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「CAPTAIN SINDBAD」 [映画(洋画)]

表題の作品は1963年のアメリカ映画「キャプテン・シンドバッド」である。日本での劇場公開は1963年12月であった。お馴染みの「アラビアン・ナイト」のシンドバッドの物語である。

作品データを記しておくと、時間は86分、監督はバイロン・ハスキン、脚本はサミュエル・B・ウェストとハリー・レリスの2人、撮影はギュンター・ゼンフトレーベン、特撮はトム・ハワード、音楽はミシェル・ミシェレットである。そして出演は、ガイ・ウィリアムズ、ハイジ・ブリュール、ペドロ・アルメンダリス、エイブラハム・ソファー、バーニー・ハミルトン、ヘンリー・ブランドン、たちである。

長い航海から帰国したシンドバッドたったが、国はカリムに乗っとられていて、婚約者のジェーナ姫は捕らえられていた。カリムは魔法によって不死身となっていて、心臓は身体から取り出されて白い塔に保管されていた。また、姫はカリムの求婚を断ったため、死刑が宣告された。シンドバッドは姫を救うべく、行動を開始する。白い塔を目指したシンドバッドたちは、心臓が保管されている天辺の部屋に行くために、塔にある鐘から下っているロープをよじ登る。これによって鐘が鳴り響き、処刑されようとしていた姫の処刑は難を逃れることになる。カリムは動揺して、空を飛んでシンドバッドの元にやってくる。こうしてシンドバッドとカリムとのバトルが繰り広げられる。そして魔法のちらもあって、カリムがシンドバッドを追い込んでいく。そして、カリムがシンドバッドにとどめの一撃を下そうとした時、突然カリムが苦しみだして、そのまま死んでしまった。シンドバッドの部下が白い塔にあったカリムの心臓を蹴落としたためだった。こうしてシンドバッドは姫を救出したのだった。

よくあるヒーローがヒロインを助け、めでたしめでたしという作品である。アクション作品であるが'60年代の作品であることもあって、「活劇」と行った方がイメージ的に合うような作品でもある。まあ、'60'sらしい味わいを楽しむのならば、こういう作品も宜しいかと...

 

↓輸入版のDVDとビデオです。

Captain Sindbad [DVD] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Warner Archives
  • メディア: DVD

Captain Sindbad [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

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松本零士「オズマ」#2 [アニメ]

全6話という作品であるだけに、展開がめまぐるしいのかと思っていたが、そういうことはなく、じっくりと描いているので、エピソードとしては短いものになるようですね。(それにしても1話23分で、これに前回までの簡単なおさらいとOP主題歌(これ、なんかイメージにあっていなくて、物語から浮いているように感じられる...)があると、時間的には短く、最終的には120分弱の1本の作品に再編できますね。)

シーシアス軍の急襲を間一髪で凌いで出航したバルダノスは、砂の中を潜航した。それに気づいたシーシアスの司令官ギドは、巧みな戦術でバルダノスを追いつめていく。一方、バルダノスの船長バイナスも砂地の戦術に長けていて、何とか逃れようと手をうつ。搭載している武器も少ないバルダノスの船長バイナスは機関を停止させ、ひたすら時を待つ。しかし、機関を停止したことで熱砂の地中にいる艦の艦内温度は上昇していき、ついには50度を超えてしまう。その高温のため、乗組員たちは体力の限界に迫り、サムが救った少女・マヤは危険な状態に陥ってしまう。

そんな中、遂にギドが動いた。彼の出した命令は「全艦帰還」だった。ソナーの反応も無く、灼熱の中にいるバルダノスに見切りを付けたのだった。軍が帰還していくのを確認したら、機関を再び始動させ、乗組員たちは窮地を脱した。

艦内が元の温度に戻ったことで、危険な状態だったマヤも危機を脱して意識を取り戻した。船医は船長・バイナスの元に報告に行き、マヤのカルテを見せる。そして、気になったので調べてみたら、マヤはただ者では無いということが分かり、そのことを報告したのだった。

バルダノスの船長バイナスト、シーシアスの司令官ギドとの駆け引きはなかなか見応えがあって、面白かったのだが、一つ、大きな疑問を感じてしまう所があって、それについては何らかの説明が欲しい所である。というのは、海中や宇宙空間を舞台にしたというのなら分かるが、この物語では砂漠の砂の中に潜航するという所である。砂の中を潜水艦(この場合は「潜砂艦」と言うべきですね。)のように航行することが出来るのですかね?少なくとも海中ならば液体の中にいるため、その中を潜航するのは可能ということは分かるが、砂は液体では無いですし...

まあ、現実の科学では不可能とされていることでも、適当なSF理論を付けてで良いので、説明して貰わないと、荒唐無稽なだけで終わってしまいそうですし...

 

↓これとは関係ない別作品です。

電光オズマ [マーケットプレイス コミックセット]

  • 作者: 松本 零士
  • 出版社/メーカー: 若木書房
  • メディア: コミック

電光オズマ (1983年) (Star comics)

  • 作者: 松本 零士
  • 出版社/メーカー: 大都社
  • 発売日: 1983/12
  • メディア: -
↓場違いな感じがする主題歌。
NEVERLAND(通常盤/初回プレス)

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  • アーティスト: FTISLAND
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2012/04/18
  • メディア: CD

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CHERYL LYNN『IN LOVE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼女の2nd.アルバムである。前年のデビュー作が大きなヒットになった彼女の第2作であるが、セールスは伸び悩み、シングルは特にヒットを記録しなかったが、内容的には評価されているアルバムである。本作のチャート成績はBillboardで最高位167位、R&Bチャートで47位を記録しただけであった。

収録曲は以下の全9曲である。『I've Got Faith In You』『Hide It Away』『Feel It』『In Love』『Keep It Hot』『I've Got Just What You Need』『Love Bomb』『Chances』『Don't Let It Fade Away』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『I've Got Faith In You』はBillboardのR&Bチャートで最高位41位を記録、2nd.シングルの『Keep It Hot』は同ダンス・チャートで12位を記録しているが、いずれもがHOT 100にはランクインしなかった。

お薦め曲は、シングル曲の『I've Got Faith In You』と『Keep It Hot』、そして『Feel It』、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『In Love』をピックアップしておく。

当時は世界的なディスコ・サウンドの一大ブームが収まってきたころであって、「ポスト・ディスコ」と呼ばれたダンス系サウンドねある程度の方向性が固まってきた時期でもあった。本アルバムのサウンドはそういう時期のメジャーな流から外れてしまったことで、大きなヒットにならなかったが、シンガーとしての彼女の持ち味は十二分に発揮していることもあって、彼女のボーカルをたっぷりと堪能できるアルバムに仕上がっている。また、非主流ということになってしまったが、テンポ良いダンス系サウンドなかなか快いものである。

結果的にはヒットに恵まれなかったが、内容的には決して悪い者ではないだけに、隠れたアルバムとして再評価されても良いアルバムの一つである。まずは聴いてみましょう!

 

イン・ラヴ(紙ジャケット仕様)

イン・ラヴ(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2010/09/08
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形愛1話[裏ネタ編]PART 8 [ケータイ刑事]

銭形愛」の第1話「消えた死体の謎 ~トップモデル殺人事件」の「裏ネタ編」の増補は今回限りです。で、ちゃんがいきなり五代さんに命令した「緊急配備」について、五代さんは事件にこれがいたと口にしたことから「共犯」について、ちゃんの推理に対して悦子はこう言ったことから「デタラメ」について、「でっち上げ」について、遺体のこれがちゃんのヒントになったことから「」について記します。尚、「緊急配備」は「・2話[裏ネタ編]PART 6」で、「共犯」は「・12話[裏ネタ編]PART 4」で、「靴」は「・25話(2nd.12話)[裏ネタ編]PART 7」で、また、「でっち上げ」は「・3話[裏ネタ編]PART 8」で「捏造」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/12/23、24、29、31付です。

緊急配備」:警察が事件発生時に発令するものであって、犯人の早期検挙と迅速に捜査の資料となる情報を得るために発令するものである。特に、事件現場付近の近くの道路では検問が行われることになる。

緊急配備には大別すると3つのものがある。「特別緊急配備」「広域緊急配備」「広域協定配備」の3つであるが、これらの区別は発令の仕方によって区別される。「特別緊急配備」は一般に行われる緊急配備であって、事件が発生した現場を中心として、その地区を所轄とする警察署が行うものである。「広域緊急配備」は他の都道府県警察に依頼をして、または他の都道府県警察から依頼されて行うものであって、都道府県をまたがって行われるものである。(特に、近年では交通網の発達によって、犯人の逃亡もスピードアップしていることもあって、隣の都道府県の警察に依頼する/依頼されて、ということは珍しくない。)そして「広域協定配備」は、他の都道府県との広域協定に基づいて行われるものであり、大都市部ではしばしば行われることでもある。

一応、3つに区別される緊急配備であるが、その目的に差があるものではなく、犯人の早期検挙と迅速に捜査の資料となる情報を得るという目的は変わらない。尚、対象範囲が広い方がそれに投入する人員数が多くなるのは言うまでもなく、大規模なものになる。また、また、むやみに対象地域を広げたからと言って、得られる情報が増えるとは限らず、無駄骨だったということも増える。(この辺りは、事件の内容から判断することになり、初動捜査に於ける重要な判断となり、その判断が難しいところでもある。)

また、緊急配備は、事件が発生した所轄署のみ、その隣接地域の複数の所轄署、都道府県単位の全警察署で行うものがあり、これは事件の性格によって使い分けられることになる。また、鉄道や高速道路といった交通網を中心にのみ行う場合もある。(この場合、鉄道路線によっては遠距離にある優等列車の停車駅が重点的になって、近くの駅が手薄になるようなこともあり得る。)

緊急配備を行う際、多くの警察官が必要になるため、非番の警察官に対しても緊急召集が掛かって、動員されることもある。

英語では「Urgent Deployment」、ドイツ語では「Dringender Einsatz」、フランス語では「Déploiement Urgent」、イタリア語では「Spiegamento Urgente」、スペイン語では「Despliegue Urgente」、ポルトガル語では「Desenvolvimento Urgente」、中国語では「緊急配置」と言う。

共犯」:2人以上の人が、ある同一の犯罪に共同して関与することをいう。また、一緒に犯罪を犯した人のことを「共犯者」と呼ぶ。(また、「共犯者」のことの省略した言い方でもある。)

共犯には「共同正犯」と「教唆犯」「従犯(幇助犯)」とに分けられ、「共同正犯」を広義の共犯、後ろの2つを狭義の共犯と言う。

「共同正犯」は2人以上が共同して犯罪を実行することを指し、全員が正犯と見なされる。「教唆犯」は他人をそそのかして犯罪行為を実行させた人を指していて、例えその人物が実行犯で無くても正犯と同じ刑に処せられる。「従犯」は正犯に対して何らかの幇助をしたりして、正犯の犯罪行為を実行しやすくした場合を指し、例えば凶器を与えたり、(犯罪行為に)助言をしたらこれに該当する。(そのため「幇助犯」という言い方もされる。)従犯は正犯の刑に対して軽減されるが、処罰されることに変わりはない。(希に、正犯に情状酌量が行われることで、従犯の方が刑期が長くなるという場合もあるが、そういう要素を排除すると、正犯よりも量刑は軽くなる。)

「共犯」のことは英語では「Complicity」と言い、ドイツ語では「Mittäterschaft」、フランス語では「Complicité」、イタリア語では「Complicità」、スペイン語では「Complicidad」、ポルトガル語では「Cumplicidade」、中国語では「共犯」と言い、「共犯者」のことは英語では「Accomplice」、ドイツ語では「Komplize」、フランス語では「Complice」、イタリア語では「Complice」、スペイン語では「Cómplice」、ポルトガル語では「Cúmplice」、中国語では「共犯者」と言う。

デタラメ」:漢字では「出鱈目」と記すが、これは当て字である。筋の通らない言動のこと、でまかせのこと、物事がいい加減で筋が通らないこと、ちゃらんぽらんなこと、を指している。

語源は、すごろくに於いて、何でも良いから兎に角サイコロを振って、その出た目に任せる、ということに由来している。一応「目」はサイコロの目のことを指しているが魚の「鱈」とは全く関係なく、当て字として「鱈」が使われている。

英語では「Nonsense」、ドイツ語では「Unsinn」、フランス語では「Absurdité」、イタリア語では「Sciocchezze」、スペイン語では「Cosa sin Sentido」、ポルトガル語では「Tolice」、中国語では「胡鬧」と言う。

でっち上げ」:漢字では「捏ち上げ」と表記する。実際に無いものを作り上げること、事実では無いことを事実のように仕立て上げること、捏造すること、及び、そうやって作り上げられた物事のことを指す。元々「捏」という漢字は「でつ」と読んでいたものであり、「捏造」には「でつぞう」という読み方があった。また、「でっち上げ」と言う言葉から「捏造」と言う言葉が生まれている。

また、「作り話」「嘘」「虚構」「フィクション」は類義語と言うことになる。

捏造されたものは、事実ではない事柄ということになるが、そういうものは結構身の回りにも色々とあるものである。特に、三流週刊誌に掲載されている記事であれば、たいていの記事は捏造というのは一般的な認識である。(ただ、その雑誌にすれば、その記事の内容は「推察」とか「推論」と言って、「捏造」とは認めないというのもパターンですが...)また、駅売りの某スポーツ紙に掲載されている記事は、誰もがコジツケでよくもまあ考えたものだ、という認識でいるのが常識になっている。(まあ、前意で「フィクション」と解釈して、話のネタにだけはなってくれますが... が、たいていのものは、よくもまあ想像力が働くものだと感心してしまうものですが...)

歴史を紐解くと、「捏造」ということは権力者が政敵を追い落とすために事件を「捏造」するということが頻繁に見られている。そうやって、政敵を追い落とし、独裁政権を進めると言うことは当たり前のように行われていた。

犯人が証拠を突きつけられても惚けるのは、「でっち上げ」という言葉を使う場合ではポピュラーなところであって、「ケータイ刑事」では何度も出てくるお馴染みの犯人の台詞の一つですね。

英語では「Fabrication」、ドイツ語では「Fabrikation」、フランス語では「Machination」、イタリア語では「Fabbricazione」、スペイン語では「Fabricación」、ポルトガル語では「Fabricação」、中国語では「捏造」と言う。

」:足の甲を覆う履き物であって、歩行する際に使用する道具である。尚、足を覆うものとしては、靴の他にも「靴下」「足袋」「草履」などもあるが、これらは靴とは別物扱いされる。また、歩行の際に使用される履き物である「サンダル」「下駄」などは構造的なことから「靴」とは別物扱いされることになっている。

日本では、履き物としては草履が広く普及していたこともあって、「靴」と呼ばれるものは明治になってから普及することになる。最初は軍が靴を必要としたことから製造されるようになったが、庶民の間ではなかなか普及しなかった。

歴史的には、いつから使われるようになったものであるのか、詳細は不明であるが、古代エジプトで(ツタンカーメン王の墓から)サンダルが発見されていることから、数千年の歴史があると考えられている。(古代ギリシャやローマでは、表と底が1枚の皮で出来ているモカシンや長靴が使われていたことから、最低でも2000年の歴史はある。)

尚、日本語では「靴」以外に「履」または「沓」という同音漢字を使う場合もあるが、「履」は装束の履き物の総称として、「沓」は革製の履のことをさして言う。

また、運動靴などのような布製の靴のことを「ズック」または「ズック靴」と呼ぶことがあるが、これはオランダ語の「Doek」から来ている言い方である。この意味は麻または綿の太撚糸で、地を厚く平織にした織地のことであり、その布で作っていたことから呼ばれるようになった。(布地としてのズックは、(運動靴)以外では、テントや鞄、帆船の帆などにも使われている。)

英語では「Shoes」、ドイツ語では「Schuhe」、フランス語では「Chaussures」、イタリア語では「Scarpe」、スペイン語では「Zapatos」、ポルトガル語では「Sapatos」、中国語では「鞋」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

緊急配備―顔のない刑事・隠密捜査 (祥伝社文庫)

緊急配備―顔のない刑事・隠密捜査 (祥伝社文庫)

  • 作者: 太田 蘭三
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2004/02
  • メディア: 文庫
「共犯」の同盟史―日米密約と自民党政権

「共犯」の同盟史―日米密約と自民党政権

  • 作者: 豊田 祐基子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06/26
  • メディア: 単行本
体系的共犯論と刑事不法論

体系的共犯論と刑事不法論

  • 作者: 照沼 亮介
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本
正犯と共犯を区別するということ

正犯と共犯を区別するということ

  • 作者: 亀井 源太郎
  • 出版社/メーカー: 弘文堂
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本
共犯理論の展開

共犯理論の展開

  • 作者: 西田 典之
  • 出版社/メーカー: 成文堂
  • 発売日: 2011/01
  • メディア: 単行本
「デタラメ思考」で幸せになる! (新書ヴィレッジブックス)

「デタラメ思考」で幸せになる! (新書ヴィレッジブックス)

  • 作者: ひろ さちや
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 新書
デタラメPhotoshop

デタラメPhotoshop

  • 作者: 正林 弘城
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本
世界と日本経済30のデタラメ (幻冬舎新書)

世界と日本経済30のデタラメ (幻冬舎新書)

  • 作者: 東谷 暁
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 新書
最高級靴読本Vol.5 (BIGMANスペシャルMen's Ex特別編集)

最高級靴読本Vol.5 (BIGMANスペシャルMen's Ex特別編集)

  • 作者: なし
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2011/10/15
  • メディア: 単行本
大人の週末靴読本 (最高級靴読本番外編)

大人の週末靴読本 (最高級靴読本番外編)

  • 作者: 世界文化社
  • 出版社/メーカー: 世界文化社
  • 発売日: 2012/02/16
  • メディア: ムック

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「THE CONQUEROR」 [映画(洋画)]

表題の作品は1955年のアメリカ映画「征服者」である。日本での劇場公開は1956年2月であった。尚、1952年の作品にも同名邦題の作品があるが、原題は異なっており、別作品である。こちらは12世紀のモンゴル、テムジンを描いた歴史スペクタクル作品である。

作品データを記しておくと、時間は111分、製作と監督はディック・パウエル、脚本はオスカー・ミラード、撮影はジョセフ・ラシェル、レオ・トーヴァー、ハリー・ワイルド、ウィリアム・スナイダーの4人、音楽はコンスタンチン・バカライニコフとヴィクター・ヤングの2人である。そして出演は、ジョン・ウェイン、スーザン・ヘイワード、ペドロ・アルメンダリス、アグネス・ムーアヘッド、トーマス・ゴメス、ジョン・ホイト、ウィリアム・コンラッド、レスリー・ブラッドレイ、テッド・デ・コルシア、ジェーン・ガーソン、リー・ヴァン・クリーフ、ピーター・ママコス、フレッド・グラハム、レオ・ゴードン、たちである。

12世紀のモンゴル。当時は多くのもん族が勢力を争っていた。蒙古の熱血児・テムジンは義兄弟のジャムガと鷹狩りに行っていた途中、タタール王女・ボルタイの嫁入り行列を見にした。タタール王に父親を毒殺された恨みがあるテムジンは、一族を率いて花嫁行列を襲い、彼女を虜にし、母・ハンランの忠告を無視してボルタイを妻にすると宣言した。すると、彼女を嫁に迎えることになっていたマーキット族の首長・ターガタイは怒り、テムジンの集落を襲撃した。しかし、テムジンがそれを打ち破ってターガタイを倒し、岩陰でボルタイと一夜を過ごした。そんなテムジンは、タタール征服のために、内蒙古の支配者ワン・カーンと同盟を結び、ボルタイを連れてその地に赴く。ワン・カーンは側近占師・シャマンの薦めもあったことから、同盟を承諾した。その帰路、テムジンはタタール軍の襲撃を受け、ボルタイを奪われ、自身も重傷を負った。救出に来たジャムガの努力も虚しく、テムジンはタタール王に捕らえられてしまう。あらゆる屈辱を受ける中、ボルタイがテムジンを助け、何とか自分の集落に帰還したテムジンはワン・カーンとの盟約を守って、タタール撃滅の軍を起こして、ジャムガと弟・カサーを派遣した。一方、テムジンが殺されたと信じるワン・カーンはシャマンの口車に乗り、ジャムガとカサーを殺そうとする。カサーは殺されてしまうが、ジャムガはこのことをテムジンに告げようと脱出するが、タタール軍に捕らえられてしまう。そんな中、シャマンはテムジンにワン・カーンの裏切りを伝えにいき、それを知って怒ったテムジンはカーンの城に侵入した。瀕死のカーンの口からシャマンの陰謀を聞いたテムジンはシャマンを殺し、カーンの軍兵を手中収め、タタール軍に向かって行く。その頃、拷問を受けていたジャムガは一切口を割らず、耐えていた。そんなジャムガの菅谷心打たれたボルタイは父王を宥め、ジャムガの介抱をする。その夜、密かに迫っていたテムジンはタタール陣を奇襲し、ボルタイを奪い去る。そしてテムジンの軍とタタール軍とが激突死、テムジンはタタール王を倒した。こうしてモンゴルは新たな時代を迎えたのだった。

物語はモンゴルの者であるが、出演者がアメリカ人であるため、やはり違和感たっぷりという作品である。また、展開としても西部劇の様な感じで描かれていて、それが不思議な世界を構築している。

ということで、余りにもイメージが合っていないミスマッチという世界が歴史ドラマを変な作品にしてしまったが、ツッコミ所満載の作品として捉えれば宜しいかと... まあ、そういうことだから、LDではリリースされていた本作も、DVD化なども望めないでしょうね。

 

↓輸入版のビデオですが...

Conqueror [VHS] [Import]

Conqueror [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Universal Studios
  • メディア: VHS


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ケータイ刑事銭形海22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、通算では22話となる2nd.9話の「恋愛泥棒現る! ~謎の怪盗予告事件」に突入です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から、「恋愛」について、「泥棒」について、「」について、「怪盗」について、「予告」について記します。尚、「恋愛」は「・2話[裏ネタ編]PART 4」で、「泥棒」は「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 5」で、「謎」は「・1話[裏ネタ編]PART 5」で、「怪盗」と「予告」は「・9話[裏ネタ編]PART 1」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/8/31付です。

恋愛」:「愛」のことである。「愛」ではいくつかの意味があるが、特に断らずに「恋愛」と言った場合は、男女間での他人に対して抱く情緒的で親密な関係を希求する感情のこと、恋い慕う気持ちのことを言う。誰にでも芽生える気持ちでもあるのは言うまでも無い。

基本的に「愛」と同じ意味であるため、外国語でも基本的に「愛」と同じ言い方をする。英語では「Love」、ドイツ語では「Liebe」、フランス語では「Amour」、イタリア語では「Amore」、スペイン語では「Amor」、ポルトガル語では「Amor」、中国語では「戀愛」または「愛」と言う。

泥棒」:「泥坊」という表記もある。(現在では殆ど使われなくなっていますが...)他人の物を盗む人のこと、盗賊のこと、または放蕩者のことを言う。「盗人(ぬすびと)」「盗賊」と言う言い方もある。

尚、他人の物を盗むという行為は同じであっても、盗む物が些細な物である場合、または金銭的な額にすると小額な場合の泥棒のことを「コソ泥」ということがある。「コソ泥」は正式には「コソコソ泥棒」と言い、その省略形である。小額のものしか盗まない泥棒や、誰もが盗もうとも思わないような(どうでも良いような)物品を盗むセコイ泥棒のことをよく「コソ泥」と言うが、特に「コソ泥」という言葉の定義はなく、感覚的なことで「泥棒」と「コソ泥」とが使い分けられている。その一方で、誰もが驚くような、盗むことが不可能と思われた物を盗んだり、超大金や超高額な物品を盗む泥棒のことを「大泥棒」ということがあるが、これについても相対的なことで使い分けられているが、明確な基準があるというものではない。尚、「コソ泥」や「大泥棒」を含めて、他人の物を盗む人の総称として「泥棒」ということが一般的である。

近年では、電子データだけを盗むというように、物として形の無いものを盗むという泥棒もいる。(例えば、他人になりすまして電子マネーを奪うことなどが該当する。)そういう行為をする者も、歴とした泥棒であるのは言うまでも無い。

英語では「Thief」、ドイツ語では「Dieb」、フランス語では「Voleur」、イタリア語では「Ladro」、スペイン語では「Ladrón」、ポルトガル語では「Ladrão」、中国語では「小偸」と言う。外国に旅行した場合、それなりに注意をするのは当然であるが、これらの言葉は万一のために頭に入れておいた方が良いですよ。(それが徒労に終わったと言うことが一番ですが...)

」:正体がはっきりしていないこと、不思議なこと、不可解なこと、若しくはその言葉のことである。または、言葉を使った遊びである「なぞなぞ」の省略した言い方でもある。更に、遠回しにそれと悟らせるように言いかけること、という意味もある。しかし、特に断らずに「謎」と言うと、意味や正体が分からないことを指す。

古語では「何ぞ(なにぞ)」と言っていたが、撥音である「ん」が表記されなくなり、それが訛って「なぞ」と言われるようになったとされている。尚、それに合わせて、「何ぞ」と表記しても「なぞ」と読むようにもなった。(「なにぞ」または「なんぞ」と読むことも勿論ある。)

歴史的にも古くからあるものであって、スフィンクスの謎は有名なものである。また、正体が分からないことから、それを推察するなどというように、人間の知的な要求を満たしていくには、次々と謎について考察され、更に新たな謎を生み出し、それを解いていくと言うことが繰り返されていった。そしてそれらの謎の解明の蓄積によって、現在の様々な知識の構築に繋がっている。また、謎を解くということが人の知的好奇心を駆り立てることもあって、今後も様々な謎が解き明かされていくことになるでしょうね。

英語では「Mystery」、ドイツ語では「Rätsel」、フランス語では「Mystère」、イタリア語では「Mistero」、スペイン語では「Misterio」、ポルトガル語では「Mistério」、中国語では「謎」という。

怪盗」:神出鬼没で正体を掴ませない盗賊のことである。やっていることは「泥棒」と同じであるが、その手口などから「泥棒」とは区別されて扱われる。(「泥棒」の中の一部と思ったら良いですね。)

「泥棒」と区別されるのは、怪盗と呼ばれる盗賊は、独自の美学を持っている者が多く、生活のための窃盗というようなことは行わず、名前のある芸術品、美術品などを狙う者が多いこと、または、予め犯行予告を行い、厳重な警備の中で犯罪を行うという者が多いこと、更には、盗んだものを個人的に収集する者もいるが、自分の手元には置かずに、金銭に換えて義賊のような行いをする者もいるためである。

歴史上、「怪盗」と呼ばれる盗賊も実在しているが、それよりも小説や映画などのフィクションの世界に登場するキャラクターとして、多くの怪盗が知られている。(特に探偵小説では、探偵のライバルとして、有名なのがいくつかいる。)

実在した怪盗としては、安土桃山時代の石川五右衛門(「ケータイ刑事」では「M2」の敵の先祖ということでもお馴染みですね。)や江戸時代後期の鼠小僧が知られている。また、最近では戦後のフランスのジャック・メスリーヌが知られている。

一方、フィクションの世界では、怪人二十面相、怪盗ルパン、怪盗ジゴマ、怪盗ファントマ、怪盗ジバコなどは有名なところである。。「ケータイ刑事」ではこの物語に登場した怪盗マリンと、泪、零、雷に登場した怪人十面相がいる。

英語では「Mysterious Thief」、ドイツ語では「Phantomdieb」、フランス語では「Voleur du Fantôme」、イタリア語では「Ladro di Fantasma」、スペイン語では「Ladrón del Fantasma」、ポルトガル語では「Ladrão de Fantasma」、中国語では「怪盜」と言う。

予告」:文字通り、ことが起こる前に予め告げ知らせること、またはその知らせのことを言う。

具体的な者としては、連続もののテレビ番組(ドラマなど)などでは「次回予告」が行われ、映画でも「予告編」というものがあるが、これらが該当することになる。また、この物語のような「犯行予告」というものも、いずれもが予め知らせるものであるため、やはり「予告」ということになる。

尚、「予め予告する」という言い方は、「予め」という意味が重複するので、このような使い方はしない。(これはよくある過ちの一つである。→「予め」という言葉を使った場合は「予め告げる」と言えば良い。)

英語では「Notice」、ドイツ語では「Benachrichtigung」、フランス語では「Avis」、イタリア語では「Avviso」、スペイン語では「Aviso」、ポルトガル語では「Notificação」、中国語では「預告」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

恋愛上手とっておきの方法

恋愛上手とっておきの方法

  • 作者: キャシー天野
  • 出版社/メーカー: グラフ社
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: 単行本
恋愛マトリックス 相手を思い通りにする究極の恋愛戦略

恋愛マトリックス 相手を思い通りにする究極の恋愛戦略

  • 作者: ぐっどうぃる博士
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: 単行本
大泥棒 ―「忍びの弥三郎日記」に賊たちの技と人生を読む

大泥棒 ―「忍びの弥三郎日記」に賊たちの技と人生を読む

  • 作者: 清永 賢二
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: 単行本
謎解き 超常現象

謎解き 超常現象

  • 作者: ASIOS
  • 出版社/メーカー: 彩図社
  • 発売日: 2009/04/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
まだ科学で解けない13の謎

まだ科学で解けない13の謎

  • 作者: マイケル・ブルックス
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2010/04/22
  • メディア: 単行本
怪盗紳士    怪盗ルパン 文庫版第1巻

怪盗紳士 怪盗ルパン 文庫版第1巻

  • 作者: モーリス ルブラン
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本
怪盗ロワイヤル ハンディガイド

怪盗ロワイヤル ハンディガイド

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光栄
  • 発売日: 2011/09/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
予告殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 4)

予告殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 4)

  • 作者: アガサ・クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2008/02/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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CHER『THE SONNY SIDE OF CHÉR』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1966年2月に発表された彼女の2nd.アルバムである。(この年には10かに3rd.アルバムを発表している。)前作に続いてSONNY BONOとコラボしているアルバムでもあり、また、全米2位を記録するシングル曲も生まれていて、彼女の初期のヒットアルバムであり、彼女をスターの仲間入りさせたアルバムである。尚、本アルバムはBillboardで最高位26位を記録、イギリスでは11位を記録している。

収録曲は以下の全12曲である。『Bang Bang (My Baby Shot Me Down)』『A Young Girl (Une Enfante)』『Where Do You Go』『Our Day Will Come』『Elusive Butterfly』『Like A Rolling Stone』『Ol' Man River』『Come To Your Window』『The Girl From Ipanema』『It's Not Unusual』『Time』『Milord』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Where Do You Go』はBillboardで最高位25位を記録している。そして2nd.シングルの『Bang Bang (My Baby Shot Me Down)』が、Billboardで2 位を記録し、1966年のBillboard年間シングル・チャートでは60いにランクインする大ヒットになっている。また、この曲はニュージーランドで2位、イギリス、アイルランドで3位、イタリアと豪州で6位、カナダ、ベルギー、スウェーデンで9位を記録して、世界的な大きなヒットになっている。

お薦め曲は初期の彼女の代表曲である『Bang Bang』、シングル曲の『Where Do You Go』というS. BONOの作品と、スタンダード・ナンバーとなって多くのシンガーがカヴァーしている『The Girl From Ipanema』、と『Like A Rolling Stone』、更に『Time』をピックアップしておく。

サウンドとしてはフォーク寄りのポップなものであって、'60'sらしいサウンドである。また、彼女を一躍スターダムに押し上げた『Bang Bang』は彼女を語る上では欠かすことの出来ない曲である。また、スタンダード・ナンバーとなっている曲をカヴァーしていて、シンガーとしての幅の広さも出している。

ということで、'60'sの、しかも彼女のキャリアでは初期の作品であるが、ベスト盤では無く、オリジナル・アルバムで聴いておきたい作品ばかりが集まった佳作である。

尚、不満点としては時間が約33分半ということで短めということであるが、現在では前年の10月(=本アルバムの4ヶ月前)に発表した1st.アルバムとし「2 in 1」(完全に1枚のDISCに収録されている。)になっているので、お買い得感もあるアルバムとなっている。(「2 in 1」だったら手元に置いておくのも気軽に出来ますし...)

 

↓1st.アルバムとの「2 in 1」です。

All I Really Want To Do / Sonny Side Of Cher

All I Really Want To Do / Sonny Side Of Cher

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Beat Goes On
  • 発売日: 2005/05/02
  • メディア: CD


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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その252) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「書斎での殺し」です。で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.17話」、「007」からは「黄金銃を持つ男」です。

ケータイ刑事」:「・1st.17話」。「ミステリー作家は二度死ぬ!? ~江戸川サンポ殺人事件」という物語。「江戸川サンポ」とは言うまでも無く「江戸川乱歩」をもじった名前のミステリー作家であるが、こういう名前の使い方というのは「ケータイ刑事」らしい所ですね。

日本でも指折りのミステリー作家・江戸川サンポが自宅で殺されたということで、ちゃんと岡野さんは現場に行って捜査を開始した。現場は江戸川サンポの自宅の二階にある書斎で、こめかみを銃で撃たれて、椅子の上で死んでいた。また、机の上には万年筆があったことから、岡野さんは仕事中に殺されたと判断した。また、使用された銃は38口径で、至近距離からの発砲で即死、しかも他に争った形跡は全く無かった。また、犯人の出入りはバルコニーからの模様で、庭には犯人のものらしい足跡があった。

家族の話を聞き、岡野さんの珍推理が語られたりしている間に、ちゃんは、庭の足跡が偽物と言うことを見抜いた。そうなると犯人がどうやって逃げたのか?ということになり、岡野さんは「自殺」と言うようになる。

ちゃんは、本日、遺言状のことで弁護士が江戸川サンポに呼ばれていたことから、遺言状に絡んだことが事件に関係していると考えた。

庭を調べていると、庭にある井戸から、ロープで結ばれた錘と拳銃が発見され、岡野さんは自殺説に自信を持つようになり、息子の騎士が「自殺」と口にしたこともあって、岡野さんの結論は、サンポは自殺をして、凶器を井戸に落ちるように細工した推理作家らしいミステリアスな死に方をした、と結論づけ、事件は解決したと自信満々だった。

しかしちゃんは、自殺を装った殺人と考えて、岡野さんの考えた方法では銃が井戸に落ちないことを証明した。(書斎の机から窓の距離があったため、銃は井戸に落ちなかった。)そして、これは窓際にあるソファーで自殺したことに見せかける仕掛けだったと説明した。そして、「江戸川さんの殺人に見せかけた自殺、の計画を更に利用した犯行」と結論を出した。しかし、そうなると犯人の逃走方法は?ということになる。

更に調べていると、バルコニーからも、更に屋根からも逃走した様子は無かったことで、ちゃんは内部の者の犯行と考えるようになる。そして、現場を密室状態にしたのが犯人ならば、それは自分のアリバイを作るためと考えた。

しかし、岡野さんはまだ自殺説を採っていて、何処かに遺書があるものと思ってそれを探していた。ちゃんも更に調べていて、そして閃いた。

江戸川サンポは自殺するつもりで、それを殺されたように見せかけるトリック工作をしていたが、息子が書き換えられる遺言状の内容が都合が悪いものと知り、自殺に見せかけて殺害し、サンポが用意した方法で凶器を井戸に隠した。そして書き換えられた遺言状を探そうとしたが、時間が無かったことから探すのを後回しにするため、鍵をかけて密室を作って逃げる時間を作った。そしてあとから発見者のふりをして部屋に入ったときに、鍵を書斎内に置、密室だったことを偽装した。それは、窓ガラスの破片の上に、鍵が落ちていたことから証明された。

そして、息子の清のセーターから硝煙反応が出たことを告げられると、清は観念した。

サンポが自殺しようとしていたことを知っていたが、遺遺言書を書き換えて、遺産は全て「江戸川散歩記念館」創設の資金に回す様にしたため、犯行に及んだのだった。

ということで、色々と仕掛けを作った書斎で殺されることになった江戸川サンポでした。

007」:「黄金銃を持つ男」。1974年のシリーズ第9作で、3代目ボンドの第2作である。スペクターが登場しなくなった3代目ボンドでは、遊び心が一段と強くなっていくが、本作では敵の殺し屋スカラマンガの持つ銃(黄金銃)が、日用品であるシガレットケース、ライター、カフスボタン、ペン(万年筆)を組み合わせることで銃になるというギミックと、自動車に翼を付けて飛行機になるというものが如実に語っている作品である。そうして、3代目ボンド作品は秘密兵器がエスカレートしていくことになりました。

バンコクを拠点とする大物実業家のハイ・ファットは、超高性能太陽電池・ソレックスを手に入れて、太陽エネルギー市場の独占を図るため、殺し屋のスカラマンガを雇った。そして専門家のギブソンを引き抜こうとした。が、ボンドが動き出したことから、スカラマンガを雇ったことが間違いだったと気づいた。

そんな彼は、豪邸である自宅の書斎で、スカラマンガと手を切ろうとし、更に、イギリス情報部の動きから逃げるために身を隠そうとする。しかし、スカラマンガもイギリス情報部動いていることから、ハイ・ファットを片付け、自らが太陽エネルギー市場を独占することを思いつき、それを実行しようとする。

ハイファットの書斎に呼ばれたスカラマンガは机にシガレットケースなどを置き、椅子に座り、ハイ・ファットの話を聞きながら、机に置いた小物をいじっていた。で、組み上げたのが黄金銃だった。ハイ・ファットは銃が出来るとは夢にも思っておらず、身を隠すことを告げる。が、そんなに、スカラマンガの黄金銃が向けられた。そしてスカラマンガは一発でハイ・ファットを射殺した。直ちに黄金銃の分解を始めるスカラマンガ。また、屋敷の警備員たちは銃声を耳にしたことから何事かと集まってくる。黄金銃を分解したスカラマンガは、ハイ・ファットが自殺したと告げ、その後継者に指名されたと語り、野望に突き進んでいくことになる。

が、最終的にスカラマンガはボンドに倒されて、野望は夢と終わったのだった。

共通点は、書斎でその部屋の主が銃で殺されていること、そして殺害後、使用された銃はその場から消えていること、また、その殺害にはギミックがあるものが使われていること、そして殺人者は殺された人物の身近な人物(「ケータイ刑事」では息子、「007」では雇った殺し屋)だったこと死んだのは「自殺だ」と言っていること、そして主人公(銭形/ボンド)の活躍で野望が潰えていることである。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では殺害の手口が捜査によって明らかにされて逮捕されているが、「007」では殺しの様子は描かれているものの、警察が捜査することはなく、その殺しの件では逮捕は愚か、容疑者として扱われることも無かったと言うことである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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黄金銃を持つ男 (デジタルリマスター・バージョン) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
黄金銃を持つ男 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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黄金銃を持つ男 (アルティメット・エディション) [DVD]

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  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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CARMEN(1983・スペイン)(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1983年のスペイン映画「カルメン」である。日本での劇場公開は1983年12月であった。メリメの原作で、ビゼーの作曲によるオペラが余りにも有名であって、サイレント映画の時代か何度も何度も映画化されている作品(最も古い作品は、製作から100年近くになる。→一の位を四捨五入すると100年になる。)そのため、製作年や製作国を記さないと区別できない様になっている作品である。その中からちょっと変わっているのが1983年のスペイン作品である。(フラメンコによるミュージカル仕立てとなっており、舞台劇とそのリハーサルという現実世界を交錯させて描いた物語である。)

作品データを記しておくと、時間は101分、原作はプロスペル・メリメ、監督はカルロス・サウラ、脚本はカルロス・サウラとアントニオ・ガデスの2人、撮影はテオ・エスカミーリャ、音楽はパコ・デ・ルシアである。そして出演は、アントニオ・ガデス、ラウラ・デル・ソル、パコ・デ・ルシア、クリスティーナ・オイヨス、ファン・アントニオ・ヒメネス、セバスティアン・モレノ、ホセ・イエペス、ペパ・フローレス、ホセ・ルナ・タウロ、たちである。

舞踊団を主宰するアントニオは、ビゼーのオぺラ「カルメン」のミュージカル化に取り組んでいたが、主演のカルメンを演じる女優が見つかっていなかった。ある日、彼は仕事仲間のギタリスト・パコと共に新人の発掘のために舞踊学校に行った。しかし、カルメンのイメージにあう女優は見つからなかった。帰ろうとしていたアントニオたちだったが、そこに遅刻してやってきた一人の娘・カルメンが彼らの目に留まった。彼女はカルメンのイメージにピッタリだったことで、彼女を主役にすることがその場で決まった。リハーサルが始まり、カルメンはめきめき戸城たちしていく。アントニやは五志かカルメンに弾かれていて、息もピッタリと合うようになる。そしていつしかカルメンもアントニオの愛情を感じるようになっていて、夜、稽古する彼の元に通い、結ばれる。が、カルメンには夫がいた。現在は服役中だったが、刑期を終えて出所してきた。夫を紹介されたアントニオの心には嫉妬心が芽生えた。しかし、カルメンはアントニオに「今好きなのはあなただけ」と言うが、それは言葉だけだったと知ったアントニオ。カルメンは束縛されることを嫌っていて、そのことをアントニオに告げた。リハーサルの間、アントニオの心の中では嫉妬が燃え上がり、遂に、劇中と同様にアントニオはカルメンを刺してしまった...

本作は、原作の「カルメン」を知った上で鑑賞すべき作品である。知っていれば、原作の物語、劇中の舞台劇(ミュージカル)、そしてそれ以外のストーリーとを絡ませながら「カルメン」のストーリーを立体的な堪能することが出来るようになる。それだけに、違った切口で見ることも可能となり、色々と楽しめる作品である。

また、「カルメン」というとやはりビゼーの音楽も必要不可欠なものであるが、本作のサントラ盤はスペインのギタリストであるパコ・デ・ルシアの奏でるギター・サウンドも独特の魅力を出していて、それも面白いところである。

ということで、映画とサントラ盤の両方で、色々と楽しめる作品である。尚、原作の「カルメン」の物語を全く知らないという方は、とりあえずはオペラの「カルメン」を見るか、他の映画「カルメン」を見るか、原作を読むかしてから本作に接することにしましょう。

最後に、本作のサントラ盤の収録曲を記しておく。収録曲は以下の全16曲である。『MEDLEY: The Search For Carmen/Introduction』『Stop Crying』『Bulerias』『Adagio』『MEDLEY: The Women's Knife Fight In "La Tabacalera De Sevilla"/The Soldiers Arrest Carmen』『Intermezzo』『Habanera』『Fiesta Popular』『Guitar Strumming』『The Company Rehearses』『Love Theme And Premonition』『Fight With Sticks』『Carmen's Infidelity』『El Gato Montes』『MEDLEY: Show-Down Between Escamillo And Don Jose/Cante Gitano/Mirabras』『Finale』。

 

Carmen

Carmen

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Decca (Ims
  • 発売日: 1989/10/06
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

カルメン [DVD]

カルメン [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東北新社
  • メディア: DVD

↓原作小説はこちら

カルメン (岩波文庫 赤 534-3)

カルメン (岩波文庫 赤 534-3)

  • 作者: プロスペル・メリメ
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1960/12/05
  • メディア: 文庫

カルメン (新潮文庫 (メ-1-1))

カルメン (新潮文庫 (メ-1-1))

  • 作者: メリメ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1972/05
  • メディア: 文庫


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「CAPER OF THE GOLDEN BULLS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1967年のアメリカ映画「宝石を狙え! ゴールデンブル作戦」である日本での劇場公開は1967年12月であった。W・マッギヴァーンのベストセラー小説の映画化作品である。

作品データを記しておくと、時間は105分、原作はウィリアム・マッギヴァーン、監督はラッセル・ラウズ、脚本はエドワード・ウォーターズとポール・デヴィッド・メシンガーの2人、撮影はハル・スタイン、音楽はビク・ミッチーである。そして出演は、スティーヴン・ボイド、イヴェット・ミミュー、ジョヴァンナ・ラッリ、ヴィトー・スコッティ、J・G・デヴリン、アーノルド・モス、ウォルター・スレザック、クリフトン・ジェームズ、ロマックス・スタディ、たちである。

ピーターは、かつて国際的銀行泥棒として名を知られた男であったが、現在では足を洗い、南スペインの海辺の町・サンタ・マリアでレストランを経営し、美しい恋人・グレイスと共に暮らしていた。そんな彼の元に、ある日、昔の仲間のアンジェラが現れて、銀行襲撃の計画を語った。そして、仲間に加わらなければ、勝手の悪事をばらす、と脅した。更にアンジェラは、昔の仲間・フランソワを呼び寄せていたこともあった、ピーターはその計画に加わらざるを得なかった。その計画とは、近くの町・パンプローナの祭の当日に、スペイン銀行に保管される高価な宝石で飾られている聖処女マリアの像を奪ういうものだった。で、動き出したピーターだったが、数日後、銀行周辺の地理を調べていると、ブリサール大佐と名乗る男に連れ去られてしまう。大佐は、かつてアルジェでスパイ活動をしていた頃、フランソワもその仲間だったが、彼の裏切りによってフランスの将軍が殺されてしまったことがあり、その一件以来、フランソワを探し続けていたのだった。そして、ようやくフランソワの足取りと銀行襲撃計画を知ったということだった。で、大佐は、将軍の遺族に奪った金を渡したいので協力して欲しいと頼んだ。そして、祭の日がやってきた。一味は計画通りに行動して、宝石袋を奪い、持ち出そうとして用意しておいた仕掛けを使った。が、その宝石袋は消えてしまった。というのは、グレイスが、この計画を知って、ピーターを昔のような悪事を働く世界に戻さないように手を打ったためだった。宝石は結局、元に戻り、大佐の計画もふいになってしまったが、ピーターは昔の世界に戻ることは無かった...

アクションということでは今一つ乗り切れない所もあるが、犯罪サスペンス/アクションということではそれなりに見せてくれる作品である。ただ、緊張感がもう少し欲しい所である。まあ、南スペインの観光気分といったところもある作品と言ったらいいですかね...

で、LDではリリースされていたが、DVD化されていない作品の一つであるが、DVD化されないのはやっぱり、という作品でもある。それだけに見ようとすると苦労する作品である。まあ、絶対的に見なくても、という作品ですけど...

 

↓本作のソフトがないので、S・ボイド、I・ミミューの出演作品を拾っておきます。

ローマ帝国の滅亡 [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray

シャラコ [DVD]

シャラコ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD
ダイアモンド・ヘッド [DVD]

ダイアモンド・ヘッド [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD
タイム・マシン 特別版 [DVD]

タイム・マシン 特別版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD

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