカジノ船に連れて行った。が、女ボス・べルはフェリックスを見ると「違う男だ」と言って、間違えられて連れてこられたことが分かる。フェリックスは命からがら、カジノ船から逃げ、レストランでカジノ船で見かけた娘・シャーロットと再会する。意気投合したフェリックスだったが、シャーロットはフェリックスを気絶させてベルの前に連れて行った、そして、フェリックスは4万フランでバングを脱獄させる仕事を引き受け、バングを脱獄させた。で、報酬を受け取ろうとした所でバングがそれを奪って逃走した。必死に追いかけたフェリックスだったが、バングは追ってくるのを待っていて、「お前を試してみた」と言った。というのは、バングは以前にベルをひっかけたことがあって、べルはそれ以来、バングを目の仇にして復讐の機会を狙っているということを語る。で、バングは、フェリックスのサギ師の腕を認め、コンビを組むことにした。2人は次々と詐欺を働き、狙った獲物を確実に手にしていった。そんなある日、フェリックスの前に再びシャーロットが現われた。シャーロットは実はバングの娘であって、父の脱走を成功させるためにべルに協力していたのだった。バングは再びべルをひっかけることを考えていて、その他ロニ動き出す。まずは沼地を買い込み、そこにはジークフリードの莫大な財宝が眠っていると称して発掘作業を開始した。暫くして、新聞の号外で「財宝の一部が発見された」と出し、考古学教授がラジオで話したことから、べルも財宝が眠っているという話を信用するようになった。そして発掘現場に向かった。ベルガ見守る中、発掘現場では財宝のつまった石棺が発見されたため、べルはこの土地を入手しようと決意した。バングは簡単には売らず、渋っていたが、1億フランで土地の権利書を買い取る話が纏まった。その間にシャーロットはベルの元から高価な宝石を隠していた小箱を持ち出したが、一連の財宝の話は、この小箱を手に入れるための仕掛けであった。フェリックスはそのことをシャーロットから聞かされると、1億フランも見逃す方はないとして、カジノ船に潜り込み、2億フランを奪うことに成功した。そして、追っ手を振りきり、バング、シャーロットと共に大空に逃走していった。

中盤以降はめまぐるしく騙し合いが繰り広げられることになって、コメディ色が薄くなるが、それでもコメディという所をベースにしているため、笑いと痛快さを感じられる。(1973年の「スティング」のように、痛快さを感じられる所である。)

イタリア映画というとB級作品というイメージがあるが、コメディ作品となるとアメリカ、イギリス、フランス映画とは一味違う独特のイタリア流のセンスが光っていて、それが出ている楽しい作品である。

尚、本作は日本公開が1979年12月となったが、その同じ月には日本では「007/ムーンレイカー」も劇場公開となっていて、C・クレリーは本作と「ムーンレイカー」の両方に出演していました。

 

↓本作のソフトが無いので、文中に記した作品をば...

スティング 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

スティング 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 [DVD]

  • 出版社/メーカー: UPJ/ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

ムーンレイカー [Blu-ray]

ムーンレイカー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray
ムーンレイカー (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

ムーンレイカー (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

GARO~MAKAISENKI~#19 [特撮]

前回の急展開のフォローという感じの物語であり、更に、本作の設定を説明するための物語であり、結末に向けての下地を作った物語でした。(同時に、第1話を除くこれまでの物語は何だったの?ということにもなりかねない物語でした。まあ、キャラを深く描いているとは言っても、第1話と前回の18話があれば、他は大勢に影響ない物語ばかりでしたし...)

また、今回は火忍・キカイダー・イナズマン・2代目バトルコサック・星博士(本来は「キカイダー」がトップとすべきであろうが、本作はTV東京系ということで、東京12ch放送作品の「忍者キャプター」をトップに持ってきました。)などでお馴染みの伴大介と、雨宮作品ではお馴染みの吉野紗香をゲストにということで、こういう所にも物語を進めるというのではなく、結末に向けての準備を整えるための物語という雰囲気を強めていました。

へとへとの鋼牙を救ったのはレオだった。そして赤い仮面の男のことを「兄さん」と呼んだ。赤い仮面の男の正体は、レオの双子の兄・シグマだった。

で、鋼牙と共に屋敷に帰ったレオ。零も来ていて、そこで全てを話すと言って説明を始めた。一方、赤い仮面の男は、真の目的に向かって動きだした。

物語の展開としてはそれだけである。レオと双子の兄・シグマ、及び父・ゴウキの子供時代からこれまでが語られ、全ての点でシグマの方がレオよりも上だったが、ゴウキが後継者に指名したのはレオだったということで、グレたシグマということでした。

そして、そこに(雨宮監督お気に入りの)吉野紗香演じるミオが絡むストーリーと、深夜枠のサービスとして、一応「ギギの元になったのでは?」と思わせる江口ヒロミが出てくるパートを設けて、説明だけに終始するのを避けて、それなりに見せるところも用意していたという物語でした。(物語の上では重要な回の一つであるが、今一つ、面白みが無かったですね。何せ、シグマ(赤い仮面の男)の動機が後継者になれなかったことからの逆恨みという人間の器として小さいものでしたから...)

 

タオの月 [DVD]

タオの月 [DVD]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

忍者キャプター VOL.1 [DVD]

忍者キャプター VOL.1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
人造人間キカイダー BOX [DVD]

人造人間キカイダー BOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
イナズマン Vol.1 [DVD]

イナズマン Vol.1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
イナズマンF(1) [DVD]

イナズマンF(1) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
バトルフィーバーJ VOL.4 [DVD]

バトルフィーバーJ VOL.4 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
バトルフィーバーJ VOL.5 [DVD]

バトルフィーバーJ VOL.5 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD
スーパー戦隊シリーズ 超獣戦隊ライブマンVOL.1【DVD】

スーパー戦隊シリーズ 超獣戦隊ライブマンVOL.1【DVD】

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD
EMOTION the Best 牙狼<GARO> TV-SERIES DVD COMPLETE BOX

EMOTION the Best 牙狼<GARO> TV-SERIES DVD COMPLETE BOX

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

BILLY SQUIER『ENOUGH IS ENOUGH』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1986年に発表された彼の5枚目のアルバムである。前作までのような大きなヒットにならず、転けたアルバムと言うことになってしまったが、相変わらずのロック色の濃い彼らしいアルバムとなっている。チャート成績は、Billboardで最高位61位に留まった。

収録曲は以下の全10曲である。『Shot O' Love』『Love Is The Hero』『Lady With A Tenor Sax』『All We Have To Give』『Come Home』『Break The Silence』『Powerhouse』『Lonely One』『'Til It's Over』『Wink Of An Eye』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Love Is The Hero』はBillboardで最高位80位に留まり、2nd.シングルの『Shot O' Love』はHOT 100にはランクインせず、メインストリーム・ロック・チャートで30位を記録しだけであった。

お薦め曲は、シングル曲の『Love Is The Hero』と『Shot O' Love』、そして『Lady With A Tenor Sax』『Break The Silence』『Wink Of An Eye』という所をピックアップしておく。

彼らしいロックの世界を突き進んでいるのだが、本アルバムがリリースされた'80's中盤になると、ヒットするロック・サウンドも随分と変化したこともあって、彼のロックは主流から外れてしまったこともあって、ヒットには恵まれないことになってしまった。が、彼のロック・スピリッツは衰えた訳では無い。(時代が変わったと言うことである。)よって、'80'sと前半の彼のサウンドを聴くものであれば、時代が求めるものが変わってしまったものの、彼に求めるものが変わっていなければ、今までの彼を聴くことが出来る。この点では、聴くものを選んでしまうアルバムと言うことになるが、彼のサウンドを聴き続けたいと思うものだけが聴くと言うことで、こういうスタイルもよろしいかと...

 

Enough is enough (1986, feat. Freddie Mercury) / Vinyl record [Vinyl-LP]

Enough is enough (1986, feat. Freddie Mercury) / Vinyl record [Vinyl-LP]

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Import
  • メディア: LP Record


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形海19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]

銭形海」の第19話(2nd.6話)「出た! 骨董マニアの亡霊!? ~ノロイのヨロイ殺人事件」の裏ネタ編の増補は今回限りとなります。で、「甲冑」について、「祟り」について、ちゃんもノッていたことから「ストライク」について、三男が口にした「裏切り」について、「身替わり」について記します。尚、「甲冑」は「・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 5」で、「祟り」は「・30話(2nd.17話)[裏ネタ編]PART 2」で、「身替わり」は「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 9」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/10付です。

甲冑」:戦闘の際に、戦士が自分の身体を敵の攻撃から保護するために着用する衣類、武具の総称である。その中でも、特に頭部を守るものを「兜」、身体を守るものを「鎧」と言う。また、これは戦闘時に着用するだけでなく、平時も用心のために着用することも多く、更に、武士は儀式などが行われる際には、これを着用して出席することもあった。(この場合は、武士の正装ということになる。)

古くから存在しているものであって、石器時代から存在していることが分かっている。但し、当時は樹皮や皮革から作られたものであった。やがて青銅器が使用されるようになると、青銅器で作られたものが登場する。更に、時代が鉄器に移ると、鉄製のものが登場した。

中世までは、甲冑は戦闘時の保護具として発展していくが、武器に鉄砲が登場したことで、鉄砲を防ぐことが出来なくなったため、廃れていくようになった。

日本でも、同様に発展していくが、戦国時代に鉄砲が登場したことから発展が見られなくなり、江戸時代となって戦乱がなくなったことで、保護具としての役割は実質的に無くなり、儀式での使用、または飾り物としてということに変わっていった。

英語では「Armor」、ドイツ語では「Panzer」、フランス語では「Armure」、イタリア語では「Armatura」、スペイン語、ポルトガル語では「Armadura」と言って、「鎧」と特に区別されること無く言う。尚、中国語では「甲冑」と言う。

祟り」:神仏や怨霊という科学では証明できない存在から受ける災いのこと、またはその災いを与える超自然的な力のことを言う。

基本的には、禁忌を破った罰として人間が罰として受けるもの、則ち「災い」ということになっている。例えば、疫病の大流行、飢饉、天災などがその罰として起こったものとして認識されている。(「神仏に祈りをしなかったために、神が怒り、飢饉を起こした/地震が起こった」ということは、各地で語り継がれていることである。)そのため、神社などでは神仏の怒りを鎮めようとして、様々な祭祀が執り行われている。

また、「神の怒り」ではない「祟り」とは、死霊や怨霊によるものがある。これらは何か恨みを抱いて死んだ人の魂が怨霊となり、その恨みを晴らすために祟り、それによって引き起こされる災難と信じられている。特に、「非業な最期を遂げた人が怨霊となって現れて、…」という話は各地で語り継がれている。これは「首塚」として、各地にその伝説がある。(特に有名なのが、「菅原道真の祟り」(太宰府に左遷され、現地で没した。すると天変地異が多発したことで天皇が恐れた。)→そのため、菅原道真の神霊を北野天神として篤く祀り、学問の守護神として昇華させ、奉り、魂を鎮めることを行った。)や「平将門の祟り」(天変地異が頻発したことから、神として神田明神に合祀されることになった。)は「祟り」としては有名なものである。「祟り」とされているものに対しては、出来るだけ関わりを持たないようにして、タブーとして扱われることが多い。

「祟り」として起こる現象は怪現象として扱われることが多いため、「祟り」を扱ったホラー系の映画作品は数多い。有名なのは「祟りじゃ」という言葉が流行語になった1977年の映画「八つ墓村」がある。(これまでに何度も映像化されている。)が、不思議なことに「祟り」という言葉がタイトルに入った映画は殆どない。(ひらがな表記の「たたり」、カタカナ表記の「タタリ」、ローマ字表記の「TATARI」も含む。)これは、「祟り」と言う言葉をタイトルに入れると、何か悪いことが起こるということを恐れているということなのでしょうね。(洋画であっても、邦題に「祟り」という言葉を付けたことで、何か(悪いことが)起こることを恐れているものと思われる。)

参考までに記しておくと、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字表記を含めてタイトルに「たたり」という言葉がある映画作品としては、1963年のアメリカ映画「たたり」(原題:THE HAUNTING)というホラー作品(1999年にリメイクされたが、リメイク作の邦題は「ホーンティング」(原題は「THE HAUNTING」で同じである。)と、1959年の「地獄へつゞく部屋」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)のリメイク作として1999年に製作された「TATARI」(原題:HOUSE ON HAUNTED HILL)ぐらいである。

英語では「呪い」によるものを「Curse」、天罰という意味合いのものを「Scourge」という。また、ドイツ語では「Fluch」、フランス語では「Malédiction」、イタリア語では「Maledizione」、スペイン語では「Maldición」、ポルトガル語では「Maldição」、中国語では「呪い」によるものを「作祟」、天罰という意味合いのものを「Scourge」「降災」と言う。

ストライク」:元々の意味は「打撃」「突き刺す」「ぶつかる」「攻撃する」という意味である。それ以外では、スポーツ競技に於いて規定されているものがある。野球やソフトボールでは、投手投球が規定の範囲を通った場合、又は打者が空振りした場合、若しくはファウルを打った場合のカウントされるもの、ボウリングに於いて、第一投で10ピン全てを倒すこと、格闘技に於いて打撃系の攻撃(打ち業)のこと、サッカーの反則(相手を殴る行為)の一つである。

また、野球の「ストライク」から派生して、男女の好みの基準、または好みの範囲のことを言う。

英語では「Strike」、ドイツ語では「Streik」、フランス語では「Coup」、イタリア語では「Sciopero」、スペイン語では「Huelga」、ポルトガル語では「Greve」、中国語では「正球」または「好球」と言う。

裏切り」:敵対関係にある相手側に寝返ること、または約束(国家間の場合では、同盟や条約も含まれる。)を守らずに味方だった仲間のやろうとしていることを邪魔したり、阻止したりする行為のことを指す。「背信行為」と言う言い方もある。

また、これを行った人のことを「裏切り者」と呼び、裏切り者は卑怯な人物として蔑まれることになる。但し、その裏切り者の行為で、敵が勝利した場合、敗れた方からすると裏切り者は恨まれることに成が、勝利した方から見ると「あっぱれ」ということになる。(但し、その後信用されて重要な役割を担うとは限らず、裏切り者は信用できないとして、やはり遠ざけられることも多々ある。)

歴史上で有名な「裏切り者」として知られているのは、イエス・キリストの弟子の一人で十二使徒の1人であるイスカリオテのユダ、関ヶ原の合戦で西軍から東軍に寝返った小早川秀秋たちが知られている。特にユダの場合は、キリストを裏切ったということから、世界的にも「裏切り者」の代名詞としてその名前を知られている。(但し、そのユダも、反キリスト教の信奉者の中では英雄扱いされることもある。→1つの事象でも、立場が変わると真逆になるということの典型的な例である。)

それ以外でも、戦争中の二重スパイなども、敵国と内通していて、相手に有利な情報を流すということを行うので、「裏切り」の代表的なものとして扱われる。(東西冷戦下で、東側から西側に、または西側から東側に亡命した人も、それぞれの陣営からすると「裏切り」と見なされていた。そのため、亡命者を暗殺するということも当たり前のように行われた。)

「裏切り者」に対しては、元の組織からすると、自分たちの間でも重要な情報として秘密扱いにしていた情報を含めて、敵に対して有利になる情報を提供する存在となり得るだけに、抹殺しようとするのは良くあることである。また、裏切り者を受け入れた側、則ち、今までは敵だったが裏切りによって新たに味方になった者に対しても、再び寝返って(自分たちを)裏切るかも知れないという気持ちが何処かにあるものであって、100%の信頼は得られず、絶えず周囲から警戒されることになる。

また、日本の忍者が、忍者を止めて民間人になること、またはそういう人を「抜け忍」と呼ぶが、これは敵に寝返るということまではならないにしても、元の忍者集団からすると「裏切り」行為とされたため、「抜け忍狩り」と称して、抜け忍を抹殺するというのも忍者の世界ではありふれたことであった。

英語では「Betrayal」、ドイツ語では「Verrat」、フランス語では「Trahison」、イタリア語では「Tradimento」、スペイン語では「Traición」、ポルトガル語では「Traição」、中国語では「背叛」と言う。

身替わり」:「身代わり」という表記もある。(「代わり」はある役割を別のものが果すこと、「替わり」は別の新しいものになること、または役目が別の人に回ることを言う。)他の人にかわってその役割をすること、またはそのかわりとなる人のことを指す。(あくまでも人である。)

但し、一般的には、本来の人に変わって不幸なことを受ける/受けた場合に使われる言葉である。(舞台公演などで、本来の役者が何かの都合で出演できなくなった場合、その人に変わってその役を演じることは「代役」と言って「身替わり」とは言わない。)

例えば、ボディガードや警備員が暗殺者のターゲットに変わって撃たれた場合、生贄とされる人に変わって生贄になった場合などは「身替わり」と言う。特に、古代社会では、日食や月食などは、王族にとっては不吉な出来事とされたため、日食や月食がある場合は、追うに変わって不幸を受ける役割として「身替わり王」がその機関の不幸を王に変わって受け、終了後にはお役ご免で処刑されたということがあった。

英語では「Victim」、ドイツ語では「Opfer」、フランス語では「Victime」、イタリア語では「Vittima」、スペイン語では「Víctima」、ポルトガル語では「Vítima」、中国語では「替身」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

図説・戦国甲冑集―決定版 (歴史群像シリーズ)

図説・戦国甲冑集―決定版 (歴史群像シリーズ)

  • 作者: 伊沢 昭二
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: ムック

身代わり

身代わり

  • 作者: 西澤 保彦
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: ハードカバー

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)

戊辰戦争 裏切りの明治維新 (静山社文庫)

  • 作者: 星 亮一
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2010/08/04
  • メディア: 文庫

裏切りの世界史―この1000年、彼らはいかに騙し、強奪してきたか (祥伝社黄金文庫)

裏切りの世界史―この1000年、彼らはいかに騙し、強奪してきたか (祥伝社黄金文庫)

  • 作者: 清水 馨八郎
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 文庫

裏切り (小学館文庫)

裏切り (小学館文庫)

  • 作者: K・アルヴテーゲン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/08/04
  • メディア: 文庫

たたり (創元推理文庫)

たたり (創元推理文庫)

  • 作者: シャーリイ ジャクスン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1999/06
  • メディア: 文庫

跋扈する怨霊―祟りと鎮魂の日本史 (歴史文化ライブラリー)

跋扈する怨霊―祟りと鎮魂の日本史 (歴史文化ライブラリー)

  • 作者: 山田 雄司
  • 出版社/メーカー: 吉川弘文館
  • 発売日: 2007/07/21
  • メディア: 単行本

図説・戦国甲冑集―決定版 (2) (歴史群像シリーズ)

図説・戦国甲冑集―決定版 (2) (歴史群像シリーズ)

  • 作者: 伊沢 昭二
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: ムック

武器甲冑図鑑

武器甲冑図鑑

  • 作者: 市川 定春
  • 出版社/メーカー: 新紀元社
  • 発売日: 2004/08
  • メディア: 単行本

図説 西洋甲冑武器事典

図説 西洋甲冑武器事典

  • 作者: 三浦 権利
  • 出版社/メーカー: 柏書房
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

BILLY OCEAN『INNER FEELINGS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼の4枚目のアルバムである。彼は1984年の5th.アルバムで突如ブレイクするのだが、それまでは本当に苦労したミュージシャンである。シングルの方は、欧州を中心に'70's後半にいくつかのヒット曲があるが、アメリカでは苦戦し、アルバムの方はさっぱり売れないでいた。特に'80'sの声を聴くと、全くダメで、本アルバムは欧米の何処でもチャートインしていない。そんな彼が、次作で人が変わったようなビッグ・ヒットを生むのだから、面白い所でもある。

収録曲は、オリジナル盤では全9曲であったが、現在では6曲のボーナス・トラックが追加されて、全15曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『Calypso Funkin'』『Rock-A-Bye-Baby』『No Matter What』『Dance With Me』『I Can't Stop』『Tryin' To Get Through To You』『Mind Games』『Was It You』『Inner Feelings』。(以下、ボーナス・トラック)『Smile』『Smoebody』『City Limit (12" Version)』『Calypso Funkin' (Single Version)』『Was It You (Single Version)』『Inner Feelings (Single Version)』。

この中からシングル・カットされたのは『Calypso Funkin』であるが、シングルとしてリリースしたの?というぐらいの散々たる結果で、チャートには全く相手にされなかったという散々たる結果であった。

お薦め曲はシングル曲の『Calypso Funkin'』と、アルバム・タイトル・ナンバーの『Inner Feelings』、そして『Rock-A-Bye-Baby』をピックアップしておく。

全く売れないで低迷するような内容のアルバムではなく、テンポも良く、ポップで聴きやすい曲もあり、また、カリブの雰囲気と大人の鑑賞に堪えるだけのR&Bをベースにした曲もあって、色々と着せてくれるアルバムに仕上がっている。これが全く売れないというのは「どうして?」と思ってしまうだけの水準に達している。一部の曲は、ブレイクする次作の元に位置づけられる様なキャッチーな曲もあって、'80's前半という時代を感じさせるものであるものの、'80'sサウンドらしいサウンドである。

彼の全盛期は、次作から3枚のアルバム('84~'88年)の間である。本アルバムはそのブレイク前の完全に忘れ去られた時期の作品であるが、内容としては悪いものではないだけに、実際に聴いて、再評価して貰いたいと思うアルバムの一つである。

 

Inner Feelings

Inner Feelings

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BIG BREAK
  • 発売日: 2011/03/28
  • メディア: CD

Inner Feelings

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/17
  • メディア: カセット

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

「BLOOD SIMPLE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1984年アメリカ映画「ブラッドシンプル」である。日本での劇場公開は1987年3月であった。コーエン兄弟のコンビによるデビュー作であり、低予算ながらも上手く仕上げられていペンス作品である。尚、本作は1999年に、再編集し直し、更に音響の方も5.1chに処理された、完全ブラッシュ・アップされた作品「ブラッドシンプル ザ・スリラー」として生まれ変わっている。(日本では2000年11月に劇場公開された。)

作品データを記しておくと、時間は100分、製作はイーサン・コーエン、監督はジョエル・コーエン、脚本はジョエル・コーエンとイーサン・コーエンの2人、撮影はバリー・ソネンフェルド、音楽はカーター・バーウェルである。そして出演は、ジョン・ゲッツ、フランシス・マクドーマンド、ダン・ヘダヤ、サム・アート・ウィリアムズ、M・エメット・ウォルシュ、デボラ・ニューマン、セニョール・マルコ、たちである。

テキサスの片田舎で酒場を経営するマーティは、短気でケチで、従業員から嫌われていた。若い妻・アビーも、そんな彼に満足せず、従業員のレイを誘惑し、男女の仲になっていた。ある日、マーティの元に、うだつの上がらない私立探偵が訪れ、アビーとレイの話を聞かされた。2人がベッドにいる写真を見せつけられたマーティは、札束を私立探偵に投げつけた。その後、彼は私立探偵をマーティに呼び出され、2人の殺しを依頼された。そして殺した証拠と1万ドルを交換すると告げられた。数日後、私立探偵は、酒場のオフィスに、撃たれてベッドに横たわるアビーとレイの写真を届けた。死体は処分したと言う私立探偵に金を渡したマーティだったが、その直後、私立探偵に襲われた。その夜、レイが酒場に現われると、床に落ちているアビーの拳銃とマーティの死体を発見し、アビーが殺したものと判断したレイは、死体を車に乗せ、畑に穴を掘ってマーティを埋めた。その頃、私立探偵は証拠を消すために、アビーとレイが寝ている写真に血を合成した写真を燃やしていた。しかし彼はこの時、現場にライターを忘れてきたことに気づいた。で、証拠を処分するためにアビーとレイを追う。一方、アビーの元に戻ってきたレイは、アビーに冷静さを失わないように忠告したが、アビーには何のことかさっぱり分からない。で、レイに疑問を持ち、2人の間に溝が出来る。私立探偵は2人を始末するために2人を狙う。そんな中、レイは事件を解く手掛かりを掴む。しかし、私立探偵の魔の手が伸び、レイはライフルで撃たれる。一方、探偵のことを全く知らないアビーは、夫が助けてくれたものと思い、その場から逃げて行く。私立探偵はアビーを追うが、アビーは追ってくる男に銃弾を撃ち込んだ。

再編集された「ブラッドシンプル ザ・スリラー」は、映像がより綺麗になり、音響的にもスケールアップしているが、ストーリー的には特には特に差はないものである。そういうこともあって、オリジナル盤の方が、低予算作品ながらも緊張感と恐怖を上手く描いた作品らしさを強く感じることになる。(画面の暗さなどが、逆にサスペンス性をより上手く演出することに繋がっている。)

また、登場人物も少ないが、それがちょっとした所から生まれるサスペンスと言うことに繋がっていて、良いところになっている。

ということで、コーエン兄弟の最初の作品ということだけでなく、一級のサスペンス作品と言うことでも見ておきたい作品である。

 

ブラッド・シンプル [DVD]

ブラッド・シンプル [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD

ブラッドシンプル/ザ・スリラー [DVD]

ブラッドシンプル/ザ・スリラー [DVD]

  • 出版社/メーカー: キネティック
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

BILLIE HOLIDAY『BILLIE HOLIDAY'S GREATEST HITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1995年にリリースされた1枚もののベスト盤である。10枚組のセットをはじめ、数多くのベスト盤がリリースされている彼女であるが、数多いものの中から、聴きやすく、お得感のあるものということで、1枚ものである本アルバムをチョイスすることにしました。(女性ジャズ・ボーカリストの御三家の一人として、「レディ・デイ」の愛称で親しまれている彼女であるだけに、たっぷりと聴きたい場合はセットものを、手軽に聴くためには1枚ものをということで、入門者向けということも含めてのチョイスです。)

収録曲は以下の全19曲である。『Easy Living』『What Is This Thing Called Love?』『Solitude』『You're My Thrill』『Them There Eyes』『No More』『God Bless The Child』『My Man』『Don't Explain』『There Is No Greater Love』『T'ain't Nobody's Bizness If I Do』『You Better Go Now』『Big Stuff』『Good Morning, Heartache』『I Loves You Porgy (From Porgy & Bess)』『Guilty』『Lover Man (Oh, Where Can You Be?)』『Crazy He Calls Me』『That Ole Devil Called Love』。

彼女は、シンガーとしてだけでなく、その生き様までもが伝説になっている一人であって、数多くのミュージシャンたちに多大な影響を与えている。(ジャズ系だけでなく、ポピュラー音楽全般にわたっているのは言うまでも無い。)ここには、ジャズという枠を越えて、スタンダード・ナンバーとして定着して、現在でも新たなミュージシャンがカヴァーする有名な曲も収録されている。(但し、そういう曲も多数あるため、スタンダード・ナンバーになった曲でも収録されていない曲もありますが...→これは1枚ものの限界ということで、仕方の無い所である。)

1959年に亡くなっているので、没後でも半世紀以上が経過しているが、それでも現在でも全く色褪せることの無い彼女のボーカルを堪能できるのは嬉しいところである。(特に、若い頃の歌唱力は凄いです。)ジャンルに関係なく、女性ボーカルものを聴くという方は、彼女のアルバムは何でも良いので聴いておきたい所であるが、本ベスト盤は手っ取り早く彼女の歌声に接することが出来るアルバムでもあるので、お手元にどうぞ。

 

Billie Holiday's Greatest Hits (Decca)

Billie Holiday's Greatest Hits (Decca)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Verve
  • 発売日: 1995/06/06
  • メディア: CD


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

ケータイ刑事銭形舞12話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形舞」の第12話「金利・手数料は当方が負担します! ~通販番組殺人事件」の「裏ネタ編」の再増補の2回目となる今回は、舞ちゃんがここにやってきたことから「テレビ局」について、これを行うことになったということで「護衛」について、これが届いたことから「殺人予告状」について、社長はこれがあったということから「ポリシー」について、「コンプレックス」について記します。尚、「護衛」は「・19話(2nd.6話)[裏ネタ編]PART 7」で記したものをベースにして加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/28、2009/10/19,21,24付です。)

テレビ局」:テレビ放送を行う放送局のことである。(「テレビジョン放送を行う放送局」の省略して言い方である。)テレビ放送は、不特定多数(=一般公衆)に対して映像と音声によって構成される番組を送信している。(ラジオ放送局は音声のみによって構成される番組を送信している。)また、これをお香には電波法に規定された放送免許を有している放送事業者で無ければならない。(放送免許を有していないと、違法ということになる。→「海賊放送」と言う。)

番組は、放送局(スタジオ)の内部で製作されて生放送されるもの(ニュースなど)と、収録されたものを放送するもの(ドラマなど、及び再放送番組など)とがある。

尚、番組製作は、外注に発注するという形が多いのが現状であって、番組収録を行うスタジオは、放送局の建屋とは全く別の場所にあることも珍しいことではない。(「○○スタジオ」「○○撮影所」などと呼ばれている。)

また、放送局には、電波を送信する設備も有しているが、電波の送信を行っているのは「送信所」と呼ばれる設備であって、関東地方では東京タワー(2013年に東京スカイツリーに移転予定)、関西地方では生駒山テレビ・FM送信所/飯盛山送信所が送信所となっている。(「○○テレビ塔」というものも送信所である。)

英語では「TV Station」、ドイツ語では「Fernsehasender」、フランス語では「Station de Télévision」、イタリア語では「Stazione di Tivù」、スペイン語では「Estación de la TV」、ポルトガル語では「Estação de TELEVISÃO」、中国語では「電視台」と言う。

護衛」:付き添って(人や物を)守ること、または(人や物に)付き添って守っている人(ガードマン)のことを言う。(一般的には対象が人の場合に使い、「物」の場合には使われないが、他の船を守るについては「護衛艦」という言い方が行われる。)また、「警衛」「警護」と言うこともある。(「警衛」は「警戒して護衛する」という意味であって、その短縮形である。→それだけ、より厳重に護衛するということになる。)

また、護衛している人のことを日本語では「ガードマン」と言うこともある。(尚、「ガードマン」は和製英語であって、英語では通じない。ガードマンを英語で言うと「Guard」である。)また、古い日本語では「番人」と言う言い方もあった。

政府要人や王族、皇族であればシークレット・サービス、ボディガードと呼ばれる専任の護衛を行う人が複数人付いてチームとして人を護衛している。この物語のように誰かに狙われているという場合では、警察官が護衛に付くというのはありふれたことであるが、たいていは1人というのが一般的である。(運転手を兼るということが殆どである。)ただ、アメリカでは、個人的に私的にボディーガードを雇っているというのも珍しいことではない。

また、同じ役割をする人には「用心棒」と呼ばれる人がいるが、これは賭場が警戒のために抱えている人、やくざがいざという時に備えて抱えている腕利きの殺し屋、というようなダークなイメージがあるため、護衛とは別物というイメージが定着しているが、役割としては同じである。(「用心棒」とは、元々は盗賊などの侵入を防ぐために戸を押さえつける棒のこと、または盗賊の要人のために用意しておいた棒のことを指していた。)

英語では「Guard」、ドイツ語では「Wachen」、フランス語では「Gardes」、イタリア語では「Guardie」、スペイン語では「Guardias」、ポルトガル語では「Guardas」、中国語では「護衛」と言う。

殺人予告状」:「殺人」とは、人を殺すことであって、法的にも禁じられている行為であり、犯罪行為である。故意に人を殺すとその罪に問われ、過失でも、過失致死罪に問われることになる。一方、「予告」とは、前もって知らせること、告げることであり、「状」とは事情を具して上申する書のことである。

よって、「殺人予告状」とは、殺人行為(=犯罪行為)を行うことを前もって伝えるための書状のことである。要するに、これから人を殺すということを宣言したものである。ターゲットとなる人に送ったり、警察に送ることで、犯罪行為を行うことを宣言すると共に、関係に対しての挑戦するという意思を伝える書状と言うことにも成る。

が、こういうものを警察に送りつけると、当然のことながら警戒されるようになって、犯罪行為を行いにくくなるのは当然である。また、捜査機関である警察に対して、犯人の手掛かりを与えることになるため、犯行を行おうとする者にとっては百害あって一利無しである。(フィクションの世界(映画もドラマ、小説など)では、逆に、派手なことになって、展開としては面白くなりますが...)

英語では「Letter of Murder Notice」、ドイツ語では「Brief der Mordbenachrichtigung」、フランス語では「Lettre d'avis du Meurtre」、イタリア語では「Lettera di Avviso di Assassinio」、スペイン語では「Carta de Aviso del Asesinato」、ポルトガル語では「Carta de Notificação de Assassinato」、中国語では「殺人預告書」と言う。

ポリシー」:政策、政略、指針、方針、のことである。基本的には政治用語であり、政党などの団体の行動指針、目標ということになる。そのため、政治以外の分野でも、会とゃなどの組織の指針、方針、という意味でも使われる。

更に、そこから転じて、個人のことを対象にした場合にも使用されて、その人の考え方、行動方針、を指すことになる。(団体が個人に置き換わっただけであって、指し示す意味は同じものを指している。)

英語では「Policy」、ドイツ語では「Politik」、フランス語では「Politique」、イタリア語では「Polizza」、スペイン語では「Política」、ポルトガル語では「Política」、中国語では「政策」と言う。

コンプレックス」:心の中で抑圧されていて、意識されない状態の強い感情になっている表象のこと、またはその複合体のことを言う。これは精神的に多大な影響を及ぼして、病的行動の原因となることもある。特に、精神分析を行う場合には重要な分析ファクターの一つにもなる。(「マザコン」「ファザコン」などと呼ばれるものはこちらであって、これらは全て心理学の世界から語られるものである。)

または、「劣等感」という意味で使用される「インフェリオリティー・コンプレックス」のことである。(「○○コンプレックス」と呼ばれるのはこちらになる。)

この物語では、社長が身長が低いことに対して劣等感を持っていたので、後者の一つということになる。

英語では「Inferiority Complex」、ドイツ語では「Unterlegenheitkomplex」、フランス語では「Complexe de l'infériorité」、イタリア語では「Complesso di Inferiorità」、スペイン語では「Complejo de Inferioridad」、ポルトガル語では「Complexo de Inferioridade」、中国語では「情結」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形舞 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

テレビ局削減論 (新潮新書)

テレビ局削減論 (新潮新書)

  • 作者: 石光 勝
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2011/12
  • メディア: 単行本
テレビ局の裏側 (新潮新書)

テレビ局の裏側 (新潮新書)

  • 作者: 中川 勇樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 新書
護衛空母入門―その誕生と運用メカニズム (光人社NF文庫)

護衛空母入門―その誕生と運用メカニズム (光人社NF文庫)

  • 作者: 大内 建二
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2005/03
  • メディア: 文庫

殺人予告状は三度くる (光文社文庫)

  • 作者: 大谷 羊太郎
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 1997/11
  • メディア: 文庫

殺人予告状 (徳間文庫)

  • 作者: 大谷 羊太郎
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1985/07
  • メディア: 文庫
市場の失敗事例で学ぶ情報セキュリティポリシーの実践的構築手法

市場の失敗事例で学ぶ情報セキュリティポリシーの実践的構築手法

  • 作者: 打川 和男
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 単行本
経済理論と政策の基礎構造 (Theory & policy)

経済理論と政策の基礎構造 (Theory & policy)

  • 作者: 石田 昌夫
  • 出版社/メーカー: 中央経済社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本
コンプレックス (岩波新書)

コンプレックス (岩波新書)

  • 作者: 河合 隼雄
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1971/12/20
  • メディア: 新書
コンプレックスで勝つ!

コンプレックスで勝つ!

  • 作者: 垣内 秀天
  • 出版社/メーカー: ベルエアーパブリッシング
  • 発売日: 2006/06/20
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ

「日本侠客伝」(その9) [映画(邦画)]

今回は、1969年5月に劇場公開された、シリーズ第9作について記します。この作品は実在の人物をモデルにした小説を脚色した物語ということで、シリーズの中では異才を放っている作品の一つである。

シリーズ第9作日本侠客伝 花と龍」(1969年)
作品データを記しておくと、1968年の東映作品で、時間は112分、原作は火野葦平、監督はマキノ雅弘、脚本は棚田吾郎、撮影は飯村雅彦、美術は藤田博、音楽は木下忠司である。そして出演は、高倉健、星由里子、二谷英明、津川雅彦、水島道太郎、山本麟一、小松方正、和崎俊也、水上竜子、高橋とよ、三島ゆり子、上田吉二郎、天津敏、藤純子、若山富三郎、織田英子、山本緑、谷本小夜子、遠藤辰雄、相馬剛三、内田朝雄、河合絃司、南風夕子、小林稔侍、北川功、小塚十紀雄、岡野耕作、打越正八、たちである。

日露戦争が終結した頃、玉井金五郎は親友の大田新之助の元で沖仲仕を始めた。そして、腕と度胸で男を上げ、組長・山尾にも気に入られる。そんな彼が大村組との喧嘩で怪我をした時、林助の妹・マンが見舞いに来て、その時にマンにライターを送った金五郎。が、このライターが元で、金五郎が九州一の大親分・吉田に面会することになった時、ちょっとしたことから伊崎と吉田に頭を下げさせる事件に発展してしまう。で、報復を恐れた山尾は金五郎を追い出してしまう。2年後、マンと夫婦になった金五郎は永田組に籍を置いていた。が、永田組は伊崎組を筆頭とする共働組合と対立していた。伊崎のさし回しでこの地に乗込んできたお京と知り合った金五郎。伊崎は永田組に圧力を掛けてきて、新之助たちは伊崎に身を売り、永田組を荷役から引かせるため契約書を作ってしまった。昔の仲間の裏切りに怒った金五郎は決闘を申入れるが、その場は島村の仲裁で治まる。しかし、永田は次の策を練っていて、金五郎に自らの組・玉井組を起こさせる。そして、その歓迎会が行われた帰途に永田は金五郎たちを狙った。そして林助が殺され、永田組が持っていた仕事を荷主に圧力を掛けて奪ってしまった。これに怒った金五郎は、新之助の加勢を得て、伊崎の所に乗り込んでいって、伊崎を倒したのだった。

実話を元にした作品であると言っても、やはりお馴染みの任侠映画らしい展開に脚色されているので、シリーズからはみ出している訳ではない。が、元になる物語があって、主人公・金五郎をじっくりと描いていることもあって、それだけで迫力と重みを感じる作品に仕上がっている。じっくりと堪能したい作品である。

 

日本侠客伝 花と龍 [DVD]

日本侠客伝 花と龍 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

日本侠客伝 BOX [DVD]

日本侠客伝 BOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • メディア: DVD

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

「BLIND DATE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1987年のアメリカ映画「ブラインド・デート」である。日本での劇場公開は1987年10月であった。「ナインハーフ」でブレイクしたK・ベイシンガーと、「ダイ・ハード」でブレイクすることになるブレイク前のB・ウィリスの顔合わせ、更に多数のコメディを作ってきたB・エドワーズ監督に音楽のH・マンシーニという豪華な顔ぶれが集まったが、残念な内容だったコメディ作品である。

作品データを記しておくと、時間は95分、監督はブレイク・エドワーズ、脚本はデイル・ローナー、撮影はハリー・ストラドリング・Jr.、音楽はヘンリー・マンシーニである。そして出演は、キム・ベイシンガー、ブルース・ウィリス、ジョン・ラロクエット、ウィリアム・ダニエルズ、ジョージ・コー、マーク・ブルーム、フィル・ハートマン、ステファニー・ファラシー、アリス・ハーソン、グラハム・スターク、ジョイス・ヴァン・パッテン、サブ・シモノ、モノ・ヤシマ、スタンリー・ジョーダン、たちである。

金融会社に勤めるウォルターは仕事一筋で彼女すらいなかった。ある日、彼は、取引先の接待で、女性同伴をしなければならなくなり、兄嫁に相談して、従姉妹のナディアを紹介して貰った。ただ、「彼女に酒を飲ませないこと」と強く注意された。で、ナディアと対面したウォルターは、ナディアの美しさに有頂天になり、兄嫁の忠告を忘れてナディアに酒を飲ませてしまった。すると、ナディアの人格が変わり、ディプキス攻めとなってしまう。自体が今一つの見込めないウォルターだったが、取引先との接待に行かなければならず、ナディアと共に、接待場所の高級レストランに向かった。が、酒が入っていたナディアは、取引先の社長に絡み、大騒ぎとなってしまって、商談はご破算になり、怒った社長は、ウォルターはクビを言い渡した。更に、ウォルターの不幸は続き、その場から飛び出したナディアを追ってディスコに入ったウォルターは、ナディアの元彼というデイヴィッドに遭遇し、未練タラタラのデイヴィッドは大暴れ、更にウォルターの車は町の不良たちに盗まれて解体されてしまった。ウォルターはやけくそになって、ナディアの友人のパーティに乱入して亜腫れ、警察に逮捕されてしまった。そうなると、ナディアも負い目を感じ、デイヴィッドに結婚を条件にしてウォルターの弁護を依頼した。そしてウォルターの裁判が始まるが、裁判長はなんとデイヴィッドの父のベドフォード裁判長だった。ウォルターと裁判長の裏取引で、ウォルターは無罪になるが、ナディアに惚れてしまったウォルターは、デイヴィッドの結婚を何としても止めたかった。で、結婚式の前夜に、デイヴィッドの屋敷にウォルターは忍び込み、ある細工をした。結婚式当日、ナディアはウォルターから送られたチョコレートを口にしてから式に臨むが、そのチョコにはたっぷりと酒が入っていて、ナディアの酒癖が出て、荒れ始める。そして、結婚に至った経緯を暴露し、出席者たちを唖然とさせた。そして飛び出してきたウォルターの元に飛び込んでいった。

主人公のウォルターからするとハッピーエンドということで「めでたしめでたし」と言うことになるが、コメディということでは今一つ歯車がずれている。それなりに笑わせてくれるのだが、酒で人格が変わるというアイデアは、古くからあるもので、コメディ作品では横道すぎるモノの一つで、古典ネタである。そこに一ひねりあれば面白いのだが、ストレートすぎるドタバタということではつまらない。また、K・ベイシンガーにしてもB・ウィリスにしても、結果論であるが、次作で輝くことになるが、その前に逆に不調といった感じを出してしまったようである。これはB・エドワーズ監督にも当てはまり、主要キャスト、スタッフが全て悪い巡り合わせになった様である。→当時「天中殺殺」と言う言葉が流行ったこともあるが、正に「天中殺」に填まったコメディと言ったら良いですね。

まあ、B級コメディと捉えれば、それなりに楽しめる作品ということで...(DVD化されないのも当然と言った作品ですが...)

 

↓ビデオです。

ブラインド・デート

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
  • メディア: VHS


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。