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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー2話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

4回目となる「銭形泪・2nd.24話」(通算37話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」は、この物語に於いて何度も登場し、柴田さんが「法則」とまで言った「ハーケンクロイツ」について、「ナチス」について、劇中の字幕に出てきたドイツの地名である「ベルリン」について、「シュツットガルト」について、「フランクフルト」について記します。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

ハーケンクロイツ」:ドイツ語では「Hakenkreuz」、日本語では「鉤十字」とも言う。ドイツの政党である国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)の党章であり、1935年から1945年の間はドイツ国旗にも使われていたマークである。これは西洋では幸運の印とされていた右卍(英語ではSwastika)をデザインにしたものである。

ちなみに、「卍」はサンスクリット語で「スヴァスティカ」または「Śrīvatsa」(シュリーヴァトゥサ)と呼ばれるものであり、ヒンドゥー教や仏教では吉祥の印とされている。そして、東洋でも西洋でも、左卍と右卍は幸運のシンボルとされていた。(尚、「卍」という漢字は6画であり、部首は「十」である。)

新たに作られた政党である国家社会主義ドイツ労働者党は、1920年に右卍を党章に採用したが、これによってヨーロッパでは「幸運の印」という意味はなくなり、ナチのシンボルということのみに変わった。

また、ナチのシンボルは赤地に白い円(日本の国旗の色を逆にしたようなものですね。但し、ナチの方が円の直径が大きい。)の中に黒のハーケンクロイツが入ったデザインであるが、赤の意味は「社会主義」、白い円は「民族主義」を意味している。そして、このシンボルは「アーリア人種の勝利のために戦う使命」を意味している、とされた。

1945年のドイツの敗戦で、ドイツではハーケンクロイツの使用が禁止され、学術的な目的、もしくは反ナチ意識高揚のための使用以外で使用すると逮捕されることになる。また、他のヨーロッパ諸国でもナチスを想起させるとして、使用が禁じられている。

「ナチス」:ドイツの政党である国家社会主義ドイツ労働者党のことである。一般的にはこの通称で知られている。ドイツ語では「Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei」と言い、最初の2音節の「Nati」の部分を「Nazi」というように同音異字に変えたものである。「ナチス(Nazis)」はその複数形である。ドイツでは「NADAP」または「NS」と呼んでいた。尚、現在ではドイツ語以外の言語でも「Nazi/Natzi」はこの綴りで使われている。

1918年に結成された「ドイツ労働者の平和に関する自由委員会」を母体にして、1919年に「ドイツ労働者党(DAP)」に名称変更して政党として誕生した。当時は第一次大戦敗北によるドイツ帝国の解体と社会主義革命に騒然としていた時代であり、僅か40人ほどの小さな政党として生まれた。のちにナチス幹部として活躍するアルフレート・ローゼンベルク、ディートリヒ・エッカート、ルドルフ・ヘスが参加している。尚、アドルフ・ヒトラーは創設時のメンバーではなく、1919/9/12に行われた集会に参加して、その数日後に入党した。

ヒトラーが入党すると、直ぐに見込まれるようになり、政党としての基礎を固める仕事をするようになり、1920年1月に反ブルジョワ、反ユダヤ、国粋主義などの25カ条綱領を作成し、1920年に国家社会主義ドイツ労働者党と改名した。

次第に支持者を伸ばしていくが、1923年にヴェルサイユ条約の賠償金支払い遅延を理由にしたフランス軍のルール地方占領に対してテロ活動を始めるようになり、国粋主義が支持されるが、同年11月のミュンヘン一揆で首謀者たちは逮捕されて投獄されることになる。そしてこの時に危険政党として非合法化され、一時解散することになる。(但し、党としての知名度はより高くなり、ダミー団体が活動を続けることになる。)

1925年にヒトラーが釈放され、亡命して投獄を免れたていた他の幹部たちもドイツに帰国、そして政党としての再結成が許可されると、再び政党としての活動を始め、合法活動による政権獲得を主軸として展開していく。

1928年には、ナチス党として初めてとなる国政選挙が行われたが、この時は僅か12人の当選に留まり、敗北した。しかし、その後のドイツ経済悪化、ヴェルサイユ条約の賠償金支払い方法となるヤング案の合意によってドイツ政権は国民から反発を呼び、ナチス党の支持が級に伸びていくことになる。そして1930年の選挙では107議席を獲得して第二党に躍進する。

1932年4月の大統領選挙では、ヒトラーが大統領候補として出馬するも、現職のヒンデンブルク大統領が勝利する。(ヒトラーの得票は30%を超えたところだった。)そして7月の選挙では過半数までは行かなかったが、第一党となる。この時、ヒトラーは首相に拘り、内閣は安定せず、1933年1月に、遂にヒトラーは首相の指名を受けて、ヒトラー内閣が樹立した。(この時、ナチス党からの入閣は3人だった。)ここから独裁体制に移行していき、1933年3月、全権委任法を国会承認させ、これによってナチス党による事実上の独裁体制がスタートした。

独裁体制は1945年の敗戦まで続き、ドイツ降伏によって党は事実上の解散状態になり、やがて党の存在を法律によって禁止され、ニュルンベルク裁判では「犯罪的な組織」と認定され、完全に消滅した。

ベルリン」:「BERLIN」、漢字で表記すると「伯林」。ドイツ北東部に位置する都市で、エルベ川の支流であるハーフェル川とシュプレー川の合流点に位置している。ドイツ連邦共和国の首都である。現在では人口340万人のドイツ最大の都市であり、ヨーロッパでも有数の大都市である。

ドイツの歴史でも中心都市として、1871年のドイツ帝国の成立から1945年の第二次大戦終結まではドイツの首都であった。その後、東西に分割され、東ベルリンはドイツ民主共和国(東ドイツ)の首都として、西ベルリンは西ドイツの都市となる。ドイツの首都であるが、政治の中心地であるものの、ドイツ経済の中心地は別であり、金融はフランクフルト、産業はルール地方、ミュンヘン、シュトゥットガルト、ケルンが中心となっている。

ベルリンはスラブ系民族のベンド族の集落であったが、1230年頃にドイツの植民市として都市として作られ、その後、ハンザ同盟の一員の都市となる。17世紀前半に城壁が建設され、18世紀前半にプロイセン王国の首都として発展する。しかし、19世紀初頭にはナポレオン軍に占領されたこともある。1871年にドイツ帝国が成立すると、ドイツの首都になるも、第一次大戦の敗北、世界恐慌、ナチスの台頭、第二次大戦での荒廃、そして東西分割と、黒歴史を進んで行き、東西冷戦を象徴する都市となる。1961年に建設された「ベルリンの壁」はそれを象徴している。1989年にベルリンの壁崩壊から東ドイツの崩壊、1990年のドイツ連邦共和国による東西ドイツの統一、そして再びドイツ連邦共和国の首都となった。

日本とも繋がりが深い都市の一つであり、現在は、東京都と島根県津和野町が姉妹都市を結んでいる。また、明治時代には日本から数多くの留学生がベルリンで学んでいて、森鴎外が留学していたことは特に有名である。(人口1万人に満たない津和野町が姉妹都市を結んでいるのは、森鴎外の出身地だからであり、森鴎外が留学していたために姉妹都市を結んでいる。)

尚、1986年の映画「トップガン」(トニー・スコット監督、主演はトム・クルーズ)の主題歌である『Take My Breath Away』(邦題:愛は吐息のように)のヒットで知られるアメリカのバンドであるBERLIN(ベルリン)は、ドイツの都市であるベルリンの名前を使っているが、特に(都市)ベルリンと関係ある訳ではない。ただ、彼らはこのバラード・ナンバーで知られているが、デビューま1978年から'80's前半とはサウンドが大きく違っている。『Take My Breath Away』の大ヒット曲があるが、この曲の方が彼らのサウンドから少し離れた位置にある、ということは意外と知られていない。

シュツットガルト」:「シュトゥットガルト」と表記されることもある。現地語では「STUTTGART」、ドイツ南部のバーデン・ヴュルテンベルク州の州都であり、ドイツ南西部の中心都市である。ライン川の支流であるネッカー川沿いの都市で商工業の中心都市の一つである。人口は約60万人である。

現在では、ドイツを代表する世界的な企業であるダイムラー、ポルシェ、ボッシュなどの本社がある都市として知られていて、工業が盛んである。また、一方では葡萄栽培も盛んであって、ワインの生産でも知られている。

歴史は古く、13世紀に都市特権を得た都市として発展したが、17世紀には三十年戦争で荒廃する。19世紀にはヴュルテンベルク王国の首都となった都市である。その後、工業を中心にして発展するようになり、今日に至っている。

特に、ヴュルテンベルク王国の首都であったことで、芸術都市としても知られていて、美術館や音楽施設が充実しているのも特徴であり、シュツットガルト室内管弦楽団、シュツットガルト州立歌劇場、シュツットガルト・バレエ団は世界的にも有名である。また、ダイムラーとポルシェの本社があるため、ベンツ博物館、ポルシェ博物館があることは、自動車マニアの間では有名である。

尚、日本の都市では、岐阜県大垣市が姉妹都市を結んでいる。

フランクフルト」:ドイツの都市であるが、食べ物である「フランクフルト・ソーセージ」の略称でもある。特にソーセージの方は有名で、ソーセージの代名詞となっている言葉でもある。但し「フランクフルト・ソーセージ」と言うのは和製語である。ドイツの都市・フランクフルトが発祥地であり、燻煙ソーセージの一つであり、豚の腸を使ってやや太く作るのが特徴である。

都市のフランクフルトは、「フランクフルト・アム・マイン」(FRANKFURT AM MAIN)というのが正式名称であるが、一般に「フランクフルト」と呼ばれている。但し、ドイツにはポーランドとの国境沿いにも「フランクフルト」と言う都市があり、それと区別するため、ドイツでは「フランクフルト・アム・マイン」と呼ぶのが正しいことになっている。(もう1つの「フランクフルト」は「フランクフルト・アン・デア・オーダー」であり、人口約6万人の都市である。)

ドイツ西部の都市であり、ライン川の支流のマイン川の下流にある都市である。ドイツの経済と交通の中心地であり、世界都市である。人口は約67万人である。

歴史は古く、かつてはローマ帝国の駐屯地であり、神聖ローマ帝国の都市として発達してきた都市である。その後、メッセ都市として発達していき、8世紀後半から9世紀初頭のカール大帝の時代では王国会議が行われた都市でもある。1372年にフランクフルトは自由都市となり、後にプロテスタントの拠点の一つともなり、19世紀にはライン同盟によってその支配下に入るが、1815年に自由都市としての地位を回復する。1848年の3月革命の時、最初の全ドイツ国会(フランクフルト国民議会)が行われた都市でもある。第二次大戦では戦渦によって大きな被害を受けるが、戦後は経済の中心地として発展し、ドイツ経済の中心地となる。また、西ドイツの国土では地理的にほぼ中央に位置したことから、西ドイツの首都の有力な一つであった。(暫定首都として、ボンが西ドイツの首都となった。→統一によって首都はベルリンに移転した。)現在ではヨーロッパ中央銀行が設置されていて、ドイツだけでなく、ヨーロッパでも経済の中心地になりつつあって、フランクフルト証券取引所は世界で7番目の取引高を誇っている。(欧州ではロンドン証券取引所に次いで2位である。)

交通の点では、ヨーロッパでも重要なハブ空港であるフランクフルト国際空港があり、日本からの直行便も就航している。

文化の点では、世界的にも知られているゲーテの出身地であり、美術館や博物館も多い文化都市でもある。また、本拠地として活動しているhr交響楽団、フランクフルト・ムゼウム管弦楽団も世界的に知られた楽団である。また、ちょっと変わった所では、「アルプスの少女ハイジ」では、クララのゼーゼマン邸がある。

尚、現在、日本の都市とは姉妹都市を結んでいない。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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「NEIGHBORS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1981年のアメリカ映画「ネイバーズ」である。「ブルース・ブラザース」の名コンビによるブラック・コメディ作品であり、同時にJ・ベルーシの遺作でもある。ただ、コメディとしては、ちょっと空回りしている所がありますけど...

作品データを記しておくと、時間は96分、原作はトーマス・バーガー、監督はジョン・G・アヴィルドセン、脚本はラリー・ゲルバート、撮影はジェラルド・ハーシュフェルド、音楽はビル・コンティである。そして出演は、ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャスリン・ウォーカー、キャシー・モリアーティ、ローレン・マリー・テイラー、たちである。

ニューヨーク郊外の一軒家に住むアールは平凡な中年男であるが、都会の雑踏が苦手だった。妻のイーニッドは話し相手がいないことが不満だったが、それなりに満足した暮らしをしていた。そんな時、隣にビックとラモーナという夫婦が引っ越してきた。この夫婦の行動は、常識人のアールには理解出来なかった。ビックは勝手にアールの家の中を歩き回り、ラモーナはアールの寝室に忍び込んだり、シャワーを勝手に使っている。アールがその気になったときには姿を隠してしまう。が、イーニッドにしたら話し相手が出来たことを喜んでいた。そんな時、学校の寮に入っている娘・エレインが帰ってきて、両家はパーティを開くことになる。夜遅くまで馬鹿騒ぎをしていると、ビックの家は火事で丸焼けになってしまう。仕方なく、アールは妻と娘に説得されたことで、ビックとラモーナを泊めることにした。しかし、色々と騒動が起こり、遂にアールはぶちぎれて、反撃に出ることにしたが...

コメディとしてのツボは抑えていて、賑やかに物語が展開するが、演出の点でちょっと空回りしている所がある。「ブルース・ブラザース」のコンビと言うことで、あの息のあった所が今一つ出ていないのが寂しい所。しかもこれがベルーシの遺作になってしまったというのは...

ただ、本作に登場したような隣人だと、つきあいは考えてしまうが、隣人とは仲良くしたいところですね。

 

↓本作はDVD化されていません。

ネイバーズ [VHS]

  • 出版社/メーカー: RCAコロンビア・ピクチャーズ・ビデオ
  • メディア: VHS

 

↓J・ベルーシに関して

サタデー・ナイト・ライブとアメリカン・コメディ―ジョン・ベルーシからジャック・ブラックまで

サタデー・ナイト・ライブとアメリカン・コメディ―ジョン・ベルーシからジャック・ブラックまで

  • 作者: みのわ あつお
  • 出版社/メーカー: フィルムアート社
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 単行本


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ROLLING STONES『BLACK AND BLUE』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1976年に発表されたアルバムであり、M・テイラー脱退を受けてR・ウッドが初参加したアルバムである。(ギタリスト探しをすることになったアルバムとしても知られている。)新しいギタリストが誰になるのか?ということもあって、話題を集めたアルバムとなり、イギリスでは最高位2位、アメリカでは1位を獲得している。(2週連続1位の後、1週だけ1位を明け渡し、再び2週連続1位となり、トータルで4週1位を獲得した。)また、1976年のBillboard年間アルバム・チャートでは35位にランクインしている。

収録曲は以下の全8曲である。『Hot Stuff』『Hand Of Fate』『Cherry Oh Baby』『Memory Motel』『Hey Negrita』『Melody』『Fool To Cry』『Crazy Mama』。

この中からシングル・カットされたのは2曲で、『Fool To Cry』はイギリスで最高位6位、アメリカでは最高位10位を記録、『Hot Stuff』はアメリカで最高位49位を記録している。(2曲とも、Billboardの年間シングル・チャートのTOP 100にはランクインしていない。)

本アルバムからのお薦め曲は、『Fool To Cry』、『Hot Stuff』のシングル曲と、『Hand Of Fate』『Cherry Oh Baby』『Hey Negrita』をピックアップしておく。特にレゲエの料理方法が上手い『Cherry Oh Baby』はシングル・カットしても良かったと思うのですが...

本アルバムは、チャート成績もセールスも悪くないのに、今一つ評価が良くなく、サウンドが変わったことに賛否が分かれている。そのため、陰に隠れがちのアルバムとなっているが、ファンの間では人気の高いアルバムとして知られている。有名なギタリストがストーンズに加入するのでは?と言われていたこともあって、話題性の点では十二分であったことから、サウンドについての評価が少なくなったこともあるが、ファンはよく分かっているということですね。やはり、じっくりと聴いておきたいアルバムである。

それにしても、『Fool To Cry』の邦題が「愚か者の涙」というのは、なかなか上手い付け方である。'70's中期までは、邦題の付け方も上手かった時期でもありました。

 

Black and Blue

Black and Blue

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Virgin Ben
  • 発売日: 2009/05/05
  • メディア: CD

ブラック・アンド・ブルー

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  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2009/06/24
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー1話)[裏ネタ編]PART 3 [ケータイ刑事]

通算では37話となる「銭形泪・2nd.24話」(アナザーストーリー第2話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」の3回目となる今回は、この物語に登場した世是不・月経流巣のモデルとなった「ヨーゼフ・ゲッベルス」について、第一の被害者であるルドルフ・ヒスのモデルである「ルドルフ・ヘス」について、第二の被害者である衛瑠羽院・怒目流のモデルとなった「エルウィン・ロンメル」について、そして月経流巣が口にしていた「同盟」はこれのことであることから「日独伊三国軍事同盟」について記します。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

ヨーゼフ・ゲッベルス」:ドイツの政治家であり、ヒトラーの遺言によってドイツの首相まで務めた人物である。フルネームは「PAUL JOSEPH GOEBBELS」(パウル・ヨーゼフ・ゲッベルス)である。

1897年生まれで、亡くなったのは1945年(自殺)である。「プロパガンダの天才」「小さなドクトル」と呼ばれ、ナチスの宣伝大臣として知られている。ヒトラーの政権掌握の過程で辣腕を振るった。(「ちいさなドクトル」と呼ばれるのは小柄だったためであるが、そんな彼をモデルにした月経流巣を小柄な半海一晃さんが演じているというのもなかなか拘ったキャスティングですね。)

第一次大戦に出征を志願するも、兵役不適格とされ、勉学の道に進み、文学、古典文献学、歴史などを学ぶ。1921年にハイデルベルク大学で文学博士号を取得するも、不況で職が無く、ナチスに入党する。ベルリン管区の指導者、党の機関紙「攻撃」の編集長を経て党の宣伝部長、国会議員にもなる。1933年にヒトラー内閣が樹立すると国民啓蒙宣伝相に任命され、言論弾圧、文化統制を押し進めていく。第二次大戦中はプロパガンダを展開し、敗戦が色濃くなってヒトラーが演説を行わなくなると、その代役を務めるようになる。

1944年のヒトラー暗殺未遂事件では、佐野時、唯一人ベルリンにいたナチス最高幹部として鎮圧に大きな役割を果たし、これによってヒトラーから総力戦全国指導者に任命される。更に、1945年1月にはベルリン防衛総監を兼務しするようになる。敗色濃厚となる中、彼はヒトラーの側に残る道を選び、ヒトラーの地下壕に移り住む側近中の側近となり、4/29のヒトラーとエヴァ・ブラウンの結婚の立会人にもなり、ヒトラー自殺を見届けた1人にもなった。

ヒトラーの死後、遺言によって首相に就任し、ソ連と降伏についての交渉を行うが、条件付きが受け入れられず、決裂し、5/1、家族を毒で殺し、最期に妻と共に服毒自殺した。

ゲッベルスはヒトラーの側近中の側近であることから、ヒトラーの伝記映画である「アドルフ・ヒトラー/最後の10日間」「『ヒトラー ~最期の12日間~」等にも当然のことながら登場する。また、チャップリンの「独裁者」はヒトラーをモデルにした作品であるため、ゲッベルスをモデルにしたキャラクタ(ガービッチ内務大臣)も当然のことながら登場している。

尚、彼は映画愛好家でもあり、1924年のドイツ映画「ニーベルンゲン」(第一部が「ジークフリート」、第二部が「クリームヒルトの復讐」というタイトルで、日本では2本に分けて公開されている。ドイツの国民的英雄の叙事詩であって、英雄ジーフリトの悲劇的な死と、その妻クリエムヒルトの陰惨な復讐劇を描いた作品である。)(原題は「DIE NIBELUNGEN: SIEGFRIED」。フリッツ・ラング監督、テア・フォン・ハルボウ脚本、出演は、パウル・リヒター、テオドル・ロース、ハンナ・ラルフ、マルガレーテ・シェーン、ハンス・アダルベルト・フォン・シュレットウ、ルドルフ・クライン・ロッゲ、たちで、サイレント映画である。)と、1925年のソ連映画「戦艦ポチョムキン」(原題「BRONENOSETS POTYOMKIN」、原作はニーナ・アガジャーノ・シュトコ、監督と脚本はセルゲイ・M・エイゼンシュテイン、出演はアレクサンドル・アントノーフ、グリゴリー・アレクサンドロフ、ウラジミール・バルスキー、たちである。こちらもサイレント映画である。)が好きだったとされている。

ルドルフ・ヘス」:ドイツの政治家であり、ナチスの副総統を務めた人物である。(国家社会主義ドイツ労働者党(=ナチ党)の創設メンバーの1人でもある。)フルネームは「RUDOLF WALTER RICHARD HEß」(ルドルフ・ヴァルター・リヒャルト・ヘス)である。

1894年生まれで、無くなったのは1987年である。ニュルンベルグ裁判で、戦争の陰謀と国際平和の擾乱の容疑で起訴され、終身刑の判決を受け、シュパンダウ刑務所に収監され、保釈されることなく獄中死を遂げた。(首吊り自殺とされているが、暗殺説もある。)

エジプト・アレクサンドリア生まれのドイツ人であり、教育を受けるためドイツ本国の寄宿制学校に入学して学ぶ。第一次世界大戦では父の反対を押し切って志願し、バイエルンの歩兵連隊に入営する。1917年にルーマニアで負傷した後、戦闘機パイロットに転向し、少尉に昇進するも、まもなく第一次大戦は終結し、これという功績はなかった。

その後、ミュンヘン大学に進み、経済学、歴史、地政学を学ぶが、在学中に国粋主義運動に参加し、トゥーレ協会や義勇軍に加わってミュンヘン・レーテ共和国の打倒に参加する。そして1920年にナチ党の創設メンバーとなる。しかし、1923年のミュンヘン一揆に参加するが、これに失敗してスイスに亡命するも、帰国して投獄される。出所すると、ナチ党の党内人事の調整役としてヒトラーとの密接な関係を務め、ヒトラーから信頼される側近中の側近となる。

1932年に党政治局中央委員長に就任し、全国の党活動を監督する責任者となる。1933年にヒトラー内閣が成立すると、4月にナチ党の副総統に就任、12月に国の無任所大臣に就任する。

党の副総統として、党員はヒトラーに対しての無条件服従を誓う個人崇拝を推進し、ヒトラー崇拝の中心的人物だった。これが後にヒトラーが彼を疎んじる原因となり、副総統でありながらも影響力を失っていくことになる。そして第二次大戦勃発前には国防会議のメンバーになるも、名前だけという形になっていた。

そんな中、1941/5/10に、ヘスは、ヒトラーに相談することなしにイギリスに飛び、対英和平工作を行おうとした。ドイツはこれに対して、精神異常の結果の行動と説明した。ヘスはハミルトン公と面会して身分を明かし、囚人としてロンドン塔に幽閉される。チャーチル首相は閣僚の反対で、ヘスの和平意図を公表できず、そのままヘスは監禁生活を続けることになり、鬱病から自殺未遂をするが、命は助かり、精神病院に収容され、終戦を迎える。

第二次大戦の戦争犯罪を裁くニュルンベルク裁判では、戦争犯罪には問われなかったものの、戦争の陰謀と国際平和の擾乱の容疑で起訴される。一貫して無罪を主張し、ヒトラーへの変わらぬ忠誠を示していた。しかし、判決は終身刑となり、他の戦犯たちと一緒に、シュパンダウ刑務所に収監されることになる。

他の戦犯たちが釈放されていくが、ヘスだけは釈放されることなく、1966年には唯1人の戦犯として服役を続ける。ヒトラーへの忠誠は変わらなかったことから、いつしか「ナチズムの殉教者」としてネオナチの間で祭り上げられていく。(しかしヘス自身はネオナチを嫌っていた。)

そして、約40年の服役となった1987/8/17、ヘスは電気コードを首に巻き付けて死亡しているのが発見された。公式には鬱病による自殺とされたが、遺書の筆跡が違う、コードが不自然な形で首に巻かれている、などとして、遺族は暗殺説を唱えている。

ちなみに、1941年にイギリスに飛んだヘスは替え玉だったという説もあるが、この時代の人物については色々に説があるものである。(替え玉説を唱える人は、本物のヘスは、イギリスに向かった際に撃墜されて死亡した、としている。)

93歳まで生きたが、ミュンヘン一揆での投獄と、ニュルンベルグ裁判での投獄とによって、人生の半分近くを監獄で生きた人物となった。

エルウイン・ロンメル」:ドイツ陸軍の軍人であり、陸軍元帥である。フルネームは「ERWIN JOHANNES EUGEN ROMMEL」(エルウィン・ヨハネス・オイゲン・ロンメル)である。第二次大戦ではドイツのアフリカ軍を指揮し、「砂漠のキツネ」と呼ばれて連合国を恐れさせたあのロンメル将軍である。アフリカ戦線では、不利な状況であったにも関わらず、巧みな戦術と用兵によってイギリス軍を打ち破り、名を馳せた。特にイギリスのチャーチル首相は彼のことを「ナポレオン以来の戦術家」と呼んで、イギリスを恐れさせた。

1891年生まれで、亡くなったのは1944年(自殺)である。中産階級の出身であり、ドイツ陸軍の元帥としては初めての貴族出身者ではない。また、彼は騎士道精神に溢れた行動と多才な人柄から現在でも人気の高い軍人の一人として知られている。

尚、この物語では「ロンメル」の名前が「ドメル(怒目流)」となっていたが、「ドメル」の名前はアニメ「宇宙戦艦ヤマト」に登場するガミラス軍銀河系方面軍作戦司令長官のドメル将軍から来ているが、このドメル将軍のモデルはロンメル将軍であり、ドメル将軍のキャリアはロンメル将軍のキャリアをもじっていた。また、騎士道精神を持っているところもロンメル将軍をモデルにしているためでもある。

ロンメルはエンジニア志望だったが、父から教師か陸軍士官になれと選択を迫られて軍人の道を選び、プロイセン王国のダンツィヒ王立士官学校に進む。第一次大戦ではルーマニア、イタリア、フランスの各戦線に従軍し、3度の負傷で一級、及び二級鉄十字章を受章し、イタリア北東部のカポレットの戦いで多くの捕虜を得る功績によって最高位のプール・ル・メリット勲章を受章した。(1917年の受賞者の中では最年少だった。)

第一次大戦後、陸軍に残り、ドレスデン歩兵学校、ポツダム歩兵学校の教官を務めている。また、1933年にナチスに入党している。また、1938年には大佐に昇進し、ウィーン郊外の陸軍士官学校の校長に任命され、1939年には総統警護大隊の指揮官に任命され、少将に昇進し、ドイツ軍のポーランド侵攻の際、総統専用列車「アメリカ」の警備にあたっていた。また、彼の記した「歩兵攻撃」という本をヒトラーは高く評価し、前線勤務を志願してポーランド戦の後、新編成された第7装甲師団の師団長に任命された。

その後、フランス戦線で功績を挙げ、中将に昇進した。一方、枢軸国のイタリアがアフリカで大敗したことから援軍の要請を受けたドイツは、彼をアフリカ戦線に派遣することにして、アフリカ戦線に参加することになる。数的にも不利で、安定した補給路もない中、巧みな戦略で倍以上の戦力のあるイギリス軍を壊滅させた。(ガザラの戦い)これによって1941年に装甲兵大将に昇進、1942年には元帥に昇進した。(ドイツ軍史上最年少元帥となる。)

1942年、トブルク攻略に成功するも、その後の状況の変化で補給が得られず、撤退していくことになる。(但し、連合国軍に多大な損害を与えている。)そして1943年になるとチュニジアに押し込まれるようになり、ヒトラーの命令で本国に送還される。(その後、部隊は降伏した。)その後は北部フランスの防衛を担当した。

1944/7/17、ノルマンディーの前線近くで負傷して入院、7/20に発生したヒトラー暗殺未遂事件に関与を疑われ、静養中の10/14、ヒトラーの死者から「反逆罪で裁判を受けるか、名誉を守って自殺するか」を迫られ、一切弁明することなく自殺をした。(一応、「戦傷による死」とされ、祖国の英雄として国葬が行われた。)尚、彼が暗殺に関与していたかは不明であるが、戦後、遺族は暗殺計画に反対していたと主張している。

彼の電気を映画化した作品として、1951年のアメリカ映画「砂漠の鬼将軍」(原題:THE DESERT FOX)、デスモンド・ヤングの原作を、ヘンリー・ハサウェイ監督、ナナリー・ジョンソンの脚本で、ロンメルを演じたのはジェームズ・メイソンである。(その他の出演者としては、セドリック・ハードウィック、ジェシカ・タンディ、ルーサー・アドラー、エヴェレット・スローン、レオ・G・キャロル、ジョージ・マクレディ、リチャード・ブーン、ダン・オハーリヒー、たち)と、1953年のアメリカ映画「砂漠の鼠」(原題:THE DESERT RATS)、監督はロバート・ワイズ、脚本はリチャード・マーフィ、音楽はアルフレッド・ニューマンとリー・ハーライン、ロンメルは「砂漠の鬼将軍」と同様にジェームズ・メイソンが演じている。(その他の出演者は、リチャード・バートン、ロバート・ニュートン、チップス・ラファティ、ロバート・ダグラス、トリン・サッチャー、チャールズ・ティングウェル、レオ・G・キャロル、たち)が制作されている。特に「砂漠の鼠」は受賞はならなかったが、アカデミー脚本賞にノミネートされている。

日独伊三国軍事同盟」:「日独伊三国同盟」と言うこともある。1940/9/27に、日本、ドイツ、イタリアの間で締結された同盟であり、これが第二次大戦の枢軸国となった。

条約調印式はベルリンで行われ、ドイツからは外相リのッベントロップが、イタリアからは外相のチアーノが、日本からは特命全権大使の来栖三郎が条約に調印した。

1936年の日独防共協定、1937年の日独伊防共協定では曖昧だった3国の協力関係を具体的らしたものであり、アジアでの日本の指導的地位と、ヨーロッパでの独伊の指導的地位の相互確認、ソ連を除く大戦不参加国からの攻撃に対する政治、経済、軍事面での相互援助の取り決めを定めたものである。

これによって、日本は、ドイツと対立するイギリスとオランダとの関係が悪化し、アメリカを挑発することになり、アメリカのくず鉄・鉄鋼の対日輸出禁止措置を生む原因になり、やがて、ABCD封鎖網を生み出すことになった。

この同盟には、3国のそれぞれの思惑があり、利害が一致したことから締結されたが、その思惑も外れてしまうことになった。特にドイツは、イギリス攻略を諦め、ソ連を撃破することを考え、日本と手を組むことで、日ソ戦開戦となってソ連軍を東西に分断できると考えた。が、日本は日ソ中立条約で戦争を避ける道を選び、ヒトラーが最も恐れていたアメリカに日本が宣戦布告してしまった。

また、日本はこの同盟にソ連を加えて、四国同盟としてアメリカを牽制することを考えていた。しかし、独ソ不可侵条約の破棄により、ソ連を引き入れることが出来なくなってしまった。

この同盟は、最終的には1945年の日本の降伏で消滅することになるが、1943/10/13にイタリア王国は連合国に降伏し、ドイツに宣戦したことで崩れる。一応、イタリア王国ではなく、イタリア社会共和国(サロ共和国)が三国同盟に加わるが、イタリアは内戦状態となり、ドイツの傀儡でもあったため、形だけのものだった。そして1945年になると、4/25のイタリア社会共和国の解体、5/7のドイツ降伏、8/15の日本の降伏で、短期間の間に一気に消滅することになった。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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ゲッベルス―メディア時代の政治宣伝 (中公新書)

  • 作者: 平井 正
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1991/06
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映画大臣―ゲッベルスとナチ時代の映画

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  • 作者: フェーリクス メラー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2009/06
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炎と闇の帝国―ゲッベルスとその妻マクダ

炎と闇の帝国―ゲッベルスとその妻マクダ

  • 作者: 前川 道介
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 1995/07
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ゲッベルス (1971年)

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  • 作者: クルト・リース
  • 出版社/メーカー: 図書出版社
  • 発売日: 1971
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ナチス情報戦略―操作される欲望ーゲッベルスの哲学 (1975年)

  • 作者: 安西 徹雄
  • 出版社/メーカー: 産業能率短期大学出版部
  • 発売日: 1975
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戦艦ポチョムキン [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィー・シー
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アウシュヴィッツ収容所 (講談社学術文庫)

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  • 作者: ルドルフ ヘス
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/08
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アウシュヴィッツ収容所―所長ルドルフ・ヘスの告白遺録 (1972年)

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  • 作者: ルドルフ・ヘス
  • 出版社/メーカー: サイマル出版会
  • 発売日: 1972
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ロンメル戦記 (学研M文庫)

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  • 作者: 山崎 雅弘
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
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ロンメル語録―諦めなかった将軍

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  • 作者: ジョン ピムロット
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2000/04
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ロンメル将軍―砂漠の狐 (PHP文庫)

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  • 作者: 柘植 久慶
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/07
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カセリーヌ峠の戦い1943―ロンメル最後の勝利 (オスプレイ・ミリタリー・シリーズ 世界の戦場イラストレイテッド)

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  • 作者: スティーヴン ザロガ
  • 出版社/メーカー: 大日本絵画
  • 発売日: 2008/12
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砂漠の鬼将軍 [DVD] FRT-039

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日独伊三国同盟と第二次大戦 (岩波ブックレット―シリーズ昭和史)

日独伊三国同盟と第二次大戦 (岩波ブックレット―シリーズ昭和史)

  • 作者: 木畑 洋一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1988/11
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第二次世界大戦と日独伊三国同盟―海軍とコミンテルンの視点から

第二次世界大戦と日独伊三国同盟―海軍とコミンテルンの視点から

  • 作者: 平間 洋一
  • 出版社/メーカー: 錦正社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本


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「犬」(その5) [映画(邦画)]

今回は1966年に製作されたシリーズ第6作と第7作の2本についてです。

シリーズ第6作続鉄砲犬
作品データを記しておくと、1966年の大映京都の作品で、時間は88分、監督は村山三男、脚本は藤本義一、撮影は石田博、美術は高橋康一、音楽は大森盛太郎である。そして出演は、田宮二郎、天知茂、坂本スミ子、久保菜穂子、渚まゆみ、河津清三郎、見明凡太郎、千波丈太郎、杉田康、立原博、若水ヤエ子、守田学、夏木章、高見国一、村上不二夫、原田該、三夏伸、後藤武彦、酒井三郎、たちである。

深夜の国道で銃撃戦を繰り広げる車。パトカーが駆けつけるが、望月警羅隊長は流れ弾に当たって殉死した。それから数日後、鴨井大介はバーで知り合った女・京子に誘われて古美術商の秋津に会わされ、秋津所有の古美術を東京に運ぶ用心棒を頼まれる。というのは、先の銃撃戦は秋津の荷物を狙ったギャング・多々良たちが起こしたものだった。大介の護衛もあって、秋津の古美術は無事に東京に届いたが、秋律と京子の行動を不審に感じた大介は、馴染みの木村警部やスリの安さんに頼んで調べてみると、古美術というのは嘘で、密輸した金塊だった。また、京子は以前は多々良の恋人で、今は秋津の情婦だった。しかし、この情報をもたらした秋津の秘書・雪枝が殺され、その嫌疑が大介に掛かり、警察に拘留されてしまう。数日後、疑いが晴れて釈放されるが、今度は京子が大介に助けを求めてきた。しかし、秋津と多々良が再び組み、関係者を消そうと仕組んでいた。京子もおびき出されていて、銃撃戦の中、死んでいく。大介は遂に得意の早射ちで対抗し、一味を壊滅させると、去っていった。

本作は物語の舞台が東京になっていることもあって、これまでの鴨井大介とはどこか雰囲気が違っていて、違和感を感じてしまう。傑作だった前作のタイトルを受けた「続」というタイトルにしたのは失敗と感じさせる作品でした。

シリーズ第7作野良犬
作品データを記しておくと、1966年の大映京都の作品で、時間は87分、監督は井上芳夫、脚本は藤本義一、撮影は中川芳久、美術は高橋康一、音楽は山内正である。そして出演は、田宮二郎、坂本スミ子、成田三樹夫、田村寿子、垂水悟郎、高毬子、早川保、長谷川待子、上野山功一、村上不二夫、杉田康、豪健司、荒木康夫、後藤武彦、花布洋、河野秋武、夏木章、谷謙一、松山新一、南堂正樹、佐山真次、三夏伸、大川修、藤岡琢也、杉森麟、大橋一元、笠原玲子、高田宗彦、隅田一男、喜多大八、日高加月枝、中原健、たちである。

東京で大介は、商事会社の社長・外村とポーカー勝負をして大敗し、ハジキを借金のカタに取られてしまう。落ち込んで夜の町を歩いていると、風間文子という女が車にはねられるのを目撃した。で、文子を病院に運んだ大介は、彼女が兄・正一を捜していると言うことで調べてみた。文子が持っていた住所は中野刑務所で、正一は既に出所していた。で、引き続き正一を捜すことにして、マッサージ師・玉子の部屋に居候することになった大介。で、玉子から借りた金でハジキを取り戻し元気を取り戻した。そんな中、2つの殺人事件が起こり、その容疑者が風間正一と知る。しかし大介は、偶然にも、正一が監禁されていたという事実を知り、事件の裏で大きな企みがあることに気づく。正一も自分側何ハメラレタと知り、外村を付け狙った。数日後、正一は外村を狙撃したが、正一を捜していた大介がこれを止める。しかし、外村の手下たちが反撃に出てきた。大介と正一は協力して応戦し、大介の早射ちが次々と敵を倒していき、外村を仕留めた。正一は妹・文子と指す回するが、大介は何処もなく去っていった。

本作も物語の舞台が東京であり、前作同様に大介の存在がどことなく浮いているように感じられる。拳銃を手にすると水を得た魚のようにキャラが生きてくる大介であるが、やはり異世界にいる用で、今一つ魅力が出ていない。もう一工夫欲しいと感じた作品でした。

 

↓本作はDVD化されていません。

続・鉄砲犬 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS

野良犬 [VHS]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: VHS
↓こちらの「野良犬」は本作とは関係無い別作品です。
野良犬 [DVD]

野良犬 [DVD]

  • 出版社/メーカー: 東宝ビデオ
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野良犬 [Blu-ray]

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ケータイ刑事銭形泪37話(2nd.24話・アナザーストーリー2話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

通算では37話となる「銭形泪・2nd.24話」(アナザーストーリー第2話)の「第三帝国からの挑戦状 ~アドルフ・ヒトラーを迎撃せよ!」の「裏ネタ編」の2回目となる今回は、冒頭でちゃんが覚えようとしていた歴史の出来事が1939年だったことから「1939年」について、柴田さんの暗記法で何度も名前が出た「一休さん」について、そしてちゃんが覚えようとしていた歴史の出来事である「第二次大戦」について、「独ソ不可侵条約」について、「ノモンハン事件」について記します。尚、「1939年」については「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]」で記しているが、それをベースにして追記しました。

尚、約3年2ヶ月前のBS-i(当時)での再放送時に記した本編について記した記事(「改訂版」となります。)の前半は「ここをクリック」、後半は「ここをクリック」してご覧下さい。

1939年」:日曜日から始まる平年である。元号を使っている国では何年になるかというと、日本では昭和14年であり、皇紀2599年でもあった。中華民国暦では28年、満州国では康徳6年、朝鮮では檀紀4272年である。また、干支は「己卯」である。

世界史の中でも焦臭い事件が次々と起こった年であり、何と言ってもヨーロッパでは「第二次大戦勃発」というものが最も大きなことになる。それ以外でも戦左雨に繋がる事件が多発していて、独伊軍事同盟の締結、有力国の国際連盟脱退が相次ぎ、ソ連はフィンランドに侵攻し国際連盟を除名になっている。まさに、戦争に突入という暗黒の一年でした。

日本史でも、米、石油、木炭などの生活必需品が相次いで統制品になって配給制になり、金製品の政府による強制買い上げが行われ、軍部の力が益々強くなり、戦争への準備が着々と進められていった年である。また、大相撲の世界では双葉山が安藝ノ海に敗れて69連勝でストップしたのもこの年である。

この年の内閣は、年明けは第一次近衛内閣であったが、1/5に平沼内閣が成立、8/30には阿部内閣が成立ということで、内閣が年に2回も変わっている。

事件としては後述するノモンハン事件が5月に起こり、日本の大陸(満州)への進出がソ連との国際的な対立を一段と深めていくことになった年でもある。

ちょっと変わった所では、暗黒街の帝王と呼ばれ、アルカトラズ刑務所に収監されていたアル・カポネが釈放されたものこの年である。

「ケータイ刑事」の世界では、「青葉台学園初等部」が創立した年ということなっている。

この年に生まれた有名人をピックアップしておと、俳優では千葉真一、佐久間良子、中村玉緒、大方斐紗子、八代万智子、岸田森、黒部進、水森亜土、夏八木勲、テレンス・スタンプ、ジョージ・レイゼンビー、イアン・マッケランがいる。マンガ家ではちばてつや、水島新司、矢口高雄、水野英子。音楽関係者では、かまやつひろし、寺内タケシ、 ニール・セダカ、イレアナ・コトルバシュ、たちがいる。(その他、色んな分野で活躍している人/活躍した人がいるが、省略します。)尚、この年に生まれた人は今年(2009年)には70歳、すなわち「古希」を迎えている。

また、この年に亡くなった有名人としては、ローマ教皇のピウス11世、小説家の岡本かの子、岡本綺堂、ヨーゼフ・ロート、泉鏡花、作曲家のジョン・ファウルズ、エンリケ・フェルナンデス・アルボス、学者のスタニスワフ・レシニェフスキ、デイヴィッド・ペック・トッド、精神分析学の創始者のジークムント・フロイト、画家のルイス・ウェイン、アーサー・ラッカム、岡田三郎助、村上華岳、俳優の ダグラス・フェアバンクス、という人たちがいる。

一休さん」:室町時代の臨済宗の禅僧・一休宗純のことであり、彼の愛称としてこの名前で知られている。生まれは明徳5年(1394年)京都の生まれで、亡くなったのは文明13年(1481年)である。88歳というのは、当時としてはかなりの長寿であった。(現在でも日本人の平均以上という長寿ですが...)幼名は千菊丸である。6歳で京都・安国寺の像外集鑑に入門、受戒して、周建と名付けられる。17歳で謙翁宗為の弟子となって、戒名を宗純と改める。師の謙翁は応永21年(1414年)に没し、この時、自殺未遂をしている。応永22年(1415年)に京都・大徳寺の高僧・華叟宗曇の弟子となる。文明6年(1474年)には後土御門天皇の勅命によって大徳寺の第47代の住持に任ぜられて、応仁の乱で荒廃した寺の再興に尽力した。

様々な説話を残していることから、江戸時代になって説話が作られ、とんちで有名となった人物である。その後、昭和初期には絵本や紙芝居の題材となり、広く知られている。また、1975年から1982年にはアニメも製作されている。特に、「屏風絵の虎退治」「このはし渡るべからず」は余りにも有名である。

アニメの「一休さん」は彼の少年時代を舞台にした物語であり、安国寺にいた時の物語である。全296話という長寿番組になった。また、AパートとBパートの間のアイキャッチでの「慌てない慌てない。一休み、一休み」と、本編終了後の「はぁ~い。面白かったぁ?じゃぁ~ねぇ~」というのはお馴染みの台詞である。また、とんちを使って考え始めるときのポーズや、考えている最中の木魚の音、閃いたときのチーンという音などは、後に大きな影響を与えることになり、バラエティ番組などでは当たり前のように取り入れられている。

また、このアニメの影響もあって、小坊主のことを「一休さん」ということもある。

第二次大戦」:英語では「World War Ⅱ」または「The Second World War」と言い、日本語では「第二次世界大戦」というのが正式名称である。1939年から1945年にかけて、連合国と枢軸国との間で行われた世界規模の戦争であり、ヨーロッパ、北アフリカ、中国、東南アジア、東アジア、太平洋が戦場となった。規模の点では、兵力、戦費、戦場、損害などのあらゆる面で於いて人類史上最大の戦争である。

連合国に加わったのは、ソ連、アメリカ、イギリス、中華民国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、オランダ、フランス、南アフリカなどで、枢軸国に加わったのはドイツ、日本、イタリア、フィンランド、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、クロアチア、スロバキア、タイ、イラン、ヴィシーフランスなどである。

発端はヨーロッパであって、1939/8/23に独ソ不可侵条約が締結され、9/1にドイツ軍がポーランドに宣戦布告して侵攻し、これが勃発日とされている。そして9/3に英仏がドイツに宣戦布告を行った。最初はドイツの東進とソ連の西進で東ヨーロッパが舞台となるが、1940年になるとドイツが西進を開始してヨーロッパ全土が戦場になり、北アフリカまで戦火が拡大していくことになる。

一方、アジアでは、1937年以来、日中間で戦争状態になっていたこともあって、日本はヨーロッパでの戦争への不介入方針を掲げるも、1940年9月に日独伊三国軍事同盟を締結し、1941/12/8に日本海軍がハワイ・真珠湾の奇襲によって日米が参戦、更に中華民国が宣戦布告して太平洋戦争が始まり、更に独伊がアメリカに宣戦布告して世界規模に拡大した。

当初は枢軸国側が有利に進み、占領地を拡大していくが、1942年6月のミッドウェー海戦で日本海軍がアメリカ海軍に敗北した頃から形成は逆転するようになり、1943年2月のスターリングラードでのドイツ第6軍が敗北したことで連合国側が優勢となり、1943年7月にイタリアが連合国に降伏、ドイツと日本に対する攻撃が激しくなり、1945/5/8にドイツが連合国に降伏、8/14に日本がポツダム宣言を受諾して降伏(発表は8/15)、9/2に連合国軍戦艦ミズーリ号艦上での降伏文書調印によって終結した。(この日が終結日である。)

尚、日本では「太平洋戦争」または「大東亜戦争」と言うが、これは第二次世界大戦の局面の一つであり、アジア太平洋地域を舞台とした戦争のことを指している。尚、「大東亜戦争」には1937年からの支那事変からを含める/含めないという解釈があり、含めた場合は「太平洋戦争」よりも期間が長くなり、「太平洋戦争」とは同義にはならない。

独ソ不可侵条約」:1939/8/23に、ドイツとソ連との間で締結された不可侵条約である。別名「ヒトラー=スターリン条約」とも言われている。(署名をしたのは両国の外務大臣であるモロトフとフォン・リッベントロップである。)当時のドイツはヒトラーが、祖堅はスターリンが指導者であり、この両者は犬猿の仲と言われていただけに、手を結ぶことになったこの条約は世界を驚かせた。

この条約は、不可侵というだけでなく、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、ポーランド、ルーマニア(いずれも当時は独立国であった)を両国の勢力範囲に収めた秘密議定書を含んでいて、フィンランド以外の国はこの後にドイツ、またはソ連に侵攻されて、占領されたり、領土を譲ることになった。特にポーランドは両国に分割占領された。

条約の有効期間は10年間として、一方が有効期間終了の1年前に破棄通告をしなければ5年間の自動延長となる、という条項があったが、1941/6/22に開始されたドイツのバルバロッサ作戦でソ連に侵攻したことで、この条約は破棄された。

この条約によって、ドイツは東西の2正面で開戦という最悪の事態を避けられるようになり、英仏との戦いに有利な状況を作り上げることとなった。そのため、この条約は第二次世界大戦勃発を早めたとされている。また、ソ連はこれによって英仏と独の両方から敵視されて戦争に巻き込まれる可能性が高いとされていたが、この条約によって三国を敵にする自体から逃れることが出来た、とされている。

日本に対する影響は、モンゴル人民共和国との国境紛争、ノモンハン事件の最中であり、ソ連と敵対関係にあった真っ直中であり、ドイツのこの条約締結は、ドイツとの間で結んでいた日独防共協定に違反する行為とみなし、平沼内閣は日独同盟の締結交渉中止を閣議決定し、総辞職することにつがった。

ノモンハン事件」:1939年5月から9月にかけて、満州国とモンゴル人民共和国の間の国境線を巡って発生した日ソ両軍の国境紛争事件である。当事国は満州国とモンゴルであるが、それぞれの後ろ盾となった日本とソ連が実質的な戦いを繰り広げている。

尚、日本とソ連は、これを国境紛争と見なしているため、「ノモンハン事件」(日本)、「ハルハ河の事件」(ソ連)と呼んでいるが、モンゴルではこれを戦争と見なしていて「ハルハ河戦争(ハルヒン・ゴル戦争)」と呼んでいる。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX 3

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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危機の二十年―1919-1939 (岩波文庫)

危機の二十年―1919-1939 (岩波文庫)

  • 作者: E.H.カー
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1996/01
  • メディア: 文庫

岩波講座 東南アジア史 8 国民国家形成の時代  1939年~1950年代

岩波講座 東南アジア史 8 国民国家形成の時代 1939年~1950年代

  • 作者: 後藤 乾一
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2002/02/25
  • メディア: 単行本

第二次世界大戦前夜―ヨーロッパ1939年 (1969年) (岩波新書)

第二次世界大戦前夜―ヨーロッパ1939年 (1969年) (岩波新書)

  • 作者: 笹本 駿二
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1969
  • メディア: 新書

日中戦争見聞記―1939年のアジア (講談社学術文庫)

日中戦争見聞記―1939年のアジア (講談社学術文庫)

  • 作者: コリン ロス
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 文庫

日本文化史概説 (1939年)

  • 作者: 村岡 典嗣
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1939
  • メディア: -

一休さん (寺村輝夫のとんち話 1)

一休さん (寺村輝夫のとんち話 1)

  • 作者: 寺村 輝夫
  • 出版社/メーカー: あかね書房
  • 発売日: 1976/01
  • メディア: -

一休さん (新・講談社の絵本)

一休さん (新・講談社の絵本)

  • 作者: 宮尾 しげを
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 単行本

一休さん―とんちで名高い禅宗の僧 (学習漫画 世界の伝記)

一休さん―とんちで名高い禅宗の僧 (学習漫画 世界の伝記)

  • 作者: 三上 修平
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1990/06
  • メディア: 単行本

一休さん (世界名作ファンタジー)

一休さん (世界名作ファンタジー)

  • 作者: 平田 昭吾
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 1997/12
  • メディア: 単行本

一休さん~母上さまシリーズ~第1巻 [DVD]

一休さん~母上さまシリーズ~第1巻 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: DVD

第二次世界大戦〈1〉 (河出文庫)

第二次世界大戦〈1〉 (河出文庫)

  • 作者: ウィンストン・S. チャーチル
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 文庫

第二次世界大戦〈2〉 (河出文庫)

第二次世界大戦〈2〉 (河出文庫)

  • 作者: ウィンストン・S. チャーチル
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 文庫

第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)

第二次世界大戦〈3〉 (河出文庫)

  • 作者: ウィンストン・S. チャーチル
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 文庫

第二次世界大戦〈4〉 (河出文庫)

第二次世界大戦〈4〉 (河出文庫)

  • 作者: ウィンストン・S. チャーチル
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 文庫

徹底図解 第二次世界大戦―世界を地獄に変えた火の7年間

徹底図解 第二次世界大戦―世界を地獄に変えた火の7年間

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本

第2次世界大戦がよくわかる本―20ポイントで理解する (PHP文庫)

第2次世界大戦がよくわかる本―20ポイントで理解する (PHP文庫)

  • 作者: 太平洋戦争研究会
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 文庫

第二次世界大戦 (地図で読む世界の歴史)

第二次世界大戦 (地図で読む世界の歴史)

  • 作者: ジョン ピムロット
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2000/01
  • メディア: 大型本

第二次世界大戦 語り継ぐべき決戦の記録 DVD BOX (DVD付)

第二次世界大戦 語り継ぐべき決戦の記録 DVD BOX (DVD付)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2009/07/04
  • メディア: 大型本

図説 第二次世界大戦 (ふくろうの本)

図説 第二次世界大戦 (ふくろうの本)

  • 作者: 太平洋戦争研究会
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: 単行本

独ソ不可侵条約―ソ連外交秘史

  • 作者: 斎藤 治子
  • 出版社/メーカー: 新樹社
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: 単行本

独ソ不可侵条約論 (1962年)

  • 作者: 尾上 正男
  • 出版社/メーカー: 有信堂
  • 発売日: 1962
  • メディア: -

ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書)

ノモンハン事件―機密文書「検閲月報」が明かす虚実 (平凡社新書)

  • 作者: 小林 英夫
  • 出版社/メーカー: 平凡社
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 新書

ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書)

ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 (岩波新書)

  • 作者: 田中 克彦
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 新書

ノモンハン事件の真相と戦果―ソ連軍撃破の記録

ノモンハン事件の真相と戦果―ソ連軍撃破の記録

  • 作者: 小田 洋太郎
  • 出版社/メーカー: 原史集成会
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 単行本

ノモンハンの戦い (岩波現代文庫)

ノモンハンの戦い (岩波現代文庫)

  • 作者: シーシキン
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 文庫

ノモンハン事件日本陸軍「失敗の連鎖」の研究

ノモンハン事件日本陸軍「失敗の連鎖」の研究

  • 作者: 三野 正洋
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: 単行本


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名曲探偵アマデウス#50 ヤナーチェク「シンフォニエッタ」 [ドラマ]

1年8ヶ月でようやく50の大台に乗った今回(普通なら80の大台に乗っているべきです。)は、ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」でした。今回は30分繰り下がってのスタートということになったが、これは大河ドラマの最終回の時間拡大のためであるが、BS-hiの大河ドラマ放送は、こういう時は1時間繰り上げてスタートさせることか多いのに、定時の18時スタートだったら、繰り下がるしかないですし...

今回は久しぶりにカノンさんが(電子)ピアノを弾くという所があったが、いつ以来ですかね、こういう所があったのは。また、歌を歌ったり、本の朗読をしたり、ラストでは茶目っ気たっぷりに、ちょっとした悪戯までするということで、冒頭からラストまで、ノリに乗っていて楽しみながら色々と魅せてくれた物語でした。

所長が木を買ってきて、その世話をしているカノンさん。水をやっているが元気が無いと言っている。(「木ちゃん」と言っていました。)所長は「そのうち元気になるだろう」と楽観的な事を言うが「だと良いんですけど...」とカノンさんはシビアだった。そんな所に客が来た。直ぐに元気のない木に気づき「あらららららら」と言って気の側にやってきて「根詰まりが原因ですね」と言い、自分が開発した即効性の植物用カンフル剤「カレキニンV」を与えればいい、といって、カノンさんに渡す。「ご親切にありがとうございます」と言って受け取ったカノンさん。で、依頼人は名刺を出してカノンさんに渡す。それを目にしたカノンさんは「何か、インチキくさ~い」と漏らす。これに「何か言いましたか?」「いえ、何でも...」と早速素直なカノンさんが見られる。で、依頼人は仕事の現場で不思議なことが起こり、調べて欲しい、と本題へ。

製薬会社をリストラされた依頼人は、自ら植物用即効性カンフル剤を開発し、枯れた木を生き返らせる商売を始めた。そんな所に樹齢700年という枯れかかった桜の老木を診て欲しいという仕事が舞い込んだ。で、カレキニンVを試したが、薬は効かなかった。諦め掛けていたら思いも寄らないことで木が生き返って、新芽が出て、花は咲き、驚いた。思いも寄らないことは「1Q84」だった。(「私も読みました」とカノンさんは言っていた。)助手の娘が小説の中に出てくるクラシック音楽を聴いていた。どう考えてもこの曲が関係しているとしか思えない、ということで、調べて欲しい、ということだった。

まずは「1Q84」に登場したことで注目されたということが語られたが、時流をちゃんと取り入れていますね。で、カノンさんが「1Q84」の該当部分を朗読する。で「これはヤナーチェクの「シンフォニエッタ」だと言い当てられる人が世間に一体どれぐらいいるだろう」と読むと、「こま近所じゃ、所長ぐらいしかいませんよね」と早速食いつくカノンさん。すると、依頼人は「あんまり有名な曲じゃないみたい」から始まって娘のことをボロクソに言う。すると「色々と大変ですね」とカノンさん。「分かってくれる?」と言うことから依頼人は「もう一本、これあげる」と言って、カレキニンVを取り出した。これに「あっ、どうも」と言って笑顔を見せたカノンさん。→こういう所はちゃっかりしています。

で、第1楽章から。所長の言葉で「黒鍵だけで弾ける曲ですね」とカノンさんは口にするが、こういう所は流石ですね。で、野本先生の解説で「ペンタトニック音階(5音音階)」の説明、更に「空虚5度」(これは以前にも出てきました。)の説明で、西洋のクラシックでは禁じ手だったものと語られるが、いつものように分かりやすい説明です。

また、トランペットで出せる最低音よりも半音低い音を奏でる方法の紹介で、音の微調整用でしか使わないスライドを駆使して音を出す、というのは、考えたらこれしかないということになるのでしょうが、ある意味ではコロンブスの卵的な発想ですね。

依頼人は、管楽器の音に木を蘇らせる不思議なパワーがあるのでは?と口にする。カノンさんはこれに「天才、きっとそれですよ」と、依頼人を(さりげなく)ヨイショしていたが、こういう所は実に上手いですね。

所長は信じられない様子だったが、この先を、ということで第2楽章へ。「身体が勝手に動いちゃう」と言うカノンさんは楽しそう。で、舞曲風の調べということで、3人は立ち上がって踊り出す。(依頼人は盆踊りのように見えましたけど...)が、曲調が変わると「展開が変だ」と所長。で、交響曲の4つの楽章の構成の説明と「シンフォニエッタ」は5つの楽章があるということが語られ、伝統的な作曲法に則らないヤナーチェクの作曲法の解説へ。「タター」の説明を経て、植物が発展して成長していくようなものと説明される。

で、「秘密のパワー」という言葉から閃いた所長は簡単な楽譜を記して「ひれ弾いてみて」とカノンさんに渡す。そして久しぶりのカノンさんの演奏は、「ぞうさん」だった。そして「発話旋律」の説明へ。

ここではナレーターの阪脩が登場して、朗読するということで、ちょっとしたサービスもありました。朗読の波形と旋律の波形が似ているということから、発話旋律の解説は、実際の波形を見せていたので、分かりやすいものでした。更に、民謡には発話旋律のものが多いということ、ヤナーチェクの発表した言葉に関する論文などが紹介される。→「銭形命・11話」の台詞が全て楽器の音とした物語を思い出す所でした。

依頼人は曲の中に木を生き返らせるおまじないの言葉が紛れ込んでいるのでは?と考えるが、これにカノンさんが「こんな感じですか?」と言って歌い出すが、実に楽しい歌でした。→カノンさん、新興宗教の教祖様になれるのではないですかね...

しかし所長は曲は関係無いと考える。で、娘さんが何かをしていたのでは?と考えて尋ねる。で、ヤナーチェクが「シンフォニエッタ」を作曲した時、38歳年下の女の存在を口にする所長。カノンさんも、老木に力を与えたのは依頼人の娘と考えた。で、ヤナーチェクの38歳差のロマンスの話が語られる。そして、それから代表作の多くを書き上げたことが語られる。で、娘が何かをやっていたのでは、ということから、カノンさんは「助手って、ボスが見てない所で色々と苦労しているんですから」と口にして、この時の所長のふくれっ面が面白い所でした。

で、依頼人は木にとって一番大事なことを思い出し、一から勉強をやり直して出直す決心をして、無事に解決した。

今回のドラマ部分は35分半弱、曲の演奏は7分半弱、ラストのオチが1分強という構成でした。この時間では全曲と言う訳にはいかず、流れたのは第1楽章と、第2楽章の途中まで、第3楽章でした。

ラストのオチの部分は、今回の依頼人に倣って、カノンさんはもやしに「シンフォニエッタ」を聴かすことで、それを増やそうと試みる。ザルに少しだけもやしを入れると、早速「シンフォニエッタ」をもやしに聴かせる。所長が「何してるんだ?」尋ねると、「ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」でもやしが増えたら、お昼ご飯になるかな~と思って...」と答える。所長は「そんなはず無いだろう」と言うとそっぽを向いてしまう。するとカノンさんは隠していたバケツからもやしをザルに山のように入れると、「あっあ゛、もやしが増えた!」と(わざとらしく)驚く。すると所長がやってきて、「これは凄い。別の野菜で試してみよう」と言って冷蔵庫に。カノンさんは所長が冷蔵庫から別の野菜を取り出そうとするのを目にすると、(カメラ目線で)ウインクをして、してやったり、という表情を見せていた。が、所長が背後から現れると「そんな訳ないだろう」と言ってカノンさんを突き飛ばし、ガッツポーズを見せてカメラに向かってウインクしていた。

何だかんだで助手も苦労するということをアピールしていたカノンさんですが、この所長にはカノンさんのような助手がいないとダメですね。所長は木を買ってきて世話をカノンさんに任せるだけだし、依頼人の木を上手く引きだして植物用カンフル剤の2本目をゲットしているなど、流石はカノンさんでした。

いつものように豊かな表情を魅せるカノンさんだったが、ラストはちょっと調子に乗りすぎてましたね。もやしを山のように入れるのは、見た目では分かりやすいですが、ちょっとやり過ぎ。が、茶目っ気たっぷりなカノンさんは楽しいです。

次回(来週11/29)は15分繰り下がって20:15からのスタートで、ファイルNo.045のヴィヴァルディ「四季・秋冬編」の再放送です。ということなので、今週と来週は再放送が続くことになりますね。24日・火曜朝のBS-hiの再放送は今回のファイルNo.050のヤナーチェク「シンフォニエッタ」、27日・金曜朝のBS-2はファイルNo.049のプロコフィエフ「組曲『ロメオとジュリエット』」、地上波は大相撲のためにお休み、28日・土曜お昼のBS-hiの再放送はお休みです。次の新作となるファイルNo.051のフォーク「レクイエム」は12/6で、やはり15分繰り下がって20:15のスタートとなります。その翌週の12/13も20:15のスタートで、ファイルNo.052の武満徹「ノヴェンバー・ステップス」、12/20はファイルNo.053のパガニーニ「24の奇想曲」と続き、年内はここまでとなります。

 

ヤナーチェク:シンフォニエッタ

ヤナーチェク:シンフォニエッタ

  • アーティスト: クーベリック(ラファエル),ヤナーチェク,フィルクシュニー(ルドルフ),バイエルン放送交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD

ヤナーチェク:シンフォニエッタ

ヤナーチェク:シンフォニエッタ

  • アーティスト: アンチェル(カレル),ヤナーチェク,チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/12/01
  • メディア: CD

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

  • アーティスト: クリーヴランド管弦楽団,バルトーク,ヤナーチェク,セル(ジョージ)
  • 出版社/メーカー: Sony Music Distribution inc. (JDS) =music =
  • 発売日: 2000/08/23
  • メディア: CD
ヤナーチェク:シンフォニエッタ&ルストラフスキー:オーケストラのための協奏曲

ヤナーチェク:シンフォニエッタ&ルストラフスキー:オーケストラのための協奏曲

  • アーティスト: 小澤征爾,ヤナーチェク,ルトスワフスキ,シカゴ交響楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2003/02/26
  • メディア: CD
ヤナーチェク:シンフォニエッタ~小説に出てくるクラシック~

ヤナーチェク:シンフォニエッタ~小説に出てくるクラシック~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2009/08/26
  • メディア: CD
↓これも拾っておきます。
1Q84 BOOK 1

1Q84 BOOK 1

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: ハードカバー
1Q84 BOOK 2

1Q84 BOOK 2

  • 作者: 村上 春樹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/05/29
  • メディア: ハードカバー
ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

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石川進『ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のベスト盤は2008年にリリースされたものである。藤子不二雄作品のアニメ主題歌を中心に歌っている彼であるが、彼の歌を集めたベスト盤というのが無かっただけに、このベスト盤は貴重な音源を集めたものということになる。一部の曲はアニソンのオムニバスCDに収録されているが、一枚丸ごと彼の歌を聴くことが出来るというのは快挙と言って良いでしょう。それだけに、コレクションとしても価値の高いベスト盤である。ただ、アルバム・タイトルが余りにもストレートすぎるので、この点だけは修正して欲しいと思うのですが...

収録曲は以下の全25曲である。『オバケのQ太郎』『オバQ音頭』『オバQ万博へ行く』『ぼくらのパーマン』『ウメ星デンカがこんにちは』『ウメ星マーチ』『怪物くん音頭』『ウルトラ怪獣音頭』『クルクルマンボ』『ドヒャーの計算』『長靴をはいた猫』『はなれられない友だちさ』『ど根性ガエル』『ど根性でヤンス』『ど根性ガエル音頭』『ど根性ガエルマーチ』『ゆけ!ゆけ!ゴジラ』『ゴジラマーチ』『クレクレタコラ』『きゅーぴーちゃんのうた』『海はいいな』『ニョキニョキ節』『パンダがなんだ』『ゆうべのゆめは宝島』『ごくろうさん』。

アニソンでは、一時期は当たり前のように「音頭」というものがあった時期があるが、ここには昭和40年代のそんな世界が再現されている。これだけでも独特の世界になるが、そこにちょっと不思議な彼のボーカルがあると、全く不思議な世界に浸ることができ、オバQが目の前に現れるのではないか、という気にさせてくれる。このような気持ちにさせてくれるシンガーは殆どいないだけに、実に貴重なベスト盤である。

また、後ろの方は「おはよう!こどもショー」からの曲となっているが、こちらの方は聴くことが出来なかったものもあるだけに、正に資料としても価値の高いものである。

それにしても、アニソンに於いては正に絶対的な王国を築き上げたコロムビアであるが、実に凄い企画のベスト盤をリリースしてくれるものである。時代で区切ったオムニバス盤は数多くリリースしていたが、シンガー別という事になると、四天王などの一部に限られていたのですからね。特定の世代になるであろうが、希少性を考えると、本ベスト盤は持っておきたい所である。そしてじっくりと楽しみましょう!

 

石川進 ベスト

石川進 ベスト

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: CD


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メタル侍#8 [ドラマ]

今回の物語は、これまでのパターンに変形が入っていて、楽しませてくれる物語でした。今回もおみつのくノ一修行(第6話)が活かされていた物語であり、シリーズ構成もなかなか上手く考えられている物語でした。

江戸の町に赤い忍者装束にキツネのお面を被った怪盗赤頭巾が現れ、大店から千両箱を奪って逃げるという事件が起こった。そのことがおたふくでも話題となっていて、松五郎は、世の中物騒だと心配するが、襲われたのは大店だけで、おたふくのような貧乏くさい所は狙われないというおみつ。松五郎は怪盗赤頭巾のことを悪党としてボロクソに言うが、何故かおみつは怪盗赤頭巾のことを擁護する発言をしていた。

そんなおみつが越後屋に行き、越後屋と怪しげな話をしていた。そんな所に捕らえられた平八親分が連れてこられる。平八親分は、おみつの事が好きになり、ずっと見ていたかったために後をつけてきたのだった。が、おみつは「興味ない」と切り捨てる。で、越後屋の入れ知恵で「痛いのが良いのよね...」ということで、お奉行の元に連れて行かれて、むち打ちでいたぶられることに...

が、そこで事実を知る。(越後屋がお奉行の前で計画が上手く言っていることを報告するが、その側に縛られている平八親分がいる...)怪盗赤頭巾は、くノ一として高い能力を持つおみつで、江戸の大店ばかりから金を奪い、その金はお奉行の元に蓄えられていたのだった。で、そろそろ、足が付くのではと心配する越後屋。奉行は「わしが捕らえたことにすれば...」と口にして、おみつを始末することにした。

そんなことを知らないおみつは怪盗赤頭巾として大店を襲い、町方に追われていた。出っさんが怪盗赤頭巾と出会うと「おみつ」と口にする。で、「ばれちゃしょうがない」と出っさんに正体を明かした。で、越後屋からこの話を持ちかけられたことを語った。江戸には悪どいことをして私腹を肥やしている越後屋のような大店が他にもあり、そこから金を奪うということで、お金が欲しいおみつは怪盗赤頭巾となったのだった。そんな話をしていると、逃げてきた平八親分が「おみっちゃんは騙されている」と告げた。しかし、その話に耳を傾けないおみつは、金があればメタル侍様も自分のことを好きになってくれる、と言い残すと、忍法を使って逃げていった。出っさんは「許せねぇ」

越後屋では、「今回の報酬だ」と言って、小判を越後屋から受け取るおみつ。奉行は「最高のくノ一」と言って持ち上げる。これに「そんなあたいを上手いこと利用しようとする、お主らも、本当に悪よのう~」とおみつ。「いやいや、おみつには敵わん」と越後屋。そして高笑いを始める3人だった。(この部分におみつが加わるとは、やってくれますね。)

が、酒を口にしたおみつは眠くなってきて、眠ってしまった。酒に薬が入っていて、おみつを手籠めにしようとするいつもの越後屋と奉行の作戦は成功した。で、眠っているおみつを前にして裸になった奉行がおみつに手を出そうとしている時、「待ちな!」と言って出っさんが乗り込んできた。

メタル侍になると、今回はいつもよりも派手な太刀回りで、越後屋の手下たち、そして越後屋を倒した。で、奉行に向かっていくメタル侍。いつものように「わしを誰だと心得る。恐れ多くも南町奉行であらせられるぞ。頭が高い、控えおろう!」と言うが、その後に「ははぁ」と言って頭を下げる奉行。そして「俺が控えてどうするんじゃ」と一人でボケとツッコミをしていた。続いては「これで許してくれ」と言って千両箱をひっくり返す。更に「これで足りなければ、おみつがいくらでも盗んでくるぞ」と続ける。が、「だめか」と言うと、酒を手にして「一杯やるか、良く眠れるぞ」と言って、おみつが眠ってしまった酒を手にして、自らも飲む。直ぐに「俺が飲んでどうするんじゃ...」

メタル侍は英語で語り出し、奉行は「来るな、来るな」と狼狽する。が、メタル侍が直ぐに側にやってこないことから「どこにもいない。俺に恐れを成して逃げたか」と安心して高笑いを始める。が、メタル侍はドラムセットの前に腰を下ろしていて、ドラム・プレイを始める。で、ドラムの乱れ打ちから「鋼鉄怒羅無乱舞」で奉行を仕留めた。奉行は「覚えておれ~」、メタル侍は去っていき、目覚めたおみつがその姿を目にして、またまた惚れ直していた。

おみつは出っさんと平八親分を従えて、盗んだ金を大店にこっそりと返し回っていた。で、全部返すと、おみつは金が儲かる方法はないかと口にする。で、出っさんと平八親分が自分のことが好きなら「貢いでよ」と言っていたが、出っさんと平八親分は既にいなくなっていた...

奉行と越後屋には、これまでも散々な目に遭っているおみつなのに、簡単に口車に乗せられて悪事に加担してしまうところがおみつのキャラであるが、本当に学習効果が出ないのですかね?くノ一修行の方はばっちりと出来ているのに...

時代劇でお馴染みのパターンのパロディにおみつが加わったのは今回の面白い所でした。一方、お奉行が一人でボケとツッコミを行うというように、こちらも少しずつ変わってきていて、楽しい所でした。が、お奉行も毎回やられているのに、本当に懲りないですね~

今回は、おみつの赤い忍者装束(怪盗赤頭巾)というのがコスプレというとになるが、こちらよりも普段着のピンクの着物の方が余りにも丈が短いだけに...(以下、自粛)

 

メタル侍 第参巻 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
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メタル侍 第壱巻 [DVD]

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メタル侍 第弐巻 [DVD]

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メタル侍 第四巻 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

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「銭形命」DVD-BOX +α [ケータイ刑事]

12/18に発売になる「銭形命」のDVD-BOXの告知は、「銭形命」の最終回(9/26)の終了後にあったが、発売まで後一ヶ月を切って、ようやくこれの宣伝スポットが流れるようになりました。(30秒版です。)

映像の方は、基本的には各話の一部分を使っているのだが、少しだけメイキング映像から引っ張ってきた所もあって、第3話で自転車で歩道橋を降りてくるところのメイキングと、あずさの誕生日(6/21)の時のケーキのロウソクを吹き消すところなどのいくつかがチラッと含まれていました。(特典DISCの方に収録されているのでしょうが...)

ところで、このDVD-BOX、よくよく見たら、「」を除く「」から「」までの各DVD-BOX(1クール分の13話収録のもの、但し「」BOX3は14話収録)から値上がりしていますね。(これまでは11970円、「」は12600円、ちなみに、2クール・26話収録の「」は25200円でした。)

計算上は、「愛」の丁度半額ということになるが、収録話数も半分になるから、1話あたりは「」と同じということになるが、「」からは1話あたりが「」の5%引きというディスカウントされていた計算になり、それが定着していたことを考えると、「」と同じレベルとはいうものの、値上げした、と言って良い。これって、放送局の経営が厳しいことになり、色んな経費削減策が行われているが、入ってくる方を増やすためなんでしょうね...

一方、同日リリースの「ファン感謝祭」の方は、「」の「文化祭」の時の様な抱き合わせ販売(「M2」)は無くなり、1枚ものとしてリリースされるが、「」の夏/冬舞台は2枚組だったことを考えると、ちょっと寂しいですね。

「+α」としては、BS11で再放送されている「琉神マブヤー」についてです。11/21の再放送は第7話であったのだが、これの本放送は10/20にあったが、この時、本編が始まると、いきなりニュース速報のテロップが出たので、保存版とするDVDへのダビングを待っていたのだが、今回の再放送はテロップなしだったので、これでようやくダビング出来ることになりました。

本放送直後の再放送は、テロップなどが出た場合の予備となり、また降雨減衰などで録画を失敗した場合、完全に忘れていた場合のリカバリーということになるが、本作はその役割が見事に果たされることになりました。

ちなみに、NHKだと、BS-hi、BS-2、地上波というようにチャンネルが変わって放送が行われるものがある(「名曲探偵アマデウス」や大河ドラマ、朝ドラなど)が、これらと共にありがたいですね。

尚、本放送直後の再放送ということでは、「恋とオシャレと男のコ」や「銭形命」もそうであったが、これはちょっと意味が違う再放送でした。というのは、前者は本放送の時は途中に入ったCMを排除したため、後者は提供スポンサーのテロップとその声が排除されたため、本放送よりも再放送の方が価値のあるものになったためである。

WOWOWやCSでも再放送が盛んに行われている(一応「リピート放送」と言っていますが...)が、再放送の恩恵があるというのは、ある意味では嬉しい所ですね。(ただ、再放送の割合が高くなりすぎると、これはこれで新たな問題ですが...)

 

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

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