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「EYE OF THE BEHOLDER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1999年のアメリカ映画「氷の接吻」である。サスペンス・スリラーであるが、本作は1983年のフランス映画「死への逃避行」(クロード・ミレール監督、イザベル・アジャーニ主演)のリメイク作品である。但し、物語の舞台はアメリカということで、置き換えられている。(アジャーニの様々に変わっていく姿と美しさに惚れてしまう作品である。)現実と幻想が入り交じったファンタジックな所もある作品である。

作品データを記しておくと、時間は107分、原作はマルク・ベーム、監督と脚本はステファン・エリオット、撮影はギイ・デュフォー、音楽はマリウス・デ・ヴリーズである。そして出演は、ユアン・マクレガー、アシュレイ・ジャッド、パトリック・バーギン、K・d・ラング、ジェイソン・プリーストリー、ジュヌヴィエーヴ・ビジョルド、チャールズ・パウエル、たちである。

イギリス諜報曲の情報員・EYEは、ある任務を遂行中に、偶然にも殺人事件を目撃する。それ以来、彼はその犯人であるジョアンナに運命的なものを感じ、彼女を追跡するようになるる行く先々でジョアンナは、次々と殺人と強盗を繰り返していく。が、ジョアンナは寂しげな表情を見せ、EYEは彼女が辛い過去を背負っていることを知る。そして職務を忘れてジョアンナの虜になり、命令を無視して接近し、彼女を守ろうとするが...

本作では、A・ジャッドの美しさがあっての物語であり、その点に関しては特に申し分ない。が、やはりI・アジャーニの「死への逃避行」と比べてしまうことになり(これは、リメイク作品では仕方のないことですね。)、アジャーニには到底及ばないということも感じてしまう。(まあ、「死への逃避行」は1983年の作品で、アジャーニもノリに乗っていた時期でもあるだけに、比べてしまう方が可哀想でもありますけど...)そんな中、「死への逃避行」では、女を追っていくのが中年の私立探偵であるが、本作ではイギリス情報部員ということで、これはこれでよろしいかと...(美貌の女には、何だかんだで挽かれてしまうと言うのも男ですからね...)

サスペンスということではなかなかいい感じでストーリーが進んでいく。出来としたらなかなかのものであるが、1つだけどうしようもないのが、「氷の接吻」という邦題である。一体、何処をどうしたら、こういう(酷い)邦題になるのか、これだけは全く理解できない。(「氷の微笑」や「氷の仮面」という作品を意識して、そこから付けたのだろうが、本作には全く合っていない邦題である。→で、洋画の邦題は、原題を単にカタカナ表記したものが増えていくことになっていくのである。)

尚、本作を見たら、是非とも「死への逃避行」の方も見ておきたい所である。

 

氷の接吻

氷の接吻

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテイメント
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↓1983年のI・アジャーニ主演「死への逃避行」はこちら

死への逃避行〈デラックス・エディション〉

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「ESCAPE FROM L.A.」 [映画(洋画)]

表題の作品は1996年の映画「エスケープ・フロム・L.A.」である。1981年の映画「ニューヨーク1997」の続編が15年という時間をおいて製作されることになった。舞台は前作のニューヨークからロスに移ったが、基本的な設定は全く同じである。尚、物語の時代設定は、2013年ということになっていて、近未来を舞台にした所は同じであるが、大地震によって島になったということで、ちょっと強引な設定でもある。

作品データを記しておくと、時間は101分、監督はジョン・カーペンター、脚本はジョン・カーペンター、デブラ・ヒル、カート・ラッセルの3人、撮影はゲイリー・B・キッブ、音楽はシャーリー・ウォーカーとジョン・カーペンターの2人である。そして出演は、カート・ラッセル、ステイシー・キーチ、スティーヴ・ブシェミ、ピーター・フォンダ、ジョージ・コラフェイス、ブルース・キャンベル、ヴァレリア・ゴリノ、パム・グリア、A・J・ランガー、クリフ・ロバートソン、ミシェル・フォーブス、アル・レオン、ロバート・キャラダイン、たちである。

2013年。アメリカ大統領の娘・ユートピアが、政府が秘密裏に開発した新兵器ブラックボックスを持ってロスに逃亡した。ロスは2000年に起きた大地震によって陸の孤島になり、凶悪な犯罪者たちを収監する監獄島となっていた。ロスに君臨するペルーの革命家・クエボはユートピアを影で操っていて、ブラックボックスを手に入れた彼は、ロスの全囚人の解放を政府に要求した。これに対して大統領とポリス・コミッショナーのマロイは、15年前にニューヨークの監獄島から当時の大統領を救出した男・スネークをロスに侵入させて事態の解決を図ろうとする。で、スネークの体内に殺人ビールスを注入し、その解毒剤と引き換えにブラックボックス奪回を命じた。で、スネークはロスに潜入、行動を開始するが、スネークの前には様々な的が立ち塞がる。で、協力者も現れて、ブラックボックスを回収したスネークだったが、射たれたのは殺人ビールスではなくてただの風邪のビールスと教えられ、更に国への反逆罪としてユートピアを処刑しようとしていることを知ると...

前作と同様の展開で、前作を再現する所もあったりするが、前作「ニューヨーク1997」がカルト的な人気を得ていることを考えると、ファンをたっぷりと喜ばせてくれるのは嬉しい所である。また、衝撃のクライマックスも、近未来SF作品としたらかなり驚くものと言うことも出来る結末である。

 

エスケープ・フロム・L.A. [DVD]

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エスケープ・フロム・LA

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↓前作はこちら

ニューヨーク1997 (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第4弾)

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ケータイ刑事銭形泪12話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形泪・1st.12話」の「さて、問題です! ~嘘つきクラブ殺人事件」の「裏ネタ編」も今回で4回目となるが、今回はこの物語の神髄でもある面白いところから「正直者」についてと「自供」について、そして3人の容疑者のアリバイとなった「散髪」「モーニング」「歯科医」についてです。

尚、約2年8ヶ月弱前のBS-iでの再放送時に記した本編について記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

正直者」:心が正しくて素直な人、偽りのない人のことを言う。

その一方で諺にもいくつか使われていて、「正直の頭に神宿る」や「正直は一生の宝」というように「正直」は良いこと象徴としての意味を表す諺がある。が、「正直貧乏、横着栄耀」や「正直者が馬鹿を見る」と言うようにシニカルに語っている諺もある。

自供」:文字通り、自ら供述することを言う。犯人が自分の犯罪行為を自ら申し立てる場合にこの言葉が使われる。

尚、同じような意味を持つ言葉として、「自白」「白状」と言う言葉があるが、微妙にニュアンスが違っている。これらはいずれもが犯人が自分の罪を申し出る時に使われるが、「自供」は自らが進んで自分の犯した犯罪行為を述べる場合に言う。「自白」は相手が言う通りに自分が犯した罪を認める場合に言う。そして「白状」は隠していた事実を打ち明けることであり、犯罪行為ではない隠されていた事実を語る場合にも使われる。

よって、今回の物語においては、容疑者は自分から「殺しましたよ、会長を殺したのは私です」「会長を殺したのは俺だ」「私が会長を殺したんだもん」と言っているので、泪ちゃんが口にしたように「自供」という言葉がぴったりである。尚、真犯人に対して推理を語り、それを認めた逮捕劇の部分は「自白」という言葉の方がよいということになります。

散髪」:伸びた髪の毛を刈って(切って)形を整えることを言う。つまり、単に髪を切って短くしただけでは「散髪」とは言わない。(整えることまで行われて、その時にはじめて「散髪」ということになる。)「理髪」「調髪」と同じ意味である。→最近は駅前などに10分1000円とか、15分1000円というようなカットハウスがある。このような店では、髪を切った後、それなりに整えてくれるものの、「散髪」とは言いづらいような店があります。

モーニング」:英語の「Morning」、つまり「朝」という意味であるが、これらには幅広い意味がある。今回対象とするのは、喫茶店のモーニング・サービスである。が、喫茶店に限らず、早朝から午前中にかけて行われるサービスを一般的に「モーニング・サービス」と言い、それをいつしか「モーニング」と言うようになった。(「モーニング・サービス」は和製英語であり、英語では「Breakfast Special」と言う。)

早朝から午前の早い時間帯(10時頃)は、一般的な飲食店はまだ開店していないということもあって、夜勤明けの人や、早朝勤務の人、または学校のクラブ活動で早朝練習をする学生たちにとって、朝食を提供する飲食店というのは意外と無く、そういうニーズに対して喫茶店が、特定の朝食メニューを割安価格で提供するサービスが行われるようになり、これが定着したものである。

喫茶店のモーニング・サービスの発祥の地は名古屋とされていて、ある喫茶店が商談などで朝から集まった人にピーナッツやゆで卵を付けたのが最初とされる。更に、飲み物(コーヒーなど)にトーストや卵料理を付けて提供するようになり、これが定着した。一般的には、トーストなどを単品で注文するよりも割安価格に設定されているが、中には飲み物の価格と同一にしているような競争の激しい所もある。

歯科医」:歯、口、顎の疾患に対する予防、診断、治療を行う臨床医学の「歯科」の医者のことを言う。また、「歯科医院」のことも言う場合がある。

歯科医師は医師であるが、医師について定められた法律である医師法ではなく、歯科医師法の規定が適用される。よって、医学部を卒業しても歯科医師にはなれず、歯学部を卒業しないといけない。その後、国家試験に合格し、卒後臨床研修を受けるのは医師と同じである。

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
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いくつか...

正直者はバカをみない―日本一の見本市ビジネスをつくった男の成功哲学

正直者はバカをみない―日本一の見本市ビジネスをつくった男の成功哲学

  • 作者: 石積 忠夫
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2007/12/07
  • メディア: 単行本

正直者は馬鹿を見ない―「心のよりどころ」と「生きがい」をつかむヒント

正直者は馬鹿を見ない―「心のよりどころ」と「生きがい」をつかむヒント

  • 作者: 国司 義彦
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

正直者はバカを見るな!

正直者はバカを見るな!

  • 作者: 弘兼 憲史
  • 出版社/メーカー: 中経出版
  • 発売日: 2005/01
  • メディア: 単行本

はじめてのヘアカット―プロの技、全部おしえます!

はじめてのヘアカット―プロの技、全部おしえます!

  • 作者: ヘアデザインR&Dアソシエイツ
  • 出版社/メーカー: ブックマン社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

おうちでできる!ベビー&キッズの簡単ヘアカット

おうちでできる!ベビー&キッズの簡単ヘアカット

  • 作者: マザーズホームケア
  • 出版社/メーカー: アーク出版
  • 発売日: 2002/07
  • メディア: 大型本

日本の歯科医療政策

日本の歯科医療政策

  • 作者: 野村 眞弓
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 2007/01/30
  • メディア: 単行本

私立医歯学部傾向&対策 2009年度版 (2009)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メルリックス学院
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本

私立医歯学部受験攻略ガイド 2009年度版 (2009)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: メルリックス学院
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本


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「無頼」(その1) [映画(邦画)]

懐かしの邦画ヒーローシリーズの第31弾として取り上げる作品は、1968年と1969年に日活が製作した「無頼」シリーズです。全6作が製作された本シリーズは、東映のヤクザ映画とは少し違った味を出していていて、日活らしい所が出ている作品群でもある。

物語の方は、元ヤクザだった藤田五郞の自伝的小説「無頼」の映画化作品であり、主演は渡哲也。「人斬り五郞」の異名を持つ主人公・藤田五郞が、足を洗おうとするが、ドスを持って修羅場へと突っ込んでいくという展開の作品であるが、アクションの方をたっぷりと見せてくれる作品である。

尚、製作されたのは2年間であるが、第5作までは1968年の作品ということで、短期に集中して製作された作品でもある。

監督は、第3作までは毎作変わるが、第4作からは、第2作の監督である小沢啓一監督が監督を務めている。尚、第2作はその小沢監督の監督デビュー作でもある。

初回の今回は、シリーズのおさらいということで、シリーズ全6作のタイトルと製作年を記しておく。以下の通りである。

シリーズ第1作「「無頼」より 大幹部」(1968年)、シリーズ第2作「大幹部 無頼」(1968年) シリーズ第3作、「無頼非情」(1968年) シリーズ第4作、「無頼 人斬り五郎」(1968年) シリーズ第5作、「無頼 黒匕首」(1968年) シリーズ第6作(最終作)「無頼 殺せ」(1969年)。

第1作と第2作はタイトルを混同してしまうことが良くあるのだが、もう少しタイトルの方は考えて貰いたかったところである。また、第5作「無頼 黒匕首」は「ぶらい・くろどす」、第6作「無頼 殺せ」は「ぶらい・ばらせ」と読むので、注意が必要である。

次回からは、それぞれの作品について記していきます。

 

↓全てビデオですが...

「無頼」より大幹部

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

大幹部 無頼

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

無頼非情

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

無頼 人斬り五郎

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

無頼 黒ヒ首(くろドス)

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

無頼・殺(バラ)せ

  • 出版社/メーカー: 日活
  • メディア: VHS

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堀江美都子『歌のあゆみ2 ~はつらつ青春時代』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1989年にリリースされた3枚組のCDであって、第7巻までリリースされたシリーズの第2弾である。今回は、「1」の続きであるが、収録時間の関係で、「1」に入らなかった「山ねずみロッキーチャック」の2曲から始まる。(こういうところはちょっと考えて貰いたいとも思うが、同じアニメ作品が綺麗に入るように構成していたら、3枚組7巻全21枚のCDが、間違いなく3~4枚は増えることになってしまうであろうから、これはこれでよろしいかと...)→資料と捕らえても、価値が下がるものではない。(このシリーズを購入するような方は、おそらく全部購入することになるでしょうし...)

この「ロッキーチャック」は1973年の曲であるが、この2曲を除いた63曲は、1974年10月から1976年3月の間に放送されたアニメ作品関係の曲ということになり、サブタイトルにあるように、ミッチの青春時代(当時は高校生でした。)の歌が詰まった構成となっている。それにしても、CDでは3枚に収まっているが、凄いハイペースで歌を歌っていることになる。しかも、彼女の代表的な曲も複数あるということで、アニソンの女王として君臨することになるのも当然というだけの内容である。兎に角、歌唱力があり、楽しい曲、聴かせる曲、パワフルな曲、優しい曲、勇ましい曲、ちょっぴり切ない曲、…。曲の幅も広く、聴き応えもたっぷりである。

収録曲は全65曲で、それが22曲、22曲、21曲に分けられている。「1」と比べると曲数が減っているが、これは1曲当たりの平均時間が長くなったためである。

DISC 1の収録曲は以下の全22曲である。『』『よかった』『ジムボタンの歌』『ポッコちゃんが好き』『ぼくらきょうだいてんとう虫』『ななほしてんとうほしななつ』『帰ろうランララン』『戦いははてしなく』『ミチルのテーマ』『お父さん』『わたしが大人になった日』『ジムボタン危機一髪』『ボタンを握って』『ポッコの空』『きらい好き』『はやく人間にもどりたい』『ママの夢』『ビューナスAの歌』『ジュンの歌』『進め!ゴレンジャー』『きょうもたたかうストロンガー』『ラ・セーヌの星』。

続いて、DISC 2の収録曲は以下の全22曲である。『私はシモーヌ』『剣士のシャシャシャ』『泣くなシモーヌ』『進めパリのために』『愛のテーマ』『マリー・アントワネット』『絵書きうた』『父さんのにおい母さんのにおい』『英語で一週間』『涙をしまおうポケットに』『戦え!七人ライダー』『カブトローブギ』『それゆけタックルちゃん』『ストロンガーアクション』『ストロンガー絵かきうた』『胸にかがやくSマーク』『ストロンガーかぞえうた』『ナゾナゾのミドレンジャー』『花のモモレンジャー』『ゴレンジャーストーム』『ゴレンジャー絵かきうた』『行こうよ洸』。

更に、DISC 3の収録曲は以下の全21曲である。『シンドバットのぼうけん』『シンドバットのうた』『ペペロの冒険』『風よつたえて』『クムクムのうた』『サウルスくん』『おちゃめな雨だれ坊や』『ピエロのチャイム』『夢の中の少女』『バラ色のクジラ』『春のぼうし』『マツゲの長い女の子』『ほらハックルベリィ・フィン』『河のうた』『ちいさな愛の歌』『アリババのうた』『シェーラの祈り』『チュッチュのわらべ唄』『すずめペペロ』『あそぼう』『美和のテーマ』。

今回もお薦め曲は控えることにするが、『ビューナスAの歌』や『ペペロの冒険』『シェーラの祈り』などは隠れた名曲でもあり、そういう曲とお馴染みの曲をたっぷりと聴くことが出来る。当時は高校生であったミッチであるが、本当に歌は上手いですね。ミッチの魅力をたっぷりと堪能出来るアルバムである。

 

堀江美都子歌のあゆみ2

  • アーティスト: あかのたちお,只野通泰,宇野誠一郎,小六禮次郎,小森昭宏,森岡賢一郎,横山菁児,渡辺宙明,筒井広志,菊池俊輔,越部信義,すぎやまこういち
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 1989/01/21
  • メディア: CD


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GARTH BROOKS『GARTH BROOKS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼のデビュー・アルバムである。'90's初頭、アメリカでは何度目かのカントリー・ブームが到来したが、その時の中心的なアーティストが彼だったというのは誰もが知っている通りである。本アルバムは、そんな彼の記念すべき1st.アルバムである。デビュー当時はそう大きくないヒットであったが、翌1990年に発表した2nd.アルバム、更にはその次の3rd.アルバムが超大ヒットを記録したことから、本作にも注目され、超ロング・ヒットになったアルバムである。(アメリカで1000万枚を越えるセールスを記録した。→'89年当時、そこまで売れるとは誰が思ったことでしょうか?)

チャート成績は、Billboardのアルバム・チャートでは最高位13位を記録したが、年間アルバム・チャートの方は発表された1989年と1990年ではTOP 100にランクインしていないが、1991年には34位、1992には27位、1993年には96位にランクインするということで、2nd./3rd.アルバムによってセールスを大いに伸ばした。

収録曲は以下の全11曲である。『Not Counting You』『I've Got A Good Thing Going』『If Tomorrow Never Comes』『Uptown Down-Home Good Ol' Boy』『Everytime That It Rains』『Alabama Clay』『Much Too Young (To Feel This Damn Old)』『Cowboy Bill』『Nobody Gets Off In This Town』『I Know One』『The Dance』。

この中からシングル・カットされたのは4曲であるが、いずれもBillboardのカントリー・チャートではTOP 10入りしている(2曲は1位を獲得している。)が、シングル・チャート(HOT 100)では特にランクインしていない。シングル・カットされたのは、発売順に『Much Too Young (To Feel This Damn Old)』(最高位・カントリー・チャート8位)、『If Tomorrow Never Comes』(最高位・カントリー・チャート1位)、『Not Counting You』(最高位・カントリー・チャート2位)、『The Dance』(最高位・カントリー・チャート1位)である。

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・カットされた『Much Too Young (To Feel This Damn Old)』『If Tomorrow Never Comes』『The Dance』と『Everytime That It Rains』『Cowboy Bill』という所をピックアップしておく。

彼の功績は、カントリー・ミュージックをメジャーなものにしたということであるが、'80's中盤からはワールド・ミュージックがブームになり、色んな音楽にスポットが当たるようになっていたが、そんな時に自国アメリカの昔からあるカントリーに目を向けさせたというのは、時代の流れだったのでしょうね。

ただ、これは以前からそうであるのだが、カントリーのアルバムというのは、1曲の時間が短いということもあって、収録時間が短いということがある。本アルバムもその例外とはならず、「時間が短い」というカントリー・アルバムの伝統(?)を受け継いでいて、30分ちょっとしかない。LPの時代でも30分程度だと「短い」ということになったが、CDの時代になると、より短く感じられる。この点だけが不満点と言えば不満点であるのだが、時間が短いということは収録曲のクオリティには無関係であり、アルバム満足度という別の尺度のマイナス点となるだけである。が、30分ちょっとで聴くことが出来るというのは、逆に気軽に聴くことが出来るということにもなるだけに...

 

Garth Brooks

Garth Brooks

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony/BMG
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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篤姫#47 [ドラマ]

今回の物語は、何と言っても幾島の再登場でした。で、登場したら完全に全てを食ってしまい、中盤以降は完全に主役と行っていい存在感でした。天璋院の貫禄も凄いが、幾島が出てくると、やっぱり違いますね。で、静寛院をはじめ、物語の前半に出てきたキャラクターは完全に吹っ飛ばされてしまいました...(有栖川宮のカッキー(竹財輝之助)あたりは完全にそうでした。)

物語は、徳川家討伐のために江戸攻めに突き進む官軍の進軍ということで、緊張感がより高まるのだが、そういう追いつめられたという緊張感はまるで無し。幾島との再会を中心にしたホームドラマの延長線上に位置するものでした。→本作らしいと言ってしまえばそれまでだが、こんな幕末のドラマというのも凄いですね~

天璋院と静寛院は、慶喜の助命を嘆願することについて相談するが、話しの中でお互いが似たもの同士だということを再確認する。(→そりゃあ、銭形(本)家の長女で初代ケータイ刑事と、三女で2代目ケータイ刑事ですから...IQも共に180、相棒は共に五代さんでしたし...)姑と嫁という関係であるが、やっぱりそんな関係には見えず、姉妹に見えました。

本寿院、相変わらずギャグ・パートを担うキャラとして活躍するが、流石に天璋院いびりはしない。酒を控えるように言われたことに不満を示したり、勝手放題にやっているようだったが、徳川家存亡の危機に対して全てを仕切って対処する天璋院の存在を一番分かっているような所を(終わりの所で)見せていましたね。→マリバロン様も完全に銭形愛の軍門に下ったということです。

京にようやくやってきた帯刀。それなりの活躍をするのかと思ったら、完全に幾島が登場するまでの前座という感じになっていて、幾島登場により、自らの存在感も幾島に全て委ねたような感じでした。が、これも彼らしいところでした。

帯刀の発案で、幾島を江戸・天璋院の所に行かせて、官軍の参謀・西郷に手紙を書いてもらい、それを幾島が届ける。まさに、昔なじみの顔ぶれをフルに利用したアイデアであるが、それに幾島を絡めてしまうのは凄い考えですね。

再会した天璋院と幾島。いきなり雷雲が現れ、雷鳴が轟き、稲妻が走る。(『明日吹く風』をバックに流してくれたら言うこと無しなんですけどね...)で、現れた幾島。これだけ凝った演出での登場というのもまた面白い所でした。(→そう言えば、「銭形愛」では色々とライティングに凝った演出が多々あったが、それらを思い出させてくれます。しかも従姉妹のちゃんを感じさせる登場ということで、「篤姫」のスタッフさんの中には絶対に「ケータイ刑事」ファンがいますね...)

ここから先は、天璋院と幾島以外のキャラは空気に早変わり。天璋院の貫禄も、この幾島が側にいたと思うと、納得ですし、逆に天璋院の側にいた幾島だからこそ、圧倒的な存在感と貫禄があるというところでしょう。

帯刀の立案に沿って、西郷の元を訪れた幾島。圧倒的な存在感の前に西郷も押されていたが、涙を見せながら拒んだが、幾島には分かっていた。で、そのことを天璋院に報告するが、天璋院は「謎は解けたよ、ワトソンくん」ということで、一筋の光明を見出した。

次回は、いよいよ江戸城開城ということで、大きな見せ場がありますね。大奥のトップに君臨する天璋院だが、現実は大奥だけでなくて徳川宗家のトップに君臨していると言っても良いが、いつも大奥の近い所にいる人物の間だけのホームドラマになっているため、ある程度の人数を前にして、貫禄ある所が殆ど無いだけに、これは楽しみです。

残りもあと3回であり、最終回は12/14であるが、その最終回はいつもの45分枠ではなくて70分に拡大されて放送されます。総合とBS-2はいつもの時間の開始ですが、BS-hiの最終回だけは1時間繰り上がって、17:00スタートとなります。また、毎年恒例の「総集編」ですが、12/26、27、28日の3日間に5部構成で放送されます。(但し、総合テレビだけで、BS-hiやBS-2での放送はありません。)

 

篤姫 完結編 (4) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

篤姫 完結編 (4) (NHK大河ドラマ・ストーリー)

  • 作者: 宮尾 登美子
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: ムック

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第壱集

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD
NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集 [DVD]

NHK大河ドラマ 篤姫 完全版 第弐集 [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD

NHK大河ドラマ オリジナルサウンドトラック「篤姫」‾2‾

  • アーティスト: TVサントラ
  • 出版社/メーカー: PONYCANYON INC.(PC)(M)
  • 発売日: 2008/10/29
  • メディア: CD
「篤姫」オリジナルサウンドトラック

「篤姫」オリジナルサウンドトラック

  • アーティスト: 吉俣良
  • 出版社/メーカー: PONYCANYON INC.(PC)(M)
  • 発売日: 2008/02/20
  • メディア: CD
ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

ケータイ刑事 銭形愛 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

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恋する日曜日・1st.#8「FOR YOU」 [ドラマ]

恋する日曜日・1st.」の中でも、特撮ヒーロー・ファンが注目というキャストの物語が今回の「FOR YOU」でした。何せ、「仮面ライダー龍騎」の編集長・津田寛治と、「仮面ライダー剣」の北条隆博、劇場版「仮面ライダー剣」の石田未来(つい先日、引退して田舎に帰ると発表したばかりです。)というように「仮面ライダー」関係者が3人、そして「幻星神ジャスティライザー」の神崎詩織がこれに加わっている。(秋本奈緒美は特に特撮ヒーロー作品には関係していないですが...)

が、この顔ぶれであるが、本作はヒーローものという作品ではなく、高校生の娘を持つ父と娘の淡い物語である。(「恋日」の得意のパターンの物語です。)

恋日・1st.」では、何本か未見の作品がある筆者であるが、この物語は「未見」ではないのだが、好きな物語であるので記しておくことにします。

テーマ曲は尾崎亜美の「FOR YOU」(テーマ曲がドラマのサブタイトルにそのまま使われる。)であるが、使い方が上手い(「1st.」は「2nd./3rd.」よりもテーマ曲の使い方が上手いです。)こともあって、良い雰囲気で物語が始まります。

物語は、母・悦子が海外出張で家にいない小向家。高校生の娘・優はごく普通の女子高生であるが、父・吾郎は娘のことが色々と気になっていた。が、家の中には悦子が付箋紙に色々と細かい注意書きが張ってあり、どちらかというと不器用な男であった。

朝、朝食の支度をしている吾郎。優は洗面所で前髪を切ろうかどうかと悩んでいる。そんな優に色々と口を出すが、父を無視する優。その日、買い物で出掛けた吾郎は、若い女性向けのファッション雑誌を優の溜めに買って帰り、公園でのんびりしていた。一方、優は、テニス部の先輩・洋介とクラスメートの香苗が一緒に帰っているのをつけていた。が、吾郎が優に気づくと声をかける。これに優は不機嫌になった。

優は洋介に恋しているようであり、その気持ちを伝えられないでいた。それを感じた吾郎は、悦子に「(娘の)恋のアドバイス」を求めていた。

また、優には香苗から「洋介に告白した」とTV電話で言われ、何も出来ない自分は落ち込んでいた。そんな優を見て、吾郎は優に、自分も告白するようにアドバイスをする。で、優も夕樹を持って告白しようと決心したが...

受験を控える洋介の予備校の帰り道で待っていた優。が、洋介が近づいてくると、やはり何も出来ない。洋介は優に気づかず、素通りしていき、優は後を追う。また、吾郎は吾郎で、そんな優を見守っていた。で、優に告白するように叫んだ。で、優は決心して、洋介の後を追って告白したが...

洋介は、受験があるからと、優の告白を断った。それを吾郎に告げる優。が、自分から告白したことで、気持ちはすっきりしていた。また、両親は、母の方から吾郎に告白したということも分かり、父のことも理解できた優は、父のような男を好きになるだろうと思ったのだった。

派手な所は一切なく、何処に出もありそうな物語であるが、「恋する日曜日」の持っている優しさに満ちあふれた物語であり、ちょっぴり幸せな気持ちにさせてくれる良い物語でした。(まさに、「恋日」の王道をいく物語です。)

ところで、石田未来は先日、芸能界から引退すると発表したばかりであるが、本作では良い味を出していただけに、残念です。「恋日」にはこの物語しか出演していないが、「2nd./3rd.」にも出演していたら、と思う所でもありました。(この点では、作品に恵まれなかったという言葉で片付けられてしまうのでしょうが...)学年では真希ちゃん&早織ちゃんと同じ学年であり、銭形になれなかった一人ということもありますが、惜しい人材です。

次回は「空に近い週末」という物語であるが、これは「恋日・1st.」の中でも傑作の一つとして知られている秀作です。が、来週(11/30)は放送がお休みになるので、12/7の放送です。その後、内山理名主演の「ロンリィザウルス」、五代さんが出演している「レイニーブルー」、持田真樹主演の「Flame」と続き、ここまでが年内の放送ということになります。

 

↓これに収録されていませんが、本作は良い作品です。

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

恋する日曜日 プレミアムDVD-BOX

  • 出版社/メーカー: TBS
  • メディア: DVD

↓テーマ曲はこれに収録されています。

ゴールデン・ベスト

ゴールデン・ベスト

  • アーティスト: 尾崎亜美,松任谷正隆
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2002/06/19
  • メディア: CD

 

↓「石田未来」ということで...

石田未来 コンプリートBOX

石田未来 コンプリートBOX

  • 出版社/メーカー: ベガファクトリー
  • メディア: DVD

石田未来 未来グラフィティー

石田未来 未来グラフィティー

  • 出版社/メーカー: フォーサイド・ドット・コム
  • メディア: DVD

猫目小僧

猫目小僧

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD

加藤家へいらっしゃい ! ~名古屋嬢っ~ DVD-BOX

加藤家へいらっしゃい ! ~名古屋嬢っ~ DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD

pink―石田未来写真集

pink―石田未来写真集

  • 作者: 渡辺 達生
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/09
  • メディア: -

夏風―石田未来

夏風―石田未来

  • 作者: Hideki Kohno
  • 出版社/メーカー: 学習研究社
  • 発売日: 2002/12
  • メディア: 単行本


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ゴルゴ13#33 [アニメ]

今回の物語は、シニカルな所があり、バブル期の日本人らしい登場人物と、「名誉」「伝統」に固執する欧州人らしい登場人物と、あくまでもプロというゴルゴの三者のキャラが(途中までは)面白く絡んだ物語でした。ただ、こういう物語だったら、もっとシニカルな結末にしてもらいたいということで、ストーリーとしたら物足りなさを感じました。(もう少し捻っておくか、もっとベタな展開にして貰いたかった...)

ゴルゴはフランスのある古城を訪れた。それは日本人の柳田が最近購入した古城であった。ゴルゴはそこで下見をしていた。オークション会場で、1800年もののワインが出品された。柳田はそれを70万ユーロで落札した。そのワインはロマネ・モン・リュイザンというフランスの名誉と伝統のある会社が出品したものであり、そのオーナー・ジャン・シャルル・アルベールは柳田が落札したことをほくそ笑んでいた。というのは、そのワインの中身は1800年ものではなくて1905年ものだった。そして、柳田には1800年ものと1905年ものを味わい分けることは出来ないと豪語して、勝ち誇っていた。そんな所に、柳田は、落札した1800年ものをフランスを代表する5人のソムリエを招待して、公の場で公開するパーティを開催した。アルベールは、このままだとニセモノだということが暴露されてしまい、名誉と伝統を傷つけ、信頼を失ってしまうということで、フランスNo.1ソムリエに招待を受けないように説得しようとするが、逆に名誉あることだと言われ、出席すると言われる。そして、そのパーティの日がやってきた。やはり招待されたアルベールは1800年もののワインの開栓に指名される。アルベールは震える手で開栓したが、その時、ゴルゴの銃弾がそのワインの瓶を狙撃し、砕け散った。

アルベールは1800年もののワインがニセモノということが暴露されると、ロマネ・モン・リュイザンの名誉と伝統は傷つけられて信頼を失ってしまうので、それを防ぐためにゴルゴにワインの狙撃を依頼していたのだった。ゴルゴは依頼を受けた時、「誇りは気高いが、過剰になれば傲慢だ。それは苦々しいだけだ」という言葉を残しており、アルベールの頭にはその言葉が蘇っていた。

柳田とアルベールのキャラは日本人と欧州人の特徴を上手くすくい上げたキャラであり、いい感じでストーリーは進んでいったが、最後にはもっとシニカルにして結ばないと、折角のキャラクターが生きないことになる。(誰も傷つかない形で大団円という締めでは物足りない。)マラソンで40kmまで首位を独走していたが、残り2kmというところでズッコケて、最終的には10位ぐらいでゴールしたという印象になった物語でした。→ここのところ、またもクオリティが落ちている。で、前回に続いて11/21発売のDVDの3巻セットのプレゼントの告知をして、これによって誤魔化そうとしていたという印象が強く残りました。

この物語は「SPコミック94巻」に収録されています。

ゴルゴ13 (94) (SPコミックス)

  • 作者: さいとう たかを
  • 出版社/メーカー: リイド社
  • 発売日: 1995/04
  • メディア: コミック

↓今回はこういうものを拾っておきます。

ソムリエ試験実戦対策問題集 2008年版 (2008)

ソムリエ試験実戦対策問題集 2008年版 (2008)

  • 作者: 梅田 悦生
  • 出版社/メーカー: 時事通信出版局
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 単行本
日本ソムリエ協会教本 2008―ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート (2008)

日本ソムリエ協会教本 2008―ソムリエ・ワインアドバイザー・ワインエキスパート (2008)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本ソムリエ協会
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 大型本
新訂 ソムリエ・マニュアル

新訂 ソムリエ・マニュアル

  • 作者: 日本ソムリエスクール
  • 出版社/メーカー: 柴田書店
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本

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東京少女・岡本あずさ#4「絆(前編)」 [ドラマ]

今回の物語は前後編の物語となる「絆」という物語の前編です。(今月は5週あるので、5月、8月と同様です。)前後編となると、じっくりと描くことが出来るようになるので、物語の奥が深くなり、その分だけ見せてくれます。

この物語は何処かで聞いたことがあるような展開のように途中まで感じていたのだが、なるほど、そうきましたか。いつもは1話完結なので、「起承転結」の「」も驚くようなものとなるのは少ないのだが、今回の「転」は「東京少女」としたらかなり驚くような展開の「転」でした。→これによって次回の後編に引っ張ることになるが、これならば十分引っ張ることが出来ます。ただ、日本もこういうところは「治安が悪化した」と言うことも出来るところで、現代らしい展開でもありました。

あずさとミンジのやりとりは、言葉が完全に通じないということで、英単語混じりで何とか話しをするが、これはなかなか面白いところであって、この物語のコミカル・パートになっていました。(→言葉は通じなくても、ボディ・ランゲージなどで通じるものですし、微笑ましい所でもありました。)

今回は物語の前編なので、総括的な所は後編を見てからということにします。

宮本あずさはバリバリの江戸っ子で、言葉遣いもべらんめえ調という女子高生。ある日、父から、会社の取引先である韓国の会社の社長令嬢・チョ・ミンジの相手をするように頼まれる。が、その日は楽しみにしていたコンサートに行く予定があって、兎に角拒否する。父はなんとか説得しようとするが、ガンとして受け付けないあずさ。が、当日、渋々引き受けることにした。

で、家に社長令嬢・チョ・ミンジと彼女の付き添い(お目付役と言ったら良いでしょう)兼通訳のリ・ウンヨンがやってくる。挨拶を済ませると、父は仕事に出ていった。するとミンジの態度は変わり、ワガママ放題になり、あずさに対して命令口調になって、あずさを召使いのように扱うようになる。父のためにも怒りをこらえるあずさはミンジの肩を揉んだり、お茶のお代わりを持ってきて、相手を務める。

が、あずさは「やい、ミジンコ。お前なんかミジンコで十分だ」と言って、説教を始める。(が、言葉は完全に通じないもどかしさもあって...)

外に出たミンジに付いていくあずさ。(たっぷりと買い物をして、ウンヨンがそれを抱えてついていく。)で、アイスクリーム・ショップに入る。そこでミンジはトイレに立ち、ウンヨンもついていく。それを見たあずさは「トイレも一緒なんだ...」とちょっと呆れていた。(ここでAパート終了。経過時間は10分弱ということで、今回は早めでした。Bパートは16分強になります。)

あずさは東京のガイドブックを渡して「何処でも好きな所に連れてってやるから」と言って、ミンジに行きたい所を尋ねる。が、ウンヨンは「あんまり人が多い所は案内しないで下さい」と注文を付ける。そして「出来たら、人がいない所、ブラブラして下さい」と言って、ミンジからガイドブックを取り上げてしまう。そんな所にミンジにメールが届き、それを見ようとするが、ウンヨンが携帯を取り上げてしまう。「悪い虫が付いたら困る」「ミンジ様には韓国に婚約者がいる」と言う。が、あずさは「おかしいだろう」と言って、ウンヨンから携帯を奪い、ミンジに返した。「こいつの人生はこいつのもんだろう」とあずさはミンジに対して同情的になる。

アイスクリーム・ショップを出ると「ミジンコ、行こうぜ」と言ったあずさはミンジを連れ出した。まずはウンヨンを振りきった。で、改めてガイドブックを出して「何処行きたい?」と尋ねるが、ミンジは「グッバイ」と言う。あずさの携帯に電話が掛かってくるが、ミンジは携帯を取り上げて切ってしまう。それはウンヨンからで「付き添いさんか」ということで納得するあずさ。ミンジはメモを取り出してあずさに見せる。それには「瓢亭 ヨシコ」とされていた。で、ミンジの母は日本人で、離ればなれになっていた。ミンジは母が働いている「瓢亭」に行って会おうとして、あずさと分かれようとする。が、あずさは呼び止めて、「言葉も話せないのにどうやって行くんだよ。私もミジンコと一緒に行く」と言って、行動を共にすることにした。(「困った時はお互い様」「江戸っ子の人情」と、自ら口にしていたあずさだった。)

携帯サイトで「瓢亭」を検索し、場所を調べたあずさは、その店に行った。が、去年辞めたということだった。引っ越し先を尋ねると、「店長なら知ってるかも」ということで、暫く待ち、青梅の図書館で働いている、と教えて貰うと、そこに向かった。

図書館に到着したあずさとミンジ。職員に「ヨシコ」のことを尋ねる。「苗字は?」と尋ねられたが分からない。が、図書館のお姉ちゃんは調べてくれて、住所を教えてくれた。(→個人情報を教えるにしたら、もう少し事情を尋ねるべきじゃないのと思う所ですが、尺の関係もありますからね...)

教えられた住所に辿り着くが、留守だと近所のおばさんが教えてくれる。しかも、いつ帰ってくるか分からないという。これにミンジは「レッツゴー」と言ってあずさを近くの旅館に連れて行った。が「そんな金ないよ。ノー・マネー」とあずさ。これに財布を見せて「マネー、OK」とミンジは言うと、旅館に泊まることにした。

中居さんに「こういう時はチップ」と言ってお金を渡そうとするあずさだったが、それを察してミンジは1万円札を財布から出すと、中居さんに渡す。あずさは「お前、絶対色々間違っているぞ」と呆れていた。

夜、家に電話を入れたあずさ。父は「お前ら何処にいるんだ?」と慌てていた。「渋谷だよ」と適当に答えたあずさに「渋谷のどこだよ。今直ぐ行くから場所教えろよ」と父。これにあずさは電話を切ってしまった。そんな所に、ミンジが風呂から戻ってきた。あずさは「場所は言ってないよ」と言い、ミンジにもメールが山のように入っている、と言う。携帯を見たミンジも溜息をついて、携帯を閉じてしまう。

あずさは母のことをミンジに尋ねようとする。(が、上手い言葉が出てこない。)が、何とか話しが通じ、ミンジが5歳の時に分かれたということだった。(20年近くということでよろしいかと...)あずさは「絶対ママに会おうな」と返した。

翌日、再び教えられた家に行った2人。が、やはり留守だった。落ち込むミンジに「大丈夫、会えるから」と元気づけていたあずさだった。

そんな2人はコンビニで食べ物を買った。その時、ミンジの財布にお札がたくさんあるのを怪しげな男がそっと見ていた。コンビニを出た2人は道を渡り、向かいにあったベンチに腰を下ろして弁当を食べようとする。が、その時、ベンチに置いたミンジのバッグが、自転車に乗った先ほどの怪しげな男がひったくって行った...(「つづく」と出て、以下は次回へ)

キャストとスタッフは「新耳」などの「ショートフィルム道」の作品と同様に、10秒の間に2つの画面に話駆けて一気に出ました。

次回は、今回の続きで「絆」の後編です。次回予告では、「お腹減ったな」から柿を食べて「こらっ!」、更には「家出か?」というように、どうやらこういう物語の基本的な展開にしたが伝いるような感じです。で、「母を訪ねて三千里」(三千里という距離ではありませんが...)の方は、簡単には会えないようで、何かありそうですが、簡単に会えたら面白くないですしね...

「BS-iドラマ倶楽部」からのお知らせのバックの風景は、いつも通りの「高速道路と東京タワーを中心としての夕景」でした。

今回の岡本あずさは、これまでの3つのあずさとは全く違うキャラを見せてくれたということで、こういう姿を見られるというのが本作の面白いところである。それにしても「江戸っ子」ということで「東京少女」ということにしたのは、ある意味では面白い所でした。これならば一応文句は付けられないですし...

ただ、今回の物語はコミカルな所も一応散りばめられているものの、コメディ色を前面に出した岡本あずさを見てみたかったところでした。この点だけが今月の「東京少女」において残念な所でした。→遅くても11/20頃には発表されると思っていた7代目だが、まだ発表されないですね...今月中には発表されると思うのだが、まさか「東京少女」を4クールやるというのは無いですよね...??? 岡本あずさだったら7代目を襲名しても悪くないので、コミカルな芝居はそれからというつもりなのかしら???

 

↓今回のあずさは...

江戸っ子歳事記

江戸っ子歳事記

  • 作者: 鈴木 理生
  • 出版社/メーカー: 三省堂
  • 発売日: 2008/10
  • メディア: 単行本

江戸っ子の身の上―綺堂随筆 (河出文庫)

江戸っ子の身の上―綺堂随筆 (河出文庫)

  • 作者: 岡本 綺堂
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 文庫

なぜ江戸っ子を〈ちゃきちゃき〉と言うのか

なぜ江戸っ子を〈ちゃきちゃき〉と言うのか

  • 作者: 中江 克己
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2008/08/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

江戸っ子―江戸時代後期 (小学館版学習まんが―少年少女人物日本の歴史)

江戸っ子―江戸時代後期 (小学館版学習まんが―少年少女人物日本の歴史)

  • 作者: 小井土 繁
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1987/05
  • メディア: 単行本

江戸っ子気質と鯰絵 (角川学芸ブックス)

江戸っ子気質と鯰絵 (角川学芸ブックス)

  • 作者: 若水 俊
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本

 

↓境遇は全然違いますが...

母をたずねて三千里 (竹書房文庫―世界名作劇場)

母をたずねて三千里 (竹書房文庫―世界名作劇場)

  • 作者: デ・アミーチス
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 文庫

↓「ミンジ」という名前から「ミジンコ」って...

ミジンコ―その生態と湖沼環境問題

ミジンコ―その生態と湖沼環境問題

  • 作者: 花里 孝幸
  • 出版社/メーカー: 名古屋大学出版会
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本

やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブック

やさしい日本の淡水プランクトン図解ハンドブック

  • 作者: 一瀬 諭
  • 出版社/メーカー: 滋賀の理科教材研究委員会
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本

ミジンコはすごい! (岩波ジュニア新書)

ミジンコはすごい! (岩波ジュニア新書)

  • 作者: 花里 孝幸
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 新書

↓ひったくりにはご注意を

現代ひったくり事情―少年の感性/社会の陥穽

現代ひったくり事情―少年の感性/社会の陥穽

  • 作者: 藤掛 明
  • 出版社/メーカー: 新曜社
  • 発売日: 2000/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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