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「007/QUANTUM OF SOLACE」製作発表 [映画(洋画)]

イギリスで、遂に発表された「007」シリーズの第22作。少し前から噂は届いていたが、噂に踊らされると、ガセネタを掴まされることもあるので、今まで書かないでいました。製作発表記者会見が行われたということで、(個人的に解禁ということで)記すことにします。

6代目ボンドを襲名したダニエル・クレイグの第2作ということになるシリーズ第22作のタイトルは、表題のように「QUANTUM OF SOLACE」(クォンタム・オブ・ソラス)ということで、直訳すれば「慰めの分け前」という意味になる。邦題については改めて発表されるらしいが、ここのところのタイトルを考えると、そのままカタカナ表記にする可能性が高いように感じます。(直訳の「慰めの分け前」というのだと、ボンド映画という雰囲気ではなく、不倫に絡んだサスペンスというような印象を受ける...)

物語は第21作「カジノ・ロワイヤル」の続編ということで、リンドの死を引きずっているボンドということになるようです。

注目のボンドガール(名前はカミール)には、ウクライナ出身のオルガ・キュリレンコということで、2004年の「薬指の標本」、2006年の「パリ、ジュテーム」、2007年の「ヒットマン」などに出演しているが、女優としてのキャリアは、最近のボンドガールと比べると、少ないですね。→「カジノ・ロワイヤル」のエヴァ・グリーンと同様に、今後の期待の星ということに重きを置いたということでしょうか?

また、敵役にはフランスのマチュー・アマルリックが演じる。

それ以外のキャストには、ジュディ・デンチとジェフリー・ライトの名前があるので、「M」とフィリックスもそのまま同じ顔ぶれであり、やはり「カジノ・ロワイヤル」の続編という物語だと感じさせてくれる。

ロケはイギリスの他にパナマ、ボリビア、チリ、ペルー、イタリア、オーストリア、スペインで行われるということで、南米に絡んだストーリーになるようです。(中米は結構登場しているが、南米となると「ムーンレイカー」以来となるような気がします。)

公開は、イギリスでは2008/11/7ということで、当初の予定よりも半年ばかり遅れることとなったが、ちょっとバタバタがあったことを考えたら、こんな所でしょうね。尚、日本公開は2009年の初春の予定ということになっている。

また、その次の第23作については、今のところ2010年ということが予定されている。ボチボチ、日本を舞台にした物語として、「ケータイ刑事」との融合(ボンドガールは銭形ーズの誰かを!)を実現してもらいたい所です。(笑

※WOWOWでは3月に「カジノ・ロワイヤル」の初放送があるということです。

 

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版)

007 カジノ・ロワイヤル (初回生産限定版)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: DVD

007 カジノ・ロワイヤル (Blu-ray Disc)

007 カジノ・ロワイヤル (Blu-ray Disc)

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • 発売日: 2007/05/23
  • メディア: DVD

007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX

007 アルティメット・エディション スペシャル・コレクターズBOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD

007 アルティメット・コレクション BOX

007 アルティメット・コレクション BOX

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

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4姉妹探偵団#2 [ドラマ]

何だかんだと言って、今回もやっぱり「ケータイ刑事」を意識している物語でした。先日の「銭形海・3rd.3話」のゲストだったオルカディアトロス・サザンウインドバード・タイガーシャーク(デビッド伊東)が出てくる(流石に「ポポロパンピン・エクスレアード・トレビアーン」は出てきませんでしたが...)し、ダイイング・メッセージは「銭形零・1st.2話」で使われたものをそのまま使っていたし、次女がやたらと泣くというのもお姉ちゃまを意識しているのも明白だし...(ちゃんはあそこまでボケることはなく、ツッコミをしてくれますけど...) また、相変わらずのネタを出している(いい加減に「空飛ぶ亀」と夕里子に言わせてしまった方が良いんじゃないの)し、不必要なキャラクタがたくさん登場しているのも相変わらず(地上波のドラマって、どうしてこうも冗長度が高いのでしょうかねぇ?1時間枠ではなくて30分枠で密度を高めた方が良いんじゃないの?)だし...

EPGの番組情報にある「本格ミステリー」という言葉がお笑いにしか感じないですね。(というより、期待する方が間違っていますね。)→やはり夏帆ポンを見るためのドラマです。邪魔者をバッサリと切ってしまって、もっと整理して内容を高めるべきである。

TV雑誌を見ると、この番組は「放送回数未定」と出ている。この調子だと、打ち切りで3月になったら直ぐにも終了という可能性が高まっているように感じます。兎に角、夏帆ポンは頑張っているけど、企画(何故4姉妹にしたのか)ミスがある上に、脚本もいまいちだし...(奥の手で、銭形ーズをゲストに引っ張り出す?)

こういうお茶を濁したような内容では、消化不良を起こすだけである。(来週からはどうしましょうかねぇ...ただ、夏帆ポンが出ているから...)とりあえず、1/27(日)の14:30からのBS-i「東京少女ナビ」でお口直しが必要です。

 

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD
ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD

↓やっぱりこれを

東京少女 (Linda BOOKS!)

東京少女 (Linda BOOKS!)

  • 作者: 林 誠人, 笹原 ひとみ
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2007/11
  • メディア: 文庫

↓泪お姉ちゃま

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/06/24
  • メディア: DVD

↓現時点では海ちゃんはこれだけです。

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2008/03/21
  • メディア: DVD

↓一応、リリースするんですね...

4姉妹探偵団 (出演 夏帆)

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD


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TALKING HEADS『LITTLE CREATURES』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表されたかれらの6th.アルバムである。兎に角、随分とサウンドの方が変わり、(原点に戻ったということで)驚かされるアルバムである。相変わらず奇抜さがある所は彼ららしいところでもあります。で、本アルバムは、Billboardのアルバム・チャートで最高位20位を記録して、1986年の年間アルバム・チャートでは38位にランクインするヒットを記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『And She Was』『Give Me Back My Name』『Creatures Of Love』『Lady Don't Mind』『Perfect World』『Stay Up Late』『Walk It Down』『Television Man』『Road To Nowhere』。

また、ビデオとセットになったもの(2枚組のものと、DUAL DISC(2層・1枚もの)がある。)に収録されているオーディオ・ボーナス・トラックは以下の3曲である。『Road To Nowhere (Early Version)』『And She Was (Early Version)』『Television Man (Extended Mix)』。

この中からシングル・カットされたのは、アメリカでは『And She Was』であり、Billboardのシングル・チャートで最高位54位を記録している。(最高位がこの位置だと、年間シングル・チャートのTOP 100にランクインするのは無理です。)また、イギリスでは最高位17位を記録している。また、イギリスではこの曲以外に『Lady Don't Mind』と『Road To Nowhere』もシングル・カットされていて、前者は最高位81位、後者は最高位6位を記録している。と言っても、彼らの場合はシングル志向ではなく、アルバムで聴くのが正しい道なので、チャートの成績は参考資料にしか過ぎませんけど...

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、『And She Was』『Stay Up Late』『Television Man』『Road To Nowhere』という所をピックアップしておく。特に6分を超える大作である『Television Man』は筆者のお気に入りの曲の一つである。

彼らのアルバムは、ニュー・アルバムが登場する度にスケールアップして、新たな要素が加わっているということで、信夫の期待は高まる一方であったが、本アルバムは原点回帰のようにシンプルなサウンドになっているのには驚かされたが、スタジオ録音アルバムのサウンドとライブ・サウンドの間にも、ライブではスケールアップするというのが当たり前であるだけに、ライブの方と聴き比べるというのもまた面白い所である。やっぱり、奥の深いグループです、T.H.は...

 

Little Creatures

Little Creatures

  • アーティスト: Talking Heads
  • 出版社/メーカー: Sire
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

↓ボーナス・トラック3曲とビデオ版のセット

Little Creatures

2枚組

Little Creatures

  • アーティスト: Talking Heads
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 2006/02/13
  • メディア: CD
Little Creatures

DUAL DISC(1枚・2層)

Little Creatures

  • アーティスト: Talking Heads
  • 出版社/メーカー: Rhino / Wea
  • 発売日: 2006/02/14
  • メディア: CD


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SINGIN' IN THE RAIN(SOUNDTRACK) [音楽(サントラ)]

表題の作品は1952年のミュージカル映画「雨に唄えば」である。MGMのミュージカル作品の中でも有名な作品であり、代表作でもある。物語は、トーキーの登場によって、ハリウッドの映画製作体制が大きく変わった時代を舞台に、トーキー映画を製作していくハリウッドの内輪ネタである。G.ケリーが雨の中で歌い踊る『SINGIN' IN THE RAIN』はあまりにも有名である。不朽の名作と言われるミュージカル映画である。

作品データを記しておくと、時間は102分、カラー作品でトーキーであるのは言うまでもない。製作はアーサー・フリード、監督はジーン・ケリーとスタンリー・ドーネンの2人、脚本はアドルフ・グリーンとベティ・コムデンの2人、撮影はハロルド・ロッソン、音楽はレニー・ヘイトンである。そして出演は、ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコナー、シド・チャリシー、ジーン・ヘイゲン、ミラード・ミッチェル、ダグラス・フォーリー、リタ・モレノ、たちである。

サイレント映画のスターとなったドン・ロックウッド。彼の相手役はリナで、美人であるが、抜けた所があり、それでいてお高くとまっていた。「決闘の騎士」という新しい映画を製作することになったが、その頃、最初のトーキー作品である「ジャズ・シンガー」が大ヒットを記録したことから、「決闘の騎士」もトーキー作品となることとなった。が、記者会見は不評であった。というのは、リナの声に魅力が無かったのである。そんな中、リナの声をドンの恋人であるキャシーに吹き替えさせることにした。映画は「踊る騎士」とタイトルが修正されて公開になると、大盛況となった。リナは名声を維持しようとして今後もキャシーに自分の声の吹き替えをやらせようとするが、ドンたちはリナの声が吹き替えであることを暴いた。で、リナは失脚、キャシーはスターとなった。

簡単な物語は上記の通りであり、コメディ・タッチに仕上がっていて、時折笑いがあるのは楽しい所である。また、本作はミュージカル作品なので、歌と踊りがたっぷりとあるのは言うまでもない。ということで、音楽の方もしっかりとチェックしておく必要がある。

サントラ盤の収録曲は、現在では4曲のボーナス・トラック(後の4曲)が追加されていて、全30曲となっている。『Main Title』『Dignity』『Fit As A Fiddle (And Ready For Love)』『Stunt Montage [Extended Version]』『First Silent Picture [Extended Version]』『Tango (Temptation)』『All I Do Is Dream Of You』『Gene Dreams Of Kathy』『All I Do Is Dream Of You [Outtake]』『Make 'Em Laugh』『Beautiful Girl Montage』『Beautiful Girl』『Have Lunch With Me』『Stage Is Set』『You Were Meant For Me』『You Are My Lucky Star [Outtake]』『Moses』『Good Morning』『Good Night, Kathy』『Singin' In The Rain』『From Dueling To Dancing』『Would You?』『Broadway Melody Ballet [Extended Version]』『Would You? (End Title)』『Singin' In The Rain [Extended Version]』『Finale』『Main Title [Alternate Version]』『Beautiful Girl [Alternate Version]』『Would You? [Unused Version]』『Singin' In The Rain [Radio Broadcast]』。

名曲『Singin' In The Rain』をはじめ、耳にすると映画の名シーンが頭に甦ってくる名曲がたっぷりと収録されているので、本作はサントラ盤までセットと考えて、たっぷりと作品世界に浸ることが出来る。しかも、お馴染みの曲の別バージョンまで収録されているのは嬉しい所である。じっくりと堪能しましょう!

 

Singin' In The Rain: Original Motion Picture Soundtrack

Singin' In The Rain: Original Motion Picture Soundtrack

  • アーティスト: Original Soundtrack
  • 出版社/メーカー: Turner
  • 発売日: 1996/04/23
  • メディア: CD

↓舞台のサントラはこちら

Singin' in the Rain (Original 1984 London Cast)

Singin' in the Rain (Original 1984 London Cast)

  • アーティスト: Michael Reed, Nacio Herb Brown, Roger Edens, George Gershwin, Al / Goodhart, Al Hoffman, Jimmy McHugh, Cole Porter, Richard A. Whiting, Singin' In the Rain Cast Ensemble, Danielle Carson, Roy Castle, Sarah Payne, Tommy Steele
  • 出版社/メーカー: First Night
  • 発売日: 1995/10/16
  • メディア: CD

↓映画DVDはこちら

雨に唄えば

雨に唄えば

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2007/12/07
  • メディア: DVD

雨に唄えば 50周年記念版 スペシャル・エディション

雨に唄えば 50周年記念版 スペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2002/11/08
  • メディア: DVD

雨に唄えば

雨に唄えば

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD


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「てなもんや」(その2) [映画(邦画)]

今回は、TVシリーズで人気が出たということで、映画が製作された1963年の2作品(シリーズ第1作と第2作)についてです。この2本はTVシリーズの延長線上にあるような作風と展開である。

シリーズ第1作てなもんや三度笠」(1963年)
作品データを記しておくと、1963年の東映京都の製作で、時間は81分、白黒作品である。原作は香川登志緒、監督は内出好吉、脚本は野上竜雄、撮影は羽田辰治、音楽は古川益雄である。そして出演は、藤田まこと、白木みのる、平参平、大村崑、芦屋雁之助、大泉滉、秋田Aスケ、秋田Bスケ、夢路いとし、喜味こいし、たちである。

喧嘩は弱いが、ハッタリを利かすのは上手い大阪生まれの浪花っ子であるヤクザのあんかけの時次郎。ひょんなことから小坊主・珍念と知り合い、二人は旅に出る。当時は清水次郎長を斬って日本一になることを誰もが目指していたことから、時次郎と珍念も清水に向かった。道中でハッタリを利かせて殺し屋のリーダーになった時次郎だったが、次第に怖くなり、お金を持って逃げようとする。が、それが見つかってしまう。が、上手く難を逃れた時次郎は自信を持った。清水に到着すると、時次郎は次郎長一家に草鞋を脱ぐ。そんな時、次郎長一家に黒手一角という浪人から果し状が届いた。その時、次郎長一家は食あたりで苦しんでいて、果たし合いに行くことが出来なかった。しかたなく時次郎が立ち会うことになったが...

時次郎と珍念の出会いから描かれていると言うことで、最初に見ておきたい1本である。TVシリーズと同様にギャグが満載で、楽しくなってくる作品である。

シリーズ第2作続てなもんや三度笠」(1963年)
作品データを記しておくと、1963年の東映京都の製作で、時間は76分、白黒作品である。原作は香川登志緒、監督: 内出好吉、脚本は沢田隆治と鈴木則文の2人、撮影は羽田辰治、音楽は小沢秀夫である。そして出演は、藤田まこと、白木みのる、香山武彦、大村崑、大宮敏光、吉田義夫、大宮敏充、西崎みち子、富久井一朗、清川虹子、坂口祐三郎、E・H・エリック、たちである。

日米通商条約の調印のためにごった返している下田の町にやってきた時次郎と珍念。下田の町は東屋一家と西屋一家が町を二分して対立していた。また、対立する東屋のボス・伝兵衛の一人娘・お雪と、西屋の女ボス・お兼の一人息子・新太郎は恋仲同志という事情があった。時次郎は、まず東家一家に草鞋を脱いだが、ボス・伝兵衛はカルメラ焼きに凝っていて、時次郎たちをこき使うだけだった。で、嫌気が差した時次郎は西家に向かって脱走する。が、西家でも時次郎たちはこき使われるだけだった...

ベースにあるのが「ロミオとジュリエット」であり、時次郎と珍念もその恋の物語に絡んでいくことになる。が、その前に二人は、世の中易々と上手くいくはずがないということを身を以て体験することになるが、それが面白おかしく描かれている。エネルギッシュな笑いがたっぷりと笑わせてくれる楽しい作品である。

両作品とも製作から45年という歳月が流れたが、現代劇ではないということで、時代の進歩による違和感を感じることが全くなく、笑いの世界に引きずり込んでくれる。大阪の笑いをたっぷりと堪能できる作品である。それにしても、是非ともDVD化して貰いたい所である。

 

↓ビデオです。

てなもんや三度笠

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 1999/12/10
  • メディア: ビデオ

続てなもんや三度笠

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 1999/12/10
  • メディア: ビデオ

↓TVシリーズの傑作選を

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(1)

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(1)

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/03
  • メディア: DVD

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(2)

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(2)

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/03
  • メディア: DVD
てなもんや三度笠 爆笑傑作集(3)

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(3)

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/03
  • メディア: DVD
てなもんや三度笠 爆笑傑作集(4)

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(4)

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/03
  • メディア: DVD

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(5)

てなもんや三度笠 爆笑傑作集(5)

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2006/05/03
  • メディア: DVD


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「キ・ニ・ナ・ル!」(1/24)+深夜「アニメ枠」 [ケータイ刑事]

1/20の放送で、再放送「銭形雷」が終了したということで、アニメ枠での予告編を流す作品が1つ減ったことになるが、その部分がどうなるのかが最大の注目点となった今週です。

そんな中、何気なく夕飯を食べながら「豪華客船でいく」(20:00~)を見ていたら、途中に、ちゃんのインフォマーシャルが流れていたのを目にした。(お馴染みの「声ちぇき!」の紹介をしているものである。)「銭形海」以外のところでも流したらいいのに、と思っていたが、「銭形海」以外の所で初めて目にしたが、せっかく作ったCMなんだから、地上波でももっと流したらいいのに、と思った次第でした。(流しているのかも知れないが、筆者は目にしたことはありません。)

今週の「キ・ニ・ナ・ル!」は、これというものはありませんでした。→まあ、毎週何かあったら、それこそ大変ですし、こういう平穏な時もあっていいでしょう。(強いて言ったら、「銭形海」の次回予告の27秒版が途中のCMで流れていました。)

続いて、深夜のアニメ枠のCMについて。まずは「逮捕FS」の始まる前にあったのは「0093女王陛下の草刈正雄」のDVDの宣伝がありました。(2/6発売です。)

「逮捕FS」では、この作品のDVDの宣伝をはじめ、いつもの顔ぶれのDVDの宣伝と、BS-iの番組の宣伝でした。「東京少女・セピア編」の27秒版の番宣スポットと「iしたい。」の「銭形海・3rd.」の1分版(正確には55秒ですけど)があったというのがポイントでした。

「CLANNAD」の方では、やはりこの作品のDVDの宣伝を核にして、この枠ではお馴染みのDVDの宣伝とBS-iの番組の番宣でした。その中で、主題歌終了後、本編までの間に「銭形海」の次回予告27秒版が流れました。(やっぱり15秒版の次回予告は流れませんね...)

それ以外では「恋する日曜日・私。恋した」のDVDの宣伝と、こちらでも「東京少女・セピア編」の27秒版の番線が流れました。

結局、「銭形雷」の予告が無くなったということで、現役の「銭形海」の「iしたい。」を持ってきて、本数的には今までと同じと言うことになったということですね。「恋日~電車」の予告が流れないかと少しは期待していたのだが、これはありませんでした。

ところで、Amazonでは「ケータイ刑事文化祭」のDVD(3/21発売)は「在庫切れ、再入荷の予定は立っていない」ということで、あっという間に予約できなくなっちゃいました。(他の所では予約できますけど...)ひょっとして、生産数も少ないということなんでしょうかねぇ?(そうなると、「・舞台」のDVDの方も同様になってしまうかもしれませんね。)

 

今週は数を絞って...

0093女王陛下の草刈正雄

0093女王陛下の草刈正雄

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: DVD

『0093女王陛下の草刈正雄』+『スパイ道』ツインパック

『0093女王陛下の草刈正雄』+『スパイ道』ツインパック

  • 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
  • 発売日: 2008/02/06
  • メディア: DVD

↓あっという間に確保していた数に達してしまったということでしょうね。

ケータイ刑事文化祭inゴルゴダの森~銭形海+THE MOVIE2.1~

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2008/03/21
  • メディア: DVD


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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その35) [ケータイ刑事]

今回のテーマは、以前に「芸の世界の達人」ということで記しているが、それの「ボンドガール/クイーン編」です。但し、「達人」と言うのにはちょっと疑問があるのですけど...

登場いただくのは、ボンドガールからはシリーズ第13作オクトパシー」に登場したオクトパシー、クイーンは「・1st.20話」に登場したマジック・クイーンのミラクルあゆみである。

007」:オクトパシー。シリーズ第13作(3代目ボンドの第6作)「オクトパシー」のボンドガールであり、演じたモード・アダムスはシリーズ第9作の「黄金銃を持つ男」についで2度目の登場となった。尚、ボンドガールとしては2度目であるが、「黄金銃を持つ男」ではスカラマンガの愛人役ということで、メインのボンドガールではなく、本作でメインのボンドガールに昇格したと言って良い。(「007」シリーズでは、別の作品で異なる役を演じた俳優は他にもいるが、ここまで大きな役を演じたのは、彼女と、「リビング・デイライツ」で武器商人・ウィティカーを、「ゴールデンアイ」と「トゥモロー・ネバー・ダイ」でCIAのジャック・ウェイドを演じたジョー・ドン・ベイカーだけである。)ということもあって、オクトパシーの風貌は「何故かスカラマンガの愛人に瓜二つ」というようにネタにされている。

自殺したデクスター・スマスイ少佐の娘という設定になっているが、一応は謎の人物とされている。で、オクトパシー・サーカスを主催している。(サーカスの興行にも顔を出ているが、オーナーという立場であるため、特に芸を披露することはない。が、その地位を築くまでにはある程度「芸」の道に進んでいる必要があるので、「?」マーク付きで一応は「芸の達人」であろうと思われる。)このサーカス団のメンバーは女性だけということで、ボンド・ビューティーズという作品に花を添える美女たちが大勢集まっている。(一応、「オクトパシー軍団」と言われている。)また、サーカス団のマグダは本作におけるボンドの敵であるアフガニスタンの亡命貴族の愛人であると同時に、オクトパシーのレズ相手というような関係があった。

サーカスの興行で世界各地を旅するのに専用列車を持っていて、その移動に目を付けられて、カマル・カーンの陰謀に利用されて、核爆弾を運ばされることになった。(本人は、核爆弾のことは知らなかった。)そして、それを知って、ボンドに協力し、オクトパシー軍団を使ってカマル・カーンのアジト攻撃に参加した。

オクトパシー・パレスと呼ばれる湖畔にある宮殿に住んでいて、正に女王のような優雅な生活をしている。そして、マグダとは関係があった。

ケータイ刑事」:ミラクルあゆみ。「・1st.20話」に登場したクイーンであり、第1話ではないのにクイーンが登場したというのは「零・2nd.2話」以来のことであり、初めてではないが、珍しいことである。演じたのは当然のことながら、クイーン女優の宝積有香さんである。

舞台衣装は、アニメ「クリミィーマミ」を意識したもので、魔法のスティックを手にして「くるくるミラクル~」という台詞と共に、脱出マジックを得意としており、TVでもそれが放送されるという売れっ子の人気マジシャンである。(ということで、「マジック」という芸の世界ではスターであり、達人と言っても良い存在である。)

師匠はマジックやえこであり、高校時代に田舎にマジックやえこがやってきた時、東京に出たい一心で弟子入りし、貧しい生活に耐えて芸を磨き、自分は売れっ子になった。しかし、自分が売れっ子になったが師匠のマジックやえこの方は相変わらずさっぱりであり、次第に仲が悪くなる。で、マジックやえこがあゆみに対して「恩知らず」と罵って殺そうとした時、逆に殺してしまった。やえこが用意していたアリバイを逆に利用して犯行を隠そうとしたが、雷ちゃんの活躍によって、犯行が暴かれた。

今回取り上げた2人の類似点は、まずは演じた人がそれぞれのシリーズにおいて初登場ではなく、複数回の登場であり、しかも前に演じたのとは(設定上)完全な別キャラであるにも関わらず、「何故か似ている」というツッコミをされるキャラクターである。(但し、このネタを理解できるのは、それぞれのシリーズについてある程度の知識を持っている必要がある。)これはキャスティングにおける遊び的なところでもあり、スタッフも色々と楽しんでいることを伺い知ることが出来る。製作サイドも遊びを入れながら楽しんで製作していることが分かる。→両シリーズともエンターテイメントの要素がたっぷりと詰まったシリーズであり、傑作と呼ばれる作品だからこそできることでもある。(つまらない作品でスタッフが遊んでいたら、それが浮いてしまってつまらなくなってしまうだけである。)

キャラクターとしても、オクトパシー軍団のボスであり、宮殿に住んでいるということから女王のような存在であるオクトパシーと、「マジック・クイーン」と呼ばれて人気スターであるミラクルあゆみということで、共にカリスマ的なオーラを放っている存在である所が類似点である。(しかし、レズの相手がいるオクトパシーと、師匠と仲が悪いあゆみというように、私生活の方では真逆というのもまた面白い所である。)

次回も「ボンドガールとゲストキャラにおける類似点」というお題で続きます。(未登場のボンドガールの数は随分と減りましたが、まだ何人か残っていますし、「ケータイ刑事」のゲストキャラと似ている所はまだありますからね。)どういうキャラクターが登場するかは、次回のお楽しみということで...

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2007/01/26
  • メディア: DVD
オクトパシー (デジタルリマスター・バージョン)

オクトパシー (デジタルリマスター・バージョン)

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2007/08/25
  • メディア: DVD

007 オクトパシー アルティメット・エディション

007 オクトパシー アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

↓参考まで(モード・アダムス出演)

007 黄金銃を持つ男 アルティメット・エディション

007 黄金銃を持つ男 アルティメット・エディション

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • 発売日: 2006/11/22
  • メディア: DVD

↓参考まで(これまでにクイーン登場の物語があるもの)

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2004/10/22
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/12/23
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

ケータイ刑事 銭形零 DVD-BOX II

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/01/27
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2006/12/22
  • メディア: DVD


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「SOMEBODY KILLED HER HUSBAND」 [映画(洋画)]

表題の作品は1978年の映画「シャレード'79」である。('78年の作品なのに邦題が「'79」となっているのは、'78年の12月の公開だったからでしょう。)このタイトル(邦題)から、1963年のA.ヘプバーン主演の「シャレード」(原題は「CHARADE」)が頭に浮かぶだろうが、続編でもリメイクでもなく、全く関係のない作品である。本作はTVシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」で人気が爆発したF.フォーセット(当時は「ファラ・フォーセット・メジャース」の名前を使っていた。)の初めての主演映画である。(本作以前にも映画出演はしていたが、主演の経験はなかった。)ということで、ファラを見るための映画である。(一応、ジャンル的にはサスペンスということになっていますが...)

作品データを記しておくと、時間は98分、製作はマーティン・ポールとメルヴィン・サイモンの2人、監督はラモント・ジョンソン、脚本はレジナルド・ローズ、撮影はアンドリュー・ラズロとラルフ・D・ボードの2人、音楽はアレックス・ノースである。そして出演は、ファラ・フォーセット・メジャース、ジェフ・ブリッジス、ジョン・ウッド、タミー・グライムズ、ローレンス・ギタード、ジョン・グロヴァー、パトリシア・エリオット、ビーソン・キャロル、メアリー・マッカーティ、たちである。

メーシーズ・デパートに勤めるジェリーは童話を考えていて仕事の方はそっちのけ。そんな彼は、1歳半になる息子とともにやってきた女性客ジェニーに一目惚れ。荷物を落としたジェニーの手助けをして、彼女と接触するきっかけを作る。で、最初のデートで意気投合する二人。翌日、夫・プレストンと一緒にいたジェニーとレストランで出くわし、二人の関係は深いものになっていく。で、ジェニーは夫と上手くいっていないことを知る。プレストンに真実を語ろうとしてジェリーはプレストンの所に行くが、そこにはナイフで刺殺されたプレストンの死体があった。このままでは状況が悪いと言うことで死体を隠し犯人を追うことにするが...

まず、登場人物の名前について一言。ヒロインが「ジェニー」で、彼女の恋の相手となるのが「ジェリー」というのは、英語的には良いかもしれないが、日本語でカタカナ表記にすると、どっちだったのか混乱しそうであり、もう少し考えてほしかったところである。(実話の映画化ならばいざ知らずなんですけど...)

邦題に「シャレード」とある(原題では物語の内容があまりにもストレートに出ていますけど...)ように、A.ヘプバーンのお洒落な雰囲気を大事にしようとしているのが分かるが、それが空回りしていて、F.フォーセットの魅力が半減してしまっている。彼女の美里を句は、何と言っても健康美溢れるブロンドと笑顔であり、お洒落というのは、外れていることはないが、ちょっと違うんですよね。また、物語の方も、サスペンスとお洒落な所をアピールすることが中途半端になってしまい、今ひとつになってしまった。しかし、ファラの動く写真集という作品になっているので、彼女を見るということでは(一応)存在価値のある作品である。

 

↓DVD化されていません。(ビデオです)

シャレード’79

  • 出版社/メーカー: 東映ビデオ
  • 発売日: 1986/08/10
  • メディア: ビデオ

ファラ・フォーセット (1979年)

  • 作者: 林 冬子
  • 出版社/メーカー: 芳賀書店
  • 発売日: 1979/12
  • メディア: -

↓無関係とはいうものの、一応これも...

シャレード (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

シャレード (ユニバーサル・セレクション第6弾) 【初回生産限定】

  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
  • 発売日: 2007/12/13
  • メディア: DVD


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「SHANE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1953年の映画「シェーン」である。言うまでもなく、西部劇史上に残る感動のラスト・シーンがあまりにも有名な不朽の名作として知られているあの「シェーン」である。西部劇としてはオーソドックスな設定の物語であるが、子供の視点から捉えて物語を展開させていき、人物描写を丁寧に行い、美しい風景とともにじっくりと描き、更にはA.ラッドの名演技とJ.パランスのの凄味ある悪役の演技などの全てが良い方に回り、感動のラストシーンに繋がっている。(「シェーン、カンバック!」というラストシーンは映画史に残る名シーンとして、誰もが知っているでしょう。)

作品データを記しておくと、時間は118分、原作はジャック・シェーファー、製作と監督はジョージ・スティーヴンス、脚本はA・B・ガスリー・Jr.、撮影はロイヤル・グリッグス、音楽はヴィクター・ヤングである。そして出演は、アラン・ラッド、ヴァン・ヘフリン、ジーン・アーサー、ブランドン・デ・ワイルド、ウォルター・ジャック・パランス、エミール・メイヤー、ベン・ジョンソン、エリシャ・クック・Jr.、エドガー・ブキャナン、たちである。また、本作はアカデミー撮影賞を受賞している。(当時は「白黒」と「カラー」の2部門があり、当然「カラー」の方での受賞である。)

時は1890年、舞台はアメリカ・ワイオミング。1人の旅人・シェーンがやってくる。その地は開拓農民と牧畜業者が対立していた。移民のジョーの一家に世話になるシェーン。ある日、シェーンは、町の酒場で敵対しているライカーの手下から喧嘩を売られるが、黙って引き下がる。ライカーの一味は図に乗り、再度シェーンが酒場にやってきた時に絡んでくるが、今度はシェーンも黙っておらず、ぶちのめした。これに怒ったライカーは名うての殺し屋・ウィルスンを呼び寄せ、移民の1人を血祭りに上げた。ジョーは開拓農民たちのために命を捨てる決心をして一人で酒場に乗り込もうとするが、シェーンがこれを止めると、酒場に乗り込んでいく...

物語以外でも、本作は主題歌『遥かなる山の呼び声』も素晴らしい。余韻の残るその調は、やはり映画音楽の名曲として語り継がれる一曲である。

西部劇としたらオーソドックスなストーリーであるが、早撃ちシェーンの活躍という娯楽性があるということ、それでいて子供の視線から描いて分かりやすく進めていくなど、G.スティーヴンス監督の演出も見事という言葉に尽きる。じっくりと鑑賞したい1本である。

ところで、本作は1953年の製作ということで、「1953年問題」ということでも改めて有名になった作品でもある。(不朽の名作だからこそ、こういう所でも名前が出てくる。が、1953年の映画というのは「ローマの休日」(これも裁判になった)をはじめ、名作が多い年でもある。)著作権法の改正によって著作権の保護期間の延長が2004年から50年から70年に延長されたが、2003/12/31で著作権が消滅するか、2004年になっても継続するのかについて裁判で争われた。(判決は、2003/12/31で「消滅」という判断が下された。判決では「2003/12/31午後24時」と「2004/1/1」は「別の日」であることを再度確認した。)→映画の著作権は消滅したが、リリースされているソフトの日本語字幕については、それが作られた年ということになるので、この部分については「著作権」は消滅していない。

こういうエピソードが生まれるのも、やはり本作が多くの人々の心を捕らえた名作だからこそである。(一種の有名税みたいなものですかね...)

 

シェーン

シェーン

  • 出版社/メーカー: ファーストトレーディング
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: DVD

主題曲が収録されているものをいくつか。

西部劇名画テーマ集

西部劇名画テーマ集

  • アーティスト: 映画主題歌, ラオール, ロバート・フィア, 日本フィルハーモニー交響楽団, スクリーン・ポップス, ソフィア交響楽団, アンサンブル・リオンソー, レオン・ポップス, ロベール・ベルナール・グランド・オーケストラ, ロンドン・フィルム・フェスティヴァル・オーケストラ, サントラ
  • 出版社/メーカー: キング
  • 発売日: 2007/10/10
  • メディア: CD

ダイヤモンド・ベスト 西部劇映画音楽 ベスト

ダイヤモンド・ベスト 西部劇映画音楽 ベスト

  • アーティスト: 映画主題歌, ウェスタン・ポップス・オーケストラ, ザ・フィルム・シンフォニック・オーケストラ, シネマ・サウンド・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルJ
  • 発売日: 2006/09/20
  • メディア: CD
ベスト・オブ・ビクター・ヤング

ベスト・オブ・ビクター・ヤング

  • アーティスト: 映画主題歌, サントラ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2001/07/25
  • メディア: CD
<COLEZO!>映画音楽大全集

<COLEZO!>映画音楽大全集

  • アーティスト: 映画主題歌, フィルム・スタジオ・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: CD
映画音楽大全集~ウェスタン篇

映画音楽大全集~ウェスタン篇

  • アーティスト: 映画主題歌, フィルム・スタジオ・オーケストラ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1999/07/07
  • メディア: CD

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TEDDY PENDERGRASS『TP』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表された彼のスタジオ・アルバムとしたら4枚目のアルバムである。ソウル・シンガーとして魂のボーカリストとして知られている彼であるが、前年に発表したアルバム「TEDDY」の大ヒットを受けて製作されたアルバムである。で、波に乗っていた時期であり、素晴らしいボーカルを聴かせてくれるアルバムである。また、本アルバムはBillboardのアルバム・チャートでは最高位14位を記録している。(年間アルバム・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

収録曲は以下の全8曲である。『Is It Still Good To Ya?』『Take Me In Your Arms Tonight』『I Just Called To Say』『Can't We Try』『Feel The Fire』『Girl You Know』『Love T.K.O.』『Let Me Love You』。

この中からシングル・カットされたのは2曲であり、それぞれがある程度のヒットを記録している。『Can't We Try』はBillboardのシングル・チャートで最高位52位を、『Love T.K.O.』は最高位44位を記録している。(但し、いずれもが年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。→レギュラー・チャートでTOP 40入りをしていなければ、まず不可能です。)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・カットされた『Can't We Try』と『Love T.K.O.』、そして『I Just Called To Say』『Girl You Know』という所をピックアップしておく。

彼のボーカルはソウルフルであり、「魂のボーカリスト」と言われているが、ソウルフルであるだけでなく、ファンキーでノリがよいのも特徴である。(ドリフターズのヒゲダンスでお馴染みの「ヒゲのテーマ」の元になった曲『Do Me』は彼の持ち歌である。)'70's終盤のディスコ・サウンドの大ブームも'80'sの声と共に下火になっていったが、その楽しい世界の延長線上にありながら、ボーカルもたっぷりと聴かせてくれている。ということで、本アルバムは身体を動かすことも出来るし、彼の魂のボーカルをじっくり聴き込むことも出来る。たっぷりと堪能しましょう!

 

TP

TP

  • アーティスト: Teddy Pendergrass
  • 出版社/メーカー: The Right Stuff
  • 発売日: 1993/04/20
  • メディア: CD


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