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渡辺典子『ベスト』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2004年にリリースされたベスト盤である。今では、彼女が歌手としてレコードをリリースしていたことは完全に忘れられているが、1982年のデビュー当時は、薬師丸ひろ子、原田知世と共に「角川三人娘」の一人として知られている。で、1984年に歌手デビューを果たしている。特に大きなヒット曲は生まれていないものの、主演ドラマや映画の主題歌を歌っていた。(歌手としては1988年までに10曲のシングルと3枚のアルバムをリリースしている。)

収録曲は以下の全19曲である。『花の色』『少年ケニヤ』『晴れ、ときどき殺人(キル・ミー)』『星座の旅』『いつか誰かが…』『moreそしてmore』『カムイの剣(けん)』『あこがれ座』『野ばらのレクイエム』『華やかなピリオド』『ここちE』『TOKYOサバンナ』『火の鳥』『涙で答えて』『リタルダンド』『仕返しロングシュート』『空色のピアス』『あなたを知っている』『サラダ記念日』。

収録曲は、10枚のシングルを発表した彼女であるが、最後のシングルのB面曲を除いたシングル収録曲である。しかも、シングルのリリース順に、A面曲、B面曲が収録されているということで、資料性も非常に高い内容となっている。(10枚目のシングルのB面曲『八月の朝』は時間の関係でカットされているが、これはCDの物理的な容量からくるものである。)尚、彼女は6枚目のシングル以降はレコード会社を移っているだけに、レコード会社の垣根を超えて、1枚のベスト盤としてリリースされたというのも大きいところである。

薬師丸、原田の2人については、ベスト盤も色々とリリースされているが、常に三番手となっていた彼女に関しては歌手としては切り捨てられて忘れられたように扱われていただけに、本ベスト盤のリリースというのはファンにとったら嬉しいところである。

「角川三人娘」の一人ということでは、'80'sを代表する一人であるだけに、彼女のベスト盤というのも、手元にあっても良いんじゃないですかね...(ただ、やはり、薬師丸、原田の2人のベスト盤も持った上でのことであって、やはり三番手ということになってしまうでしょうが...)

 

渡辺典子  ベスト

渡辺典子 ベスト

  • アーティスト: 三浦徳子,阿久悠,川村真澄,戸沢暢美,俵万智,阿木燿子,萩田光雄,中村哲,瀬尾一三,カズ・トヤマ
  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/12/01
  • メディア: CD


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WHITESNAKE『LOVEHUNTER』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1979年に発表された彼らの2枚目のスタジオ・アルバムである。第三期DEEP PUEPLEのボーカリストとして知られるDAVID COVERDALEが中心となって結成されたバンドである彼らが、欧州と日本などで広く知られるようになったアルバムである。ブルース主体のハードロックというスタイルも明確になって、内容の方も充実しているアルバムである。チャート成績の方は、活きリスで最高位29位を記録している。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2006年にリマスタされた時に4曲のボーナス・トラックが追加されて、全14曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Long Way From Home』『Walking In The Shadow Of The Blues』『Help Me Thro' The Day』『Medicine Man』『You 'n' Me』『Mean Business』『Love Hunter』『Outlaw』『Rock 'n' Roll Women』『We Wish You Well』。(以下、ボーナス・トラック、全てが「Radio 1 Session Version」である。)『Belgian Tom's Hat Trick』『Love To Keep You Warm』『Ain't No Love In The Heart Of The City』『Trouble』。

この中からシングル・カットされたのは『Long Way From Home』である。イギリスでは最高位55位を記録するヒットとなっているが、それ以外の国では特にヒットを記録しなかった。

お薦め曲はシングル・ヒットを記録している『Long Way From Home』、そして『Walking In The Shadow Of The Blues』『Mean Business』『Rock 'n' Roll Women』、そしてアルバム・タイトル・ナンバーの『Love Hunter』をピックアップしておく。

COVERDALEが目指すブルースとハードロックという方向性がはっきりと表れているものの、一部の曲ではポップな所が出ているものの、HRファンであれば一応は納得できる内容となっている。また、COVERDALEのボーカルも味のあるところを発揮していて、聴かせてくれている。尚、彼らは欧州と日本では本アルバムによって知られるようになるが、'70'sのアメリカではハードロックというものがマイナーなものという認識でしかなかったことで、鳴かず飛ばずという状態であったが、日欧というHRの大きなマーケットで認知されたことで、期待のバンドと言うことになったのも本アルバムによってである。

ということで、HRファンであれば、聴いておくべきアルバムの一つである。じっくりと聴きましょう!

 

Love Hunter

Love Hunter

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Emd Int'l
  • 発売日: 2006/05/09
  • メディア: CD

ラヴ・ハンター+4

ラヴ・ハンター+4

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
  • 発売日: 2007/07/04
  • メディア: CD

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ゴーカイジャー #31 [特撮]

15年が経過しているのに、あんまり変わっていない超力・赤と桃が登場した物語。(やはり「超力」が働いているのか???)が、オーレンジャーというと、やっぱり三浦参謀長が出てこないとと思ってしまう。(今回は、その意味では「肉のないスキヤキ」「気の抜けたコーラ」と感じられた。)まあ、オーレンジャーはミリタリー戦隊であるだけに、「定年」ということもしっかりとあって、参謀長は定年を迎えて退任していると解釈しておきます。また、赤、桃というキャストはいいのだけど、どうせなら、(4代目)格さんとなった青にも登場して欲しい所でした。ということで、今回は、もっと盛り上がりを感じる物語になるはずなのに、空振りだったという感じで、今一つでした。(やっぱり、「肉のないスキヤキ」と言った感じでは...)

ということで、今回は色々と、過去の作品の美味しいところを掻い摘んでいることから生まれる物語上の矛盾点や疑問点などの設定上の粗が色々と感じられる物語となってしまったという印象の方が強く、作品の限界と言うことを感じてしまう物語でした。

冒頭で、他の戦隊(多分、チェンジマン?)が襲われて大いなる力を奪われた、ということは、歴代戦隊同士は横の繋がりがあるということになる。が、それは地球守備隊とUAOHなど、複数のミリタリー戦隊が共存することになる。地球規模の侵略者に対して、そういう複数の戦隊が手を組んで対処しないのは何故?ということになり、ひいては歴代の世界を合体させたことによる設定上の弊害が現れてますね...(他の戦隊についても同様で、合体ロボまで持つという技術力の高さもあるのに統合するということもないし...)

バスコが登場する時は、殿下がお休みということが多いが、ザンギャックの「戦隊らしいごっこのような」戦略が面白いのに、ちょっと寂しいですね...

物語としたら、バスコの真の姿が登場するというように、前に進んでいるということと、ゴーカイが派手な敗北を喫したということで、一つの節目になる物語だったと言うことになるが、今一つ、これという面白いポイントがなかったためか、つまらない平凡な物語になったのが残念でした。

まあ、超力・桃が当時とそれほど変わっていないということで、大いなる力で若さを保っている、と思えたら、それはそれで「大いなる力」の凄さを感じられるのですが...

また、ラストの展開では、(このまま)「次回に続く」ということで、次回も超力・赤と桃は登場しそうな尾張方だったけど、次回予告ではそういう所が全くないということは、登場しないと考えるのが妥当なところですかね。→そうなると、今回の物語が浮いてしまうことになってしまうだけに...

尚、『虹色クリスタルスカイ』の方が使われていたが、元々はこっちがOP主題歌になる予定だったという経緯があるだけに、ここは良いところでした。(あと、オーレバズーカーが見られた所も...)

尚、オーレンジャーとゴーカイジャーは(オリジナルの初期5人が)数少ない色と性別が一致している戦隊であるだけに、パチモン戦隊の方は大きな違和感も泣く、それが逆に、何も印象に残ることが無かったのは、同なんですかね...???

ところで、言葉だけで片付けられた「チェンジマン」「フラッシュマン」「マスクマン」に関しては、残念ながら、オリキャス・ゲストも無く、今回で処理されてしまったと考えるべきなのでしょうね。

 

超力戦隊オーレンジャー VOL.1 [DVD]

超力戦隊オーレンジャー VOL.1 [DVD]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: DVD

月刊さとう珠緒 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: イーネットフロンティア
  • メディア: DVD

さとう珠緒 mana [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD

ハニー・リップス―さとう珠緒写真集

ハニー・リップス―さとう珠緒写真集

  • 作者: 井ノ元 浩二
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 1996/06
  • メディア: 大型本

超力戦隊オーレンジャー超全集 (てれびくんデラックス 愛蔵版)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1996/03
  • メディア: 単行本

超力戦隊オーレンジャー 重甲ビーファイターヒロイン写真集 (SFX HEROINES BEST COLLECTION)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 1996/04
  • メディア: 大型本


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ケータイ刑事銭形海5話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]

銭形海」の第5話「本家VS元祖、女将の戦い! ~フグ毒殺人事件」の裏ネタ編・増補の4回目となる今回は、こんな所でも2つの店は対立しているということから、「手ぬぐい」について、「タオル」について、こういうことまでしていたことから「シュプレヒコール」について、本当にこれなのかと思ってしまうがそう言っていることから「老舗」について記します。尚、「手ぬぐい」は「・27話(2nd.14話)[裏ネタ編]PART 6」で、「タオル」は「・22話(2nd.9話)[裏ネタ編]PART 6」で、「シュプレヒコール」は「・28話(2nd.15話)[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/4付です。

手ぬぐい」:漢字で記すと「手拭」または「手拭い」と記す。尚、同じ漢字で送り仮名が異なる「手拭き」(または「手ふき」と表記する場合もある。)とは別物である。→「手拭き(手ふき)」は手を拭く布、または紙であり、一般的には「おしぼり」と呼ばれるものである。

体を拭いたり、頭のかぶり物にするのに使用する平織りの布である。現在では木綿が一般的であるが、古くは麻が使われていた。長さは3尺、6尺、9尺で幅は1尺程度というのが一般的な大きさである。このサイズは江戸時代にこれが広く普及するようになった頃からの寸法であって、当時の長さの単位である尺貫法が元になっているものと思われる。(6尺と9尺のものは体を拭く用途ではなく、かぶり物用である。→ハチマキにしたり、祭の時などに使われるものである。)

起源ははっきりしないが、江戸時代には広く普及していたことから、それ以前であることだけは確かである。麻の平織りの布で、白い無地というのが一般的であった。が、江戸時代には染色の技術が発達したこともあって藍色に染められたもの、赤色に染められたものなどが登場して、特に藍色に染められたものは手ぬぐいの一般的なものとして定着した。また、素材も麻から木綿が主流になった。

日常生活にはなくてはならない万能布というようなことになったが、明治以後、西欧から「タオル」と呼ばれる同じ用途の布が入ってきたことで、「体を拭く」という用途での需要は減少することになった。しかし、タオル生地にはない平織りならではの良さがあって、それ以外の所ではやはり広く利用されている。また、体を拭くという用途では、ハンカチやタオルとすみ分けられて、現在でも一般的に使用されている。

また、手ぬぐいはちょっとした贈答品として配布されることの多い日用雑貨でもある。特に、商店がサービスで配ったり、ちょっとしたイベントの商品(参加賞と言うことが多いようですが...)として配られたりしていることも多い。(タオルも「配る」ということでは同様に使用されていますが...)

英語では「Japanese Towel」、ドイツ語では「Japanisches Handtuch」、フランス語では「Japonais Essuie」、イタリア語では「Giapponese Asciuga」、スペイン語では「Toalla Japonesa」、ポルトガル語では「Toalha Japonesa」、と言うが、近年では日本語をローマ字にした「Tenugui」という言い方でも通じるようになっている。尚、中国語では「布手巾」と言う。

タオル」:タオル地の布のこと、またはそれを使って作られた西洋手ぬぐいのことである。日本の手ぬぐいとは布地が違っているという所が最大の特徴である。しかし、布地が異なっているが、用途としては基本的に同じである。タオル地は、輪奈を出した布地となっていることが特徴であって、そのため、ある程度の厚み(数ミリ~1センチ弱)を持っている布である。そのため、肌触りが良く、吸水性も高くなっている。(これがタオル地の特徴である。)そのため、風呂に入る際は、広く利用されている布である。(身体を洗うのに使うだけでなく、湯上がりに身体を拭くのにも利用される。→それに特化したものが「バスタオル」と呼ばれる、サイズの大きいものである。)

尚、「手ぬぐい」とは布地が異なることで、用途は同じであるが、肌触りなどの好みによって使い分けられている。

また、「タオル」は「手ぬぐい」と同様に、ちょっとした贈答品として配布されることの多い日用雑貨でもある。商店では名前入りのものを作り、それをサービスで配ったりしていることが多い。(銀行の配布する粗品と言うことでもポピュラーなものの一つとなっている。)

ちなみに、日本でタオルの製造が多い地域としては、愛媛県今治市、大阪府泉佐野市が有名である。特に今治は世界でも有数のタオル生産地として知られている都市である。(泉佐野は「登用のマンチェスター」と呼ばれ、日本のタオル産業の発祥地として知られている。)

英語では「Towel」、ドイツ語では「Handtuch」、フランス語では「Serviette」、イタリア語では「Asciugamano」、スペイン語では「Toalla」、ポルトガル語では「Asciugamano」、中国語では「毛巾」と言う。

シュプレヒコール」:ドイツ語であって、元々は演劇用語である。古代ギリシャ劇に見られた1つであって、合唱に模して行う台詞の言い方であって、詩や台詞を複数の人で合唱するように、抑揚を付けて同時に連呼することを言う。

これが第一次大戦中にドイツの革命家のK・リープクネヒトが、戦時公債に反対し、反戦運動を行う時に使い、それ以後、集会やデモ行進を行う際に、自分たちの主張やメッセージ、スローガンを大勢で繰り返して叫ぶことを行い、これが演劇の世界での「シュプレヒコール」の形に似ていることから、以後は集会やデモの時に叫ばれるものを指して言うようになった。(元々が演劇会の専門用語であることと、第二次大戦以降、世界でデモや集会でこれが行われていることから、現在ではこちらの意味の方が一般に認識されているようになった。)

日本では、戦後の様々な労働運動や学生運動ではこれらは当たり前のように行われるようになり、現在でも集会などでは、士気を高めるために叫ばれることが多い。特に、1960年代の安保闘争時には「安保反対」というスローガンが頻繁に叫ばれ、労働運動(メーデー)では賃上げ要求がスローガーンとなるのはお馴染みである。

また、暴力団事務所に対して、地域住民たちが「暴力団は出ていけ!」と叫ぶというのも珍しくなく、これもシュプレヒコールの一つである。このようにシュプレヒコールは、相手に対して反対の意思を示すということが一般的になったことから、相手に賛成する場合や肯定するような掛け声は、同じように叫んでも「シュプレヒコール」とは言わないようになっている。

英語では「Chorus of Shouts」、ドイツ語では「Sprechchor」、フランス語では「Chorale Psalmodier」、イタリア語では「Corale Salmodiando」、スペイン語では「Coral Cantando」、ポルトガル語では「Cantando Coral」、中国語では「台詞的合白」と言う。

老舗」:「しにせ」と読む。(難読漢字の一つであって、入試問題でも出題されることが多いものの一つである。そのため、読むことに付いては覚えているが、「漢字で書け」と言われると間違いが多い漢字でもある。)

先祖代々から続いて繁盛している店舗のこと、先祖代々の業を受け継いで、顧客から信用されている店舗のことである。尚、「老舗」と呼ばれるのは店の方が自ら名乗るのではなく、周囲がその店舗のことを「老舗」と呼ぶようになるのが一般的である。また、代々続いている店ということになっているが、何年以上、または何台以上続いていればこのように呼ばれるのかという明確な基準はない。あくまでも、消費者サイドがその店舗に対する長年の信用と実績などから呼ばれるようになるものである。

語源は「物事を真似する」という意味の「仕似せる」であって、親の商売の仕方を真似て、代々稼業を受け継いでいくことからに由来している。そのため、現在一般的に使われている「老舗」というのは代々続いているので古い店となるということからの当て字である。

尚も日本では、商工会などは「30年」という期間を一つの目安にしているようであるが、30年ではせいぜい2代であるので、「代々受け継いでいる」という言葉の定義に合致していない。→一般的には100年以上というのが一つの基準になっている。

また、その業界に於いて、業界をリードし続けてきたようなメーカーのことも「老舗」と呼ぶことがある。(本来の意味とは反するが、言葉の意味が広がって言ったことで、現在では一応、「老舗」として認識されている。)

この物語の2店舗は、少なくとも300年は続いていると言うことになっているので、「老舗」の条件の一つで「代々受け継がれている」ということは満たしているが、いがみ合いが激しいだけに、地元の人たちからどれだけ信用されているのか疑問もあるだけに、果たして「老舗」と言って良いのでしょうかねぇ???

英語では「Long-established Store」、ドイツ語では「Alteingeführter Laden」、フランス語では「Magasin Ancien」、イタリア語では「Negozio Lungo-Stabilito」、スペイン語では「Tienda Vieja」、ポルトガル語では「Loja Longo-Estabelecida」、中国語では「老舖子」と言う。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD

手拭いづくし―注染

手拭いづくし―注染

  • 作者: 大沢 美樹子
  • 出版社/メーカー: バナナブックス
  • 発売日: 2005/11/03
  • メディア: 単行本
ハイカラ手ぬぐい案内

ハイカラ手ぬぐい案内

  • 作者: 君野 倫子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2004/05/17
  • メディア: 単行本
手ぬぐい200%活用術 (NHKまる得マガジン)

手ぬぐい200%活用術 (NHKまる得マガジン)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2011/07/26
  • メディア: ムック
首の激痛が消える! 大病が治る!! 驚異のタオル整体 (TJ MOOK)

首の激痛が消える! 大病が治る!! 驚異のタオル整体 (TJ MOOK)

  • 作者: 加藤 光博
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/01/16
  • メディア: 大型本
基本からはじめるタオル、てぬぐいでつくる手ぬいの赤ちゃん服

基本からはじめるタオル、てぬぐいでつくる手ぬいの赤ちゃん服

  • 作者: 高橋 恵美子
  • 出版社/メーカー: 雄鶏社
  • 発売日: 2008/03
  • メディア: 大型本
東進 業務用タオル12枚組 ホワイト

東進 業務用タオル12枚組 ホワイト

  • 出版社/メーカー: 東進
  • メディア:
百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない (朝日新書)

百年続く企業の条件 老舗は変化を恐れない (朝日新書)

  • 作者: 帝国データバンク 史料館・産業調査部 編
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/09/11
  • メディア: 新書
老舗学の教科書

老舗学の教科書

  • 作者: 前川 洋一郎
  • 出版社/メーカー: 同友館
  • 発売日: 2011/02
  • メディア: 単行本
老舗企業の研究―100年企業に学ぶ伝統と革新

老舗企業の研究―100年企業に学ぶ伝統と革新

  • 作者: 横沢 利昌
  • 出版社/メーカー: 生産性出版
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本

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「ABBOTT AND COSTELLO MEET FRANKENSTEIN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1948年のアメリカ映画「凸凹フランケンシュタイン」である。日本での劇場公開は1954年12月であった。本作もアボットとコステロの人気コンビによる一連のコメディ作品「凸凹」シリーズの1本である。

作品データを記しておくと、時間は83分、白黒作品である。監督はチャールズ・T・バートン、脚本はロバート・リーズ、フレデリック・リナルド、ジョン・グラントの3人、撮影はチャールズ・ヴァン・エンジャー、音楽はフランク・スキナーである。そして出演は、バッド・アボット、ルー・コステロ、ロン・チェイニー・Jr.、ベラ・ルゴシ、レノア・オーバート、ジェーン・ランドルフ、グレン・ストレンジ、フランク・ファーガソン、チャールズ・ブラッドストリート、たちである。

鉄道の荷物係であるチックとウィルバア。2人はある日、ドラキュラとフランケンシュタインのいがいが入った籠をマクドゥガルの化物屋敷に配達した。しかし、ちょっとしたことから死体は逃走してしまった。そんな2人は、満月の夜に本性を現す狼男と言うロウレンス・タルボットという男と出会った。彼は、ドラキュラがフランケンシュタインに脳を提供するのを妨げるために、ヨーロッパからやってきたと2人に告げ、2人もそれに協力することになってしまう。仮面舞踏会の夜、ウィルバアはドラキュラに連れ出されてしまい、付近の島でその脳をフランケンシュタインに取られてしまった。ウィルバアの行方が分からないということで、チックと狼男(タルボット)はウィルバアを捜し始める。なんとかしてウィルバアを発見した2人だったが、ウィルバアは生贄にされようとしていた。そんな時、満月が昇ってきて、その光を受けたタルボットは狼男に変身した。そしてドラキュラに立ち向かって行き、一緒に影から落ちてしまった。チックはウィルバアを助け出して逃げようとする。フランケンシュタインが2人を追って来るのでボートに逃げ込んていく。フランケンシュタインも追ってくるものの、遂に力尽きてしまい、チックとウィルバアは何とか無事に助かったのだった...

往年の怪奇映画でお馴染みのキャスティングがされているなど、遊び心もあるコメディ作品である。コメディ作品になっているため、特にドラキュラ、フランケンシュタイン、狼男というモンスターも全く怖く感じることはない。(「怪物くん」に登場するこの3人のモンスターと同類である。)

モンスターたちもドタバタ・コメディにかかればこうなってしまうのかということになるが、時にはこういうモンスターも悪くないでしょう。兎に角、色々と考えることなく、笑って楽しむということができますからね...

 

↓日本版のビデオです。

凸凹フランケンシュタインの巻 [VHS]

  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • メディア: VHS

 

↓輸入版のビデオです。

Abbott & Costello: Meet Frankenstein [VHS] [Import]

Abbott & Costello: Meet Frankenstein [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Universal Studios
  • メディア: VHS

Abbott & Costello Meet Frankenstein [VHS] [Import]

Abbott & Costello Meet Frankenstein [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: Universal Studios
  • メディア: VHS

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「AFRICA SCREAMS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1949年のアメリカ映画「凸凹猛獣狩」である。日本での劇場公開は1953年1月であった。また、後にビデオ化された時に、「喜劇王アボット&コステロの凸凹探検家」という別タイトルになっている。本作は、ラジオの時代からの人気コンビであるアボットとコステロのコンビニよる一連のコメディ作品「凸凹」シリーズの1本である。

作品データを記しておくと、時間は79分、白黒作品である。原作はアール・ボールドウィン、監督はチャールズ・T・バートン、脚本はアール・ボールドウィン、撮影はチャールズ・バン・エンガー、音楽はウォルター・シューマンである。そして出演は、バッド・アボット、ルー・コステロ、ヒラリー・ブルック、クライド・ビーティ、マックス・ベア、バディ・ベア、フランク・バック、シェンプ・ハワード、ジョー・ベッサー、たちである。

ニューヨークのデパートに勤めているスタンリー。彼は大変な臆病者な書籍売り場で働いている男であった。ある日、売り場にやってきたダイアナに、同僚のバスがちょっとした嘘をついたことから、スタンリーは猛獣狩りの大家であり、アフリカ奥地に非常に詳しいということになってしまった。そして、ダイアナたちがアフリカに行って、あるお宝を探すのに一緒に行かなければならないことになってしまった。ダイアナたちは、原住民が持っていると伝えられているダイヤモンドを探していたのだが、バスが偶然にもそのダイヤを発見してしまい、それをこっそりとある木の根元に埋てしまった。一方、スタンリーは、罠に掛かったゴリラをひょんなことから逃がしてしまった。逃げたゴリラは、そのお礼とばかりに、バズが埋めたダイヤを掘り出し、それをスタンリーに届けようとすることから、ゴリラが襲ってきたと一同は大慌て。逃げ惑う一同は身の危険を感じてアフリカを離れてニューヨークに逃げ帰っていくが、スタンリーだけは現地に取り残されてしまった。数年後、ニューヨークにスタンリーの豪華なビルが完成した。スタンリーは大富豪になり、バスはそのビルのエレベータ・ボーイとして雇われていた。そして、そのビルには、スタンリーが逃がしたゴリラが大事に養われていた...

アボット&コステロのコンビによるドタバタ・コメディであって、コントのようなギャグやお約束のドタバタがあるというように、コメディ作品としては(それなりに)十分楽しめる作品である。映像の方は60年以上も昔の作品であるために、それなりの所があるものの、ギャグと笑いに関しては、ベタ過ぎるところがかえって新鮮にも感じられる。往年のコメディ作品も時には宜しいかと...

 

↓日本版はビデオです。

凸凹猛獣狩り [DVD]

  • 出版社/メーカー: PSG
  • メディア: DVD

 

↓輸入版のDVDは「リージョンコード:1」です。

Africa Screams [DVD] [Import]

Africa Screams [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: United Artists
  • メディア: DVD

Africa Screams

Africa Screams

  • 出版社/メーカー:
  • メディア: DVD


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WAR『ALL DAY MUSIC』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1971年に発表された彼らの4枚目のスタジオ・アルバムであり、かつ、彼らの黄金期を迎えることになったアルバムである。(彼らのアルバムの中で最初にゴールドディスクとなったアルバムである。)デビュー・アルバムが全米TOP 20入りを果たすヒットとなったものの、2nd.と3rd.は伸び悩むことになった彼らであるが、4th.アルバムとなる本作でその殻を破り、本作からファンキーなそのサウンドで時代をリードしていくことになった。チャート成績はBillboardで最高位16位、R&Bチャートでは最高位6位を記録し、1972年の年間アルバム・チャートでは11位にランクインしている。(最高位よりも年間順位の方が高いのはロングヒットになったからであるが、こういうのは珍しいことである。)

収録曲は以下の全7曲である。『All Day Music』『Get Down』『That's What Love Will Do』『There Must Be A Reason』『Nappy Head (Theme From 'Ghetto Man')』『Slippin' Into Darkness』『Baby Brother』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルが『All Day Music』(B面は『Get Down』)か゜ヒットし、2nd.シングルの『Slippin' Into Darkness』(B面は『Nappy Head』)はBillboardで最高位16位を記録して、1972年の年間シングル・チャートでは23位にランクインしている。

お薦め曲は、彼らの代表曲の一つになっているヒット・シングルの『Slippin' Into Darkness』、そして『All Day Music』、それ以外からは『Get Down』と『Nappy Head (Theme From 'Ghetto Man')』をピックアップしておく。

曲数は7曲であるが、7分を超える曲が3曲、6分台の曲も1曲あるため、時間は40分を超えているので、「不景気レコード」ではなく、たっぷりとファンキーなサウンドを堪能出来るものである。(ただ、2008年に再発した時に、ボーナス・トラックの追加がなかったところは不満点の一つである。)

サウンドの方は'70'sらしいファンキーなものである。少し時代を感じてしまう所があるのだが、現在ではその部分が'70'sということを伝える魅力にもなっている。ゴールドCDとしてもリリースされたこともある本作は、'70'sのファンキー・サウンドを知る上でも名盤であるだけに、じっくりと楽しんで堪能しましょう!

 

All Day Music

All Day Music

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Avenue Records
  • 発売日: 2008/05/06
  • メディア: CD

↓ゴールドCDはこちら

All Day Music

All Day Music

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A-Street
  • 発売日: 1995/03/21
  • メディア: CD


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ケータイ刑事銭形零24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形零」の第24話(2nd.11話)「小学生検事VS銭形零 ~数学王選手権大会殺人事件」の「裏ネタ編」の3回目の増補となる今回は、それぞれの出場者の特技である事柄から、「暗算」について、「電卓」について、「そろばん」について、そしてそろばんの使い方として出てきた事柄である「スケボー」についてと「マッサージ」について記します。尚、「暗算」は「・21話(2nd.8話)[裏ネタ編]PART 3」で、「電卓」と「そろばん」は「零・1話[裏ネタ編]PART 6」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(BS-i(当時)の再放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/8付です。)

暗算」:筆算、珠算、電卓、計算機などの方法を用いることなく、頭の中で計算することをいう。尚、計算の種類(四則演算)の種類に関係なく、頭の中で行う計算は全て「暗算」と呼ばれる。特に簡単な桁数の少ない計算や、釣り銭計算などの加算や減算などは誰でも普段から行っていることでしょうね。(電卓を使った方が時間的にも遅いですし...)

また、九九を暗記していると、乗算や除算も容易に出来るようになる。(但し、乗除算の場合は桁数が少ない範囲で、2、3桁というのが一般的ですね。)

尚、そろばんを学んでいると、暗算をする際、そろばんを思い浮かべて頭の中で計算することで、数桁の四則演算であれば暗算で出来るようになる。

九九を暗記するのは、現在では小学校で当たり前であるが、更に、11から20ぐらいまでの自乗も頭に入れておくと、やはり暗算をする場合、役に立ちます。(ちなみに、11から20の自乗は、順に121、144、169、196、225、256、289、324、361、400、である。→二桁の乗算を暗記しておくべきとは思わないが、自乗に関してはこれぐらいの範囲は暗記しておくべきである。)→国によっては、20までの九九を暗記させるように教育しているところもある。

最近では電卓を使うのが当たり前のようになっているが、簡単な四則演算であれば暗算で出来る用にしておくべきである。また、これはボケ防止にも役立つと言うことが分かっているので、日頃からちょっとした計算(買い物の時の合計額や釣り銭の計算)程度は暗算でやりましょう。

英語では「Mental Arithmetic」、ドイツ語では「Geistiges Rechnen」、フランス語では「Arithmétique Mentale」、イタリア語では「Aritmetica Mentale」、スペイン語では「Aritmética Mental」、ポルトガル語では「Aritmética Mental」、中国語では「心算」と言う。

電卓」:「電子卓上計算機」というのが正式名称であって、「電卓」とはその略称であるのだが、1979年にJIS規格が「電子卓上計算機」のことを略称である「電卓」という名称を正式名称として採用したため、現在では普通名詞となっている。(「電子卓上計算機」とは言わなのが普通である。)

電子回路によって四則計算をはじめとする各種計算を行い、その計算結果を表示部に表示する小形の計算装置である。また「卓上」という言葉があるように、机の上に置いて使うのに適した大きさの小型の計算機という意味でもある。かつては文庫本や新書本程度の大きさがあるのが当たり前だったため、名称に「卓上」という言葉が入っていて、それが定着したものである。しかし、技術の発展(特にICの技術と表示装置(液晶)の技術の発展が大きい。)によって小型化が進み、カード・サイズの電卓が登場し、更には腕時計、時計、携帯電話にもこの機能が組み込まれるようになり、とても「卓上」とは言えないような小さなものまで生まれている。(しかし、手入力のためのボタンが小さいと使いにくい、表示部も小さくすると計算結果が見にくい、ということもあって、一時期の小型化競争から脱却し、ある程度の大きさのものが現在は主流となっている。→再び「卓上」という言葉に相応しい程度の大きさに戻って来た。

「電卓」には簡単な計算だけできるものから、高度な計算までが可能というものまである。最も基本的な電卓は、四則演算と平方根、百分率の計算機能を持っていて、計算結果の表示は8桁というのが標準的である。(どんな電卓でも、これぐらいの機能を有しており、必要最小限と言うことが出来る。)それをベースにして、様々な計算が出来るように機能拡張された電卓があって、それが付加価値となっている。尚、付加価値としては計算出来る関数が多いというだけでなく、1度のキー操作で「00」や「000」の入力が可能な入力キーを持っているもの、表示桁数が10桁、または12桁になっているものもある。一方、計算出来る関数としては、簡単な範囲では消費税計算ができるもの、三角関数、対数、指数計算、物理や工学計算機能が出来るものなどがある。また、そういうものは、計算結果が8桁を越えると有効数字が8~10桁ぐらいの間で指数表示を行うのが基本となっていて、最大で99桁までの計算が可能になっているものが一般的である。(「関数電卓」と呼ばれている。)

更には、計算式をユーザーでプログラムすることが可能なもの、グラフ表示が可能なものなどもある。(これらの「関数電卓」と呼ばれている。)また、最近では工学表示に対応した機能として、計算結果を「K」「M」「G」「T」「P」「E」「m」「μ」「n」「p」「f」という単位を用いて表示することが可能なものもある。(例えば、「1/2」を計算すると「500m」と表示される。)

「電卓」の歴史は1962年にイギリスで登場したのが最初である。日本には1964年に入って来た。尚、当時の電卓は真空管を使って回路を組んでいたため、かなり大きなものであって、「電子計算機」であって「電子卓上計算機」とは呼べるような代物ではなかった。(何せ、家一軒分ほどの大きさになったのですから...)が、真空管がトランジスターに置き換わるようになった1970年代には急速に小形になり、更にICが使われるようになって、一段と小型化が進んでいき、このころになって「卓上」という言葉がピッタリというサイズにまで小さくなった。

「電卓」の開発の歴史は、ICの開発競争の歴史でもあって、それが「電卓の小型化競争」、「液晶ディスプレイの開発」の歴史ともリンクしている。正に電卓は、現在の産業の基本となるテクノロジーが詰まった最先端技術として、1970年代には熾烈な開発競争が行われていたものである。そしてICの開発競争からLSIへと進化し、マイクロ・プロセッサの開発の礎となったことから、ある意味では電卓の発展がパソコンを生み出したと言っても過言ではない。

一方、電源の方も、当初はAC電源を使用していたが、電池が電源として用いられるようになって低消費電力化が進んでいくことになる。そして、ICの発展で電卓が小さくなっていくとボタン電池が使われるようになり、更に小型化を進めることになり、カード・サイズの電卓を生み出した。更には太陽電池を搭載したものが登場し、これは太陽電池パネルの開発の基礎にもなった。(日光ではなく、室内照明の光で十分な電力が得られるほど、省電力化も進んでいる。)

現在、「電卓」は余りにも身近な存在であるため、「たかが電卓」と思われてしまうのだが、「電卓」の開発競争があったために今日の電子回路技術に必要な技術(開発当時はいずれもが最先端技術である)が生まれ、それが今日のエレクトロニクス産業の基本になっている。つまり、「電卓」が無かったら、今日のエレクトロニクス技術は10年以上遅れていた、とも言われるように、それだけの技術の結晶である。しかし、「電卓」の功罪としては、暗算能力の低下という問題を生み出したのもまた事実である。ちょっとした四則計算であれば、電卓を使わないで暗算でやってしまいましょう。

英語では「Calculator」、ドイツ語では「Taschenrechner」、フランス語では「Calculatrice」、イタリア語では「Calcolatrice」、スペイン語とポルトガル語では「Calculadora」と言うが、現在では「Dentaku」と言っても通じるようになっている。また、中国語では「計算器」という。

そろばん」:漢字で記すと「算盤」または「十露盤」と表記する。計算器の一つであって、古くから中国や日本で使われてきた道具である。構造は、横長の箱の横方向に梁を設け、これを貫く形で縦方向に多数の串を渡し、それぞれの串には5個~7個の珠を貫く構成となっている。梁上には1個または2個の珠を設け、これは1個の珠で数字の「5」を表している。また、梁下には4個または5個の珠を設け、1個の珠は数字の「1」を表している。そして、珠を上下に動かすことで加減乗除の計算を行う。

起源は宗から元の時代の中国という説と、古代バビロニアという説とがある。また、中米のアステカにも存在することから、そちらという説もある。(要するに、起源についてははっきりしていないということである。また、それらの土地は当時に交流があった訳ではないので、人間の考え出した道具としては同じような発想をしているということを示していると言うことにもなる。)尚、日本には室町時代の末期に伝来したとされている。

昔は「読み書きそろばん」と言われたように、そろばんは基本的な学問の一つとされていた。小学校でもそろばんの授業が必須であったという時代があった。しかし、電卓の普及によって、次第に取って代わられるようになり、現在では「そろばん」は殆ど使われなくなった。しかし、「10進法」の概念を説明するのには「そろばん」は都合が良く、教材としては現在でも生き残っている。また、実際にそろばんを使わなくても、頭の中でそろばんを思い浮かべて暗算することで、暗算を早く行うことが出来るとされていて、小学生の習い事の一つとしては現在でも広く行われている。

また、そろばんを使うことで手先を素早くこまめに動かすことになり、これが能の発育に良いとされ、近年では見直されている。→考えてみれば、電卓は電池が無ければ「唯の箱」にしかすぎないが、そろばんは電池は不要で使えますし...

英語とオランダ語では「Abacus」、ドイツ語では「Abakus」、フランス語では「Boulier」、イタリア語では「Abaco」、スペイン語とポルトガル語では「Ábaco」、中国語では「算盤」と言う。

スケボー」:「スケートボード」の省略した言い方である。スポーツ用具の一つであって、平地や斜面、専用バンクなどをこれに乗って滑走するものである。人が乗るため、それなりの大きさがあって、板(「ブランクス」という)の長さは75cm程度が一般的になっている。そして、その板の下には前後に二輪ずつ、合計で4つの車輪(「ウィール」と言う)が付いている。(四輪であるため、転ぶことなく安定している。)

元々は、マリンスポーツであるサーフィンを陸上で練習するために作られたものが始まりであって、20世紀初頭のアメリカが起源である。それがサーフィンとは異なるものと認識されるようになるのは戦後になってである。特に1960年代に、アメリカ・西海岸でブームになり、それが日本や欧州にひろがっていくことになった。新しいスポーツとして認識されるようになるのは'70年代になってからであって、広く普及するようになる。そして競技会なども行われるようになる。

日本では1982年になって日本スケートボード協会が設立されているが、'80年代には完全に都市型スポーツの一つとして定着するようになった。

英語、ドイツ語、イタリア語では「Skateboard」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Planche à Roulettes」、スペイン語では「Monopatín」、ポルトガル語では「Skate」、中国語では「滑板」と言う。

言うまでもなく、スケートボードはスケートボードであって、そろばんはスケートボードの変わりにはなりません。

マッサージ」:手によって、または特殊な器械を用いて、身体を擦り、揉み、叩きなどによって血行をよくする治療法の一つである。これによって静脈系血液循環を良くすることで、血流をよくして疲労改善、筋肉の機能を高める、体内循環を良くするなどを行い、身体の緊張をほぐすものである。

世界的にも古くから行われているものであって、多少の違いがあるものの、手で身体を揉む、叩くなどの方法はほぼ同じである。(やり方、その時に一緒に使用するもの等には違いがある。)

日本では昔は「按摩」と呼ばれているものであって、同時に鍼灸治療という治療方法としても確立していた。

現在では、疲労回復、リラックスなどの他にも美容、健康維持のためにも行われていて、広く行われている。(肩こりなどの歳には誰でも簡単なこれを行っていますよね...)

英語、ドイツ語、フランス語では「Massage」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Massoterapia」、スペイン語では「Masaje」、ポルトガル語では「Massagem」、中国語では「按摩」と言う。

 

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暗算の達人

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脳をきたえる 絵でわかる そろばん式暗算ドリル

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毒姫とわたし#15 [ドラマ]

第3週は「昼ドラ」らしいことが次々と出てきたものの、本作が持っていた軽快感が無くなってしまい、展開としては今一つということで、歯切れの悪さを感じた一週間でした。また、小麦と美姫に関係する人物が次々と悪役的なポジションとなる所を見せていて、第2週までの悪役的なポジションにいたキャラがおとなしくなってしまったのも残念でした。

美姫の前に、母と名乗る女・春江が現れた。「おばはん」と言って、悪態をついていた美姫だったが、小麦のマンションで一緒に暮らすということなる。

結果的に、美姫が君嶋家から出ていく形になり、エリカの母・みやびはしめしめと言った所であったが、エリカとの間では完全に溝が出来てしまう。

一方、鐵屋は、母・佳子の策略で、仕事は嫁を貰うこととして、打合せと称して次々と見合いをさせられる。相手に失礼になるということで、見合いはするが、全て断り、小麦と結婚するという哲也。小麦の会社の後輩たちは哲也が見知らぬ女と2人きりで合っていたことを小麦に告げ、小麦は気にならないつもりでいたが、仕事中に哲也が見知らぬ女といっしょだったことを見てしまったことで、気が気でなくなった。

春江のことを「おばはん」と読んでいた美姫だったが、小麦の言葉の策略もあって、ついに「おかん」と言うようになった。が、その春江にある1本の電話が入る。それは友樹からの電話であって、春江は美姫の母ではなく、手術をしなければならない娘・桜子のために、美姫に近づいたのだった。そしてその黒幕が友樹だった...

既に、美姫に対して敵対心一杯のみやび、腹黒さを感じさせる作家の美園など、美姫の周囲のキャラがダークな一面を次々と出すようになったが、更に友樹も腹黒さを出したということで、次々と小麦と美姫の周囲の人間が正体を現していった第3週と思えば、それなりの物語であるのだが、ドロドロとした人間関係を出そうとしているのが見え見えであって、普通の「昼ドラ」になってしまったことを象徴する展開で、面白さも半減でした。(完全に「中だるみ」となってしまった...)

一応、小麦と美姫という2人の主人公に対しては、「試練」と言う言葉で片付けられそうな安っぽい展開となってしまったが、「中だるみ」と言ってしまえばこんなところですかね...

小麦と美姫のやりとりだけは、テンポの良さがたっぷりと感じられただけに、中心人物に関しては悪くないのだが、「昼ドラ」という殻から出ることが出来なかったようで...

ただ今回は、久しぶりに黒川芽以さんの泣きの演技が見られたということでよしとしましょうか...(泣きの演技派相変わらず芸術的な上手さがありますね。)

 

毒姫とわたし (リンダブックス)

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  • 発売日: 2011/08
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ケータイ刑事銭形海5話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形海」の第5話「本家VS元祖、女将の戦い! ~フグ毒殺人事件」の裏ネタ編・増補の3回目となる今回は、2つの店に歴史上の人物のサイン色紙があったことから「色紙」について、ちゃんはそれがニセモノであると言ったが、その根拠となった「サインペン」について、「西暦」について、そしてそれぞれの色紙の名前の人物である「8代将軍吉宗」と「水戸のご老公」について記します。尚、「色紙」は「・10話[裏ネタ編]PART 4」で、「8代将軍吉宗」は「・5話[裏ネタ編]」で、「水戸のご老公」は「・16話(2nd.3話)[裏ネタ編]PART 10」で「水戸黄門」として記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/5/4付です。

色紙」:「しきし」と読む。和歌や俳句、絵などを記すための方形の厚紙のことである。金や銀の砂子(金箔、または銀箔の粉末)を吹き付けた飾りが施されていたり、五色模様が施されているのが普通である。そのため、単なる厚紙とは異なっていて、何かが記された色紙は飾ることが前提となっているものである。

尚、色紙には、和歌や俳句を記すものは長方形、絵を記すものは正方形のものが多い。(正方形に近い長方形のものもある。)また、正方形のものは寄せ書きに使用したり、有名人(芸能人やスポーツ選手など)のサインを記すのに用いられている。そのため、正方形の色紙のことを「サイン色紙」ということもある。→現在では方形の色紙はこの用途が一般的になっている。

英語では一語では該当する言葉が無いため、「A Square Piece of Thick Paper」と言ったり、用途から「Signature Paper」と言うように、その物自体を説明する言い方がされている。また、これは他の言語でも近いものがある。→世界的に日本の「色紙」が普及すると「Shikishi」という言い方になるかもしれませんね。また、ドイツ語では「Signature Papier」、フランス語では「Signature a le Papier」、イタリア語では「Firma Carta」、スペイン語では「Firma el Papel」、ポルトガル語では「Assinatura Papel」、中国語では「簽字紙」と言う。

尚、「色紙」は「いろがみ」と読む場合もあるが、この時は「しきし」とは全く別のものになる。英語では「Colored Paper」と言うことになり、色のついた紙(「白」も「白色」という色が付いていると考えるため、白の色紙も存在する。)、色染めされた紙、折り紙などに用いる正方形の色の付いた正方形の紙のことを指すことになる。

但し、古語では「色紙」を「しきし」と読んでいて、「色の付いた紙」のことを指していた(厚紙ではなく、普通の和紙である)ことから、色のついた和紙のことを「色紙(いろがみ)」という言い方は現在でも残っている。

サインペン」:筆記具の一つであって、水性インクを用いたフェルトペンの一つである。元々は大日本文具(現在のぺんてる)の登録商標であったが、現在は普通名詞化している。(「ウォークマン」などと同様である。)そのため、ぺんてる以外のメーカーの「サインペン」も市販されている。

尚、「サインペン」は和製英語であって、「Sign Pen」という英語は存在しない。

「フェルトペン」は、フェルトを芯軸とした筆記用具デアリ、インクはフェルトに浸してある。そして芯軸を通してペン先にインクが伝わっていくが、この時に毛細管現象を利用している。(毛細管現象を利用しているため、ペン先を上にしてもインクが掠れることなく筆記することが可能である。また、無重力空間であっても問題無く筆記が可能である。)

フェルトにインクを浸したペンとして最初に発売されたものは油性インクを使ったものであったが、油性インクでは紙に裏写りをするという欠点があった。「サインペン」はその改良のために水性インクを用いたものであって、1963年に発売された。当初は余り売れなかったが、これが当時のアメリカ大統領・ジョンソンが気に入り大量発注をしたことから人気に火が付いて、アメリカで一気に売れるようになった。そして日本でも注目されることになって、売れていくようになった。

尚、現在ではインクの改良もあって、油性のサインペンも存在するが、「サインペン」というと発売の歴史を紐解くと水性インクである。

英語では「Felt Pen」、ドイツ語では「Filzstift」、フランス語では「Feutre」、イタリア語では「Penna di Feltro-Punta」、スペイン語では「Pluma del Fieltro-Punta」、ポルトガル語では「Caneta sentida」、中国語では「尖頭萬能筆」という。

西暦」:西洋式の暦のことである。(これの略語でもある。)イエス・キリストが誕生したとされる年を紀元元年とした紀年法である。そのため、「キリスト紀元」と言う言い方や「西洋紀元」という言い方もある。

これが生まれたのは6世紀になってからであって、シリアのディオニュシウスがイエス・キリストの生年を推定算出して定めたものである。但し、彼が算出した年と、イエス・キリストの実際の生年との間にはズレがあって、紀元前4年よりも前ということが分かっている。(現在では紀元前4年説が有力となっているが、紀元前4~7年の間とされている。)

西暦が実際に使用されたのは「西暦532年」からである。(それ以前の531年より昔は、既に終了している年代であって、音から設定されたものであって、実際に「西暦○年」という形で使われたことはない。)しかし、西暦は直ぐに広く普及した訳ではなく、8世紀末のカール大帝の時代になってから普及するようになったものである。しかし、それでもまだ一部での使用であって、ヨーロッパで一般的になったのは15世紀になってからである。

日本では、1873年の太陽暦採用の時から使用されるようになったが、一般的に普及したのは戦後になってからである。しかし、国の公文書では現在でも和暦を用いたものが正式のものとされていて、国際時代に合っていないと指摘されている。(特許庁は、特許、商標などの採番体系のみは、2000年以後は西暦を用いるように変更されたが、出願日をはじめとする日付のデータに関しては現在でも和暦との併用になっている。)

ラテン語で「Anno Domini」と言い、英語でも「Anno Domini」いう。また、この頭文字を取って「A.D.」という言い方が世界で普及している。また、ドイツ語では「Nach Christus」、フランス語では「Despues de Cristo」と言うが、ラテン語の「Anno Domini」という言い方でも通じる。尚、中国語では「公元」と言う。

8代将軍吉宗」:言うまでもなく、江戸幕府の第8代将軍の徳川吉宗のことである。(ちなみに「8代将軍」ということで記しておくと、鎌倉幕府8代将軍は久明親王(名目だけの将軍であって、実験は全くなく、幕府は北条貞時が実権を握っていた。)、室町幕府8代将軍は足利義政(将軍としてよりも銀閣寺などの東山文化で有名である。)である。)

生まれは1684年、没したのは1751年である。紀州藩の第2代藩主・徳川光貞の四男として生まれ、父と2人の兄の死後、紀州藩主を継いで、22歳の若さで第5代藩主となる。この時から名前を「吉宗」とした。当時の紀州藩は財政が傾いていたが、その中で改革を進めていって、紀州藩の財政の再建に努めて成果を挙げた。

そんな中、1716年に第7代将軍・徳川家継が亡くなったことで、31歳にして江戸幕府の第8代将軍に就任した。将軍になってからは、「享保の改革」と言われる一連の改革を行い、様々な政策は有名であり、質素で倹約に努める幕府改革、新田開発、目安箱の設置などは余りにも有名である。

また、TVドラマでも色々と登場していて、生涯を描いた大河ドラマ「八大将軍吉宗」があるが、それよりも「暴れん坊将軍」の方が有名である。

この物語でのニセモノのサインとして「八代将軍徳川吉宗」とあったが、こういう表記は将軍に就任していこうということになるので、どんなに早くても1716年(=享保元年)以後ということになる。則ち、相手が「1699年」と(インチキであるものの)水戸黄門の色紙を飾ったのであれば、この表記では(こちらもインチキであるものの)どんなに考えても17年は遅いことになってしまうだけに、もう少し考えないとイケナイですね。(が、年号を記さなかったのは、どっちが先なのかを隠すことになるだけに、作戦としては悪くはないのですが...→歴史好きの人には一発で見抜かれますが...)

水戸のご老公」:言うまでもなく、水戸藩の第2代藩主である水戸光圀(みと・みつくに)のことである。「水戸黄門」という別名で親しまれている彼は、江戸幕府を開いた徳川家康の孫であって、1628年に水戸藩の初代藩主・徳川頼房の三男として生まれ、1701年に(数えの)73歳で亡くなっている。尚、水戸藩の第2代藩主となったのは1661年で、34歳の時であった。

名前に関して、「水戸光国」と表記されることもあるが、元服してから1679年(52歳の時)に改名するまでは「光国」という漢字を名前としていて、1679年に「光圀」に改名しているので、どちらも間違いではない。(但し、改名後、亡くなるまでの間は「光圀」という漢字を使用していたため、一般的には「光圀」と表記されている。)

藩主としては、文化事業に力を入れ、「大日本史」の編纂に着手したことで知られている。(但し、「大日本史」が完成したのは光圀の死後であって、水戸藩の事業として代々受け継がれていき、明治になった1901年に、約250年という時間がかかって完成した。)また、古典研究と文化財の保護という文化事業に力を入れ過ぎたことが、後の水戸藩の財政難の原因になったことも指摘されている。(藩の財政の1/3を「大日本史」に注ぎ込んだとされている。)また、寺社改革や殉死の禁止ということも行っている。

更に、快風丸という船を建造し、それに乗って蝦夷地の探検を行ったことでも知られている。更に晩年(5代将軍・綱吉の時代)には徳川家一門の長老として幕政に影響力を持った。

現在は「水戸黄門」として余りにも有名であるが、「水戸黄門」として有名になったのは江戸末期から明治になってからのことである。というのは、諸国を漫遊して世直しをするというあの物語が「水戸黄門漫遊記」として講談や歌舞伎の題材となり、それが人気を得たことで広く知られるようになったためである。尚、光圀は「大日本史」の編纂のために家臣を日本各地に派遣したと言われているが、自身が諸国漫遊の旅をしたという史実はない、とされている。但し、隠居したのが「西山荘」という事実も含まれている。(助さんと格さんは共に、モデルはいるが架空の人物である。そのモデルとなった佐々宗淳(佐々十竹(ささ・じっちく))、安積澹泊(あさか・たんぱく)が「大日本史」のために全国に史書を探求する旅を行い、その旅を元にして架空の漫遊旅行の物語として生まれたのが「水戸黄門漫遊記」である。)→フィクションが余りにも広く知られることになり、尾っぽや羽根が付いたということです。

また、雑学の知識として知っておいたらと思うエピソードとしては、彼は日本人として初めて「ラーメン」「餃子」「チーズ」「牛乳酒」「黒豆納豆」を食べた人物とされている。更に、新しい物好きという所を発揮していて、オランダ製の靴下(メリヤス足袋)を使用、ワインを愛飲した、朝鮮人参の育生とインコを育てている。

この物語でのニセモノのサインとして「副将軍 水戸光圀 1699.11.29」とあったが、年代的は光圀は生存しているものの、海ちゃんが言う通り、当時の日本では「西暦」というものは存在していないので、「1699」という数字は全く意味不明の数字でしかなく、「元禄11年(=1699年)」と表記するのが常識である。

 

ケータイ刑事 銭形海 DVD-BOX 1

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かなの色紙―短冊・色紙・扇面の手本集 (書道創作入門シリーズ (4))

  • 作者: 大貫 思水
  • 出版社/メーカー: 知道出版
  • 発売日: 1984/01
  • メディア: -
色紙ホルダー 色紙 10枚収納 ブルー

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  • 出版社/メーカー: ナカバヤシ
  • メディア: おもちゃ&ホビー
サイン用色紙 1枚売り

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  • 出版社/メーカー: 谷口松雄堂
  • メディア: おもちゃ&ホビー
三菱鉛筆 三菱水性サインペン リブ 黒

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  • 出版社/メーカー: 三菱鉛筆
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西暦はどうやって決まったか 大発見(5) (大発見) (集英社文庫―大発見)

西暦はどうやって決まったか 大発見(5) (大発見) (集英社文庫―大発見)

  • 作者: ダニエル・ブアスティン
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1991/11/20
  • メディア: 文庫
西暦はどのようにして生まれたのか

西暦はどのようにして生まれたのか

  • 作者: H. マイアー
  • 出版社/メーカー: 教文館
  • 発売日: 1999/09
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小説 徳川吉宗 (人物文庫)

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  • 作者: 童門 冬二
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 1997/02
  • メディア: 文庫
徳川吉宗―江戸時代中期 (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)

徳川吉宗―江戸時代中期 (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)

  • 作者: 小井土 繁
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/06
  • メディア: 単行本
水戸光圀 (山岡荘八歴史文庫)

水戸光圀 (山岡荘八歴史文庫)

  • 作者: 山岡 荘八
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1987/02/02
  • メディア: 文庫
水戸光圀語録―生きつづける合理的精神 (中公新書)

水戸光圀語録―生きつづける合理的精神 (中公新書)

  • 作者: 鈴木 一夫
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2002/05
  • メディア: 新書
徳川光圀―「黄門さま」で名高い水戸藩主 (日本史リブレット人)

徳川光圀―「黄門さま」で名高い水戸藩主 (日本史リブレット人)

  • 作者: 鈴木 暎一
  • 出版社/メーカー: 山川出版社
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 単行本

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